JPH01288197A

JPH01288197A - コアキシャルスピーカ

Info

Publication number: JPH01288197A
Application number: JP11869188A
Authority: JP
Inventors: Daisaku Ishii; 大策石井
Original assignee: Foster Electric Co Ltd
Current assignee: Foster Electric Co Ltd
Priority date: 1988-05-16
Filing date: 1988-05-16
Publication date: 1989-11-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は主として車等に搭載すると、好適なコアキシャ
ルスピーカに関する。

（従来の技術）一般に車載用スピーカでは、狭い空間を有効に利用する
ため、ウーハ振動板前面にツイータおよびもしくはスコ
ーカ等を配設したいわゆるコアキシャルタイプのものが
多い。

このコアキシャルスピーカでは、ウーハの前面にツイー
タを設けるにはツイータサポー１−を利用するツイータ
サポート方式かブリッジを利用するブリッジ方式の何れ
かが用いられている。

第３図は従来のツイータサポート方式を示し、図におい
て、ウーハ１はポール部３を有するヨーク２とマグネッ
ト４とプレート５とを備え、ポール部３の内側にはネジ
孔３ａが穿設されている。

ポール部３の外周部とプレート４との間の磁気ギャップ
にはボイスコイル６が配設され、このボイスコイル６は
ダンパー７によって支持され、また、振動板８が結合さ
れている。

しかして、振動板８の前面にはツイータ９が配設されて
いて、このツイータ９は、例えばＡＢＳ樹脂よりなり、
かつネジ孔１０ａを有するフイータサボ−１−１０を備
えている。そして、ツイータ９はボール部３のネジ孔３
ａ、　ツイータサポート１０のネジ孔１０ａに螺合され
たサポート固定ネジ１１によリツイータサポート１０を
介してウーハ１に結合され一体化されている。

一方、第４図は従来のブリンジ方弐を示し、ツイータ９
は、例えばＡＢＳ樹脂よりなるブリッジ１２の中央部に
図示しない固定ネジ等で固定されている。そして、″ブ
リッジ１２の外周部はウーハ用フレーム１３の外周側に
固定し、かつこのウーハ用フレーム１３の内周側をプレ
ート５に固定させてツイータ９とウーハ１とが一体化さ
れている。

（発明が解決しようとする課題）ところが、上記の何れの方式でもツイータサポートまた
はブリッジ等のようにツイータとウーハとの一体化のた
めの専用部品が必要となる問題があった。

しかも、両者を一体化させる場合、所望の強度を確保す
るにはネジ止めが必要なので余分な組立加工費が掛かり
、全体の製作費が増加する問題があった。

本発明は上記の問題点に鑑みなされたもので、その目的
は、専用部品を用いることなくウーハとツイータおよび
もしくはスコーカ等を容易に一体化させたコアキシャル
スピー力を提供することにある。

（課題を解決するための手段）本発明では、ウーハ振動板前面にツイータまたはスコー
カを配設したコアキシャルスピーカにおいて、ウーハ磁
気回路をウーハ振動板の前面に配設し、ツイータまたは
スコーカのヨークとウーハのヨークとを一体化してボー
ル部と該ボール部外側面から外周方向に延設される外周
部とを形成し、該外周部にこれを挟持するようにツイー
タまたはスコーカとウーハの磁気回路を形成するととも
に、各磁気回路の磁気ギャンブにそれぞれボイスコイル
を配設しウーハ用ボイスコイルに前記ウーハ振動板を接
続し、かつツイータまたはスコーカ用のボイスコイルに
振動板を接続して構成することにより、上記目的を達成
している。

（作用）本発明は畝上のように、ウーハ磁気回路をウーハ振動板
の前面に配設し、かつウーハとツイータのヨークを共用
して一体化し、そのヨークの外周部を挟持するようにプ
レート、マグネット等を配設しツイータとウーハの磁気
回路を形成したので、別体の接合部品は不要となり、し
かも組立加工が容易となる。

