JPH01266340A - チエーンベルト - Google Patents

チエーンベルト

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JPH01266340A
JPH01266340A JP9406788A JP9406788A JPH01266340A JP H01266340 A JPH01266340 A JP H01266340A JP 9406788 A JP9406788 A JP 9406788A JP 9406788 A JP9406788 A JP 9406788A JP H01266340 A JPH01266340 A JP H01266340A
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JP
Japan
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chain
pin
block
pulley
link plate
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Pending
Application number
JP9406788A
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English (en)
Inventor
Kunio Morisawa
邦夫 森沢
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、無段変速機等に用いられるチェーンベルトに
係り、特に、チェーン幅方向に複数枚重ねられたリンク
プレートと、該リンクプレートをチェーン長手方向に関
部運動可能に連結するピンと、前記リンクプレートをチ
ェーン幅方向に沿って取り囲むブロックとによって構成
され、一対のV型プーリ間に掛け渡され、この一対の■
型プーリと摩擦接触することにより各V型プーリとの間
で動力の伝達を行うチェーンベルト係るものである。 [従来の技術] 車両用自動変速機構の1つとしてベルト駆動式の無段変
速機構がある。この無段変速機構は、−般に、固定プー
リ及び可動プーリからなり油圧装置によって有効径が変
更できるように構成した■型プーリを備える。このV型
プーリは入力軸及び出力軸上にそれぞれ設けられ、該■
型プーリ間に掛け渡された伝動ベルトにより前記入力軸
側の回転を出力軸側に無段階の速度比で円滑に伝達する
ことができるようになっている。 このような無段変速機構は、いわゆるトルクコンバータ
と遊星m車装置群の組み合せからなる自動変速機構に比
べて5、走行時の駆動力の急変が少なく、従って変速シ
ョックが小さく、しかも燃費効率が高いという利点を有
する。しかしながら、車両用の無段変速機等に用いられ
る無段変速機にあっては、その伝達すべきトルクが大き
り、シかも苛酷な温度条件、振動及びその他の悪条件に
あっても確実に作動できるようにする必要があるため、
前記伝動ベルトとして金属製のチェーンベルトが用いら
れている。 例えば、実公昭40−13929号公報には次のような
金属製のチェーンベルトが提案されている。即ち、第2
2図〜第25図に示されるように、このチェーンベルト
3は、複数枚のリンクプレー1・4.5、ピン6、及び
ブロック7からなる。リンクプレート4.5は、第25
図に示すように、両端部にピン係合孔4a、4a  (
5a 、5a )を有すると共に、その片方の端部にブ
ロック案内面4b(5b)を備えたタブ40(50)を
有する。 ピン6は各リンクプレート4.5のピン係合孔4a、5
aを貫通してV型プーリと接触しない長さにまで伸びて
おり、各リンクプレー1・4.5を互いに関部運動可能
に連結する。ブロック7は、第24図に示すように、そ
の両側部に型プーリと摩擦接触するテーバ面7aを有す
ると共に、その中央部にリンクプレー1・挿入孔7bを
有する。第23図に示すように、ブロックのリンクプレ
ート挿入孔7bにリンクプレート4.5をチェーン長手
方向から交互に挿入してリンクプレートのタブ4c、5
cにてブロック7を挟持し、上記ピン6にて無端状に連
結する。更に、ブロック7のベルト長手方向前後面7F
、7Rとピン6とが常時接触しないように構成する。 このような金属製のチェーンベルトは、ゴムベルトに比
べてより小さな断面積でより大きなトルクを伝達するこ
とができ、又、経時的な耐久性も格段に優れている。 1ノかしながら、上述ような金属製のチェーンベルトを
用いた場合、使用時の騒音ががなり大きくなっていまう
という問題があった。特に、定常状態で発生される騒音
は、ある特定の周波数においてピークを有し、入間の耳
にとって極めて不愉快な音として捉えられるという問題
があった。 このような問題に鑑みて提案された技術として、例えば
特開昭61−130644号公報に開示された技術があ
る。この技術は、前記ピン6.6間のピッチを複数設定
してこれをチェーン全体にランダムに配置し、特定の周
波数のピークが発生しないようにしたことを特徴として
いる。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような技術にあっては、確かに特
定の周波数のピークの発生が抑えられ、その意味で不愉
