JPH0127752Y2 - - Google Patents

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JPH0127752Y2
JPH0127752Y2 JP6497284U JP6497284U JPH0127752Y2 JP H0127752 Y2 JPH0127752 Y2 JP H0127752Y2 JP 6497284 U JP6497284 U JP 6497284U JP 6497284 U JP6497284 U JP 6497284U JP H0127752 Y2 JPH0127752 Y2 JP H0127752Y2
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JP
Japan
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grooves
sheet material
base material
lid
plywood base
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JP6497284U
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JPS60176687U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は浴槽の蓋に関し、特に木質の浴槽の
蓋に関する。
(従来技術の説明) 従来から、浴槽の蓋として特定の種類の木材に
よつて作られたものが知られている。従来の蓋に
用いられる木材は、たとえば、よく吟味された桧
などである。この種の木材は、特に天然木として
の独特の香とその醸しだされる雰囲気において好
感される。しかしながら、こられの天然木は、相
対的に不足がちな上によく吟味選別されてできる
だけ一枚板状に形成されるため、一般に高価で贅
沢なものとなつていた。したがつて、手軽く安価
に木質製の浴槽の蓋を提供するためにはより安い
合板の利用が考えられる。ただ合板は、たとえ
ば、ラワン材などに代表されるように、南洋材で
作られることが多く、その臭気の点で浴槽の蓋と
しては今まで実用できなかつた。
(考案の目的) それゆえに、この考案の目的は、価格が安い合
板を使用したにもかかわらず、適当に合板の臭気
が抑えられた、木製としては手軽で安価な浴槽の
蓋を提供することである。
(考案の概要) この考案は、簡単にいえば、可撓性を有するシ
ート材の少なくとも一方主面上に、その表面に表
面材を形成した木質の合板基材を積層し、シート
材の一端から他端に延びる複数の溝を形成し、こ
の溝によりこの木質の合板基材が屈曲可能とされ
た、浴槽の蓋である。
この考案の上述の目的およびその他の目的と特
徴は図面を参照して行う以下の詳細な説明から一
層明らかとなろう。
(実施例の説明) 第1図はこの考案の一実施例を示す一部断面
図、第2図はその一部切欠の斜視図である。浴槽
の蓋10(以下単に「蓋」と言う)は、可撓性を
有するシート材12を含む。シート材12は、代
表的には、綿布、ナイロン布、ポリエステル繊維
の不織布あるいはテトロン布またはフイルム状の
ものなど、十分に可撓性を有し強靭でかつ柔軟性
に富んだ材質のものが用いられる。そして、この
シート材12の両主面には木質の合板基材14が
積層される。木質の合板基材14として、代表的
には、南洋材のラワンが用いられる。ただし、合
板としては、南洋材のものに限らず国産材のもの
であつてもよく、またその木の種類は特に限定さ
れるものではない。なお、ここでいう「合板」
は、いわゆる単板を何枚も積層し、それらを接着
剤で張り合わせて一枚の板にしたものをいう。典
型的には、各層の単板の繊維方向を交互に直交さ
せて奇数枚積層したものがある。たとえば、3枚
合わせ(3プライ)、5枚合わせ、7枚合わせ、
9枚合わせなどがあるが、図示では便宜上2枚合
わせのものとして示している。
木質の合板基材14には表面材16が積層され
る。この表面材16としてはたとえば合成樹脂の
発泡体あるいはゴム系の発泡体のようなものが用
いられる、具体的には、塩化ビニル発泡体、ポリ
エチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体あるいは
ウレタンホームなどであるが、いずれにしても、
表面材16としては弾性を有する発泡体ないしは
多孔質体のようなものが好ましい。そして、この
ような表面材16が木質の合板基材14に積層さ
れることによつて、外装上の美感を増すことは勿
論、合板特有の極めて強い臭気を防ぎ抑えること
ができる。また、この表面材16の他の効果とし
てはクツシヨン性、保温性などの点があげられ
る。
木質の合板基板14は、シート材12の両面側
にそれぞれ形成される断面ほぼV字状のかつ相互
に平行な複数の溝18,18,……によつて複数
の片部材20,20,……に区分される。これら
複数の溝18,18,………は、それぞれ、シー
ト材12の一端から他端に連続的に延びかつシー
ト材12を挾んで対向する位置に形成される。し
たがつて、シート材12の両主面側に形成される
それぞれの片部材20,20,……も、同じよう
に、シート材12を挾んでほぼ相対向する位置に
形成されることになる。なお、溝18の深さは、
シート材12の上面に達しかつシート材12を傷
つけない程度に選ばれる。
このようにして、複数の溝18,18,……の
部分においては、各片部材20すなわち合板基材
14はシート材12のみで連結されることとな
る。したがつて、蓋10は、第1図の仮想線で示
すように、溝18の部分が閉じられることによつ
てシート材12の両主面側に折り曲げ可能とな
る。第3図および第4図において、完成された蓋
10の全体が示される。
