JPH01288239A - 採取血液の増加率を制御できる真空採血装置 - Google Patents

採取血液の増加率を制御できる真空採血装置

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JPH01288239A
JPH01288239A JP63118248A JP11824888A JPH01288239A JP H01288239 A JPH01288239 A JP H01288239A JP 63118248 A JP63118248 A JP 63118248A JP 11824888 A JP11824888 A JP 11824888A JP H01288239 A JPH01288239 A JP H01288239A
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blood collection
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は血液容器内に採血するための真空採血装置に関
する。
[従来の技術] 従来、特公昭51−3153号公報に記載される如くの
真空採血装置が提案されている。真空採血装置は真空ポ
ンプにより減圧されるとともに、血液容器がセットされ
る真空採血室を備え、真空採血室に生成される陰圧力に
より血液容器への採血を行なう。
ここで、真空採血室に生成されて血液容器に及ぶ陰圧力
は、血液容器に連なる採血針を介して供血者の血管に採
血吸引力として作用する。
[発明が解決しようとする課題] ところで、従来の真空採血装置にあっては、採血の開始
後、採血作業性を考慮して定めた所定の陰圧力を真空採
血室に可及的速やかに実現するように、真空配管に設け
た圧力制御弁の調整等により該陰圧レベルを制御するこ
ととしている。
しかしながら、上記の如く陰圧レベルを最終目標値に向
けて可及的速やかに減圧する場合には、■血管に及ぶ採
血吸引力があまりにも急激に変化し供血者の負担が過大
になるおそれがあり、また■採血針の針孔に生ずる大き
な吸引力が血管壁(特に供血者の血管が標準より細い場
合)を吸着し、針孔の閉塞により採血を困難ないしは不
能とし、結果として採血能率を損なうおそれがある。
本発明は、真空採血室に生成される陰圧力により血液容
器への採血を行なうに際し、供血者の負担を可及的に軽
減し、かつ採血能率を可及的に向上することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、真空ポンプにより減圧され
るとともに、血液容器がセットされる真空採血室を備え
、真空採血室に生成される陰圧力により血液容器への採
血を行なう真空採血装置において、血液容器への採血量
を測定する採血量測定手段と、採血量測定手段の測定結
果の増加率をその採血過程で制御する制御手段とを有し
てなるようにしたものである。
請求項2に記載の本発明は、前記制御手段が。
前記測定増加率が予め定めた設定増加率以上になるまで
、真空採血室の陰圧レベルを減圧制御し続けるようにし
たものである。
請求項3に記載の本発明は、前記制御手段が。
前記測定増加率が前記設定増加率に達した時の真空採血
室の陰圧レベルを維持するように該陰圧レベルを制御す
るようにしたものである。
請求項4に記載の本発明は、前記制御手段が、前記測定
増加率が前記設定増加率を維持するように真空採血室の
陰圧レベルを制御するようにしたものである。
請求項5に記載の本発明は、前記制御手段が、前記測定
増加率がもはや変化しない飽和増加率になるまで、真空
採血室の陰圧レベルを減圧制御し続けるようにしたもの
である。
請求項6に記載の本発明は、前記制御手段が、前記測定
増加率が前記飽和増加率に達した時の真空採血室の陰圧
レベルを維持するように該陰圧レベルを制御するように
したものである。
請求項7に記載の本発明は、前記制御手段が、前記測定
増加率が前記飽和増加率を維持するように真空採血室の
陰圧レベルを制御するようにしたものである。
請求項8に記載の本発明は、前記制御手段が、前記測定
増加率が採血時間の経過に対して予め定めた特定の増加
率パターンにて推移するように真空採血室の陰圧レベル
を制御するようにしたものである。
請求項9に記載の本発明は、前記制御手段が、真空採血
室の陰圧レベルを採血時間の経過に対して段階的に減圧
制御し、該陰圧レベルの各段階到達毎に前記測定増加率
