JPH01270721A - 回路しや断器 - Google Patents

回路しや断器

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JPH01270721A
JPH01270721A JP10103788A JP10103788A JPH01270721A JP H01270721 A JPH01270721 A JP H01270721A JP 10103788 A JP10103788 A JP 10103788A JP 10103788 A JP10103788 A JP 10103788A JP H01270721 A JPH01270721 A JP H01270721A
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JP
Japan
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value
circuit
signal
load current
voltage signal
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JP10103788A
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English (en)
Inventor
Masa Ozaki
尾崎 雅
Katsuhiro Furukawa
勝浩 古川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、事故電流を検出したときに主回路接点を開放
させるという引き外し動作を行なう回路しゃ断器に関す
る。
(従来の技術) 第5図には、例えば特開昭62−173930号公報に
見られるような回路しゃ断器が示されている。即ち、こ
の第5図において、la、lb。
1cは三相交流電源に接続される電源側端子で、これら
は夫々主回路接点2a、2b、2c及び交流電路たる主
回路導体3a、3b、3cを介して負荷側端子4a、4
b、4cに接続されている。
5a、5b、5cは各相の主回路導体3a、3b。
3Cを夫々−次側導体とした変流器、6a、6b。
6cは各相用の変流器5 a、  5 b*  5 c
の二次側出力を全波整流する整流回路である。また、7
a+7b、7cは整流回路5a、6bl  6cの出力
電流を各相用のアナログ電圧信号に変換する負担回路で
あり、そのアナログ電圧信号の電圧レベルは、各相の負
荷電流値に応じたものとなる。つまり、上記変流器5a
〜5c、整流回路6a〜6C及び負担回路7a〜7Cに
よって負荷電流を検出するための電流検出手段8が構成
されている。尚、整流回路6a、6b、6cの負側の出
力端子、並びに負担回路7a、7b、7cにおける出力
端子と反対側の端子は、共通電位ラインであるライン9
に接続されている。
そして、上記のような電流検出手段s内の負担回路7a
、7b、7cからのアナログ電圧信号は、ダイオードO
R回路10を介してライン11に与えられると共に、最
大値弁別回路12に対し個別に入力されるようになって
いる。上記最大値弁別回路12は、入力された各相のア
ナログ電圧信号のうち最大の信号を選択して出力するよ
うに構成されており、その出力は信号変換回路13に入
力される。この信号変換回路13は、入力されたアナロ
グ電圧信号の実効値を演算するようになっており、その
演算結果値はA−D変換回路14によりデジタル電圧信
号に変換された後にマイクロコンピュータ15に与えら
れる。このマイクロコンピュータ15は、入力されたデ
ジタル電圧信号により示される負荷電流値に基づいて主
回路接点2a〜2cを開放させるという引き外し動作を
制御するためのものであり、その出力ポートPoがサイ
リスタ16のゲートに接続されている。上記サイリスタ
16は、そのアノードが釈放形の引き外し装置17を介
してライン11に接続されていると共に、カソードがラ
イン9に接続されている。
この引き外し装置17は、サイリスタ16のオンに応じ
て通電されたときに図示しない引き外し機構を介して主
回路接点2a、2b、2cを開放する構成となっている
。18はライン11及び9間に図示極性の定電圧ダイオ
ード19を介して接続された限時制御回路で、これは定
