JPH0127222Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はホテル、結婚式場等の披露宴会場に使
用されるメモリアル・キヤンドルに関するもので
ある。

従来の技術 現在メモリアル・キヤンドルは披露宴のクライ
マツクスに新郎新婦が挨拶をしながら客席テーブ
ルのキヤンドルにトーチ（蝋燭に点火する道具）
で点火（通称キヤンドルサービス）した後一きわ
大きなメイン・キヤンドルに点火するものである
が、現在使用されているメイン・キヤンドルは本
体自身が蝋燭であるため蝋燭先端の芯が点火され
るのみであり、披露宴の演出効果には随分欠ける
ものである。

考案の目的 本案は上記の披露宴の演出効果を最大限に盛り
上げるようなメモリアル・キヤンドルを提供する
ことを目的とするものである。

考案の構成 本案はメイン・キヤンドル本体を硝子、熱可塑
性合成樹脂その他適宜の材料よりなる白色半透明
または無色透明な筒または板により中空体として
構成し、このメイン・キヤンドル本体には、その
中空部に電球等の発光体を装置し、かつ上端に蝋
燭を取付けてなるメモリアル・キヤンドルであ
る。

実施例 第１図に示す如く硝子、熱可塑性合成樹脂その
他プラスチツク等適宜材料よりなる白色または無
色透明な筒または板により中空にキヤンドル本体
１を成形し、該本体１を白色発光させる場合は白
色本体１に白色の発光体３を内装し、有彩色の発
光をさせる場合は本体１を白色としこれに有彩色
のネオン管等の発光体３を内装し、または第２図
に示す如く無色の本体１の表面１ａに白色加工を
施して内面１ｂには赤色その他適宜の有彩色を施
し、本体１の一表面には１〜25の数字を表示した
目盛５を印刷した目盛板２を嵌挿し中空部にはネ
オン管その他適宜の発光体３を内装し、上端に
は、第３図に示す如く短小の蝋燭４を嵌挿してな
るメモリアル・キヤンドルである。

蝋燭４は第４図に示す如く金属容器６に嵌入し
てこれを本体１の上部に嵌挿してもよい。

この場合、金属容器６として同図に示すものの
ように、蝋燭４から流れ落ちる蝋を受け止めるこ
とができる程度に嵩のあるものを用いれば、本体
１、特に蝋燭４の取付部近傍に冷え固まつた蝋が
付着しないようにすることができるので、本体１
の清掃が楽になり、また、この本体１の美態をそ
の分長期間に亘つて維持することができる。

目盛５に点燈するにはたとえば第５図に示す如
くトランス７とデジタルIC８とにより目盛５を
上から下へまたは下から上へ僅少時間のずれを伴
つて順次デジタル発光体または第２図の電球９等
を点燈するよう構成することができる。

また第４図１０に示す如く蝋燭の光または熱を
利用した光感知センサーまたは温度感知センサー
を設けてスイツチ１１の代りに働かせ、本体１の
発光後の目盛５の点燈時間を設定することもで
き、また蝋燭４の点火と同時に発光体３がより一
層明るさを増す或いは電球９の点滅が速まるなど
の場を盛り上げ得る色々な工夫がが可能である。

以上の様に構成したメモリアル・キヤンドルに
よれば、発光体３にスイツチ１１またはセンサー
１０により通電するとキヤンドル本体１の内面の
有彩色があらわれ、更に第５図の構成によるとき
は目盛５が順次点燈し、また本体１が白色の場
合、色の異なる複数の発光体３を内装することに
よりICの働きによつてたとえば赤から青へ等の
有彩色の変化を持たせることもできる。

考案の効果 以上説明したように本考案によれば、通電によ
つて本体が美しく浮び上がり、従来のキヤンドル
ではその炎の放つ光が自らを煌めかす唯一の装飾
であつたのに対し、本体までもそれに加わつてキ
ヤンドルサービスのクライマツクスに彩りを添え
るものとなり、披露宴演出の効果を最大限に盛り
上げ得る効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

図は本案の実施例を示すもので、第１図は本案
のメモリアル・キヤンドルの正面図、第２図は第
１図のＡ−Ａ線断面拡大図、第３図および第４図
は第１図Ｂ−Ｂ線における一部断面拡大図、第５
図は本案の他の実施例を示す配線図である。 図中１はキヤンドル本体、３は発光体、４は蝋
燭、９は電球を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 白色または無色透明の筒または板により中空に
   構成したキヤンドル本体に発光体を内装し、該キ
   ヤンドル本体の上端には蝋燭を取付けてなるメモ
   リアル・キヤンドル。