JPH01266270A - シート材の超音波加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、板状の型材に密接配置されるシート材を雄音
波発生器により所定形状（模様も含む、以下同じ）に加
工するシート材の超音波加工装置に関する。

（従来の技術） 本発明者は、先の出願（特願昭６３−４１９３号）にお
いて、所定形状の加工刃が施された板状の型材と、該型
材に密接配置されるシート材に当接する超音波発生器と
を備え、前記型材又は超音波発生器を移動させることに
よりシート材を前記所定形状に加工するシート材の超音
波加工装置について提案している。

このシート材の超音波加工装置は、超音波によりシート
材を溶断、溶着あるいは溶融して、前記板状の型材に施
された加工刃の形状にシート材を溶断したり、あるいは
加工刃の形状の模様をシート材に施したりする等、シー
ト材を型材に施された加工刃の形状に超音波加工するも
のであり、また、前記板状の型材を他の形状の加工刃が
施された型材に交換することにより、シート材を種々の
形状に超音波加工することができるものである。

（発明が解決しようとする課題） ところが、このシート材の超音波加工装置に使用される
型材が確実に固定されていないと、該型材に密接配置さ
れたシート材が超音波発生器に当接しつつ移動する際に
当該型材が所定位置からずれたりして、シート材が前記
所定形状にうまく加工されないといったー題点かあり、
また、シート材を多種多様の形状に加工できるようにす
るには、型材を容易かつ迅速に交換できるようにしたほ
うが良いといった要請があった。

本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、前記板状の型材を確実に固定
できると共にその作業を簡易迅速になすことができるシ
ート材の超音波加工装置を提供するところにある。

（課題を解決するための手段） 以上のような問題点を解決するために本発明が採った手
段は、 「所定形状の加工刃（４１）が施された板状の型材（４
０）と、 該型材（４０）を載置する周縁に係止部（６７）を有す
る載置台（６１）と、係止部（６７）の−辺（６７ａ）
と前記型材（４０）の−側面（４５ａ）との間に介在さ
れる補助部材（６２）と、係止部（６７）の対辺（６７
ｂ）と前記型材（４０）の対側面（４５ｂ）との間に介
在されて前記型材（４０）を補助部材（６２）とにより
挟持固定する伸縮部材（６３）とからなる固定台（６０
）と、前記型材（４０）に密接配置されるシート材（５
０）に当接する放射口（７１）を有する超音波発生器（
７０）とを備え、 前記固定台（６０）又は超音波発生器（７０）を移動さ
せることによりシート材（５０）を前記所定形状に加工
するシート材の超音波加工装置（１００）Ｊをその要旨
とするものである。

（発明の作用） 上記の構成により、本発明に係るシート材の超音波加工
装置（１００）は、載置台（６１）上に板状の型材（４
０）を載置し、載置台（６１）の周縁に形成された係止
部（６７）の−辺（ｓ７ａ）と型材（４０）の−側面（
４５ａ）との間に補助部材（６２）を介在させると共に
係止部（６７）の対辺（６７ｂ）と型材（４０）の対側
面（４５ｂ）との間に伸縮部材（６３）を介在させ、当
該伸縮部材（６３）を伸縮させることにより前記型材（
４０）を挟持固定する固定台（６０）を設けて、板状の
型材（４０）がずれたりしないようにすると共に型材（
４０）の交換作業を容易にするよう作用するものである
。

（実施例） 以下に、本発明を第１図〜第６図に示す一実施例にした
がって説明する。

第１図は、本発明に係るシート材の超音波加工装置１（
１００）の一実施例を示す斜視図である。

このシート材の超音波加工装置（１００）は、主に、脚
部（１１）にフロア−・レベラー（１２）を有する枠体
（１０）と、この枠体（１０）に固定された基台（２０
）と、この基台（２０）上に設けられたレール（２１）
上をモータ（３１）により左右動する搬送部（３０）と
、該搬送部（３０）上に設けられて所定形状の加工刃（
４１）が施された板状の型材（４０）を載置して固定す
る固定台（６０）と、型材（４０）に密接配置されたシ
ート材（５０）に当接するよう枠体（ｌＯ）の後方より
立設する支柱（１３）に上下動自在に設けられた超音波
発生器（７ｏ）とから構成されており、モータ（３１）
の駆動により搬送部（３０）と共に固定台（６０）が移
動すると、当該固定台（６０）上に載置固定された型材
（４０）に密接配置されたシート材（５０）が、超音波
発生器（７０）の放射口（７１）に当接しつつ移動する
ことになり、シート材（５０）を型材（４０）に施され
た加工刃（４１）の所定形状に超音波加工するようにな
っている。

