JPH01280164A - 焼物,ガラス等の平板材の補強構造及び施工方法 - Google Patents

焼物,ガラス等の平板材の補強構造及び施工方法

Info

Publication number
JPH01280164A
JPH01280164A JP63107961A JP10796188A JPH01280164A JP H01280164 A JPH01280164 A JP H01280164A JP 63107961 A JP63107961 A JP 63107961A JP 10796188 A JP10796188 A JP 10796188A JP H01280164 A JPH01280164 A JP H01280164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
honeycomb
tile
flat plate
cement
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63107961A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunobu Ito
伊藤 勝信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP63107961A priority Critical patent/JPH01280164A/ja
Publication of JPH01280164A publication Critical patent/JPH01280164A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) この発明は、陶磁器等の焼物、ガラス等の平板材におけ
る補強構造及び、これらの平板材を壁面等に固設許せる
施工方法に関するものである。 (従来技術) 従来、タイル等を壁面又は床面等に貼着する場合には、
セメント等で平面出しを行ない、このセメントが柔らか
い間にタイルをセメント上に貼り付けて、タイルの表面
側より木ハンマー等を用いて叩きながら、タイルの裏面
に形成されている溝の中へセメントを潜り込ませ、セメ
ントを介しタイルを壁面等に固定していた。 又、別の方法では特殊なパネルにセメント又は接着剤を
塗布してタイルを直接貼り付は一体化させていた。 (発明が解決しようとする課題) 上記セメントを使用した前者の方法ではセメントの平面
出し等が必要であり、壁面に対するタイルの貼り付けに
熟練を要し、相当の熟練した職人でないと施工が困難で
あるという問題点があつた。 又、後者のパネルに貼り付ける方法においては、工場内
でパネルを建染図に合わせて前もって製作する関係上、
パネル全体が大きなサイズのものとなってしまい、殆ど
が外装用としての使用となり、現場における内装関係の
工事には不向きでアリ、ユニットルーム等の工事以外に
は使用できないという問題点があった。 又、近年においては建物等の豪華さを出すために、外装
に30CTn角〜40cIT+角、さらには1m角等の
大型のタイルが使用きれるようになってきており、この
ような大型のタイルはセメント等を使用して壁面に固定
させる方法か、又は、ボルト等を使用して壁面に固定す
る方法が採られており、前者のセメントを使用して壁面
へ固定させる方法では、タイルの裏面に逆勾配の蟻足を
持たせた深さ0.8〜1mで幅1011ffil〜15
11nぐらいの溝を作っておき、その溝の蟻足の所へセ
メントを食い込ませてその僅かな部分で大重量のタイル
等を固持しているにすぎないことから剥離等の問題も発
生し、又、下塗りのセメントの平面度が出ていないと折
角蟻足溝が多く作ってあっても、セメントが蟻足の部分
へ入らないことが多くある。このことは、タイルの施工
後にタイルの表面から軽く叩くと空洞のある所は空洞音
が発生するが、施工された大型タイル壁の表面を叩くと
多くの場所に空洞音が確認きれ、これは確実に接着され
ていない実証であり、長年の間には剥離につながる原因
となる。 又、ボルト等を使用して壁面に固定する後者の方法では
、例えば第5図に示すように、壁面Wにボルト51を介
しL字状等の金具52を固定きせておき、この金具52
の先端部にピン53を打ち込んで、ピン53を介し上下
方向にタイル54を取り付ける構造となっており、この
