JPH01269716A - 直線ころがり案内装置における振動減衰装置 - Google Patents
直線ころがり案内装置における振動減衰装置Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
めてベアリングと呼ぶ)と、転動体を介して保持体に係
合する軌道とからなる直線ころがり案内装置における振
動減衰装置に関する。
としてすべり案内の代りに軌道とベアリングとからなる
直線ころがり案内装置を用いると次のような利点がある
。すなわち、摩擦が小さいため駆動モータの容量を小さ
くすることができ、また、スティックスリップ現象が発
生しないため精度の良い位置決めを容易に行なうことが
でき、さらに剛性も大きい。
直線ころがり案内装置を採用すると次のような問題があ
る。以下、図面により説明する。
砥石1を回転自在に支持する主軸で、コラム3に対しY
軸方向に摺動自在である。4aは直線ころがり案内装置
4を構成するベアリングで、コラム3の下部に固定され
ている。4bは直線ころがシ案内装置4を構成する軌道
で、ベツド5に固定されている。
である。6はワーク7を載置するテーブルで、X方向に
摺動自在である。
とテーブル7との間に加振器を設置して加振力を加える
と、研削盤の各部は第8図において2点鎖線で示すよう
に変位する。すなわち、主軸2とコラム3(以下、まと
めて支持部8と呼ぶ)およびベツド5は十分な剛性を持
ち、変位は直線ころがシ案内装置4に起因するものであ
ることがわかる。さらに、前記加振器の加振周波数を変
化させるとき、横軸に加振周波数、縦軸にコンプライア
ンス(ただし、縦軸は対数表示である。)をとると、支
持部8の応答曲線は第4図に2点鎖線で示す応答曲線C
&)のようになる。すなわち、−様な曲線ではなく、傾
斜の急な山と谷を持ち、しかも山と谷の差が大きく、支
持部8は加振力に答曲線(a)に対応した凹凸が発生す
る。そして、仕上加工によシ平面度を向上させようとす
ると、こんどはすでに発生している表面9の凹凸により
研削抵抗が変動し、この結果砥1石1すなわち支持部8
が加振力を受けることになり、仕上加工をくり返しても
、表面9には数μmの凹凸が残シ、平面度を向上させる
ことができないという問題点があった。
り案内装置4の長所を損わず、しかも加振力による変位
が少ない直線ころがり案内装置における振動減衰装置を
提供するにある。
因が、ベアリング4a内の転動体と軌道4bとの間にで
きる油膜の厚さがないか、あっても僅かであることによ
るものであることをつきとめた。そこで、上記の目的を
達成するため、本発明の第1の実施例図である第1図な
いし第2図に示すように、ベアリング4aに固定された
油槽10と、コラム3に固定されたプレート11と、ロ
ーラ12と、油13からなる振動減衰装置14を設けた
。なお、油[10とグレート11とは、プレート11の
表面15と油槽10の底面16との間に隙間17ができ
るように配置される。また、油13は油面18が少なく
とも表面15を越える高さまで油槽10に入れる。
示す下向きの力を加えるものとする。隙間17に何もな
ければ、プレート11は直ちに矢印方向に移動する。し
かしながら、隙間17には油13が入っているから、プ
レート11は油13を排除しながら沈むことになる。油
13には粘性があるから、油13はすぐには移動せず、
プレート11には粘性抵抗が上向きに働く。すなわち、
上記したプレート11、油槽10および油13からなる
振動減衰装置14はいわゆるダッシュポットを構成する
。そこで、第1図ないし第2図に示す振動減衰装置14
を採用した第3図に示す研削盤の等価振動系は、変形の
少々いベツド5を剛体とみなせるから、第6図のように
モデル化できる。
持部80等価質量。同様に、Kaは支持部8を一々 ばねとみなしたときの等側割性K bl、 Kb2はこ
ろがり案内装置4のばね定数。Cdは振動減衰装置14
の粘性抵抗である。
bzに作用する復元力は振動の変位量に応するものであ
シ、粘性抵抗cdは振動の変位の速度に応するものであ
って、力の位相が90度ずれるため振動の減衰効果が得
られることになる。すなわち、第8図に示す研削盤の主
軸2とテーブル6の間に加えた加振力と同一の加振力を
第3図に示す研削盤の主軸2とテーブル6の間に加える
と、支持部8の応答曲線は第4図に実線で示す応答曲線
(b)のように凹凸の少ない曲線となり、表面9は凹凸
の少ない、平面度のすぐれるものとなる。
とり、図面を用いて説明する。なお、第8図と同じもの
は同一の符号を付しである。
面断面図。第2図は第1図におけるI−■断面図。第3
図は第1図ないし第2図に示す振動減衰装置を適用した
研削盤の側面図である。
3に固定されたプレート。12はプレート11に回転自
在に支持されたローラ。ここで、プレート11の表面1
5と油槽10の底面16との隙間17は5〜500μm
になるようにしである。また、油面18が少なくとも表
面15を越える高さまで油13が油槽10に充填しであ
る。19はOリング。20はプレート11に設けられた
穴で、隙間17と外気とを連通させている。
第8図に示したものと同一の加振力を加えると、支持部
8の応答曲線は第4図に示す応答曲線(b)のように、
山および谷の傾斜がゆるやかで、しかも山と谷との差が
小さい曲線となる。
主としてY軸方向の力が加わる。一般に、砥石1および
ワーク7は完全に均一なものではないから、前記した力
の大きさは一様ではなく、大きさが変動し、加振力とな
る。砥石1に加わる加振力は支持部8に伝わるが、支持
部8には振動減衰装置14の構成部品であるプレート1
1が固定されているため、支持部8の変位は小さくなる
。
ら、たとえば油13を隙間17に満しておき、穴20が
上側に来るようにすれば、第3図でかっこを付して示す
ように水平方向だけでなく垂直方向あるいは傾きのある
場合にも適用することができる。また、水平方向に使用
