JPH01274658A - 電子時計用変換器 - Google Patents

電子時計用変換器

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JPH01274658A
JPH01274658A JP2506889A JP2506889A JPH01274658A JP H01274658 A JPH01274658 A JP H01274658A JP 2506889 A JP2506889 A JP 2506889A JP 2506889 A JP2506889 A JP 2506889A JP H01274658 A JPH01274658 A JP H01274658A
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JP
Japan
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rotor
stator
radius
stators
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP2506889A
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English (en)
Inventor
Sakio Okazaki
岡崎 咲穂
Kiichi Kawamura
川村 僖壹
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電子時計用変換器に関し、特に水晶時計用と
して多く使用されているステップモータに関するもので
ある。
本発明の目的は、かかる変換器の低消費電力化を図るこ
とにある。
水晶振動子を時間標準とし、秒、分、時等を機械的に針
等で表示するいわゆる水晶式アナログ時計、特に腕時計
にあっては、時間標準が極めて正確であり、表示時間の
信顧性に対して時間標準である水晶振動子の精度と共に
電源電池の寿命が大きな要因となっている。電気機械変
換機構を有する水晶時計であっては、発振回路を含む電
子回路部の消費電力に比較して電気機械変換機構での消
費電力が大きく変換器の高効率化、低消費電力化が電源
電池寿命の増大の上で期待されている。これまでにも変
換器の低消費電力化を図るための方法が種々提案されて
いるが、まだ低消費電力化への要請は非常に大きい。
本発明は、従来のステップモータの中でも最も高効率の
モータを改良することによって、さらに高い効率をもち
、低消費電力のモータを実現した。
以下、実施例について詳細に説明する。
第1図、第2図は、本発明に係るモータであり、1は2
極に着磁されたロータで、このロータ1を囲むようにし
てステータ2.3が配置されている。
ステータ2.3は一体となっていて幅が非常に狭くなっ
たステータ最細部gIsg2によってつながっている。
このステータ2.3はコイル4を巻いた継鉄5にネジ6
.61で固定され、1組のステータを構成している。ス
テータ2.3にはロータ1が一定方向に回転できるよう
にノツチ2a、3aを設けて、ロータ1の静止時の磁極
(NおよびS)位置をステータ2.3の一方にずらして
いる。破線はロータ磁極の静止位置を示す。第3図はコ
イル4に印加する駆動電圧波形で、例えば1秒毎に正パ
ルス、負パルスを交互に印加するようにしたいわゆる反
転パルスを形成しており、ロータ1の磁極N極、S極は
前記印加電圧によりステータ2.3に生ずるN極、S極
の磁気的反発力、吸引力によりロータlを180’回転
し、更に次のパルスでは、ステータ2.3に生ずるN極
、S極も逆転するので更にロータ1はiso”回転し、
これを順次繰り返すことによりロータ1の回転を一方向
で続けて行なうことが可能でる。この種のステップモー
タは従来から使用されているものであり、その中では高
効率の得られるモータであった。従来、この種のモータ
を使用する時には、ロータ半径Rrとステータのロータ
対向面半径Srとの比は0.6≦Rr / S r≦0
.9が低電力化などの点から最適であるとされ、実施、
最近のこの種のステップモータにおいてはRr/Srは
0゜65〜0.7となっている。
この理由は、背景に従来のステップモータ用のロータ磁
石の性能が最大エネルギー積で10〜15M−G・Oe
程度のものを用いるということにあった。実際に従来は
実用化し得る磁石材料として希土類コバル)!石で上に
述べたような10〜15M−G・Oe程度のものに限ら
れていたからである。しかし最近このような磁石にも種
々改良がなされてきて、例えばSm=  (Co−Fe
−Cu−Zr)++という新組酸及びこれの最適時効処
理法の開発によって30M−G−Oeという超高性能な
時効硬化型5元系磁石が実用化されてきている。この磁
石は、性能が飛躍的にアップしながら他の条件、例えば
コスト、加工条件などに制約されずむしろ従来のSmC
O5系磁石より優れている点で実用化し易い磁石である
本発明はこのような超高性能な磁石を電子腕時計用ステ