ような場合には第6図に示すように、壁面Wに対するタ
イル54の支持は、1個のタイル54に対し4ケ所の点
支持となり、この4ケ所の支持点P、P以外のタイル5
4の裏面側には壁面Wとの間に相当の空間部56が形成
されているため強度的に弱く、特ニ前方側からの衝撃力
に対し脆く、簡易にタイル54が破損し落下するという
危険性があった。又、タイル54と壁面W間の空間部5
6には、タイル54.54間の隙間55等より風が侵入
して、この空間部56が風の通路として作用し、タイル
54の保温性が皆無と゛なっているという問題点があっ
た。 (課題を解決するための手段) 本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって
、タイル等の焼物、ガラス等の平板材を強固にし得る補
強構造及び平板材の壁面等に対する良好な施工方法を提
供しようとするものであり、その第1の発明は、陶磁器
等の焼物、ガラス等の比較的薄肉状の平板材の裏面側に
、多数の空洞部を形成し高さが3〜somm程度のハニ
カム状構造体を固設したことを特徴とする補強構造であ
る。 又、第2の発明は、陶磁器等の焼物、ガラス等の比較的
薄肉状の平板材の裏面側に、多数の空洞部を形成し高さ
が3〜50fffll程度のハニカム状等の構造体の片
面側を接着剤等を介し接着させ、施工すべき壁面等には
セメント又は接着剤を塗布し、該塗布されたセメント又
は接着剤層に対し前記ハニカム状等の構造体の他面側を
押し付けて接着層に食い込ませ、壁面に前記平板材を固
設することを特徴とする施工方法である。 (作用) 第1の発明は、焼物、ガラス等にて構成される平板材の
裏面側にハニカム状構造体を固設したことにより、この
ハニカム状構造体が緩衝材としての作用をなし、特に平
板材を積み重ねて運搬等する際に、ハニカム状構造体に
より平板材の破損が良好に防止される。又、ハニカム状
構造体により補強されて平板材の曲げ強度が増大され、
衝撃力等に対し強固なものとなる。 又、第2の発明においては、平板材の裏面側にハニカム
状構造体を接着剤を介し強固に固着許せたものを使用し
、建物の壁面等には、セメント又は接着剤を多少厚めに
塗布しておき、この塗布されたセメント又は接着剤層に
対し、前方側よりハニカム状構造体が一体化された平板
材を押し付けることにより、ハニカム状構造体に形成さ
れている多数の空洞部がセメント又は接着剤層に押し付
けられて食い込むこととなり、この状態でセメント又は
接着剤層を乾燥させれば、壁面に対しハニカム状構造体
を介し強固に平板材が固着されることとなり、大型のタ
イル板等においても簡易に壁面に固着することができ、
従来のように金具、ボルト等を使用することがないため
、施工が極めて簡易に行なえるとともに、設置される壁
面と平板材間にはハニカム状構造体が配置されるため、
このハニカム状構造体の多数の空洞部が保温効果を発揮
し、平板材の保温機能を増大させることができる。 (実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 本例においては、第1図に示すような六角形。 丸形、三角形、四角形、六角形等の空洞部Sを内部に多
数列設形成したハニカム状構造体1を使用する。即ち、
ハニカム状構造体1はアルミニウム、プラスチック、紙
に樹脂を含浸させたペーハー、無機質の材料で作られた
アスベスト、樹脂を含浸させた不織布等の素材により形
成されたものであり、例えば−辺の長さが3m〜201
1111程度のリブla、laにより、前述した如く内
部に多数の空洞部Sがハニカム状に形成されたものであ
って、リブ1aの高さは3m〜50mm程度のものとな
っている。 このようなハニカム状構造体1を第2図に示すように、
例えば90cmX90cmで厚みが3an〜10m程度
のタイル3の裏面側に固設させてタイル3の補強材とし
て使用することができる。 即ち、第3図に示すように平滑面を有する定盤上に、先
ず前記ハニカム状構造体1を載置させ、とのハニカム状
構造体1の上面に予め平板状に形成された接着剤2を乗
せ、更にその上にタイル3を乗せ、この状態でタイルの
上面側に押圧板4等を配置させて、両側に締付ボルト5
を配置させ、この締付ボルト5を締め付けることにより
、タイル3とハニカム状構造体1を加圧し、この状態で
