JPH01265122A - 内燃機関の吸入空気量測定装置 - Google Patents

内燃機関の吸入空気量測定装置

Info

Publication number
JPH01265122A
JPH01265122A JP9495888A JP9495888A JPH01265122A JP H01265122 A JPH01265122 A JP H01265122A JP 9495888 A JP9495888 A JP 9495888A JP 9495888 A JP9495888 A JP 9495888A JP H01265122 A JPH01265122 A JP H01265122A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air flow
flow rate
internal combustion
pulsation
combustion engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9495888A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Ono
健一 小野
Atsushi Suzuki
淳志 鈴木
Tokuhide Hatsutori
服部 徳秀
Tooru Takaki
多加喜 亨
Takashi Kaji
恭士 梶
Yasushi Kono
泰 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP9495888A priority Critical patent/JPH01265122A/ja
Publication of JPH01265122A publication Critical patent/JPH01265122A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Details Of Flowmeters (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 灸胛9旦的 [産業上の利用分野] 本発明は、内燃機関の吸入空気量測定装置に関し、特に
吸入空気量の脈動に対処した吸入空気量測定装置に関す
る。
[従来の技術] 従来より、自動車用内燃機関において、例えば空燃比を
精密に制御し、エミッションを向上させ安定な機関回転
を実現する制御が実施されている。
この様な空燃比制御にては、内燃機関に流入する空気量
を精密に捉える必要があり、そのための各種の測定装置
が用いられている。この測定装置の一種に熱式エアフロ
メータがある。これは吸気管内に通電発熱部を設け、こ
の通電発熱部が所定温度に維持されるようにその通電量
を制御するもの、あるいは所定の発熱量になるように通
電量を制御するものである。通電発熱部からの放熱量は
吸入空気量に対応することから通電制御量あるいは通電
発熱部の温度にて吸入空気量が検出できる。−このタイ
プのエアフロメータは応答性がよく、コンパクトであり
、更に安価、広ダイナミ・ンクレンジ、高精度という利
点があった。
[発明が解決しようとする課題] しかし、内燃機関が低回転かつ高負荷といった吸入空気
量に大きい脈動が生じる条件下では、このような熱式の
エアフロメータでは吸入空気量に比較して過大あるいは
過小の出力を示す場合がある。
過小な吸入空気量を示すのは次の理由による。
即ち、第20図に示すごとく吸入空気流量と放熱量との
関係が線形ではないため、脈動の振動中心Paに対し、
脈動によって引き起こされる放熱量の振動中心ph!、
it<設定される。このため、検出される流量pbはP
aより低くなるからである。
また過大な吸入空気量を示すのは第5図(D)に示すご
とく、脈動が大きくて逆流を引き起こす場合に、熱式で
は逆流か正流かが判別できず、すべて正流として検出し
てしまうからである。
この様に脈動条件下では、空気流量を正確に把゛握でき
なくなり、そのデータを用いた空燃比制御や点火時期制
御等が異常なものとなり、燃費・エミッションの悪化や
機関の安定性が維持できない恐れがあった。
この問題を解決する手段として、スロットル開度が予め
定めた所定値より大きい場合には脈動条件下にあるとし
て、スロットル開度(α)と機関回転速度(N)とのマ
ツプに予め設定しである値、あるいは回転速度(N)の
みのテーブルに予め設定しである値を、吸入空気流量と
して出力する装置(特開昭57−56632号、特開昭
55−142942号、特公昭62−42147号)が
提案されている。この様な制御が提案されているのは脈
動領域では吸入空気流量がNのみにて特定できる現象に
因っている。
しかし、上記の装置はいずれも脈動条件判定のためにス
ロットル開度検出手段が必要であり、特に前者のα−N
のマツプを利用している場合はある程度の分解能でスロ
ットル開度αの検出ができることが必要であり、−層の
コストアップにつながった。
