JPH01261092A - 映像信号記録装置 - Google Patents

映像信号記録装置

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JPH01261092A
JPH01261092A JP9009488A JP9009488A JPH01261092A JP H01261092 A JPH01261092 A JP H01261092A JP 9009488 A JP9009488 A JP 9009488A JP 9009488 A JP9009488 A JP 9009488A JP H01261092 A JPH01261092 A JP H01261092A
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JP
Japan
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signal
circuit
color
modulated carrier
frequency
Prior art date
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Application number
JP9009488A
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English (en)
Inventor
Yutaka Ichii
一井 豊
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は文字放送信号のデコードを良好に行うことがで
きるようにするための映像信号記録装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、特にホームビデオに採用されている、映像信号を
構成する輝度信号とカラー信号とを別々の信号処理系で
処理するようになっている映像信号処理方式がある。
この方式は、すなわち記録帯域節約のため、記録輝度信
号処理系では記録輝度信号をFM変調し、記録カラー信
号処理系では記録カラー信号を該FM帯域より低い70
0kHz付近に低域変換(低域カラー変換)して、この
低域変換カラー信号と記録輝度信号のFM変調波とを重
ね合せて記録し、再生の際、再生輝度信号処理系ではF
M輝度信号を復調し、再生輝度信号では低域変換カラー
信号をPLL (フェイズ・ロックド拳ループ)を用い
て3、 58Ml1z  (カラーバースト(以下、C
Bという。)信号の周波数)に周波数変換し、両者を合
成し上記再生コンポジットビデオ信号を得る、という低
域変換カラ一方式のホームビデオにおける記録再生方式
がその代表例である。
ところで、近年、映像信号における垂直帰線期間の一部
であって搬送カラー信号が重畳されることのない水平走
査期間を利用して行う文字放送が始められた。
この文字放送は、放送局側において当該水平走査期間に
所定の文字・図形・音声等に対応する符号等を表した文
字放送信号を重畳させて映像信号を送出し、受信機側に
おいて映像信号からその文字放送信号を取出し、これが
表す符号をデコードし、その符号に対応した文字・図形
・音声等を画面に表示し、それらから様々な情報を得る
ことができる、というものである。
そして、ビデオテープレコーダなどの映像信号記録再生
装置の発展は著しく、例えば水平解像度が400本以上
(輝度信号帯域5MHz以上。)を実現したもので製品
化されているものがあり、対して文字放送信号は例えば
日本のものである場合、第8図に示すようなスペクトラ
ム分布を持つものであって、帯域的な面では充分伝送で
きるため、文字放送信号のVTR再生への適用に関する
技術開発が進められている。
第7図は従来の文字放送信号デコーダによりビデオテー
プレコーダにおける再生信号処理系の出力から文字放送
信号を抜取る場合の回路構成を示したものである。
この図において、1はビデオテープ、2は該ビデオテー
プ1に対して映像信号の記録再生を行う録再ヘッドであ
る。3はプリアンプ、4は上記再生輝度信号処理系を構