加熱して接着剤2啼硬化させて強固にタイル3の裏面側
にハニカム状構造体1を固設することができる。この場
合、タイル3に反りがあっても、多少の反りは接着剤2
によって反りの隙間が埋められ、そのまま接着剤2゛が
硬化するので、ハニカム状構造体1とタイル3の接合状
態における平行度を容易に得ることができ、例えば後に
タイル3の表面を機械的に研摩する場合には、タイル3
の厚くなった所は研摩により多く削られるが、研摩後に
はタイル3の厚みは多少のバラつきはあるが平行度が良
好に保たれたものとなる。 尚、機械研摩時に研摩荷重が作用しても、ハニカム状構
造体1が接着剤2により強固にタイル3に接着されてい
るため、ハニカム状構造体1により強度が確保されて支
えられ、研摩時にタイル3に割れ、クラック等が生ずる
ことはない。 このようにハニカム状構造体1を固着して完成されたタ
イル3は、ハニカム状構造体1により曲げ及び圧縮強度
が確保きれているため、輸送時等に積み重ねて輸送して
も、破損等がなく、その後の取り扱いが極めて容易なも
のとなる。 このようなタイル3を現場に輸送した後に壁面等に施工
する場合には、第4図に示すように、設置すべき壁面W
の表面にセメント又は接着剤を多少厚めに塗布し、この
セメント又は接着剤に対し前面側よりタイル3を押し付
けると、ハニカム状構造体1がセメント又は接着剤の層
内に食い込むこととなり、セメント又は接着剤を介しタ
イル3を強固に壁面Wに固設させることができる。 尚、セメント又は接着剤が硬化する間は棒等を使ってタ
イル3を壁面Wに押し付けておき、硬化後に棒等を外せ
ば良い。尚、この施工時にはセメント又は接着剤に対し
次々にタイルを押圧して固着させることができるが、タ
イル3を下から上へ順次隅角部を整合させながら積み上
げ状に固着させてゆけば、簡易に壁面Wにタイル3を列
設状に貼着することができ、従来のようにタイル3,3
間に目地を形成させる必要がなく、施工を極めて簡易か
つ短時間で完了することができ、施工に際し差はどの熟
練を要しない。 尚、ハニカム状構造体1の高さ寸法を施工場所によって
異なるものとしておき、例えば高さ寸法の高いものを使
用すれば、それだけハニカム状構造体1の空洞部S内の
容積が増大されて、多数の空洞部S内に多量の空気を溜
めることができることとなり、しかも各空洞部Sはリブ
1aにより独立したものに形成されているため、この空
洞部Sにより保温性が良好なものとなり、特に室内外の
温度差の激しい壁面W等に施工した時には、空洞部S内
の空気の層によって結露水の発生を防止でき、極めて良
好なタイル外装壁面を得ることができる。 尚、本例においては、タイル3の裏面側にハニカム状構
造体1を接着剤2を介し固着させたものを例示したが、
タイル3の他に、他の平板状のガラス板等であっても良
く、その他の平板材に対しても同様なハニカム状構造体
1の固着構造を採用することができ、同様な効果を得る
ことができる。 又、本例においては、ハニカム状構造体1を固着したタ
イル3を壁面Wに貼着する施工方法を例示したが、壁面
Wに限らず床面等に対する施工方法についても同様に適
応することができる。 又、ニクロム線等を埋め込んで形成された平板材に対し
ハニカム状構造体1を固着させて、床。 壁面、家具等に貼付施工した場合には保温効果が得られ
るものである。さらに、机2家具、ショーケース又は造
作物の一部に貼り付は施工するのに、その必要な大きさ
に切断する場合にも裏面にハニカム構造体が一体化され
ているので、割れ。 欠は等が防止でき取り扱いが容易である。 尚、本例においてはハニカム構造体の蜂の巣状の六角形
の空洞部を形成したものを例示したが、四角形、三角形
、丸形等の空洞部が保有きれる形状であるならば、ハニ
カム状のものに限定されるものではない。 (発明の効果) 本発明の補強構造は、陶磁器等の焼物、ガラス等の比較
的薄肉状の平板材の裏面側に、多数の空  −洞部を形
成し高さが3〜50m程度のハニカム状構造体を固設し
たことにより、ハニカム状構造体により平板材が強固に
補強きれて、平板材の曲げ強度、衝撃強度が極めて増大
きれ、運送時及び施工時等の取り扱いが容易となり、平
板材の割れ。 ラック等の発生が良好に防止されるものである。 又、第2の発明の平板材の施工方法は、陶磁器等の焼物
、ガラス等の比較的薄肉状の平板材の裏面側に、多数の
空洞部を形成し高きが3〜50ff[fi程度のハニカ