また、−膜内にNが変化すると、脈動領域を特定するα
の下限値が変化してしまうことが判っている。従って、
後者のNのみで吸入空気量を決定する装置では、ある回
転速度では実際の空気流量にほぼ対応する見込み値を決
定できても、他の異なる回転速度では見込み値自身が得
られなかったり、実測値にて制御できるのに強制的に見
込み値を用いる場合があった。
即ち、他の回転速度では、既に脈動によるエアフロメー
タの誤差が生じているのに、判断基準となる所定開度に
至らないために、Nテーブルに基づく空気流量の決定が
なされない場合があり、このときには過小または過大の
検出により空燃比等が異常を示す恐れがあった。
逆に空気流量が実際には脈動を生じていないのにもかか
わらず、所定開度に至ってしまうため強制的に見込み値
が空気流量とされてしまう場合があり、このときには、
より精密な制御が可能であるにもかかわらずできなかっ
た。
この他の装置として特に脈動有無の判断をせず、回転速
度に応じて逆流が生ずると見込まれるクランク角を記憶
させておき、逆流の発生していないと見込まれるクラン
ク角で検出した流量Q1から逆流の起きているクランク
角で検出した流量Q2を差し引いて真の流量を求める装
置(特開昭56−108909号)がある。しかし、逆
流の生ずるクランク角は回転速度だけでなく負荷によっ
ても変化するため、脈動の正確な判断はなされておらず
回転速度のパラメータだけでは誤差が生じ、完全なもの
とはいえなかった。
また脈動の半周期出力Tl、T2の和・差等を用いて、
空気流量を補正しようとする装置(実開昭61−147
924.実開昭61−147925号、特開昭61−1
847号)があるが、TI。
T2の和・差と検出流量誤差とは1対1に対応しておら
ず他の要因も関係しており、脈動を正確に判断して補正
するには無理があった。
本発明は、上記問題点を解決することを目的としてなさ
れたものであり、脈動を直接捉えて見込み量と実測圃と
の切り替えを正確にしようとするものである。
発明の構成 [課題を解決するための手段] 上記問題を解決するためになされた本発明は、第1図に
例示するように、 内燃機関M1の吸入空気通路M2に配備された発熱体M
3と、この発熱体M3からの熱量の放出量に基づき空気
流量を検出し出力する流量検出手段M4と、を備えた吸
入空気量測定装置において、更に、 内燃機関M1の回転速度検出手段M5と、内燃機関M1
の燃焼周期に伴う空気流量の脈動幅が、内燃機関M1の
回転速度に応じて予め設定されている脈動判定値よりも
大きいか否かを判定する脈動判定手段M6と、 この脈動判定手段M6にて空気流量の脈動幅が脈動判定
値よりも大きいと判定された場合には、予め設定されて
いる回転速度と空気流量との関係に基づき回転速度から
見込み空気流量を求め、この見込み空気流量を、検出さ
れた空気流量の替わりに出力する出力切り替え手段M7
と、を備えたことを特徴とする内燃機関の吸入空気量測
定装置にある。
[作用コ 上記のような吸入空気量測定装置において、検出される
吸入空気量の脈動が大きい場合は、前述したごとく脈動
による出力の過小・過大が生ずる恐れがある。そこで脈
動判定手段M6が、内燃機関M1の燃焼(点火)周期に
伴う上記空気流量の脈動幅をチエツクすることによりそ
の対策が実行される。即ち、その脈動幅が脈動判定値よ
りも大きいと判定された場合、過小・過大の出力が吸入
空気量測定装置からなされることを防止する必要が生ず
る。このため、出力切り替え手段M7は、予め測定によ
り定めておいた回転速度と空気流量との間係に基づき、
回転速度検出手段M5の検出結果から見込み空気流量を
求める。この見込みの値を流量検出手段M4の検出値の
替わりに出力する。こうして、脈動状態、即ちNにより
一律に吸入空気量が決まる状態と脈動が問題とならない
状態とが正確に判断でき、適切な対処が出来る。
[実施例コ 次に本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細ここ説
明する。本発明はこれらに限られるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲の種々の態様のものが含まれる。
まず第1実施例を説明する。第2図は運転状態に対応し
て燃料噴射量等を電子的に制御する4気筒ガソリン式内
燃機関11の制御系を示している。
エアフィルタ12からの吸入空気は、吸気管13を介し
て吸入され、アクセルペダル14で駆動されるスロ・ン
トル弁15を介して上記内燃機関11の各気筒に対して
供給されるように構成されている。上記吸気管13の内
訃には、熱式の空気流量検出装置16の感温素子17が
取り付けられている。この感温素子17は、電流によっ
て発熱制御され、その温度によって抵抗値が変化する温
度抵抗特性を有する例えば白金等のヒータによって構成
される。
この空気流量検出装置16からの検出信号は、内燃機関
制御ユニット1日に対して供給されるものである。また
