JPH01286109A - 記録カード読取り装置の清掃用カードとその清掃用カード使用補助装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気カード、光カード等の情報記録カードの
記録情報を読取る装置の清掃を行う記録カード読取り装
置の清掃用カードとその清掃用カード使用補助装置に関
するものである。

〔従来の技術〕

記録カードを弾性体の駆動ローラとこれに対向する従動
ローラに挟持させて挿入方向に往復動させ、光学ピック
アップなどで記録情報を読み取るようにした記録カード
読取り装置は各種提案されている。この記録カードのい
わゆるローラ駆動方式は、記録カード表面と駆動ローラ
の摩擦により記録カードが往復動するようになっている
。この記録カードは表面が汚染され汗、油、埃等が付着
していることが多いが、そのまま記録カード読取り装置
内へ挿入されることがある。このため装置内部の駆動ロ
ーラに各種付着物が転着することにより記録カードとの
間に滑り等のトラブルを発生するので、これを防止する
ための清掃手段が提案されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、従来の記録カード読取り装置用の清掃手
段は、例えば特公昭５２−１６５４号公報に記載がある
ように磁気カードの読取り装置用のものであり、被清掃
部は磁気ヘッドが主であった。第１０図は、従来の磁気
ヘッド清掃用のカードの使用状態を示すものである。清
掃用カード２４を筺体２５の間隙２６に挿入して、押バ
ネ２７により押されている磁気ヘッド２８の清掃を行う
というものである。

ところが記録カードは表面が熱可塑性樹脂で被覆されて
おり、例えば第１１図に示す光学ピックアップ２９で読
取る光カード３０に付着した埃等は駆動用のローラ３１
にカードが挟持されるとローラに埃等が転着されてしま
うので、ローラの清掃が必要なのである。従来の清掃用
カードを用いたクリーニング方法では、清掃用カードが
ローラの間を短時間に通過してしまうので充分な清掃が
できないし、また他の手段を用いても被清掃部が記録カ
ード読取り装置内部にあるため容易でなかった。

本発明は、こうした問題点を解決すべく提案されるもの
で、装置の蓋等を開けることなく記録カドの取扱いと同
様の取扱いにより簡便に必要な被清掃部の清掃ができる
記録カード読取り装置の清掃用カードとその清掃用カー
ド使用補助装置を提供することを目的としたものである
。

〔課題を解決するための手段および作用〕本発明は、上
記目的を達成するため記録カードと同一サイズ、同一形
状で、少なくとも記録カード読取り装置に設けたセンサ
用の認識用マークと、駆動ローラ清掃用のクリーニング
帯とを有する記録カード読取り装置の清掃用カードおよ
び記録カードを往復移動させる駆動ローラと従動ローラ
とを有する往復移動手段の記録カード挿入方向前方に、
清掃用カードを前記駆動ローラと従動ローラとの間に挟
持させた状態で清掃用カードを定置可能に規制するよう
に記録カード読取り装置内に設けた清掃用カード使用補
助装置としたものである。

これにより、駆動用ローラを充分空転させて駆動用ロー
ラに転着した埃等を簡便に除去することができる。

〔実施例〕

第１図は、本発明に係る清掃用カードとその使用補助装
置を有する記録カード読取り装置の一実施例を示す説明
図で、カード挿入口１から清掃用カード８を出し入れす
る。清掃用カード８の往復路面延長方向にはカード移動
時のストッパ２を設ける。通常、記録情報を読取る場合
は、記録カードはカード往復区間のみを往復動し、スト
ッパ２に当接する位置までは移動しない。センサ３．は
、カードに付設した認識用マークを検知してカードの往
復動を制御するためのもので、カード往復路上方に設け
ている。更にカード挿入方向に対向ローラ側へ付勢する
バネ４を有する駆動ローラ５と従動ローラ６を設け、記
録カードの情報を読み取るように光学ピックアップ７を
設けている。８は清掃用カードであるが、このカードは
第２図Ａ。

Ｂに示す第１実施例のように通常の記録カードと同様の
外形寸法にしてあり、表面には往復動方向に少なくとも
駆動ローラ５の幅より広幅　（！２〉２１）のクリーニ
ング帯９を付設している。また、前記センサ３と対応し
かつカード往復動方向に長く、カード反対面にセンサ３
の認識用マーク１０を付設している。クリーニング帯８
の材質には、フェルト、ウレタンフオーム、不織布や吸
水性のあるものを用いる。このクリーニング帯８に洗浄
液を含浸させて用いる場合は、洗浄液として無水アルコ
ール等の駆動ローラ（ゴム等の弾性体）、記録カード（
表面の熱可塑性樹脂）に悪影響のないものを用いればよ
い。

第３図は、本発明に係る清掃用カードの第２実施例を示
したもので、清掃用カード８にクリーニングのための規
定動作を記録したデータ記録部２３を設けたものである
。この実施例によれば光学ピックアップ７を介して記録
内容を読み取らせて動作させることにより、クリーニン
グのための規定動作を自動的に制御して行わせることが
できる。

例えば清掃用カードのストッパとの当接、駆動ローラの
所定時間の空転、清掃用カードのカード挿入口方向への
移動、これら手順の所定回数の繰り返し、清掃用カード
の排出といった一連の動作を行わせればよい。この場合
、認識用マークはデータ記録部によって代えられている
ことはいうまでもない。

