JPH01275787A - 含油繊維状金属の脱脂方法 - Google Patents
含油繊維状金属の脱脂方法Info
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Landscapes
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業利用の分野〕
本発明は研削油等の油を含んだ繊維状金属の脱脂方法に
関するものである。
関するものである。
金属を切削、研削又は研磨する工程で発生する含油繊維
状金属の脱脂方法には種々の方法がある、例えば、特開
昭54−21676号公報に記載されているように、該
金属を一定容器内に入れて高圧プレス機で圧縮して搾油
する搾油法か、又は最も簡単な方法としては、たんに該
金属を密閉容器内で加熱して乾留し、油分を除去する乾
留法がある。また対称物が繊維状金属ではなくプレス部
品などであるが、特開昭59−12377号公報にに記
載されているように両端開放の容器内で原料を転勤させ
ながら多量の溶剤で洗浄する溶剤洗浄法がある。
状金属の脱脂方法には種々の方法がある、例えば、特開
昭54−21676号公報に記載されているように、該
金属を一定容器内に入れて高圧プレス機で圧縮して搾油
する搾油法か、又は最も簡単な方法としては、たんに該
金属を密閉容器内で加熱して乾留し、油分を除去する乾
留法がある。また対称物が繊維状金属ではなくプレス部
品などであるが、特開昭59−12377号公報にに記
載されているように両端開放の容器内で原料を転勤させ
ながら多量の溶剤で洗浄する溶剤洗浄法がある。
しかし、このような方法では次のような問題点がある。
イ)搾油法
含油繊維状金属を搾油で脱脂する方法は、搾油前の該金
属中の油分が10〜50%に対し搾油後の残留油分が1
0〜20%であり、油分が充分に抜は切らなく、該金属
を例えば製鋼原料として使用する場合には、予備工程等
において油煙が発生し、屋内又は屋外の環境が悪化する
ために、使用量を制限する等の処置が必要となっていた
。
属中の油分が10〜50%に対し搾油後の残留油分が1
0〜20%であり、油分が充分に抜は切らなく、該金属
を例えば製鋼原料として使用する場合には、予備工程等
において油煙が発生し、屋内又は屋外の環境が悪化する
ために、使用量を制限する等の処置が必要となっていた
。
口)乾留法
該金属を乾留して油分を取り除く方法は、油の終留温度
が高いために乾留中に該金属に脆性破壊現象が起き、該
金属を例えばフィルター等に使用する場合には、脆性破
壊により粉末化する為にフィルターとしての効果を失い
、該金属の使用用途が限定されると云う問題点がある。
が高いために乾留中に該金属に脆性破壊現象が起き、該
金属を例えばフィルター等に使用する場合には、脆性破
壊により粉末化する為にフィルターとしての効果を失い
、該金属の使用用途が限定されると云う問題点がある。
ハ)溶剤洗浄法
該金属を溶剤で単に洗浄する方法では、高価な溶剤の使
用量が多くなること、多量に発生する使用済み溶剤の再
生に費用を要することもあって処理費用が多大となる問
題点がある。
用量が多くなること、多量に発生する使用済み溶剤の再
生に費用を要することもあって処理費用が多大となる問
題点がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、溶剤
を使用量が少なく経済性が高く、脱脂効率が高く、製品
に脆性破壊等が生じることがない含油繊維状金属の脱脂
方法を提供することを目的とする。
を使用量が少なく経済性が高く、脱脂効率が高く、製品
に脆性破壊等が生じることがない含油繊維状金属の脱脂
方法を提供することを目的とする。
上記目的に沿う本発明に係る含油繊維状金属の脱脂方法
は、含油繊維状金属に水蒸気を供給して油分を洗浄する
蒸気洗浄工程と、該蒸気洗浄工程によって処理された含
油繊維状金属に溶剤を供給して攪拌する溶剤洗浄工程と
、該溶剤洗浄工程によって処理された含油繊維状金属か
ら汚染溶剤を分離する固液分離工程とを有して構成され
ているここで、溶剤洗浄工程と該工程に続く固液分離工
程を夫々2段階以上設け、かつ後段の固液分離工程から
得られた使用済溶剤を前段の溶剤洗浄工程の溶剤として
使用することも可能である。
は、含油繊維状金属に水蒸気を供給して油分を洗浄する
蒸気洗浄工程と、該蒸気洗浄工程によって処理された含
油繊維状金属に溶剤を供給して攪拌する溶剤洗浄工程と
、該溶剤洗浄工程によって処理された含油繊維状金属か
ら汚染溶剤を分離する固液分離工程とを有して構成され
ているここで、溶剤洗浄工程と該工程に続く固液分離工
程を夫々2段階以上設け、かつ後段の固液分離工程から
得られた使用済溶剤を前段の溶剤洗浄工程の溶剤として