電圧ダイオード19のブレークダウンに応じて通電状態
となったときに、その印加電圧の大小に応じた限時時間
経過後にトリガパルスを出力して前記サイリスク16の
ゲートに与えるように構成されている。また、20はラ
イン11から給電される電源回路で、前記A−D変換回
路14及びマイクロコンピュータ15の電源は、この電
源回路20から得るようになっている。
上記のように構成された回路しゃ断器において、主回路
導体3a、3b、3cに負荷電流が流れた状態では、ラ
イン11に対して、電流検出手段8及びダイオードOR
回路10を通じてアナログ電圧信号が与えられるように
なる。このため、ライン11及び9間に電位差が生じて
給電状態になると共に、電源回路20が機能してA−D
変換回路14及びマイクロコンピュータ15に電源が与
えられるようになる。
このような状態で、主回路導体3a、3b、3Cに短絡
事故に至らない小規模の事故電流が流れたときには、次
のように作用する。即ち、電流検出手段8内の負担回路
7a、7b、7cから各相の負荷電流値に応じた電圧レ
ベルのアナログ電圧信号が夫々出力されるものであり、
これら電圧信号の波形は周知のように絶対値波形となる
。このように各相用のアナログ電圧信号が出力されると
、最大値弁別回路12が最も大なる電圧信号を選択する
と共に、信号変換回路13が、斯様に選択されたアナロ
グ電圧信号の実効値を演算するようになる。そして、信
号変換回路13からの信号は、A−D変換回路14によ
りデジタル電圧信号に変換された後にマイクロコンピュ
ータ15に一人力される。このとき、マイクロコンピュ
ータ15は、予め設定されたプログラムに基づいて上記
デジタル電圧信号により示される負荷電流値のレベル判
別を実行し、さらに斯かるレベル判別結果に基づいて所
定の限時動作を行なった後に出力ポートPOからトリガ
パルスを出力する。すると、このトリガパルスをゲート
に受けたサイリスタ16がターンオンして引き外し装置
17に通電されるようになるため、主回路接点2a、2
b、2cが開放されるという時延引き外し動作が行なわ
れる。
これに対して、主回路導体3a、3b、3cに短絡電流
等の大規模の事故電流が流れたときには、次のように作
用する。即ち、この場合には、電流検出手段8内の負担
回路7a、7b、7cがらのアナログ電圧信号の電圧レ
ベルが急上昇して、ライン11及び9間の電圧が定電圧
ダイオード19のツェナー電圧を越えるようになる。す
ると、定電圧ダイオード19がブレークダウンして限時
制御回路18が通電状態になるため、所定の限時時間経
過後に上記限時制御回路18がらトリガパルスが出力さ
れる。従って、このトリガパルスによりサイリスタ16
がターンオンされるようになり、以て引き外し装置17
により主回路接点2a、2b、2cが開放されるという
瞬時引き外し動作が行なわれる。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来構成の回路しゃ断器では、負荷電流の実効値の
演算を、アナログ信号処理回路である信号変換回路13
により行なっている。このため、多数のアナログ回路素
子を組合わせる必要が生じて回路構成の複雑化並びに全
体の製造コストの高騰を招くばかりか、その信号変換回
路13の出力 ・レベルを:A!i!するための面倒な
作業が必要となる問題点があった。
本発明は上記のような問題点を解決するためになされた
もので、その目的は、回路構成の簡単化並びに製造コス
トの抑制を図り得ると共に、面倒な調整作業を不要にで
きる等の効果を奏する回路しゃ断器を提供するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するために、複数相の交流電路
に流れる各重責荷電流を検出する電流検出手段を備え、
°この電流検出手段からの各市用アナログ電圧信号によ
り示される負荷電流値に基づいて引き外し動作を実行す
るようにした回路しゃ断器において、前記アナログ電圧
信号をデジタル変換するA−D変換回路、及びこのA−
D変換回路からのデジタル電圧信号の演算により得た前
記負荷電流の実効値が設定最大値を越えたときに前記引
き外し動作を実行する信号処理回路を設ける構成とした
ものであり、特に信号処理回路を、前記A−D変換回路
からのデジタル電圧信号により示される値を二乗する二
乗演算手段、この二乗演算手段の演算結果を一定周期毎