（実施例）以下、本発明の実施例について説明する。なお、実施例
は一つの例示であって、本発明の精神を逸脱しない範囲
で種々の変更あるいは改良を行い得ることは言うまでも
ない。

また、本実施例では上述して従来例と同一ないし均等な
部材には同一符号を付しその説明を省略する。

第１図（Ａ）　、　（Ｂ）　、　（Ｃ）は本発明の第１
実施例であり、ウーハ１とツイータ９との組込状態を示
している。

すなわち、ウーハ１の磁気回路２１は、例えばポリプロ
ピレン樹脂等により防水可能に形成されたウーハ振動板
２６の前面に配設されている。磁気回路２１とツイータ
９の後述する磁気回路４１中のヨーク３１は一体化され
小径部３２ａと大径部３２ｂを有するボール部３２と、
小径部３２ａと大径部３２ｂとの中間位置の外側面から
外周方向に延設される外周部３３とを備え、外周部３３
は上段部３４と下段部３５とを有する階段状に形成され
ている。

前記磁気回路２１は共用のヨーク３１以外にマグネット
２２とプレート２３とを有し、マグネット２２は下段部
３５の下面に接合されている。

ツイータ９の磁気回路４１はマグネット４２とプレート
４３とを存しマグネット４２を上段部３４の上面に接合
してマグネット２２とともに外周部３３を前後方向から
挟持させている。

磁気回路２１．４１はマグネット２２．４２を第１図（
Ａ）に示すように同方向、または第１図（Ｃ）に示すよ
うに逆方向に着磁して形成されている。また、磁気回路
２１．４１の外周側には窓孔を有するフレーム５１が配
設され、その内周部５２側には上方に段部５３、下方に
プレート４３の上面に取付けられる取付体５４が形成さ
れ、外周部側にはウーハｌ、ツイータ９を被覆する窓枠
部５５が形成されている。そして、前記ボール部３２の
小径部３２ａとプレート４３との間の磁気ギャップには
ツイータ９のボイスコイル４４を配設し、このボイスコ
イル４４にはダンパー４５の一端側を接続しその他端側
はフレーム５１の取付部５４の上面に固定されている。

また、ダンパー４５の前面側には振動板４６が配設され
振動板４６の内周部はボイスコイル４４に、外周部は段
部５３に固定されたガスケット５６を介しフレーム５１
に固定されている。

一方、ボール部３２の大径部３２ｂとプレート２３の間
に形成された磁気ギャップにはボイスコイル２４が配設
され、このボイスコイル２４は一端部がプレート２３に
固定されたダンパー２５の他端部が接続されている。ま
た、ボイスコイル２４の後部外周側には前記コーン状の
振動板２６の内周部が接着されその外周部はエツジ２７
およびガスケット２９を介してフレーム５１の外周側に
固定されている。そして、振動板２６の中央部には、例
えばポリプロピレン樹脂等により防水可能に形成された
センターキャップ２８が被設されている。

上記のように構成した本発明のコアキシャルスピー力で
は、ウーハ１にツイータ９を接合するための専用部品が
不要なので、これらをネジ止めする工程が省略され製造
工程が簡易化する。そして、ウーハ１の音は矢印Ａ方向
に、ツイータ９の音は矢印Ｂ方向にそれぞれ放射される
。また、スピーカの後面側から水滴がかかる場合でも振
動板２６゜センターキャップ２８が防水性を有するので
、防水カバーは不要となる。

次に第２実施例を第２図を参照して説明する。

本実施例ではウーハフレーム６１とツイータフレーム７
１とを分離した点が上述の第１実施例と相違するもので
、第１実施例と同一ないし均等な部材には同一符号を付
しその説明を省略する。