成する輝度信号処理回路、5は上記再生カラー信号処理
系を構成するカラー信号処理回路、6は混合器であり、
録再ヘッド2により読取られた再生映像信号はプリアン
プ3を介して両信号処理回路4,5に入力され、輝度信
号処理回路4でFM輝度信号が、カラー信号処理回路5
において低域変換カラー信号が上記の如く処理され、混
合器6において合成され再生コンポジット映像信号とな
る。
さて、文字放送信号デコーダの文字信号データ抜取り部
分について説明すると、まず、文字信号データの抜取り
のためのサンプリングクロックの周波数は例えば5.7
2727MHz  (以下5.72M1(zと略記する
。)に定められている。このクロック周波数はビデオ信
号中のカラーバースト信号(以下、CB信号という。)
に基づいて、第1及び第2の2つのPLL回路10.1
1によって作成される。すなわち、端子7より入力され
た再生コンポジット映像信号を3. 58MHzのバン
ドパスフィルタ8とパーストゲート9を通すことにより
CB信号を取出す。このCB信号を第1のPLL回路1
0に加える。この第1のPLL回路10では、3.58
MIIzの水晶発振子13を用いたVXO14と、位相
検出器(P/D)15とによってCB信号の位相に同期
した3、  58 MHzの信号を作成し、第2のPL
L回路11へと送出する。その第2のPLL回路11は
、クロック周波数5.72MHzは色副搬送波の周波数
3. 579MHzの815倍であり且つ水平走査周波
数fHの364倍であるという関係を利用して、5.7
2MHzの水晶発振子17を用いたVXO18と、1/
8カウンタ19と、位相検出器(P/D)20と、第1
のPLL回路の出力を分周する115カウンタ16とに
より、5. 72MHzの周波数を持つサンプリングク
ロックを形成している。
このサンプリングクロックは、サブCPU21により制
御されるデイレイライン12を介してフL/−ミングコ
ード検出回路としてのフレームパルスフライホイール回
路28に入力されている。
一方、上記再生コンポジット映像信号は、同期信号分離
回路22に入力され、そこで同期信号が分離される。こ
の同期信号は、パルスデイレイ回路(図示せず)を介し
て前述したパーストゲート9の制御端に入力され、且つ
シフトレジスタ26に入力され、さらに垂直同期信号分
離回路23に入力される。その垂直同期信号分離回路2
3においては、垂直同期信号のみが取出されて、単安定
マルチバイブレークを含むパルス発生器24に入力され
る。このパルス発生器24は、同期信号分離回路22か
らの同期信号の立下がりまたは垂直同期信号分離回路2
3からの垂直同期信号の立上がりから文字放送信号が重
畳されているラインが含まれる期間のパルスを発生させ
る。そのパルスは後述するヒユーズ溶断型のROM27
に入力されている。このパルスは、その発生期間中のみ
水平同期信号からフレーミングコードが含まれる期間の
パルスを発生させるものである。
これとは別に、上記ビデオ信号からはAGC/データス
ライス回路25により文字データが抜取られる。その文
字データはシフトレジスタ26に、前述のデイレイライ
ン12を介して加えられるサンプリングクロックに従っ
て格納される。そしてヒユーズ溶断型ROM27はその
格納データがシフトレジスタ26の出力で指定されたア
ドレスに従い且つパルス発生器24からの出力パルスに
応答して読出される。すなわち、ROM27にはフレー
ミングコードのパターンと一致したアドレス値にのみ“
1”が予め記憶されており、シフトレジスタ26の出力
で指定されるアドレスがROM27内のフレーミングコ
ードに一致したときのみパルスを出力する。そのROM
27からフレーミングコード検出パルスがフレームパル
スフライホイール回路28へ出力される。フレームパル
スフライホイール回路28ではフレーム同期の有無に応
じて正しいフレーミングパルスを出力する。
また、AGC/データスライス回路25によって抜取ら
れた文字データの誤りを訂正するため、シフトレジスタ
26の次段にエラー訂正回路29が設けられている。こ
のエラー訂正回路29には、エラー訂正を行うため、同