ム状等の構造体の片面側を接着剤等を介し接着秘せ、施
工すべき壁面等にはセメント又は接着剤を塗布し、該塗
布されたセメント又は接着剤層に対し前記ハニカム状等
の構造体の他面側を押し付けて接着層に食い込ませ、壁
面に前記平板材を固設することとしたため、簡易かつ強
固に壁面等に平板材を固設させることができ、施工を単
純化させて熟練者に頼らず素人でも良好に施工を行なう
ことができ、施工性が極めて向上される効果を有し、又
、ハニカム状構造体により保温性が確保されるため、設
置される壁面の保温効果を向上し得る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示し、第1図は、平板材の裏面側
に固着されるハニカム状構造体の要部斜視構成図、第2
図はハニカム状構造体を一体化させたタイルの裏面側斜
視図、第3図はハニカム状構造体を固着させる時の製造
過程における断面構成図、第4図は壁面に施工した状態
の側面構成図、第5図は従来の施工構造の側面構成図、
第6図は従来のタイルの正面図である。 1・・・ハニカム状構造体    1a・・・リブ2・
・・接着剤         3・・・タイル5・・・
締付ボルト       W・・・壁面S・・・空洞部 特許出願人       伊  藤  勝  信第1図 第4図 第6図 手続補正書(自発) 1、 事件の表示 昭和63年特許願第107961号 2、発明の名称 焼物、ガラス等の平板材の補強構造及び施工方法3、補
正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所  愛知県瀬戸市東松山町293番地5、補正の
対象 明細書中、「特許請求の範囲ヨの欄、及び「発明の詳細
な説明」の欄 6、補正の内容 別紙のとおり 補 正 明  細  書 1、発明の名称 焼物、ガラス等の平板材の補強構造及び施工方法 2、特許請求の範囲 (1)陶磁器等の焼物、ガラス等の比較的薄肉状の平板
材の裏面側に、多数の空洞部等を形成し高さが3〜50
ffl程度のハニカム状等の構造体を固設したことを特
徴とする焼物、ガラス等の平板材の補強構造。 (2)陶磁器等の焼物、ガラス等の比較的薄肉状の平板
材の裏面側に、多数の空洞部等を形成し高さが3〜50
s程度のハニカム状等の構造体の片面側を接着剤等を介
し接着させ、施工すべき壁面等にはセメント又は接着剤
を塗布し、該塗布されたセメント又は接着剤層に対し前
記ハニカム状等の構造体の他面側を押し付けて接着層に
食い込ませ、壁面に前記平板材を固設することを特徴と
する焼物、ガラス等の平板材の施工方法。 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) この発明は、陶磁器等の焼物、ガラス等の平板材におけ
る補強構造及び、これらの平板材を壁面等に固設させる
施工方法に関するものである。 (従来技術) 従来、タイル等を壁面又は床面等に貼着する場合には、
セメント等で平面出しを行ない、このセメントが柔らか
い間にタイルをセメント上に貼り付けて、タイルの表面
側より木ノーンマー等を用いて叩きながら、タイルの裏
面に形成されてν)る溝の中へセメントを潜り込ませ、
セメントを介しタイルを壁面等に固定していた。 又、別の方法では特殊なパネルにセメント又は接着剤を
塗布してタイルを直接貼り付は一体化させていた。 (発明が解決しようとする課題) 上記セメントを使用した前者の一方法ではセメントの平
面出し等が必要であり、壁面に対するタイルの貼り付け
に熟練を要し、相当の熟練した職人でないと施工が困難
であるという問題点があつた。 又、後者のパネルに貼り付ける方法においては、工場内
でパネルを建築図に合わせて前もって製作する関係上、
パネル全体が大きなサイズのものとなってしまい、殆ど
が外装用としての使用となり、現場における内装関係の
工事には不向きであり、ユニットルーム等の工事以外に
は使用できないという問題点があった。     。 又、近年においては建物等の豪華さを出すために、外装
に3OCT11角〜4OCT!+角、さらには1m角等
の大型のタイルが使用されるようになってきており、こ
のような大型のタイルはセメント等を使用して壁面に固
定させる方法か、又は、ボルト等を使用して壁面に固定
する方法が採られており、前者のセメントを使用して壁