快な騒音となることは避けられるものの、全域にてこも
り音に似た騒音レベルが更に大きくなってしまうという
問題があった。
【発明の目的】 本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたもの
であって、金属製のチェーンベルトでおりながら、特定
の周波数にピークがあるような不愉快な騒音でなく、し
かも、全体の騒音レベルを低くすることができるチェー
ンベルトを提供することを目的としている。
【問題点を解決するための手段】
本発明は、チェーン幅方向に複数枚重ねられたリンクプ
レートと、該リンクプレートをチェーン長手方向に関節
運動可能に連結するピンと、前記リンクプレートをチェ
ーン幅方向に沿って取り囲むブロックとによって構成さ
れ、一対のV型プーリ間に掛け渡され、この一対のV型
プーリと摩擦接触することにより各V型プーリとの間で
動力の伝達を行うチェーンベルトにおいて、 前記リンクプレートは、そのチェーン長手方向の片方の
端部に、チェーン半径方向にそれぞれ突出し前記ブロッ
クのチェーン長手方向の動きを規制するタブが設けられ
ると共に、チェーン長手方向の両端部に、前記ピンの嵌
合するピン嵌合孔が設けられ、且つ、前記タブ側のピン
嵌合孔が反対側のピン嵌合孔よりも大きく形成されるこ
とにより前記ピンとの間に所定量の遊びが形成され、前
記ピンは、前記ピン嵌合孔に嵌合され、チェーンベルト
が前記V型プーリに巻き込まれた際に第1のピボットと
なり得るように構成され、前記ブロックは、一対のブロ
ック片から構成されると共に、両ブロック片の接触面が
チェーン半径方向外側へ向けて次第に拡開されることに
より転動面として第2のピボットとなり得るように構成
され、 前記リンクプレート、前記ブロック片のいずれか、又は
これらの組み合せを、チェーン全体においてランダムに
選択し、この選択されたものによって形成される前記所
定量の遊びの程度又は前記拡開の程度を他のピン嵌合孔
、ブロック片によって形成される程度と異ならせたこと
により、上記目的を達成したものである。
【作用】
一般に第26図に示すように、チェーンベルト3が無段
変速機の■型プーリ1.2に巻き掛けられる場合、各ピ
ン6の間は曲がらないためV型プーリ1.2に対して多
角形が構成されることになる。従って動力伝達時に従来
のローラチェーンがスプロケットに巻き掛かる如く第2
7図のような張力変動が発生する。即ち、第26図にお
いて、入力側のV型プーリ1を駆動すると、出力側の■
型プーリ2とのベルト緩み側にTI、ベルト張り側に上
記T1よりも大きなT2の張力が発生するが、それぞれ
の張力Tl、T2が各ピン6の間隔(ピッチ)に応じて
ΔT1、ΔT2の幅で変動することになる。そして、こ
のΔT1の幅で変動する緩み側の張力T1とΔT2の幅
で変動する張り側の張力T2とを合成した張力が各V型
プーリ支持部に伝わることになる。この結果、この張力
変動がトランスアクスルケース支持部を加振し、トラン
スアクスル全体が撮動して車室内に騒音として伝達され
る。 それ故、この車室内騒音を低減するためには上記張力変
動の低減が必要であり、プーリ巻き掛り時の折れ曲がり
ピッチを極力小さく設定することが望まれる。 しかしながら、上述した従来の無段変速様用チェーンベ
ルト3にあっては、プーリ巻き掛り時の折れ曲りピッチ
、即ち各ピン6の間隔を小さくしようとすると、リンク
プレートのピン嵌合孔4a。 5aとその周縁部との寸法が小さくなってリンクプレー
ト4.5の耐久強度の低下を来す。この耐久強度を確保
しようとすると、必然的にチェーンベルト3が大型化し
てしまい、取付スペースが著しく制約される自動車用無
段変速機等には採用することができない。それ故、限ら
れたスペース内に配設される無段変速機用チェーンベル
トにおいてはチェーンベルトの折れ曲がりピッチを小さ
くするにはおのずと限界があることになる。 従って、前述の特開昭61−130644で開示された
[ピッチを複数設定する」という反衝を実際にチェーン
ベルトに適用しようとした場合、どちらかというとどう
してもピッチを大きくしたリンクプレートをランダムに
配置せざるを得ないというのが実情であった。そのため
、−層張力変動が大きくなり、全体の騒音レベルが増大
するという傾向があった。 そこで本発明は、各リンクプレートを関節運動可能に連
結するピンによって、まず第1のピボットを構成すると
共に、リンクプレートにおけるりブ側のピン嵌合孔を反
対側のピン嵌合孔よりも大きく形成してピンとの間に所
定量の遊びを設け、更にタブ間に位置するブロックを一
対のブロック片から構成して両ブロック片の接触面を転
動面として第2のピボットを構成し、プーリ巻き掛り時
の折れ曲がりピッチが上記第1のピボットと第2のピボ
ット間となるようにしている。より具体的には、第2の
ピボットは両ブロック片の接触面がチェーン半径方向外
側へ向けて拡開するように構成されており、この拡開部
の存在により両ブロック片が互いに転勤できるようにし
ている。 その結果、チェーンベルトがV型プーリに巻き掛かると
、従来と同様に第1のとポットを構成するピンで屈曲す
るが、更に従来は相対動きがなかったブロックがその一
対のブロック片の接触面を転動面として第2のピボット
を構成し、該一対のブロック片間でも屈曲する。即ち、