感温素子17は制御ユニット18からの指令によって加
熱制i卸される。内燃機関制御ユニット18は、CPU
18a、ROM18b。
RAM18c、バックアップRAM18dを中心に論理
演算回路として構成されている。更に、この論理演算回
路は、コモンバス18eを介して人力部18f、出力部
18gに接続され、各種検出手段から信号を人力し、各
種装置に駆動信号を出力している。
この内燃機関制御ユニット18に対しては、上記の他に
内燃機関11の回転状態を検出する回転速度検出装置1
9からの検出信号、図示しない冷却水温検出装置からの
検出信号、排気温度検出信号、空燃比検出信号等が内燃
機関11の運転状態検出信号として供給されている。そ
して、これら検出信号に基づき、内燃機関制御ユニット
1日はその時の内燃機関11の運転状態に適合した燃料
噴射量を算出し、内燃機関11の各気筒それぞれに対応
するインジェクタ20a、20b、20c。
20dに対して、燃料噴射時間幅信号をレジスタ21a
、21b、21c、21dを介して供給することでイン
ジェクタ20a、20b、20c。
20dを開弁制御して燃料噴射量が設定制御される。
上記内燃機関11の各気筒に対してそれぞれ設けられる
インジェクタ20a、20b、20c。
20dに対しては、フユエルボンブ22によって燃料タ
ンク23から取り出される燃料が、分配器24を介して
供給されている。ここで、分配器24に供給される燃料
の圧力は、プレッシャレギュレータ25によって一定に
制御される。これにより上記インジェクタ部の開弁時間
によって燃料噴8を量が正確に設定制御される。
また、内燃機関制御ユニ・ント18は、イグナイタ26
に対しても指令を与え、ディストリビュータ27を介し
て各気筒に対してそれぞれ設けられる点火プラグ28a
、28b、28c、28dに対して点火信号を分配供給
する。
第3図は上記のようにして使用される空気流量検出装置
16の回路構成を示すものであるが、本回路構成は特開
昭61−1847号公報にて公知であるので、第4図の
作動タイミングチャートとともに簡単に説明する。
内燃機関制御ユニット1日は、所定時間毎に通電開始信
号(第4図(A))をフリップフロップ回Pl(以下F
−Fと称する。)34に供給して、F−F34をセット
状態にする。F◆F34はそのセット状態に対応して高
レベルの信号(第4図(B))を出力し、トランジスタ
36をオンさせる。すると感温素子17を含むブリッジ
回路に、差動アンプ3日及び基準電源37により調整さ
れた定電圧が印加される。尚、ブリッジ回路中には感温
素子17と同じ構成の補助感温素子30が設けられてお
り、この素子30は吸気温に対応した抵抗変化をするよ
う設定されている。また31゜32は固定抵抗である。
電圧印加により感温素子17の温度は上昇しく第4図(
C))、所定温度に達すると、コンパレータ33が高レ
ベル信号(第4図(D))をF・F34に出力する。F
−F34はこの高レベル信号によりリセットされる。モ
してF−F34の高レベル信号の時間間tliT’hが
空気流量信号として出力される。
ここで、吸気管13に流れる空気流量の状態を見ると、
低負荷の状態では第5図(A)に示すようになり、また
中負荷の状態では同図(B)に示すようになる。両図に
おいて、実線は1点火周期毎に変化する空気流量の脈動
状態を示すものであり、破線は従来、空気流量として各
種制御に用いられる1点火周期毎の平均空気流量を示し
ている。
低・中負荷では脈動が小さく空気流量検出装置16の出
力の平均を算出して用いても過小・過大の問題はない。
高負荷状態となると第5図(C)に示すように脈動が大
きくなり、第20図に示した誤差が無視できなくなり過
小の出力となる。
更に脈動が大きくなると、第5図(D)のどとく逆流成
分が生ずるようになり、この逆流成分が感温素子17に
おいて正常な空気流量成分と同等の状態で検出されるよ
うになり、過大出力となる。
従って、空気流量と放熱量とが線形でないことによる誤
差と上記逆流成分による誤差とが無視できなくなり、単
に検出値を用いていたのでは真の平均空気量で各種制御
ができなくなる。
この誤差の原因となる脈動状態を正確に検出するために
、内燃機関制御ユニット1日は本実施例の空気流量検出
装置16に対して、通電開始信号を1点火周期、即ち1
燃焼周朋の1/2の周期で供給する。具体的には、4気
筒内燃機関であるので、内燃機関11の90”CAiに
通電開始信号が供給される。従って、この様な通電開始
信号に対応ず−る検出信号の状態は、吸気管13内の空
気流量の脈動に対して第6図(A)〜(D)にそれぞれ
@線で示すようになる。このとき、検出信号の山と谷と
の差ΔTとスロットル開度との関係をとると、第7図(
B)のようになる。このとき計測誤差は第7図(A)に
示すごとく、a、  b点ではほとんど存在せず、0点
で過小出力、6点で過大出力となる。
内燃機関制御ユニット1日においては、上記の脈動の程
度を判断しつつ、誤差が無視できる状態では空気流量検
