JPH03296457A - 脱水脱塩装置 - Google Patents

脱水脱塩装置

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JPH03296457A
JPH03296457A JP9626490A JP9626490A JPH03296457A JP H03296457 A JPH03296457 A JP H03296457A JP 9626490 A JP9626490 A JP 9626490A JP 9626490 A JP9626490 A JP 9626490A JP H03296457 A JPH03296457 A JP H03296457A
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JP
Japan
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oil
electrode
electrodes
strip
treatment tank
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Pending
Application number
JP9626490A
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English (en)
Inventor
Michio Haneda
羽田 道夫
Masahito Kaneko
雅人 金子
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、原油、重質油、燃料油、石油精製残渣油、並
びに、石炭液化油、オイルサンド油、シェールオイル等
の合成油から脱水脱塩を行う装置に関する。
(従来の技術) 第6図は、従来の電気脱水脱塩装置の系統図である。被
処理油15に対し、数%から数十%の真水又は塩分濃度
の低い塩水を希釈水16として注入し、必要に応じて、
それらを予め加熱してから注入し、混合弁17で混合撹
拌して被処理油中の塩分を希釈水に移行させた混合液1
8を、処理槽19に導入し、高電圧の電界をかけて含塩
水滴を凝集させ、肥大化した水滴を比重差により沈降分
離して、処理槽19の上部より回収油20と底部より含
塩排水21を取り出すものである。
第7図の装置は、第6図の変形であって処理槽を2段に
設けた装置である。被処理油22に対し、第2処理槽3
2から回収した排水を希釈水24として添加し、第1混
合器23で混合撹拌して被処理油中の塩分を希釈水に移
行させ、その第1混合液25を、第1処理槽26に導入
し、高電圧の電界をかけて含塩水滴を凝集させ、肥大化
した水滴を比重差により沈降分離して、処理槽26の上
部より分離油27と底部より含塩排水28を取り出し、
分離油27に対しては系外から希釈水29を添加して第
2混合器30で混合撹拌し、その第2混合液31を第2
処理槽32に導入し、再び高電圧の電界をかけて含塩水
滴を凝集させ、肥大化した水滴を比重差により沈降分離
して、処理槽32の上部より回収油34と底部より回収
希釈水24を取り出し、該希釈水24はポンプ33で第
1混合器23に戻すようにしたものである。
第4図及び第5図は、従来の電気脱水脱塩装置の処理槽
の構造を示した概念図であり、第4図は正面断面図、第
5図は第4図の1−1矢視断面図である。処理槽l内に
被処理油を導入するために、供給管2に接続する分配管
3を油水界面11の上方で開口させ、その上方に末端を
閉じたパイプ状対向電極5,6を水平に配置し、電源7
より碍子8を介して上記電極に接続し、処理槽1の上部
に油回収管4を、底部には排水管9を接続し、油水界面
を検知するために界面計10を配置する。
この処理槽では、上記のバイブ状対向電極5及び6の間
に高電圧をかけて、電極間の含塩水粒子に電荷を与える
とともに、静電力により粒子相互に吸引力を作用させて
凝集合一を促進するものである。その際の吸引力は次式
で表すことができる。
F=kE’a’/d’           (1)F
:含塩水粒子間の吸引力 E:電位傾度 a:含塩水粒子の半径 d:含塩水粒子間の距離 に:定数 この式で示されるように被処理油中の粒子間に働く吸引
力は、粒径の6乗に比例し、粒子間距離の4乗に反比例
する。このため従来は、希釈水を注入して混合撹拌する
ことにより、被処理油中の含塩水粒子数を増加させて粒
