JPH01278510A - 熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物

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JPH01278510A
JPH01278510A JP10757788A JP10757788A JPH01278510A JP H01278510 A JPH01278510 A JP H01278510A JP 10757788 A JP10757788 A JP 10757788A JP 10757788 A JP10757788 A JP 10757788A JP H01278510 A JPH01278510 A JP H01278510A
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block copolymer
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acid
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JP10757788A
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Toshinori Shiraki
利典 白木
Hideo Morita
英夫 森田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、硬化前のコンパウンド作製時の作業性に優れ
、又硬化後の成形品の表面特性(表面平滑性、表面光沢
性)、耐衝撃性に優れた性能を示すシートモールデイン
ダコンバウンド(SMC)あるいはバルクモールディン
グコンパウンド(BMC)として利用できる熱硬化性不
飽和ポリエステル樹脂組成物に関うる。
(従来の技術とその間順点) 近年、自動車の軽量化の動き力・活発化するにしたがい
、自動車の外板部品ヤ概遁部品に不飽和ポリエステル樹
脂を採用する試みが盛んとなってきている。
一般に、不飽和ポリエステル樹脂を使用した成形品は、
硬化の際に成形収縮率が4〜12%もあるために通常は
、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、およびポリ
酢酸ビニルなどの熱可塑性樹脂が「低収縮剤」として配
合されている。
しかしながら、この場合においても、不飽和ポリエステ
ル樹脂と低収縮剤とがコンパウンド後に相分離を起こし
たシ、成形品となっても、そり、波うち等の好1しくな
い表面特性かい1だ誘引されているのが現状である。し
たがって、不飽和ポリエステル樹脂組成物においては、
耐衝撃性の改良はもちろんのこと、これらの表面特性お
よびコンパウンド後の増粘特性が重視される傾向にあシ
、その改良が1要課題となっている。このため、これら
の改良に対する試みは数多く提案されており、例えば、
特開昭48−34289号公報、11.5開昭49−3
0480刀公報には、スナレンーブタジエンブロック共
重合体(il−添加する方法がm %さItている。し
かし、これらの方法では添加したスチレ/−ブタジェン
ブロック共重合体成分と不飽和ポリエステル樹脂成分が
コンパウンド後に相分離するため、結果的に表面特性お
よび耐衝撃性の劣る硬化物しか得られていないのが実状
である。
かかる欠点を改良する試みとして特開昭52−1485
88号公報、特開昭54−130653号公報には、分
子鎖末端にカルボキシル基ないしその基金含有するスチ
レンープタゾエンブロック共重合体全添加する方法が提
案されている。しかしながら、これら方法でもゴム成分
と不飽和ポリニスデル成分の相分離問題は本質的に)眸
決することができす、従って表面特性および耐衝撃性の
改善に至ってないのが実状である。これら状況のもとで
、さらに、かかる欠点を改良する試みが特開昭56−1
15309号公報、特開昭56−115610号公報に
提案されており、その内容は、スチレンーブタジエンプ
ロソク共重合体にジカルボン酸基および/′iたけその
誘導体基が結合した変性プlコック共ル合体全除加づる
こと全特徴としている。また同様の目的のため材開昭5
8−8718号公報には、スチレン−ブタジェンブロッ
ク共重合体を水素添加して得られる水添ブロック共重合
体にカルボン酸基またはその誘導体基を含有する分子単
位が結合した変性ブロック共重合体を添加する方法が提
案されている。
(本発明か解決すべき課題) しかしながら、これらの変性ブロック共重合体を用いる
ことによシ先記した不飽和ポリニスデル成分とのコンパ
ウンド後の相分離問題は改良されたものの、い丑だ得ら
fる硬化物の表面特性は不十分であり、さらに製造上の
観点で、ノ・ンドリング粘度が^すきたジ、増粘特性の
面でい逢だ不十分なものであった。
本発明は、分子量とカルボン酸基等を含有する分子単位
の結合量との関係が特定の範囲である変性ブロック共重
合体を用いることにより上述した課題が解決され、表面
平滑性1表面光沢性等に優れた不飽和ポリエステル樹脂
組成物の硬化物が得られることを見い出し、本発明をな
すに至った。
(課順ケ解決するための手段) 即ち、本発明は、 (a)  不飽和ポリエステル樹脂 (b)少なくとも1個のビニル芳香族化合物重合体ブロ
ックAと、不飽和反が20%を越えないオレフィン化合
物重合体ブロックBを少なくとも1個有し、ビニル芳香
族化合物の含有量が5〜95重量%であるブロック共重
合体に、カルボン酸基またはその誘導体基?含有する分
子単位が結合した変性ブロック共重合体 (c)  ビニル単を体 い)硬化剤 からなる組成物において、(b)成分の変性ブロック共
重合体が、下式(11 〔ここで、Mn Ifよ変性ブロック共重合体の数平均
分子量、Wは変性ブロック共重合体に結合した、カルボ
ン酸基またはその誘導体基金含有する分子単位を構成す
る化合物の結合量(重量%)を示す。〕 全満足すること全特徴とする熱硬化性不飽和ポリエステ
ル樹脂組成物VC関する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明で(a)成分として用いられる不飽和ポリエステ
ル樹脂は、α、β−不飽和二塩基酸またはこれとpj!