第４図以下は、清掃用カード８と清掃用カード使用補助
装置たるストッパ２を用いて駆動ローラ５をクリーニン
グする状態を示したものである。

清掃用カード８をカード挿入口から矢印方向へ挿入する
と、カード上の認識用マーク１０の開始点がセンサ３に
対応する位置にきて検知され清掃用カード８を搬送する
ための駆動モータ１１を回転させ歯車１２ａ、　１２ｂ
を介して駆動ローラ５を回転させ清掃用カード８を装置
内へ搬送してゆく。なお、カードに付設した認識用マー
ク１０は鏡面のように反射率の高い表面にして他の部分
は反射率の低い黒色材で形成することにより、センサ３
の検出能力を向上させるようにしておけばよい。清掃用
カード８を更に押し込んでゆくと、駆動ローラ５と従動
ローラ６に挟持されて記録カード読取り装置内に引き込
まれてゆく。駆動ローラ５は、押圧バネ１３等により軸
１６下を従動ローラ６方向へ付勢しであるので清掃用カ
ード８は確実に挟持される。なお、駆動ローラ５の付勢
の方法は第５図に示すように種々のものがある。Ａは板
バネ１３を設けるとともに軸１６下と板バネ１３との摺
動回転負荷を考慮して、ナイロン、テフロン、ポリアセ
タール等摺動性のよい樹脂１４を熱カシメ等で付設した
ものであり、Ｂは巻きバネ１５を設けたものであり、Ｃ
は板ハネ１４を設けたものである。更に清掃用カード８
が引き込まれてゆくと第６図に示すようにストッパ２に
端部が当接し清掃用カード８はそれ以上送り込まれずに
定置して、駆動ローラ５が空転し清掃用カード８に付設
したクリーニング帯９に当接して駆動ローラ５表面の汚
れが除去される。この場合、クリーニング帯９の表面の
摩擦係数が高いと駆動ローラ５が空転しに（いため、清
掃効果が失われない範囲で適当な摩擦係数の材質で構成
しなければならない。第７図は清掃用カードの第３実施
例を示すもので、クリーニング帯９に凹部１７、１８を
設けたもので、清掃用カード８がストッパに当接後、こ
の凹部１７．１Ｂに駆動ローラ５が落ち込むことにより
押圧バネにより付勢されている駆動ローラ５が清掃用カ
ード８に付加する押圧力が軽減されることになり、駆動
ローラ５の空転が円滑に行われる。このようにして駆動
ローラ５を空転させてクリーニングした後、駆動モータ
を逆転させて清掃用カード８を記録カード読取り装置外
へ出す。

第８図は、清掃カードの第４実施例を示すもので、第９
図Ａに示すように変形、復元可能な駆動ローラ５ａと従
動ローラ６ａの間隔２３を記録カード２１の厚さｔより
狭くして、Ｂに示すように駆動ローラ５の弾性を利用し
記録カード２１を押圧しながら往復動させる記録カード
読取り装置に用いるものである。清掃用カード８を用い
て駆動ローラ５をクリーニングする際に、クリーニング
帯９の内側に仮バネ２２を設けてクリーニング帯９が駆
動ローラ５と当接した際、Ｂに示すように後退するよう
にして駆動ローラ５の空転を円滑にしたものである。

〔発明の効果］ 以上のごとく、本発明によれば記録カード読取り装置内
に簡素な構成を付設するとともに、記録カードと同一形
状の清掃用カードを用いて記録カードの取扱いと同様の
取扱いにより簡便に駆動ローラのクリーニングを実現で
き、記録カード読取り装置保守の向上を図り信頼性の向
上を図ることができた。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の清掃用カードと記録カード読取り装
置の全体を示す説明図、 第２図Ａ、Ｂは、清掃用カードの第１実施例と駆動ロー
ラの関係を示す説明図、 第３図は、清掃用カードの第２実施例の斜視図、第４図
は、清掃用カードの搬送状態をしめず斜視図、 第５図Ａ、Ｂ、Ｃは、駆動ローラと押圧バネの関係を示
す各実施例図、 第６図は、クリーニング状態を示す斜視図、第７図Ａ、
Ｂは清掃用カードの第３実施例を示す断面図、 第８図は、清掃用カードの第４実施例を示す断面図、 第９図は、駆動ローラの変形例と清掃用カードとの関係
を示す説明図、 第１０図、第１１図は従来例を示す説明図である。 ■・・・カード挿入口　　　２・・・ストッパ３・・・
センサ　　　　　　５・・・駆動ローラ８・・・清掃用
カード　　　９・・・クリーニング帯１０・・・認識用
マーク 特許出願人　　　オリンパス光学工業株式会社第４図 第７図 ↑ 第８図 第９図 両川図 第１１図 ｑ 、手続補正書 昭和６３年１１月２６日 １、事件の表示 昭和６３年特許願第１１４９３８号 ２、発明の名称 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 （０３７）オリンパス光学工業株式会社４、代理人 ６、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の４１１１１　　づテア
〕ρ律・− １、明細書第６頁第１行及び第３行の「クリーニング帯
８」を「クリーニング帯９」に訂正する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、記録カードと同一サイズ、同一形状のカード本体に
   、少なくとも記録カード読取り装置に設けたセンサ用の
   認識用マークと、駆動ローラ清掃用のクリーニング帯と
   を設けた記録カード読取り装置の清掃用カード。 ２、記録カードを往復移動させる駆動ローラと従動ロー
   ラとを有する往復移動手段の記録カード挿入方向前方に
   、清掃用カードを前記駆動ローラと従動ローラとの間に
   挟持させた状態で清掃用カードを定置可能に規制するよ
   うに記録カード読取り装置内に設けた清掃用カード使用
   補助装置。