JPH0127558Y2 - - Google Patents

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JPH0127558Y2
JPH0127558Y2 JP15213682U JP15213682U JPH0127558Y2 JP H0127558 Y2 JPH0127558 Y2 JP H0127558Y2 JP 15213682 U JP15213682 U JP 15213682U JP 15213682 U JP15213682 U JP 15213682U JP H0127558 Y2 JPH0127558 Y2 JP H0127558Y2
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JP
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sealing surface
panel sealing
panel
acetone
film layer
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JP15213682U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はパネル封着面の清浄装置に係り、特に
カラー受像管の製造工程中パネルの内面に蛍光体
スラリー層を形成後にこの蛍光体スラリー層を含
む内面に被着されたラツカーなどのフイルム層を
パネル封着面から除去し清浄にすることによりフ
アンネルとの封着を良好にすることが可能なパネ
ル封着面の清浄装置に関するものである。
〔考案の背景技術とその問題点〕
カラー受像管の蛍光面はパネルの内面に黒色物
質の光吸収層を形成したのち、赤、緑、青各色に
発光する蛍光体スラリー層を形成する。次にこの
蛍光体スラリー層上にラツカーなどのフイルム層
を被着形成し、更にアルミニウム蒸着を行ない、
ベーキング処理後、パネル封着面とフアンネル封
着面とをフリツトガラスにより封着するようにな
つている。
このフイルム層はスプレイ法などにより主とし
て蛍光体スラリー層上に被着させるが、この場合
パネルの封着面にも被着されることが多い。そし
てこの封着面のフイルム層はパネルの取扱い時に
剥離し易く、この剥離したフイルム層の断片がパ
ネル内面に付着した状態でアルミニウム蒸着を行
なつたものは、この断片の部分のみアルミニウム
蒸着が行なわれず蛍光面として不良となるし、更
にフイルム層があるとフアンネルとの封着が良好
に行なわれない問題点がある。
このような問題点を解決する手段としてフイル
ム層を形成した後特にパネル封着面を清浄にする
ためアセトンなどにより、このフイルム層を溶解
除去する方法が行なわれている。
次にこの方法を第1図により説明すると中央部
に吸排気筒11を有する環状の槽12にアセトン
13を注入し、このアセトン13内に内面に蛍光
体スラリー層2を形成したのち、この蛍光体スラ
リー層2上を含む内面にラツカーなどからなるフ
イルム層3を被着形成したパネル1の側壁部11
を所定位置までつけ、ラツカー層3を除去する。
然るにこのような槽12によるフイルム層3の
除去方法においては側壁部11をアセトン13に
入れる場合、例えばパネル封着面1aに残存した
空気が泡となり、この泡がアセトン13の液面で
はじけ、飛散したアセトンが蛍光体スラリー層2
上のフイルム層3上被着させ、この部分のフイル
ム層を溶かし、しみ不良が発生するし、また側壁
部11をアセトン13から引上げる時、パネル封
着面1aに滴状となつたアセトンがアセトン13
に落下し、同じく飛散したアセトンが蛍光体スラ
リー層2上のフイルム層3上に被着させ、フイル
ム層を溶かし、しみ不良が発生すると云う問題点
があつた。
〔考案の目的〕
本考案は前述した従来の問題点に鑑みなされた
ものであり、特にパネル封着面のフイルム層を前
述した問題点を皆無にしながら除去し、パネル封
着面を清浄にすることが可能なパネル封着面の清
浄装置を提供することを目的としている。
〔考案の概要〕
即ち、本考案は中央部に吸排気筒を有する環状
の槽と、この環状の槽内にスプリングを介して上
下するメツシユ状の移動台と、この移動台とパネ
ル封着面間に設けられた吸液性のスポンジとから
なり、環状の槽内にスポンジが最下部にきたとき
スポンジに浸み込む程度の溶剤を注入し、パネル
封着面をこの溶剤により清浄にするようになされ
ていることを特徴とするパネル封着面の清浄装置
である。
〔考案の実施例〕
次に本考案の一実施例を第2図及び第3図によ
り説明する、図中第1図と同一符号は同一部分を
示す。
即ちパネル封着面の清浄装置10は、中央部に
吸排気筒11を有する環状の槽12と、この環状
の槽12内にスプリング14を介して上下するメ
