JPH0126398B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0126398B2
JPH0126398B2 JP11137682A JP11137682A JPH0126398B2 JP H0126398 B2 JPH0126398 B2 JP H0126398B2 JP 11137682 A JP11137682 A JP 11137682A JP 11137682 A JP11137682 A JP 11137682A JP H0126398 B2 JPH0126398 B2 JP H0126398B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
chamber
gas
pressure control
flow rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11137682A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS591590A (ja
Inventor
Masami Fujiwara
Kyotaka Yamamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP11137682A priority Critical patent/JPS591590A/ja
Publication of JPS591590A publication Critical patent/JPS591590A/ja
Publication of JPH0126398B2 publication Critical patent/JPH0126398B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coke Industry (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は赤熱コークスの乾式消火設備における
プリチヤンバー内の圧力制御方法に関する。
コークス乾式消火設備は、一般に、赤熱コーク
スを装入した冷却塔にN2ガスを主成分とする循
環ガスを循環供給させて赤熱コークスの冷却を行
い、且つ冷却により昇温された循環ガスをボイラ
に導き熱回収を行うように構成されている。こう
したコークス乾式消火設備には、循環ガスの成分
調整のために供給された空気又はN2ガスによつ
て生じる余剰のガスを放出して冷却塔上部のプリ
チヤンバーの圧力を調整する如く冷却塔の循環ガ
ス入側に配した下部放散管と、常時は赤熱コーク
スの投入に付随して搬入されるガスがプリチヤン
バー内に蓄積して危険ガスとなるのを防止するた
めにプリチヤンバー内ガスを放出させて前記循環
ガスをプリチヤンバー内に導入させるようにした
上部放散管が備えられている。
上記したように、プリチヤンバーの圧力調整を
主として行う下部放散管において、従来において
は1つの弁を設け、その開度を調整することに依
つて放出ガス量を調整するようにしている。しか
し下部放散管を流すガス量には大きな変化がある
ため、従来のように1個の大きなサイズの弁を備
えた場合には、弁を微開しても多量のガスが流れ
てしまうため、制御性が非常に悪いという問題を
有していた。
即ち、コークス乾式消火設備の120T/Hの場
合を例にとつて説明すると、 a 冷却塔レンガ乾操時 空気とCOガスを燃焼バーナで燃焼させ、そ
の燃焼生成ガスを循環フアンにより流量約
16000Nm3/Hで、冷却塔→除塵器→ボイラ→
サイクロンと循環させて下部放散管より逃が
し、冷却塔レンガを800℃付近に加熱する。
b 通常操業時 〔イ〕 操業立上時のN2ガス希釈:約500N
m3/H 〔ロ〕 安定操業時の空気希釈:約8000Nm3
H(希釈フアンにて除塵器入口に投入) 投入したN2ガス又は空気での生成ガス量増
加分を下部放散管より逃がす。
の如くであり、500Nm3/H〜16000Nm3/Hの広
範なガス量をコントロールしなければならないた
めに非常に大きな弁となつて微調整が難かしくな
り、このため、安定操業時は最大時の1/3程度の
流量域でしかないので、殆んど全閉状態で運転さ
れているのが現状である。更に、従来は弁を手動
操作してプリチヤンバー内を5〜10mmAqの正圧
を目安として調整するようにしているので、希釈
空気量の変動、プリチヤンバー在庫量、コークス
投入等による影響を受けてプリチヤンバー圧力が
変化する際に、常にオペレータが中央操作室の操
作盤にはりつき操作しなければならない、等の問
題点を有していた。
本発明は、上記従来方式のもつ問題点を解決す
べくなしたもので、下部放散管を複数に分岐して
夫々の分岐管に圧力制御弁を設け、且つプリチヤ
ンバーの圧力を検出する検出器、及び該検出器か
らの検出圧力がある設定範囲を超えるとき前記一
方の圧力制御弁の開度を調整し、それでも調整し
きれないときには他方の圧力制御弁の開度を調整
するように制御する制御装置を設け、プリチヤン
バー内圧力を自動的に安定させるようにしたコー
クス乾式消火設備におけるプリチヤンバー圧力制
御方法、に係るものである。
以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明す
