JPH01265969A - 生体用材料及びその製造方法 - Google Patents

生体用材料及びその製造方法

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JPH01265969A
JPH01265969A JP63094619A JP9461988A JPH01265969A JP H01265969 A JPH01265969 A JP H01265969A JP 63094619 A JP63094619 A JP 63094619A JP 9461988 A JP9461988 A JP 9461988A JP H01265969 A JPH01265969 A JP H01265969A
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JP
Japan
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apatite
living body
glass
ions
bone
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Pending
Application number
JP63094619A
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English (en)
Inventor
Osamu Yanagisawa
修 柳沢
Setsuo Ito
節郎 伊藤
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は生体材料、及びその製造方法に関するものであ
る。
[従来の技術] 近年、骨と化学的に結合するバイオアクティブ性質を有
するガラス、又は結晶化ガラスが由根や骨の修復代替用
の生体材料として検討されている。
この種のガラス、又は結晶化ガラスの代表例としては、
NazO−CaO−PzOs−3iOz系のバイオガラ
ス(特開昭5O−21()15) 、及びNazO−K
zO−MgO−CaO−PzOs−3iOz系及びMg
O−Ca0−r’zOe−3iOz系のガラスからアパ
タイト結晶又はウイットロカイト結晶を析出させた結晶
化ガラス(特開昭50−21015.57−19125
2.60−137853.60−891’15)が知ら
れている。
しかしながら、これらの材料と骨との結合には、まず材
料表面が一部溶解することによりアパタイト層を形成す
ることが必要である。
材料の溶解時、生体にほとんど存在しないP、Ca以外
のイオン、即ちSi、 Mg等が同時に溶出し、材料近
傍で、Si、 Jイオン濃度が高くなるという問題があ
った。
[発明の解決しようとする課題] 本発明の目的は、従来のバイオアクティブなガラス、及
び結晶化ガラスが有していたSi、又はMg等の生体内
に微量にしか存在しないイオンを溶出するという欠点を
解消し、生体に対する安全性の高い生体材料及びその製
造方法を新規に提供するものである。
[課題を解決するだめの手段] 本発明は骨と化学的結合する性質を有するガラス又はガ
ラスセラミックスの生体材料において、該生体材料の少
なくとも生体と接触する部位の表面をアパタイト結晶で
被覆したことを特徴とする生体材料及びその製造方法を
提供するものである。
本発明において、材料に被覆するアパタイト結晶は、生
体材料の溶解を防止するもので、生体材料に強固に接着
し、かつ緻密なもので、容易に剥離しない強度を有する
かかるアパタイト結晶としては、天然骨と同じ成分であ
るリンとカルシウムを主成分とする水酸アパタイトが好
ましい。
かかるアパタイト結晶の径は、1μm以下が好ましい。
その理由は、上記の径より大きくなると、アパタイト結
晶層に気泡が多くなり、膜強度が低下するためである。
かかるアパタイト結晶層の厚みは、0.5μm以上が好
ましい。その理由は、上記の厚みより薄くなると、材料
からSi又はMgイオン等が溶出するからである。
本発明における生体材料は例えば次のようにして製造さ
れる。
前述したバイオアクティブなガラス、又は結晶化ガラス
を溶液に浸漬する。この溶液はガラス中にCa及びPを
含有する場合には、かかる成分のイオンを含有しない溶
液を使用できるが、ガラス中Ca及びPを含有しない場
合はかかる成分のイオンを含有する溶液が使用される。
これら溶液のp)Iは5〜10の範囲が好ましい。この
理由としては、pH5以下となると材料表面にアパタイ
ト結晶が生成し雉(なり、p++10以上となると生体
液に易溶な三リン酸カルシウム結晶が生成するからであ
る。
[実施例] (実施例−1) 重量%テ50.4 CaO−16,0P、O,−33,
63iOi ニなるように調合されたガラス原料を 1
550℃で13時間熔解した後、水冷ローラーの間に流
してリボン状のガラスとし、その後アルミナボールミル
を用いて 200メツシユ以下に粉砕した。
このガラス粉末と SiCウィスカーとを混合し、35
0 kg/cm”の圧、1000℃の温度で、ホットプ
レスした。この方法で得られた生体材料を表−1に示す
pl+ 6.0 、90℃の溶液に1日浸漬した。
このようにして、材料表面に、緻密で厚さ約2μm程度
のアパタイト層を形成した。
(実施例2) 市川%で 48.9 CaO−15,5P2O−32,
63iO□−2,9NaxOになるように、実施例1と
同様な方法で、ガラス粉末を作成し、900℃で1時間
常圧で熱処理し、緻密な焼結体を得た。
この焼結体を、 pl+ 7.50℃のイオン交換水に
3日間浸’li’l L/た。
このようにして、材料表面に緻密で厚さ5μm程度のア
パタイト層を形成した。
(実施例3) 重沿%で、24.5 Na2O−24,5CaO−6P
2O5−453iOaの組成のガラスを実施例1と同様
の方法で熔解し、板状に成形した。
このガラス板をpl+ 7.3.40℃の表−1に示す
溶液に1日浸漬した。
このようにして、材料表面に緻密で厚さ7μm程度のア
パタイト層を形成した。
以上のように処理した各材料を表−1に示すpl+ 7
.3.37℃の溶液に3ケ月浸漬した後、その溶液中の
31イオン濃度を測定した。その結果、Siイオン濃度
の増大は認められず、表面のアパタイト層が内部のガラ
ス、又は結晶化ガラスの溶出を抑制する保護膜として機
能していることが確かめられた。
また、これら処理した材料をうさぎの骨に埋植した結果
、いずれの材料も、骨と強固に結合した。
表−1 [発明の効果] このように、この発明による表面をアパタイト結晶で被
覆したガラス、及び結晶化ガラスは、生体内に埋植して
も、Si、Mg等のイオンを溶出せず生体材料として極
めて安全性の高い材料である。
また、材料表面にアパタイト結晶の層が存在することか
ら、骨誘導の期間も短縮され、治癒が早くなるという特
徴を有する。
更に、アパタイト結晶を被覆するときの、溶液組成、温
度、時間を種々選ぶことにより、牛体各部値に最適なア
パタイト結晶を生成することが可能である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)骨と化学的結合する性質を有するガラス又はガラ
    スセラミックスの生体材料において、該生体材料の少な
    くとも生体と接触する部位の表面をアパタイト結晶で被
    覆したことを特徴とする生体材料。
  2. (2)骨と化学的結合する性質を有するガラス又はガラ
    スセラミックスの生体材料を製造し、該生体材料の少な
    くとも生体と接触する部位をpH5〜10の溶液と接触
    し表面にアパタイト結晶の層を形成する生体材料の製造
    方法。
JP63094619A 1988-04-19 1988-04-19 生体用材料及びその製造方法 Pending JPH01265969A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5762950A (en) * 1990-06-25 1998-06-09 Orion-Yhtyma Oy Bioceramic system for delivery of bioactive compounds

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5762950A (en) * 1990-06-25 1998-06-09 Orion-Yhtyma Oy Bioceramic system for delivery of bioactive compounds

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