JP2001219002A - 液体分離装置 - Google Patents

液体分離装置

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JP2001219002A
JP2001219002A JP2000029422A JP2000029422A JP2001219002A JP 2001219002 A JP2001219002 A JP 2001219002A JP 2000029422 A JP2000029422 A JP 2000029422A JP 2000029422 A JP2000029422 A JP 2000029422A JP 2001219002 A JP2001219002 A JP 2001219002A
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plate
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pipe
mixed
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JP2000029422A
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Yasushi Aoshima
靖 青島
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
TC KK
Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体分離装置をコンパクトにまとめて外観を
向上させ、また取り扱いやすくして可搬式に適したもの
とする。 【解決手段】 液体処理槽10を仕切板14により仕切
って、上流側となる第2液体捕集室16内に混合液体を
分離する傾斜板群60を設けて混合液体から浮上分離し
た第2液体を回収し、残る第1液体は貯液槽に戻す。液
体処理槽は、それと略同一平面形状の底部支持板26と
その外周部から立ち上がる支持脚27よりなる支持部2
5により支持される。液体処理槽に未処理および処理済
みの液体をそれぞれ供給・導出するする導入管32と導
出管46、回収された第2液体を導出する第2液体回収
管42は液体処理槽の底板12から下側に導出し、導入
管に未処理液体を供給するポンプ30と液体分離装置の
作動を制御する制御装置65は、外側に突出しないよう
に底部支持板26上に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ある液体にそれよ
りも比重が小さい液体が細かい液滴となって混入してい
る混合液体から液滴を分離するための液体分離装置、特
に可搬式とするのに適した液体分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば金属の切削や研削に用いられた水
溶性クーラントには、加工につれて防錆油や潤滑油が細
かい油滴となって混入し、加工停止時にはこれらの油滴
が浮上して貯液槽の表面に油膜を形成し、嫌気性の細菌
が繁殖して悪臭発生の原因となるなどの問題を生じる。
このような油滴を回収する液体分離装置としては、水溶
性クーラントと油の比重差を利用して油分を浮上分離さ
せるものがよく知られており、例えば特公昭61−51
930号公報に示す油水分離装置では液体処理槽を複数
の分離室に分けてその間に油分の分離浮上をよくするた
めの傾斜板群が設けられている。従来のこの種の油水分
離装置では、液体処理槽と、これに貯液槽内の水溶性ク
ーラントを送るポンプと、装置の作動を制御する制御装
置を別々に床面上に設置し、これらの間を配線および配
管により連結するのが普通であった。また可搬式とする
ために、架台の上にこれらの部分を配置し配線および配
管により連結したものも考えられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
可搬式のものは別個の架台を用いているので構造が複雑
化して重量およびコストが増大し、また各部が雑然と配