、和二塩基酸との混合物と多価アルコールとの縮合反応
によって得たものである。この二塩基酸数分としては、
例え−、マレイン酸、フマル酸。
イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸、塩素化マレイ
ン酸、グルタコン酸またはこれらの酸無水物を挙けるこ
とができる。なた、飽和二塩基酸としてはフタル酸、ハ
ロダン化ンタル酸、イソフタル醒、テレフタル酸、テト
ラヒドロフタル酸、ヘット版、エンドメチレンデトラヒ
ドロ7タル酸。
コハク酸、アシビリン酸、グルタル酸、セパチン酸、ピ
メリン酸またはこれらの酸無水物を挙けることができる
。また、必要に応じてアクリル酸。
メタクリル酸等の如き一塩基酸やトリメリット酸。
ヘミメリット酸、トリメシン酸の如き多塩基酸を変性剤
として上記の二塩基酸と併用することもでキル。多価ア
ルコールとしてはエチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ジグロピレンダリコール
、トリプロピレンクリ:I−/l/ 、 z +) y
ロピレンタリコール、113−ブタンジオール、テトラ
メチレンダリコール。
1.6−ヘキサンジオール、ネオペンチグリコール。1
.4−シクロヘキサンジメタツール、水素化ビスフェノ
ールA、ビスフェノールAのエチレンオキサイドおよび
/またはフ0ロビレンオキサイド付加物等を挙けること
ができる。また、必要に応ジチアミルアルコール、ヘキ
シルアルコール。
ペンチルアルコール、オクチルアルコール等の如き高級
脂肪族アルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール
等の如き1価アルコール、グリセリン、ペンタエリスリ
トール、トリメチロールエタン、ソルビット1等の如き
多価アルコールと併用することもできる。
本発明の組成物の(b)成分である変性ブロック共重合
体は、少なくとも1個のビニル芳香族化合物1合体ブロ
ックAと少なくとも1個の不飽和度が20%を越えない
オレフィン化合物重合体ブロックBとからなるブロック
共重合体(以下これを、「基体となるブロック共重合体
」と呼ぶ)に、カルボン酸基葦たはその誘導体基全含有
する分子単位が結合した変性ブロック共重合体である。
ここでオレフィン化合物1合体ブロックとは、エチレン
、プロピレン、1−ブテン、インブチレン等のモノオレ
フィン、あるいはブタジェン、イタブレン、1.6−ペ
ンタジェン等の共役ジオレノィン、1.4−へキザジエ
ン、ノルボルネン、ノルボルネン誘導体等の非共役ジオ
レフィンのうちから選ばれた1穐以上のオレフィン化合
物が1合、あるいは共1合した形態を有する1合体ブロ
ックであシ、しかも該ブロックの不飽和度は20%以下
である。従ってオレフィン化合物重合体ブロックの構成
モノマーとして上記のジオシンイン類を用いた場合には
、該ブロック部分の不飽和度が20%を越えない程度に
1で水添等の方法により不飽和度全滅らす処置が施塾れ
でいなければならない。
nだオレフィン化合物1合体ブロックにはビニル芳香族
化合物がランタムに共1合されていてもよい。本発明に
おいて、1基体となるブロック共重合体」としては、ビ
ニル芳香族化合物と共役ジエン化合物からなるブロック
共重合体の水添物、ビニル芳香族化合物とモノオレフィ
ンとのブロック共重合体等が挙げられる。不発明で使用
する変性ブロック共重合体は、前記の1基体となるブロ
ック共重合体」に、不飽和カルボン酸またはその誘導体
を付加反応きせることにより製造できる。
本発明において(b)成分として最も好ましい変性ブロ
ック共重合体は、ビニル芳香族化合物1合体ブロックと
共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックとから構
&δれてなるブロック共重合体(以後これを、「前駆体
としてのブロック共重合体」と呼ぶ)の共役ジエン部分
の不飽和度が20%を越えない程度にまで選択的に水添
され、次いで、不飽和カルボン酸またはその誘導体が付
加及応によ逆結合されて得られた変性ブロック共重合体
である。
「前駆体としてのブロック共重合体」は、少なくとも1
個、好ましくは2個以上のビニル芳香族化合物1合体ブ
ロックと少なくとも1個の共役ジエン全主体とする1合
体ブロックと全含有するものである。ここで共役ジエン
全主体とする重合体ブロックは、ビニル芳香族化合物と
共役ジエン化合物との1葉比が一般に0/100〜50
15o1好ましくは0/100〜30/70の組成範囲
からなる乗合体ブロックであり、このブロックにおける
ビニル芳香族化合物の分布は、ランダム、テーパー(分
子鎖に沿ってモノマー成分が増加または減少するもの)
、一部ブロック状またはこれらの任意の組合せのいずれ
であってもよい。ランダム、テーパー或いは一部ブロッ
ク状にビニル芳香族化合物が分布した部分は、共役ジエ
ンを主体とする1合体ブロック中に被数個共存しでもよ
い。
なは、本発明における「njJ駆体としてのブロック共
重合体」中には、ビニル芳香族化合物1人合体ブロック
と共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックとの遷