出信号に基づき算出される内燃機関11の1回転あたり
の空気流量G/Nを用いて、例えば、燃料噴射量、点火
時期等を算出する。−方、脈動による誤差が無視できな
い状態では機関回転速度Nをパラメータとして空気流量
の見込み量(G/N)Cを決定し、空気流量として用い
る。
第8図はこの様な制御ユニット1日においてなされる空
気流量情報信号(G/N)Pを導出する処理を示すフロ
ーチャートである。本処理は内燃機関11の90°CA
Nに割り込みにより実行される。
まずステップ105にて機関回転速度Nが回転速度検出
装置19から読み込まれる。次にステップ110におい
て既に人力部18fに配備しである高速人力カウンタに
よって、上記空気流量検出装置16からの出力パルス状
信号のパルス時間幅Thを計測し読み取る。そして次の
ステップ120において、この時間幅Thを読み取った
周期が、内燃機関11の1点火周期に対応するか否かを
判断する。この場合、上記したように通電開始信号の発
生される検出周器は172点火周期毎に設定されるもの
であるため、点火周期に対応する場合とそうでない場合
とが交互に存在する。このステップ120で点火周期で
ないと判別された場合にはステップ130に進み、点火
周期と判別されたときにはステップ140に進む。そし
て上記空気流量検出信号の時間幅Thをステップ130
ではTIに格納し、本ルーチンを一旦終了する。また、
ステップ140では前回求められているT1とThとの
和をとりTSに格納する。そして、ステップ150で一
回転あたりの吸入空気流量G/NをTSより算出する。
ここで上記時間幅TSに対する空気流量Gと回転速度N
との関係は、TS =K (α+βG”2) /N で表現されることから、G/Nは時間幅TSと回転速度
Nとをパラメータとする2次元マツプを予め準備してお
けばそのマツプから読み取ることができる。ついでステ
ップ160で内燃機関回転速度Nに対するG/Nの上限
値(G/N)MAXが第9図に示すマツプより算出され
る。このマツプには各回転速度毎に内燃機関11の吸入
可能な空気流量の上限値があらかじめ記憶されている。
次にステップ170で前記G/Nが(G/N)MAXと
比較され、G/N≧(G/N)MAXの場合ステップ1
80へ、G/N< (G/N)MAXの場合ステップ1
90へ進む。ステ・ンブ180では(G/N)MAXが
空気流量情報(G/N)Pへ格納され、本ルーチンを一
旦終了する。ステップ190ではTh−TlがΔTとし
て設定される。このΔTは脈動レベルの尺度となるもの
である。このΔTはスロットル弁15を開けてゆくと、
前述の第7図(B)のように空気流量検出装置16の測
定誤差が過小となるところで最大となり、以後逆流の影
響で再び小さくなる。ステップ200で内燃機関回転速
度Nに対応する脈動判定値T CPRをマツプ第10図
より補間算出する。この図は各内燃機関回転速度で、脈
動により空気流量検出装置16が許容できない過小検出
現象を示す領域内で最小のΔTの唾を示すものである。
ステップ210ではステップ190で求めたΔTとステ
ップ200のTCPRが比較されて、ΔT<TCPRの
ときは、ステップ220で、TSより算出されたG/N
が(G/N)Pにセットされ本ルーチンを一旦終わる。
またステップ210でΔT≧T CPRのときはステッ
プ230に進み、内燃機関回転速度Nに対応する見込み
空気流量(G/N)Cがマツプ第11図より読みだされ
、続くステップ240で(G/N)Pに設定され、本ル
ーチンを一旦終了する。
尚、(G/N)Cは各回転速度での空気流量検出装置1
6の過小・過大出力領域で内燃機関11が吸入する真の
空気流量の最大値と晶小値との中間値にセットしておく
そしてこの様にして得た上記データ(G/N)Pを用い
て燃料噴射量及び点火時期の制御を実行する。尚、これ
らの制御に関しては特開昭61−1847号公報におい
て示されているので、ここではその説明を省略する。
本実施例はこの様に空気流量の脈動の程度を直接に検出
・判断するように構成されている(ステップ210)た
め、正確に過小・過大現象発生タイミングが検出でき、
空気流量検出装置16の出力の使用(ステップ220)
と見込み値の使用(ステップ240)との切り替えを正
確に実施できる。
次に第2実施例について説明する。第2実施例は第8図
に相当する空気量演算割り込みの処理のみが第1実施例
と異なるので、そこだけを説明する。
第13図はこのような制御ユニット18において使用さ
れる空気流量情報信号G/Nを導出する処理のフローチ
ャートを示しているもので、内燃機関11の90°CA
毎に割り込み実行される。
ステップ505,510.520の内容は第1実施例の
ステップ105,110,120の内容と同一であるの
で説明は省略する。
ステップ520で点火周期でないと判別された場合には
ステップ530に進み、点火周期と判別されたときには
ステップ540に進む。ステップ530ではパルス幅T
hからそのパルス幅Thに対応する吸入空気流量G/N
