JPH01258596A - 動電型電気音響交換器 - Google Patents

動電型電気音響交換器

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JPH01258596A
JPH01258596A JP8525888A JP8525888A JPH01258596A JP H01258596 A JPH01258596 A JP H01258596A JP 8525888 A JP8525888 A JP 8525888A JP 8525888 A JP8525888 A JP 8525888A JP H01258596 A JPH01258596 A JP H01258596A
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JP
Japan
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voice coil
stator
field magnet
magnetic gap
speaker
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JP8525888A
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Manabu Shiraki
学 白木
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Shicoh Engineering Co Ltd
Original Assignee
Shicoh Engineering Co Ltd
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  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の産業上の利用分野] 本発明は、スピーカ、マイクロフォン、イヤホン、電話
、ブザー等の動電型電気音響交換器に関し、その特徴と
するところは、極めて厚みを薄く且つ小型軽量に形成で
きる点にあるほか、ボイスコイルが固定されていて、界
磁マグネットが移動する構造になっており、可動体の重
量を軽くでき、その結果、応答速度を向上させてその振
動を音響あるいは電流に変換する効率を高め、低音の音
響も容易に発生でき、リード線を引きずらずに済むよう
にして長寿命のものが期待でき、構造を簡単にして安価
に量産できるようにした。効率の良い電気音響交換器と
なっていることにある。
[技術背景とその問題点] 動電型電気音響交換器1例えば、スピーカーは、ボイス
コイルを磁界内に移動自在に配置させて音声電流を流す
と、ボイスコイルが電流変化につれて振動するようにし
たものである。この場合、コイルで振動体を動かして音
波を再現するスピーカをダイナミック・スピーカという
。そしてコイルを円錐(コーン)状の紙等に直結して音
波を放射するものをダイナミック・コーン・スピーカと
いう、またボイスコイルで小さな振動体を動かし、その
前面にホーンくいうなればラッパ)をつけて効率良く音
波を放射するようにしたものをダイナミック・ホーン・
スピーカという、マイクロフォン、例えば、ダイナミッ
ク・マイクロフォンは、ダイナミック・スピーカと同様
な構造で。
逆に音波を受けて振動体が動くと、これにつけたボイス
コイルが磁界内で振動して電流を発生するようにしたも
のである。これらの動電型電気音響交換器は、何れも同
じような構造なので、以下においてスピーカについて説
明することとする。
従来の多くのダイナミック・コーン・スピーカ1は、第
9図に示すように構成されている。
即ち、センターボール(中心磁極)2を備えたヨークプ
レート3に円筒状のフェライトマグネットからなる永久
磁石4.同じく円筒状の上部ヨークプレート5を配置し
、これらを接着剤等によって固定して界磁部6を構成し
て固定側を構成している。ここで示ず界磁部6は、外磁
型と呼ばれるものであるが、ヨークを用い、このヨーク
の内部の中央に柱状の永久磁石とセンターボールを組み
込んだ内磁型と呼ばれるものであっても良い。
この界磁部6には、コーン状のフレーム7が結合され、
このフレーム7の周縁部には、ガスケット(矢紙)8と
共にコーン状の紙で形成された振動体9の周縁部が接着
剤などによって結合されている。この振動体9の中央部