する場合には、0リング19および穴20はなくてもよ
いことは言うまでもない。さらに、ローラ12はプレー
ト11が2軸方向に移動するときに油槽10を同じくZ
軸方向に移動させるためのものであるから、他の手段に
変えてもよいし、あるいは第2図に示すように油槽10
に対してプレート11をかぶせるように構成すれば、な
くすこともできる。
こで、凹凸21と凹凸22とはX、YおよびZ軸の三方
向に隙間17を持って対向している。
である。以下、動作について説明する。
X軸およびZ軸方向にも設けであるから、第1の実施例
で述べたY軸方向の加振力だけでなく、X軸およびZ軸
方向の加振力も減衰させることができる。なお、本実施
例においても、水平方向に使用する場合には、Oリング
19および穴20はなくてもよい。また、凹凸21と凹
凸22とは環状に限らず碁盤目状に形成してもよい。さ
らに、油槽10に充填する流体としては油に限らず、他
の液体あるいはコロイド溶液などを用いてもよいし、ま
た、隙間17は5〜500pmに限らず、さらに広くす
ることもできる。
案内装置を用いる装置に適用すると、加振力に対する変
位を小さくすることができる。従って、たとえば工作機
械の1つである研削盤に適用すると研削面の加工精度を
向上させることができるという効果がある。
面断面図。第2図は第1図における1−IIIT面図。 第3図は第1図ないし第2図に示す振動減衰装置を適用
した研削盤の側面図。第4図ないし第6図は本発明の原
理および効果の説明図。 第7図は本発明の第2の実施例を示す正面断面図。 第8図は従来技術の説明図である。 3・・・コラム、 4・・・直線ころがり案内装置、
4a・・・ベアリング、 4b・・・軌道、 10・・
・油槽、 11・・・プレート、 12・・・ロー
ラ、13・・・油、 14・・・振動減衰装置、 15
・・・表面、 16・・・底面、 17・・・隙間、
18・・・油面、 19・・・Oリング、 20・
・・穴、 21゜$1図 円表牧H2
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、転動体の保持体と一体に構成される流体槽と、前記
保持体が載置する移動体に載置されるプレートと、流体
槽とプレートとの位置決めの手段とからなり、流体槽の
底面とプレートの表面を隙間を持たせて対向させ、液体
を少なくともプレートの表面を越えるように充填したこ
とを特徴とする直線ころがり案内装置における振動減衰
装置。 2、転動体の保持体と一体に構成され底面に凹凸を形成
した流体槽と、前記保持体が載置する移動体に載置され
底面に設けた凹凸に対応する凹凸を表面に形成したプレ
ートと、流体槽とプレートとの位置決め手段とからなり
、両者の凹凸を隙間を持たせて対向させ、隙間に液体を
充填したことを特徴とする直線ころがり案内装置におけ
る振動減衰装置。 3、流体槽とプレートとの間にシール部材を配置し、流
体槽の底面とプレートの表面との間に形成した隙間に液
体を充填すると共に、液体の表面を外気に連通させる穴
を液体槽またはプレートに設けたことを特徴とする特許
請求の範囲第1項ないし第2項記載の振動減衰装置。 4、流体槽の底面およびプレートの表面に設けた凹凸が
同心円状もしくは碁盤目状に形成されることを特徴とす
る特許請求の範囲第2項記載の振動減衰装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63095598A JP2672564B2 (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | 直線ころがり案内装置における振動減衰装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP63095598A JP2672564B2 (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | 直線ころがり案内装置における振動減衰装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH01269716A true JPH01269716A (ja) | 1989-10-27 |
JP2672564B2 JP2672564B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=14141997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63095598A Expired - Fee Related JP2672564B2 (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | 直線ころがり案内装置における振動減衰装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2672564B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5917320U (ja) * | 1982-07-24 | 1984-02-02 | 日本精工株式会社 | 軌道案内軸受 |
-
1988
- 1988-04-20 JP JP63095598A patent/JP2672564B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5917320U (ja) * | 1982-07-24 | 1984-02-02 | 日本精工株式会社 | 軌道案内軸受 |
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JP2672564B2 (ja) | 1997-11-05 |
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