を抽出するようにしたものである。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば、採血の開始後、血液
容器への採血量が測定され、制御手段は上記測定採血量
の増加率αをその採血過程で制御しながら採血を進行せ
しめる。したがって、■供血者の負担とならない血液増
加率αで採血できる。また、■採血量の増加率αを制御
量とするものであるから、該増加率が「採血針の針孔が
血管壁を吸着して閉塞状態となること」により正常レベ
ルより低減する異常状態に陥ることを回避でき、血管の
細い供血者についても採血の困難ないしは不能を招くこ
となく、採血能率を向上できる。
請求項2.3,4に記載の本発明によれば、血液増加率
αを予め適宜な設定増加率α0に設定することにより、
供血者の負担を軽減し、かつ採血能率を良好とする、適
正採血状態を実現できる。
請求項5.6.7に記載の本発明によれば、血液増加率
αの最終値を飽和増加率α腸a!とすることにより、採
血中間過程での供血者の負担を可及的に軽減する状態下
で、採血能率をよりよく向上できる。
請求項8に記載の本発明によれば、供血者の負担軽減と
採血能率の向上を考慮して定めた特定の増加率パターン
にて採血を進めることができる。
このことは、例えば第7図に示す如くの増加率パターン
の採用により、■経過時間t!までの採血初期段階では
緩やかな増加パターンにより、供血者の負担を軽減し、
かっ溶血の発生を防止し、■経過時間t!以後の採血終
期段階では緩やかな低減パターンにより採血量の採取精
度を向上できる。
請求項9に記載の本発明によれば、実際に生ずる血液増
加率αが採血の進行とともに急変してしまうことがなく
、前述したとおりの増加率αの制御を安定的に実行でき
る。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例に係る採血装置を示す正面図
、第2図は第1図の要部を破断して示す側面図、第3図
は!@1図の平面図、第4図は第1図の要部を破断して
示す平面図、第5図は真空回路図、第6図は制御ブロッ
ク図、第7図は血液増加率パターンの一例を示す模式図
である。
採血装置10は、第1図〜第4図に示す如く、ハウジン
グ11の正面に表示パネル12を備え、ハウジング11
の内部に真空採血室13を形成している。14は採血室
13の開閉蓋、15は蓋14のヒンジ、16は採血室1
3を密封するための封止ゴムである。14Aは蓋14の
把手である。また、採血装置10はハウジング11の下
部に真空ポンプ17、および制御装置18を内蔵してい
る。
採血装置lOの真空採血室13は、真空ポンプ17の吸
気口17Aに連通されて減圧可能とされるとともに、ポ
リ塩化ビニル等からなる血液バッグ(血液容器)lを支
持するバッグ受皿19を備えている。採血装置10は、
真空採血室13を減圧する状態下で、バッグ受皿19に
支持される血液バッグlに所定の陰圧力を及ぼし採血す
る。この時、採血装置10は、バッグ受皿19を揺動し
て血液バッグlに予め装填しであるヘパリン等の抗凝固
剤と血液とを撹拌するとともに、血液バッグlの重量を
測定することにより採血量を測定する。
採血装置10における上述のバッグ受皿19を揺動する
構造、および血液バッグ1の重量を測定する構造は以下
のとおりである。
まず、真空採血室13の底部には架台2oが設置され、
この架台20には支軸21を介して回動自在となる揺動
フレーム22が支持されている。
また、架台20には揺動モータ23が固定され、かつ揺
動モータ23により駆動される原動軸24が支持されて
いる。25.26は歯付プーリー、27は歯付ベルトで
ある。原動軸24の一端にはクランク車28が固定され
、このクランク車28の回転半径上にはリンク29の一
端が連結され、リンク29の他端は上記揺動フレーム2
2と一体の連結片30に連結されている。
他方、揺動フレーム22の上面には一対の秤取付ブロッ
ク31が固定され、両取付ブロック31の端部に架は渡
される支持プレート32には秤(採血量測定手段)33
が片持支持される。秤33は上面の2位置および下面の
2位置のそれぞれに貼付けられてホイートストンブリッ
ジ回路を形成する重量センサとしての歪ゲージ34を備
え、秤33の先端部には計量台35、受板36を介して
前述のバッグ受皿19が固定されている。
37は秤33の左右の振れを防止するストッパ、38は
重量センサ増幅ユニットである。