移部等にビニル芳香族化合物の含有量が50重量%を越
えるビニル芳香族化合物と共役ジエン化合物との共重合
体ブロックが存在してもよいが、かかる乗合体ブロック
は前記の共役ジエン化合物全主体と1″る重合体ブロッ
クに含めるものとする。
[i1]駆体としてのブロック共重合体」において、ビ
ニル芳香族化合物の含有量と共役ジエン化合物の官有量
の止童比は、5/95〜9515、好ましくは10/9
0〜90/10、更に好ましくは15/85〜85/1
5の範囲である。かかるブロック共重合体はビニル芳香
族化合物の含有量が601量係以下、好tb<ussx
!量%以下の場合は熱可塑性弾性体としての特性を示し
、ビニル芳香族化合物の言イゴ量が601量%全越える
場合、好ましくは65781%以上の場合は熱可塑性樹
脂としての特性を示す。本発明において耐衝撃性の良好
な硬化物′?f:得る場合には、ビニル芳香族化合物の
官有量か5〜60亜量%のブロック共重合体全使用する
のが好ましい。又、水添前のブロック共重合体中の共役
ジエン部分のミクロ構造は任意に選定でき、例えばブタ
ジェンの場合、ブタジェン部分の1,2−結合量は10
〜80%の範囲で選定できる。特に変性ブロック共重合
体にゴム弾性を持たせること全必要とする場合には、1
,2結合量は25〜65%の範囲が好ましく、65〜5
5%の範囲が特に好ましい。
上記ブロック共重合体が、ビニル芳香族化合物事合体ブ
ロックまたは共役ジエン化合物全主体とする連合体ブロ
ック全2個以上含有する場合においては、各ブロックは
同一の構造であってもよいし、モノマー成分含有量、そ
れらの分子鎖における分布、ブロックの分子量、ミクロ
構造などの各構造が異なるものであつでもよい。
本発明で使用される[前駆体としてのブロック共重合体
」、即ち水添前のブロック共重合体の製造方法としては
公知のいかなる方法でもよく、例えは特公昭3<S−1
9286号公報、髄−公昭46−17979号公報、特
公昭45−31951号公報、特公昭46−32415
号公報、特公昭49−66957号公報、特公昭48−
2423号公報、特公昭48−4106号公報等に記載
された方法があげられる。これらは炭化水累溶剤中で有
機リチウム化合物等の1基合開始剤を用い、必要に応じ
てビニル化剤としてジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ランの如きエーテル化合物、トリエチルアミン、N、N
’、N’、N’−テトラメチルエチレンジアミンの如き
第6級アミン、ヘキサメチルホスホアミドの如きホスフ
ィン化合物などのルイス塩基、カンプリング剤として四
塩化ケイ素やエポキシ化り゛イズ油の如き多痕能性化合
物葡用い、共役ジエンとビニル芳香族化合物音ブロック
共凍−合する方法であυ、−数式、 (A B)n 、  A+B−A、)n SB(ニー計
B)n(上式において、Aはビニル芳香族化合物1合体
ゾロツクであシ、Bは共役ジエン全主体とする重合体ブ
ロックである。ブロックAとブロックBの視性は必すし
も明瞭に区別さ)Lる必要はない。又、nは1以上の整
数−〇ある。)で表きれるブロック共重合体、或いは一
般式、 [(B−A) −)−X 、  ((A−B)n−11
−il、iXnm+1 [(f3−AへB−−xl ((A−B鮨Aね、■ (上式において、A、Bは前記と同じであり、Xは例え
ば四塩化ケイ素、四塩化スズ、エポキシ化大豆油、ポリ
エポキシ化合物、ボリハロケゞン化炭化水素、ボリハロ
ケゞン化シリコーン化合物、カルボ゛ン酸エステル、ポ
リケトン化合物、ポリビニル化合物などのカップリング
剤の残基又は多官能有機リチウム化合物等の開始剤の残
基金示す、m及びn−11以」二の整数である。) で表わされるブロック共重合体として得られる。
本発明で使用する「前駆体としてのブロック共重合体」
は上記−数式で表わされるブロック共重合体の任意の混
合物でもよい。
本発明で用いる共役ジエンとに、1対の共役二重結合金
石するジオレフィンて゛あシ、例えは1.6−ブタジェ
ン、2−メチル−1,6−ブタジェン(イソプレン)、
2,3−ジメチル−1,6−ブタジェン、1.3−ペン
タジェン、1.3−ヘキサジエン等であるが、特に一般
的なものとしては1.3−ブタジェン、イソプレンか挙
けられる。
これらは1種のみならす2種以上混合して使用してもよ
い。
本発明で用いるビニル芳香族化合物としてはスチレン、
0−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−↑;e
rt−ブチルスチレン、1.3−ジメチルスチレン、α
−メチルスチレン、ビニルナフタレン、ビニルアントラ
セン等があるが、特に−般的なものとしてはスチレンが
享けられる。これらは1稲のみ寿らす2種以上混合して
使用してもよい。
次に上記のブロック共重付体は、水添反応に供さ7しる
。水添反応に使用される触媒としては、(1)Nj、 
、 Pt 、 Pd 、 Ru等の金属”iカーボン、
シリカ、アルミナ、ケイソウ土等の担体に担持式せた担
持型不均一系触媒と、(21Nj 、 Co 、 Fe
 、 Cr等の有機塩またはアセチルアセトン塩と有機