を算出しくG/N)i−1として格納し処理を一旦終了
する。一方、ステップ540では同様に(G/N)i・
とじて格納し、ステップ550の処理に移る。ここでは
下式により1回転あたりの平均吸入空気流量(G/N)
mを求める。
(G/N)m = (G/N)i + (G/N)i−
1尚、パルス幅ThからG/Nを算出する処理は第1実
施例と同様である。
次いでステップ560にて(G/N)mの上限値(G/
N)maxがマツプ(第9図)によりNから算出される
。ステップ570で前記(G/N)mが(G/N)ma
yと比較され、 (G/N)m≧(G/N)maxの場
合はステップ580へ、 (G/N)m < (G/N
)maxの場合はステップ590へ進む。
ステップ580では(G/N)maxが(G/N)Pに
格納され、本ルーチンを一旦終了する。一方、ステップ
590では上記(G/N)iと(G/N)1−1との差
ΔG/Nを算出する。このΔG/Nは空気流量の脈動レ
ベルの尺度となるものである。
このΔG/Nはスロットル弁15を開けて行くと、前述
の第7図のΔTとほぼ同様に吸入空気量検出装置16の
出力が過小となるところで最大となり、以後逆流の影響
で再び小さくなる。ステップ600で内燃機関回転速度
Nに対応するΔ(G/N)CPRを第12図に示すマツ
プより補間計算する。
このΔ(G/N)CPRは各内燃機関回転速度で脈動に
より空気流量検出装置16が許容できない過小現象を示
す最小のΔG/Nの値を示すものである。
ステップ610ではΔG/NとΔ(G/N)CPRとが
比較され、ΔG/N <Δ(G/N)CPRのときは(
G/N)mが(G/N)Pにステップ620でセットさ
れ、本ルーチンを一旦終了する。
またステップ610でΔG/N≧Δ(G/N)CPRの
ときはステップ630に進み、以下第1実施例のステッ
プ230.240と同様な処理がなされる。
第1及び第2実施例は、以上の構成とすることにより、
脈動により空気流量検出装置16が過小出力の場合には
、脈動半周期のセンサ出力の差ΔTあるいはΔG/Nが
大きくなり、Nの1次元マツプより求められた設定値T
CPRまたはΔ(G/N)CPRより大きくなると、内
燃機関制御に使う吸気量は実験的に求めたNの1次元マ
・ンプで決められる見込み値(G/N)Cに設定される
ことで空燃比オーバーリーン(希薄)、オーバーリッチ
(過濃)を解消できる。またこれに伴う点火時期異常も
防止できる。
また特別な場合として著しい脈動の場合にΔTあるいは
ΔG/Nは小さくなる傾向があるが、TCPRまたはΔ
(G/N)CPRより小さくなることはないので、やは
りオーバーリーン、オーバーリッチ、点火時期異常を防
止できる。
尚、内燃機関11の実吸入空気流量は脈動発生領域では
Nに応じて一定である。従って、上記実施例により見込
み値を設定しても空燃比等の調整鎖差は小さく、従来の
空気流量検出装置16の検出流量を補正するものより誤
差は小さくなる。
次に第3実施例を第18.19.20図に基づいて説明
する。
第3実施例ではクランク軸15°CA毎に、通電開始信
号を空気流量検出装置16に供給することにより、第1
4図に示すごとく1点火周期に12回の検出を実行して
いる。この検出値を用いた空気流量演算割り込みルーチ
ンを第15図に示す。
本処理は15°CA毎に割り込み実行される。
まず空気流量検出装置16からの出力パルス状信号のパ
ルス幅Thを計測し読み取る(ステップ710)。次に
このデータがSi  (i=1〜12)に格納される(
ステップ720)。次に、時間幅Thを読み取った周期
が、内燃機関11の1点火周朋に対応するか否かを判断
する(ステップ730)。1点火周朋でなければ、この
まま−旦処理を終了する。
一方、1点火周回であれは、回転速度検出装置19から
機関回転速度Nが読み込まれる(ステップ740)。次
に81の内から最高値Smax、最低fisminが求
められる(ステップ75o)。更にSlの合計がTsに
格納され(ステップ76o)、このTsから(G/N)
mが算出される(ステップ770)。次にNに対する空
気流量の上限値N/Gmaxが第9図のマツプから求め
られる(ステップ775)。次に(G/N)m < (
G/N)IllaXであるか否かが判定される(ステッ
プ78o)、(G/N)m < (G/N)maxでな
けれは、 (G/N)mayが(G/N)Pに設定され
る(ステップ790)。
(G/N)m < (G/N)maxであれは、ステッ
プ800ではS maxとS minとの差ΔTを算出
する。このΔTは空気流量の脈動レベルの尺度となるも
のである。このΔTはスロットル弁15を開けて行くと
、前述の第7図のΔTとほぼ同様に吸入空気量検出装置
16の出力が過小となるところで農大となるが、第1,
2実施例と異なり、逆流があっても再び小さくならない
。これは第14図に示すごとく1点火周朋に12点検出
していることから空気流量がほぼ0のところが最低の流
量S minとして捉えられるためである。第14図で