には円筒状に形成されたボイスコイル10を下部に巻装
した紙や薄プラスチック等で形成されたコイルボビン1
1が結合されている。このコイルボビン11の中間部は
、ボイスコイル10を磁極間中央に保持し、振動に適宜
なダンピング(制動)をがけるためのダンパー12によ
り支持し、ボイスコイル10を界磁部6の磁気空隙13
内に正しく位置させるようにしている。また、上記振動
体9の中央部上面には、空気中の塵埃が環状の磁気空隙
13内に侵入しないように防塵布などのダストキャップ
14を取り付けている。
このような従来のスピーカ1によると、磁気回路(界磁
部6)形成するプレートヨーク3の音響発生側の前面部
に前方に向かって末広がりのコーン状のフレーム7及び
振動体9を形成しなければならず、少なくともフレーム
7及び振動体9間の空隙長だけ軸方向に長くなる欠点が
ある他、その界磁部6自体も軸方向に長く形成しなけれ
ばならないため、非常に厚みが有り1重量も重く大型に
なる欠点があった。
またかかる構成のスピーカlによると、界磁部6が複雑
になるほか、非常に大きな永久磁石4が必要で1重量が
重くなり、また大きな永久磁石4が露出していることか
ら、大きな外部外部漏洩磁束が発生し、該外部漏洩磁束
の発生を嫌う装置に採用するには、十分なものとなって
いながった。
またかかる従来のスピーカlの場合、その図示しない最
終フレームで全体を覆うのが一般的だが、安価に形成す
るために、ある種の装置ではがかる最終フレームを用い
ず、ビルトインして用いる場合がある。あるいは、かか
る最終フレームを用いた完成品は、他の場所などで製作
する場合があり、最終フレームのないスピーカ1のまま
で納品することがある。このような場合、上記振動体9
を運搬途中、あるいは使用中において、何らかの外的要
因により、その外部方向から加わる力によって破損する
恐れがあった。
また従来のスピーカ1の場合、ボイスコイル10がリー
ド線を引きずって振動するため、長時間の使用によって
は、リード線が切断したり。
リード線の半田外れが生じたりして、破損する惧れがあ
り、また寿命が短くなる欠点があった。
また、ボイスコイル10のリード線15は、その両端子
を磁気空隙13を通してその上部から引き出し、振動体
9(またはフレーム7であってもよい)に導いて、その
位置に半田付けしているため、 ■磁気空隙13内にボ
イスコイル1oのリード線15の両端子を通すために、
厚みの制限されたボイスコイル10を用いることにより
リード線15の厚み分だけ磁気空11113内の磁束密
度を高めることができず、効率の悪いものになっていた
。尚、ダイナミックな低温を収り出すことができない点
に関しては、圧電素子を用いた構造のスピーカ等でも同
様である。 ■磁気空隙13内にボイスコイル10のリ
ード線15の両端子を通すなめ、及びこのリード線15
の両端子を振動体9等に半田付けしなければならないた
め。
量産性が優れず、高価なものになっていた。 ■また振
動体9は、昨今の薄膜プラスチックで形成した場合には
、これにリード線15の端子を半田付けすると、その時
の熱により穴が明き、不良率か多くなり、望ましい薄膜
プラスチックで振動体9を形成できず、安価に量産でき
なかった。 ■また磁気空隙13内にボイスコイル10
のリード線15の両端子を通しているため、ボイスコイ
ル10の振動時にリード線15が固定側と接触する惧れ
があり、かなり精度良く製作しなければならないものに
あっては不良率も非常に多いものとなっていた。
また従来のスピーカ1の場合、ボイスコイル10が振動
する方式である為、 ■ボイスコイル10を構成する導
線は、その比重(銅の比重は。
約7)が重いために負荷が大きく、応答速度が遅く1幅
広い範囲に渡って、より精度良く音声信号を取り出すこ
とができない欠点があった。特にダイナミックな低音を
取り出すのに十分なものになっていなかった。 ■また
ボイスコイル10を形成するための導線が非常に重い事
による上記■の欠点が少しでもなくなるように、すなわ
ち、ボイスコイル10の重量が重くならないように且つ
磁気空隙13を広くして当該磁気空隙13における磁束
密度を低下させないようにするために、導線が重ならな
いように密接して1列に密巻きくまたは5整列巻きとい
われる)に巻線形成しなければならない、このように1
列に密巻きされたボイスコイル10の巻線製造は、非常
に精度を要して大変なため、不良率も高く、非常に高価