期信号分離回路22からの同期信号と、垂直同期信号分
離回路23からの垂直同期信号と、デイレイライン12
からのサンプリングクロックが入力されている。そして
、エラーが最も少なくなるようにデイレイライン12の
遅延量をサブCPU21で変えて、最少のエラー量を実
現している。エラー訂正されたデータはバッファメモリ
30に格納される。
このように、第7図に示す従来のデコーダにおいては、
再生映像信号から抜取ったCB信号にロックするように
PLL回路10の3.58MHzのVXO14を動かし
、さらにこの3.58MHzとロックするようにサンプ
リングクロックとなる5、72MHzをVXO18で作
っている。
上記クロックGKの位相は、デイレイライン12の遅延
量を、最もデータが良く抜けるように動かすことにより
調整される即ち、より詳しくは、エラー訂正回路29に
おいて最もエラーが小さくなるように、デイレイライン
12の遅延量をサブCPU (マイクロコンピュータ)
21によって動かすことにより行われる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記したようなデコーダには、次のような理由によって
、VTR再生によって得た文字信号をデコードするのは
難しいという問題がある。即ち、CB信号と輝度信号(
及び文字情報信号)との関係について見ると、低域変換
カラ一方式では、CB信号はジッターが補償された3、
  58MHzになるようにカラー信号処理系(カラー
信号処理回路5)において周波数変換されるのに対し、
輝度信号処理系(輝度信号処理回路4)を通ってきた信
号はジッターを持ったままで、CB信号とはロックして
いない。
したがって、上記デコーダによる信号処理方式において
は、上述したように、5. 72MHzのサンプリング
クロックはかかるジッターが補償されたCB信号にロッ
クするものとして作られるのに対し、文字情報はジッタ
ーに追従して動いている。
そのため、その文字情報においては、各フィールド毎に
最適なりロックの位相が全く異なっている。
そして、その位相の調整はデイレイライン12により行
なわれるが、そのデイレイライン12による位相の調整
は、各データパケット部DPのクロックランインの範囲
で合わせ込めるような速い応答性は持っていない。その
ため、各フィールド毎に最適クロック位相が異なる場合
には、文字放送ではないとみなしてしまう。このような
ことから、上記したように、第7図の従来のデコーダで
は、VTR再生によって得た再生映像信号から文字放送
信号をデコードするのは難しい。
このように輝度信号とカラー信号とが別々の信号処理系
で処理され両者の位相が互いにずれてしまうような場合
、従来のデコーダではCB信号を基にして生成したサン
プリングクロックの位相と文字放送信号の位相とが一致
せず、文字信号データの抜取りが確実に行われなくなる
という問題点がある。
本発明は上記従来技術の有する問題点に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、その位相が文字放送
信号の位相と一致したサンプリングクロックを生成可能
な信号を再生系にて得られるようにするための映像信号
記録装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の映像信号記録装置は、FM輝度信号の帯域より
下の帯域に属し且つ文字放送信号デコード用サンプリン
グクロックの生成において基準となるべき一定周波数の
変調信号を発生する変調信号発生回路と、この変調信号
でカラー副搬送波を変調することにより被変調キャリア
信号を生成する被変調キャリア信号生成回路と、映像信
号における垂直帰線消去期間のうちの少なくとも一部の
期間に相当する被変調キャリア挿入期間は、搬送カラー
信号を低域変換する低域変換器に入力する被変換信号を
該搬送カラー信号から前記被変調キャリア信号に切換え
る被変換信号切換え回路とを備えている。
〔作 用〕
本発明によれば、被変調キャリア信号は低域変換器を通
され、そのカラー副搬送波成分が低域変換され、記録媒
体に記録される。よって再生時、その低域変換された被
