JPH01262080A - 溶接2次ケーブルのケーブル間抵抗計測方法及びその装置並びにその方法を利用した断線予知方法 - Google Patents

溶接2次ケーブルのケーブル間抵抗計測方法及びその装置並びにその方法を利用した断線予知方法

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JPH01262080A
JPH01262080A JP8952388A JP8952388A JPH01262080A JP H01262080 A JPH01262080 A JP H01262080A JP 8952388 A JP8952388 A JP 8952388A JP 8952388 A JP8952388 A JP 8952388A JP H01262080 A JPH01262080 A JP H01262080A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、溶接2次ケーブルの劣化、断線度合を推定す
るためのケーブル間の抵抗計測方法及びその装置並びに
その抵抗副側方法を用いたケーブルの断線予知方法に関
するものである。
1−従来の技術」 自動車板金工程等の生産ラインに配置されるスボッ)−
溶接機の溶接ガンは、自動車ボディーの種々の部位を溶
接するため、反転したり旋回したりする3次元運動を強
いられる。このため溶接ガンに接続される溶接2次ケー
ブル(以下ケーブルという)は、溶接工程毎に捩られた
り、曲けられることを繰り返すため、内部断線により通
電不能となって、突然ライン停止を引き起こす場合があ
る。
これを防止するためには、常時監視態勢を採る必要があ
るが、ケーブルの外観1」視たりては内部断線は発見で
きない。このなめ、ケーブル間の抵抗値を計測すること
により、ケーブルの劣化、断線度合いを推定していたが
、前記はライン作業終了後に個々のケーブル毎に行われ
非能率であり、しかもいわゆるインプロセスではないた
め万全ではなかった。
ケーブル間の抵抗は、オームの法則に従いケーブルに流
れる電流1(t)と、そのケーブル間の両端電圧v(t
)を計測することにより算出できるが、溶接電流は数キ
ロアンペアから10数キロアンペアに達する交流大電流
のため、一般にサイリスタによる位相制御によりその電
流制御を行っていて、第7図に示すように溶接電流1(
t)は、サインカーブを一定切り落とした形の電流波形
となる。ケーブル間電圧計測用リード線では、真のケー
ブル間電圧v(t)−RX 1(t)に、電流1(t)
による電磁誘導ノイズn (t )−k di/ dt
が重畳された波形V(t)として観測される。このため
、真のケーブル間電圧v(t)を求めるためには、前記
V(t)から誘導ノイズn(t)を含まないように除去
する必要がある。誘導ノイズはその誘導現象から明らか
なように電流の微分値で表すことができ、前記の様にn
 (t )−k di / dtとなり、di/dt=
oとなるタイミングでは、誘導ノイズは発生しない。従
って、そのタイミングでのV(t)を計測すること一4
= により、誘導ノイズを全く含まない真のケーブル間電圧
v(t)を計測することができる。
一方、前記溶接電流1(t)は、トロイダルコイルの出
力di/dtを積分することにより求められることから
、前記di/dt=0のタイミングは溶接電流1(t)
の半サイクル毎のピーク電流値となるタイミングと一致
し、そのタイミングはトロイダルコイルの出力である微
分電流di/dtを、ゼロクロスタイミング回路に入力
することにより容易に検出することができる(特公昭6
0−43835゜同6161909参照)。
[発明が解決しようとする課題」 しかしながら、di/dt=oとなるゼロクロスタイミ
ングを安定且つ正確に検出しないと第8図に示すように
、ゼロクロスタイミング付近のV(t)の変化率は大き
いため、そのタイミングズレがそのまま計測誤差となる
。即ち±Δtのタイミングの誤差は、土へ■の誤差を生