置されて配線および配管が外側に露出し、各所に凹凸が
形成されるので外観が悪く、使い勝手も悪いという問題
があった。本発明はこのような問題を解決することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による液体分離装
置は、第1液体にこれよりも比重が小さい第2液体が混
入された混合液体が一側部に供給される液体処理槽内を
仕切板により仕切って、その上流側となる第2液体捕集
室内に傾斜した複数の傾斜板を一定の間隔を隔てて互い
に略平行となるように配置した傾斜板群を設け、供給さ
れた混合液体を傾斜板群の間を通過させることにより比
重差を利用して第2液体を混合液体から浮上分離させ、
第2液体捕集室内の下流側の液面付近に開口する第2液
体回収トレイにより第2液体を回収し、第2液体が除去
された混合液体を仕切板の下流側となる第1液体貯留室
から導出するようにしてなる液体分離装置において、液
体処理槽と略同一平面形状の底部支持板とこの底部支持
板の外周部に固着されて上方に立ち上がり液体処理槽の
下部周辺を支持する支持脚よりなる支持部を備え、第2
液体が混入された混合液体を液体処理槽の上流部に供給
する導入管は同液体処理槽の下側からその底板を貫通す
るように配置し、第2液体回収トレイで回収された第2
液体を外部に導出する第2液体回収管は液体処理槽内か
らその底板を貫通してその下側に導出するように配置
し、第1液体貯留室からの第2液体が除去された混合液
体を外部に導出する導出管は液体処理槽内からその底板
を貫通して下側に導出するよう配置し、第2液体が混入
された混合液体を導入管に供給するポンプと液体分離装
置の作動を制御する制御装置を、上面から見た場合液体
処理槽から実質的に突出しないように底部支持板上に配
置したことを特徴とするものである。本発明は、ポン
プ、制御装置、導入管、第2液体回収管および導出管を
上述のように配置したので、これらの各部分は、各管の
外部への連結部分を除き、すべて液体処理槽の下部と底
部支持板の間の空間内に実質的に収まり、外側に突出す
る部分はない。
【0005】前項の発明は、第2液体捕集室内の傾斜板
群より上流に混合液体を電気分解する1対の電極板を設
け、この電極板に給電する導電手段は液体処理槽の底板
を貫通して設けることが好ましい。このようにすれば、
電極板に給電するための配線も液体処理槽の下部と底部
支持板の間の空間内に実質的に収まり、外側に突出する
ことはない。
【0006】また前各項の発明は、液体処理槽内の仕切
板より上流側を整流板により第2液体捕集室とそれより
上流側となる導入室に仕切り、導入管は導入室内に混合
液体を供給し、さらに導入室内の下部に溜まった沈殿物
を排出する排出管を液体処理槽の底板に設けることが好
ましい。このようにすれば、排出管も外部への連結部分
を除き、液体処理槽の下部と底部支持板の間の空間内に
実質的に収まり、外側に突出することはない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明による液体分離装置
を、添付図面に示す実施の形態により説明する。この実
施の形態は、主として図1に示すように、分離される混
合液体を収容する液体処理槽10と、これを支持する支
持部25と、この支持部25の底部支持板26上に支持
されるポンプ30および制御装置65と、各配管類3
2,35,42,46を主要な構成部材としている。ま
たこの実施の形態の液体分離装置は、金属の切削や研削
に用いられる水溶性クーラント(第1液体)から防錆油
や潤滑油などの油分(第2液体)を分離する油水分離装
置である。なおこの場合、油分が混入された水溶性クー
ラント(混合液体)には、油分の他に切削や研削に伴う
切粉などの比重が大きい固形成分も含まれている。
【0008】図1〜図3に示すように、液体処理槽10
は平面形状が略矩形で、液密に互いに溶接された板金製
の側板11と底板12により構成されている。側板11
はコ字状に折曲した2枚の板をその両先端縁に形成した
折曲部11aで当接し液密に縁溶接して(図3参照)隅
角部に丸みのある略矩形の枠状としたものである。底板
12は側板11の内法寸法とほゞ同じ略矩形で、図7に