面へ固定させる方法では、タイルの裏面に逆勾配の蟻足
を持たせた深さ0.8〜ll1111で幅10s〜15
11N+1<らいの溝を作っておき、その溝の蟻足の所
へセメントを食い込ませてその僅かな部分で大重量のタ
イル等を固持しているにすぎないことから剥離等の問題
も発生し、又、下塗りのセメントの平面度が出ていない
と折角蟻足溝が多く作ってあっても、セメントが蟻足の
部分へ入らないことが多くある。このことは、タイルの
施工後にタイルの表面から軽く叩くと空洞のある所は空
洞音が発生するが、施工された大型タイル壁の表面を叩
くと多くの場所に空洞音が確認され、これは確実に接着
されていない実証であり、長年の間には剥離につながる
原因となる。 又、ボルト等を使用して壁面に固定する後者の方法では
、例えば第5図に示すように、壁面Wにボルト51を介
しL字状等の金具52を固定させておき、この金具52
の先端部にピン53を打ち込んで、ビン53を介し上下
方向にタイル54を取り付ける構造となっており、この
ような場合には第6図に示すように、壁面Wに対するタ
イル54の支持は、1個のタイル54に対し4ケ所の点
支持となり、この4ケ所の支持点P、P以外のタイル5
4の裏面側には壁面Wとの間に相当の空間部56が形成
されているため強度的に弱く、特に前方側からのtT撃
力に対し脆く、簡易にタイル54が破損し落下するとい
う危険性があった。又、タイル54と壁面W間の空間部
56には、タイル54.54間の隙間55等より風が侵
入して、この空間部56が風の通路として作用し、タイ
ル54の保温性が皆無となっているという問題点があっ
た。 (課題を解決するための手段) 本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって
、タイル等の焼物、ガラス等の平板材を強固にし得る補
強構造及び平板材の壁面等に対する良好な施工方法を提
供しようとするものであり、その第1の発明は、陶磁器
等の焼物、ガラス等の比較的薄肉状の平板材の裏面側に
、多数の空洞部等を形成し高さが3〜50s程度のハニ
カム状等の構造体を固設したことを特徴とする補強構造
である。 又、第2の発明は、陶磁器等の焼物、ガラス等の比較的
薄肉状の平板材の裏面側に、多数の空洞部等を形成し高
さが3〜50IIn程度のハニカム状等の構造体の片面
側を接着剤等を介し接着させ、施工すべき壁面等にはセ
メント又は接着剤を塗布し、該塗布されたセメント又は
接着剤層に対し前記ハニカム状等の構造体の他面側を押
し付けて接着層に食い込ませ、壁面に前記平板材を固設
することを特徴とする施工方法である。 (作用) 第1の発明は、焼物、ガラス等にて構成される平板材の
裏面側にハニカム状等の構造体を固設したことにより、
このハニカム状等の構造体が緩衝材としての作用をなし
、特に平板材を積み重ねて運搬等する際に、ハニカム状
等の構造体により平板材の破損が良好に防止される。又
、ハニカム状等の構造体により補強されて平板材の曲げ
強度が増大され、衝撃力等に対し強固なものとなる。 又、第2の発明においては、平板材の裏面側にハニカム
状等の構造体を接着剤を介し強固に固着させたものを使
用し、建物の壁面等には、セメント又は接着剤を多少厚
めに塗布しておき、この塗布されたセメント又は接着剤
層に対し、前方側よりハニカム状等の構造体が一体化さ
れた平板材を押し付けることにより、ハニカム状等の構
造体に形成されている多数の空洞部等がセメント又は接
着剤層に押し付けられて食い込むこととなり、この状態
でセメント又は接着剤層を乾燥させれば、壁面に対しハ
ニカム状等の構造体を介し強固に平板材が固着されるこ
ととなり、大型のタイル板等においても簡易に壁面に固
着することができ、従来のように金具、ボルト等を使用
することがないため、施工が極めて簡易に行なえるとと
もに、設置される壁面と平板材間にはハニカム状等の構
造体が配置されるため、このハニカム状等の構造体の多
数の空洞部等が保温効果を発揮し、平板材の保温機能を
増大させることができる。 (実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 本例においては、第1図に示すような六角形。 丸形、三角形、四角形、六角形等の空洞部Sを内部に多
数列設形成したハニカム状構造体1を使用する。即ち、
ハニカム状構造体1はアルミニウム、プラスチック、紙