すなわち、採血装置10は、揺動モータ23の作動によ
り原動軸24、クランク車28を回転し、これによって
揺動フレーム22を揺動し、揺動フレーム22に秤33
を介して支持されているバッグ受皿19を揺動すること
となる。また、採血装置10は、揺動フレーム22に取
付ブロック31、支持プレート32を介して片持支持さ
れている秤33にバッグ受皿19を支持しており、この
秤33のたわみ変形により血液バッグlの重量を測定し
、ひいては採血量を測定する。
なお、採血装置10は、原動軸24の他端に設けられる
検出カム39の回転位置を光センサ40により検出し、
これによって揺動モータ23を駆動制御し、上記バッグ
受皿19を最下降点(下死点)にて−時停止させてこれ
を一定の姿勢条件下に保持する状態下で、上述の如く血
液バッグlの重量を測定することとしている。
採血装置lOは、第5図に示す如く、真空ポンプ17の
吸気口17Aと真空採血室13とを真空配管41にて連
結し、真空配管41の中間部に、排気ソレノイド42の
オンにより閉じられ、排気ソレノイド42のオフにより
重力で開く排気バルブ43を備えている。採血装置lO
は、真空ポンプ17の駆動により真空採血室13に陰圧
力(真空度)を形成し、採血終了時には排気バルブ43
を開くことにより真空採血室13を大気解放させる。
採血装置10は、ハウジング11の正面側の上部におい
て、真空採血室13に隣接する部分にチューブホルダ4
4を備え、真空採血室13に収容した血液バッグlに連
なる採血チューブ2を引出し可能としている。チューブ
ホルダ44は、チューブクランプソレノイド45により
駆動されるチューブクランプ(採血停止手段)46を備
え、チューブクランプ46は、採血チューブ2を挟圧閉
止して血液バッグlへの採血動作を停止させる。47は
チューブクランプ46のクランプ解除ボタン、48は緊
急時にチューブクランプ46を作動させるクランプボタ
ンである。
採血量M10の表示パネル12は、採血量/真空度切換
表示ランプ49、採血量/真空度切換スイッチ50,4
00■交7200s文切換表示ランプ51 、400■
L;L/200層文切換スイッチ52.停止スイッチ5
3、開始スイッチ54、使用バッグ表示ランプ55、使
用バッグ切換スイッチ56.採血!/真空度表示部57
を備える。なお、採血装置10は、ハウジング11の正
面下部に電源スイッチ58.ヒユーズホルダ59を備え
、ハウジング11の背面下部に電源コネクタ60を備え
る。
次に、採血装置10の制御装置工8について説明する。
制御装置18は、第6図に示す如く、主として主制御回
路61、駆動回路621表示回路63から構成されてい
る。なお、64は電源ユニットである。
主制御回路61は、CPU(中央処理装置)[装置10
の一連の動作のための制御プログラムが書込まれるメモ
リを含むもの165、メモリ(記憶手段)66、入出力
制御部67、LED(発光ダイオード)ドライブ回路6
8、ブザー69、フェイルセーフ回路70を有する。な
お、入出力制御部67には、バッグ受皿19の揺動位置
を検出する前述の光センサ40、血液バッグ1からの漏
血を検出する波面センサ71の各検出信号が転送される
ようになっている。
上記メモIJ 86 ハE A −ROM 、 E E
 P −ROM等の不揮発性メモリからなり、記憶デー
タを書換え読出しでき、かつ電源電圧の印加がなくても
記憶データを保持できる。このメモリ66の記憶データ
としては、■真空採血室13に生成する陰圧力、■血液
バッグ1への設定様1E■採血完了後におけるバッグ受
皿19の揺動延長時間、■設定血液増加率等がある。
上記ブザー69は■採血完了、■真空採血室13に形成
される陰圧力のエラー、■揺動モータ23の回転エラー
、■桟面センサ71の池面検出等に応じ、それぞれ異な
る鳴動態様にて鳴動する。
上記フェイルセーフ回路70はCPU65の暴走発生を
監視し、暴走時に装置を安全側に停止させる。
駆動回路62は、主制御回路61に接続されており、A
/D変挽変格回路72える。A/D変換回路72には前
述の重量センサ増幅ユニット38が接続されるとともに
、前述の真空配管41に設けられて真空採血室13の陰
圧力を検出する圧力センサ73が圧力センサ増幅回路7
4を介して接続される。
また、駆動回路62は、■チューブクランジンレノイド
45を制御するソレノイドドライブ回路75、■排気ソ
レノイド42を制御するソレノイドドライブ回路76、