両ブロック片は拡開部の存在により互いに接触する転動
面に沿って転勤し、プーリ巻き掛り径に応じて屈曲(傾
斜)する。 従ってプーリ巻掛り時の折れ曲がりピッチは、第1のピ
ボットを構成するピンと第2のピボットを構成するブロ
ック間の寸法となり、従来のほぼ1/2となる。よって
、各々のピッチで構成される多角形はより円に近付き、
上述した張力変動がそれだけ小さくなり、張力変動によ
ってもたらされる撮動に起因した騒音が低減される。 ところで、前記タブ側のピン嵌合孔とピンとによって形
成される所定量の遊びの程度、あるいは前記一対のブロ
ック片の接触面の拡開の程度を変更すると、各リンクプ
レートが関節運動し得る範囲、あるいは各ブロック片の
転勤し得る範囲が規制されるため、結果としてピッチを
変更したことになる。本発明では遊びの程度が変更され
たリンクプレートや拡開の程度が変更されたブロックが
チェーン全周に亘ってランダムに配置されているため、
特定の周波数でのみピークが発生するという現象が抑制
され、騒音の不快感が減じられる。 その上上述のようにピッチ自体が略半分になったいるた
め、全体の騒音レベルも従来に比しかなり低く抑えられ
る。 又、実施例としてブロック片の拡開の程度を変更するよ
うにした場合は、チェーン全体において1つのピッチを
変更するために、ブロック片のいずれか1つの形状を変
更すればよく、従ってチェーン全体においてピッチを変
更するために用意される部品の数は極めて少なくてよい
ことになる。 しかも、これをチェーン全周に亘ってランダムに配置す
ればよいため、組付は時に要求される注意度もそう高度
なものは要求されない。 即ち、従来はピッチを変更するためには当然に各リンク
プレート4.5のピン係合孔4a 、 4a(5a 、
5a )の間隔を変更する必要があり、チェーン全体に
おいて1つのピッチを変更するだけでも数枚の通常と異
なったリンクプレートを用意する必要があった。従って
チェーン全体でピッチを変更するために用意される部品
の数はかなりの数となり、しかもチェーン幅方向に並ぶ
リンクプレートは必ず同一種類のものである必要がある
ため、組付は時に要求される注意度が極めて高く、作業
者の疲労を招き易いという問題があった。 本発明において、ピッチ変更手段としてブロック片の拡
開の程度を変更する手段を採用した場合は、このような
問題も解決される。 更には、ピッチが略1/2になることにより、各リンク
プレート同士が屈曲(傾斜)する角度を小さくすること
ができるようになる。このことはリンクプレートのチェ
ーン半径方向の動き(無駄な動き)をそれだけ抑制でき
ることを意味し、リンクプレートのこの無駄な動きによ
って発生する騒音(あるいはエネルギロス)を小さくす
ることができるようにもなる。
【実施例】
先ず、第21図に示す本発明のチェーンベルトが適用さ
れる無段変速機について簡単に説明する。 図に示すように、無段変速機10は互いに平行に配置さ
れた入力軸11と出力@21を有する。 これら入力軸11及び出力軸21の端部には、それぞれ
入カプーリ(駆動用の■型プーリ)12及び出力プーリ
(従動用の■型プーリ)22が連結されている。 入カブ−912は、入力軸11に一体的に設けられた固
定プーリ12aと、この固定プーリ12aに対向して入
力軸11上に軸線方向へ摺動可能に嵌合された可動プー
リ12bとからなっている。 両プーリ12a、12bの対向する端面には円錐面13
.13が形成され、百円錐面13.13間にV字型断面
の周溝(V溝)を形成している。 出力プーリ22も入力プーリ12の場合と同様、固定プ
ーリ22aと可動プーリ22bとからなっており、両プ
ーリ22a、22bの対向面には同様に■溝を形成する
円錐面23.23が形成されている。そして、入力プー
リ12のv溝と出力プーリ22のV溝との間には後述す
るチェーンベルト30が掛け渡される。 入力軸11にはほぼ有底円筒状のハウジング14が圧入
され、図示しないロックナツトの締付力(軸力)にて軸
方向に固定されている。ハウジング14は入力プーリ1
2に向って開口しており、その内周面が可動プーリ12
bの外周面とOリングを介して液密に嵌合している。こ
うして、入力軸11、可動プーリ12b及びハウジング
14によって油圧室15が形成され、この油圧室15は
入力軸11に形成した油通路16及び可動プーリ12b
に形成した油通路17を介して外部の油圧源に接続され
ている。 一方、出力軸21にはほぼ有底円筒状のピストン24が
圧入され、ロックナツトの締付力(軸力)にて軸方向に
固定されている。ピストン24の外周面がほぼ有底円筒
状の可動プーリ22bの内周面と0リングを介して液密
に嵌合している。そして、出力軸21、可動プーリ22
b及びピストン24によって油圧室25が形成され、出
力軸21に形成した油通路26を介して外部の油圧源に
接続されている。なお、18及び28はベアリング、C
はトランスアクスルケースを示す。 入力プーリ12の油圧室15内の作動油量が調整される
ことによって入力プーリ12の■溝の幅が変更されると
、これに追従して出力プーリ22が軸線方向へ摺動され
て油圧v25内の作動油量が増減され、出力プーリ22
の■溝に適合した幅に変わる。即ち、入力プーリ側の油
圧室15内の作動油量が制御されることによって、入力