に樹脂を含浸させたペーパー、無機質の材料で作られた
アスベスト、樹脂を含浸させた不織布等の素材により形
成されたものであり、例えば−辺の長さが3ml〜20
111111程度のリブla、laにより、前述した如
く内部に多数の空洞部Sがハニカム状に形成されたもの
であって、リブ1aの高さは3[ln〜501m程度の
ものとなっている。 このようなハニカム状構造体1を第2図に示すように、
例えば90cmX90cmで厚みが3I!Iln〜IQ
mm程度のタイル3の裏面側に固設させてタイル3の補
強材として使用することができる。 即ち、第3図に示すように平滑面を有する定盤上に、先
ず前記ハニカム状構造体1を載置させ、このハニカム状
構造体1の上面に予め平板状に形成された接着剤2を乗
せ、更にその上にタイル3を乗せ、この状態でタイルの
上面側に押圧板4等を配置させて、両側に締付ボルト5
を配置させ、この締付ボルト5を締め付けることにより
、タイル3とハニカム状構造体1を加圧し、この状態で
加熱して接着剤2を硬化許せて強固にタイル3の裏面側
にハニカム状構造体1を固設することができる。この場
合、タイル3に反りがあっても、多少の反りは接着剤2
によって反りの隙間が埋められ、そのまま接着剤2が硬
化するので、ハニカム状構造体1とタイル3の接合状態
における平行度を容易に得ることができ、例えば後にタ
イル30表面を機械的に研摩する場合には、タイル3の
厚ぐなった所は研摩により多く削られるが、研摩後には
タイル3の厚みは多少のバラつきはあるが平行度が良好
に保たれたものとなる。 尚、機械研摩時に研摩荷重が作用しても、ハニカム状構
造体1が接着剤2により強固にタイル3に接着されてい
るため、ハニカム状構造体1により強度が確保きれて支
えられ、研摩時にタイル3に割れ、クラック等が生ずる
ことはない。 このようにハニカム状構造体1を固着して完成されたタ
イル3は、ハニカム状構造体1により曲げ及び圧縮強度
が確保されているため、輸送時等に積み重ねて輸送して
も、破損等がなく、その後の取り扱いが極めて容易なも
のとなる。 このようなタイル3を現場に輸送した後に壁面等に施工
する場合には、第4図に示すように、設置すべき壁面W
の表面にセメント又は接着剤を多少厚めに塗布し、この
セメント又は接着剤に対し前面側よりタイル3を押し付
けると、ハニカム状構造体1がセメント又は接着剤の層
内に食い込むこととなり、セメント又は接着剤を介しタ
イル3を強固に壁面Wに固設跡せることができる。 尚、セメント又は接着剤が硬化する間は棒等を使ってタ
イル3を壁面Wに押し付けておき、硬化後に棒等を外せ
ば良い。尚、この施工時にはセメント又は接着剤に対し
次々にタイルを押圧して固着させることができるが、タ
イル3を下から上へ順次隅角部を整合させながら積み上
げ状に固着させてゆけば、簡易に壁面Wにタイル3を列
設状に貼着することができ、従来のようにタイル3.3
間に目地を形成させる必要がなく、施工を極めて簡易か
つ短時間で完了することができ、施工に際し差はどの熟
練を要しない。 尚、ハニカム状構造体1の高さ寸法を施工場所によって
異なるものとしておき、例えば高さ寸法の高いものを使
用すれば、それだけハニカム状構造体1の空洞部S内の
容積が増大されて、多数の空洞部S内に多量の空気を溜
めることができることとなり、しかも各空洞部Sはリブ
1aにより独立したものに形成されているため、この空
洞部Sにより保温性が良好なものとなり、特に室内外の
温度差の激しい壁面W等に施工した時には、空洞部S内
の空気の層によって結露水の発生を防止でき、極めて良
好なタイル外装壁面を得ることができる。 尚、本例においては、タイル3の裏面側にハニカム状構
造体1を接着剤2を介し固着させたものを例示したが、
タイル3の他に、他の平板状のガラス板等であっても良
く、その他の平板材に対しても同様なハニカム状構造体
1の固着構造を採用することができ、同様な効果を得る
ことができる。 又、本例においては、ハニカム状構造体1を固着したタ
イル3を壁面Wに貼着する施工方法を例示したが、壁面
Wに限らず床面等に対する施工方法についても同様に適
応することができる。 又、ニクロム線等を埋め込んで形成された平板材に対し
ハニカム状構造体1を固着させて、床。 壁面、家具等に貼付施工した場合には保温効果が得られ