ずる。このことは、電磁誘導ノイズが大きければ大きい
程顕著となるため、この電磁誘導ノイズを軽減するとと
もに、di、/clt=o付近の傾斜を緩やかにして前
記タイミングズレの場合の誤差を小さくすることが、ケ
ーブル間電圧を正確に計測してケーブル間抵抗値を演算
し、それに基づいてケーブルの断線度合及び劣化等を的
確に推定するための解決すべき課題であった。
また、ケーブル間の抵抗値の上昇の原因は、大別してケ
ーブルの激しい捩れ、曲げの繰り返しによる局部的な屈
曲疲労に基づく断線による場合と、ケーブルが比較的軽
い曲げ、捩れを受けるための長寿命ではあるが、通電に
よる温度上昇と冷却水による温度低下という温度ザイク
ルを長時間繰り返すことにより、ケーブル素線の腐蝕、
サヒ7摩耗等が進行して、やせ細ることに起因する場合
とがある。前者の場合は、ケーブル間抵抗は第9図(a
)に示ずように、断線率に対して徐々に上昇するのでは
なく断線間際に急激に上昇し、また後者の場合は、第9
図(b)に示すように緩やかに上昇し、短期間に欠如し
て断線することは少ない。従って、判定しきい値を定め
、このしきい値を越える抵抗上昇があった場合に単純に
断線と判断すると、断線でもないのに断線と誤判断する
場合が生じて、ケーブル断線予知の確実性及び信頼性確
保の面から不都合か生じる等解決すべき課題となってい
た。
本発明は、前記した各課題を解決するためになされたも
ので請求項1及び2記載の発明は、ケーブル間の抵抗値
を正確にかつ溶接拐点毎にいわゆるインプロセスで計測
する方法及び装置を提供することを目的とし、請求項3
及び4記載の発明は、正確に計測されるケーブル間の抵
抗値により、断線予知をより正確かつ的確に行うための
方法を提供することを目的とするものである。
「課題を解決するための手段」 前記各目的を達成するための具体的手段は、溶接2次ケ
ーブルに巻いたトロイダルコイルの出力を積分して得ら
れる電流波形の所定の半サイクルのピーク値を検出する
とともに、溶接2次ケーブルの誘導ノイズ成分を含むケ
ーブル間電圧から前記l・ロイダルコイル出力を減算し
、これによって得られる電圧波形から、前記電流波形の
所定の半サイクルのピーク値に対応したゼロクロスタイ
ミングでの電圧を検出し、これらの検出電流および電圧
から溶接2次ケーブルのケーブル間抵抗を演算すること
を特徴とする溶接2次ケーブルのケーブル間抵抗計測方
法であって、その方法を最適に実施するための装置は、
溶接2次ケーブルに巻いたトロイダルコイルの出力から
微分電流を検出する微分電流検出回路と、該回路により
検出される微分電流を積分する積分回路と、サイクル数
をカウントし予め設定した半サイクルのみ、信号を出力
するタイミング回路と、そのタイミング信号に基づき、
前記積分回路で積分された電流の所定の半サイクルのピ
ーク値を検出するピーク値検出回路と、タイミング回路
がらのタイミング信号に基づき、前記微分電流の所定の
半サイクルのゼロクロスタイミングを検出するゼロクロ
スタイミング検出回路と、溶接2次ケーブルのケーブル
間電圧を検出するケーブル間電圧検出回路と、該回路に
より検出される誘導ノイズ成分を含むケーブル間電圧か
ら前記トロイダルコイル出力を減算する減算回路と、ゼ
ロクロスタイミング検出回路からのゼロクロスタイミン
グ信号に基づく減算回路の出力と、前記ピーク値検出回
路の出力とからケーブル間抵抗を演算する割算回路とを
具備したことを特徴とするものであり、さらに前記方法
を利用して、ケーブル間抵抗をインプロセスで溶接打点
毎に連続測定するとともに、この測定値を微分してケー
ブル間抵抗の単位時間当たりの変化量を測定し、その変
化量を判定しきい値と比較して溶接2次ケーブルの断線
を予知することを特徴とするもの及びインプロセスで溶
接打点毎に連続測定したケーブル間抵抗またはこの抵抗
の栄位時間当たりの変化量の推移をプロットし、この推
移曲線上の最新プロット点における法線と予め設定され
た一定レベルの判定しきい値線との交点を求め、この交