はS9がS minに該当する。第1,2実施例ではS
7が検出されている。
ステップ810では第10図のマツプに基づいてTCP
Rを求める。次にステップ820でΔTとT CPRと
を比較する。以下第2実施例のステップ620.630
,640と同様な処理がなされ、ΔT<TCPRであれ
ば、ステ・ンプ830にて(G/N)Pとして(G/N
)mの値が設定され、ΔT≧TCPRテあれば、ステッ
プ840,850にて(G/N)Pとして(G/N)C
の値が設定される。
本実施例は第1,2実施例と同様の効果を有すると共に
、第1,2実施例と異なり、1点火周期に12点空気流
量を検出しているので、逆流によってΔTが低下しない
。このためSm1nが0近くで有れば逆流の可能性有り
と判定でき、その場合の対策を立てることが出来る。
次に第4実施例を説明する。この実施例は第16図に示
す空気流量検出装置16−2を用いて流量を決定するも
のである。この空気流量検出装置16−2は各瞬間の空
気流量を電圧で捉えるものである。その構成は次のごと
くである。まず第1実施例と同様に感温素子16−2a
、補助感温素子16−2b、2つの固定抵抗16−2c
、16−2dをブリッジ回路状態に接続し、2つの出力
端子部分がオペアンプ16−2eに対して接続している
。オペアンプ16−2eからの出力信号はトランジスタ
16−2fのベースに人力している。
感温素子16−2aは吸入空気流による冷却程度が抵抗
変化として現れるので、出力端子16−2gの電圧V変
化から空気流量Gを検出できる。
ECUは1点火周期よりも十分に短い周期で出力端子1
6−2gから電圧Vを読み込み、空気流量Gを設定する
。その空気流量Gの設定処理を第17図のフローチャー
トに示す。
まずステップ910にて空気流量検出装置16−2から
の出力電圧Vを計測し読み取る。次にステップ920に
て、■のデータがSi  (i=1〜12)に格納され
る。次に、ステップ930にて出力電圧■を読み取った
周期が、内燃機関1101点火周聞に対応するか否かを
判断する。1点火周期でなければ、このまま−旦処理を
終了する。
一方、1点火周朋であれば、ステップ940にて回転速
度検出装置19から機関回転速度Nが読み込まれる。次
にステップ950にてSiの内から最高値Smax、最
低値S minが求められる。更にステップ960にて
Slの平均値がS meanに格納され、ステップ97
0にて、このS meanと回転速度Nとにより(G/
N)mが算出される。この機関1回転あたりの空気流量
(G/N)mは第19図のマツプに基づきSmean(
V)の値から所定時間の空気流量、例えば、1秒間の空
気流量Ctを求め、これをNで除して求められる。
次にNに対する空気流量の上限ff1(G/N)max
が第9図のマ・ンブから求められる(ステップ975)
。次に(G/N)m < (G/N)mayであるか否
かが判定される(ステ・ンブ980)。 (G/N)m
 < (G/N)maxでなければ、(G/N)max
が(G/N)Pに設定される(ステップ990)。
(G/N)m < (G/N)maxであれば、ステ・
ンブ1000ではSmaxとSm1nとの差ΔTt−算
出する。このΔTは第3実施例のΔTとほぼ同じである
ステップ1010では第18図のマツプに基づいてTV
を求める。次にステップ1020でΔTとTVとを比較
する。以下第3実施例のステップ830.840.85
0と同様な処理がなされるので説明は省略する。TVは
第1実施例のTCPRと同様にして設定されている判定
値である。
本実施例は第3実施例と同様な効果を生ずる。
各実施例において、吸気管13が吸入空気通路M2に該
当し、感温素子17.17−1.16−2aが発熱体M
3に該当し、空気流量検出装置16.16−2と内燃機
関制御ユニット1日との絹合せが流量検出手段M4に該
当し、回転速度検出装置19が回転速度検出手段M5に
該当し、内燃機関制御ユニット18が脈動判定手段M6
と出力切り替え手段M7とに該当する。
内燃機関制御Bユニット18が実施する処理の内、ステ
ップ150,220,540,550,620.770
,830,970.1030の処理が流量検出手段M4
としての処理に該当し、ステップ200,210,60
0,610,810,820.1010.1020の処
理が脈動判定手段M6としての処理に該当し、ステップ
が230゜240.630,640,840,850,
1040.1050の処理が出力切り替え手段M7とし
ての処理に該当する。
え咀辺苅】 本発明は、特に出力切り替え手段M7が脈動判定手段M
6にて空気流量の脈動幅が脈動判定値よりも大きいと判
定された場合には、予め設定されている回転速度と空気
流量との関係に基づき上記回転速度検出手段M5の検出
結果から見込み空気流量を求め、この見込み空気流量を
、検出された空気流量の替わりに出力している。
このためスロットル開度検出手段を用いずに簡単な構成
で、正確に過小・過大現象発生タイミングが検出でき、