示すように全周には下向きのフランジ12aが形成さ
れ、このフランジ12aを液体処理槽10の底部内面に
実質的に隙間なく挿入して、下縁部において液密に縁溶
接される。なお折曲部11aの下部は干渉を避けるため
に折曲部11aまたは底板12の一部を切り欠いてお
き、この部分に生じる隙間は溶接により塞いで液密とす
る。これにより上側が開口された液体処理槽10が形成
される。この液体処理槽10の容量は、例えば80リッ
トルである。
【0009】この液体処理槽10は、横方向(図1にお
いて紙面直角方向)両端縁が側板11に固定された整流
板13と仕切板14により、導入室15、油捕集室(第
2液体捕集室)16および貯留室(第1液体貯留室)1
7に仕切られ、上流側となる導入室15から油が混入し
た水溶性クーラント(以下単に水溶性クーラントとい
う)が供給されるようになっている。整流板13は上縁
が水溶性クーラントの液面Sよりも低く、その上部には
必要に応じて1個または複数の連通穴が形成され、また
仕切板14は上縁が液面Sよりも高く、下縁は底板12
との間に距離を設けて油捕集室16と貯留室17を下部
において連通するようにしている。導入室15内となる
底板12の一部には、下側に突出する矩形の沈殿部12
bが形成されている。
【0010】導入室15および油捕集室16内の上部で
液面Sより多少下となる位置には、仕切板14の近くを
除くほゞ全長にわたり、上流側から下流側に向かって次
第に高くなる上部傾斜板18が、両側のL形金具19a
および取付金具19bにより側板11に取り付けられて
いる。この上部傾斜板18は緩い山形断面形状(図8参
照)で中央部が高くなっており、この山の高さは下流側
ほど低くなっている。
【0011】液体処理槽10の上側を閉じる蓋20は、
図1および図10に示すように、長手方向において二分
割した互いに同一寸法形状の左右の半部21.21どう
しをヒンジ22により折り曲げ自在に連結したもので、
ヒンジ22側を除く各半部21の三辺には、下向きのフ
ランジ部21aが連続して形成されている。各半部21
の先端側中央には開閉のための取っ手23が設けられ、
またその少し内側には通気のための開口21bが形成さ
れている。図1の実線および図10に示すように、両半
部21が互いに反対側となるように開いた状態では、蓋
20は液体処理槽10の上側の開口全面を覆うことがで
き、フランジ部21aが側板11の全周上縁と係合して
横滑りすることはない。右側の半部21を図1の矢印W
に示すように開いて二点鎖線の位置とすれば液体処理槽
10の上側は右半分が開かれ、同様にして左半分を開く
こともできる。この蓋20は、全体を液体処理槽10上
から取り外すこともできる。
【0012】この液体処理槽10を支持する支持部25
も板金製で、図1、図2、図4、図5および図8に示す
ように、底部支持板26と4本の支持脚27により構成
されている。底部支持板26は液体処理槽10より僅か
に小さいほゞ同一平面形状の略矩形で、その四辺には下
向折曲部26aが形成されている。支持脚27は隅角に
丸みのある略L字形断面形状で、その下端部は底部支持
板26の四隅部の下向折曲部26aの外面に溶接固着さ
れて上方に立ち上がり、その上端部は液体処理槽10の
底板12の下面とその下向きフランジ12aの内面に当
接され、隅肉溶接により固着されている(図5参照)。
したがって底部支持板26の平面形状は、側板11とフ
ランジ12aと支持脚27の各板厚の和だけ液体処理槽
10の平面形状より小さくなる。各支持脚27には軽量
化のための肉抜き穴が形成されている。底部支持板26
の四隅部下面には、基板28aとキャスタ車輪28bと
伸縮脚28cよりなるキャスタ28が設けられている。
したがってこの液体分離装置は、基板28aにねじ込ま
れた伸縮脚28cを短くすればキャスタ車輪28bによ
り移動可能となり、伸縮脚28cを長くして床面に当接
させれば固定的に支持される。
【0013】図1および図4に示すように、底部支持板
26上には、上面から見た場合液体処理槽10から実質
的に突出しない(局部的で多少の突出は差し支えない)
ようにポンプ30が設けられ、貯液槽(図示省略)内の