At等の還元剤とを用いるいわゆるチーダラー型触媒、
あるいはRu 、 Rh等の11機金栖化合物等のいわ
ゆるη機錯触媒等の均一触媒が知られている。具体的な
方法としてtd:%公昭42−8704号公報、特公昭
43−6636号公報、あるいは特開昭59−1332
03号公報に記載された方法により、不活性溶媒中で水
素添加触媒の存在下に水素冷加して、水添物を得、本発
明に供する「基体となるブロック共重合体」を製造する
ことかできる。1基体となるブロック共重合体」は、[
nl」躯体としてのブロック共重合体]の共役ジエン化
合物全主体とする1合体ブロック中における共役ジエン
化合物に基つく脂肪族二1結合の少くとも80係か水素
添加されていること、換1すれは。共役ジエン化合物全
主体と1゛る1合体ブロックが水素協加によって形態的
にオレフィン化合物1合体ブロックBに変換され、該ブ
ロックB中の不飽和度が20%を越えないことが必要で
ある。オレフィン化合物1合体ブロックの不飽和度が2
0%を越えると不飽和ポリエステル樹脂組成物の成形品
の耐候性や耐熱老化性が劣るため好ましくない。一方、
ビニル芳香族化合物1合体ブロック中のビニル芳香族化
合物および必要に応じて共役ジエン化合物全主体とする
重合体ブロック中に共重合されているビニル芳香族化合
物に基つく芳香族二重結合の水素添加率については特に
制限はないが、水素添加率を20%以下にするのが好ま
しい。オレフィン化合物重合体ブロックの不飽和度は、
赤外分光光度計(IR)や核磁気共鳴装置(NMR)等
を用いた機器分析、ヨード滴定分析などにより測定でき
る。
「基体となるブロック共重合体」は、次いで、不飽和カ
ルボン酸−またはその誘導体との付加反応により変性さ
れ、本発明で使用する変性ブロック共重合体が合成され
る。不飽和カルボン酸またはその誘導体の例としては、
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、ハロケゞン化マレ
イン酸、シス−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボ
ン酸、エンド−シス−ビシクロ[2,2,1)−5−ヘ
グテン−2,6−ジカルボン酸等や、これらジカルボン
酸の酸無水物、エステル、アミド、イミドなど、アクリ
ル酸、メタクリル酸等や、これらモノカルボン酸のエス
テル(例えばメチルメタクリレート、グリシジルメタク
リレート)、アミドなどが挙けられる。これらは1種の
みならず2種以上混合しても使用できる。これらの中で
は不飽和ジカルボン酸またはその誘導体が好ましく、と
9わけ無水マレイン酸が好ましい。
変性ブロック共重合体は、「基体となるブロック共重合
体」に不飽和カルボン酸またはその誘導体を、溶液状態
または溶融状態において、ラジカル開始剤を使用あるい
は使用せずして付加せしめることによって得られる。こ
れら変性ブロック共重合体の製造方法に関しては、本発
明においては特に限定はしないが、得られた変性ブロッ
ク共重合体がゲル等の好ましくない成分を含んた9、そ
の溶融粘度か著しく増太し−C加工性が悪化したシする
製造方法は好1しくない。好ましい方法としては、たと
えば押出機中で120〜350 ℃、好ましくは150
〜300 ’Cの温度で、ラジカル開始剤存在下で、「
基体となるブロック共重合体」と不飽和カルボン酸寸た
はその誘導体と反応させる方法が挙けられる。ラジカル
開始剤としては、一般に10時間の半減期會得るだめの
分解温度が100〜200°Cのものが好ましく、その
具体例としては、αla′−ビス(t、ert−ブチル
パーオキシ−m−イソ70ロピル)ベンゼン、ジクミル
パーオキサイド、ジーtert−ブチルパーオキサイド
、tert−ブチルクミルパーオキサイド、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(tert−ブチルパーオキシ)ヘ
キサンおよび2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert
−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、n−ブチル4,4
−ビス(tert−ブチルパーオキシ)バレレート、1
.1−ビス(tert−ブチルパーオキシ)3,3.5
〜トリメチルシクロヘキサン、tert−ブチルハイド
ロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、ジ
イソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、パラメ
ンタンハイドロパーオキツーイド、2,5−ジメチルヘ
キfンー2.5−ジノ・イドロノく−オキサイド、1 
1.3.3−テトラメチルプチルノ1イドロノぐ−キサ
イド等が挙りられる。
変性ブロック共重合体に含まれるカルシボン酸基捷たは
その誘導体基を含有する分子単位の葉、即ち不飽和カル
ボン酸またはその誘導体の付加量は、]式を満足する量
でなければならない。
好ましくは 更に好1しくけ i oo。
ここで、Mnは変性ブロック共重合体の数平均分子量、