に累算する加算手段、この加算手段による累算回数を計
数する計数手段、この計数手段による計数値が所定値に
達したときに前記加算手段による累算値を上記計数値に
より除算する除算手段、並びにこの除算手段の除算結果
の平方根を演算する平方根演算手段により構成したもの
である。
(作用) 電流検出手段からは、複数相の交流電路に流れる負荷電
流値に応じた電圧レベルの各市用アナログ電圧信号が出
力され、このアナログ電圧信号はA−D変換回路により
デジタル変換されて信号処理回路に与えられる。すると
、上記信号処理回路にあっては、入力されるデジタル電
圧信号により示される値つまり負荷電流値に対応した値
を二乗すると共に、この二乗値を一定周期毎に累算し、
その累算回数が所定値に達したときに上記二乗値の累算
値をその累算回数で除算し、この除算結果の平方根を負
荷電流の実効値を示すデータとして算出する。そして、
信号処理回路は、斯様に得た負荷電流の実効値が設定最
大値を越えたときには引き外し動作を実行する。従って
、引き外し動作のための演算処理をデジタル電圧信号に
よってのみ行なうことができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について、第1図乃至第4図を
参照しながら説明する。
全体の電気的構成の概略を示す第2図において、21 
a、  2 l b、  21 cはA、B、C各相よ
り成る三相交流電源に接続される電源側端子で、これら
は夫々主回路接点22 a、  22 b、  22 
c及び交流電路たる主回路導体23 a、  23 b
、  23 cを介して負荷側端子24 a、  24
 b、  24 cに接続されている。25a、25b
、25cは各相の主回路導体23a、23b、23cを
夫々−次側導体とした変流器、26a、26b、26c
はA。
B、C各相用の変流’22; 25 a 、  25 
b 、  25 Cの二次側出力を全波整流する整流回
路である。このとき、整流回路26a、26b、26c
の負側の各出力端子はライン27に共通に接続され、正
側の各出力端子は夫々ライン28a、28b、28Cに
接続されている。29a、29b、29cは整流回路2
6a、26b、26cの出力電流を各積用のアナログ電
圧信号に変換する負担回路であり、これらは第3図に示
すように、前記ライン2ga、28b、28cと後述す
る電源回路30との間に夫々抵抗R1,R2,R3を接
続することにより構成されている。従って、ライン28
a。
28 b、  28 cには各抵抗R1,R2,R3で
の電圧降下に応じたアナログ電圧信号Va、Vb。
Vcが出力されるものであり、各アナログ電圧信号Va
、Vb、Vcの電圧レベルは、各相の負荷電流値1a、
Ib、Icに応じたものとなる。つまり、以上述べた変
流器25a〜25C1整流回路26 a〜26 C及び
負担回路29 a 〜29 cによって、主回路導体2
3 a、  23 b、  23 cに流れるA、B、
C各相の負荷電流を検出するための電流検出手段31が
構成されている。
そして、上記のような電流検出手段31からライン28
a、28b、28cに夫々出力される各積用アナログ電
圧信号Va、Vb、Vcは、ダイオード32a、32b
、32cより成るダイオードOR回路32を介してライ
ン33に与えられると共に、信号選択手段34に与えら
れるようになっている。上記信号選択手段34は、アナ
ログ電圧信号Va、Vb、Vcを所定の順序で択一的に
通過させるという選択動作を、外部からの動作指令信号
に基づいて繰返し実行するものであり、その具体的な構
成については後述する。35は信号選択手段34の出力
を増幅する差動増幅回路であり、これの具体的構成も後
述する。
36は差動増幅回路35の出力(つまりアナログ電圧信
号Va、Vb、Vcに対応した電圧信号)をデジタル変
換するA−D変換回路で、その変換出力は信号処理回路
であるマイクロコンピュータ37に与えられる。このマ
イクロコンピュータ37は、A−D変換回路38による
変換動作を制御する共に、入力されたデジタル電圧信号
により示される負荷電流値に基づいて主回路接点22a
〜22cを開放させるという引き外し動作を制御するた
めのものであり、その出力ボートP、がサイリスタ38
のゲートに接続されている。また、マイクロコンピュー
タ37は、前記信号選択手段34の制御も行なうように