子間距離を小さくし、凝集合一を促進させていた。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記の装置では、水滴の凝集沈降が大粒径のも
のから進行するため、時間の経過とともに、小粒径の水
滴が残り、水滴相互の距離も広がるために、吸引力は上
記(1)式に示されるように急激に低下し、凝集効果を
期待することができなくなる。その際に、電圧を上げて
凝集効果を高めることも考えられるが、過度の電圧上昇
は、短絡の発生や高電圧装置の導入のための設備費の増
加等の問題があり、実際的な電界強度は5KV/amが
上限とされている。また、処理槽をシリーズに設置して
、第7図のように後段の希釈水を前段の処理槽に混入し
て被処理油中の塩濃度を低下させるとともに、水滴の粒
径の増大と水滴の数の増加を図り、脱水脱塩効率を向上
させることも行われているが、装置の規模が大きくなり
、希釈水の確保も含めてコストの上昇要因となる。
そこで、本発明は、上記の問題を解消し、低電圧で脱水
脱塩効率の良い装置を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、水滴を含有する油中に対向電極を配置して電
場の下で水滴を凝集沈降分離する脱水脱塩装置において
、両端部を鋭角にした帯状電極若しくは薄板の帯状電極
を少なくとも一方の電極として使用し、該帯状電極の端
部を他方の電極に対向させたことを特徴とする脱水脱塩
装置である。
なお、上記帯状電極を含む電極群の外に従来の対向電極
群とを組み合わせて使用する場合は、両者を1つの処理
槽本体内に組み込むこともできるし、別の処理槽内に組
み込むことも可能である。
別の処理槽に組み込むときには、第1の処理槽で従来の
対向電極により被処理油中の水滴の凝集合一を進め、次
いで、第2の処理槽で上記帯状電極によりさらに凝集合
一を進めるとともに沈降分離を行うものである。
(作用) 第1図〜第3図は、本発明の1具体例である脱水脱塩装
置の処理槽の概念図であり、第1図は正面断面図、第2
図は第1図の1−1矢視断面図、第3図は針状電極群の
拡大図である。この処理槽は、上記第4図、第5図の従
来装置のパイプ状の水平対向電極の上方に両端部を薄板
の帯状電極群を配置したものである。それ故、帯状電極
を含む垂直対向電極を中心に説明する。第3図の帯状電
極群12は、薄板の帯状電極13と平板状電極14を垂
直に対向させたものであるが、両者を帯状電極として対
向配置してもよい。また、帯状電極群I2を含む垂直対
向電極群を別の処理槽に配置してもよい。
ところで、被処理油は、パイプ状の水平対同電極間に形
成される電場に送られ、被処理油中の水滴に電荷が与え
られ、静電的吸引力により凝集合一するが、水滴の凝集
沈降が大粒径のものから進行するため、時間の経過とと
もに小粒径の水滴が残り、水滴相互の距離も広がるため
に、吸引力は低下して凝集合一が実質上停止し、水滴は
単一電車として挙動し、対向電極への移動もなくなる。
ところが微小水滴は正極に吸引させやすく、さらに、上
記帯状電極群を使用すると、帯状電極の両端を中心とす
る不平等電界が形成され、帯状電極の両端に強い電場が
できるので、水滴はこの鋭角部分に吸引されて凝集し、
水滴の肥大化が容易に促進される。これに対し、パイプ
状電極間においては、電界は均一であるために、水滴が
電極に吸引される力は比較的弱(、吸引される水滴も電
極の一点に集められることがないので、水滴の凝集肥大
化速度も大きなものとはならない。また、不平等電界が
形成される場においては、電気流体力学的現象(Ele
ctric Hydro Dynamic Flow)
によって、撹拌対流が生起されるため、電極への水滴接
近頻度が増大し、電極部における凝集が促進される。な
お、この帯状電極に流す電流は、交流でも直流でもよい
。但し、直流を流すときには、帯状電極をプラスに接続
する方が好ましい。なぜなら、水滴が正極により吸引さ
れるためである。
上記処理槽lにおいては、水分含有量の高い被処理油を
分配管3より供給し、まず、パイプ状対向電極5,6で
水滴の凝集合一を行い、肥大化した水滴を沈降させると
もに、水分含有量の低下した被処理油を上昇させて帯状
電極群12に送り、薄板の帯状電極13と平板状電極1
4の間の不平等電・界で微細な水滴の凝集を図り、肥大
化した水滴は処理槽1の底部の排水管9より排出すると
ともに、脱水脱塩された油は処理槽lの上部の回収管4