水溶性クーラントは吸入管31を介してこのポンプ30
により吸入され、導入管32を介して導入室15内に供
給される。この導入管32はホース32aおよび立上り
管32bよりなり、立上り管32bは底板12の沈殿部
12bの底面を液密に貫通して立上り、導入室15内を
通ってその上部に達した立上り管32bの上部は倒立L
字状に曲げられて下向きの導入口32cが形成され、ポ
ンプ30の吐出口はホース32aにより立上り管32b
の下部に接続されている。また沈殿部12bの中央部下
面には排出コック35aとホース35cよりなる排出管
35が連結され、ハンドル35bにより排出コック35
aを開くことにより、沈殿部12b内に溜まった沈殿物
は外部に排出される。導入管32は、上面から見た場
合、可撓性のホース35cの一部を除き、液体処理槽1
0から実質的に突出しないように配置されている。
【0014】図1、図2、図6および図7に示すよう
に、仕切板14と取付金具19bの間には油捕集室16
内の液面Sに浮上した油分を回収する油回収トレイ(第
2液体回収トレイ)40が設けられている。油回収トレ
イ40は横方向に細長い箱状で、その上側は水溶性クー
ラントの液面Sより僅かに低い位置に開口されており、
一方の側板は上方に延びて外向きに折曲されたフランジ
40aが形成されている。一方、油回収トレイ40を支
持する仕切板14の上縁に形成した水平折曲部14aに
は、横方向2カ所にねじ棒41が起立して固定されてい
る。油回収トレイ40はフランジ40aに形成した2個
の孔にねじ棒41を挿通した状態で、フランジ40aの
両面に設けた支持ナット41aを調整することにより、
高さ調整および横方向傾斜角度調整可能に仕切板14
(図7参照)に取り付けられる。
【0015】この油回収トレイ40の底面に設けたニッ
プル40bには、油回収管(第2液体回収管)42が接
続されて油回収トレイ40内に溜まった油分を回収する
ようになっている。この油回収管42はホース42aと
中継管42bとエルボ42cとホース42dよりなり、
中継管42bは液体処理槽10の底板12を液密に貫通
するように取り付けられ、油回収トレイ40のニップル
40bは油捕集室16内を通るホース42aを介して中
継管42bに連結され、中継管42bにはエルボ42c
を介してホース42dが連結されている。なお図2に示
すように、この中継管42bは横方向2カ所に設けられ
ており、ホース42dの取り出し方向に応じて何れか一
方の中継管42bを使用し、他方の中継管42bはプラ
グ43により密閉する。油回収管42は、上面から見た
場合、可撓性のホース42dの一部を除き、液体処理槽
10から実質的に突出しないように配置されている。
【0016】図1および図2に示すように、貯留室17
内の上部には、油分が除去された水溶性クーラントを導
出する導出トレイ45が設けられている。この導出トレ
イ45は、上側が開いた横方向に細長い箱状で、その両
端は液体処理槽10の側板11に固定され、その長い方
の両側面の上縁には各3個の倒立三角形の切欠き45a
が形成されている。導出トレイ45内の底部を水溶性ク
ーラントの貯液槽に連通する導出管46は立上り管46
aとホース46bよりなり、立上り管46aは底板12
の底面を液密に貫通して立上り導入室15内を通ってそ
の上端は導出トレイ45の底面に開口され、その下端は
ホース46bにより貯液槽に連通されている。導出管4
6は、上面から見た場合、可撓性のホース46bの一部
を除き、液体処理槽10から実質的に突出しないように
配置されている。ポンプ30により液体処理槽10内に
供給された水溶性クーラントは油捕集室16において油
分が除去され、矢印Yに示すように切欠き45aから導
出トレイ45内に入り、導出管46を経て貯液槽に戻さ
れる。液体処理槽10内の水溶性クーラントの液面Sの
高さは、この切欠き45aの諸元と、ポンプ30による
水溶性クーラントの供給量により決まる。
【0017】図1に示すように、油捕集室16内には1
対の電極板50,50と粗粒化フィルタ55と傾斜板群
60が上流側から順に設けられ、電極板50と粗粒化フ
ィルタ55の上縁は上部傾斜板18の下面と接近してい
