JPH01267765A - 計算機システムの並列協調分散処理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、オンラインプロセス管理制御、プロセス運
転管理マンマシンインタフェース処理等高速な処理応答
が求められる複数の計算機から構成される計算機システ
ムにおいて、計算機間の並列協調分散処理を可能とさせ
る為の計算機システムの並列協調分散処理方式に関する
ものである。

（従来の技術〕 第７図は従来のこの種の計算機システムを示すもので、
図において、（１）は分散処理計算機、（１゛）は監視
用の分散処理計算、機を示し、各分散処理計算機（１）
はシステム設計時点で割当てられた一定の処理を行うよ
うになされ、分散処理計算機間では演算の結果を必要に
応じ交換するのみである。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の計算機システムは以上のように構成されているの
で、システム設計時点において負荷調整を注意深く行う
必要があり、システムの処理内容の追加・変更時に１つ
の計算機に処理が集中した場合、新たな計算機を追加す
るか、システムの性能を落としつつ機能を追加しなけれ
ばならないという問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消する為になされた
もので、システムとしての性能を向上することができる
とともに、システムのフレキシビリティを向上させるこ
とができる計算機システムの並列協調分散処理方式を得
ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る計算機システムの並列協調分散処理方式
は、複数の分散処理計算機から構成される計算機システ
ムにおいて、各分散処理計算機により自己の処理負荷率
をモニタリングしつつ負荷が設定以上となった時にネッ
トワーク管理計算機に対して分散処理要求を発するよう
にし、これを受ける上記ネットワーク管理計算機はネッ
トワークを介して接続されている負荷の低い他の計算機
を選択して分散処理命令を発することを特徴とするもの
である。

（作用〕 この発明における計算機システムの並列協調分散処理方
式は、計算機システムを構成する各分散処理計算機をネ
ットワーク管理計算機によって管理制御することにより
システムを構成する計算機の一部に負荷が集中した場合
には、他の処理余裕のある計算機により負荷を分散し、
システム全体としての処理機能を向上させる。

（実施例〕 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図において、（１）は計算機システムを構成する分散処
理計算機で、各分散処理計算機（１）およびネットワー
ク管理計算ｍ（３）はネットワーク設備（２）により接
続され、分散処理計算機（１）及びネットワーク管理計
算機（３）　は第２図（ａ）、（ｂ）のフローチャート
に従ってそれぞれ動作する。先ず、分散処理計算機（１
）は、通常時自己の処理負荷率をモニタリングしつつ演
算処理を行い（Ｓａｌ、５ａ２）　、自己の処理負荷が
設定以上になった場合（Ｓａ３）に、ネットワーク管理
計算機（３）に対して分散処理要求を発行する（Ｓａ４
）。すなわち、通常時分散処理計算機（１）は、ネット
ワーク（２）を介して運転状態、ブロードキャストデー
タに加えて負荷率をネットワーク管理計算機（３）に送
信している（第３図参照）。ここで、分散処理計算機（
１）の処理負荷が設定以上となった場合には、ネットワ
ーク管理計算！１（３）に対して、分散処理を行う演算
処理タスクに関する情報を送信し処理の分散を要求する
（第４図参照）。

一方、ネットワーク管理計算機（３）は、通常時ネット
ワーク（２）　に接続される分散処理計算機（１）の処
理負荷情報を受信しており（第３図参照）、分散処理要
求が出された場合には、最も処理負荷が少なく、高速な
応答が期待できる計算機を選択して分散処理命令を発行
する（第５図参照）。しかして、ネットワーク管理計算
機（３）から分散処理命令を受けた分散処理計算機（１
）　は、演算処理完了後、ネットワーク（２）を介して
処理結果を分散処理要求元に送信する（第６図参照）。

　なお、上記実施例ではネットワーク（２）につながる
すべての計算機が正常に動作している場合の負荷分散方
式について示したが、一部の計算機に異常が生じ演算処
理が継続できなくなった場合についても、同様の方法に
より処理をバックアップすることでシステムとしての機
能を維持することが可能となる。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明によれば、計算機システムを協調
分散が可能なように構成したので、効率的でフレキシブ
ルなシステムを安価に構築できる。また、システムの一
部に異常が発生した場合でも負荷を分散させることによ
り、システムダウンとすることなく運転の継続が可能で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例における計算機システムの
構成図、第２図（ａ）、（ｂ）は分散処理計算機の処理
フロー図とネットワーク管理計算機の処理フロー図、第
３〜６図はそれぞれ計算機システム内データフロー図、
第７図は従来システムの構成図である。 図中、（１）は分散処理計算機、（２）はネットワーク
、（３）はネットワーク管理計算機。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の分散処理計算機から構成される計算機システムに
   おいて、各分散処理計算機により自己の処理負荷率をモ
   ニタリングしつつ負荷が設定以上となった時にネットワ
   ーク管理計算機に対して分散処理要求を発するようにし
   、これを受ける上記ネットワーク管理計算機はネットワ
   ークを介して接続されている負荷の低い他の計算機を選
   択して分散処理命令を発することを特徴とする計算機シ
   ステムの並列協調分散処理方式。