るものである。さらに、机、家具、ショーケース又は造
作物の一部に貼り付は施工するのに、その必要な大きさ
に切断する場合にも裏面にハニカム構造体が一体化され
ているので、割れ。 欠は等が防止でき取り扱いが容易である。 尚、本例においてはハニカム構造体に蜂の巣状の六角形
の空洞部を形成したものを例示したが、四角形、=角形
、丸形等の空洞部が保有される形状であるならば、ハニ
カム状のものに限定きれるものではない。さらに、ハニ
カム構造体に替えて、陶磁器原料に発泡剤を混入し、連
続しない1間程度の細孔を形成させた比重0.6〜0.
7、見かけ気孔率40〜60程度のセラミックス発泡体
を平板材の裏面mlに固設したものであっても同様な効
果を期待でき、壁面W側のセメント等を細孔内に食い込
ませることができる。 (発明の効果) 本発明の補強構造は、陶磁器等の焼物、ガラス等の比較
的薄肉状の平板材の裏面側に、多数の空洞部等を形成し
高さが3〜50IIIm程度のハニカム状等の構造体を
固設したことにより、ハニカム状等の構造体により平板
材が強固に補強されて、平板材の曲げ強度、f7撃強度
が極めて増大され、運送時及び施工時等の取り扱いが容
易となり、平板材の割れ、ラック等の発生が良好に防止
されるものである。 又、第2の発明の平板材の施工方法は、陶磁器等の焼物
、ガラス等の比較的薄肉状の平板材の裏面側に、多数の
空洞部等を形成し高さが3〜50匝程度のハニカム状等
の構造体の片面側を接着剤等を介し接着させ、施工すべ
き壁面等にはセメント又は接着剤を塗布し、該塗布され
たセメント又は接着剤層に対し前記ハニカム状等の構造
体の他面側を押し付けて接着層に食い込ませ、壁面に前
記平板材を固設することとしたため、簡易かつ強固に壁
面等に平板材を固設させることができ、施工を単純化さ
せて熟練者に頼らず素人でも良好に施工を行なうことが
でき、施工性が極めて向上される効果を有し、又、ハニ
カム状等の構造体により保温性が確保されるため、設置
される壁面の保温効果を向上し得る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示し、第1図は、平板材の裏面側
に固着されるハニカム状構造体の要部斜視構成図、第2
図はハニカム状構造体を一体化させたタイルの裏面側斜
視図、第3図はハニカム状構造体を固着させる時の製造
過程における断面構成図、第4図は壁面に施工した状態
の側面構成図、第5図は従来の施工構造の側面構成図、
第6図は従来のタイルの正面図である。 1・・・ハニカム状構造体    1a・・・リブ2・
・・接着剤         3・・・タイル5・・・
締付ボルト       W・・・壁面S・・・空洞部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)陶磁器等の焼物;ガラス等の比較的薄肉状の平板
    材の裏面側に、多数の空洞部を形成し高さが3〜50m
    m程度のハニカム状等の構造体を固設したことを特徴と
    する焼物、ガラス等の平板材の補強構造。
  2. (2)陶磁器等の焼物、ガラス等の比較的薄肉状の平板
    材の裏面側に、多数の空洞部を形成し高さが3〜50m
    m程度のハニカム状等の構造体の片面側を接着剤等を介
    し接着させ、施工すべき壁面等にはセメント又は接着剤
    を塗布し、該塗布されたセメント又は接着剤層に対し前
    記ハニカム状等の構造体の他面側を押し付けて接着層に
    食い込ませ、壁面に前記平板材を固設することを特徴と
    する焼物、ガラス等の平板材の施工方法。
JP63107961A 1988-04-30 1988-04-30 焼物,ガラス等の平板材の補強構造及び施工方法 Pending JPH01280164A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63107961A JPH01280164A (ja) 1988-04-30 1988-04-30 焼物,ガラス等の平板材の補強構造及び施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63107961A JPH01280164A (ja) 1988-04-30 1988-04-30 焼物,ガラス等の平板材の補強構造及び施工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01280164A true JPH01280164A (ja) 1989-11-10