る。各電極板50,50は、図示は省略するが多数の小
穴が形成されたもので、横方向両端縁が絶縁物を介して
一体的に連結され、この絶縁物を側板11の対向する位
置に設けたガイドに上側から差し込むことにより抜き差
し可能に取り付けられる。各電極板50,50に給電す
る給電手段A,Aは、横方向に位置をずらして底板12
に設けられている。図9に示すように、給電手段Aの要
部をなす端子板51は矩形の金属板をL字形に折り曲げ
たもので、横方向2カ所に下面から突出する端子ねじ5
1a(図9は1個のみを示す)が固着されている。この
端子板51は、それよりやや大きい矩形の絶縁シール板
52aを介してその下面を底板12の上面に当接して端
子ねじ51aを底板12に形成した穴から下方に出し、
端子ねじ51aと底板12の穴の間に絶縁筒52cを介
在させ、底板12の下面に同じく矩形の絶縁シール板5
2bとプレート53を当て、各端子ねじ51aにナット
54を螺合させて締め付けることにより、底板12に取
り付けたものである。端子板51は絶縁シール板52
a,52bおよび絶縁筒52cにより底板12に対し電
気的に絶縁され、また端子ねじ51aが底板12を貫通
する部分は液密にシールされる。
【0018】各電極板50,50の下端部には、各給電
手段A,Aに対応する位置に導電性の片持ちばね板50
aが固着され、両電極板50,50を前述のように上側
から差し込むことにより、絶縁シール板52aの起立部
分は図9に示すように電極板50とばね板50aの間に
弾性的に挟み込まれ、これにより各電極板50は対応す
る給電手段Aと電気的に接続される。電極板50,50
には底板12の下側に突出する各端子ねじ51aを介し
て直流電圧が印加されて水溶性クーラントは電気分解さ
れる。使用する直流電圧は例えば12ボルトであり、3
分ごとに極性を交番させて電極板50,50の表面にス
ケールが生成付着されて電気分解が阻害されないように
している。
【0019】電極板50,50による電気分解により水
溶性クーラント内に発生した微細な気泡は水溶性クーラ
ント内の微細な油滴と付着し、これにより油滴は浮力が
大きくなって浮上するので、水溶性クーラント内の油分
はある程度浮上分離される。また、水溶性クーラントに
電子が与えられて中和されることにより等電点にいた
り、油滴を覆っていた水和膜が除去されるので微細な油
滴どうしが結合しやすくなって大粒になり、これによっ
ても油滴の浮力が増大するので油分の浮上分離は一層促
進される。
【0020】粗粒化フィルタ55は、電極板50,50
と同様油捕集室16内を仕切るように上側から差し込み
可能な薄い箱56内に、多孔性の粗粒化材57を充填し
たものであり、箱56の上流側および下流側となる側面
は多数の小穴が形成されたパンチドメタルにより形成さ
れている。粗粒化材57は例えばポリプロピレンのよう
な親油性を有する材料よりなる多数のペレット、ネット
あるいはウール状の繊維を使用する。上流から下流に向
かって粗粒化フィルタ55内を通過する水溶性クーラン
ト内の微細な油滴は親油性の粗粒化材57に付着して捉
えられ、続いてくる油滴はすでに粗粒化材57に捉えら
れた油滴に付着して結合し、これを繰り返すことにより
粗粒化材57に捉えられた油滴が次第に大粒に成長す
る。そしてある限度を超えると水溶性クーラントの流れ
により粗粒化材57から引き離されて傾斜板群60側に
流れ、これにより水溶性クーラント内の油滴は粗粒化さ
れる。電極板50,50の電気分解による水和膜の除去
は、この粗粒化を促進する。
【0021】図1および図8に示すように、粗粒化フィ
ルタ55と油回収トレイ40の間には傾斜板群60が設
けられている。この傾斜板群60は、例えばポリプロピ
レンのような親油性を有する材料よりなる多数の傾斜板
62を有し、各傾斜板62は水溶性クーラントが流れる
方向に沿うように、かつ一定の間隔をおいて互いに平行
となるように配置されている。液体処理槽10の側板1
1には1対の取付板61が水溶性クーラントの上流側と
下流側に取り付けられ、各傾斜板62はその両端部が取
付ラグ63を介してこの取付板61に取り付けられてい
る。傾斜板群60の上縁部は電極板50および粗粒化フ
