JPH0127841Y2 - - Google Patents

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JPH0127841Y2
JPH0127841Y2 JP1984108935U JP10893584U JPH0127841Y2 JP H0127841 Y2 JPH0127841 Y2 JP H0127841Y2 JP 1984108935 U JP1984108935 U JP 1984108935U JP 10893584 U JP10893584 U JP 10893584U JP H0127841 Y2 JPH0127841 Y2 JP H0127841Y2
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JP
Japan
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solvent
chamber
separation
adsorption tank
activated carbon
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JP1984108935U
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  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、ドライクリーニング機から排出され
る有機溶剤を含む排水から有機溶剤を分離回収す
る装置に関するものである。
〔考案の背景〕
ドライクリーニング機においては、洗濯に使用
した汚染有機溶剤(以下溶剤と略称する)を蒸留
した後凝縮させて清浄溶剤とし、これを反復使用
するものであるが、凝縮した溶剤中には被洗物お
よび洗剤等に含まれていた水分が混入しているた
め、その水分を水分離器によつて分離して排出し
ている。
ところが、上記の如くしてドライクリーニング
機から排出される排水には100p.p.m以上もの溶
剤が混入しているため、公害問題が発生し、最近
においてはこの排水中の溶剤濃度をできる限り低
くおさえることが要求されている。
前記の如き排水中から溶剤を分離する方法とし
て、活性炭を充填した吸着槽中に排水を通すこと
が知られているが、この方法では、溶剤の濃度が
かなり高いため、活性炭の使用寿命が短かく、頻
繁に活性炭を取り換えなければならないという問
題がある。このため、第3図に示すように、水分
離器1から排出される排水を曝気塔2に導き、そ
の曝気塔2にエヤーまたはスチーム3を吹き込ん
で排水中に含まれている溶剤を一次的に分離さ
せ、しかる後活性炭を充填した吸着槽4により溶
剤を吸着させることが提案されている。この方法
によれば、頻繁に活性炭を取り換える必要はない
が、エヤーまたはスチームを吹き込むため、運転
にそれだけ余分な費用を必要とする。
〔考案の目的〕
本考案は、前述の如き従来技術の問題点に鑑
み、余分な費用は不要であつて、しかも活性炭を
頻繁に取り換える必要のない溶剤分離装置を提供
することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案は、前述の如き目的を達成するため、活
性炭を充填した吸着槽の前段に分離塔を設置し、
かつ、該分離塔を、溶剤を含む排水を流入させる
縦長の流入室と、その流入室と下端において連通
する縦長の分離室と、その分離室と上端において
連通する縦長の排出室との少なくとも3つの室に
仕切り、かつ、その分離室中に複数段の邪魔板を
上下互い違いに配設し、該分離室中を上昇する排
水が前記邪魔板に衝突することにより水と溶剤と
を分離せしめる如くしたことを特徴とする。
〔考案の実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示す一部を断面と
した側面図、第2図は同じく平面図である。
これらの図において、1は前記ドライクリーニ
ング機に内蔵されている水分離器である。5は本
考案による分離塔であつて、例えば40cm程度の高
さの縦長をなし、その内部を2枚の仕切板51と
52により仕切つて排水の流入する縦長の流入室
5aと、縦長の分離室5bと、縦長の排出室5c
とに区劃し、かつ、その流入室5aと分離室5b
とを下部53において連通せしめると共に、分離
室5bと排出室5cとを上部54において連通せ
しめ、前記仕切板51と52とに上下方向におい
て互い違いの邪魔板55a,55b,55c,5
5dを配設する。また、この分離塔の底部には分
離された溶剤の回収用パイプ56を取付け、その
パイプにバルブ56′を取付ける。また、57は
分離塔の下側の一側に取付けたガラスなどの透明
パイプよりなる液面計、58は流入室5aの上部
に設けた流入口、59は蓋である。
6は吸着槽であつて、脚61により支持し、そ
の一側に連結金具7と連結パイプ8とにより前記
分離塔5を取付ける。この連結パイプ8は排出室
5cの下部と吸着槽6の下部とを連結するもので
あり、上部に処理水出口62を配設し、吸着槽6
中には活性炭9を充填する。なお、63は活性炭
