JPH01282109A - 膨潤性リン酸ジルコニウム型層間化合物 - Google Patents

膨潤性リン酸ジルコニウム型層間化合物

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JPH01282109A
JPH01282109A JP11058388A JP11058388A JPH01282109A JP H01282109 A JPH01282109 A JP H01282109A JP 11058388 A JP11058388 A JP 11058388A JP 11058388 A JP11058388 A JP 11058388A JP H01282109 A JPH01282109 A JP H01282109A
Authority
JP
Japan
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zirconium phosphate
intercalation compound
group
intercalation
kinds
Prior art date
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Pending
Application number
JP11058388A
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English (en)
Inventor
Hidetaka Egashira
英孝 江頭
Eiji Shioda
塩田 英司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B25/00Phosphorus; Compounds thereof
    • C01B25/16Oxyacids of phosphorus; Salts thereof
    • C01B25/26Phosphates
    • C01B25/45Phosphates containing plural metal, or metal and ammonium

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、結晶水を除いた一般式が A2/、 M (QO4) 2 (式中、Aは1価、2価および3価から選ばれた1種以
上のイオン種であり;Mは周期律表の第4A族、第4B
族、アクチノイド系列およびランタノイド系列から選ば
れた1種以上の4価の元素であり;Qは周期律表の5A
族から選ばれた1種以上の元素であり;XはAの価数で
ある。以下、同じ) で表わされるリン酸ジルコニウム型化合物の層間にゲス
ト種がインターカレートしたリン酸ジルコニウム型層間
化合物に関するものである。
リン酸ジルコニウム型層間化合物は、多孔質吸着体、触
媒、触媒担体、電極材料、イオン導電体、光学材料、無
機イオン交換体、ガス分離剤6セラミツク材料等として
有用な化合物である。
本発明のリン酸ジルコニウム型層間化合物は、これら従
来知られている用途のほか、化粧品。
医薬品、水溶性塗料などの添加剤;固体粒子の懸濁安定
剤;チクソトロピー付与剤などとしても有効に使用され
ることが期待される物質である。
[従来の技術] リン酸ジルコニウム型物質は層状構造を有し、耐熱性、
耐薬品性、耐酸化還元性、耐放射線性等に優れた高選択
性の無機イオン交換体であり、これに種々のゲスト種を
層間にインターカレートした層間化合物が広く研究され
ている。たとえば、アルカリ金属等の1価陽イオン、ア
ルカリ土類金属等の2価陽イオン;La’“のような金
属イオン(AIbertlら、 J、 Chrosat
ogr、。
V聾−、477(1977) ’)  ;シリカ(特開
昭61−6107号公報);包接機能を持ったシクロデ
キストリン(特開昭62−105908号公報);アル
コール類、アミン類、アミノ酸類等の有機化合物;コバ
ルトセンのような有機金属錯体などをインターカレート
したものが知られている。しかし、これらをゲスト種と
するリン酸ジルコニウム型層間化合物は、いずれもその
層間距離がゲスト種の大きさに制限され、水などと接触
させても層間距離が100Aをこえるほどに膨潤するも
のは知られていない。
[発明が解決しようとする課iコ 本発明は、ゲスト種の大きさにかかわりなく、層間距離
を大きくすることができるリン酸ジルコニウム型層間化
合物を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、アミノアルコール類がインターカレートして
いる層間化合物であって、結晶水をのぞく一般式が Rv A 2/□M(QO4)2 (式中、Rはアミノアルコール類であり;yは0<y≦
2の数である) で表わされる、リン酸ジルコニウム型層間化合物を要旨
とするものである。
アミノアルコール類としては、エタノールアミン、ジェ
タノールアミン、トリエタノールアミン、ジ(n−ブタ
ノール)アミン、N−メチルヒドロキシルアミン、N、
N−ジメチルエタノールアミン等の1分子中にアミノ基
を1個もつものがよい。層間化合物の膨潤性をいっそう
高くするからである。これらの中でもエタノールアミン
がもっとも好ましい。
イオン種Aとしては、H,Na、NH4゜Mg、La等
を;4価の元素Mとしては、Ti。
Zr、Sn、Ce等を;Qとしては、P、As等をあげ
ることができる。それらの中から居間化合物の用途など
に適したものを選択すればよい。たとえば、リン酸ジル
コニウム系やリン酸チタン系のものは、耐放射線性があ
るので、核反応装置の冷却剤、放射能をもった廃水の処
理などに用いうる。リン酸スズは、希土類元素からのウ
ランの分離や核分裂生成溶液からのストロンチウム、セ
シウムなどの分離に用いうる。
本発明のリン酸ジルコニウム型層間化合物の合成法は、
とくに限定されない。たとえば、結晶性のリン酸ジルコ
ニウム型物質とアミノアルコール類とを室温ないしはア
ミノアルコール類の沸点以下の温度で一定時間混合する
だけで合成することができる。また、水溶媒中では、室
温ないしは100℃以下の温度で一定時間、アミノアル
コール類とリン酸ジルコニウム型物質とを接触させて、
白色液かえられる。この液を加熱、遠心分離などによっ
て濃縮し、乾燥することによってもえられる。
[作用] 本発明のリン酸ジルコニウム型層間化合物が膨潤性を示
す理由は、かならずしも明らかでないが、アミノアルコ
ールにおけるアミノ基のホストへの配位および水酸基の