ップモータに適用し、これの最適化、およびステップモ
ータの飛躍的な効率アップをはかるものである。
本発明は、上述の如く、強力な磁石を使用すること、ま
たロータの厚さを増すことにより、Rr/Sr<0.6
として、上記の従来のステップモータに比べ大幅な効率
向上と消費電力の低減を達成している。従来Rr / 
S rが0.6以上でなければならなかったのは第4図
Bの従来例に示すように必要な出力トルク(分針におい
て3.5g・Cl1l〜4g−cm)が得られないとい
う理由からであった。しかし強力な磁石(例えばBHm
a x=20〜30M−C;・Oe)を使用し、厚めの
ロータを使用すれば、第4図Aのような関係が得られ、
Rr/Sr<0.6で必要十分な出力トルクが得られる
ようになった。Re / S r≧0.6以上では当然
ながらもっと大きな出力トルクは得られるが、消費電流
が大きくなるため、低消費電力という目的に合わない。
Rr / S rを変えた時の消費電流の測定例を第5
図に示す。この時の使用磁石はBHma x=30のも
ので、Rt/5t=1゜0で一定である。ステータのノ
ツチの大きさ(面積)はそれぞれのロータに最適な大き
さとする。
第5図Cは、出力トルクが3.5g−cmの時の消費電
流である。このようにRr / S rが0.6以下の
方が消費電流が小さくなり、Rr / S rが0゜4
5〜0.6のときに最も小さくなる。Rr / Srを
大きくするとステータのノツチ面積は小さくしなければ
ならないため、この辺のステータの微妙な差がモータ性
能に大きな影響を与える。これはノツチの面積は半径S
rのステータ内内部面積の0.5%程度でしかないため
、わずかの形状の違いでも大きな比率の面積変化となる
からである。
このCの曲線はRr / S rが小さくなりすぎると
消費電流が増加することを示している。起動電流りが少
なくなることがらRr / S rの値は0. 3位ま
で効果があるがそれ以下にすることは逆に消費電流の増
加につながる。
また第5図りは出力トルクがほぼ0の時の消費電流、す
なわちモータが起動するのに必要な最低電流である。こ
の電流値はRr/Srが大きくなるに従って増加し、特
に0.6〜0.7より大きくなると急に増加する。これ
はロータの慣性(慣性は半径に4乗に比例する)が増加
することが主な原因である。この起動電流値が大きいこ
とは信頬性の点から見て好ましいことではない。すなわ
ち起動電流3.5g−cmの出力トルクが得られる電流
との差が小さいということになるので、入力エネルギー
のわずかの違いが出力トルクの大きな変動となって現れ
ることになる。例えば電池電圧が少し下がっただけで出
力トルクがダウンして、止まりなどが発生する。さらに
、これはパルス幅制御方式モータなど負荷に応じて出力
エネルギーを変える方式のモータとしての使用にも適し
ていない。
ここでロータの厚さRtとステータの厚さStについて
説明する。第6図は、Rr、Srなど他の条件は変えず
にロータの厚さのみを変えて(すなわちRt/sLを変
えて)、消費電流を測定したものである。第6図Fは出
力トルク3.5g・cm時の消費電流であり、第6図G
は、起動に必要な最低電流である。出力トルク3.5g
−cm時の消費電流FはRt/Stが小さくなるほど増
加し、特にRE/Stが0.8より小さくなると急激な
増加を示す。一方、起動電流Gの方はRt/Stが大き
くなるに従って増加はするが、勾配はゆるやかである。
従ってこの結果から判断して、Rt/Stは0.8以上
の方がモータの低電力化にとって有利であると言える。
又このRt/Stの比の上限については、ここでは1.
2迄のデータが得られているが、さらに大きくできる可
能性がある。しかし常識的に考えて、この値を1.5以
上にすることは無意味であろう。そして時計の薄型化と
いう実装上の問題なども考慮に入れれば、上限はほぼ1
.2〜1.25程度が適当だろう。
このようにして得られた本発明のモータと従来のモータ
(Rr/Sr≧0.6.Rt/5t=0゜7〜0.8、
磁石のBHma x=10〜15)のそれぞれ良いもの
を比較すると15〜20%もの消費電力の低減が可能と
なっている。従来のモータの一例の消費電流(出力トル
ク3.5g−0時)は第5図Eに示すようなものである
。従来の方式ではステップモータの消費電流は1μA程
度にするのがほとんど限界であったが、本発明によれば
0.8μA、あるいはもっと小さ(なる可能性もある。
以上述べたように本発明は超高性能な磁石を電子腕時計
用ステップモータのロータに適用することにより大幅な
効率アップとモータの構造の最適化をはかったものであ
るが、従来のモータの構成と本発明のモータの構成の大
きな違いは第7図に示す如きである。即ち第7図(a)
は従来のモータの構成でありステータの内径11に対し
ロータ12の外径が比較的近い値になっているためロー
タ12とステータ11とのギャップlOが小さいのに対
し、本発明の第7図(ロ)の構成はステータの内径14
とロータ15の外径の差が大きく、それらのギャップ1