Wは変性ブロック共重合体に結合した、カルボン酸基ま
たはその誘導体全含有する分子単位全構成する化合物の
結合量(l量係)、例えば不飽和カルボン酸またはその
誘導体の結合量を示す。上式mが1未満の場合は、得ら
れる不飽和ポリエステル樹脂組成物配合後の増粘特性、
相分離に関して好捷し2い結果全厚えない。又、逆に上
式〔1〕が10を超える場合には不飽和ポリエステル樹
脂組成物配合後の粘度が高<、SMCやBMCの成形性
に劣り、得られる硬化物の表面特性や物性上の不均一性
を生ずるため好ましくない。変性ブロック共重合体中の
カルボン酸基またはその誘導体基金含有する分子単位の
含有量は、赤外分光光度計や核磁気共鳴装置、滴定等に
よる方法によシ容易に把握することができる。
本発明において、変性ブロック共重合体の数平均分子量
Mnは一般に5,000〜200,000であるが、不
飽和ポリニスデル樹脂組成物の成形性や、硬化物の耐衝
撃性等の機械的強度全考慮すると、i o、o o o
〜100,0口0、好1しくは20.000〜80,0
00の範囲か推奨される。数平均分子量は、浸透圧法、
末端基定量法、グ9ルバーミエーゾヨンク口マトグノノ
イ=(apc )などにより求めることができる。
本発明の変性ブロック共重合体中には、不変性のブロッ
ク共重合体、例えば本発明で規定する[前駆体としての
ブロック共重合体」、或いは[基体となるブロック共1
0合体]が任意の割合で含まれていてもよい。
前記の如き変性ブロック共重合体の装造方法においで、
未反応の不飽和カルボン酸′またはでの誘導体が変性ブ
ロック共重合体中に残るのが一般的であるが、この未反
応物全完全に除去してもよいし、あるい1.1、その1
ま残存さセてもよい。本発明の最も好lしいjπ様は、
これら未反応物をO,[11〜51蓋%、好ましくは0
.05〜6M址係の割合で変性ブロック共重合体中に残
存させることである。かかる未反応物の残存は、変性ブ
ロック共重合体のビニル単量体への溶解作業性の向上等
の点で有利に作用する。
本発明で使用する変性ブロック共重合体は、1価、2価
、6価の金属化合物から選ばれる1種または2種以上で
イオン架橋されていても良い。これらの金属化合物は、
周期律表のI 、 II 、 I 、 IV。
■族の金属の1価、2価、6価の金属イオン全生成する
ものであり、それらの金鵜イオンとしては、Li十 、
  Na+ 、  K”  、  Cs”  、  /
’tg+ 、  Be2+ 、  Mg”  。
Ca”  +  Zn2”  、  Ba2+ 、  
At”十 、  Fe2+ 、  Fe”十 などが挙
げられる。
尚、前記の付加反応或いはグラフト反応による変性反応
に際して、各種フェノール系安定剤、リン系安定剤、イ
オウ系安定剤、アミン系安定剤等の安定剤類の存在下で
行なってもよい。
本発明で(c)成分として使用するビニル単量体は架橋
成分として作用する。ビニル単量体の例としては、スチ
レン、スチレンの種々の置換体、例えばα−メチルスチ
レン、ビニルトルエン、ジメチルスチレン、トリメチル
スチレン、ハロゲン化スチレン、tert−ブチルスチ
レン、スチレンスルホン酸塩、アミノスチレン、p−ベ
ンジルスチレン、p−フェノキシスチレンなどのビニル
芳香族化合物、アクリル酸またはメタクリル酸とメチル
アルコール、エチルアルコール、クロビルアルコール、
オクチルアルコール、ヘキサノール、テトラヒドロフル
フリルアルコール、エチレングリコール、プロピレング
リコール等の如き脂肪族アルコールとのエステル、2−
アミノエチル−メタクリレート、N、N−ジエチルアミ
ノ−アクリレート、N、N−ジエチルアミノ−メタクリ
レート等のアクリル酸またはメタクリル酸誘導体、マレ
イン酸、フマル酸、クロトン酸、イタコン酸等の如きα
、β−不飽和ジカルボン酸またはこれらの酸無水物、エ
ステル、アミド、イミドなど、ジエチル−およびジオク
テルンマレートのようなフマル酸エステルの他種々のビ
ニルモノマーおよびビニリデンモノマー、例えばアクリ
ロニトリル、メタクリレートリル、酢酸ビニル、塩化ビ
ニル、塩化ビニリチン、ビニレンカーボ4−ト、ビニル
−2−クロロエチルエーテル、08〜C18のアルキル
ビニルエーテル、C8〜01Bの脂肪酸のビニルエステ
ル、2−ビニルフラン、ビニルフェノール、ビニルフエ
ニルジシロキサン 2− ヒニルヒリジン、4−ビニル
キリン、ビニルピロエル、ビニルピロリドン、ビニルス
ルホン酸、ビニルウレタン、メチルビニルケトン−2−
ビニルキノリン、ビニルカルバ・t−ルなどか挙けられ
る。また、1.6−ブタジェン、イソプレン、ピペリレ
ン、メチルペンタジェン、クロロプレンの様な共役ジエ
ン化合物ならびに、2−メトキシブタジェンおよび/−
シアノブタジェンの様な共役ジエンのアルコキシ−およ
びシアノ誘導体も使用できる。さらに、多官能性架橋性
ビニルモノマー、例えばマレイン酸ジアリル、フタル醒
ジアリル、ジビニルベンゼン、ジビニルエーテル、ネオ
ペンチルグリコールジアクリレート、ジアリルシアヌレ
ート、トリアリルシアヌレート、ジアリルフェニルホス
フェイト、2.3−ジビニルピリジン、ジビニルスルホ
ン、2.5−ジビニル−6−メチルピリジンなども使用