る。
第1図は本発明の一例を示すもので、図中1は
上部にプリチヤンバー2を有し下部に冷却室3を
形成した冷却塔、4は除塵器、5はボイラ、6は
サイクロン、7は循環フアンを表わし、循環ガス
を冷却塔1に導入して冷却室3内の赤熱コークス
を冷却し、該冷却によつて昇温された循環ガスを
ボイラ5に導いて熱回収を行う循環ガス流路を構
成している。
また上記循環ガス流路における冷却塔1へのガ
ス入側位置に、下部放散管8が設けられており、
また前記プリチヤンバー2には上部放散管9が設
けられている。図中10は空気とCOガスを燃焼
させて冷却塔1内レンガを乾燥させるための乾燥
バーナ、11は除塵器4に設けた空気導入用希釈
フアンを示す。
上記構成において、下部放散管8を複数に分岐
(図示の場合2股に分岐した場合を例示している)
し、夫々の分岐管12a,12bに圧力制御弁1
3a,13bを設け、且つ前記プリチヤンバー2
にその内部圧力を検出する圧力検出器14を設
け、該圧力検出器14の検出値に基づいて前記圧
力制御弁13a,13bの弁開度制御を別個に行
う制御装置15を設ける。このように圧力制御弁
13a,13bを複数にし、例えば0〜60度の比
例特性域で使用することにより、弁1個当りのコ
ントール性を良くする。すなわちレンジ幅を大き
くとり微圧制御を可能とする。
次に、前記圧力制御弁13a,13bの制御方
法を例を示して説明する。
第2,3図において、プリチヤンバー2の圧力
が設定値PH,PL(本例では−10〜+10mmAq)内で
変動するときは、圧力制御弁13a,13bの開
度は一定(弁13bは全閉)としておく。
上記設定値を外れると、まず第1の圧力制御弁
13aを制御する。第2図中A点はプリチヤンバ
ー2圧力が下限PLを割つた場合を示しており、
この信号を受けた制御装置15は、圧力制御弁1
3aを閉方向に作動して下部放散管8からの放散
ガス量を減少し、プリチヤンバー2内圧力を上昇
させるように制御する。これによりプリチヤンバ
ー2内圧力がPLに戻つた段階で圧力制御弁13
a開度は固定される。またB点のように逆に上限
PHに達したときには、圧力制御弁13aを開方
向に作動して放散ガス量を増大させ、プリチヤン
バー2内圧力を降下させるように制御する。
また、第3図に示すように、C点でプリチヤン
バー2内圧力が上限PHを超えて圧力制御弁13
aが開方向に作動し、コントロール域の例えば60
度開になつてもD点のように圧力が上限PH以下
に下降しない場合は、圧力制御弁13aの60度開
と同時に第2の圧力制御弁13bが直ちに開き始
め、圧力が上限PHになるE点まで開き続ける。
更に、F点で圧力が下限PLを割つた場合は、圧
力がG点に回復するまで圧力制御弁13aを閉方
向に作動する。
又、上記において、第2の圧力制御弁13bを
手動(現場手動又は中央操作室からの遠隔手動操
作)にて、適宜開度調整した状態で第1の圧力制
御弁13aの自動コントロールのみで行うことも
可能である。
前記第2,3図に示すように、通常操業時プリ
チヤンバー2内圧力は、コークス切出しタイミン
グで±5mmAq程度の小刻みな変動があり、しか
もプリチヤンバー2の在庫量、希釈フアン11に
よる希釈空気量の変動要素等で大きなうねりを生
じている。このため、本発明においては、コーク
ス切出しによる小刻みな圧力変動に基づいて圧力
制御を行おうとしても圧力制御弁が追従できない
し、またこの変動は操業上何等支障をきたさない
ものであることから、大きなうねりでもつて制御
を行わせるようにしたものである。これによりプ
リチヤンバー2内圧力を自動的に調整することが
でき、よつて従来のようなオペレータによるつき
つきりの大変な調整作業を無くし、且つ複数の圧
力制御弁13a,13bにより微調整を可能にし
て圧力変動を安定化できるので、プリチヤンバー
圧の上昇に依るガスの漏洩やプリチヤンバー圧の
下降に依る循環系への空気の侵入を防止して操業
を安全且つ安定して行なうことができる。
尚、本発明は上記実施例にのみ限定されるもの
ではなく、ある弁の開度が上限、下限のある値に
達したとき(域いはそれでもプリチヤンバー内圧
力が上限又は下限を超えているとき)、また、プ
リチヤンバー内圧力が最上限又は最下限を超える
時、他の弁の開度が自動的に制御されるようにし
たものであれば、下部放散管の分岐数とそれに設
ける弁の数は種々変更し得ること、また、弁のサ
イズを各々変更し得ること等、その他本発明の要
旨を逸脱しない範囲内において種々変更、修正が
可能である。
上述した本発明のコークス乾式消火設備におけ
るプリチヤンバー圧力制御方法によれば下記の如
き優れた効果を奏し得る。
(i) 下部放散ガスを分岐し夫々の分岐放散ガス流
量を別個に制御するようにしているので、個々
の圧力制御のための弁を小型化でき、よつて放
散ガス流量の微調整を行つてプリチヤンバー内
圧力を適確に制御して安定させることができ
る。
(ii) プリチヤンバー内圧力の制御を容易に自動化
させることができ、適確な制御と省力化が図れ
る。
(iii) プリチヤンバー内圧力の安定化により、プリ
チヤンバー圧力の乱高下を防ぐことが出来、高
圧に依るガスの漏洩、低圧に依る空気の侵入を
防止することに依り、プラントを安全に運転す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する装置の一例を示す説