プーリ12と出力プーリ22との回転速度比、つまり変
速比が変更される。なお、チェーンベルト30の張力は
出力プーリの油圧!25内の油圧が制御されることによ
って最適値に保たれるようになっている。 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。 [第1実施例] 第1図〜第10図は前記無段変速g!110に用いられ
ているチェーンベルト30の基本構成を示すものであり
、第1図はチェーンベルト30の側面図、第2図は第1
図の平面図、第3図は第1図の■−■線に沿った断面図
(但し、プーリ巻き掛け状態)、第4図は組付関係を説
明するための分解図、第5図は一方のリンクプレート4
0の拡大斜視図、第6図は他方のリンクプレート50の
拡大斜視図、第7図はブロック71 (72)の拡大斜
視図、第8因はブロック71 (72)の側面図、第9
図はチェーンベルト30のプーリ巻き掛り状態を示す作
動説明図、第10図はブリ巻き掛り時のリンクプレート
40とブロック71.72との位置関係を説明する図で
ある。 このチェーンベルト30は、リンクプレートを互いに関
節運動可能に連結するピンとしてロッカーピンを用いて
いる。 なお、便宜上チェーンベルト30の半径方向外周側(外
周側の面)を「上方(上面)」、内周側(内周側の面)
を「下方(下面)」として説明する。 チェーンベルト30は、これらの図に示されているよう
に大別して複数枚のリンクプレート40゜50、ピン6
0及びブロック70とから構成されており、更にピン6
0は一対のロッカーピン61.62、及び63.64、
ブロック70は一対のブロック片71.72から構成さ
れている。 リンクプレート40は、平板から打抜き加工により特に
第5図に示すような外径形状(プーリ巻き掛り時に前後
のリンクプレートと干渉しない形状)に形成され、その
両端部にはロッカーピンの断面形状に相似した形状をな
すピン嵌合孔41及び42が形成されている。このリン
クプレート40における片方の端部には、後述するブロ
ック70と接触するブロック案内面43を備えたタブ4
4がリンクプレート胴体部の上面45と下面46とにそ
れぞれ上方及び下方に突出して形成されている。 タブ44と反対側のピン嵌合孔41は、ロッカーピン6
4を回転方向に固定すると共にロッカーピン63の転勤
を許容する形状をなしており、従来のピン嵌合孔形状と
同様である(例えば、特開昭59−99142号公報参
照)。 しかしながら、タブ44側のピン嵌合孔42は、ピン嵌
合孔41よりも大きく形成され、上部はピン嵌合孔41
と同一形状であるがロッカーピン61.62に対して下
方に所定量の遊びδ(第4図)が設けられている。この
ピン嵌合孔42は、ロッカーピン61に常に接触し得る
ような形状に予め決定される。 ロッカーピン62は63と同様所定のクリアランスを有
して遊嵌しており、転勤を許容するような形状とされて
いる。又、第5図に示すように、ブロック案内面43と
リンクプレート胴体部の上面45及び下面46との隅部
には、ブロック70が確実にブロック案内面43と接触
するようにR状の逃げ47を設けている。更に、リンク
プレート胴体部の下面46には、プーリ巻き掛り時にお
けるブロック片の傾きを許容するための逃げ48が設け
られている。 リンクプレート50は上記リンクプレート40と同一形
状をなし、前後逆向きにして組付けられる。即ち、第6
図に示すように両端部にピン嵌合孔51及び52が形成
され、一方の端部にはブロック案内面53を備えたタブ
54が突出形成されている。そして、ブロック案内面5
3とリンクプレート胴体部の上面55及び下面56との
隅部にR状の逃げ溝57が設けられ、更にリンクプレー
ト胴体部下面56にはプーリ巻き掛り時におけるブロッ
ク片の傾きを許容するための逃げ58が形成されている
。 ピン嵌合孔51は上記ピン嵌合孔41に対応しており、
ロッカーピン61を回転方向に固定すると共にロッカー
ピン62の転勤を許容する形状をなしている。これに対
し、タブ54側のピン嵌合孔52は上記ピン嵌合孔42
に対応しており、ピン嵌合孔51よりも大きく形成され
てロッカーピン63.64に対して所定量の遊びδ(第
4図)が設(ブられている。 ピン6oを構成する一対のロッカーピン61.62、及
び63.64のチェーン幅方向の長さW(第3図)は、
プーリ巻き掛り時にそれらの両端面61a 、62a及
び63a 、64aがプーリに接触する寸法に予め設定
されている。 ロッカーピンの両端面61a〜64aは、スムーズにプ
ーリ12.22へ巻き掛るように部分球面状に形成され
ている。又、一対のロッカーピン61.62、及び63
.64は、それぞれ互いに接触するその長手方向に沿っ
た転動面61b、62b、及び63b 、64bを有す
る(第10図参照。なお、詳細形状は例えば特開昭59
−99142号公報に示されている)。これら一対のロ
ッカーピン61.62、及び63.64は、転動面61
b 、62b 、及び63b 、64b同士を互に転勤
可能に接触させ、且つ両端面61a〜64aをプーリ1
2.22に接触させて第1のピボットを構成する。 一方、ブロック7Qは一対のブロック片71.72から
構成される。第7図及び第8図に示されているように、
各ブロック片71(72)はその両側部にプーリ12.