の押え板、64は吸着槽の蓋、65はその蓋64
に設けたエア抜き、66は把手である。
本考案の溶剤分離装置は、上記の如く構成され
ているから、ドライクリーニング機本体の水分離
器1から排出された排水は、分離塔5中に流入口
58から流入して流入室5a中を流下し、次いで
下部53において反転して分離室5b中を上昇
し、上部54において反転して排出室5c中を流
下する。そして、その間、分離室5bには互い違
いの邪魔板55a〜55dが配設されているの
で、上昇しつつある排水中に含まれている空気ま
たは比較的軽い不純物の気泡となつているものは
それぞれの邪魔板に衝き当つて破裂し、このため
排水中に含まれている溶剤の一部が水から分離
し、その分離された溶剤は比重が水より重い(水
1:液状の溶剤1.6)ことから分離器5中におい
て沈降する。そして、水と溶剤とは光の屈折率が
相違するので、両者の境界面を液面計57により
目視することができ、かくして分離された溶剤が
ある程度溜つたとき、バルブ56′を開いて溶剤
を回収することができる。
上記の如くして排水中に含まれていた溶剤の一
部を回収することができるので、吸着槽6中に送
られる排水中に含まれる溶剤の濃度は減少してお
り、これを活性炭9により吸着させるので、吸着
槽において使用する活性炭の使用可能期間を延長
させることができる。
ちなみに、本考案の行なつた実験によると、前
記の実施例の構造のもので、水分離器から排出さ
れる排水中の溶剤濃度イが98〜140p.p.mであつ
たものが、分離塔5を経たロにおいては61〜
100p.p.mとなり(約35%回収)、吸着槽6におい
て処理後の排水ハにおいては0.023〜0.082p.p.m
にすることができた。
〔考案の効果〕
以上述べた如く、本考案によれば、動力を全く
使用することなく、従つて運転に何等の費用をも
要することなく排水中から溶剤の一部を分離回収
することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案分離装置の実施の一例を示す一
部破断側面図、第2図は同上の平面図である。第
3図は従来装置示す系統図である。 1……ドライクリーニング機の水分離器、5…
…分離塔、51,52……仕切板、5a……流入
室、5b……分離室、5c……排出室、55a〜
55d……邪魔板、56′……溶剤回収用のバル
ブ、57……液面計、6……吸着槽、9……活性
炭。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 分離塔と、吸着槽とよりなり、前記の分離塔
    は、溶剤を含む排水を上方より流入させる縦長の
    流入室と、該流入室と下端において連通する縦長
    の分離室と、該分離室と上端において連通する排
    出室との少なくとも3つの室からなり、かつ、そ
    の分離室中に複数段の邪魔板を上下互い違いに配
    設すると共に、分離塔の流入室側の下側に液面計
    を、底部にバルブつきの溶剤回収パイプをそれぞ
    れ取付け、前記の吸着槽には活性炭を充填し、前
    記分離塔の排出室と吸着槽とを連結し、前記分離
    塔により溶剤を一次的に分離させた排水を吸着槽
    に送つて前記活性炭により溶剤を吸着せしめる如
    く構成したことを特徴とする溶剤を含む排水より
    溶剤を分離する装置。
JP10893584U 1984-07-20 1984-07-20 溶剤を含む排水より溶剤を分離する装置 Granted JPS6125904U (ja)

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JPS6125904U JPS6125904U (ja) 1986-02-15
JPH0127841Y2 true JPH0127841Y2 (ja) 1989-08-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9616877B2 (en) 2013-05-15 2017-04-11 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle control device and method of controlling the same

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JP2001219002A (ja) * 2000-02-07 2001-08-14 Tc:Kk 液体分離装置

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JPS5494171A (en) * 1978-01-09 1979-07-25 Kobe Steel Ltd Aluminum hot rolling coolant recovering method

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JPS6125904U (ja) 1986-02-15

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