変調キャリア信号はCB信号と同じカラー信号処理系を
通され周波数変換され、そこでカラー副搬送波成分は水
晶等からの基準クロックにロックされジッタが補償され
るようになるが、変調波成分はジッタを含んだ状態が保
持される。したがって、この変調波成分は文字放送信号
の位相と一致したサンプリングクロックを生成可能な信
号として得ることができる。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例について図面を参照しつつ説明す
る。
第1図は本発明に係る映像信号記録装置の一実施例を示
すブロック図、第2図は第1図に示す記録装置により記
録された映像信号から文字放送信号をデコードする文字
放送信号デコーダの一例を示すブロック図、第3図は同
デコーダの他の例を示すブロック図、第4図は第1図に
示す装置の主要回路の出力信号を示す信号波形図、第5
図は映像信号とその垂直帰線消去期間に挿入される被変
調キャリア信号とを期間的に対応させて示す信号波形図
、第6図は第2図及び第3図に示す文字放送信号デコー
ダのサンプリングクロック生成回路における主要回路の
出力信号を示す信号波形図である。
まず、第1図において、30は記録系輝度信号処理回路
、31は記録系カラー信号処理回路、32は混合器、3
3は記録アンプ、35はYC分離回路である。放送局あ
るいは他のAV機器から受信したコンポジット映像信号
は、このYC分離回路35により輝度信号(文字放送信
号を含む。)と搬送カラー信号とに分離される。輝度信
号は記録系輝度信号処理回路30により周波数変調され
てFM輝度信号とされる。同映像信号の搬送カラー信号
等は記録系カラー信号処理回路31において低域変換さ
れて低域変換カラー信号とされる。
FM輝度信号と低域変換カラー信号とは混合器32で合
成され記録アンプ33を通して録再ヘッド2によりビデ
オテープ1に記録されるようになっている。
次に、記録系カラー信号処理回路31の詳細について説
明する。
まず、36は同期信号分離回路、37はハーフHパルス
キラー回路である。同期信号分離回路36は記録輝度信
号から同期信号(垂直同期信号及び水平同期信号)を分
離するもので、ハーフHパルスキラー回路37は、この
同期信号分離回路36の出力信号から水平同期信号を分
離するものである。
38はACC回路、39はカラー副搬送波生成回路であ
る。搬送カラー信号は、ACC回路38を通ってカラー
副搬送波生成回路39に入力され、このカラー副搬送波
生成回路39により搬送カラー信号に含まれるCB信号
を基にカラー副搬送波が生成される。このカラー副搬送
波生成回路39はパーストゲート回路40と位相比較器
41とVXO42とから構成されている。パーストゲー
ト回路40にはACC回路38の出力信号とハーフHパ
ルスキラー回路37の出力信号とが人力され、このパー
ストゲート回路40はハーフHパルスキラー回路37か
らの水平同期信号によりタイミングを計ってACC回路
38からの搬送カラー信号からCB信号を抜取るもので
ある。位相比較器41には、このCB信号とVXO42
の出力信号とが入力されており、この位相比較器41は
両信号の位相差をこれに比例した電圧値をもって表す位
相差信号を出力する。VXO42は、この位相差信号に
より、その発振周波数が制御されるものであり、よって
、このVXO42からはCB信号にロックした3、  
58M)Iz  (NT S C方式の場合。)の連続
波であるカラー副搬送波が出力される。
43はAFC回路であり、このAFC回路43はハーフ
Hパルスキラー回路37における出力信号周波数の40
倍の周波数を有する信号を作成するもので、つまり、水
平同期信号周波数fHの40倍の周波数の出力信号を発
生する。
44は第1平衡変調器、45は帯域フィルタである。第
1平衡変調器44にはVXO42からのカラー副搬送波
信号とAFC回路43からの40fH信号とが入力され
、この第1平衡変調器により両信号について平衡変調が
なされて周波数が3、 58MHz±4OfHの信号が
作成される。この信号は帯域フィルタ45を通されて周
波数が3.58MHz +40 fHの信号とされる。
46はl/20分周器、47は帯域フィルタ、48は変