ィルタ55の上縁よりも低くなっている。
【0022】上流から下流に向かって各傾斜板62の間
を流れる水溶性クーラント内の油滴は粗粒化フィルタ5
5により粗粒化されて浮力が増大しており、また各傾斜
板62の間の垂直距離だけ浮上すれば必ず上側の親油性
の傾斜板62の下面に達するので、ほとんどすべての油
滴は傾斜板群60を通過する間に傾斜板群60の下面に
付着して捉えられ、下流側にはあまり移動しなくなる。
粗粒化フィルタ55により粗粒化されなかった水溶性ク
ーラント内の油滴も、相当部分が傾斜板群60の下面に
付着して捉えられる。時間の経過とともに傾斜板62の
下面に付着して捉えられる油滴の量は増大して大きな油
の塊あるいは厚い油膜となり、浮力により傾斜板62の
下面にそって上昇し、その上縁から大きな油滴となって
上部傾斜板18の下面に向かって浮上する。
【0023】また、図1、図2、図4および図9に示す
ように、底部支持板26上にはこの油水分離装置の作動
を制御しまた作動状態を表示する制御装置65が設けら
れている。この制御装置65は、電源スイッチ、ポンプ
30および電極板50への給電をオン・オフするスイッ
チ、自動運転のための各種設定を行う操作部や、運転状
態および異常の有無を表示するランプおよびブザー、な
どの機能部品67を設けた制御盤66を備えている。制
御装置65は、上面から見た場合液体処理槽10から実
質的に突出しないように設けられているが、各操作部材
のつまみなどのような局部的で多少の突出は差し支えな
い。
【0024】次に上述した実施の形態の全体的作動の説
明をする。加工機などの貯液槽内の水溶性クーラントは
ポンプ30により吸入され、導入管32により導入室1
5の上部の導入口32cから下向きに供給される。導入
室15内の下部は淀んでいるので水溶性クーラント内の
切粉などの固形物は下部の沈殿部12b内に沈殿し、こ
れらが除去された水溶性クーラントは整流板13上側お
よびその上部に設けた連通孔から油捕集室16の上流部
に流入する。沈殿部12b内に溜まった切粉などの沈殿
物は、必要に応じて排出コック35aを開いてホース3
5cから排出する。水溶性クーラント内の比較的大きい
油滴は導入室15内において浮上し、山形の上部傾斜板
18により横方向中央部に集まって油捕集室16側に移
動する。
【0025】油捕集室16内に流入した水溶性クーラン
トは、先ず電極板50,50により電気分解され、前述
のように発生した微細な気泡により油滴の一部は上部傾
斜板18の下面まで浮上分離されて横方向中央部に集ま
り、導入室15で浮上分離した油滴と一緒になって粗粒
化フィルタ55および傾斜板群60側に移動する。また
残る微細な油滴も水和膜が除去されて油滴どうしが結合
しやすくなる。次いで水溶性クーラントは粗粒化フィル
タ55内に入り、水溶性クーラント内の油滴は前述のよ
うに粗粒化される。
【0026】粗粒化フィルタ55から傾斜板群60側に
流れ出る水溶性クーラントのうち、傾斜板群60より上
側のものに含まれる粗粒化された油滴は、傾斜板群60
の上側を通る間に増大した浮力により上部傾斜板18の
下面まで浮上して横方向中央部に集まり、それまでに浮
上分離した油滴と一緒になって油回収トレイ40側に移
動する。これらの油滴は、上部傾斜板18の下面横方向
中央を移動する間に互いに結合されて大粒となる。粗粒
化フィルタ55から傾斜板群60内に入った水溶性クー
ラント内の油滴は、前述のように傾斜板62の下面に付
着して捉えられ、傾斜板62の上縁から大きな油滴とな
って上部傾斜板18の下面に向かって浮上する。
【0027】以上のように、ポンプ30により導入室1
5内に供給された水溶性クーラント内の油滴は、大部分
が油捕集室16内において浮上分離され、油捕集室16
内下部の油滴が分離された水溶性クーラントは、仕切板
14と底板12の間を通って貯留室17内に入り、液面
Sの高さを制御する切欠き45aから導出トレイ45内
に入り、導出管46を経て貯液槽に戻される。以上の作
動を連続的に繰り返すことにより、加工機などの貯液槽
内の水溶性クーラントの油分は分離除去される。
【0028】油捕集室16内で分離されて浮上した油滴