使用することも可能である。
本発明に係る含油繊維状金属の脱脂方法においては、予
め含油繊維状金属に水蒸気を供給して付着する油分を4
〜8%程度まで除去する。これによって以下に続く溶剤
洗浄工程において使用される溶剤が節減され、更には含
油繊維状金属に付着しているゴミ等も除去できる。
め含油繊維状金属に水蒸気を供給して付着する油分を4
〜8%程度まで除去する。これによって以下に続く溶剤
洗浄工程において使用される溶剤が節減され、更には含
油繊維状金属に付着しているゴミ等も除去できる。
この後、付着した油を溶かす溶剤を用いて洗浄するので
あるが、これによって上記繊維状金属に付着している油
を溶剤に溶かして除去することができる。
あるが、これによって上記繊維状金属に付着している油
を溶剤に溶かして除去することができる。
次に、固液分離工程にいては、上記溶剤洗浄工程におい
ては繊維状金属に付着した洗浄剤を油と共に除去して、
繊維状金属と油を多少含む洗浄液とに分離する。
ては繊維状金属に付着した洗浄剤を油と共に除去して、
繊維状金属と油を多少含む洗浄液とに分離する。
上記工程を経て繊維状金属から付着した油を除去するこ
とができ、必要によって上記溶剤洗浄工程を2段回重ね
ることによって付着する油分を1%以下とすることがで
きる。
とができ、必要によって上記溶剤洗浄工程を2段回重ね
ることによって付着する油分を1%以下とすることがで
きる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化し
た一実施例につき説明し、本発明の理解に供する。
た一実施例につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、第1図は本発明方法に係る含油繊維状金属の脱
脂方法を説明するフロー図である。
脂方法を説明するフロー図である。
本発明の一実施例に係る含油繊維状金属の脱脂方法は、
まず蒸気洗浄工程では水蒸気による洗浄を行い、この工
程で該金属中の油分を重量比で10〜50%からを4〜
8%まで容易に除去することができる。
まず蒸気洗浄工程では水蒸気による洗浄を行い、この工
程で該金属中の油分を重量比で10〜50%からを4〜
8%まで容易に除去することができる。
即ち、第1図に示すように、処理対象物である含油繊維
状金属1が投入された蒸気洗浄塔2の中に加熱蒸気又は
飽和蒸気3を吹き込むことによって含油繊維状金属の蒸
気洗浄を行う。蒸気洗浄は含有する油分の分圧を下げ沸
点を下げる効果があるので、該金属1中の油分を効率よ
く除去する事ができ、また蒸気とともに持ちさられた油
と水4は簡単な構造の油水分離塔5を通すことで水7と
油6に分離され、油6は図示しない廃油バーナー等で蒸
気洗浄用の蒸気発生装置の燃料として使用することもで
きる。
状金属1が投入された蒸気洗浄塔2の中に加熱蒸気又は
飽和蒸気3を吹き込むことによって含油繊維状金属の蒸
気洗浄を行う。蒸気洗浄は含有する油分の分圧を下げ沸
点を下げる効果があるので、該金属1中の油分を効率よ
く除去する事ができ、また蒸気とともに持ちさられた油
と水4は簡単な構造の油水分離塔5を通すことで水7と
油6に分離され、油6は図示しない廃油バーナー等で蒸
気洗浄用の蒸気発生装置の燃料として使用することもで
きる。
蒸気洗浄工程で含有する油の大部分を除去した後、溶剤
洗浄工程に移る。溶剤洗浄工程では繊維状金属の微細な
部分に入りこんでいる少量の除去されにくい油分を除去
することが目的であるから、洗浄能力が高い、例えば1
.1.1. トリクロロエタン等の有機系の溶剤を使
用して該金属から油分を洗浄除去する。即ち、蒸気洗浄
によって大部分の油分を除去した中間成品8を溶剤23
と共に一次洗浄塔9にいれる、この時、溶剤23と中間
成品8の重量比は溶剤の嵩比重によっても異なるが中間
成品8に対して4〜8倍の溶剤23を投入することが望
ましい、また、洗浄に際しては溶剤23と中間成品8で
ある繊維状金属が充分に接触するため、該混合物の攪拌
を行う必要がある。
洗浄工程に移る。溶剤洗浄工程では繊維状金属の微細な
部分に入りこんでいる少量の除去されにくい油分を除去
することが目的であるから、洗浄能力が高い、例えば1
.1.1. トリクロロエタン等の有機系の溶剤を使
用して該金属から油分を洗浄除去する。即ち、蒸気洗浄
によって大部分の油分を除去した中間成品8を溶剤23
と共に一次洗浄塔9にいれる、この時、溶剤23と中間
成品8の重量比は溶剤の嵩比重によっても異なるが中間
成品8に対して4〜8倍の溶剤23を投入することが望
ましい、また、洗浄に際しては溶剤23と中間成品8で
ある繊維状金属が充分に接触するため、該混合物の攪拌
を行う必要がある。