Family

ID=14472453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63107961A Pending JPH01280164A (ja) 1988-04-30 1988-04-30 焼物,ガラス等の平板材の補強構造及び施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01280164A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111136999A (zh) * 2019-12-24 2020-05-12 南京工程学院 一种高韧仿贝壳砖泥结构陶瓷基复合材料及其制备方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111136999A (zh) * 2019-12-24 2020-05-12 南京工程学院 一种高韧仿贝壳砖泥结构陶瓷基复合材料及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220307272A1 (en) Fiber enforced thin brick sheet and process
US6516578B1 (en) Thin brick panel system
JP2976023B1 (ja) 複合建材及びその製造方法
AU703860B2 (en) Panels in particular for floor, wall, ceiling or furniture coverings or components, a method of manufacturing such panels or components, and a retaining element for such panels
US20140083040A1 (en) Insulated wall panel
US20080104913A1 (en) Lightweight Concrete Wall Panel With Metallic Studs
US6151857A (en) Prefabricated composite construction system for internal and/or external building-walls
JP2004092312A (ja) 断熱材及び外装材施工方法
CN113374199A (zh) 一种安装方便的复合板
CN102383507A (zh) 轻钢龙骨石膏板玻化砖装饰墙体及其施工方法
CN215802648U (zh) 一种简便式保温装饰维护一体化复合墙板及墙体结构
CZ269696A3 (cs) Rozpěrka
JPS59228547A (ja) 外断熱二重壁の構造
JPH01280164A (ja) 焼物,ガラス等の平板材の補強構造及び施工方法
KR20050073708A (ko) 건물 벽체용 일체형 적층 복합패널과 이를 이용한 건물의벽체 시공 방법
JP3122800U (ja) けい酸カルシウム板を用いた外断熱構造
JP2023525456A (ja) クラッディングを接着するためのシステム及び方法
JP2004019179A (ja) けい酸カルシウム板を用いた外断熱工法
JPH08193409A (ja) 繊維強化プラスチックパネル、その接合体および不燃複合繊維強化プラスチックパネル
JP2002364096A (ja) 断熱壁構造
JPH05280178A (ja) 硬質壁材の取付構造
NL2024557B1 (nl) Werkwijze het isoleren van een constructief ruimtebegrenzingsonderdeel van een gebouw, buitengevelplaat en isolatieplaat
KR200344187Y1 (ko) 건축내부 냉온방 방음 마감재
JPH11350617A (ja) プレキャストコンクリート複合パネルの大型化粧板間の目地構造
KR200443690Y1 (ko) 조립식 월-패널