而して、本発明は、前記固定台（６０）に型材（４０）
を確実に固定できるようにして、型材（４０）が前述の
超音波加工時にずれたりしないようにすると共に当該型
材（４０）の交換作業を簡易迅速に行えるようにしたも
のであり、以下に、固定台（４０）の構成について詳細
に説明する。

この固定台（４０）は、第２図及び第３図に示すように
、載置台（６１）、補助部材（６２）及び伸縮部材（６
３）とから構成されている。

載置台（６１）は、略長方形に形成された板状体であり
、その周縁には、段部（６８）を持って形成された係止
部（６７）が設けられて型材（４０）を載置できるよう
になっている。なお、この載置台（６１）に於ける係止
部（６７）の形状は本実施例の如く段部（６８）により
形成する必要はなく、載置台（６１）の周縁を上方に折
曲て形成しても良いことは言うまでもない。

補助部材（６２）は、木材や合成樹脂等から形成された
板状体や棒状体であって、載置台（６１）の係止部（６
７）の−辺（６７ａ）と型材（４０）の−側面（４５ａ
）との間に介在されるようになっている。なお、この補
助部材（６２）の大きさや形状は本実施例に限定される
ものではなく、型材（４０）の大きさと載置台（６りの
大きさにより、適宜変更して用いられるものである。

伸縮部材（６３）は、第４図から第６図に示すように、
六角穴付きポル）　（６４）と、該ボルト（６４）が螺
合する雌ネジが螺刻された方向体（６５）と、この方向
体（６５）が当接するテーパー面を中央部に有する２つ
の四角柱体（６６）とからなり、ボルト（６４）を締め
付けることにより、方向体（６５）カ引き上げられて２
つの四角柱体（６６）が拡開するように形成されており
、前記載置台（６１）の係止部（６７）の対辺（６７ｂ
）と型材（４０）の対側面（４５ｂ）との間に介在され
るようになっている。なお、本実施例にあっては、この
伸縮部材（６３）と型材（４０）との間に棒状のスペー
サ（６９）を介在させているが、伸縮部材（６３）を縦
長のものとすれば、この補助部材（６２）は不要となる
ものである。

この様に構成された固定台（６０）は、伸縮部材（６３
）のポル）　（６４）を締め付けることにより、四角柱
体（６６）が拡関して、換言するならば、当該伸縮部材
（６３）が伸びて、前記板状の型材（４０）を補助部材
（６２）と伸縮部材（６３）とにより挟持固定するよう
作用すると共に、伸縮部材（６３）を縮めるだけで容易
に型材（４０）の固定を解除できるよう作用するもので
ある。従って、この固定台（６０）によれば、板状の型
材（４０）を確実に固定することができ、また、型材（
４０）の交換が簡易迅速に行うことができる。

さて、板状の型材（４０）に、シート材（５０）を花弁
状に溶断する切断刃（４３）とシート材（５０）を溶融
して葉模様を形成する模様刃（４４）とからなる加工刃
（４１）を形成し、前記固定台（６０）上に固定し、こ
の型材（４０）上にシート材（５０）たる化学繊維布（
５０）を密接配置し、縫製用−時固定接着剤により当該
化学繊維布（５０）を固着して、超音波加工装置（１０
０）を始動することにより、固定台（４０）上の型材（
４ｏ）と共に化学ａ雑布（５０）が超音波発生器（７０
）の放射口（７１）に当接しつつ移動して、化学繊維布
（５０）は、型材（４０）に施された加工刃（４１）の
形状（本実施例にあっては、花弁状の切抜き模様と葉吠
の溶融模様）に超音波加工されるのである。その際、型
材（４０）は、固定台（４０）上に確実に固定されてい
るため、固定台（４０）が移動する際に、型材（４０）
がずれることかく、化学ａｍ布（５０）を型材（４０）
に施された加工刃（４１）の形状に確実に加工すること
ができるのである。また、型材（４０）の交換が容易で
あるため、交換作業の効率が上がり、化学繊維布（５０
）を多種多様の形状に超音波加工するのに非常に便利な
ものとなるのである。