流量検出手段M5の出力の利用と見込み値の使用との切
り替えを正確に実施できる。
従って、空燃比制御や点火時期制御等も極力精密な制御
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の内容を概念的に例示した基本的構成図
、第2図は本発明第1実施例を利用したシステム構成概
略系統図、第3図は空気流量検出装置の回路図、第4図
はその動作を示すタイミングチャート、第5図(A)、
(B)、  (C)、  (D)及び第6図(A)、(
B)、(C)、(D)は脈動状態と空気流量出力値を示
すタイミングチャート、第7図はスロットル開度と脈動
及び測定誤差との関係を示すグラフ、第8図は第1実施
例の空気流量演算割り込み処理を示すフローチャート、
第9図は機関回転速度Nと最大空気流量(G/N)ma
xとの関係を示すグラフ、第10図は機関回転速度Nと
脈動判定値TCPRとの関係を示すグラフ、第11図は
機関回転速度Nと見込み値としての空気流量(C,/N
)Cとの関係を示すグラフ、第12図は機関回転速度N
と脈動判定値Δ(G/N)CPRとの関係を示すグラフ
、第13図は第2実施例の空気流量演算割り込み処理を
示すフローチャート、第14図は第3実施例の検出タイ
ミングを示すタイミングチャート、第15図は第3実施
例の空気流量演算割り込み処理を示すフローチャート、
第16図は第4実施例に用いられる空気流量検出装置の
回路図、第17図は第4実施例の空気流量演算割り込み
処理を示すフローチャート、第18図は機関回転速度N
と脈動判定値TVとの関係を示すグラフ、第19図は所
定時間あたりの空気流量Ctと空気流量検出装置の出力
との関係を示すグラフ、第20図は放熱量と空気流量と
の関係を示すグラフを表す。 Ml、11・・・内燃機関   M2・・・吸入空気通
路M3・・・発熱体       M4・・・流量検出
手段M5・・・回転速度検出手段  M6・・・脈動判
定手段M7・・・出力切り替え手段 13・・・吸気管 16.16−2・・・空気流量検出装置17.16−2
a・・・感温素子 1日・・・内燃機関制御ユニット 19・・・回転速度検出装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内燃機関の吸入空気通路に配備された発熱体と、こ
    の発熱体からの熱量の放出量に基づき空気流量を検出し
    出力する流量検出手段と、を備えた吸入空気量測定装置
    において、更に、 内燃機関の回転速度検出手段と、 内燃機関の燃焼周期に伴う空気流量の脈動幅が、内燃機
    関の回転速度に応じて予め設定されている脈動判定値よ
    りも大きいか否かを判定する脈動判定手段と、 この脈動判定手段にて空気流量の脈動幅が脈動判定値よ
    りも大きいと判定された場合には、予め設定されている
    回転速度と空気流量との関係に基づき回転速度から見込
    み空気流量を求め、この見込み空気流量を、検出された
    空気流量の替わりに出力する出力切り替え手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機間の吸入空気量測定装
    置。
JP9495888A 1988-04-18 1988-04-18 内燃機関の吸入空気量測定装置 Pending JPH01265122A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9495888A JPH01265122A (ja) 1988-04-18 1988-04-18 内燃機関の吸入空気量測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9495888A JPH01265122A (ja) 1988-04-18 1988-04-18 内燃機関の吸入空気量測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01265122A true JPH01265122A (ja) 1989-10-23

Family

ID=14124439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9495888A Pending JPH01265122A (ja) 1988-04-18 1988-04-18 内燃機関の吸入空気量測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01265122A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5320077A (en) * 1992-03-05 1994-06-14 Nippondenso Co., Ltd. Fuel control system for internal combustion engine