構成されており、その出力ボートP1から信号選択手段
34を動作さけ−るための動作指令信号Sa、Sb、S
cを後述のように出力する。上記サイリスク38は、そ
のアノードが釈放形の引き外し装置39を介してライン
33に接続されていると共に、カソードがライン27に
接続されている。上記引き外し装置3貴うは、サイリス
タ38のオンに応じて通電されたときに図示しない引き
外し機構を介して主回路接点22a、22b、22cを
開放する構成となっている。
40はライン33及びライン27間に図示極性の定電圧
ダイオード41を介して接続された限時制御回路で、こ
れは定電圧ダイオード41のブレークダウンに応じて通
電状態となったときに、その印加電圧の大小に応じた限
時時間経過後にトリガパルスを出力して前記サイリスク
38のゲートに与えるように構成されている。尚、信号
選択手段34、A−D変換回路36及びマイクロコンピ
ュータ37等の電源は、前記電源回路30から得るよう
になっている。
第3図には信号選択手段34及び差動増幅回路35の具
体的な構成例が関連回路と共に示されており、以下この
第3図について説明する。即ち、前にも述べたように負
担回路29a、29b、29cを構成する抵抗R1,R
2,R3は、ライン’l 3 a、  ’l g b、
  28 Cと電源回路30との間に接続されている。
この電源回路30は、これに接続されたライン42にア
ナロググランド電圧を出力するようなっており、このラ
イン42及び前記抵抗R1,R2,R3が共通に接続さ
れたライン43間に正電圧を出力すると共に、ライン4
2及び前記ライン27間に負電圧を出力する二電源型に
構成されている。
信号選択手段34において、44a、44b。
44cはアナログスイッチで、これらの各入力側端子は
夫々抵抗R4,R5,R8を介して前記ライン28 a
、  28 b、  23 cに接続され、マタ各出力
側端子はライン45に共通に接続されている。
このとき、上記ライン45は抵抗R7を介してアナログ
グランド電位のライン42に接続されており、この抵抗
R丁にはノイズ吸収用のコンデンサC1が並列接続され
ている。上記各アナログスイッチ44a、44b、44
cは、そのゲート端子に前記マイクロコンピュータ37
からの動作指令信号Sa、sb、Scを受けるようにな
っており、その信号入力状態で導通するようになってい
る。
また、信号選択手段34において、アナログスイッチ4
4 a、  44 b、  44 cの各入力側端子に
は、これらのオフ時に過大電圧が印加されることを阻止
するためのダイオードDI 、D2 r D3の各アノ
ードが夫々接続されており、これらダイオードD 1 
* D2 * D3の各カソードは前記ライン43に共
通に接続されている。
一方、差動増幅回路35において、46はライン43及
び27を電源としたオペアンプで、その非反転入力端子
(+)がライン45に接続されていると共に、反転入力
端子(−)が抵抗R8を介してライン43に接続されて
いる。また、オペアンプ46の出力端子と反転入力端子
(−)との間には帰還抵抗R9及びノイズ吸収用コンデ
ンサC2の並列回路が接続されている。さらに、オペア
ンプ46の出力端子は、A−D変換回路36の入力端子
ADに接続されている。尚、この場合において、抵抗R
4〜R9の抵抗値をその符号で表わした場合、各抵抗値
は、R4−R5−R6−R8−Ras R7”” R9
−Rbとなるように設定されている。
さて、第1図にはマイクロコンピュータ37の主要部の
構成が機能ブロックの組合わせにより示されている。即
ち、この第1図において、47はA−D変換回路36か
らのデジタル電圧信号を受ける二乗演算手段で、これは
上記デジタル電圧信号により示される値(負荷電流値に
相当)を二乗するようになっている。48は上記二乗演
算手段47の演算結果を一定周期毎にサンプリングして
累算する加算手段であり、この場合上記サンプリングは
、例えば59Hzまたは60Hzの電源周波数の1半波
当り5回の割合で行なうようになっている。49は上記
加算手段48によるサンプリング回数(累算回数)を計
数する計数手段、50は上記計数手段49の計数値が所
定値たる例えばrl 28Jに達したときに除算指令信
号を出力するための判定手段である。51は除算手段で
、これは判定手段50から除算指令信号が出力されたと