になる欠点を持っていた。 ■上記■及び■の欠点の生
ずる原因の1つは、従来のスピーカ1等では、規格によ
って、ボイスコイル10の抵抗値が1例えば。
8Ω等のように定められていることによる。しかし、そ
の抵抗値に合わせてボイスコイル10を製造することは
非常にやっかいで、量産性に優れない欠点をもっていた
また、上記のようにボイスコイル10は、1列に密巻き
して形成しなければならないため、導線を多数ターン巻
線形成できず、ボイスコイル10を振動させるための大
きな駆動力を発生させることができず、低音の場合には
、精度良く音声信号を出すことができなかった。また、
特に、低音を精度良く出そうとすると、非常に高精度に
なり。
安価に精度の良い低音を出すことのできるスピーカ等を
形成することが出来なかった。
なお、ボイスコイル10を振動させるための駆動力Tは
T=t・■ t:導線のターン数 ■=環電 流与えられ駆動力Tは導線のターン数を及び電流■に比
例するが、従来では、上記理由により導線の巻線ターン
数tを大きな値にすることが出来ないため、大きな駆動
力を得ることができないばかりか、電流Iの値も大きく
なり、効率の悪いスピーカ1になる欠点があった。
[本発明の課題] 本発明の課題は、従来の動電型電気音響交換器の概念を
全く変えて、磁気回路を構成するステータヨークを音響
信号発生側(この場合、音響信号を外界から受ける場合
であっても良い)に形成し、その内側に振動体を配設し
て振動体を外界から保護するような形状に構成し、ボイ
スコイルは動かさないで、界磁マグネットを動かすよう
にすることで、ボイスコイルがリード線を引きずって振
動することによるリード線の切断や半田外れによる破損
を無くし長寿命で信頼性の高い動電型電気音響交換器を
得ることを課題に成されたものである。またリード線を
磁気空隙に通さないで済むようにし、しかもリード線の
両端子を振動体等に半田付けする厄介な工程を省略し、
量産性に優れたものにし、安価に製造できるようにする
ことを課題に成されたものである。また本発明の課題で
は、ボイスコイルを動かさない構成にすることで、リー
ド線が固定側と摺動接触する事をなくし、しかも界磁マ
グネットとして導線よりも比重の小さなマグネット材(
例えば、比重4のもの)を用いて構成し、これを動かす
ようにすることで、振動子の重量を軽くシ、応答速度を
速くシ。
広い範囲に渡って、より精度良く音声信号を取り出すこ
とができるようにし、特にダイナミックな低音を取り出
すのことが出来るものを安価に構成できるようにするこ
とを課題に成されたものである。またボイスコイルを動
かさないで済む構成にすることにより、非常に製造の厄
介な導線が重ならないように密接して1列に巻線する密
巻き巻線(整列巻きともいう)方法を採用しないで済む
ガラ巻きを採用できるようにして1巻線製造を極めて容
易にし、不良率を減らし当該ボイスコイルを安価且つ容
易に量産できるようにすることを課題に成されたもので
ある。また、多数ターン巻線したボイスコイルを収納で
きる十分なスペースを構成できる磁気回路構造にすると
共に、ボイスコイルは、1列に密巻き巻線形成しないで
済むようにして、導線を多数ターン巻線形成したボイス
コイルを用いて、当該界磁マグネットを振動させるため
の大きな駆動力を発生させることができるようにして、
低音の場合にも、精度良い音声信号を収り出すことがで
きるようにすることを課題に成されたものである。この
ようにするにあたって、界磁マグネットを振動させるた
めの駆動力TはT=t・■ t:導線のターン数 I:電流 で与えられ、駆動力Tは導線のターン数を及び電流Iに
比例するから、導線の巻線ターン数tを大きな値に成る
ように形成することで、大きな駆動力Tを得ることがで
きるようにし、また電流■の値も小さくできるようにす
ることで、効率の良いスピーカ等の動電型電気音響交換
器が得られるようにすることを課題になされたものであ
る。
「本発明の課題達成手段」 かかる本発明の課題は、音響発生/或は吸収するための
外部側に磁気回路を構成するフレームを設け、該フレー
ムの中央部に径方向の環状磁気空隙を形成するステータ
ヨークを形成し、径方向の環状磁気空隙内に円筒状に形
成したステータボイスコイルを固定して設け、該ステー
タボイスコイルと径方向の環状磁気空隙を介して内外面
が異極に着磁された円筒状の単極の界磁マグネットをそ
の径方向の環状磁気空隙内をその軸方向に移動自在に設
