JPH0873861A - コークス乾式消火設備のプレチャンバー圧力制御方法 - Google Patents

コークス乾式消火設備のプレチャンバー圧力制御方法

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JPH0873861A
JPH0873861A JP20886994A JP20886994A JPH0873861A JP H0873861 A JPH0873861 A JP H0873861A JP 20886994 A JP20886994 A JP 20886994A JP 20886994 A JP20886994 A JP 20886994A JP H0873861 A JPH0873861 A JP H0873861A
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JP
Japan
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pressure
chamber
prechamber
circulating gas
valve
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP20886994A
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English (en)
Inventor
冨喜男 ▲くわ▼田
Tokio Kuwata
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コークス乾式消火設備のプレチャンバー圧力
の変動を抑制し、安定化する方法を提供する。 【構成】 コークス乾式消火設備のプレチャンバー圧力
を一定圧力になるように、プレチャンバー4の圧力セン
サー15の測定値に基づき、流量制御弁14により循環
ガス流量を制御するとともに、プレチャンバー4に一方
を大気に開放した空気吸込管20を設け、該空気吸込管
20に遮断弁21とプレチャンバー内のガスが流出する
のを阻止する逆止弁22を取付けて、循環ガス中の酸素
濃度が設定値以下のとき前記遮断弁を開くようにしたプ
レチャンバー圧力制御方法。 【効果】 従来法に比してプレチャンバー圧力の変動を
大幅に縮小することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コークス乾式消火設備
のプレチャンバー内の圧力変動を抑制し、安定化する方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、コークス炉から窯出
しされた赤熱コークスは、消火塔1の上部の装入ホッパ
ー2に受入れられ、装入蓋3を開けて消火塔1内に装入
される。赤熱コークス装入後、装入蓋3は再び閉じられ
る。消火塔1に装入された赤熱コークス6は、消火塔1
上部のプレチャンバー4を経て冷却室5に降下し、冷却
室5で下部から上昇してくる循環ガス7により冷却さ
れ、消火塔1の下部から切り出される。一方、冷却室5
を上昇する間に、赤熱コークス6と熱交換して高温にな
った循環ガス7はフリュー8から排出される。フリュー
8から排出された高温の循環ガスは煙道9を経由して廃
熱ボイラー10に入り、蒸気を発生させ、低温の循環ガ
スとなる。低温の循環ガスは、循環ブロワー11に吸引
され、配管12を経由して冷却室5の下部に吹き込まれ
る。
【0003】上記のような循環ガスの循環系において、
循環ガスの量は、赤熱コークスから発生する可燃性ガス
量や可燃性ガスの一部を燃焼させ蒸気発生量の増加を図
るための空気吹込み量の増減等によって変動する。循環
ガス量の変動を少なくして、安定した循環ガス量をボイ
ラーに供給し、安定した蒸気発生量を回収するため、特
開昭59−108084号公報のように、配管12に循
環ガス抜出管13を設け、この循環ガス抜出し管13に
循環ガス流量調整弁14を取付け、プレチャンバー内圧
力を圧力センサー15で測定し、その測定値が一定値と
なるように流量調整弁14の開度を制御し、余剰となる
循環ガスの抜出しを行っている。しかし、赤熱コークス
を装入するとき、装入蓋3を開けるため、プレチャンバ
ー4のガス圧力が大きく変動して前記制御が一時的に不
可能となる。このため、特開平1−306495号公報
のように、装入蓋が開いている間、流量調整弁の開度を
固定(ロック)することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図6は従来方法を実施
したときのプレチャンバー圧力の推移図である。プレチ
ャンバー圧力が一定になるように循環ガス流量調整弁の
開度を調整し、さらに装入蓋が開いている間、流量調整
弁の開度を固定しても、図6に示すように、コークス切
出し時および流量調整弁のロック解除後において、プレ
チャンバー圧力が負圧側に大きく変動し、廃熱ボイラー
の蒸気発生量を変動させるという問題がある。本発明
は、上記問題点を解決するためのコークス乾式消火設備
のプレチャンバー内圧力の変動を抑制する方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を、
コークス乾式消火設備のプレチャンバー内圧力を一定圧
力になるように、プレチャンバーの圧力センサーの測定
値に基づき、流量制御弁により循環ガス流量を制御する
とともに、プレチャンバーに一方を大気に開放した空気
吸込管を設け、該空気吸込管に遮断弁とプレチャンバー
内のガスが流出するのを阻止する逆止弁を取付けて、循
環ガス中の酸素濃度が設定値以上になったとき前記遮断
弁を閉じるようにしたことにより達成する。
【0006】
【作用】コークスの切出し時および流量調整弁のロック
解除後にプレチャンバー圧力が負圧になると、逆止弁が
開き空気がプレチャンバー内に吸い込まれて、プレチャ
ンバー圧力が短時間で大気圧近くに調節される。
【0007】一般に、循環ガスは、水素等の可燃ガスを
含んでおり、その爆発、燃焼を防止するために、循環ガ
ス中の酸素濃度は一定濃度(爆発限界)以下(通常、3
〜5%以下)に維持される必要がある。そして、空気吸
込管の遮断弁を開く酸素濃度は、上記濃度範囲の一定数