これによって該繊維状金属中の微細部分に入り込んでい
る少量の油分の溶剤への溶出を促し、洗浄工程をより効
率的に行うことが可能となる。これにより一次洗浄塔9
から後記する固液分離機24を出た中間成品11の油分
を3%以下にすることができる。
る少量の油分の溶剤への溶出を促し、洗浄工程をより効
率的に行うことが可能となる。これにより一次洗浄塔9
から後記する固液分離機24を出た中間成品11の油分
を3%以下にすることができる。
次に固液分離工程では洗浄によって油分が溶剤に溶出し
ているので、この汚染溶剤と繊維状金属とを固液分離装
置24にて固液分離する。−船釣には該固液分離装置2
4は遠心分離装置によってなり、容量によっても異なる
が、例えば回転数1ooorpmで10〜20分程度の
分根を行う。
ているので、この汚染溶剤と繊維状金属とを固液分離装
置24にて固液分離する。−船釣には該固液分離装置2
4は遠心分離装置によってなり、容量によっても異なる
が、例えば回転数1ooorpmで10〜20分程度の
分根を行う。
この溶剤洗浄工程及び固液分離工程は、−次洗浄塔9及
び二次洗浄塔17を使用して通常2回行う。これはより
略完全に該繊維状金属の脱脂を行う為であり、洗浄→固
液分離→洗浄→固液分離の順序で行う、これにより二次
洗浄塔17から固液分離25を出た中間成品22の油分
を1%以下とすることができる。
び二次洗浄塔17を使用して通常2回行う。これはより
略完全に該繊維状金属の脱脂を行う為であり、洗浄→固
液分離→洗浄→固液分離の順序で行う、これにより二次
洗浄塔17から固液分離25を出た中間成品22の油分
を1%以下とすることができる。
ここで、固液分離機25から出た使用済溶剤10は溶出
する油の量が少ないため、まだ充分な洗浄能力を保って
いる。このため、使用済み溶剤10は一次洗浄塔9で行
う第1回目の洗浄に再使用する。従って、溶出した油を
含んだ汚染溶剤12のみを汚染溶剤蒸留塔13に供給す
る。このように−次洗浄塔9からの汚染溶剤12のみを
蒸留することにより蒸留塔の負荷を軽減することが出来
ると共に設備費の軽減、設備のコンパクト化が可能とな
る。なお、汚染溶剤の蒸留時に残留する残留油14は研
削油等として再使用可能であると共に、蒸留再生された
再生溶剤15は補充用溶剤16の一部として再使用可能
である。
する油の量が少ないため、まだ充分な洗浄能力を保って
いる。このため、使用済み溶剤10は一次洗浄塔9で行
う第1回目の洗浄に再使用する。従って、溶出した油を
含んだ汚染溶剤12のみを汚染溶剤蒸留塔13に供給す
る。このように−次洗浄塔9からの汚染溶剤12のみを
蒸留することにより蒸留塔の負荷を軽減することが出来
ると共に設備費の軽減、設備のコンパクト化が可能とな
る。なお、汚染溶剤の蒸留時に残留する残留油14は研
削油等として再使用可能であると共に、蒸留再生された
再生溶剤15は補充用溶剤16の一部として再使用可能
である。
なお、上記実施例においては一次洗浄塔9と固液分離装
置25とを、そして二次洗浄塔17と固液分離装置26
とを別々の装置によって行ったが、−次洗浄塔9に固液
分離装置をそして二次洗浄塔17に固液分離装置を一体
的に組み込ませることも可能であり、これによって更に
設備の簡略化が行える。
置25とを、そして二次洗浄塔17と固液分離装置26
とを別々の装置によって行ったが、−次洗浄塔9に固液
分離装置をそして二次洗浄塔17に固液分離装置を一体
的に組み込ませることも可能であり、これによって更に
設備の簡略化が行える。
また固液分離工程の後で、該繊維状金属の表面に付着し
ている溶剤を蒸発乾燥機18で蒸発乾燥させることが望
ましく、乾燥した繊維状金属は成品19となる。蒸発に
あたっては使用した溶剤の性状によって真空ポンプ20
による減圧下及び又は200℃以下に加熱することによ
り、効率よく乾燥、蒸発の作用が得られる。このように
含油繊維状金属をまず蒸気洗浄工程によって大部分の油
を除去し、次の溶剤洗浄工程では溶剤の攪拌を行いつつ
洗浄を行い残りの油分を溶剤へ溶出させ、固液分離工程
では溶剤と該金属との固液分離を行う0以上のような工
程を経ることによって処理前に10%〜50%あった該
金属中の油分を1%以下にすることが出来る。
ている溶剤を蒸発乾燥機18で蒸発乾燥させることが望
ましく、乾燥した繊維状金属は成品19となる。蒸発に
あたっては使用した溶剤の性状によって真空ポンプ20
による減圧下及び又は200℃以下に加熱することによ
り、効率よく乾燥、蒸発の作用が得られる。このように
含油繊維状金属をまず蒸気洗浄工程によって大部分の油
を除去し、次の溶剤洗浄工程では溶剤の攪拌を行いつつ
洗浄を行い残りの油分を溶剤へ溶出させ、固液分離工程
では溶剤と該金属との固液分離を行う0以上のような工