ツシユ状の移動台15と、この移動台15とパネ
ル1の側壁部11の開放端のパネル封着面1a間
に設けられた吸液性のスポンジ16とからなり、
環状の槽12内にはスプリング14を最も縮めた
時にスポンジ16に浸み込む程度のアセトン13
が注入されている。
このようなパネル封着面の清浄装置10の使用
方法は先ず第3図に示すようにスプリングを延ば
した状態にしておき、内面に蛍光体スラリー層2
を被着形成したのち、この蛍光体スラリー層2上
を含む内面にラツカーなどからなるフイルム層3
を被着形成したパネル1のパネル封着面1aとパ
ネル封着面の清浄装置10を相対的に移動して第
3図のような状態にするとアセトンはスポンジに
浸み込み、この浸み込んだアセトンによりパネル
封着面1aに塗布されているフイルム層3を除去
し、清浄することができる。
本実施例のパネル封着面の清浄装置を使用する
と、パネル封着面下に吸液性のスポンジがあり、
かつアセトンがこのスポンジに浸み込む程度迄し
か槽中に入れてないので、アセトンの飛散による
蛍光体スラリー層上のフイルム層を溶かすことが
ないし、またアセトンの使用量を約80%減少でき
るし、更にスポンジがふたの役目をするので槽内
のアセトンの蒸発を防ぐことができる。
前記実施例ではアセトンを使用したが、フイル
ム層を溶かす溶剤であれば他のものでもよいし、
また特に槽中にアセトンを入れることなくスポン
ンジ上に流し込むことも可能であることは説明す
るまでもない。
〔考案の効果〕
上述のように本考案によれば極めて少量の溶剤
でパネル封着面を清浄することが可能であり、そ
の工業的価値は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のフイルム層除去装置の一例を示
す説明用断面図、第2図及び第3図は本考案のパ
ネル封着面の清浄装置の一実施例によるパネル封
着面の清浄工程を示す図であり、第2図はパネル
封着面の清浄工程前の状態を示す説明用断面図、
第3図はパネル封着面の清浄工程中の状態を示す
説明用断面図である。 1…パネル、1a…パネル封着面、2…蛍光体
スラリー層、3…フイルム層、10…パネル封着
面の清浄装置、11…吸排気筒、12…環状の
槽、13…アセトン、14…スプリング、15…
移動台、16…吸液性のスポンジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央部に吸排気筒を有する環状の槽と、この環
    状の槽内にスプリングを介して上下するメツシユ
    状の移動台と、この移動台とパネル封着面間に設
    けられた吸液性のスポンジとからなり、前記環状
    の槽内に前記スポンジが最下部にきたとき、前記
    スポンジに浸み込む程度の溶剤を注入し、前記パ
    ネル封着面をこの溶剤により清浄にするようにな
    されていることを特徴とするパネル封着面の清浄
    装置。
JP15213682U 1982-10-08 1982-10-08 パネル封着面の清浄装置 Granted JPS5957841U (ja)

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JP15213682U JPS5957841U (ja) 1982-10-08 1982-10-08 パネル封着面の清浄装置

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JP15213682U JPS5957841U (ja) 1982-10-08 1982-10-08 パネル封着面の清浄装置

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Publication Number Publication Date
JPS5957841U JPS5957841U (ja) 1984-04-16
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JP15213682U Granted JPS5957841U (ja) 1982-10-08 1982-10-08 パネル封着面の清浄装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2538580B2 (ja) * 1987-03-03 1996-09-25 株式会社東芝 陰極線管パネルのシ−ルエツジクリ−ニング装置

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Publication number Publication date
JPS5957841U (ja) 1984-04-16

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