より系外に取り出す。また、帯状電極群12を別の処理
槽に配置するときには、パイプ状対向電極を有する処理
槽本体で水滴を凝集合一させ、ある程度肥大化させて沈
降分離してから、帯状電極群12に送り、さらに、凝集
及び沈降を行って、脱水脱塩処理を行う。
(実施例) 第8図の処理槽を用いて、0.5wL%の水を含有する
軽油を81/hrで供給し、脱水実験を行った。
なお、軽油中の水滴の平均粒径は約13μmであった。
帯状電極に対向する平板状電極は、面積12Ccm”、
厚さ0.5mmのステンレス製の薄板を521の間隔で
垂直に配置し、該薄板平板状電極間25mmの位置に平
行になるように、帯状電極群を垂直に設けた。
帯状電極は、板厚0.51111の帯状電極支持板の両
面に幅5m1l、厚さ0.151の帯状薄板を10mm
間隔に取り付けたものである。
そして、平板状電極及び薄板帯状電極に対し、2000
V(電界強度IKV/cm)で交流を1時間流したとこ
ろ、水分含有量0.06vt%の軽油を81得ることが
できた。
(比較例) 比較のために、第9図の平板状対向電極を有する処理槽
を用いて、0.5wt%の水を含有する軽油を81/h
rで供給し、脱水実験を行った。なお、軽油中の水滴の
平均粒径は約13μIであった。そして、平板状対向電
極は面積120cn+”、厚さ0.5+omのステンレ
ス製薄板を25s■の間隔で垂直に配置し、2500V
(電界強度IKV/c■)で交流を1時間流したところ
、水分含有量0.20vt%の軽油を81得た。
(発明の効果) 本発明は、上記の構成を採用することにより、低い水分
含膏量の油からも容易に脱水脱塩することができ、分離
効率も従来装置に比較して飛躍的に向上させることがで
きた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1具体例である脱水脱塩装置の処理槽
の正面断面図、第2図は第1図のT−I矢視断面図、第
3図は第1図で使用する薄板帯状電極群の拡大図、第4
図は従来の処理槽の正面断面図、第5図は第4図のl−
■矢視断面図、第6図及び第7図は従来の電気脱水脱塩
装置の系統図、第8図は実施例で使用した脱水脱塩装置
の断面図、第9図は比較例で使用した脱水脱塩装置の断
面図である。 第3図 第6図 第7図 第8図 第9図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水滴を含有する油中に対向電極を配置して電場の
    下で水滴を凝集沈降分離する脱水脱塩装置において、両
    端部を鋭角にした帯状電極若しくは薄板の帯状電極を少
    なくとも一方の電極として使用し、該帯状電極の端部を
    他方の電極に対向させたことを特徴とする脱水脱塩装置
  2. (2)処理槽の油水界面の上方に、被処理油の供給管を
    開口させ、該開口の上方に水平に対向する電極群を配置
    し、さらにその上に、両端部を鋭角にした帯状電極若し
    くは薄板の帯状電極とこれに垂直に対向する電極を含む
    電極群を配置し、処理槽の上部に処理油の回収管を開口
    させ、処理槽の底部に含塩水の排水管を接続したことを
    特徴とする請求項(1)記載の脱水脱塩装置。
  3. (3)水滴を含有する油を導入する第1処理槽に、対向
    電極群を配置し、該槽に導管を介して接続する第2処理
    槽に、該槽の油水界面上方に被処理油の供給管を開口さ
    せ、該開口の上方に両端部を鋭角にした帯状電極若しく
    は薄板の帯状電極とこれに垂直に対向する電極を含む電
    極群を配置し、さらにその上方に処理油の回収管を開口
    させ、処理槽の底部に含塩水の排水管を接続したことを
    特徴とする請求項(1)記載の脱水脱塩装置。
JP9626490A 1990-04-13 1990-04-13 脱水脱塩装置 Pending JPH03296457A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001219002A (ja) * 2000-02-07 2001-08-14 Tc:Kk 液体分離装置
US7163624B2 (en) * 2001-12-13 2007-01-16 Vetco Aibel As Electrostatic separator

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