JPH01267150A - 包装用止め具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は包装用止め具に関するものである。

従来の技術 重量の大きなものを包装する包装箱の一つに、梱包およ
び開梱が容易となるように上下２分割されたものがある
。ところで、このように２分割された包装箱を結合する
包装用止め具として以下に説明するものがある。

第３図および第４図において、１はベース体であり、筒
状部２の縁に鍔部３を設けるとともに筒状部２の相対向
する内側面にはヒンジ部４を介してＬ字状のフック部材
５が設けられている。また６は前記ベース体１の筒状部
２に挿入可能なキー体であり、筒状部２の内幅とほぼ同
じ幅を有する押し開き体７を有している。７ａ、７ｂ、
７ｃは押し開き体７の補強用リブである。ベース体１と
キー体６は連結片８により連結されており、連結片８は
鍔部３の外縁部にヒンジ部８ａによって折り曲げ可能な
ように結合している。９はキー体６の上面６ａに設けた
指掛は部である。１０はキー体６に突設された係合爪で
あり、一方１１はベース体１に係合爪１０がはまるよう
に設けられた係合穴である。

キー体６を筒状部２に挿入すると、第７図および第８図
に示すようにキー体６の押し開き体７がフック部材５に
当接する。更に挿入すると、フック部材５が押し開き体
７により押されて回動して開く。それとともに、係合爪
１０が係合穴１１にはまり、第８図のようにフック部材
５と鍔部３とにより段ボール等の上板１２および下板１
３を挟んで固定する。

発明が解決しようとする課題 しかしながら以上のような構成ては、第７図に示すよう
に、フック部材５に加わる反発力によってキー体６が矢
印Ａのように押されると、連結片８が曲って、キー体６
が外の方へ突き出てしまう可能性が大きかった。ヒンジ
部８ａは鍔部３の外縁に位置しているので連結片８は長
くせざるを得ないが、連結片８が曲ってしまったのでは
キー体６を完全に固定することは困難であった。

本発明は以上のような課題に鑑みてなされたものであり
、キー体Ｏを回動部において完全に固定することが可能
な包装用止め具を提供する事を目的とする。

課題を解決するための手段 本発明は以上の問題点を解決するため、押し開き体を筒
状部内に挿入した時に筒状部に係合する係合爪を上記押
し開き体に突設した。

作用 以上のように構成した事により、上記押し開き体に挿入
方向と反対方向への力が加わり、その力によって上記押
し開き体が外へ突出しようとしても、係合爪が筒状部に
当って上記押し開き体の動きを阻止する。

実施例 以下、本発明の実施例について第１図および第２図に基
づいて説明する。まず第２図において１４はベース体、
１５はベース体１４に設けられた筒状部、１６は筒状部
１５の内側面に設けられたＬ字状のフック部材であり、
ベース体１４は第３図の従来例と同様に構成されている
。１７はベース体１４の筒状部１５に挿入可能なキー体
であり、筒状部１５の内幅とほぼ同じ幅を有する押し開
き体１８を有しており、ベース体１４に対して連結片１
９の先端のヒンジ部１９ａにて結合し、ヒンジ部１９ａ
を中心に回動自在に構成されている。キー体１７の以上
に示す構成は従来例と同様である。

２０は押し開き体１８のヒンジ部側の端部に突設され係
合爪であり、補強用リブ２１の端部に形成されている。

係合爪２０は、先端が細く、根元部に行くに従ってだん
だん太くなっており、係合爪２０の下端部にはテーパ面
２０３が形成されている。そしてキー体１７を筒状部１
５に挿入すると第２図に示すように、係合爪２０のテー
パ面２０ａが筒状部１５の縁部に当たり、テーパ面２０
ａが押し開き体１８を案内して所定の位置に納まるよう
に作用する。そして、装着状態においてキー体１７に矢
印Ｂのように押し出すような力が加わっても、上記係合
爪２０がキー体１７の突出を阻止する。

発明の効果 以上のように本発明は、筒状部内に挿入した時に筒状部
のヒンジ部が設けられている部分に係合する係合爪を押
し開き体に突設した事により、たとえ上記押し開き体に
挿入方向と反対方向への力が加わって上記押し開き体が
外へ突出しようとしても、上記係合爪によって押し開き
体の動きは阻止される。従って、ヒンジ部とキー体との
間に曲がり易い連結片を備えた構成であっても、ヒンジ
部が設けられている部分にてキー体をベース体により確
実に固定することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における包装用止め具のキー体
を示す斜視図、第２図は同包装用止め具のキー体挿入状
態を示す斜視図、第３図は従来の包装用止め具の斜視図
、第４図は同包装用止め具の縦断面図、第５図は同包装
用止め具のキー体を示す斜視図、第６図は同包装用止め
具の横断面図、第７図は同包装用止め具のキー体挿入状
態を示す斜視図、第８図は同包装用止め具の箱に装着し
た状態の横断面図である。 １４・・・ベース体　　　１５・・・筒状部１６・・・
フック部材　　１７・・・キー体１８・・・押し開き体
　　１９・・・連結片１９ａ・・・ヒンジ部　　２０・
・・係合爪代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　はか１名
第１図 第２図 第５図 第６図 １′；７　　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 筒状部とこの筒状部の縁に設けた鍔部と上記筒状部の相
   対向する内壁にヒンジ部で連結され、押し開かれた状態
   で上記鍔部とともに被装着体を挟むように作用する一対
   のフック部材を有したベース体と、端部に連結片を備え
   、上記連結片の先端のヒンジ部で上記鍔部の外縁に回動
   自在に結合し、上記筒状部内に挿入した際に上記フック
   部材を押し開く押し開き体を有したキー体を備え、上記
   押し開き体を上記筒状部内に挿入した時に上記筒状部の
   上記ヒンジ部が設けられている部分に係合して上記押し
   開き体のヒンジ部側の端部の筒状部への挿入方向と反対
   方向への動きを規制する係合爪を上記押し開き体に突設
   した事を特徴とする包装用止め具。