22と摩擦接触するテーバ面71a  <72a )を
有すると共に、その幅方向中央部にリンプレート挿入孔
71b  (72b)を2つに区画する柱状部71c 
 (72C)が形成されている。更に、ブロック片71
 (72)において、上記リンクプレートのブロック案
内面43(53)と接触する面は平面状に形成されるが
、その反対側の面は平面状ではない。即ち、第8図の右
側の面は、その上下方向はぼ中央部に転動面73 (7
4)がチェーン幅方向に沿って形成されている。又、転
動面73 (74)の上方部に、上方へ向けて拡開する
テーバ面75 (76)が形成され、転動面73 (7
4)の下方部に垂直面77(78)が形成されている。 ブロック片に形成される転動面73 (74)は、その
曲率中心がチェーンベルト30のピッチ線P−P(第1
図)上に位置し、且つその曲率半径Rが上記ロッカーピ
ンの転動面61b〜64b (第10図)の曲率半径と
同一に設定される。そして、一対のブロック片71.7
2は転動面73.74同士が互いに転勤可能に接触され
て第2のピボットを構成する。 ブロック片71 (72)における上方テーバ面75 
(76)と垂直面77(78)とのなす角度θは、チェ
ーンベルト30の最小プーリ掛り経時に相対するテーバ
面75.76同士が互いに接触しないような大きさに予
め設定されている。 なお、ブロック片71 (72)の前記角度θの設定に
ついては後に詳述する。ところで、この実施例において
は、ブロック片71 (72)の強度を高める目的から
柱状部71c(72c)を形成したが、この柱状al1
71c  (72c)は必ずしも必要ではない。 上記構成部品からなるチェーンベルト30は、基本的に
次のようにして組付けられる。 まず、第4図に示すように、一対のブロック片71.7
2を互いに転動面73と74とが接触するように配置す
る。そして、ブロック片71(72)のリンクプレート
挿入孔71b、72bに。 複数枚のリンクプレート40をチェーン進行方向前方か
ら、又リンクプレート50をチェーン進行方向後方から
交互に挿入し、ブロック片71.72を各リンクプレー
ト40.50のタブ44.54で挾持する。 次に、隣接する各リンクプレート40.50をリンクプ
レート間のR藺に挿入する。そして、隙間無く重ね合わ
せた各リンクプレート40.50のピン嵌合孔42.5
2にロッカーピン61.62を転動面61b 、62b
同士が接触するように挿入し、ピン嵌合孔42.52に
ロッカーピン63.64を転動面63b 、64b同士
が接触するように挿入する。なお、この際ロッカーピン
61〜64の両端面61a〜64a (第2図)が部分
球面状に形成されているので、組付性が良好である。 この作業を次々に繰返すことにより、極めて容易に無端
状のチェーンベルト30を組付けることができる。 組付は状態においては、第10図に示されるように、ブ
ロック71のチェーン進行方向前面70Fとロッカーピ
ン62及び64とが常時接触しないようになっており、
ブロック72のチェーン進行方向後面70Rとロッカー
ピン61及び63とが常時接触しないように定められて
いる。又、チェーン直線部では、一対のブロック片71
.72の垂直面77と78とが互いに接触し、上方テー
バ面75.76とが離れている(第10図破線)。 更に、ブロック71の前面70Fがリンクプレート40
に形成したタブ44のブロック案内面43に接触すると
同時に、ロッカーピン61及び63がピン嵌合孔42に
も接触するように寸法形状が決められている。 なお、第2図に示したように、一対のブロック片71.
72のリンクプレート挿入孔71b、72bにはリンク
プレートが7枚ずつ挿入されるが、チーエン幅方向最外
部に位置するリンクプレート及び柱状部71C,72C
に面するリンクプレートの板厚t1は、他のリンクプレ
ートの板厚t2の半分に設定されている。これは、チェ
ーン長手方向の動力伝達容貴を常に等しくするためであ
る。 以上の構成とした結果、折れ曲がりピッチpは、第23
図に示すピン6と6(本実施例のロッカーピン61.6
2と63.64)との間の寸法り。 から、ロッカーピン61とブロック片72、ロッカーピ
ン62とブロック片71との間の寸法pとなる(第1図
)−即ち、一対のブロック片71.72をリンクプレー
トを貫通しないロッカーピンとして機能させることがで
き、折れ曲がりピッチpは従来のほぼ1/2の寸法に短
縮される。 上記のように構成された無段変速機用チェーンベルト3
0は、次のように作動する。 入カプーリ12及び出力プーリ22の背面に作用する油
圧推力によるプーリからの挟圧力は主にブロック片71
.72にて受は持たれる。 この状態で入カプーリ12からの回転動力は、その■溝
中にてE!!擦接触しているブロック片71.72に伝
わる。そして、ブロック片71.72に伝達された動力
は、タブ44.54を介して各リンタブ1ノート40.
