JPH0125789Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0125789Y2 JPH0125789Y2 JP1982173528U JP17352882U JPH0125789Y2 JP H0125789 Y2 JPH0125789 Y2 JP H0125789Y2 JP 1982173528 U JP1982173528 U JP 1982173528U JP 17352882 U JP17352882 U JP 17352882U JP H0125789 Y2 JPH0125789 Y2 JP H0125789Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- brake shoe
- increasing element
- tread
- adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000008719 thickening Effects 0.000 claims 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 16
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
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Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は鉄道車両用制輪子に関する。
制輪子は鉄道車両の車輪踏面と接触して車輪の
制動を行なうものであり、従来より各種の制輪子
が提案されている。
制動を行なうものであり、従来より各種の制輪子
が提案されている。
ところで、鉄道車両の走行の際に発生する車輪
のレール上の滑走或いは車輪の空転は騒音、乗心
地、保守及び走行上のトラブルの原因となつてい
た。
のレール上の滑走或いは車輪の空転は騒音、乗心
地、保守及び走行上のトラブルの原因となつてい
た。
これを解消する目的で従来より前記制輪子に対
して種々の工夫がなされており、例えば金属、非
金属等の粉粒体を、熱硬化性樹脂で結合させた合
成制輪子本体に増粘着素子を同時成形或いは一体
化することにより形成したものがある。そして、
この増粘着素子を車輪踏面に接触させて増粘着素
子により車輪踏面を清浄すると共に車輪踏面に適
当な粗さを与えて車輪とレールとの摩擦係数を増
大させ車輪の滑走及び空転を防止するようにして
いた。
して種々の工夫がなされており、例えば金属、非
金属等の粉粒体を、熱硬化性樹脂で結合させた合
成制輪子本体に増粘着素子を同時成形或いは一体
化することにより形成したものがある。そして、
この増粘着素子を車輪踏面に接触させて増粘着素
子により車輪踏面を清浄すると共に車輪踏面に適
当な粗さを与えて車輪とレールとの摩擦係数を増
大させ車輪の滑走及び空転を防止するようにして
いた。
しかし、このような従来の制輪子では、合成制
輪子内に増粘着素子を配設するようにしたので、
車輪の制動時の振動等により増粘着素子が制輪子
から脱落し易かつた。また、増粘着素子を弾性体
の合成制輪子により支持するようにしていたの
で、増粘着素子と車輪踏面との接触が不安定とな
り車輪踏面の清浄効果が十分でなかつた。
輪子内に増粘着素子を配設するようにしたので、
車輪の制動時の振動等により増粘着素子が制輪子
から脱落し易かつた。また、増粘着素子を弾性体
の合成制輪子により支持するようにしていたの
で、増粘着素子と車輪踏面との接触が不安定とな
り車輪踏面の清浄効果が十分でなかつた。
また、従来においても制輪子と分離して増粘着
素子を設けたものがあるが、このものにあつては
増粘着素子が制輪子に固定されていたのでビビリ
振動が発生していた。
素子を設けたものがあるが、このものにあつては
増粘着素子が制輪子に固定されていたのでビビリ
振動が発生していた。
本考案は、このような従来の問題点に鑑み為さ
れたもので、制輪子本体に車輪回転方向に略直交
する略Ｖ字状の溝を形成し、該溝の底部に基端部
をホルダーを介して車輪回転方向に回動自在に取
付けられた増粘着素子の先端面を車輪踏面に接触
させることにより、従来の問題点を解決すること
を目的とする。
れたもので、制輪子本体に車輪回転方向に略直交
する略Ｖ字状の溝を形成し、該溝の底部に基端部
をホルダーを介して車輪回転方向に回動自在に取
付けられた増粘着素子の先端面を車輪踏面に接触
させることにより、従来の問題点を解決すること
を目的とする。
以下、本考案を第１図乃至第４図に示す一実施
例に基づいて説明する。
例に基づいて説明する。
図において、補強を目的とした鋼板等の裏金１
には合成ブレーキ材等の制輪子本体２が固定さ
れ、この制輪子本体２の略中央部には車輪回転方