なお、前述の断面V字状の溝18の谷のなす角
度は、蓋10は上述のように溝18が閉じられる
ことにより曲がるので、比較的小さい角度から大
きい角度まで、蓋10を折り曲げる度合に応じて
適宜設定され得る。
第5図は溝18の断面形状の変形例を示す。溝
18は、この第5図に示すように断面略U字形状
に形成されてもよい。また、この溝18の断面形
状は、シート材12側が狭くかつ表面材16側が
広くされていれば他の任意の形状であつてよい。
第6図および第7図はこの考案の他の実施例を
示す。この実施例では、蓋10がそれぞれの溝1
8aおよび18bを介して全体が3つ折りにされ
る。すなわち、蓋10の木質の合板基材14に
は、その主面を3等分する辺りに、他の部分の溝
18b,18b,……のそれよりも比較的密な間
隔を隔てて溝18a,18a,……が形成され
る。なお、或る例では、この溝18aの谷のなす
角度は相対的に大きくたとえば60度であり、他の
溝18bの谷のなす角度は相対的に小さくたとえ
ば30度に選ばれる。これによつて、溝18aのと
ころで蓋10がより折り曲げ易くされる。
第8図はこの考案のさらに他の実施例を示す図
解図である。この実施例は、溝22が一定の間隔
を隔てて2条並列して形成され、溝22の谷のな
す角度がそれぞれ90度あるいはそれ以上の角度に
形成される。これらの溝22の部分において、蓋
10は、図示のように、Sの字状に交互に折り畳
むことができる。
第9図および第10図はこの考案のその他の実
施例を示す。第9図はその実施例の一部分の断面
図であり、第10図はその一部切欠斜視図であ
る。この実施例の蓋10は、シート材12の一方
主面側にのみ木質の合板基材14が積層されてい
る。したがつて、シート材12の他方主面は露出
したままである。この木質の合板基材14にも前
述の実施例と同様、断面ほぼV字状の溝18,1
8,……が形成され、それによつて複数の片部材
20,20,……に区分されている。このように
構成された蓋10においてもシート材12の両面
側に折り曲げ得る、ということが容易に理解され
よう。
上述のいずれの実施例においても、強靭でしか
も可撓性に富んだシートの片面あるいは両面に合
板基材を積層するので、従来のような天然の一枚
もの板材に比べ反りや、歪みが解消される。さら
に、木質の合板基材にはV字状の溝が複数条平行
して形成されるので、この溝を介して木質の合成
基材すなわち蓋全体が屈曲可能となり、入浴中や
不必要なときにはそれを小さく折り畳みあるいは
巻き込んだりできる。さらに、表面材によつて、
合板基材の強い臭気を抑えることができる。
(考案の効果) 以上のように、この考案によれば、露出された
ままでは極めて強い臭気を放つ合板基材を表面材
により被覆するので、適当に合板の臭気は抑える
ことができ、安価な合板を使つて、十分実用性の
ある浴槽の蓋が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す一部断面図
である。第2図は第1図図示の一部切欠斜視図で
ある。第3図は第1図実施例の全体側面図であ
る。第4図は第1図実施例の全体平面図である。
第5図は第1図図示の溝の変形例を示す説明図で
ある。第6図はこの考案の他の実実施例を示す側
面図である。第7図は第6図実施例の全体平面図
である。第8図はこの考案のさらに他の実施例を
示す説明図である。第9図および第10図はこの
考案のその他の実施例を示し、第9図はその一部
分の断面図、第10図はその一部切欠斜視図であ
る。 図において、10は浴槽の蓋、12はシート
材、14は木質の合板基材、16は表面材、1
8,18a,18b,22は溝、20は片部材を
示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 可撓性を有するシート材、 前記シート材の少なくとも一方主面上にほぼ
    全面に積層され、このシート材の一端から他端
    に延びる複数の溝によつて複数の片部材に区分
    された木質の合板基材、および 前記木質の合板基材の表面に積層される表面
    材を含み、 前記複数の溝によつて前記木質の合板基材が
    屈曲可能とされる、浴槽の蓋。 2 前記木質の合板基材は前記シート材の両主面
    上に形成され、 前記複数の溝は、それぞれ、前記シート材の
    一方主面側の溝と前記シート材の他方主面側の
    溝とがほぼ対応する位置に形成される、実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の浴槽の蓋。 3 前記複数の溝は断面ほぼV字状に形成され
    る、実用新案登録請求の範囲第1項または第2
    項記載の浴槽の蓋。 4 前記表面材は合成樹脂発泡体を含む、実用新
    案登録請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
    かに記載の浴槽の蓋。 5 前記表面材は合成樹脂多孔質体を含む、実用
    新案登録請求の範囲第1項ないし第3項のいず
    れかに記載の浴槽の蓋。
JP6497284U 1984-05-02 1984-05-02 浴槽の蓋 Granted JPS60176687U (ja)

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JP6497284U JPS60176687U (ja) 1984-05-02 1984-05-02 浴槽の蓋

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JPS60176687U JPS60176687U (ja) 1985-11-22
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