50及びロッカーピン61〜64に伝達され、順次後方
のブロック片71.72に伝達される。こうして、各リ
ンクプレートのタブ44.45及びロッカーピン61〜
64を通じ、ブロック片71.72を介して出力プーリ
22へ動力が伝達される。 第2図の矢印方向にベルトが引張られた場合、ブロック
によって直接駆動されるタブを有するリンクプレートは
、まず厚い(板厚iz)リンクプレートが3枚、次に薄
い(板厚1+)リンクプレートが2枚と厚い(板厚t 
2)リンクプレートが2枚の順で交互に作動される。こ
の際、リンクプレートの板厚がt1=(1/2)tzの
関係に設定されているため、回転方向の動力伝達容量は
常に等しくなる。 チェーンベルト30がプーリ12.22に巻き掛かると
、該プーリ12.22との接触は従来の屈曲点間の中央
のブロックではな(、各屈曲点間で行われることになる
(特公昭35−14807号公報参照)。 即ち、1ピツチの動作において、第9図に示すように、
まずロッカーピン61とブロック片72が一体的関係に
てプーリ12.22と接触する。 又、次の動作ではブロック片71とロッカーピン64が
一体的関係にてプーリと接触し、矢印方向に回転する。 第9図に示すリンクプレート40t、50tのプーリ巻
き掛かり状態においては、リンクプレート401のロッ
カーピン611とブロック片72!、リンクプレート5
0+のロッカーピン64+とブロック片711で構成さ
れる多角形が形成される(なお、第9図においては、プ
ーリ巻き掛がり状態でのピッチを便宜上θPと表してい
る)。 このとき、リンクプレート401と501、その後方の
リンクプレート402と502とは従来は相対動きがな
かったが、案内している各々のブロック片71t、72
1、及び712.722があたかも従来のロッカーピン
の如く相手の転動面に対して移動する(例えば、ブロッ
ク片721とロッカーピン611がリンクプレート40
1に対して下方に移動してプーリ12又は22と接触す
る)ことから、ブロック片721を案内しているリンク
プレー1・501と上記リンクプレート401間には相
対動きが生じる。 又、リンクプレート50がロッカーピン61とブロック
片72の動きに伴って動作することは、プーリ12(2
2)に未だ巻き掛かつていないロッカーピン63.64
に対して相対動きが生じることになる。 なお、チェーンベルト30がプーリ12(22)に巻き
掛けられる際及びプーリ12(22)から吐き出される
際に、ブロック片71.72が傾動する方向に力を受け
るが、ブロック片71.72は傾動中心から離れたリン
クプレートのタブ43.53及びリンクプレート胴体部
の下面46.56でその傾動が規制される。それ故、リ
ンクプレート40.5oは耐久性に優れる。 又、プーリ巻き掛かり時において、リンクプレート40
に対してブロック片72が転動面73に沿ってM2O図
に示す想像線位置から実線位置まで傾動する。しかし、
リンクプレート4oの下面46に形成した逃げ48によ
ってブロック片72におけるリンクプレート挿入孔下面
72dとの干渉が防止される。なお、傾動するブロック
片72におけるリンクプレート挿入孔上面72eとリン
クプレートの上面45との間には両者の干渉を防止し得
る過当な隙間が設定されるでいる。 以上説明したように、この実施例にあってはプーリ巻き
掛かり時の折れ曲がりピッチpを従来のほぼ1/2とし
、各々のピッチpで構成される多角形を円に近づけるこ
とができる。 この結果、チェーンベルト動力伝達時における張力変動
を従来に比べてほぼ半減させることができ、車至内のノ
イズを低減することができる。 又、特に大型化を伴うことなく初期の目的を達成するこ
とができる。 更に、ブロック片71.72に外側に拡がるテーパ面7
5.76を形成したので、その分ブロック軽量化に寄与
する。それ故、遠心力による張力を低減することができ
、チェーンベルト30の耐久性の向上を図ることも可能
である。 更に又、折れ曲がりピッチの短縮化に伴い、最小プーリ
巻き掛り径を小さくすることができる。 これは、変速幅の拡大、小型化を図る上で極めて有利で
ある。 又、この実施例では、張力をタブ43とピン嵌合孔42
に接触するロッカーピン61 (64)とで分担するの
で、それだけ大トルクを伝達可能である。 この実施例に係るチェーンベルト30は、上述のような
基本的構造を有し、その上で、特定のブロック片をチェ
ーン全体においてランダムに選択し、この選択されたも
のによって形成される前記角度(拡開の程度)θを他の
ブロック片によって形成される角度θGに比べて狭くす
るようにしている。 より具体的には、この実施例においては、各ピン間に挾
まれたブロック片の「対」 (例えばブロック片71.
及び721の対、ブロック片712及び722の対・・
・)に看目し、この「対」となるブロック片をチェーン
全体においてランダムに選択し、この選択されたものの
「対」のブロック片によって形成される拡開部の角度θ
を選択されなかった他のブロック片によって形成される
角度θ0に比べて小さく(具体的には零に)しているも
のである。 即ち、第28図において、斜線を施したブロックBl、
82が角度θを零としたブロック片の「対」、斜線を施
していないブロック片が標準的なブロック片を示してい
る。そしてブロックB1、B2に示されたような「対」
がチェーン全体にランダムに配置される。 その結果、この角度θを零とした部分についてはピッチ
が2倍(従来と同じ)になるため、これがランダムに配
置されていることにより特定の周波数におけるピークの
発生を防止できる。 なお、ピッチを変更するために、上述の例ではブロック
片の「対」を対象として考慮し、それぞれの形状を変更
させたが2、ブロック片の一方だけの形状を変更するこ
とによっても角度θを零にすることができるのは自明で
ある。 又、本発明においては、変更される角度θは必ずしも零
とする必要はなく、要は標準的な角度θ0より、小さけ
ればよいものである。 更に、本発明では変更される角度θを複数設定してもよ