水和性によるものと推定される。したがって、1分子に
おいて離れた位置にアミノ基を2個もつものは、この2
個のアミノ基が層の両側のホストを束縛して膨潤性を妨
げることが考えられる。
本発明のリン酸ジルコニウム型層間化合物は、水できわ
めてよく膨潤し、水の量を増加させれば最終的にほとん
ど着色しないゾル状の液となり、水中において完全に分
散するようになる。
さらに驚くべきことにこのスラリーを濃縮して乾燥する
と、もとの結晶性のリン酸ジルコニウム型層間化合物に
戻る。従って、上記のような機能を利用すれば、たとえ
ばH2−フタロシアニ ン、H2−ポルフィンなどのよ
うな大分子のインターカレーションが可能である。
このような吸脱水機構は、吸水性高分子にみられるもの
であり、無機化合物担体ではゲスト種の分布の不均一な
ものにしかならない粘土鉱物以外には見当たらない。従
来のリン酸ジルコニウム型層間化合物は、水との接触に
よって膨潤させることは不可能であり、また層間距離も
限定されていて、せいぜい30Aである。これに対して
、本発明のリン酸ジルコニウム型層間化合物は、水で膨
潤して層間距離が数10OAにも拡がるという点で画期
的なものである。
[発明の効果] 本発明のリン酸ジルコニウム型層間化合物は、アミノア
ルコール類を層間に有することにより、膨潤機能、吸水
機能を有しているので、水に膨潤して層間が数10OA
にも拡がり、大分子のインターカレートが可能となる。
また、前述したように優れた膨潤性および分散性を示し
、はとんど着色しないゲル状の液を生成する特徴があり
、チクソトロピー的性質を有しているので、化粧品、医
薬品、水溶性塗料などの添加剤;固体粒子の懸濁安定剤
;チクソトロピー付与剤などとして極めて有用な物であ
る。
[実施例] 次に本発明を実施例により更に具体的に説明する。
実施例1 α−リン酸ジルコニウム 5gとエタノールアミン 5
0gを混合し、60℃で1日撹拌した。固相を分離した
後、アセトンで洗浄し、風乾して層間化合物を得た。こ
の物の組成およびX線回折により構造を調べた結果を第
1表に示す。また得られた層間化合物1gを水8 ml
と混合すると、膨潤して寒天状の無色の半透明物質が得
られた。X線回折により構造を調べた結果、層間距離が
160.6Aであった。
実施例2 α−リン酸ジルコニウム 5gとジェタノールアミン 
50gを混合し、60℃で1日撹拌した。固相を分離し
た後、アセトンで洗浄し、風乾して白色の層間化合物を
得た。この物の組成およびX線回折により構造を調べた
結果を第1表に示す。また得られた層間化合物1gを水
8 mlと混合すると、膨潤して寒天状の無色の半透明
物質が得られた。X線回折により構造を調べた結果、層
間距離が150.1Aであった。
実施例3 α−リン酸ジルコニウム 5gとトリエタノールアミン
 50gを混合し、60℃で1日撹拌した。固相を分離
した後、アセトンで洗浄し、風乾して層間化合物を得た
。この物の組成およびX線回折により構造を調べた結果
を第1表に示す。また得られた層間化合物1gを水8 
mlと混合すると、膨潤して寒天状の無色の半透明物質
が得られた。X線回折により構造を調べた結果、層間距
離が135,2Aであった。
実施例4 水50m1中、α−リン酸ジルコニウム 1gとエタノ
ールアミン 5gを混合し、室温で1日撹拌した。得ら
れた白色液を遠心分離機にかけて上澄液を除去−1沈降
した白色ゲル状物を100℃で乾燥して、白色粉末を得
た。この物の組成およびX線回折により構造を調べた結
果を第1表に示す。また得られた層間化合物1gを水4
 mlと混合すると、膨潤して寒天状の無色の半透明物
質が得られた。X線回折により構造を調べた結果、層間
距離が112.OAであった。
実施例5 実施例1で得られた層間化合物1gを水20m1に分散
して白色液を得た。該溶液を遠心分離機にかけて、上澄
液を除去して沈降層を採取した後、100℃で乾燥し、
白色粉末を得た。この物の組成およびX線回折により構
造を調べた結果を第1表に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アミノアルコール類がインターカレートしている
    層間化合物であって、結晶水を除く一般式が R_yA_2_/_xM(QO_4)_2 (式中、Rはアミノアルコール類であり;Aは1価、2
    価および3価から選ばれた1種以上のイオン種であり;
    Mは周期律表の第4A族、第4B族、アクチノイド系列
    およびランタノイド系列から選ばれた1種以上の4価の
    元素であり;Qは周期律表の5A族から選ばれた1種以
    上の元素であり;xはAの価数であり、yは0<y≦2
    の数である) で表わされる、リン酸ジルコニウム型層間化合物。
JP11058388A 1988-05-09 1988-05-09 膨潤性リン酸ジルコニウム型層間化合物 Pending JPH01282109A (ja)

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JP11058388A JPH01282109A (ja) 1988-05-09 1988-05-09 膨潤性リン酸ジルコニウム型層間化合物

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2871810A1 (fr) * 2004-06-22 2005-12-23 Rhodia Chimie Sa Utilisation de phosphate de zirconium a structure exfoliee ou de ses precurseurs comme agent modificateur de rheologie des milieux aqueux acides

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2871810A1 (fr) * 2004-06-22 2005-12-23 Rhodia Chimie Sa Utilisation de phosphate de zirconium a structure exfoliee ou de ses precurseurs comme agent modificateur de rheologie des milieux aqueux acides

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