程を経ることによって処理前に10%〜50%あった該
金属中の油分を1%以下にすることが出来る。
次に、上記実施例に係る含油繊維状金属の脱脂方法及び
該方法の各工程における含油繊維状金属の脱脂後の残留
油分の分析結果について、具体的に数値を示しながら更
に詳しく説明する。
該方法の各工程における含油繊維状金属の脱脂後の残留
油分の分析結果について、具体的に数値を示しながら更
に詳しく説明する。
この試験では第1表に各工程を経た繊維状金属の油分の
分析結果を示している。供試料はステンレス鋼板のベル
トグラインダーによる研削により発生した含油分28%
の繊維状金属を使用して実験を行った。実験方法及び条
件は第2表に示している。
分析結果を示している。供試料はステンレス鋼板のベル
トグラインダーによる研削により発生した含油分28%
の繊維状金属を使用して実験を行った。実験方法及び条
件は第2表に示している。
第1表
第2表
ここで、■:蒸気洗浄工程
■:溶剤洗浄工程
■:固液分離工程
■:蒸発乾燥工程 を示す。
まず蒸気洗浄工程では内径20cm、内容積141の容
器を使用し、これに含油分28%を含んだ繊維状金属を
5 ksr充填し、上部より150℃、1゜2気圧の飽
和蒸気を30分間吹き込んだ。残留油分を分析した結果
は第1表に示す如り5.8%となった。これで約80%
の油分が除去されたことになる。
器を使用し、これに含油分28%を含んだ繊維状金属を
5 ksr充填し、上部より150℃、1゜2気圧の飽
和蒸気を30分間吹き込んだ。残留油分を分析した結果
は第1表に示す如り5.8%となった。これで約80%
の油分が除去されたことになる。
次に溶剤洗浄工程では溶剤として、1.1.1−トリク
ロロエタンを使用した。使用した量は繊維状金属中4k
gに対して20kgの溶剤を使用した。また、洗浄塔は
内容積2(lの容器を使用し、容器内を上下する羽根を
設けこれを低速で反復回転して攪拌することとした。溶
剤洗浄工程は1回につき15分間行い、固液分離後、再
度同様の溶剤洗浄及び固液分離を行った。残留油分は1
回目の溶剤洗浄及び固液分離後で2.02%、2回目の
溶剤洗浄及び固液分離後で0.69%となった。
ロロエタンを使用した。使用した量は繊維状金属中4k
gに対して20kgの溶剤を使用した。また、洗浄塔は
内容積2(lの容器を使用し、容器内を上下する羽根を
設けこれを低速で反復回転して攪拌することとした。溶
剤洗浄工程は1回につき15分間行い、固液分離後、再
度同様の溶剤洗浄及び固液分離を行った。残留油分は1
回目の溶剤洗浄及び固液分離後で2.02%、2回目の
溶剤洗浄及び固液分離後で0.69%となった。
蒸発乾燥工程は本実験では真空乾燥機を使用した。加熱
温度80℃、100Torrの減圧下で約45分の処理
で繊維状金属中の油分は0.67%となった。
温度80℃、100Torrの減圧下で約45分の処理
で繊維状金属中の油分は0.67%となった。
第3表は前期実施例による本発明法を従来法と比較した
ものである。粉化指数とは含油繊維状金属を各方法によ
って脱脂した試料50gを内容積11の振動ミルで20
秒間粉砕後、105μmの篩で篩い分け、その105μ
m以下の量を指数化したものであり、本発明方法を10
0とする指数で示す。
ものである。粉化指数とは含油繊維状金属を各方法によ
って脱脂した試料50gを内容積11の振動ミルで20
秒間粉砕後、105μmの篩で篩い分け、その105μ
m以下の量を指数化したものであり、本発明方法を10
0とする指数で示す。
脱脂処理のコスト指数は本発明の方法を100とした場
合の指数で示した。その結果を以下に述べる。搾油法で
は粉化指数コスト指数では優れているが、油分が多く使
用不可能である。溶剤洗浄法ではコストが本発明の方法
と比較して約2倍のコスト高となる。又、乾留法では粉
化指数が高く、利用用途が限定されるという欠点がある
。
合の指数で示した。その結果を以下に述べる。搾油法で
は粉化指数コスト指数では優れているが、油分が多く使
用不可能である。溶剤洗浄法ではコストが本発明の方法
と比較して約2倍のコスト高となる。又、乾留法では粉
化指数が高く、利用用途が限定されるという欠点がある
。
第3表
ここで、 A:残留油分(%)
B:粉化指数
C:コスト指数 を示す。
このよう【従来法による含油5siii状金属から油分
を取り除く方法は残留油分、経済性および品質の面で問
題点を孕んでいたが、本発明方法によって解決された。
を取り除く方法は残留油分、経済性および品質の面で問
題点を孕んでいたが、本発明方法によって解決された。
本発明の方法では処理方法の異なった方法を組み合わせ
ると共に、汚染溶剤を蒸留再使用すること等により、経