点から該交点と前記最新プロット点間の距離に等しい距
離の点を前記判定しきい値線上に求め、この点を前記推
移曲線が通ると仮定して、抵抗または抵抗変化量が判定
しきい値に達する時間まなは打点数を推定することを特
徴とするものである。
「作用」 本発明は、前記各具体的手段の説明で明らかにしたよう
に、溶接2次ケーブルに巻いたトロイダルコイルの出力
から、微分電流検出回路により微分電流を検出し、これ
を積分回路に入力して溶接電流を求め、タイミング回路
からのタイミング信号により前記溶接電流の所定の半サ
イクルのピーク値を、ピーク値検出回路により検出する
とともに、前記タイミング回路からゼロクロスタイミン
グ検出回路へ入力されるタイミング信号に基づいて、該
検出回路が出力する前記微分電流の所定の半サイクルの
ゼロクロスタイミング信号により、ケーブル間電圧検出
回路から出力されるケーブル間電圧からトロイダルコイ
ルの出力を、減算回路により減算した出力即ち、前記ゼ
ロクロスタイミング時のケーブル間電圧を求め、これと
前記溶接電流の所定の半サイクルのピーク値とを、割算
回路に入力して、R−v(t)/1(t)の関係からケ
ーブル間の抵抗値を溶接打点毎に逐次インプロセスで演
算する。
また、前記のように溶接打点毎に連続して計測されるケ
ーブル間の抵抗値の単位時間当たりの変化量を算出し、
その変化量をあらかじめ設定した判定しきい値と比較し
て、所定時間又は溶接打点数を指定して、ケーブルの断
線を予知する。
さらに、前記のように溶接打点毎に連続して計測される
ケーブル間の抵抗値の推移曲線又はその単位時間当たり
の変化量の推移曲線を求め、最新プロット点における法
線の判定しきい値線との交点を求め、この交点を基準と
して該交点と前記最新プロット点間の距離に等しい距離
の点を、判定しきい値線上に求め、この点を推移曲線が
通る点と仮定して、判定しきい値に達する時間又は溶接
打点数を推定しケーブルの断線を予知する。
「実施例」 本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図は、ケーブル間抵抗値計測装置Aの回路ブロック
図を示し、]は溶接トランスであって、溶接ガン電極2
,3をキックレスケーブル4により接続する。溶接ガン
電極2,3の先端チップ5゜6間には被溶接材7,8が
挟持され、溶接電流の通電により溶接が施される。一方
の溶接ガン電極3とキックレスケーブル4との間は、補
助ケーブル9により接続するとともに1へロイダルコイ
ル10を巻装する。補助ケーブル9の両端にはリード線
によりケーブル間電圧検出回路11を接続する。ケーブ
ル間電圧検出回路1]は、補助ケーブル9の両端間に印
加される電圧を検出するものである。トロイダルコイル
10の出力は、微分電流検出回路12.タイミング回路
13及び前記ケーブル間電圧検出回路11に接続する減
算回路14に入力される。微分電流検出回路12は、前
記トロイダルコイル10の出力から微分電流を検出して
、その出力を積分回路15と後述するゼロクロスタイミ
ング回路]6へ入力する。タイミング回路13は、交流
溶接電流のサイクル数をカウントし、あらかじめ設定し
た半サイクルのみ、信号を出力するものであり、そのタ
イミング信号はゼロクロスタイミング検出回路16とサ
ンプルゲート18へ出力される。減算回#r14は、ケ
ーブル間電圧V(t)からトロイダルコイル]0の出力
di/dtを減算するものである。また積分回路15は
微分電流検出回路11の出力を積分して溶接電流1(t
)を求める。ゼロクロスタイミング検出回路]6は、前
記タイミング回路13からのタイミング信号に基づき、
oq記微分電流検出回路]2がら出力される微分電流の
所定の半サイクルのゼロクロスタイミング、即ちdi/
dt=0のタイミングで電流電圧を検出するようにサン
プルゲート17を開くスイッチングを行う。前記した減
算回路14の出力はサンプルゲート17へ、積分回路1
5の出力はサンプルゲート18へそれぞれ入力する。
