JPH01259085A - コークス炉の加熱方法 - Google Patents

コークス炉の加熱方法

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JPH01259085A
JPH01259085A JP8591988A JP8591988A JPH01259085A JP H01259085 A JPH01259085 A JP H01259085A JP 8591988 A JP8591988 A JP 8591988A JP 8591988 A JP8591988 A JP 8591988A JP H01259085 A JPH01259085 A JP H01259085A
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JP
Japan
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gas
combustion
coke oven
regenerator
chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP8591988A
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English (en)
Inventor
Haruki Kasaoka
笠岡 玄樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、コークス炉の加熱方法に関し、特に2分割式
コークス炉の加熱方法に関する。
〈従来の技術〉 2分割式コークス炉においては、コークス炉のほぼ中央
部で蓄熱室および燃焼室が2分割されており、一般にマ
シンサイド(以下MSという)、コークスサイド(以下
C3という)と呼ばれる。 石炭乾留の熱源となる燃料
ガスの燃焼は、CSとMSとを交互に一定時間(通常2
0〜30分)毎に切り替え、予熱蓄熱をくり返し熱効率
を高めた操業を行っている。
貧ガスであるミックスガス(以下、Mガスという)燃焼
の場合は、蓄熱室にMガスと燃焼用空気がそれぞれ個別
の室に供給されて予熱されたのちに燃焼室で両者が混合
されて燃焼し、廃ガスは上部水平煙道から反対側の燃焼
室、蓄熱室を経て煙道へ排出される。
富ガスであるコークス炉ガス(以下、Cガスという)燃
焼の場合は、Cガスは蓄熱室を経由せずに蓄熱室上部で
燃焼室下部に位置する下部水平煙道部に供給され、燃焼
用空気だけが蓄熱室を経由する。 廃ガスの流れはMガ
ス燃焼と同じである。
コークス炉の燃焼制御は、燃焼室の温度(一般に炉温と
いう)を所定の値に保つように、Mガス燃焼またはCガ
ス燃焼に拘らず、これら燃料ガス流量を変更することに
より行われている。 即ち、燃焼室の所定の位置に設置
された温度計の指示値と目標温度との偏差を検出し、そ
れに応じた燃料ガス増減量を次の燃焼方向切磐後のガス
流量に反映させる方法が一般に採用されている。
ところでこの方法では、コークス炉の稼働率が低くなる
と、相対的に瞬時ガス流量が低下して端フリユーへのガ
ス配分量が減少するとともに大気側への熱放散を十分に
補償する燃焼がおこなわれない。 第1図はその一例を
示したもので、1は低稼働率の時、2は高稼働率の時の
MS%CS間の燃焼室の温度分布である。
このように低稼働率時においては端部の炉温の温度低下
が、高稼働率時の△T2、△T2’にくらべ、△Tl、
△T、/  と大きく、中央部に比べて石炭の乾留が遅
くなり、端部を除く大部分の石炭がコークス化している
にも拘らず押出しができないため、端部乾留が終了する
まて燃料ガスを消費しなければならず膨大なエネルギー
の損失となる。 また、端部を無視して押出しを行うと
、第2図に示すように両端部未乾留部からの発塵が激し
く環境上の問題となる上に、端部コークスの強度は弱く
製品品質を満足できない。
以上の問題を解決するために現在実施されている方法と
して、Cガス燃焼においては、燃焼工程の途中でガス停
止を行ない、その分量だけ燃焼中のCガス瞬時ガス流量
を高くして端フリユーへのガス配分量を上昇させて操業
することにより、高稼働率時と同等の端フリユー温度降
下程度に改善している。
しかし、この方法は、Mガス燃焼においては・蓄熱室で
の爆発という決定的理由により採用ができない。 即ち
、Cガス燃焼においては、Cガスは蓄熱室を経由しない
が、Mガス燃焼においてガス停止を行なうと、この間に
蓄熱室内へ外気が侵入し、次の燃焼時にMガスが蓄熱室
へ投入されたときにこの貧ガスが上記空気と接して爆発
を引き起こすからである。
なお、ガス爆発の観点から特開昭56−53178号公
報で提案されるように、残留ガスを煙道側に引き落して
爆発を防止する方法もあるが、貧ガスを含んだ空気の追
出しに空気を導入するため、この間冷却されるこになり
、熱効率の点で問題があった。 また、上記ガスの追出
し操作は燃料供給方向の切替時に行われるため、導入空
気による蓄熱室の温度低下が大きく熱効率を重祝すコー
クス炉操業に不向きであった。
そこで、Mガス燃焼においては、例えば、端フリユーの
燃焼室下部へ独立にCガス配管を設置して燃焼させ、端
フリユーを昇温させる方法が考案されている(実開昭6
2−21048号公報参照)。
〈発明が解決しようとする課題〉 Mガス燃焼時の端フリユー昇温を行なうために現在考案
されている唯一の方法は、上記のように端フリユーへ独
立に燃料ガス供給設備を設置するものである。 これは
、膨大な設備投資を伴う。 また、コークス炉外壁に穴
をあけてバーナを設置する等炉体への悪影響も考えられ
るという問題点があった。