できる。
これらビニル単量体の好址しいものとしては、スチレン
、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、クロルスチレ
ン、ジビニルベンゼン、メチルメタクリ1ノート、メチ
ルアクリレート、ジアリルフタレート、トリアリルシア
ノl/ −トなどが挙けられる。
本発明に用いられる(d)成分としての硬化剤は、有機
パーオキサイド、有機ハイドロパーオキサイドおよびア
・7化合物を使用することができる。
本発明に有用ないくつかのパーオキサイドにはジアルキ
ルパーオキサイドおよびジアシルパーオキサイドがある
アルキルパーオキサイドは一般構造R−00−R’であ
り、この場合RおよびR′は同一または異なる第1−1
第2−もしくは第6アルキル基、シクロアルキル基、ア
ラルキル基または複素環基である。
本発明に使用するのに適するパーオキサイドの群にはジ
クミルパーオキサイド、ジーtert−ブチルパーオキ
サイド、tert−ブチルクミルパーオキサイドおよび
2.5−ジメチル−2,5−ビス(tert−ブチルパ
ーオキシ)ヘキサンが含唸れる。
ジアシルパーオキサイドは一般栴造 RC(0)000(○)R′であり、この場合、Rおよ
びゾは同−甘たは異なるアルキル基、シクロアルキル基
、アラルキル基、アリール基または複素環式基である。
本発明に使用するのに適するいくつかのジアシルパーオ
キサイドの例としてジラウロイルパーオキサイドジベン
ソゞイルパーオキサイド、ジアシルパーオキサイド、ジ
デカノイルパーオキザイド、ジー(2,4−ジクロロペ
ン・アイル)パーオキサイド、ジイソノナノイルパーオ
ギサイド訃よひ2−メチルペンタノイルバーオキザイド
がある。さらに、本発明に有用、を他のパーオキシドに
は特に好ましい過酸エステル、例えはtprt−ブチル
パーオクトエートおよびf、ert−ブチルパーペン・
アエートとともに、メチルエチルケトンバーオキサイト
、シクロヘキザノンパーオキザイドなどが含まれる。
本発明に使用するのに適するハイドロパーオキサイドの
例にIt’:K、tert−プチルハイドロバーオキザ
イド、クミルハイドロパーオキサイド、2゜5−ジメチ
ル−2,5−シバイドロバ−オキシヘキサン、p−メタ
ンハイドロパーオキサイドおよびジイソプロビルベンゼ
ンノ・イドロバ−オキサイドがある。
本発明で使用可能なア・7化合物の例には、シア・アア
ミノベンゼン、N、N’−ジクロロアゾゝジカルボン酸
アミド、アゾジカルボン酸ジエチルエステル、1−シア
ノ−1−(tert−プチルアソゞ)シクロヘキサノン
およびアソゞビス(インブチロニトリル)がある。
本発明の組成物を栴欣する各成分の配合割合は、(a)
〜(c)各成分のa量1002k(i4部に対して、(
al成分は10〜901量部、好ましくは20〜80重
量部、更に好ましくは20〜60重量部の範囲である。
(bl成分は2〜70庫量部、好盪しくに5〜5ON旬
一部、更に好ましくは5〜40重量部の範囲である。(
c)成分は10〜80重量部、好1しくは20〜70!
i部の範囲にあるC (al〜(c)各成分を上記範囲
で使用することにより表面平滑性9表面光沢性9寸法安
定性、耐衝撃性に優れた硬化物が得られる。
また、本発明で使用する硬化剤の量は、本発明の組成物
の(al〜(c)成分の金側101]軍量部に対して0
.1 = 10飛足部、好−ましくけ0.3〜5ル匍部
、更に好壕しi、i:0.6〜3ボ一量部である。
本発明の組成物には、必要に応じてその他の添加剤、例
えは、増粘剤、繊維補強剤、無機光てん剤、低収縮剤、
顔料8着色剤、滑剤、離型剤等全添加することができる
。本発明て用いる増粘剤は、周期律表第1I族の@私の
酸化物および/またeゴ水酸化物、例えばマグネシウム
、カルシウム、ストロンチウム、バリウムおよび亜鉛の
酸化物および水酸化物から選ばれる。好1しくはマダイ
・シウムおよび/乏たはカルシウムの酸化物lたは水酸
化物である。
上記増粘剤は、本発明の組成物の(a、)成分、(1)
)成分、(C) 成分の合@−1100:m−1一部に
対して0.5〜10車食#、部、好壕しくに1〜5重量
部の量で使用される。
本発明で用いる繊維補強剤は、ガラス、金鵬。
グー1酸塩1石綿、セルローノ、炭素、グラファイ[・
、ポリエステル、ポリアクリル、ポリアミド。
ポリオし・フィンなどの繊維から選ばれる。好舊しいも
のid、ガラス繊維である。
」二記繊維補強剤は、本発明の組成物の(al成分、(
t)l成分、(cl成分の合計10口重量部に対して5
〜60ロ車儀部、好zL<は20〜200重量部、さら
に好ましくは20〜100及量部の範囲で用いられる。
本発明で用いる光てん剤は、好徒しくけ無機粒状光てん
剤、例えば炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、シリカ
、焼成粘土、白亜、メルク、石灰石、無水硫酸刀ルンウ
ム、饋酸バリウム、ろ綿。
粉末ガラス、石英、アルミニウム水和物、酸化アルミニ
ウム、酸化アンチモンなどから選ばれる。
上記光てん剤は、本発明の組成物の(a)成分、(b)
成分、(C)成分、(d)成分の合計100ffftJ