すなわち、ウーハフレーム６１は、取付部６２と補強部
６３と振動板取付部６４およびＵ形部６５とを存し、取
付部６２はウーハフレーム６１の内周側を下段部３５に
取付けるもので孔６２ａが穿設されている。孔６２ａは
上部を大径孔に下部を小径孔としたテーパ状に形成され
、下段部３５に設けたテーパ状の嵌合部３５ａを嵌合す
るようにしである。嵌合部３５ａの外径は嵌合後の脱出
防止のため孔６２ａよりやや大径にしてあり、その中心
部には切欠き部３５ｂを設は確実に各部材相互間が一体
化するようになっている。

一方、ツイータフレーム７１は、プレート４３の上面へ
の取付部７２と取付部７２の右端から斜め上方へ立上ら
せた立上り部７３とその先端に設けた段部７４とを備え
ている。

取付部７２の下面はプレート４３の上面に固定され、取
付部７２の上面にはダンパー４５の他端側が固定されて
いる。

段部７４には、ツイータ用の振動板４６の外周部を固定
するガスケット５６が設けられている。

上記構成によって、磁気回路の保持強度が高くなるので
、振動状態の車での使用にも充分耐え得る。

なお、上述の何れの実施例でもウーハとツイータとの接
合を説明したが、ウーハとスコーカとの接合も同様であ
ることは言うまでもない。

（発明の効果）以上説明したように本発明は、ウーハ振動板前面にツイ
ータまたはスコーカを配設したコアキシャルスピーカに
おいて、ウーハ磁気回路をウーハ振動板の前面に配設し
、ツイータまたはスコーカのヨークとウーハのヨークと
を一体化してボール部と該ボール部外側面から外周方向
に延設される外周部とを形成し、該外周部にこれを挟持
するようにツイータまたはスコーカとウーハの磁気回路
を形成するとともに、各磁気回路の磁気ギャップにそれ
ぞれボイスコイルを配設しウーハ用ボイスコイルに前記
ウーハ振動板を接続し、かつツイータまたはスコーカ用
のボイスコイルに振動板を接続したものなので、接合の
ための専用部品は不要となり、Ｊｑ用部品を固定不、／
で固定する必要はない。したがって、部品数の削減と組
立加工の容易化が図られて製作費を低減する効果が得ら
れる。

また、マグネットの着磁は同方向または逆方向の選択が
可能なので漏洩磁束およびウーハとツイータまたはスコ
ーカの（■気ギャンブ内の磁束密度に関する設計選択範
囲が拡大される効果も得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）は本発明の一実施例の継断面図、第１図（
Ｂ）は第１図（Ａ）の平面図、第１図（Ｃ）は第１図（
Ａ）の要部説明回、第２図は第２実施例の離断面図、第
３図は従来例のば断面図、第４図は他の従来例の縦断面
図である。１・・・・ウーハ　　　　９・・・・ツイータ２１、４
１・・磁気回路　　　２４．４４・・ボイスコイル２６
、４６・・振動板　　　　３１・・・・ヨーク３２・・
・・ボール部　　　３３・・・・外周部１　　　　第３
図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ウーハ振動板前面にツイータまたはスコーカを配
設したコアキシャルスピーカにおいて、ウーハ磁気回路
をウーハ振動板の前面に配設し、ツイータまたはスコー
カのヨークとウーハのヨークとを一体化してポール部と
該ポール部外側面から外周方向に延設される外周部とを
形成し、該外周部にこれを挟持するようにツイータまた
はスコーカとウーハの磁気回路を形成するとともに、各
磁気回路の磁気ギャップにそれぞれボイスコイルを配設
しウーハ用ボイスコイルに前記ウーハ振動板を接続し、
かつツイータまたはスコーカ用のボイスコイルに振動板
を接続したことを特徴とするコアキシャルスピーカ。
（２）ツイータまたはスコーカとウーハ用磁気回路の各
マグネットは同方向または逆方向に着磁された請求項１
記載のコアキシャルスピーカ。