は、上部傾斜板18の下面横方向中央を下流側に移動
し、その間に互いに結合されてさらに大きくなり、上部
傾斜板18の上流端の取付金具19bを越えたところ、
すなわち油回収トレイ40の直前で、水溶性クーラント
の液面Sに浮上する。このように液面Sに浮上した油分
は、図1および図6の矢印Xに示すように、液面Sより
僅かに低い油回収トレイ40上側の開口から油回収トレ
イ40内に流入し、油回収管42を経て油回収槽(図示
省略)内に回収される。油回収トレイ40は、液面Sの
高さおよびその表面の油分の厚さに応じて、フランジ4
0aの両面に設けた支持ナット41aにより高さを調整
して、この回収が最も効率よく行われるようにする。ま
た油水分離装置の設置位置などにより液面Sが傾斜した
場合には、図7に示すように両側のナット41aの高さ
を変えて、油回収トレイ40の傾斜を液面Sに合わせ
る。
【0029】この実施の形態では上部傾斜板18を浅い
山形断面にしたので、上部傾斜板18の下面に浮上した
油分はその両側から液面Sに浮上することなく横方向中
央部に集まり、油回収トレイ40の直前でまとまって水
溶性クーラントの液面Sに浮上する。したがって油分の
回収は効率よく行われる。
【0030】なお、図示は省略したが、各支持脚27の
間には板カバーを設けてもよい。この板カバーは制御盤
66および各ホース35c,42d,46b部分には切
欠きまたは穴を設けるものとする。また支持脚27は、
上記実施の形態のように4本とする代わりに左右の2本
としてもよく、その場合には各ホース35c,42d,
46bなどを通すための切欠きまたは穴を設けるものと
する。
【0031】以上に述べた実施の形態の油水分離装置に
よれば、液体処理槽10の支持部25は底部支持板26
と支持脚27だけであり、構造上極めて簡単なので液体
分離装置の重量およびコストを低下させることができ
る。
【0032】また、上述した実施の形態の油水分離装置
は、ポンプ30、制御装置65、導入管32、排出管3
5、油回収管42、導出管46および電極板50への給
電手段Aを、上述のように底板12を貫通して下方に取
り出すように配置したので、これらの各部分は、各管3
5,42,46の外部への連結部分を除き、すべて液体
処理槽10の下部と底部支持板26の間の空間内に実質
的に収まり、外側に突出する部分はない。したがって支
持部25の構造が簡単になることと相まって、油水分離
装置がコンパクトにまとまって外観が向上し、取り扱い
やすくなり、また可搬式として壁際あるいは加工機など
にぴったりと接して配置できるので使い勝手も向上す
る。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、支持部は底部支持板と
支持脚だけであり、構造上極めて簡単なので液体分離装
置の重量およびコストを低下させることができる。また
ポンプ、制御装置、導入管、第2液体回収管および導出
管は、各管の外部への連結部分を除き、すべて液体処理
槽の下部と底部支持板の間の空間内に実質的に収まり外
側に突出する部分がないので、液体分離装置がコンパク
トにまとまって外観が向上し、可搬式として取り扱いや
すくなり使い勝手も向上する。
【0034】前項の発明において、第2液体捕集室内の
傾斜板群より上流に混合液体を電気分解する1対の電極
板を設け、この電極板には液体処理槽の底板を通して給
電するようにしたものでも、電極板に給電するための配
線は液体処理槽の下部と底部支持板の間の空間内に実質
的に収まり、外側に突出することはないので、前述と同
じ効果が得られる。
【0035】また前各項の発明において、液体処理槽内
の仕切板より上流側を整流板により仕切ってその上流側
に導入室を形成し、導入管は導入室内に混合液体を供給
し、導入室内の下部に溜まった沈殿物を排出する排出管
を液体処理槽の底板に設けたものでも、排出管は外部へ
の連結部分を除き、液体処理槽の下部と底部支持板の間
の空間内に実質的に収まり、外側に突出することはない
ので、前述と同じ効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による液体分離装置の一実施形態の全