■真空ポンプ17の給電スイッチ77をオン/オフする
ポンプドライブ回路78、■揺動モータ23の給電スイ
ッチ79をオン/オフするモータドライブ回路80を備
える。
また、駆動回路62はモード切換スイッチ81を備え、
CPU65の動作モードを適宜変更できる。モード切換
スイッチ81によって設定されるモードとしては、■第
1採血モード、■第2採血モード、■採血量設定モード
、■真空度設定モード、■比重設定モード、■揺動延長
時間設定モード、■重量検出校正モード、■圧力検出校
正モード、■血液増加率設定モード等がある。
第1採血モードは、今回使用される血液バッグ1の空重
量として予めメモリ66に記憶されている予登録値を呼
出し、この予登録値を用いて採血量を測定するもの、第
2採血モードは、今回使用される血液バッグ1の空重量
を今回測定し、この今回測定値を用いて採血量を測定す
るものである。
また、採血量設定モードは設定採血量を設定替えするも
の、真空度設定モードは設定真空度(陰圧力)を設定替
えするもの、比重設定モードは設定血液比重を設定替え
するもの、揺動延長時間設定モードは、設定揺動延長時
間を設定替えするもの、血液増加率設定モードは、設定
血液増加率を設定替えするものである。これらの設定替
えは、モード切換スイッチ81のオンによりそれらの現
在設定値を表示部57に表示させた後、停止スイッチ5
3のオンにより設定値を低減させ、8f!始スイツチ5
4のオンにより設定値を増加させ、切換スイッチ50の
オンにより設定替えしたデータをメモリ66に書込み、
ブザー69の鳴動により書込み完了を確認できる。
また1重量検出校正モードは秤33の検出結果を校正す
るもの、圧力検出校正モードは圧力センサ73の検出結
果を校正するものである。
表示回路63は、主制御回路61に接続されており、前
述の如く表示パネル12に設けられた表示ランプ49等
の各種表示器、切換スイッチ50等の各種スイッチを有
して構成される。
次に、上記採血量NIOによる採血作業手順について説
明する。
■電源スイッチ58をオンする。
■採血モードを選定する。モード切換スイッチ81によ
り前述の第1採血モードと第2採血モードのいずれかを
選定する。
■400鳳文/200層文切換スイッチ52により採血
量を選定する。この選定結果は切換表示ランプ51に表
示される。
■使用バッグ切換スイッチ56により使用バッグを選定
する。この選定結果は表示ランプ55に表示される。な
お、使用バッグの種類としては。
親バツグのみのシングル(S)、1以上の小バッグをも
備えるダブル(D)、)リプル(T)、クオドラップル
(Q)がある。
■第1採血モードの手順 ■採血チューブ2の端部に設けられている採血針を供血
者に穿刺し、ある程度採血する。
■血液バッグ1を真空採血室13に入れてバッグ受皿1
9に載置し、採血チューブ2をチューブホルダ44にセ
ットする。
■開始スイッチ54をオンする。CPU65が真空ポン
プ17、揺動モータ23を駆動制御し、真空採血室13
の減圧による採血と、バッグ受皿19の揺動を行なう、
また、CPU65は、バッグ受皿19が最下降点で一時
停止するタイミングで、重量センサ増幅ユニット38の
出力を得て、血液バッグ1の測定採血量を検出するとと
もに、メモリ66に書込まれている設定採1F血液比重
、および血液バッグlの予登録重量を用いて、下記(1
)式により残採血量(容量)を演算する。
残採血量(膳立)= [設定採血量(g)土手登録重量(g)−測定採血量(
g) ] /比重比重/m交)・・・(1)■CPU6
5は、上記演算結果である残採血量が零に達したことを
条件に、チューブクランプ46により採血チューブ2を
閉止し血液バッグ1への採血動作を停止させる。この時
、CPU65は真空ポンプ17を停止させ、かつ排気バ
ルブ43を開いて真空採血室13を大気解放する。
■CPU65は、上記採血終了後、なお−定時間だけ揺
動モータ23を延長して駆動し、バッグ受皿19を揺動
する。その後、ブザー69が採血終了を報知する。
■クランプ解除ボタン47をオンし、採血チューブ2を
チューブホルダ44から外し、血液パー2グ1を真空採
血室13から取出す。
便)第2採血モードの手順 ■血液バッグlを真空採血室13に入れてバッグ受皿1
9にa置し、採血チューブ2をチューブホルダ44にセ
ットする。
■採血チューブ2の端部に設けられている採血針を供血
者に穿刺する。
■開始スイッチ54をオンする。CPU65は、重量セ