き、つまり加算手段48によるサンプリング回数が12
8回に達したときに、その加算手段48による累算値を
前記計数手段49の計数値(つまりrl 28J )に
より除算するようになっている。
52は除算手段51の除算結果の平方根を演算する平方
根演算手段であり、これの演算結果は負荷電流の実効値
に相当する。つまり、以上述べた番手段47乃至52に
より実効値演算手段53が構成される。尚、加算手段4
8及び計数手段49による演算値は、例えば除算手段の
除算動作が終了する毎に初期化されるようになっている
。このように構成された結果、負荷電流の実効値の演算
は、電源周波数が50Hzの場合的256ms程度の周
期で行なわれ、また電源周波数が60Hzの場合的21
3ms程度の周期で行なわれるようになり、回路しゃ断
器用の実効値演算機能として十分な性能が得られる。
しかして、平方根演算手段52の出力、つまり負荷電流
の実効値演算結果は、シリアル信号として端子Qから外
部回路に与えらて負荷電流値の表示用等に洪されると共
に、引き外し演算手段54に与えられるようになってい
る。この引き外し演算手段54は、入力データにより示
される負荷電流の実効値のうち最大のものを選択してそ
のレベル判別を行ない、その判別結果に基づいて前記サ
イリスタ38へのトリガパルスの出力動作(つまり引き
外し動作)制御する。
さて、以下においては、上記構成の作用についてマイク
ロコンピュータ37による制御内容と共に説明する。今
、主回路導体23a、23b、23Cに負荷電流が流れ
た状態では、ライン28a。
28b、28cl:アナログ電圧信号Va、Vb。
Vcが出力されるようになるため、電源回路30が機能
して信号選択手段34.差動増幅回路35゜A−D変換
回路36及びマイクロコンピュータ37に電源が与えら
れるようになる。
このような電源投入状態で、主回路導体23a。
23b、23cに短絡事故に至らない小規模の事故電流
が流れたときには、次のように作用する。
即ち、電流検出手段31からライン28a、28b、2
8cに対し、A、B、C各相の負荷電流値Ia、Ib、
Icに夫々対応した電圧レベルのアナログ電圧信号Va
、Vb、Vcが出力されるものであり、これら電圧信号
VB、Vb、Vcの波形は周知のように絶対値波形とな
る。ここで、電源回路30によってライン43及び42
間に出力される電圧をVzとした場合、Va、Vb、V
cは次式で表わされる。
Va=RI  I a+Vz Vb=R2Ib+Vz Vc=R31c+Vz 一方、マイクロコンピュータ37は、動作指令信号Sa
、Sb、Scをこの順に時分割した状態で所定周期にて
反復出力して信号選択手段34に与える。このため、動
作指令信号Saが出力された期間にはアナログスイッチ
44aが導通し、ライン28aに出力されたアナログ電
圧信号Vaが、抵抗R4,アナログスイッチ44a及び
ライン45を介して差動増幅回路35内のオペアンプ4
6の非反転入力端子(+)に与えられる。また、動作指
令信号sb及びSc出力された各期間には、アナログス
イッチ44b及び44cの各導通に応じて、ライン28
b及び28cに出力されたアナログ電圧信号vb及びV
cが、夫々抵抗R5,アナログスイッチ44b、ライン
45或は抵抗R6゜アナログスイッチ44C,ライン4
5を介してオペアンプ46の非反転入力端子(+)に与
えられる。このとき、上記ライン45は、アナロググラ
ンド電位のライン42に対して抵抗R7を介して接続さ
れているから、上記のようにアナログスイッチ44 a
、  44 b、  44 cの各導通に応じてオペア
ンプ46の非反転入力端子(+)に夫々与えられるアナ
ログ電圧信号V″B、 V’b、 V’eは、次式で与
えられる。但し、次式においてVoはライン42の電位
(アナロググランド電位)である。
V’a = (R11a+Vz−Vo) R7/ (R
4+R7)V’b = (R21b+Vz−Vo) R
7/ (R5+R7)V’c = (R31c+Vz−
Vo) R7/ (RQ+R7)しかして、オペアンプ
46には、その反転入力端子(−)に対しライン43か
ら(Vz−Vo)で示される値の電圧が抵抗R8を介し
て与えられ、また、非反転入力端子(+)に対し上記ア
ナログ電圧信号V’a、 V’b、 V’cの何れかが
入力されるため、そのオペアンプ46による増幅出力電
圧は、次式で得られる。但し、以下においては、アナロ