調器である。l/2G分周器46は第4図(a)に示す
VXO42からのカラー副搬送波信号を1720分周し
て第4図(b)に示すような出力信号を発生する。帯域
フィルタ47は1/20分周器46の出力信号から基本
波成分のみ取出され第4図(c)に示すような正弦波信
号を出力する。l/20分周器46と帯域フィルタ47
とは変調信号発生回路を構成するもので、その正弦波信
号は、FM輝度信号の帯域より低い帯域に属し且つ一定
の周波数179 KHzのものであって、文字放送信号
デコード用サンプリングクロックの生成において基準と
する変調信号となるものである。変調器48は被変調キ
ャリア信号生成回路として機能するもので、この変調器
48によりカラー副搬送波信号が帯域フィルタ45から
の変調信号で変調された被変調キャリア信号が生成され
る。
49は切換えパルス発生回路、50は切換えスイッチ、
51は第2平衡変調器、52は低域変換器である。ここ
で、第5図(a)は映像信号の垂直帰線消去期間の部分
を、第5図(b)は切換えパルス発生回路49の出力を
、第5図(c)は切換えスイッチ50からの被変調キャ
リア信号出力のみをそれぞれ示したものである。これら
に示されるように、まず、切換えパルス発生回路49は
同期信号分離回路36からの同期信号に基づいて垂直帰
線消去期間のうちの少なくとも一部の期間に相当する被
変調キャリア挿入期間だけ“H”になる切換えパルスを
発生するものである。切換えスイッチ50は、ACC回
路38からの搬送カラー信号と変調器48からの被変調
キャリア信号とを切換え出力するものであり、切換えパ
ルス発生回路49からの切換えパルスをその切換え制御
信号として受け、この切換えパルスが“L”のときには
搬送カラー信号を出力し、同切換えパルスが“L“のと
きには第5図(C)にしめずような被変調キャリア信号
を出力するようになっている。
51は第2平衡変調器、52は低域フィルタである。第
2平衡変調器51は帯域フィルタ45の周波数3.58
)111z +4 Of Hの出力信号と切換えスイッ
チ50の出力信号とを受けて平衡変調を行うものである
。よって、この第2平衡変調器51からは、切換えスイ
ッチ50から搬送カラー信号が入力されているときには
周波数が(3,58M1lz +40 f II )±
(搬送カラー信号の周波数)の信号を出力し、切換えス
イッチ50から被変調キャリア信号が入力されていると
きには周波数が(3,58MHz +40 fH)±(
搬送カラー信号の周波数+179kHz)の信号を出力
する。なお、ここで、映像信号における被変調キャリア
信号が挿入されている期間はカラー信号成分は存在しな
いので、後者の信号の周波数は(3,58MHz +4
0fH)±179 kHzとなる。この第2平衡変調器
51の出力信号は低域フィルタ52に入力され、この低
域フィルタ52によりカラー副搬送波が40fHとなる
ように低域変換された低域変換カラー信号が得られるも
ので、この低域変換カラー信号は被変調キャリア信号の
カラー副搬送波が4Of11となっている低域変換被変
調信号を含むものとなる。したがって、低域変換被変調
信号は低域変換カラー信号と同じく記録系輝度信号処理
回路30からのFM輝度信号のレベルを変調するものと
なって、ビデオテープ1に記録されることとなる。
このように記録された低域変換変調信号は、再生時に再
生系カラー信号処理回路において周波数変換され、そこ
でカラー副搬送波成分は水晶等からの基準クロックにロ
ックされジッタが補償されるようになるが、該カラー副
搬送波成分と周波数の異なる変調波成分はジッタを含ん
だ状態が保持されるため、この変調波成分は文字放送信
号の位相と一致したサンプリングクロックの生成を可能
にする信号として得られるものである。
なお、この実施例では、被変調キャリア信号を振幅変調
により得たが、周波数変調や位相変調でも良い。
また、第5図に示すように、被変調キャリア信号の挿入
期間として同期信号部分を除いている。
これは、再生時に映像信号をコンポジットビデオ信号と
して処理するときに、その処理回路の中にクランプ回路
などが入った場合、同期信号部分に被変調キャリア信号