tk部に対して50〜800重量部、好祉しくは100
〜400皿量部、さらに好ましくは100〜600重量
部の1r1囲で用いらrしる。
本発明で用いることができる吐収縮剤は、ポリスチレン
系、ポリ(メタ)アクリレート系、ポリ酢酸ビニル系、
ポリ塩化ビニル系、ポリエチレン系、ポリプロピレン糸
、ポリアミド系、ポリカーボネート系およびセルロース
系ポリマーなとのホモポリマーまたはコポリマーから選
ばれる。主なコポリマーとして、メチルメタクリレート
、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレートおよび
エチルアクリレートのホモポリマー、メチルメタクリレ
ートとアクリル酸およびメタクリル酸および/またはそ
の低級アルキルエステルとのコポリマーなどがある。例
えはラウロイルメタクリレート、インボニルメタクリレ
ート、アクリルアミド。
ヒドロキシエチルメタクリレート、スチレン、2−エチ
ルへキソルアクリレート、アクリロニトリル、メタクリ
ル酸、メタクリルアミド1メチロイルアクリルアミド、
セチルステアリルメタクリレートの1種以上を少量含む
メチルメタクリレートのコポリマーなどを挙けることが
できる。
その他の有用なコポリマーには、スチレン−アクリロニ
トリル、塩化ビニル−#酸ビニルなどのコポリマーがあ
る。
これらの低収縮剤は、本発明の組成物の(a)成分、(
b)成分、(C)成分および(d)成分の合計100:
重量部に対して0〜40重量部、好1しくは2〜201
量部の範囲の量で用いられる。
本発明の組成物には上記以外にも、例えば顔料。
嘴色剤、滑剤または離型剤、シランカップリング剤、難
燃剤なとも添加可能である。顔料の其体側は、酸化チタ
ン、カーボンブラック、フタロシアニンなどである。滑
剤または離型剤の例としては、ステアリン酸のアルミニ
ウム塩、カルシウム塩。
マグネシウム塩、亜鉛塩などがある。安定剤には、バリ
ウムセッケン、オクタン酸スス、 l−l)ス(ノニル
フェニル)ホスファイト、BHTなとのアルキルフェノ
ール、キノン、アミンなどがある。
本発明の熱硬化性不飽和ポリエステル樹脂組成物の好ま
しい製造方法は以下のとおりである。
すなわち、本発明の(a、l成分である不飽和ポリエス
テル樹脂と(c)成分でろるビニル単量体を含む第1混
合物と、(b)成分である袈11ブロック共1台体と(
c)成分であるビニルQ!、 li体との第2混合物の
溶液とを混合し、この際、あらかじめ第1混合物と第2
混合物のいずれか一方あるいは両方に硬化剤と必要に応
じて充てん剤、繊維補強剤、増粘剤。
低収縮剤、離型剤等の添加剤全混合する方法による製造
方法である。光てん剤は第2混合物に混合しておくのが
好ましい。
上記のノコ法は、変性ブロック共重合体と不飽和ポリエ
ステル樹脂の層分離全抑制する上で好ましい方法である
(発明の効果) 本発明の熱硬化性不飽和ポリエステル組成物は、コンパ
ウンド作製時の作業性の良さを生かしてB M C、S
 M Cなどの中間形態を経て圧縮成形、射出成形など
の方法により成形てれる。又得られた硬化成形品は、そ
の優れた表面も性(表面平滑性1表面光沢性)、耐衝撃
性を生かして自動車部品、舟艇などの輸送機料、浴槽、
浄化槽などの建設櫟林、椅子等のその他の工業用品等に
用いられる。
(実施例) 本発明をさらに詳細に説明するために実施例をもって説
明するが、本発明がこれらに限定されるものではない。
(11(a)成分の不飽和ポリエステル樹脂の調整無水
マレイン酸0.7モル、無水フタル酸1.4モル、グロ
ビレングリコール2.0モル、ジエチレングリコール0
.2モルからなる混合物全窒素気流下で約100℃に昇
温し、攪拌を行ない、縮合水を系外へ除去しながら約2
10°C壕で除々に昇温させ、この温度下でエステル化
反応し、酸化40の不飽和ポリエステル樹脂を合成した
。この不飽和ポリエステル樹脂全スチレンに溶解し、固
形分濃度65重量%の溶液を(p−1)成分とした。
さらに、イソフタル酸0.6モル、無水フタル酸0.6
モル、無水マレイン酸1.4モル、グロビレンクリコー
ル2.6モルからなる混合物全上記と同様の方法でエス
テル化反応全行ない、酸化60の不飽和ポリエステル樹
脂を合成した。この不飽和ポリエステル樹脂全スチレン
に浴解し、固形分濃度655重量部溶液(p−2)成分
とした。
(2)水添ブロック共重合体の調整 n−ブチルリチウムヲ知合触媒とし、シクロヘキサン溶
媒中で、テトラヒドロフランをビニル含量調節として、
ブタジェンとスチレンと金アニオン・ブロック共重合す
ることによジ、第1表に示したよ′)なブロック共矩8
合体全製造した。次に、これらのブロック共沖合体全特
開昭59−133206号公報記載のT1系水素添加触
媒で水除し、水添ブロック共重合体を得た。得られた各
水添ブロック共重合体10O1量部に対して、安定剤と
してテトラキス−〔メチレ/−ろ−(5′、5′−ジー
tert −フグルー47−ヒドロキシフェニル)70
ロビオ洋−トウメタン’t 0.5重量部添加した。
(3)  変性ブロック共重合体の調整上記f2.1で
製造した水深ブロック共重合体(試料番号A−1)10
口重量部に対して0.5重量部の無水マレイン酸、0.