グ電圧信号V’H,V’b、 V’cが人力された各場
合におけるオペアンプ46の増幅出力電圧を夫々VxB
、 V xb、  V xcとして表わすことにする。
Vxa −V’a (R8+R9) /R8−(Vz−
Vo) R9/R8Vxb −V’b (R8+R9)
 /R8−(Vz−Vo) R9/R8Vxc=  V
’c (R8+R9) /R8−(Vz−Vo) R9
/R8ここで、R4−R5−Re =R8−Raに設定
され、且つR7−R9−Rbに設定されているから、V
’B、V’b、V’c及びV xa、  V xb、 
 V xcは夫々次式で得られる。
V ’a −(R11a+Vz−Vo) Rb/ (R
a+Rb)V ’b −(R21b+Vz−Vo) R
b/  (Ra+Rb)V ’c=  (R31c+V
z−Vo) Rb/  (Ra+Rb)Vxa−V’a
 (Ra+Rb)  /Ra −(Vz−Vo)  R
b/Ra−1aRIRb/ Ra Vxb −V’b (Ra+Rb) /Ra −(Vz
−Vo) Rb/Ra−IbR2Rb/ Ra Vxc= V’c (Ra+Rb) /Ra −(Vz
−Vo) Rb/Ra−1cR3Rb/ Ra 以上のようにして、マイクロコンピュータ37にて信号
選択手段34を制御することにより、差動増幅回路35
の出力端子から、A、B、C各相の負荷電流値Ia、I
b、Icに比例した電圧レベルのアナログ電圧信号V 
xa、 V xb、  V xcを取出すことができる
ものである。この場合、負担回路29 a、  29 
b、  29 cを構成する各抵抗R1+R2,R3を
等しく設定しておけば、上記各アナログ電圧信号V x
a、 V xb、 V xeを同じ基準で比較すること
ができる。
このように得られたアナログ電圧信号VXa、Vxb、
 Vxcは、A−D変換回路36によりデジタル電圧信
号に変換された後にマイクロコンピュータ37に人力さ
れる。このときマイクロコンピュータ37においては、
実効値演算手段53が上記デジタル電圧信号により示さ
れる負荷電流の実効値の演算を行なうと共に、引き外し
演算手段54が各用魚荷電流の実効値のうち最大のもの
を選択してそのレベル判別を実行する。尚、マイクロコ
ンピュータ37は、前述したような動作指令信号Sa、
Sb、Scによる信号選択手段34の時分割制御と同時
に、A−D変換回路36も時分割制御するようになって
いる。そして、マイクロコンピュータ37は、上記レベ
ル判別結果に基づいて事故電流の有無を検知し、事故電
流が流れた旨を検知した場合には、その事故電流の大き
さに応じた限時動作を行なった後に出力ボートPoから
トリガパルスを出力する。すると、このトリガパルスを
ゲートに受けたサイリスク38がターンオンして引き外
し装置39に通電されるようになるため、主回路接点2
2 a、  22 b、  22 cが開放されるとい
う通常の引き外し動作が行なわれる。
これに対して、主回路導体23a、23b、23cに短
絡電流等の大規模の事故電流が流れたときには、次のよ
うに作用する。即ち、この場合には、電流検出手段31
からライン28 a *  28 b *28cに出力
されるアナログ電圧信号Va、Vb。
Vcの電圧レベルが急上昇するため、ライン33及びラ
イン27間の電圧もダイオードOR回路32を通じて上
昇して定電圧ダイオード41のツェナー電圧を越えるよ
うになる。すると、定電圧ダイオード41がブレークダ
ウンして限時制御回路40が通電状態になるため、上記
限時制御回路40からは、その印加電圧(即ち負荷電流
値)の大小に応じた所定の限時時間経過後にトリガパル
スが出力される。従って、このトリガパルスによりサイ
リスク38がターンオンされるようになり、以て引き外
し装置39により主回路接点22a。
22b、22cが開放されるという瞬時引き外し動作が
行なわれる。
第4図のフローチャートには、第1図に機能ブロックの
組合わせにより示した実効値演算手段53の具体的なプ
ログラム例が示されており、以下これについて関連作用
と共に説明する。
第4図において、まず、マイクロコンピュータ37の電
源投入に応じた初期化ステップaの実行後に、変数Kを
初期値「1」にセットする(ステップb)。この後、ス
テップCにおいて、信号選択手段34に対し動作指令信
号Saを出力すると共に、A−D変換回路36に対して
デジタル変換開始指令を出力する。すると、信号選択手