ンサ増幅ユニット38の出力を得て、血液バッグ1の空
重量を測定し、これをメモリ66(またはCPU65の
内部のメモリ)に書込む。
■開始スイッチ54を再びオンする。これにより、CP
U65が真空ポンプ17、揺動モータ23を駆動制御し
、真空採血室13の減圧による採血と、バッグ受皿19
の揺動を行なう、CPU65は、バッグ受@19が最下
降へで一時停止するタイミングで、重量センサ増幅二ニ
ー2ト38の出力を得て、血液バッグlの測定採血量を
検出するとともに、メモリ66に書込まれている設定採
血量、血清比重、および血液バッグ1の今回測定重量を
用いて、下記(2)式により残採血量(容量)を演算す
る。
残採血量(■見); [設定採血量(g)十今回測定重量(g)−測定採血量
(g) ] /比重比重/s立)・・・(2)■上記■
の■と同じ。
■上記■の■と同じ。
(秒上記■の■と同じ。
なお、上記(影、■とも、採血中の採血量と真空度を表
示部57に表示し、測定の経過状態をモニタできる。表
示量は切換スイッチ50にて選定される。
しかして、採血装器10にあっては、上述した採血作業
過程で、以下の如く、血液バッグ1への採取血液の増加
率αを制御する。
すなわち、制御装置18のCPU65は、秤33による
測定採血量の増加率αをその採血過程で制御する。なお
、上記採血量の増加率は、測定時間の経過に対する採血
量の増加割合であり、この実施例では前述の如くバッグ
受皿19の各揺動サイクルの最下降端で測定された今回
の測定採血量の前回の測定採血量に対する増加割合をも
って算定される。
したがって、採血量、110によれば、採血の開始後、
秤33により血液バッグlへの採血量が測定され、CP
U65は上記測定採血量の増加率αをその採血過程で制
御しながら採血を進行せしめる。したがって、■供血者
の負担とならない血液増加率αで採血できる。また、■
採血量の増加率αを制御量とするものであるから、該増
加率が[採血針の針孔が血管壁を吸着して閉塞状態とな
ること」により正常レベルより低減する異常状態に陥る
ことを回避でき、血管の細い供血者についても採血の困
難ないしは不能を招くことなく、採血能率を向上できる
なお2本発明の実施において、上記血液増加率αの制御
方式は例えば下記(A)、(B)、(C)のいずれかに
よることができる。
(A)CPU65により、測定増加率αが予め定めた設
定増加率α0以上になるまで、真空採血室13の陰圧レ
ベルを減圧制御し続ける制御方式、これによれば、測定
増加率αを予め適宜な設定増加率α0に設定することに
より、供血者の負担を軽減し、かつ採血能率を良好とす
る。適正採血状態を実現できる。具体的には1例えば下
記の、■のいずれかによる。
■測定増加率αが設定増加率αOに達した時の真空採血
室13の陰圧レベルPOを維持するように、真空採血室
13の陰圧レベルを制御する。
■測定増加率αが設定増加率α0を維持するように真空
採血室13の陰圧レベルPmを制御する。
なお、上記(A)において、設定増加率α0は前述の如
くメモリ66に記憶される。なお、α0はCPU65の
内部のメモリに記憶できる。
(B)CPU65により、測定増加率αがもはや変化し
ない飽和増加率α曹d!になるまで、真空採血室13の
陰圧レベルを減圧制御し続ける制御方式、これによれば
、血液増加率αの最終値を飽和増加率αwamとするこ
とにより、採血中間過程での供血者の負担を可及的に軽
減する状態下で、採血f能率をよりよく向上できる。具
体的には、例えば下記■、■のいずれかによる。
■測定増加率αが飽和増加率αwaxに達した時の真空
採血室13の陰圧レベルPOを維持するように、真空採
血室13の陰圧レベルを制御する。
■測定増加率αが飽和増加率αwaxを維持するように
真空採血室13の陰圧レベルP!を制御する。
(C)CPU65により、測定増加率αが採血時間tの
経過に対して予め定めた特定の増加率パターンにて推移
するように真空採血室13の陰圧レベルを制御する。こ
れによれば、供血者の負担軽減と採血能率の向上を考慮
して定めた特定の増加率パターンにて採血を進めること
ができる。このことは1例えば、第7図に示す如くの増
加率パターンの採用により、■経過時間txまでの採血
初期段階では緩やかな増加パターンにより、供血者の負
担を軽減し、かつ溶血の発生を防止し、■経過時間t1
以後の採血終期段階では緩やかな低減パターンにより採
血量の採取精度を向上できる。