体構造を示す正面断面図である。
【図2】 図1の2−2断面図である。
【図3】 図1の3−3断面図である。
【図4】 図1に示す実施形態の支持部を示す平面図で
ある。
【図5】 図4の4−4線にそった拡大断面図である。
【図6】 図1に示す実施の形態の油回収トレイ付近を
示す部分断面図である。
【図7】 図6の一部破断した右側面図である。
【図8】 図1の8−8断面図である。
【図9】 電極板への給電手段を示す部分拡大断面図で
ある。
【図10】 図1に示す実施の形態の蓋の平面図であ
る。
【符号の説明】
10…液体処理槽、12…底板、13…整流板、14…
仕切板、15…導入室、16…第2液体捕集室(油捕集
室)、17…第1液体貯留室(貯留室)、25…支持
部、26…底部支持板、27…支持脚、30…ポンプ、
32…導入管、35…排出管、40…第2液体回収トレ
イ(油回収トレイ)、42…第2液体回収管(油回収
管)、46…導出管、50…電極板、60…傾斜板群、
62…傾斜板、65…制御装置、A…給電手段、S…液
面。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B23Q 11/10 B23Q 11/10 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1液体にこれよりも比重が小さい第2
    液体が混入された混合液体が一側部に供給される液体処
    理槽内を仕切板により仕切って、その上流側となる第2
    液体捕集室内に傾斜した複数の傾斜板を一定の間隔を隔
    てて互いに略平行となるように配置した傾斜板群を設
    け、供給された前記混合液体を前記傾斜板群の間を通過
    させることにより比重差を利用して前記第2液体を前記
    混合液体から浮上分離させ、前記第2液体捕集室内の下
    流側せ2の液面付近に開口する第2液体回収トレイによ
    り前記第2液体を回収し、第2液体が除去された前記混
    合液体を前記仕切板の下流側となる第1液体貯留室から
    導出するようにしてなる液体分離装置において、前記液
    体処理槽と略同一平面形状の底部支持板とこの底部支持
    板の外周部に固着されて上方に立ち上がり前記液体処理
    槽の下部周辺を支持する支持脚よりなる支持部を備え、
    前記第2液体が混入された前記混合液体を前記液体処理
    槽の上流部に供給する導入管は同液体処理槽の下側から
    その底板を貫通するように配置し、前記第2液体回収ト
    レイで回収された前記第2液体を外部に導出する第2液
    体回収管は前記液体処理槽内からその底板を貫通してそ
    の下側に導出するように配置し、前記第1液体貯留室か
    らの第2液体が除去された前記混合液体を外部に導出す
    る導出管は前記液体処理槽内からその底板を貫通して下
    側に導出するよう配置し、前記第2液体が混入された前
    記混合液体を前記導入管に供給するポンプと液体分離装
    置の作動を制御する制御装置を、上面から見た場合前記
    液体処理槽から実質的に突出しないように前記底部支持
    板上に配置したことを特徴とする液体分離装置。
  2. 【請求項2】 前記第2液体捕集室内の前記傾斜板群よ
    り上流に前記混合液体を電気分解する1対の電極板を設
    け、この電極板に給電する導電手段は前記液体処理槽の
    底板を貫通して設けたことを特徴とする請求項1に記載
    の液体分離装置。
  3. 【請求項3】 前記液体処理槽内の前記仕切板より上流
    側を整流板により前記第2液体捕集室とそれより上流側
    となる導入室に仕切り、前記導入管は前記導入室内に前
    記混合液体を供給し、さらに前記導入室内の下部に溜ま
    った沈殿物を排出する排出管を前記液体処理槽の底板に
    設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の液体分離装置。
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