段34がA相のアナログ電圧信号Vaを通過させるよう
になり、この電圧信号VaはA−D変換回路36により
A相用のデジタル電圧信号に変換される。
次いで、上記デジタル電圧信号により示されるデジタル
データAkの二乗演算を行なうと共に、その演算結果値
AkJ をデータDkとしてストアする(ステップd)
。さらに、次のステップeでは、上記のようにストアさ
れたデジタルデータDk(−Akl )を累算用メモリ
データEkに加算する。以上のようなステップc、d、
eによって、二乗演算手段47及び加算手段48による
人相の負荷電流値Ia用の演算処理が行なわれる。8こ
の後には、ステップfにおいて、信号選択手段34に対
し動作指令信号sbを出力すると共に、A−D変換回路
36に対してデジタル変換開始指令を出力する。従って
、この場合には、B相のアナログ電圧信号vbが信号選
択手段34を通過してA−D変換回路36によりB積用
のデジタル電圧信号に変換される。次いで、上記デジタ
ル電圧信号により示されるデジタルデータBkの二乗演
算を行なうと共に、その演算結果値BkfをデータFk
としてストアしくステップg)、さらに次のステップh
において、上記のようにストアされたデータFk (−
Bk’ )を累算用メモリデータGkに加算する。以上
のようなステップf、g+hによって、二乗演算子段4
7及び加算手段48によるB相の負荷電流値!b用の演
算処理が行なわれる。
引続いてステップiにおいて、信号選択手段34に対し
動作指令信号Scを出力すると共に、A−D変換回路3
6に対してデジタル変換開始指令を出力する。従って、
この場合には、C)flのアナログ電圧信号Vcが信号
選択手段34を通過してA−D変換回路36によりC相
用のデジタル電圧信号に変換される。次いで、上記デジ
タル電圧信号により示されるデジタルデータCkの二乗
演算を行なうと共に、その演算結果値Ck’をデータH
kとしてストアしくステップj)、さらに次のステップ
kにおいて、上記のようにストアされたデータHk (
−Ckl )を累算用メモリデータIkに加算する。以
上のようなステップi+  J+  kによって、二乗
演算手段47及び加算手段48によるCF■の負荷電流
値Ic用の演算処理が行なわれる。
この後には、ステップ化において、変数Kが所定の設定
値Nに達したか否かを判断し、rNOJの場合には変数
Kを「1」だけインクリメントするステップmを実行し
た後にステップCへ戻る。
この場合において、上記ステップc −kの1サイクル
の周期がtoであった場合には、ステツブシでrYEs
Jと判断されるまでの所要時間Tは、T−Nやtoとな
り、従ってステップe、h、にでのNはN ” T /
 t oで表わされる。尚、上記ステップ化及びnは、
夫々判定手段50及び計数手段49に相当する。
上記ステップえでrYEsJと判断した場合、つまりス
テップcxkがN回実行されて各市用デジタルデータD
k (−Akf )、Fk (−Bk” )、Hk (
−Ckl )がN回すンプリングされて、夫々の累算デ
ータEk、Gk、Ikが得られた場合には、まずステッ
プnにおいて、デジタルデータEkをNにより除算する
と共に、その除算結果Ek/Nを新たなデータEkとし
てストアする。
次いで、そのストアデータEkの平方根、/”TT。
つまりA相の負荷電流Iaの実効値を演算する(ステッ
プ0)。この後には、ステップpにおいて、デジタルデ
ータGkをNにより除算すると共に、その除算結果C;
に/Nを新たなデータGkとしてストアする。次いで、
そのストアデータGkの平方根、、/?T、つまりB相
の負荷電流1bの実効値を演算する(ステップq)。さ
らに、ステップrにおいて、デジタルデータIkをNに
より除算すると共に、その除算結果1に/Nを新たなデ
ータlkとしてストアする。次いで、そのストアデータ
Ikの平方根、/7玉−1つまりC相の負荷電流1cの
実効値を演算する(ステップS)。このステップS実行
後にはステップbへ戻って、以下のステップを上述同様
に繰返す。尚、上記ステップn、p、rは除算手段51
に相当し、ステップ0# Ql  ’は平方根演算手段
52に相当する。
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく
、例えば信号処理回路をディスクリート回路を組合わせ