1重量部のバーへキサ25B(日本油脂社製)全均一に
混合し7こ後、スクリュー型2軸ベント押出機に供給し
、シリンダー温度250°Cでマレイン化反応全行ない
、変性ブロック共重合体(試料番号B−1)を得た。未
反応の無水マレイン酸は、ベント部から減圧除去した。
次に、無水マレイン酸及び/又はノく−へキサ25Bの
添加量全変量する以外は上記と同様の方法によp、試料
番号A−2〜A−4の水さ5ブロック共重合体の変性物
、及び無水マレイン酸イづ加重の異なる試料番号A−1
の水添ブロック共重合体の変性物全製造した。
得ら才し/ζ俊性ブロック共止合体の分析結果を第2表
に示した。
只下#臼 実施例1及び比較例1〜ろ 試料番号B−1、B−5,B−6の変性ブロック共重合
体及び試料番号A−1の未変性の水添ブロック共重合体
をそれぞれスチレンに溶解し、固形分濃度30に童%の
溶液b−1、b−5,b−6及びa−1’に得た。各溶
液の25°Cにおける粘度全第6表に示した。
次に、不飽和ポリエステル樹脂のスチレン溶液(p−1
)50重量部、上記の各ブロック共重合体のスチレン溶
液501ntt、tert−ブチルパーオキシベン・/
エート1.5重量部、スチアリン酸亜鉛4重量部、炭酸
力ルンウム20DN童部、青色系無機顔料10重角部、
水酸化マグネシウム1.51量部、ガラス繊維(1/4
インチ、チョツプドストランド)553kL蓋部からな
る硬化前の樹脂組成物を得た。これらの硬化前の樹脂組
成物の25°Cにおける粘度をブルックフィールド粘度
側HB Tタイプで測定した。又、ガラス繊維への含浸
特性を調べ、結果全第6衣に示した。
上記樹脂組成物k 4 口00のオーブン中で4811
−1+間熟成後、温度150’O,圧力100 kg/
 cm”、圧縮時間6分で500X500X3imの平
板を圧縮成形し、各平板の特性を第6表に示した。
第6表より明らかな様に、本発明で規定する変性ブロッ
ク共重合体はスチレン溶液の粘度が低く、作業性に優れ
る。又、本発明の樹脂組成物は、ガラス繊維に対して良
好な含浸性を示す。更に、本発明の樹脂組成物の硬化物
は、優れた成形収縮性、光沢、平面平滑性を有する。
J久下余白 (注1) 不飽和?リエステル樹脂のスチレン溶液(p
−1)50重封部、変性ブロック共重合体のスチレン溶
液501淘゛部、tert、 −ブチルパーオキシベン
ゾエート1.51童部、ステアリン酸龍鉛4血量部、炭
酸カルシウム200亜’Mk部、水酸化マグネシウム1
.51量部から成る組成物を作製し、該組成物全ガラス
マットでサンドインチ状にはさみ、室温]・、約10k
y/crn″の圧力で圧縮した後、ガラスマットへの該
組成物の含浸状態を観察した。
○:含浸性良好 △;含浸状態にややむらがある ×;含浸性劣る (注2)目視にて判定した。
C);光沢良好 △;光沢にややむらがある ×;光沢劣る (注6)成形板のソリ、ヒケ、波うちの有無により判定
した。
0;ソリ、ヒケ、波うち無し Δ:   〃     やや有 ×;〃      かなシ有る 実施例2,6 試料香号B−2,B−6の変性ブロック共1(合体を用
いる以外は実施例1と同様の配合処方により樹脂組成物
全作製し、圧縮成形により成形板を得た。これらの物性
全第4表に示した。
J久下余白 せf′IC− (注4)  、、rIs  K−6911に準拠。
(注5)  ASTM  D1709に準拠。277g
のミザイルを成形板の上に落下させ、成形板の裏面にク
ラックを生じる割合が 50%に達する時の落下高さで表示した。
(注6 )  ASTM  D 2583に準拠。
実施例4 不飽和ポリエステル樹脂のスチレン溶液(p−2)50
重葉部、試料番号B−4の変性ブロック共重合体のスチ
レン溶液(固形分濃度3[]1−1t%)60重量部、
ポリメチルメタクリレートのスチレン溶液(固形分m度
30ik童%)20連、置部、tert −フfルバー
オキシベン・フェート1.5重量部、ステアリン酸亜鉛
41量部、炭酸カルシウム150重量部、顔料1O1量
部、酸化マグネシウム1.5重量部からなる樹脂組成物
全調製した。この樹脂組成物isMc製造機により連続
的にポリエチレンノート上に流し拡け、1インチに切断
されたチョッグドストランド葡ガラス繊維の含有量が2
5係になる様に均一に落下分散させた後、上面を更にポ
リエチレンノート上 し、幅1”%厚G2mynのSMCを製造した。
このSMCを熟成した後、成形のためポリエチレンシー
)k剥離させたところ、糸引き現象もなく容易に剥離で
きた。又ポリエチレンシートラ剥離したマットはベタツ
キもなく作業性も良好であった。又このマットi140
°C1約100に9/am”の成形条件で5分間プレス
成形することにより成形品を得た。得られた成形品は表
面光沢、平面滑性に優れた成形品であった。
特許出願人 旭化成工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)不飽和ポリエステル樹脂 (b)少なくとも1個のビニル芳香族化合物重合体ブロ
    ックAと、不飽和度が20%を越えないオレフィン化合
    物重合体ブロックBを少なくとも1個有し、ビニル芳香
    族化合物の含有量が5〜95重量%であるブロック共重
    合体に、カルボン酸基またはその誘導体基を含有する分
    子単位が結合した変性ブロック共重合体 (c)ビニル単量体 (d)硬化剤 からなる組成物において、(b)成分の変性ブロック共
    重合体が、下式〔 I 〕 @M@¥n×W/1000=1〜10〔 I 〕 〔ここで、@M@_nは変性ブロック共重合体の数平均
    分子量、Wは変性ブロック共重合体に結合した、カルボ
    ン酸基またはその誘導体基を含有する分子単位を構成す
    る化合物の結合量(重量%)を示す。〕 を満足することを特徴とする熱硬化性不飽和ポリエステ
    ル樹脂組成物
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