が重畳しているとクランプの基準レベルがその被変調キ
ャリア信号のレベル分ずれ、正常なりランプ効果を得ら
れないようになってしまうことがないようにしたもので
ある。
なお、再生系において、カラー信号から被変調キャリア
信号を抜いた後に輝度信号と合成してコンポジットビデ
オ信号とする、ような手段を施せば、被変調キャリア信
号を同期信号部分にも乗せて、映像信号に連続波として
挿入するようにしても良い。
それでは次に、上記のようにビデオテープに記録された
被変調キャリア信号を用いて、サンプリングクロックを
生成する装置について説明する。
第2図において、まず、ビデオテープ1に記録されてい
る低域変換被変調信号は、録再ヘッドにより読取られプ
リアンプ3を通って再生系カラー信号処理回路5に至り
、この再生系カラー信号処理回路5においてそのカラー
副搬送波成分が周波数変換されて第6図(a)に示すよ
うな被変調キャリア信号として再生され、再生カラー信
号に挿入された状態で次遅するサンプリングクロック生
成系に入力される。
53は抜取りパルス発生回路、54は抜取りスイッチで
ある。抜取りパルス発生回路53は同期信号分離回路2
2及び垂直同期分離回路23の出力を基に、再生カラー
信号の被変調キャリア信号が挿入されている期間のみ“
H″になる切換えパルス発生回路49と同じ出力パルス
信号、あるいは同被変調キャリア信号挿入期間を含み且
つ搬送カラー信号やCB信号の在る期間を含まない期間
のみ“H”になるパルス信号を生成出力する。抜取りス
イッチ54は、この抜取りパルス発生回路53からのパ
ルス信号をオン・オフ制御信号として受け、この制御パ
ルス信号が“H″のときのみ閉成して、その一端に入力
されている再生カラー信号を他端に出力するもので、こ
れにより再生カラー信号から被変調キャリア信号が抜取
られるようになっている。
55は復調回路、56は波形整形回路である。
復調回路55は、スイッチ54からの被変調キャリア信
号を復調し、第6図(b)に示すような変調信号を出力
する。波形整形回路56は、この変調信号を整形して第
6図(C)のようなサンプリングクロックの位相制御用
基準としての基準パルス信号を出力する。
57は位相制御回路である。この位相制御回路57は、
サンプリングクロックの位相を波形整形回路56からの
パルス信号の位相にロックするためのもので、サンプリ
ングクロックの周波数が5.72MHz −364fH
であり、波形整形回路56からのパルス信号が179k
Hz =22.75/ 2 f H−(384/1B/
2) f Hであることを利用したPLL回路として組
まれている。すなわち、この位相制御回路57は遅延回
路58とイクスクルーシブオア回路(以下、XOR回路
という。)59とVCO60と1ノ16分周器61と位
相比較器62とローパスフィルタ(LPF)63とバッ
ファ64とを備えている。
遅延回路58は波形整形回路56からのパルス信号をそ
の1/4周期だけ遅らせるもので、XOR回路59には
波形整形回路56の出力信号と遅延回路58の出力信号
とが入力され、このXOR回路59からは波形整形回路
56からのパルス信号が2逓倍された形の第6図(d)
に示すような358kHzのパルス信号が出力されるよ
うになっている。VCO60は制御電圧値が0のとき5
、 72MHzのパルス信号を出力するもので、その出
力信号の周波数は1へ6分周器61により358 kl
(zにされXOR回路58からのパルス信号周波数と同
じにされる。位相比較器62はXOR回路58からのパ
ルス信号と1116分周器61からのパルス信号との位
相を比較し、その位相差をこれに比例した電圧値で表す
位相差信号を出力する。この位相差信号はローパスフィ
ルタ63により平滑化され且つバッファ64により増幅
されてVCO60に制御電圧として与えられる。これに
より、このVCO60よりXOR回路58からのパルス
信号にロックした5、72MHzのパルス信号が得られ
、これがサンプリングクロックとしてデイレイライン1
2に入力される。
こうして得られたサンプリングクロックには被変調キャ
リア信号の変調信号にジッタがある場合これが写される