け、該界磁マグネットの軸方向の振動移動によって連動
若しくは当接する振動体を直接若しくは間隔をおいて上
記ステータヨークの音響発生/或は吸収するための外部
側と反対の内部側に設けることによって達成される。
[本発明の実施例] [本発明の第1実施例] 第1図は本発明のダイナミック・コーン・スピーカ16
の主要部の分解斜視図、第2図は同縮断面図である。第
1図及び第2図を参照して、以下に1本発明の第1実施
例を説明する。
本発明の第1実施例を示すダイナミック・コーン・スピ
ーカ16は、磁性体1例えば、鉄板とプレス手段により
、中心部に図面において下方(スピーカ16の内部方向
)に向かって延びて形成され且つ上面部に凹部17aを
形成したカップ状のステータヨーク17を一体形成した
磁性体で形成したフレーム18で固定子19を形成して
いる。
フレーム18の上面部は、中央部に臨むに従って湾曲形
成されている。またフレーム18は、外部に発生音響を
出すために、上面に4箇所の透孔20を形成している。
すなわち、フレーム18は、その外周部18aと上記ス
テータヨーク17とをステー18bを介して連結されて
いる。またフレーム18は、その四隅を下側に延長形成
して固定用脚21を一体形成すると共に、その端部を半
径外側方向に直角に折り曲げて固定用の螺子を通すため
の透孔22を形成した固定用フランジ23を形成してい
る。フレーム18の上端周縁部には1図示しないガスケ
ットと共に紙やプラスチック等で形成されたコーン状の
振動体24の上部周縁部が接着剤などによって結合され
ている。
この振動体24の下端中央部には厚みが1mm以下(こ
れは、スピーカ16の仕様や大きさなどによって異なる
が、小型のスピーカ16などでは、0.5mm位に形成
すると良い)の円筒状に形成された単極の界磁マグネッ
ト25の下端部が結合され、径方向の環状磁気空隙26
内において、その軸線方向に往復振動ができるように配
設されている0円筒状の界磁マグネット25は、適宜な
マグネット及びその適宜な形成方法によって本発明の趣
旨を満足できるものを容易に形成できる。ここに、最適
な界磁マグネット25を形成するマグネット材としては
、形成される界磁マグネット25が、後記するステータ
ボイスコイル27の比重よりも軽く1強い磁束密度が得
られ。
しかも加工あるいは形成が極めて容易な物が望ましい。
この為の界磁マグネット25としては、マグネットとし
て強力な磁力か得られ、しかも極めて厚みの薄いものを
容易に得ることができるように、比重が4くらいのネオ
ジューム・ボロン・鉄系樹脂マグネットを用い、これを
モールド成形手段によって円筒状に形成している。界磁
マグネット25は、内外周で互いに異極となるように単
極に着磁されたものとなっており、この実施例では、内
周がS極に、外周がN極に着磁形成された単極のものと
なっている。界磁マグネット25には、当該界磁マグネ
ット25を上記磁気空隙26の所定位置に保持し、振動
に適宜なダンピング(制動)をかけるための図示しない
ダンパーで支持し、界磁マグネット25を界磁部の磁気
空隙26内に正しく位置させるようにしている。
尚、上記界磁部には、空気中の塵埃が磁気空隙26内に
侵入しないように防塵布などのダストキャップをステー
タヨーク17の上部に取り付けておくと更に都合良い。
界磁マグネット25の内周面と径方向の環状の磁気空隙
26を介して対向するステータヨー717の外周面17
bには、導線を適宜ターン数はどガラ巻線して円筒状に
形成したステータボイスコイル27を接着剤を用いて固
定し、該ステータボイスコイル27の上端部に引き出し
たリード線28をステー18bを介してその外部に導い
ている。
[発明の第2実施例] 第3図は本発明のダイナミック・コーン・スピーカ16
−1の主要部の分解斜視図、第4図は同縦断面図である
。第3図及び第4図を参照して、以下に1本発明の第2
実施例を説明する。なお、第1実施例と共通する箇所に
は、同一符号を符してその説明を省略する。
本発明の第2実施例を示すダイナミック・コーン・スピ
ーカ16−1は、上記第1実施例で示したダイナミック
・コーン・スピーカ16のままでは、運搬中の事故によ
り、その下側方向から加えられる外部圧力によって振動
体24を破損させられる惧れがあるので、それを防止す
るためになされたものである。すなわち、この発明の第
2実施例のスピーカ16−1は、第1実施例で示したス
ピーカ16の下部を保護防止できる構造になっている。