EP3783217A1 (en) 2019-08-23 2021-02-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Engine controller, engine control method, and memory medium
EP3792476A1 (en) 2019-09-10 2021-03-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Engine controller, engine control method, and memory medium

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5320077A (en) * 1992-03-05 1994-06-14 Nippondenso Co., Ltd. Fuel control system for internal combustion engine
EP3783217A1 (en) 2019-08-23 2021-02-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Engine controller, engine control method, and memory medium
US11143134B2 (en) 2019-08-23 2021-10-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Engine controller, engine control method, and memory medium
EP3792476A1 (en) 2019-09-10 2021-03-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Engine controller, engine control method, and memory medium
US11193433B2 (en) 2019-09-10 2021-12-07 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Engine controller, engine control method, and memory medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3799851B2 (ja) 内燃機関の診断方法
US4962739A (en) Fuel controller for an internal combustion engine
US5928303A (en) Diagnostic system for diagnosing deterioration of heated type oxygen sensor for internal combustion engines
US4889098A (en) Air-fuel ratio detecting apparatus for an internal combustion engine equipped with a heater controller
US6571613B1 (en) Method and device for controlling an internal combustion engine
JPS58176424A (ja) エンジンシリンダ別燃料調量バラツキ補正方法
JP3378640B2 (ja) アイドリング制御方法
US5003955A (en) Method of controlling air-fuel ratio
EP0064664B1 (en) Electronic control apparatus for internal combustion engine
JPH0385349A (ja) 内燃機関の燃料噴射装置
JPH0578668B2 (ja)
JP4460077B2 (ja) 内燃機関の制御方法および装置
JPH01265122A (ja) 内燃機関の吸入空気量測定装置
JP2524847B2 (ja) 熱式吸入空気量センサ
JPH0316498B2 (ja)
JP3146850B2 (ja) エンジン制御装置
JP3316924B2 (ja) 内燃機関の電子制御装置
JP3060459B2 (ja) 多気筒内燃機関の異常気筒検出装置
JPS63134845A (ja) 排気ガス再循環制御装置
JP3627462B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2517938B2 (ja) 酸素濃度センサ温度制御装置
JP2803219B2 (ja) 内燃機関の吸入空気流量測定装置
JPH0531739B2 (ja)
JP3221503B2 (ja) エンジンの燃料噴射量制御方法
JP2683418B2 (ja) 空燃比制御装置