JPH01262357A - ガスエンジンの燃料供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はガスエンジンの燃料供給装置に関し、さらに詳
しくは熱ポンプの駆動源として利用されるガスエン−ジ
ンにおける燃料供給装置に関する。

〔従来技術〕

ガスエンジンは、都市ガスやプロパンガスなどの燃料ガ
スと吸入空気とをミキサーにより所定の混合比にした混
合気によって運転される。

最近、このガスエンジンを駆動源とする熱ポンプ式空調
装置が商品化され、脚光を浴びている。

このようなガスエンジン駆動による熱ポンプ式空調装置
を円滑に運転するには、最初の始動、すなわち冷間始動
が確実に行われるようにすることが、商品の信鯨性を高
める上に必要である。

ところが、上記ガスエンジンに使用する燃料ガスは、都
市ガスのように埋設配管から供給されるものや、プロパ
ンガスのように露出配管から供給されるものなど様々あ
り、燃料ガスの温度がその配管法によって異なっている
という特殊事情がある。すなわち、燃料ガスの温度は、
埋設配管の場合には外気温に比べて一般に高くなってい
るが、露出配管の場合には外気温とはパ等しくなついる
。一方、気体である燃料ガスは、圧力と温度によって密
度が変化するため、上述のように配管法の違いによって
燃料ガス温度が異なっていると、燃料ガス毎に混合比の
設定を変えなければならず、それが冷間始動を不安定に
することになっていた。

すなわち、従来、上述のように燃料ガスの密度に影響を
与える圧力と温度との二つの要因のうち、圧力について
は燃料ガスの供給ラインに′ゼロガバナが圧力調整器と
して装備されているため管理可能であったが、温度につ
いては確実な管理が難しいというのが実状であった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、上述のようなガスエンジンの問題を解
消し、燃料ガスと吸入空気との混合比の管理を容易にし
、ガスエンジンの冷間始動を確実に行えるようにした燃
料供給装置を提供することにある。

〔発明の構成〕

上記目的を達成する本発明は、ゼロガバナで調圧した燃
料ガスとエアクリーナで清浄化した空気との混合気によ
り運転されるガスエンジンにおいて、前記燃料ガスの供
給ライン途中に燃料ガスを一時的に溜める貯溜室を設け
、この貯溜室を外気温と同等な温度を有する場所に設置
したことを特徴とするものである。

〔実施例〕

以下、本発明を図に示す実施例によって説明する。

第１図および第２図は、熱ポンプ式空調装置の駆動源と
して使用される本発明のガスエンジンのユニット部を示
し、第３図に示す空調装置システムの一部を構成するも
のである。

エンジンユニ７）１は、防音材２０で囲まれたエンジン
室２１を有し、その中に都市ガス、プロパンガスなどの
燃料ガスによって運転されるガスエンジン１を収納し、
そのガスエンジン１に始動モータ２や圧縮機３が取り付
けられている。圧縮機３はガスエンジン１によって駆動
され、フロンなどの冷媒を圧縮して高温高圧のガスにす
る。

燃料ガスは、図示しない外部供給源から電磁弁４，４を
介して圧力調整具であるゼロガバナ５に供給され、ここ
で大気圧に調圧されたのち燃料供給管６を経てミキサー
７に供給される。

このゼロガバナ５は、エンジン室２１に隣接する空間室
２２に設けられている。その構造は特に限定されるもの
ではないが、一般にはダイヤフラムを利用して外部供給
源からの高圧燃料ガスを大気圧と対比させ、その大気圧
に減圧するような構造のものが好ましく使用される。

燃料供給管６はミキサー７に至るまでの途中で、上記空
間室２２から室外ユニット■側に露出し、そこに燃料ガ
スを一時的に貯溜する貯溜室１２を接続し、再び空間室
２２を貫通してエンジン室２１内に延びるようになって
いる。この室外ユニット■はガスエンジンを冷間始動す
る前の状態では、外気温とはパ同じ温度になる場所であ
り、上記貯溜室１２はこのような場所に設置されている
。この貯溜室１２は鋼板、真鍮板などの熱伝導良好な金
属板を外殻として構成され、貯溜室内の燃料ガスが外気
と良好な熱交換を行えるようになっている。

一方、吸入空気は、エンジン室２１内に設置したエアク
リーナ８に外気が導入され、ここで清浄化されたのち空
気供給管９を経てミキサー７に導入されるようになって
いる。これら燃料ガスと吸入空気とはミキサー７で所定
の混合比に混合され、混合気となってガスエンジン１に
供給され、燃焼を行うことによってガスエンジン１を駆
動する。排気管１０から排気された排気ガスは消音器１
１に供給され、消音されるようになっている。