このため、スピーカ16の下部には、上記透孔22と略
々一致する透孔28を四隅に形成した保護カバー板29
を固定したものとなっている。この場合、保護カバー板
29は、予め、フランジ23の下部に固定しておいても
良い、あるいはスピーカ16の固定側への固定時に図示
しない螺子を用いて固定しても良いため、フランジ23
の下部に図示しない螺子を用いて保護カバー板29を仮
止めしておいても良い。
[発明の第3実施例コ 第5図は2本発明第3実施例の主要部の分解斜視図で、
第6図は同第5図の縦断面図を示す。
尚、第1実施例と共通する箇所の説明及び第1実施例を
参照すれば理解できる箇所の説明を省略する。
本発明の第3実施例のダイナミック・コーン・スピーカ
16−2は、第1実施例のスピーカ16と殆ど同じ構成
であるが、固定子19“となるフレーム18゛の形成す
るステータヨーク17′の形状が異なるほか、以下に示
す点が異なっている。
ステー18b′の中央部に結合するをステータヨーク1
7′は、ステータヨーク17よりも半径の大きな円筒状
のものに形成している。このステータヨーク17°の内
面に上記ボイスコイル27よりも半径の大きな径に形成
したステータボイスコイル27′を固定している。ボイ
スコイル27′と径方向の環状磁気空隙26゛を介して
外面がS極に、内面がN極の単極に着磁された円筒状の
界磁マグネット25°を、環状磁気空隙26′内におい
てその軸方向に移動自在に配置している。界磁マグネッ
ト25′の下端部に、振動体24の上端部中央部を結合
して、界磁マグネット25′が振動移動することで、音
響信号を発生できるようにしている。また上記界磁部に
は、空気中の塵埃が磁気空隙26′内に侵入しないよう
に防塵布などのダストキャップ30をステータヨーク1
7゛の上部に取り付けている。
[発明の第4実施例] 第7図は本発明のダイナミック・コーン・スピーカ16
−3の主要部の分解斜視図、第8図は同縦断面図である
。第7図及び第8図を参照して、以下に1本発明の第4
実施例を説明する。なお、第3実施例と共通する箇所に
は、同一符号を符してその説明を省略する。
本発明の第4実施例を示すダイナミック・コーン・スピ
ーカ16−3は、上記第3実施例で示したダイナミック
・コーン・スピーカ16−2のままでは、運搬中の事故
により、その下側方向から加えられる外部圧力によって
振動体24を破損させられる惧れがあるので、それを防
止するためになされたものである。すなわち、この発明
の第4実゛施例のスピーカ16−3は、第3実施例で示
したスピーカ16−2の下部を保護防止できる構造にな
っている。このため、スピーカ16−2の下部に、上記
透孔22と略々一致する透孔28を四隅に形成した保護
カバー板29を固定したものとなっている。
[発明の作用] 本発明において、その作用原理は、全て同じなので、第
1実施例を参照して説明すると、スピーカ16において
、ボイスコイル27に音響信号に基づいた大きさの交番
電流を流すと、フレミングの左手の法則に従って、磁気
空隙26の軸線方向に沿って往復振動する力を発生する
ので、界磁マグネット25は磁気空隙26内をその軸線
方向に沿って往復振動する。このため、界磁マグネット
26に固定された振動体24が振動して、適宜な波長の
且つ大きさの音響信号音を発生させることができる。
[発明の効果] 本発明は上記構成からなるため、磁気回路を構成するス
テータヨークを音響信号発生側(この場合、音響信号を
外界から受ける場合であっても良い)に形成し、その内
側に振動体を配設して振動体を外界から保護しているの
で、外部方向からの他の外圧によって振動体の破損を防
止できる効果がある。またボイスコイルは動かさないで
、界磁マグネットが動くようになっているため、リード
線を引きずって振動することによるリード線の切断や半
田外れによる破損がなくなり信頼性が高く且つ長寿命の
動電型電気音響交換器を得ることができる。またリード
線の両端子を振動体等に半田付けする厄介な工程を省略
できるため、量産性に優れ、安価に製造できる効果があ
る。また振動体には、リード線の端子を半田付けしない
で済むので、望ましい薄膜プラスチックを用いて振動体
を安価且つ容易に量産できる効果がある。また界磁マグ
ネットは導線よりも比重が軽くしかも磁力を強くできる
マグネット材で構成できるため、振動子の重量が軽くな
り、応答速度が速くなり広い範囲に渡って、より精度良