サンプルゲート17のゲートは前記したように、ゼロク
ロスタイミング検出回路16のタイミング信号により開
かれ、サンプルゲート18のゲートはタイミング回路1
3のタイミング信号により開かれる。19はピーク値検
出回路であって、サンプルゲート18を開いて積分回路
15の出力である溶接電流1(t)の所定の半サイクル
を入力してそのピーク値を検出する。20は割算回路で
あってサンプルゲート17を開くことにより、前記di
/dt=oのタイミングで電圧の誘導ノイズ分を除去し
た溶接電圧v(t)と、溶接電流のピーク値とを入力し
てオームの法則によりケーブル間の抵抗値を演算するも
のである。このケーブル間の抵抗値の演算は、インプロ
セスで溶接打点毎に連続して行われる。
前記減算回路14においては、誘導ノイズ分を含んだケ
ーブル間電圧V(t)からトロイダルコイルの出力i’
(t)との差を、以下の算式で示されるように算出して
いる。
V(t)−i’(t)=v(t)+n(t、)−i、’
(t)=v(t)+1cdi/dt−Kdi/dt(但
し、k−ケーブル間電圧計測用リード線により定まる定
数 に−トロイダルコイルにより定まる定数);、V(t)
−i″(t )= v (t )+ (k −K )d
i/ dtとなる。
従って、ケーブル間電圧V(t)から誘導ノイズ分n(
t;)を除いた真のケーブル間電圧v(t)は、前式に
より理論的にはに=にとすれば、ゼロクロスタイミング
を考慮する必要もなく求めることができる。実際には溶
接ラインに配置される溶接ガンの構造とか、溶接ガンに
接続されるケーブル長さ等により、誘導ノイズ分は個々
に異なるため、安定的且つ正確にk = Kとすること
は難しい。しかしながら定数k及び1(は、使用される
電圧計測用リード線、トロイダルコイルにより定まるも
のであるため、両者を調整することによりその値を近づ
けることができ、またその調整も簡単に行うことができ
る。第2図は、k>K、に勾K及びk<Kの場合のV(
t)−i’(t、)の出力波形を示したものであるが、
いわゆるゼロクロスタイミングdi/dt=0ての値は
、いずれも等しく、減算回路により減算することにより
、出力波形の傾斜(変化率)が緩やかになる。このため
、ゼロクロスタイミング検出が正確に行われなくて、多
少タイミングがズしてもそれによる誤差の影響を軽減す
ることが可能となり、ケーブル間電圧の値をより正確に
求めることができ、これとゼロクロスタイミングと同時
に発生する溶接電流の所定の半サイクルのピーク値とか
ら、オームの法則によりケーブル間の抵抗値をより誤差
の少ない形で、しかもインプロセスで溶接打点毎に連続
的に算出することができる。
また、前記したように算出されるケーブル間の抵抗値に
基づいて、ケーブルの断線を予知する方法について説明
する。
第3図は、本予知方法を実施する概略ブロック図を示し
、ケーブル間抵抗値計測装置Aにより溶接打点毎に算出
される抵抗値R(t)を微分回路31に入力してdR/
dtを演算、し、続いて比較回路32により予め設定し
た断線判定しきい値1〕と比較し、dR/dt>hの場
合には警報回路33により断線予告警報を発する。
この断線予知方法は、抵抗値の経時的な上昇変化が、前
記したように徐々に変化する場合と、急激に上昇する場
合があって、後者がケーブルの断線に基づくものである
との経験則によりなされたもので、抵抗値の単位時間当
たりの変化率を算出することにより、急激な抵抗値の上
昇変化を一層明確にすることができる(第4図(b)参
照)。この場合の断線判定しきい値は、工程の溶接条件
9判定レベルの設定等により左右されるものであるため
、工程実験により適正かつ妥当なしきい値を求める。こ
の断線判定しきい値を、抵抗値R(t)とdR/dtの
両方に設定して、さらに予知精度を高めることもできる
さらに、前記したケーブル間抵抗値R(t)のdR/d
tを算出して、現時点からのケーブルの寿命を推定する
こともできる。
本方法は、マイクロコンピュータを用い、ソフト的な処