こととなるため、同じくジッダのある文字放送信号の抜
取りを取りこぼしなしに行うことができる。
尚、文字放送信号と被変調キャリア信号とは、各々異な
る信号処理回路、即ち、文字放送信号は輝度信号処理回
路、被変調キャリア信号はカラー信号処理回路を通され
るため、それらの絶対位相は各信号処理系におけるフィ
ルタ等の遅延特性等に依存して互いに異なるようになる
場合があるが、両者間の相対位相を一定に保持すること
ができるのであるから、絶対位相が互いに異なるような
場合、デイレイライン12、CPU21等によりその位
相差は補償されるため、問題が無いことは明らかである
1/18分周器61と位相比較器62との間のパルス信
号伝送路には開閉スイッチ65が挿入され、バッファ6
4とVCO60との間の制御信号伝送路には開閉スイッ
チ66が挿入され、開閉スイッチ66のVCO60側端
子とアースとの間にはホールドコンデンサ67が接続さ
れている。開閉スイッチ65.66には抜取りパルス発
生回路53からのパルス信号がオン・オフ制御信号とし
て入力されており、これら開閉スイッチ65.66は、
該パルス信号が“L”のとき各信号伝送路を閉路し、同
パルス信号が“H“のとき各信号伝送路を開路するよう
にされている。コンデンサ67は開閉スイッチ66が開
いているとき、その開く直前の制御信号の電圧値を保持
するためのものである。
よって、再生カラー信号における被変調キャリア信号が
挿入されていない期間は位相比較器62における位相比
較を行わず、且つバッファ64からの制御信号をVCO
60に対し遮断するため、VCO60はホールドコンデ
ンサ67において保持されている電圧値に対応した発振
を行うようになっている。
第3図に示すものは位相制御回路の構成が第2図のもの
と相違している。
同図において、符号68で示すものが位相制御回路であ
り、この位相制御回路68は32逓倍回路69とPLL
回路70と可変遅延回路71と位相比較器72とを備え
ている。
32逓倍回路69は波形整形回路56からのパルス信号
を32逓倍して周波数を5. 73MHzとしたパルス
信号を出力する。
PLL回路70はl/2 Hパルスキラー回路73とV
CO74とl/3B4分周器75と位相比較器76とロ
ーパスフィルタ(LPF)77とから構成されている。
1/2 Hパルスキラー回路73は同期信号分離回路2
2の出力を基に水平同期周波数fHのパルス信号を出力
する。VCO74は5.73MHzを中心に制御電圧値
に応じた周波数のパルス信号を出力するものである。1
7384分周器75はそのパルス信号を分周して水平同
期周波数fHのパルス信号を出力する。位相比較器76
は1/2Hパルスキラ一回路73からのパルス信号とl
/3B4分周器75からのパルス信号との位相を比較し
て両者の位相差をこれに比例した電圧値で表す位相差信
号を出力する。この位相差信号はローパスフィルタ77
により平滑化されてvCO74に制御信号として人力さ
れる。よって、このVCO74からは水平同期信号にロ
ックした5、  73MIIz周辺のパルス信号を発生
する。
可変遅延回路71は一定の基準位相から制御電圧値に応
じた遅延量でVCO74からのパルス信号の位相を遅ら
せるものである。位相比較器72は32逓倍回路69か
らのパルス信号と可変遅延回路71からのパルス信号と
の位相差に比例した電圧値で該位相差を表す位相差信号
を出力する。
この位相差信号は可変遅延回路71に制御信号として人
力されており、これによって、可変遅延回路71からは
被変調キャリア信号の変調信号の位相にロックされた5
、73MHzのパルス信号が得られるものである。この
パルス信号はサンプリングクロックとしてデイレイライ
ン12に入力されている。
この手法により得たサンプリングクロックにおいても被
変調キャリア信号の変調信号のジッタが写されるので、
文字放送信号の抜取りを良好に行うことができる。
位相比較器72と可変遅延回路71との位相差信号伝送
路には開閉スイッチ78が挿入され、この開閉スイッチ
78には抜取りパルス発生回路53からのパルス信号が
オン・オフ制御信号として入力され、このパルス信号が
