JPH01279051A - 金属蓋付容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はプラスチック製容器本体と金属蓋とからなる金
属蓋付容器に関する。

（従来の技術） 金属製の容器、例えば金属缶は種々の形態を有するもの
があるが、缶体の構造から３ピ一ス缶と２ピ一ス缶とに
区分することができる。３ピ一ス缶はブリキハンダ缶と
も言われ、円筒状胴部とふた及び底部を二重巻締めで密
封した構造である。

一方、２ピ一ス缶はブリキ打抜き缶とも言われ、胴部及
び底部（容器本体）を一体成形したものにふたを二重巻
締めする構造である。

これら金属缶は食品包装容器として各種食品缶詰、ジュ
ース、清涼飲料、ジャム類、乾燥食品等の容器に使用さ
れ、密封、保存機能が特に優れた剛性容器である。しか
しながら、金属缶には、下記のような改首すべき点があ
る。即ち、■　金属缶であるために、軽量化に限界があ
る。

■　衝撃を受けた時、−度つぶれると復元性がなく、変
形してしまう。

■　プラスチック製容器に比べて、その製造上のエネル
ギーコストが高い。

■　容器外装のデイスプレィ効果が金属の場合、自由に
変えることができず、外装手段は印刷によるしかない。

■　内容物を開缶せずに確認できるような透明容器をつ
くることは不可能である。

このような従来な金属缶における欠点を解決するため、
プラスチック製の容器本体に金属蓋を取付けてなる金属
蓋付８器が考えられている。

また、プラスチック製の容器本体に金属蓋を取付ける場
合、容器本体のフランジ部に金属蓋の周縁部を巻締めて
取付けている。

（発明が解決しようとする課題） 上述のように、金属蓋付容器はプラスチック製容器本体
のフランジ部に金属蓋の周縁部を巻締めて構成されてい
る。そして金属蓋付容器内には各種の内容物を収納して
いる。

ところで内容物として例えば粉体を収納する場合、この
内容物の排出量を適当な量に排出することができれば都
合が良い。

本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、
内容物の排出量を適量に調整できる金属蓋付容器を提供
することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明は、フランジ部を有するプラスチック製の容器本
体と、前記フランジ部を巻締める周縁部を有する金属蓋
とを備え、前記金属蓋に円周方向に沿って半切部を設け
て開口自在とするとともに、前記金属蓋下方に複数の開
孔を有する有孔シートを配設したことを特徴とする金属
蓋付容器である。

（作　用） 金属蓋に半切部に沿って開口を形成することにより、有
孔シートの開孔を通して内容物を排出することができる
。また、芳香剤のように微孔を介して香りを徐放するこ
ともできる。

（実施例） 以下図面を参照して本発明の実施例について説明する。

第１図乃至第３図は本発明による金属蓋付容器の一実施
例を示す図である。

金属蓋付容器１０はフランジ部１５を有するプラスチッ
ク製容器本体１４と、フランジ部１５を巻締める周縁部
１２を有する金属［１１とからなっている。

このうち、金属蓋１１はアルミニウム製またはブリキ製
となっている。

また、本実施例において用いられるプラスチック製容器
本体１４は、特に限定されたものである必要はなく、巻
締めに耐える充分な硬度、強度を有するものであればよ
く、オレフィン系樹脂、ポリプロピレンを主体とした積
層材料等が用いられる。

また、金属蓋１１の表面には、円周方向に沿って半切部
１１ａが設けられている。そして金属蓋１１の表面であ
って半切部１１ａの内側に、プルタブ１３が取付けられ
ている。このため、プルタブ１３を上方へ引張ることに
よって、金属蓋１１の半切部１１ａの内側部分を取除き
、金属蓋１１に開口を形成することができる。

金属蓋１１下方には、金属蓋１１と接触させた状態で有
孔シート１８が設けられている。この有孔シート１８は
第３図に示すように複数の開孔１８ａを有しており、例
えばプラスチック、金属、紙、および不織布等から形成
されている。また有孔シート１８は、その外周をフラン
ジ部１５と周縁部１２との間に介在させて保持されてい
る。

次にこのような構成からなる金属蓋付容器１０の製造方
法について説明する。

まず、プラスチック製容器本体１４内に内容物として、
例えば調味料等の粉体１６が収納される。

その後、容器本体１４上に有孔シート１８が載置され、
続いて金属Ｍ１１が周縁部１２を容器本体１４のフラン
ジ部１５に重ねた状態で装着される。

その後、容器本体１４のフランジ部１５と有孔シート１
８の外周と金属Ｍ１１の周縁部１２とが、適当なシーマ
を用いて巻締められる。このようにして、有孔シート１
８は、容器本体１４のフランジ部１５と金属蓋１１の周
縁部１２との間で保持され、また容器本体１４は金属Ｍ
ｌｌによって完全に密封されて金属蓋付容器１０が得ら
れる。

使用者はプルタブ１３を引張って、金属蓋１１の半切部
１１ａの内側部分を取除き、金属蓋１１に開口を形成す
る。この場合、容器本体１４は有孔シート１８によって
覆われることになる。その後使用者は金属蓋付容器１０
を引繰返して、内部に収納された粉体１６を有孔シート
１８の開孔１８ａを通して排出する。

このように本実施例によれば、金属蓋付容器１０内に収
納された粉体１６を有孔シートの開孔１８ａを通して排
出することができるので、金属蓋付容器の傾斜角度や開
孔１８ａの大きさと数により粉体１６の排出量を適当に
調整することができる。芳香剤や消臭剤ではミクロンオ
ーダの微孔フィルムを用いる。微孔フィルムは、無機フ
ィラーをプラスチックに練込んで延伸するなど公知の方
法で良い。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば金属蓋付容器内に
収納された内容物を有孔シートの開孔を通して排出する
ことができるので、金属蓋付容器の傾斜角度や開孔の大
きさと数により内容物の排出量を適当に調整することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による金属蓋付容器の一実施例を示す側
断面図であり、第２図は巻締める前の容器本体、を孔シ
ートおよび金属蓋を示す側断面、第３図は有孔シートを
示す平面図である。 １０・・・金属蓋付容器、・１１・・・金属蓋、ｌｌａ
・・・半切部、１２・・・周縁部、１３・・・プルタブ
、１４・・・容器本体、１５・・・フランジ部、１６・
・・粉体、１８・・・有孔シート。 出願人代理人　　佐　　藤　　−雄

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フランジ部を有するプラスチック製の容器本体と、前記
   フランジ部を巻締める周縁部を有する金属蓋とを備え、
   前記金属蓋に円周方向に沿って半切部を設けて開口自在
   とするとともに、前記金属蓋下方に複数の開孔を有する
   有孔シートを配設したことを特徴とする金属蓋付容器。