値に設定される。しかし、循環ガス中の酸素濃度が設定
値を越えているときは、遮断弁が閉じられているから、
たとえ、プレチャンバー圧力が負圧になっても空気吸込
管を通して、プレチャンバー内に空気が吸い込まれるこ
とはない。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて以下に説明
する。図1は、本発明方法の一実施例の説明図である。
図1において、20は、プレチャンバー4に導通して取
付られた空気吸込管で、一方が大気に開放されている。
空気吸込管20には、大気開放端側に逆止弁22が、プ
レチャンバー4側に遮断弁21が設けられている。な
お、遮断弁21を大気開放端側に、逆止弁22をプレチ
ャンバー側に取付けてもよい。逆止弁22は、プレチャ
ンバー圧力が負圧のとき開き、正圧のとき閉じる。循環
ブロワー11の吐出配管12に酸素濃度計23が取付け
られている。酸素濃度計23の酸素濃度設定値は、循環
ガスのガス成分によって異なり、一般に、3〜5%の範
囲に設定される。そして、酸素濃度計23は、循環ガス
中の酸素濃度が設定値以下のとき、遮断弁21に開信号
を、設定濃度を越えたとき、閉信号を遮断弁21に送信
する。従って、例えば、酸素濃度の設定値が4%の場
合、酸素濃度が4%以下であると、遮断弁21は開き、
プレチャンバーの圧力が負圧のとき、逆止弁が開くから
大気がプレチャンバー内に吸い込まれ、プレチャンバー
内の圧力は大気圧近くに調節される。なお、プレチャン
バーの圧力が正圧の場合は、逆止弁22が閉じられてい
るから、大気がプレチャンバー内に吸い込まれることは
ない。
【0009】また、プレチャンバー4には、圧力センサ
ー15が取付けられ、配管12に設けられた循環ガス抜
出管13に流量調整弁14が取付けられており、プレチ
ャンバー圧力が一定圧力になるように制御されている。
【0010】本発明方法は、上記のようなコークス乾式
消火設備において次のように実施される。 (1) 圧力センサーと流量調整弁によるプレチャンバ
ー圧力の制御。 図4に示すように、赤熱コークスの装入が無いときは、
プレチャンバー圧力が、+50〜+100Paになるよ
うに制御される。赤熱コークスを装入するときは、先
ず、プレチャンバー圧力が、0〜−10Paになるよう
に設定圧力の変更が行われ、プレチャンバー圧力が設定
圧力になった後、圧力調整弁14がロック(開度固定)
される。装入蓋3が開けられ、赤熱コークスが装入され
る。赤熱コークスの装入が完了した後、装入蓋3が閉じ
られる。その後、圧力調整弁14のロックが解除され、
プレチャンバーの圧力が+50〜+100Paになるよ
うに制御される。
【0011】(2) 酸素濃度計による空気吸込管の遮
断弁の制御。 図2に示すように、循環ガス中の酸素濃度が4%以下の
とき酸素濃度計23から遮断弁21に開指令が出され、
酸素濃度が4%を越えるときは、酸素濃度計23から遮
断弁21に閉指令が出される。なお、遮断弁21に指令
を出す酸素濃度の設定値は、そのときのガス成分により
3〜5%の範囲内で変更される。
【0012】上記(1)および(2)の制御は、コーク
ス乾式消火設備の運転中、並行して行われる。
【0013】図3は、本発明方法を実施したときのコー
クス切出し時および流量調整弁のロック解除後のプレチ
ャンバー圧力の推移図である。図3と図6を比較するこ
とにより、従来方法では、プレチャンバー圧力の変動幅
が、−300〜+120Paあったものが、本発明方法
により、コークス切出し時および流量調整弁のロック解
除後のプレチャンバー圧力が、略大気圧付近に調節され
た結果、プレチャンバー圧力の変動幅が−80〜+10
0Paと小さくなったことが分かる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、圧力センサーと流量調整弁に
よるプレチャンバー圧力の制御に加えて、酸素濃度計に
よる空気吸込管の遮断弁の制御を行うようにしたので、
従来法に比してプレチャンバー圧力の変動を大幅に縮小
することができ、ボイラーの上記発生量を安定化すると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の一実施例の説明図である。
【図2】本発明に係る遮断弁開閉制御ブロック図であ
る。
【図3】本発明方法を実施したときのプレチャンバー圧
力の推移図である。
【図4】圧力センサーと流量調整弁によるプレチャンバ
ー圧力の制御ブロック図である。
【図5】従来方法の説明図である。
【図6】従来方法を実施したときのプレチャンバー圧力
の推移図である。
【符号の説明】
1 消火塔 4 プレチャンバー 13 循環ガス抜出管 14 流量調整弁 15 圧力センサー 20 空気吸込管 21 遮断弁 22 逆止弁 23 酸素濃度計

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却室より排出されたガスを煙道を介し
    て廃熱ボイラーに導き、該廃熱ボイラーで蒸気を発生さ
    せた後ブロワーと配管により上記冷却室下部に送ってガ
    スを循環させるコークス乾式消火設備において、プレチ
    ャンバー内圧力を一定圧力になるように、プレチャンバ
    ーの圧力センサーの測定値に基づき、流量制御弁により
    循環ガス流量を制御するとともに、プレチャンバーに一
    方を大気に開放した空気吸込管を設け、該空気吸込管に
    遮断弁とプレチャンバー内のガスが流出するのを阻止す
    る逆止弁を取付けて、循環ガス中の酸素濃度が設定値以
    上となったとき前記遮断弁を閉じるようにしたことを特
    徴とするコークス乾式消火設備のプレチャンバー圧力制
    御方法。
JP20886994A 1994-09-01 1994-09-01 コークス乾式消火設備のプレチャンバー圧力制御方法 Withdrawn JPH0873861A (ja)

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Cited By (3)

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