く音声信号を取り出すことができるため、従来において
困難であった。
特にダイナミックな低音を取り出すのことが出来る効率
の良好なものを安価に構成できる効果がある。更にまた
十分なスペースが取れることと、ボイスコイルを動かさ
ないで済むため、非常に製造の厄介な導線が重ならない
ように密接して1列に巻線する密巻き巻線方法を採用し
ないで済むガラ巻きを採用できるため1巻線製造を極め
て容易にし、不良率を減らし当該ボイスコイルを安価且
つ容易に量産できる効果がある。更にまた。厚みが薄く
ても強い磁力を発生できる(特に昨今の技術はこれを可
能にしている)マグネット材で界磁マグネットを形成す
ると共に多数ターン巻線したボイスコイルを用いること
ができるので、導線を多数ターン巻線形成したボイスコ
イルを用いて、当該界磁マグネットを振動させるための
大きな駆動力を発生させるることができるようにして、
低音の場合にも、精度良い音声信号を取り出すことがで
きる効果がある。すなわち、界磁マグネットを振動させ
るための駆動力T T=t−I t:導線のターン数 I:電流 において、導線のターン数tを大きな値にできるので、
大きな駆動力Tを得ることができ、また電流Iの値も小
さくできるので、効率の良いスピーカ等の動電型電気音
響交換器を得ることができる効果がある。なお1本発明
の実施例では、主にスピーカについて説明したが、構造
原理の共通するマイクロフォン等の動電型電気音響交換
器にも本発明は当然適用があるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例のダイナミック・コーン・
スピーカの主要部の分解斜視図、第2図は同縦断面図、
第3図は本発明の第2実施例のダイナミック・コーン・
スピーカの主要部の分解斜視図、第4図は同縁断面図、
第5図は本発明の第3実施例のダイナミック・コーン・
スピーカの主要部の分解斜視図、第6図は同根断面図、
第7図は本発明の第4実施例のダイナミック・コーン・
スピーカの主要部の分解斜視図、第8図は同縦断面図、
第9図は従来のダイナミック・コーン・スピーカの縦断
面図である。 [符号の説明] 1・・・ダイナミック・コーン・スピーカ。 2・・・センターボール(中心磁極)。 3・・・センターボール、4・・・永久磁石。 5・・・上部ヨークプレート、6・・・界磁部。 7・・・フレーム。 8・・・ガスケット(矢紙)、9・・・振動体。 10・・・ボイスコイル。 11・・・コイルボビン、12・・・ダンパー。 13・・・磁気空隙。 14・・・ダストキャップ。 15・・・リード線。 16.16−1.16−2.16−3 ・ ・ ・ダイ
ナミック・コーン・スピーカ。 17.17’  ・・・ステータヨーク。 17a・・・凹部、17b・・・外周。 18.18° ・・・フレーム。 18a・・・外周部。 18b、18b″ ・・・ステー。 19.19’  ・・・固定子。 20・・・透孔、21・・・固定用脚。 22・・・透孔、23・・・固定用フランジ。 24・・・振動体、25・・・界磁マグネット。 26.26° ・・・径方向の環状磁気空隙。 27.27’  ・・・ステータボイスコイル。 28・・・透孔、29・・・保護カバー板。 29・・・フランジ。 30・・・ダストキャップ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 音響発生/或は吸収するための外部側に磁気回路を構成
    するフレームを設け、該フレームの中央部に径方向の環
    状磁気空隙を形成するステータヨークを形成し、径方向
    の環状磁気空隙内に円筒状に形成したステータボイスコ
    イルを固定して設け、該ステータボイスコイルと径方向
    の環状磁気空隙を介して内外面が異極に着磁された円筒
    状の単極の界磁マグネットをその径方向の環状磁気空隙
    内をその軸方向に移動自在に設け、該界磁マグネットの
    軸方向の振動移動によって連動若しくは当接する振動体
    を直接若しくは間隔をおいて上記ステータヨークの音響
    発生/或は吸収するための外部側と反対の内部側に設け
    てなる、動電型電気音響交換器。
JP8525888A 1988-04-08 1988-04-08 動電型電気音響交換器 Pending JPH01258596A (ja)

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