なお、上記(A)、(B)、(C)において、真空採血
室13の陰圧レベルを減圧する動作は、採血時間の経過
に対して段階的もしくは連続的に行なうことができる。
なお、段階的とする時。
CPU65は、陰圧レベルの各段階到達毎に上記・測定
増加率αを抽出する。
また、上記(A)の■、■、(B)の■、■、(C)に
おいて、真空採血室13の陰圧レベルを制御する動作は
、■真空ポンプ17のオン/オフ制御、もしくは■真空
配管41に設けた圧力制御弁のオン/オフ制御もしくは
アナログ制御により実行される。すなわち、上記■、■
において、CPU65は、圧力センサ73の検出圧力が
例えばメモリ66に記憶されている目標圧力に一致する
ように、ポンプ17の給電スイッチ77をオン/オフ制
御し、もしくはJ:tの圧力制御弁をオン/オフ制御ま
たはアナログ制御する。
なお、本発明は、採血量測定手段の測定方式、真空採血
室の圧力調整方式がいかなる採血装置にも広く適用でき
る。
[発明の効果] 以ヒのように本発明によれば、真空採血室に生成される
陰圧力により血液容器への採血を行なうに際し、供血者
の負担を可及的に軽減し、かつ採血能率を可及的に向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る採血装置を示す正面図
、第2図は第1図の要部を破断して示す側面図、第3図
は第1図の平面図、第4図は第1図の要部を破断して示
す平面図、第5図は真空回路図、第6図は制御ブロック
図、第7図は血液増加率パターンの一例を示す模式図で
ある。 1・・・血液バッグ(血液容器)、 10・・・採血装置、 13・・・真空採血室、 17・・・真空ポンプ、 33・・・秤(採血量測定手段)、 65・・・CPU(制御手段)。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)真空ポンプにより減圧されるとともに、血液容器
    がセットされる真空採血室を備え、真空採血室に生成さ
    れる陰圧力により血液容器への採血を行なう真空採血装
    置において、血液容器への採血量を測定する採血量測定
    手段と、採血量測定手段の測定結果の増加率をその採血
    過程で制御する制御手段とを有してなることを特徴とす
    る採取血液の増加率を制御できる真空採血装置。
  2. (2)前記制御手段が、前記測定増加率が予め定めた設
    定増加率以上になるまで、真空採血室の陰圧レベルを減
    圧制御し続ける請求項1記載の採取血液の増加率を制御
    できる真空採血装置。
  3. (3)前記制御手段が、前記測定増加率が前記設定増加
    率に達した時の真空採血室の陰圧レベルを維持するよう
    に該陰圧レベルを制御する請求項2記載の採取血液の増
    加率を制御できる真空採血装置。
  4. (4)前記制御手段が、前記測定増加率が前記設定増加
    率を維持するように真空採血室の陰圧レベルを制御する
    請求項2記載の採取血液の増加率を制御できる真空採血
    装置。
  5. (5)前記制御手段が、前記測定増加率がもはや変化し
    ない飽和増加率になるまで、真空採血室の陰圧レベルを
    減圧制御し続ける請求項1記載の採取血液の増加率を制
    御できる真空採血装置。
  6. (6)前記制御手段が、前記測定増加率が前記飽和増加
    率に達した時の真空採血室の陰圧レベルを維持するよう
    に該陰圧レベルを制御する請求項5記載の採取血液の増
    加率を制御できる真空採血装置。
  7. (7)前記制御手段が、前記測定増加率が前記飽和増加
    率を維持するように真空採血室の陰圧レベルを制御する
    請求項5記載の採取血液の増加率を制御できる真空採血
    装置。
  8. (8)前記制御手段が、前記測定増加率が採血時間の経
    過に対して予め定めた特定の増加率パターンにて推移す
    るように真空採血室の陰圧レベルを制御する請求項1記
    載の採取血液の増加率を制御できる真空採血装置。
  9. (9)前記制御手段が、真空採血室の陰圧レベルを採血
    時間の経過に対して段階的に減圧制御し、該陰圧レベル
    の各段階到達毎に前記測定増加率を抽出する請求項1〜
    8のいずれかに記載の採取血液の増加率を制御できる真
    空採血装置。
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