て成るデジタル回路により実現しても良い等、その要旨
を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる
[発明の効果] 本発明によれば、以上の説明によって明らかなように、
複数相の交流電路に流れる負荷電流値を示す各積用アナ
ログ電圧信号をデジタル変換するA−D変換回路、並び
にこのA−D変換回路からのデジタル電圧信号により示
される各相の負荷電流値に基づいて引き外し動作を実行
する信号処理回路を夫々設けると共に、特に上記信号処
理回路を、夫々デジタル信号の処理手段である二乗演算
手段、加算手段、計数手段除算手段及び平方根演算手段
により構成したから、必要なアナログ回路素子数を減ら
すことができて、回路構成の簡単化並びに製造コストの
抑制を図り得る。また、上記のように引き外し動作のた
めの信号処理をデジタル的に行なう構成であるから、従
来必要であった面倒な出力レベル調整作業が不要になる
。さらに、信号処理手段により負荷電流の実効値をデジ
タル演算するのに要する時間は過電流保護動作時間に比
して十分に早くすることができるから、その演算結果値
の精度向上を期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図は要部の電気的構成を示すブロック図、第2図は全
体の概略的回路構成図、第3図は同第2図中の一部を詳
細に示す回路構成図、第4図は信号処理回路の制御内容
例を示すフローチャートである。また、第5図は従来例
説明用の第2図相当図である。 図中、22a、22b、22cは主回路接点、23a、
  23b、23cは主回路導体(交流電路)、25a
、25b、25Cは変流器、26a、26b、26Cは
整流回路、29a、29b、29Cは負担回路、30は
電源回路、31は電流検出手段、34は信号選択手段、
35は演算増幅回路、36はA−D変換回路、37はマ
イクロコンピュータ(信号処理回路)、38はサイリス
ク、39は引き外し装置、47は二乗演算手段、48は
加算手段、49は計数手段、50は判定手段、51は除
算手段、52は平方根演算手段、53は実効値演算手段
、54は引き外し演算手段を示す。 出願人  株式会社  東   芝 第1図 第 3 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、複数相の交流電路に流れる負荷電流を検出して各相
    の負荷電流値に応じた電圧レベルの各相用アナログ電圧
    信号を夫々出力する電流検出手段を備え、上記アナログ
    電圧信号により示される負荷電流値に基づいて引き外し
    動作を実行するようにした回路しや断器において、前記
    電流検出手段からのアナログ電圧信号をデジタル変換す
    るA−D変換回路と、このA−D変換回路からのデジタ
    ル電圧信号に基づいて前記引き外し動作を実行する信号
    処理回路とを具備し、前記信号処理回路は、前記A−D
    変換回路からのデジタル電圧信号により示される値を二
    乗する二乗演算手段と、この二乗演算手段の演算結果を
    一定周期毎に累算する加算手段と、この加算手段による
    累算回数を計数する計数手段と、この計数手段による計
    数値が所定値に達したときに前記加算手段による累算値
    を上記計数値により除算する除算手段と、この除算手段
    の除算結果の平方根を演算する平方根演算手段とを含ん
    で構成され、上記平方根演算手段の演算結果により示さ
    れる負荷電流の実効値が設定最大値を越えたときに引き
    外し動作を行なうように構成されていることを特徴とす
    る回路しや断器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012050302A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Toshiba Corp 交流き電線過負荷保護装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62173930A (ja) * 1986-01-27 1987-07-30 三菱電機株式会社 回路しや断器の制御装置

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