理により実施することが可能であり、以下第5図のフロ
ーチャート及び第6図を参照して説明する。
まず、ステップ5LOL(以下ステップを省略する)で
、t =T、の時点のR=R(t)を読み込み、続いて
5102でf ’ (t )= dR/ dt = a
を演算し、点A(T、、a)を求める。8103では、
点Aにおける法線の方程式を求め、予め設定した断線判
定しきい値線f’(t)−pとの交点○A(TA、P>
を求める。続いて5104では、OA、A間の距離p=
OAAを求め、5105に進んで前記断線判定しきい値
線f″(t )−p上にOAから0AB=1の点B(T
−、p)を求める。即ちBは09を中心とし半径lの円
弧とf″(t )−pとの交点となる。さらに8106
に進み”r’ 、 −T 、を算出して、これを現時点
から断線までの寿命推定値又は打点数とする。
前記dR/dtは、溶接条件等のバラツキ等により、経
時的にプロットしても滑らかな推移曲線とはならない場
合があるが、一定打点数毎の平均値を算出する平均処理
を行って、実情から遊離する不自然な推定値の急激な変
動を押さえることができる。
またclR/dtではなく抵抗値Rを用いて推定曲線を
プロットして、本発明方法を実施することもできる。
現時点からの推移曲線を06を中心とする半径OAAの
円弧と仮定したが、他の2次、3次関数曲線を用いるこ
ともできる。実際には溶接工程ラインのバラツキを考慮
すれば関数を厳密に設定する必要はなく、前記した方法
で十分実用に供することができる。
尚、本実施例では補助ケーブル9のケーブル間抵抗計測
及び断線予知に適用した例を示したが、キックレスケー
ブル4,4のケーブル間抵抗計測及び断線予知にも適用
用能であることは言うまでもない。
「発明の効果」 本発明は、前記した具体的手段及び作用の説明で明らか
にしたように、請求項1記載の発明は、ケーブル間電圧
検出回路から出力されるケーブル間電圧からトロイダル
コイルの出力を、減算回路により減算した出力から、前
記ゼロクロスタイミング時のケーブル間電圧を求め、こ
れと前記溶接電流の所定の半サイクルのピーク値とを、
割算回路に入力して、R=v(t)/1(t)の関係が
らケーブル間の抵抗値を溶接打点毎に逐次インプロセス
で演算することにより、前記減算回路からのケ一プル間
電圧の出力波形の傾斜が綬やかになって、ゼロクロスタ
イミングの検出が多少ズしても、真のケーブル間電圧の
算出上大きな誤差とはならず、ケーブル間の抵抗値の測
定をインプロセスでより正確に行うことができ、また、
請求項2記載の発明は前記方法を実施するための最適な
装置を提供できる。
請求項3の発明は、請求項1記載の方法により溶接打点
毎に連続して計測されるケーブル間の抵抗値の単位時間
当たりの変化量を算出し、その変化量をあらがしめ設定
した判定しきい値と比較して、所定時間又は溶接打点数
経過後におりる、ケーブルの断線を予知することにより
、断線間際のケーブル間の抵抗値の急激な上昇変化と、
直ちに断線につながらない緩慢な変化とを明確に区別し
て、断線予知の誤判定を防止することができる。
請求項4記載の発明は、前記請求項1記載の方法により
計測されるケーブル間の抵抗値の推移曲線又はその単位
時間当たりの変化量の推移曲線を求め、最新プロット点
における法線の判定しきい値線との交点を求め、この交
点を基準として該交点と前記最新プロット点間の距離に
等しい距離の点を、判定しきい値線上に求め、この点を
推移曲線が通る点と仮定して、判定しきい値に達する時
間又は溶接打点数を推定しケーブルの断線を予知するこ
とにより、現時点から断線までの寿命又は打点数を、実
用に充分供する精度でもって推定することができ、溶接
工程管理の効率を高めて生産性を向上できる等の優れた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本発明の実施例を示し、第1図はケーブル
間抵抗値計測装置Aの回路ブロック図、第2図は同出力
波形図の比較図、第3図はケーブル断線予知方法を実施