いものである。このように角度θを複数設定し、これを
チェーン全周においてランダムに配置すると一層のピー
ク抑制効果を得ることができる。 又、上述の例においては、ブロック片によって形成され
る拡開の程度を変更するようにしていたが、ピッチを変
更する手段としては、タブ44.45側のピン嵌合孔4
2.52(第28図では影になって見えない)によって
形成される所定量の遊びδを、零から60(δ0は標準
量の遊び)の範囲で変更する手段の採用も可能である。 この場合も変更される遊びδは複数設定してもよい。 又、当然にブロック片の拡開の程度の変更と組合わせる
ようにしてもよい。 [第2実施例] 第11図〜第17図は、本発明の第2実施例に係るチェ
ーンベルトを示すものである。なお、第11図〜第17
図において前記第1図〜第6図及び第10図に対応する
部分は、同一符号を用いてその詳細な説明を省略する。 この実施例は、前記したリンクプレートを互いに関節運
動可能に連結するピンとして、ロッカーピンに代えて口
°−ラピンを用いるようにしたものである。 リンクプレート40A及び50Aの両端部には、第15
図及び第16図に示すように円形のピン嵌合孔41A、
42A、及び51A152Aが形成される。タブ側のピ
ン嵌合孔42A、52Aは、その直径が反対側のピン係
合孔41A、51Aの直径よりも大きく形成されており
、その曲率中心がピッチ線P−Pよりも下側に位置する
(第17図)。このピン嵌合孔42A、52Aについて
も、プーリ巻き掛り時においてローラピン65に常に接
触し得るような形状に予め決定される。 リンクプレートを互いに関部運動可能に連結するピンと
して、ローラピン65が用いられる。ローラピン65の
両端面65aはプーリと接触する部分球面状に形成され
る。図示しないが、ローラピン65は最外部のリンクプ
レートをカシメるか、又はスナップリングによって抜は
止めされる。 その他の形状は前記第1実施例と同様である。 この実施例のようなチェーンベルトにおいても基本的に
タブ側のピン嵌合孔42A1ブロック片71.72のい
ずれか、又はこれらの組合わせを、チェーン全周におい
てランダムに選択し、その選択されたものによって形成
される所定lの遊びδの程度、拡開の程度θを標準と異
ならせることにより前記第1実施例と同様なピーク低減
効果を得ることができる。 なお、前述の第1実施例と同様に、設定の程度を多段階
にするのはむろん自由である。 [第3実浦例1 第18図〜第20図は、本発明の第3実施例に係るチェ
ーンベルトを示すものである。なお、第18図〜第20
図においても前記第11図、第14図及び第17図に対
応する部分は、同一符号を用いてその詳細な説明を省略
する。 この実施例は、リンクプレートにおけるタブ側ピン嵌合
孔が動力伝達時にピンと接触しないように構成したもの
である。 リンクプレート40B及び50Bの両端部には、第19
図に示すように円形のピン嵌合孔41B、42B、51
8,52Bが形成される。タブ側のピン嵌合孔42B、
52Bは、その直径が反対側のピン嵌合孔41B、51
Bの直径よりも大きく形成される。そして、その曲率中
心がピッチ線P−P上に位置すると共にローラピン65
に対してほぼ同心状に位置するように定められる(第2
0図)。このピン嵌合孔42B、52Bについては、プ
ーリ巻き掛り時においてもローラピン65と常に接触し
ないような形状に予め決定される。その他の形状は前記
第2実施例と同様である。 この実施例においては、動力伝達時にリンクプレートに
おけるタブ側のピン嵌合孔42B、52Bとローラピン
65とが接触しないので、両者間のl1勤もなくリンク
プレートの耐久強度向上を図ることが可能である。 この第3実施例においても、先の第1、第2実施例で示
したと同様の、特定の周波数のピークを分散させるため
の対策を施すことができる。 以上、本発明を特定の実施例について説明したが、本発
明は、上記実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載の範囲で種々の実施態様が包含されるもの
であり、例えば、一対のブロック片間のごポット構造を
変更することが可能である。 【発明の効果1 以上のように本発明によれば、プーリ巻き掛り時の折れ
曲がりピッチを従来のほぼ1/′2とし、各々のピッチ
で構成される多角形を円に近付けることができるため、
チェーンベルト動力伝達時における張力変動を従来に比
べてほぼ半減させることができ、車至内の騒音を低減す
ることができる。 又、発生する騒音は、よりホワイ1−ノイズに近く、特
定の周波数にピークがないため、不快感をほとんどなく
すことができる。 又、特に大型化を伴うことはなく大きな動力を伝達する
ことができる。 更に、一対のブロック片から構成したブロックの軽量化
が可能であり、遠心力による張力を低減してチェーンベ
ルトの耐久性向上を図ることもできる。 更に又、折れ曲がりピッチの短縮化に伴い、最小プーリ
巻き掛り径を小さくすることができる。 これは、変速幅の拡大、小型化を図る上でも極めて有効
である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第10図は本発明の第1実施例に係る無段変速
機用チェーンベルトを示すものであり、第1図はチェー
ンベルトの側面図、 第2図は第1図の平面図、 第3図は第1図の■−■線に沿った断面図、第4図は組
付関係を説明するための分解図、第5図は一方のリンク
プレートの拡大斜視図、第6図は他方のリンクプレート
の拡大斜視図、第7図はブロックの拡大斜視図、 第8図はブロックの側面図、 第9図はチェーンベルトのプーリ巻き掛り状態を示す作
動説明図、 第10図はプーリ巻き掛り時のリンクプレートとブロッ
クとの位置関係を説明する部分断面図、第11図〜第1
7図は本発明の第2実施例に係る無段変速機用チェーン
ベルトを示すものであり、第11図はチェーンベルトの
側面図、 第12図は第11図の平面図、 第13図は第11図のxm−xmsiに沿った断面図、 第14図は組付関係を説明するための分解図、第15図