“H”のときのみ当該伝送路を閉路し、同パルス信号が
“L”のときには該伝送路を開路する。この開閉スイッ
チ78の可変遅延回路71側端子とアースとの間にはホ
ールドコンデンサ79が接続され、このホールドコンデ
ンサ79は開閉スイッチ78が開いたときその直前の位
相差信号の電圧を保持するもので、再生カラー信号にお
ける被変調キャリア信号が挿入されていない期間は、こ
のホールドコンデンサ79に保持されている電圧値に対
応する遅延量だけ上記基準位相から遅れたサンプリング
クロックを出力する。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、FM輝度信号の帯
域より下の帯域に属し且つ文字放送信号デコード用サン
プリングクロックの生成において基準となるべき一定周
波数の変調信号でカラー副搬送波を変調した被変調キャ
リア信号を垂直帰線消去期間に挿入し、これを記録する
ようにしたから、被変調キャリア信号は再生系において
カラー信号処理系を通されるものの、周波数変換の際に
ジッタが補償されるのはカラー副搬送波成分のみとなり
、変調波成分はジッタを含んだ状態で得られるので、文
字放送信号と位相の一致したサンプリングクロックを生
成可能な信号が再生系にて得られるという効果を奏する
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る映像信号記録装置の−実施例を示
すブロック図、第2図は第1図に示す記録装置により記
録された映像信号から文字放送信号をデコードする文字
放送信号デコーダの一例を示すブロック図、第3図は同
デコーダの他の例を示すブロック図、第4図は第1図に
示す装置の主要回路の出力信号を示す信号波形図、第5
図は映像信号とその垂直帰線消去期間に挿入される被変
調キャリア信号とを期間的に対応させて示す信号波形図
、第6図は第2図及び第3図に示す文字放送信号デコー
ダのサンプリングクロック生成回路における主要回路の
出力信号を示す信号波形図、第7図は従来の文字放送信
号デコーダの一例を示すブロック図、第8図は文字放送
信号の周波数スペクトラムを示す周波数特性曲線図であ
る。 1・・・ビデオテープ、31・・・記録系カラー信号処
理回路、39・・・カラー副搬送波生成回路、44・・
・第1平衡変調器、45・・・帯域フィルタ、46・・
・1120分周器、47.・・・帯域フィルタ、48・
・・変調器、49・・・切換えパルス発生回路、50・
・・切換えスイッチ、51・・・第2平衡変調器、52
・・・低域フィルタ。 出願人代理人  佐  藤  −雄

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 映像信号を輝度信号と搬送カラー信号とに分離する映像
    信号分離回路と、前記輝度信号を周波数変調してFM変
    調輝度信号を生成するFM変調器を有する輝度信号処理
    回路と、前記搬送カラー信号を低域変換して低域変換カ
    ラー信号を生成する低域変換器を有するカラー信号処理
    回路とを備え、前記FM変調器と前記低域変換カラー信
    号とを合成して記録媒体に記録する映像信号記録装置に
    おいて、 前記FM輝度信号の帯域より下の帯域に属し且つ文字放
    送信号デコード用サンプリングクロックの生成において
    基準となるべき一定周波数の変調信号を発生する変調信
    号発生回路と、 この変調信号でカラー副搬送波を変調することにより被
    変調キャリア信号を生成する被変調キャリア信号生成回
    路と、 前記映像信号における垂直帰線消去期間のうちの少なく
    とも一部の期間に相当する被変調キャリア挿入期間は前
    記低域変換器に入力する被変換信号を前記搬送カラー信
    号から前記被変調キャリア信号に切換える被変換信号切
    換え回路と、 を備えている映像信号記録装置。
JP9009488A 1988-04-12 1988-04-12 映像信号記録装置 Pending JPH01261092A (ja)

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