するための概略ブロック図、第4図(a)、(b)は同
方法における抵抗及び抵抗の栄位時間当たりの変化量を
示した説明図、第5図は他のケーブル断線予知方法を実
施するためのフローヂャート、第6図はその説明図、第
7図は溶接電流、誘導ノイズ等の関係を示した波形図、
第8図はゼロクロスタイミング検出のズレによる誤差を
説明した説明図、第9図(a)、(b)は抵抗値上昇の
態様を説明した説明図である。 481.キックレスケーブル、  10 、トロイダル
コイル、 11 、、、ケーブル電圧検出回路、12、
、、微分電流検出回路、 13.、、タイミング回路、
 141.減算回路、 15 、、、積分回路、16、
、、ゼロクロスタイミング検出回路、  19.。 ピーク値検出回路、 20.、、割算回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溶接2次ケーブルに巻いたトロイダルコイルの出
    力を積分して得られる電流波形の所定の半サイクルのピ
    ーク値を検出するとともに、溶接2次ケーブルの誘導ノ
    イズ成分を含むケーブル間電圧から前記トロイダルコイ
    ル出力を減算し、これによって得られる電圧波形から、
    前記電流波形の所定の半サイクルのピーク値に対応した
    ゼロクロスタイミングでの電圧を検出し、これらの検出
    電流および電圧から溶接2次ケーブルのケーブル間抵抗
    を演算することを特徴とする溶接2次ケーブルのケーブ
    ル間抵抗計測方法。
  2. (2)溶接2次ケーブルに巻いたトロイダルコイルの出
    力から微分電流を検出する微分電流検出回路と、該回路
    により検出される微分電流を積分する積分回路と、サイ
    クル数をカウントし予め設定した半サイクルのみ、信号
    を出力するタイミング回路と、そのタイミング信号に基
    づき、前記積分回路で積分された電流の所定の半サイク
    ルのピーク値を検出するピーク値検出回路と、タイミン
    グ回路からのタイミング信号に基づき、前記微分電流の
    所定の半サイクルのゼロクロスタイミングを検出するゼ
    ロクロスタイミング検出回路と、溶接2次ケーブルのケ
    ーブル間電圧を検出するケーブル間電圧検出回路と、該
    回路により検出される誘導ノイズ成分を含むケーブル間
    電圧から前記トロイダルコイル出力を減算する減算回路
    と、ゼロクロスタイミング検出回路からのゼロクロスタ
    イミング信号に基づく減算回路の出力と、前記ピーク値
    検出回路の出力とからケーブル間抵抗を演算する割算回
    路とを具備したことを特徴とする溶接2次ケーブルのケ
    ーブル間抵抗計測装置。
  3. (3)請求項1記載のケーブル間抵抗計測方法によりケ
    ーブル間抵抗をインプロセスで溶接打点毎に連続測定す
    るとともに、この測定値を微分してケーブル間抵抗の単
    位時間当たりの変化量を測定し、その変化量を判定しき
    い値と比較して溶接2次ケーブルの断線を予知すること
    を特徴とする溶接2次ケーブルの断線予知方法。
  4. (4)請求項1記載のケーブル間抵抗計測方法によりイ
    ンプロセスで溶接打点毎に連続測定したケーブル間抵抗
    またはこの抵抗の単位時間当たりの変化量の推移をプロ
    ットし、この推移曲線上の最新プロット点における法線
    と予め設定された一定レベルの判定しきい値線との交点
    を求め、この交点から該交点と前記最新プロット点間の
    距離に等しい距離の点を前記判定しきい値線上に求め、
    この点を前記推移曲線が通ると仮定して、抵抗または抵
    抗変化量が判定しきい値に達する時間または打点数を推
    定することを特徴とする溶接2次ケーブルの断線予知方
    法。
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