なお、本発明は前記実施例に限定されるものではない０
例えば、本実施例においては、超音波発生器（７０）が
固定され型材（４０）及びシート材（５０）が移動する
超音波加工装置（１００）に使用した例について説明し
たが、型材（４０）及びシート材（５０）が固定され超
音波発生器（７０）が移動する超音波加工装置（＋００
）や、型材（４０）及びシート材（５０）と超音波発生
器（７０）とが共に移動するようにした超音波加工装置
（ｔｏｏ）にも適用できるものである。

また、固定台（６０）の構成は、前記実施例に限定され
るものではなく、第７図に示すように、型材（４０）を
分割して複数の型片（４２ａ）（４２ｂ）（４２Ｃ）と
し、これらの型片（４２ａ）（４２ｂ）（４２Ｃ）を任
意に組み合わせることにより、ある一つの形状の加工刃
（４１）となるようにした場合にあっても、適用するこ
とができる。

（発明の効果） 以上のように、本発明に係るシート材の超音波加工装置
は、板状の型材を載置する周縁に係止部を有する載置台
と、係止部の一辺と前記型材の一側面との間に介在され
る補助部材と、係止部の対辺と前記型材の対側面との間
に介在されて前記型材を補助部材とにより挟持固定する
伸縮部材とからなる固定台とを設けたことを特徴とする
。

従フて、この超音波加工装置によりシート材を超音波加
工すれば、固定台により板状の型材が確実に固定される
ため、型材に密接配置されたシート材に超音波発生器が
当接しつつ移動しても型材がずれることがなくなり、シ
ート材を型材に施された加工刃の形状に確実に加工する
ことができる。

また、板状の型材は、伸縮部材を伸縮させるだけで簡易
迅速に交換できるため、交換作業の効率を高めることが
でき、従って、シート材を多種多様の形状に超音波加工
するのに適したものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るシート材の超音波加工装置の一実
施例を示す斜視図、第２図は第１図における超音波加工
Ｈ置の固定台上に型材を載置固定した状態を示す平面図
、第３図は第２図においてＡ−Ｂから見た縦断面図、第
４図は第２図における伸縮部材をＣ−Ｄから見た拡大縦
断面図、第５図は第２図における伸縮部材をＥ−Ｆから
見た拡大縦断面図、第６図は第４図に示す伸縮部材を拡
開させた状態を示す拡大縦断面図、第７図は固定台上に
別の実施例に係る型材を載置固定した状態を示す平面図
である。 符号の説明 １００・・・シート材の超音波加工装置４０・・・型材
　　　　　　４１・・・加工刃４５ａ・・・型材の一例
面　　４５ｂ・・・型材の対側面５０・・・シート材　
　　　６０・・・固定台６１・・・載置台　　　　　６
２・・・補助部材６３・・・伸縮部材　　　　６７・・
・係止部６７ａ・・・係止部の一辺　　６７ｂ・−・係
止部の対辺７０・・・超音波発生器　　７１・−・放射
口特許出願人　　　藤　沢　光　男 第１図 、’＋００ 第２図 第３図 第４図 第５図　　　　　第６Ｘ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 所定形状の加工刃が施された板状の型材と、該型材を載
   置する周縁に係止部を有する載置台と、係止部の一辺と
   前記型材の一側面との間に介在される補助部材と、係止
   部の対辺と前記型材の対側面との間に介在されて前記型
   材を補助部材とにより挟持固定する伸縮部材とからなる
   固定台と、 前記型材に密接配置されるシート材に当接する放射口を
   有する超音波発生器とを備え、 前記固定台又は超音波発生器を移動させることによりシ
   ート材を前記所定形状に加工するシート材の超音波加工
   装置。