は一方のリンクプレートの拡大斜視図、第16図は他方
のリンクプレートの拡大斜視図、第17図は前記第10
図に相当する部分断面図、第18図〜第20図は本発明
の第3実施例に係る無段変速機用チェーンベルトを示す
ものであり、第18図はチェーンベルトの側面図、 第19図は組付は関係を説明するための分解図、第20
図は前記第10図に相当する部分断面図、第21図は本
発明のチェーンベルトが適用される無段変速機の一例を
示す要部断面図、第22図〜第25図は従来のチェーン
ベルトを示すものであり、 第22図はチェーンベルトの平面図、 第23図は第22図のxxm−xxmに沿った断面図、 第24図は第22図のxxrv−xxrvに沿った断面
図、 第25図はリンクプレートの拡大斜視図、第26図は入
力プーリと出力プーリ間に巻き掛けられたチェーンベル
トの張力関係を示す概略図、第27図は従来のチェーン
ベルトにおける張力変動を説明するための線図、 第28図は拡開の程度を小さく(零に)したブロック片
の選択例を示す概略側面図である。 10・・・無段変速機、 11・・・入力軸、 12・・・入力プーリ(■型プーリ)、21・・・出力
軸、 22・・・出力プーリ(V型プーリ)、30・・・チェ
ーンベルト、 40.40A、40B−・・一方のリンクプレート、4
1.41A141B・・・タブ反対側のピン嵌合孔、4
2.42A142B・・・タブ側のピン嵌合孔、43・
・・ブロック案内面、 44・・・タブ、 45・・・リンクプレート胴体部の上面、46・・・リ
ンクプレート胴体部の下面、48・・!逃げ、 50.50A、50B・・・他方のリンクプレート、5
1.51A151B・・・タブ反対側のピン嵌合孔、5
2.52A、52B・・・タブ側のピン嵌合孔、53・
・・ブロック案内面、 54・・・タブ、 55・・・リンクプレート胴体部の上面、56・・・リ
ンクプレート胴体部の下面、58・・・逃げ、 60・・・ピン、 61〜64−・・ロッカーピン、 61a〜64a・・・ロッカーピンの両端面、61b〜
64b・・・ロッカーピンの転動面、65・・・ローラ
ピン、65a・・・ローラピンの両端面、70・・・ブ
ロック、 70F・・・ブロックのベルト進行方向前面、70R・
・・ブロックのベルト進行方向後面、71.72・・・
ブロック片、 71a、72a・・・テーバ面(プーリ接触面)、71
b、72b・・・リンクプレート挿入孔、71C,72
C・・・柱状部、 73.74・・・ブロック片の転動面、75.76・・
・ブロック片の上方テーパ面、77.78・・・ブロッ
ク片の垂直面、δ・・・タブ側ピン嵌合孔とピン間の遊
び、p・・・折れ曲がりピッチ、 θ・・・角度(ブロック片の拡開の程度)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)チェーン幅方向に複数枚重ねられたリンクプレー
    トと、該リンクプレートをチェーン長手方向に関節運動
    可能に連結するピンと、前記リンクプレートをチェーン
    幅方向に沿つて取り囲むブロックとによつて構成され、
    一対のV型プーリ間に掛け渡され、この一対のV型プー
    リと摩擦接触することにより各V型プーリとの間で動力
    の伝達を行うチェーンベルトにおいて、 前記リンクプレートは、そのチェーン長手方向の片方の
    端部に、チェーン半径方向にそれぞれ突出し前記ブロッ
    クのチェーン長手方向の動きを規制するタブが設けられ
    ると共に、チェーン長手方向の両端部に、前記ピンの嵌
    合するピン嵌合孔が設けられ、且つ、前記タブ側のピン
    嵌合孔が反対側のピン嵌合孔よりも大きく形成されるこ
    とにより前記ピンとの間に所定量の遊びが形成され、前
    記ピンは、前記ピン嵌合孔に嵌合され、チェーンベルト
    が前記V型プーリに巻き込まれた際に第1のピボットと
    なり得るように構成され、前記ブロックは、一対のブロ
    ック片から構成されると共に、両ブロック片の接触面が
    チェーン半径方向外側へ向けて次第に拡開されることに
    より転動面として第2のピボットとなり得るように構成
    され、 前記リンクプレート、前記ブロック片のいずれか、又は
    これらの組み合せを、チェーン全体においてランダムに
    選択し、この選択されたものによつて形成される前記所
    定量の遊びの程度又は前記拡開の程度を他のピン嵌合孔
    、ブロック片によつて形成される程度と異ならせたこと
    を特徴とするチェーンベルト。
JP9406788A 1987-09-24 1988-04-15 チエーンベルト Pending JPH01266340A (ja)

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US07/246,671 US4871344A (en) 1987-09-24 1988-09-19 Power transmission chain belt
DE8888308772T DE3868470D1 (de) 1987-09-24 1988-09-21 Kettentreibriemen.
EP88308772A EP0309231B1 (en) 1987-09-24 1988-09-21 Power transmission chain belt

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010513802A (ja) * 2006-12-22 2010-04-30 ルーク ラメレン ウント クツプルングスバウ ベタイリグングス コマンディートゲゼルシャフト リンクチェーン
WO2014087614A1 (ja) 2012-12-06 2014-06-12 三菱電機株式会社 画像読取装置

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