6が従来のものに比し非常に大きいことである。
常識適に考えるとロータとステータとのギャップが大き
くなることが、モータの変換効率の向上には結びつき難
いと考えられる。そこで、本発明の構成が効率アップを
もたらす理由について若干ふれておく。
理由の一つは、ステータの内径を同じとしたときロータ
の径は本発明の構成にもとづく方が小さくできる。即ち
ロータのイナーシャを軽減できるためである。イナーシ
ャが小さくなれば、回転中のイナーシャ損失が少なくな
り効率が向上する。
第2の理由は、ロータステータ間の磁束分布による。当
然のことなからモータの出力は、ロータの総磁束が多い
程大きくなる。しかし、総磁束が多くなればなる程、ロ
ータとステータ間の磁気吸引力が大きくなり駆動のとき
この吸引に打ち勝って駆動する必要がありそれだけ消費
電流が増大する。又、この磁気吸引力はモータの静止時
の安定性にも影響を及ぼすため、小さくすることもでき
ないのでステップモータはこの磁気的吸引力が一定にな
るように設計される。
ところで従来のステップモータの構成(第7図(a))
では、ロータとステータ11間のギャップ10が小さい
ためロータの磁束13は殆ど全てステータ11との磁気
的吸引力に作用する。これに対し、本発明の構成(第7
図(b))では、ギャップ16が大きいため磁気的吸引
力に作用する磁束17とロータ自身で閉じる磁束18に
分かれ、この磁束18が比較的多いのが特徴である。従
って第7図(a)と(b)が磁気的吸引力が同じである
とすると、ロータの総磁束は図面(b)の方が多くなる
(それ自身で閉じる磁束18が多いため)。従って同じ
駆動力を与えれば総磁束の多い同図面(b)即ち本発明
の構成のステップモータの方がより大きい出力を得るこ
とができる。又、出力が同じ程度とすればより小さい駆
動力、即ち低消費型費電力で駆動でき効率アップがはか
れるのである。
以上の如く本発明は、ロータ半径Rrとステータ内周部
半径S「との間に 0.3<Rr/Sr<0.6 なる値をとることによって、ロータ自身で磁束を閉じさ
せ、それによってロータとステータの間の磁束密度を増
加させるという全く新たな構成によって、少ない消費電
力で大きな出力を得られたものであり、過去に本発明の
対象とするステップモータに存在していた両立しない条
件、即ち低消費電流と高出力トルクを十分満足させたも
のである。
特に本発明はステータとして細くくびれた最細部を残し
て円孔が形成されるとともに、円孔内周にロータの位置
決めをなすノツチを形成したものを用い、その円孔とロ
ータを同心に配置したのでロータから出る磁束がロータ
とステータの間のギャップの中で閉じ易い構成となり、
その結果上述の如く消費エネルギーを減じている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による水晶時計用2極ステツプモータ
の構造を示す図である。 第2図は、第1図中のロータ部分の断面図である。 第3図は、コイルに印加するパルス波形である。 第4図は、分針での出力トルクとRr / S rとの
関係を示した図である。 第5図は、モータの消費電流とRr / S rとの関
係を示した図である。 第6図は、モータの消費電流とRr / S rとの示
す図である。 第8図は、ロータ形状の他の1例である。 1・・・ロータ 2.3・・・ステータ 2a、3a・・・ノツチ Rr・・・円筒型ロータ磁石の半径 Rt・・・円筒型ロータ磁石の厚さ Sr・・・ステータの円筒型ロータ磁石との対向面の半
径 St・・・ステータの厚さ 以上 出願人 セイコーエプソン株式会社 代理人弁理士 鈴木喜三部 他1名 第1図 第2図 第3図 第4図 Rh。 第6図 (α)C&) 第7図 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 2極に着磁された永久磁石材より成るロータと、前記ロ
    ータを同心状に包囲する円孔を有し該ロータと磁気的に
    係合する板状の高透磁率材より成る一体ステータと、前
    記ステータと磁気的に結合するコイルによって構成され
    、前記ロータの半径R_rと前記ステータの前記円孔の
    半径S_rとの間に0.6>R_r/S_r>0.3 なる関係を有し、且つ前記ステータは細くくびれた最細
    部を残して前記円孔が形成されるとともに、該円孔の内
    周に前記ロータの位置決めをなすノッチが形成されてお
    り、前記ロータは前記ロータと前記ステータ円孔の間の
    ギャップ内で閉じる磁束を有するとともに、前記ロータ
    を構成する永久磁石材の最大エネルギー積(BHmax
    )は20M・G・Oe以上であることを特徴とする電子
    時計用変換器。
JP2506889A 1989-02-03 1989-02-03 電子時計用変換器 Pending JPH01274658A (ja)

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