また、１３は空調装置の室外ユニット■を構成する室外
熱交換器である。

第３図は上記ガスエンジンを組み込んだ空調装置のシス
テムの一例を示すものである。

ガスエンジン１によって駆動される圧縮機３には冷媒の
吐出管３４と吸入管３５が接続され、これら吐出管３４
と吸入管３５の間に四方切換弁３６が接続されている。

さらに四方切換弁３６から延長する配管３７．３８には
、一方の配管３７にファン１４を付設した室外熱交換器
１３が接続され、他方の配管３８に室内ユニット■を構
成する室内熱交換器４２が接続されている。また、室外
熱交換器１３から延長する配管４３と室内熱交換器４２
から延長する配管４４との間には、暖房用膨張弁４５、
冷房用膨張弁４６、逆止弁４７，４８、レシーバ４９な
どが接続されている。

このような冷媒循環回路において、四方切換弁３６を冷
媒が実線矢印方向に循環するように切り換えると、室外
熱交換器１３が気化器として作用する一方、室内熱交換
器４２が凝縮器として作用して暖房回路を構成する。ま
た、冷媒が破線矢印方向に循環するように切り換えると
、上記とは逆に室外熱交換器１３が凝縮器として作用す
る一方、室内熱交換器４２が気化器として作用して冷房
回路を構成する。

また、この空調装置では、ガスエンジン１内に設けたエ
ンジン冷却水のジャケット５１と共に、消音器１１にジ
ャケット５３を内設している。これらジャケット５１．
５３には、ポンプ５０によりエンジン冷却水が強制循環
され、熱交換を行ったのちさらに強制循環されて電磁弁
５７．５８で部分され、一方は室外熱交換器５９へ供給
されることによって室外熱交換器１３の除霜用に利用さ
れ、また他方は室内熱交換器６０へ供給されることによ
って暖房用に利用されるようになっている。

このような空調装置において、ガスエンジン１を最初に
起動する場合、すなわち冷間始動を行う場合には、燃料
ガスは次のように温度調整されたものがミキサー７へ供
給される。すなわち、燃料ガスは、その供給管６の途中
に設けた貯溜室１２が外気温にはパ等しい室外ユニット
■内に設置されているので、その貯溜室１２に一時的に
貯溜されることによって外気と熱交換し、外気温とは・
°等しい温度になっている。このような温度調整は、露
出配管から供給された燃料ガスであるか、埋設配管から
供給された温度の高い燃料ガスであるかにかかわらず実
施され、すべて外気温と同じ温度になる。一方、吸入空
気の方は、外気がエアクリーナ８を介して直接導入され
るものであるため、同様に外気温と同じ温度になってい
る。

したがって、ガスエンジン１を冷間始動するときは、上
述のように外気温と等しい温度になった燃料ガスと吸入
空気とがミキサー７に供給されることになり、そのため
混合気はそのミキサー７に設定された通りの混合比とな
って形成され、ガスエンジンを確実に、かつ円滑に始動
することになる。

なお、上記貯溜室１２は、上述した実施例のように室外
ユニット内に設置することが、機器のコンパクト化の上
で望ましいのであるが、冷間始動前の状態で外気温と同
じ温度を保つ場所であれば、室外ユニット以外に設置す
るようにしてもよい。

〔発明の効果〕

上述したように本発明の燃料供給装置は、ガスエンジン
における燃料ガスの供給ライン途中に燃料ガスを一時的
に溜める貯溜室を設け、この貯溜室を外気温と同等な温
度を有する場所に設置するようにしたので、燃料ガスが
埋設配管から供給されるか、露出配管から供給されるか
等の種々の設置状況の影響を受けることなく、冷間始動
するときの燃料ガスと吸入空気との温度を外気温と同一
にすることができる。そのため混合比の管理は容易にな
り、ガスエンジンの冷間始動を確実、かつ円滑に行うこ
とができるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は空調装置に適用される本発明のガスエンジンの
ユニット部分を一部断面にして概略的に示す正面図、第
２図は同左側面を概略的に示す側面図、第３図は上記空
調装置のシステム図である。 １・・・ガスエンジン、５・・・ゼロガバナ、６・・・
燃料供給管、７・・・ミキサー、８・・・エアクリーナ
、９・・・空気供給管、１２・・・貯溜室。 代理人　弁理士　小　川　信　−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ゼロガバナで調圧した燃料ガスとエアクリーナで清浄化
   した空気との混合気により運転されるガスエンジンにお
   いて、前記燃料ガスの供給ライン途中に燃料ガスを一時
   的に溜める貯溜室を設け、この貯溜室を外気温と同等な
   温度を有する場所に設置したことを特徴とするガスエン
   ジンの燃料供給装置。