済性および脱油率の高い繊維状金属の脱脂が可能となっ
た。
ると共に、汚染溶剤を蒸留再使用すること等により、経
済性および脱油率の高い繊維状金属の脱脂が可能となっ
た。
この方法で製造される該繊維状金属は特別な前処理を行
う必要がなく、製鋼用の原料として又はフィルター等の
製品として好適に供給することが出来るものであり、資
源の有効利用の面も含めて実用的価値は極めて大である
。
う必要がなく、製鋼用の原料として又はフィルター等の
製品として好適に供給することが出来るものであり、資
源の有効利用の面も含めて実用的価値は極めて大である
。
第1図は本発明に係る含油繊維状金属の脱脂方法のフロ
ー図である。 代理人 弁理士 生前 冨士男
ー図である。 代理人 弁理士 生前 冨士男
Claims (2)
- (1)含油繊維状金属に水蒸気を供給して油分を洗浄す
る蒸気洗浄工程と、該蒸気洗浄工程によって処理された
含油繊維状金属に溶剤を供給して攪拌する溶剤洗浄工程
と、該溶剤洗浄工程によって処理された含油繊維状金属
から汚染溶剤を分離する固液分離工程とを有してなる含
油繊維状金属の脱脂方法。 - (2)溶剤洗浄工程と該工程に続く固液分離工程を夫々
2段階以上設け、かつ後段の固液分離工程から得られた
使用済溶剤を前段の溶剤洗浄工程の溶剤として使用する
請求の範囲第1項記載の含油繊維状金属の脱脂方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10479888A JPH01275787A (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | 含油繊維状金属の脱脂方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10479888A JPH01275787A (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | 含油繊維状金属の脱脂方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01275787A true JPH01275787A (ja) | 1989-11-06 |
Family
ID=14390461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10479888A Pending JPH01275787A (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | 含油繊維状金属の脱脂方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01275787A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08108101A (ja) * | 1994-09-16 | 1996-04-30 | Norsk Hydro As | 金属材料上に残るオイル層の性質を制御する方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5672187A (en) * | 1979-11-14 | 1981-06-16 | Nisshin Steel Co Ltd | Degreasing method for hoop and its apparatus |
JPS5810999A (ja) * | 1981-07-13 | 1983-01-21 | Sharp Corp | スピ−カ− |
JPS5846118U (ja) * | 1981-09-25 | 1983-03-28 | 株式会社 三陽電機製作所 | 薬液計量混合装置における計量タンク |
-
1988
- 1988-04-26 JP JP10479888A patent/JPH01275787A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5672187A (en) * | 1979-11-14 | 1981-06-16 | Nisshin Steel Co Ltd | Degreasing method for hoop and its apparatus |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH08108101A (ja) * | 1994-09-16 | 1996-04-30 | Norsk Hydro As | 金属材料上に残るオイル層の性質を制御する方法 |
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