明図、第2図及び第3図は本発明の制御方法の一
例を示す説明図である。 1は冷却塔、2はプリチヤンバー、3は冷却
室、4は除塵器、5はボイラ、6はサイクロン、
7は循環フアン、8は下部放散管、11は希釈フ
アン、12a,12bは分岐管、13a,13b
は圧力制御弁、14は圧力検出器、15は制御装
置を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 下部放散ガスを複数に分岐して導き、該分岐
    放散ガスの流量を別個に制御してプリチヤンバー
    内圧力を制御するに際し、プリチヤンバー内圧力
    を検出し、その検出値が設定範囲を超えるとき一
    方の分岐放散ガス流量を調整し、それでも調整し
    きれないときに他方の分岐放散ガス流量を調整す
    ることにより、プリチヤンバー内圧力を安定に制
    御することを特徴とするコークス乾式消火設備に
    おけるプリチヤンバー圧力制御方法。
JP11137682A 1982-06-28 1982-06-28 コ−クス乾式消火設備におけるプリチヤンバ−圧力制御方法 Granted JPS591590A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11137682A JPS591590A (ja) 1982-06-28 1982-06-28 コ−クス乾式消火設備におけるプリチヤンバ−圧力制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11137682A JPS591590A (ja) 1982-06-28 1982-06-28 コ−クス乾式消火設備におけるプリチヤンバ−圧力制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS591590A JPS591590A (ja) 1984-01-06
JPH0126398B2 true JPH0126398B2 (ja) 1989-05-23

Family

ID=14559613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11137682A Granted JPS591590A (ja) 1982-06-28 1982-06-28 コ−クス乾式消火設備におけるプリチヤンバ−圧力制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS591590A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010064778A (ko) * 1999-12-18 2001-07-11 이구택 코크스 건식 소화설비의 프리챔버 압력 제어 방법
JP5631073B2 (ja) * 2010-06-27 2014-11-26 スチールプランテック株式会社 コークス乾式消火設備およびその操業方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS591590A (ja) 1984-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4592293A (en) Method of controlling an air heater of a coal-fired boiler
KR100376823B1 (ko) 연소시스템의NOx배출을낮게제어하기위한제어시스템
US3602487A (en) Blast furnace stove control
JPH06264062A (ja) コークス炉乾式消火設備の操業方法
CA1081599A (en) Control of forced draught combustion apparatus
US4141795A (en) Dry type method for quenching coke
JPH0126398B2 (ja)
US8607717B2 (en) Batch waste gasification process
JPS63286614A (ja) ボイラの燃焼制御方法
JPH0368918B2 (ja)
JP4133372B2 (ja) コークス乾式消火方法
JPS5975981A (ja) コ−クス乾式消火方法
JPH0791539B2 (ja) コ−クス乾式消火設備における空気吹込方法
JPH086891B2 (ja) ボイラ強制冷却制御方法
JPS6113531B2 (ja)
JPS59108084A (ja) コ−クス乾式消火設備におけるプリチヤンバ−圧力制御方法
JPS6361084A (ja) コ−クス乾式消火設備のガス回収および放散方法
JP2901085B2 (ja) ボイラ制御装置
JPS5819608A (ja) ボイラ自動制御装置
JPH0117046B2 (ja)
JP3020737B2 (ja) 可燃性放散ガスの燃焼処理装置
JPS6127410A (ja) 燃焼装置
JPH0873861A (ja) コークス乾式消火設備のプレチャンバー圧力制御方法
JPH028331A (ja) 直火式ストリップ加熱装置
JP2765896B2 (ja) 空気流量制御装置