本発明は1、設備投資なしで既設コークス炉の設備を利
用し、Mガス燃焼時においても爆発を引き起こすことな
くCガス燃焼時のように瞬時ガス流量を上昇でき、さら
にコークス炉の端部までコークス化しうるコークス炉の
加熱方法を提供することを目的としている。
く課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために、本発明によれば、蓄熱室と
燃焼室を有する燃焼手段を用いて、蓄熱室への貧ガス供
給−ガス停止−富ガス供給をこの順序で1サイクルとし
てコークス炉燃焼ガス流を逆転切替して加熱することを
特徴とするコークス炉の加熱方法が提供される。
以下に、本発明をさらに詳細に説明する。
上記富ガス供給の燃焼は、蓄熱室に滞留している空気を
追い出す程度の最小時間とし、Mガス燃焼の瞬時ガス流
量は、コークス炉の最大稼働率を若干上まわる程度の瞬
時ガス流量とし、全体の必要ガスをガス停止時間の長さ
で調整することにより、爆発を引き起こすことなく端フ
リユーの昇温が達成される。
通常、MSまたはC5の燃焼切替サイクルは20〜30
分程度である。 30分燃焼を例にとると、第3図にお
いて、従来の方法でのMガス流量が、コークス炉稼働率
が最高の場合を3、最低の場合を4とすると、本発明で
はコークス炉稼働率に関係なく5でMガス燃焼、tでガ
ス停止、6でCガス燃焼となる。 即ち、30分間に投
入される燃料ガスカロリーは、3ないし4で示す量と5
と6の和で示す量が等しくなる。 従って、5ではMガ
ス流量が従来の高稼動率時以上となり端フリユーへのガ
ス配分量も多くなり所期の目的を達成できる。
この燃焼パターンを繰り返すことにより、10数時間〜
20数時間で石炭が乾留される。
この間、コークス炉全体の炉温を所定の値とするために
、従来は、3または4のガス流量を1サイクル毎に変更
して調整するが、本発明では、5および6の流量は一定
とし、ガス停止時間tによって調整するものである。
〈実施例〉 以下に本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
第4図は本発明を適用したカールスチル式コークス炉の
断面説明図である。 図において、7はコークス炉の蓄
熱室、8は燃焼室であり、Mガス燃焼とCガス燃焼のい
ずれでも可能な設備となっている。
まず、Mガス用の開閉弁9を開き、流量計10と調節弁
11により所定流量のMガスを所定時間蓄熱室経由燃焼
室へ導入したのち開閉弁9を閉じ、ガス停止期間に入る
このガス停止期間中に外気が蓄熱室7内に侵入する。
次に、Cガス用の開閉弁12を開き、流量計13と調節
弁14により所定流量のCガスを所定時間燃焼室8へ導
入して燃焼すると、その燃焼廃ガスが前記外気が侵入し
ている蓄熱室7を通って侵入空気とともに炉外へ排出さ
れる。
このCガス燃焼時間は、蓄熱室7の容量によるが、通常
2分程度もあれば十分である。
また、前記ガス停止期間は別途炉温制御に基づき、開閉
弁9の閉止から開閉弁12の開放までの時間を調整する
ことによって行われる。
続いて、次のサイクルは、他方の図示しないMガス用の
開閉弁を開いて上記サイクルを燃料ガスの流れ方向だけ
を逆にして行なわれ、これを繰り返えす。
上記実施例で低稼動率操業時における燃焼室内の温度分
布を第1図に破線で示す。 同じ低稼動率操業時の従来
例1にくらべ端フリユーの温度低下が約1/2となって
いる。
この結果乾留熱量原単位が約201eal / t−c
oal低減できた。
〈発明の効果〉 本発明は、以上説明したように構成されているので、特
に設備投資をすることなくコークス炉の低稼動率操業時
において端部の炉温低下を低減し、かつ乾留熱量原単位
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は燃焼室の炉長方向の温度分布図である。 第2図はコークス押出し時のコークス温度と発生する媒
應濃度との関係を示す図である。 第3図は本発明におけるガス燃焼−ガス停止パターンの
説明図である。 第4図はコークス炉の燃料系統概略図である。 符号の説明 1・・・低稼働率時の温度曲線、 2・・・高稼働率時の温度曲線、 3・・・従来の高稼働率時のMガス流量、4・・・従来
の低稼働率時のMガス流量、5・・・本発明のMガス流
量、 6・・・本発明のCガス流量、 7・・・蓄熱室、 8・・・燃焼室、 9・・・開閉弁、 10・・・流量計、 11・・・調節弁、 12・・・開閉弁、 13・・・流量計、 14・・・調節弁 F I G、 I FIG、2 FIG、3

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)蓄熱室と燃焼室を有する燃焼手段を用いて、蓄熱
    室への貧ガス供給−ガス停止−富ガス供給をこの順序で
    1サイクルとしてコークス炉燃焼ガス流を逆転切替して
    加熱することを特徴とするコークス炉の加熱方法。
JP8591988A 1988-04-07 1988-04-07 コークス炉の加熱方法 Pending JPH01259085A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101979464A (zh) * 2010-11-15 2011-02-23 中冶焦耐(大连)工程技术有限公司 焦炉炉头双火道补充加热方法
CN106221708A (zh) * 2016-07-28 2016-12-14 宣化钢铁集团有限责任公司 一种焦炉加热煤气的转换方法

Cited By (3)

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