向と略直交して一対の対向する傾斜面３ａ，３ｂ
を有する略Ｖ字状の溝３が形成されている。この
溝３の底部には裏金１に溶接固定された略コ字状
のホルダー４が取付けられ、該ホルダー４にはピ
ン５が固定されている。そして、ピン５には板状
の増粘着素子６の基端部が回動自在に取付けら
れ、増粘着素子６の先端面６ａ，６ｂは車輪踏面
と接触するようになつている。尚、７は制輪子を
シユーヘツド等に取付けるための取付部である。
には合成ブレーキ材等の制輪子本体２が固定さ
れ、この制輪子本体２の略中央部には車輪回転方
向と略直交して一対の対向する傾斜面３ａ，３ｂ
を有する略Ｖ字状の溝３が形成されている。この
溝３の底部には裏金１に溶接固定された略コ字状
のホルダー４が取付けられ、該ホルダー４にはピ
ン５が固定されている。そして、ピン５には板状
の増粘着素子６の基端部が回動自在に取付けら
れ、増粘着素子６の先端面６ａ，６ｂは車輪踏面
と接触するようになつている。尚、７は制輪子を
シユーヘツド等に取付けるための取付部である。
次に、かかる構成の制輪子の作用を第３図及び
第４図を参照して説明する。尚、図はともに車輪
制動時を示す。すなわち、車輪８の回転が反時計
方向の場合（第３図）、車輪８の踏面に接触する
増粘着素子６は車輪８の回転力により制輪子本体
２の傾斜面３ａに支持され、この状態で増粘着素
子６の先端面６ｂは車輪８踏面に接触して回転す
る車輪８踏面を清浄化する。
第４図を参照して説明する。尚、図はともに車輪
制動時を示す。すなわち、車輪８の回転が反時計
方向の場合（第３図）、車輪８の踏面に接触する
増粘着素子６は車輪８の回転力により制輪子本体
２の傾斜面３ａに支持され、この状態で増粘着素
子６の先端面６ｂは車輪８踏面に接触して回転す
る車輪８踏面を清浄化する。
一方、車輪８の回転が時計方向の場合（第４
図）、増粘着素子６は車輪の回転力により制輪子
本体２の他方の傾斜面３ｂに持され、車輪８踏面
を清浄化する。
図）、増粘着素子６は車輪の回転力により制輪子
本体２の他方の傾斜面３ｂに持され、車輪８踏面
を清浄化する。
このとき、増粘着素子６は制輪子本体２の弾性
力により車輪８踏面に充分に接触するため車輪踏
面の清浄効果が高めることができ、もつて車輪の
滑走及び空転を減少できる。また、車輪の回転方
向に対応するように増粘着素子６の取付けに自由
度を持たせて回動できるようにしたので、増粘着
素子６と車輪８との円滑な摺動接触が得られ摺動
時のビビリ振動を防止できる。また、増粘着素子
６をホルダー４に取付けたので、増粘着素子の脱
落を防止できる。
力により車輪８踏面に充分に接触するため車輪踏
面の清浄効果が高めることができ、もつて車輪の
滑走及び空転を減少できる。また、車輪の回転方
向に対応するように増粘着素子６の取付けに自由
度を持たせて回動できるようにしたので、増粘着
素子６と車輪８との円滑な摺動接触が得られ摺動
時のビビリ振動を防止できる。また、増粘着素子
６をホルダー４に取付けたので、増粘着素子の脱
落を防止できる。
さらに、増粘着素子６の車輪８踏面への接触が
充分であるため、車輪８踏面に付着する水、雪等
によつて形成される水膜をこの増粘着素子６によ
り除去することができ、車輪の制動能力が高ま
る。そのうえ、制動時に発生する車輪の摩擦熱を
吸収する効果が増粘着素子６が有しているため、
車輪踏面の熱歪による亀裂等の悪影響をなくせ
る。
充分であるため、車輪８踏面に付着する水、雪等
によつて形成される水膜をこの増粘着素子６によ
り除去することができ、車輪の制動能力が高ま
る。そのうえ、制動時に発生する車輪の摩擦熱を
吸収する効果が増粘着素子６が有しているため、
車輪踏面の熱歪による亀裂等の悪影響をなくせ
る。
本考案は、以上説明したように、車輪踏面に接
触する増粘着素子をホルダーを介して制輪子本体
に回動自在に取付け車輪回転方向に応じて制輪子
本体内の溝内を回動できるようにしたので、増粘
着素子のビビリ振動を防止できる。また、車輪踏
面に増粘着素子を充分に接触させることができ、
車輪踏面の清浄効果を高めることができる。さら
に、ホルダーにより増粘着素子を支持するように
したので、増粘着素子の脱落を防止できる等種々
の特長を有する。
触する増粘着素子をホルダーを介して制輪子本体
に回動自在に取付け車輪回転方向に応じて制輪子
本体内の溝内を回動できるようにしたので、増粘
着素子のビビリ振動を防止できる。また、車輪踏
面に増粘着素子を充分に接触させることができ、
車輪踏面の清浄効果を高めることができる。さら
に、ホルダーにより増粘着素子を支持するように
したので、増粘着素子の脱落を防止できる等種々
の特長を有する。
第１図は本考案の一実施例を示す正面図、第２
図は第１図の−断面図、第３図及び第４図は
増粘着素子の作用を説明する図である。 ２……制輪子本体、３……溝、３ａ，３ｂ……
傾斜面、６……増粘着素子、８……車輪。
図は第１図の−断面図、第３図及び第４図は
増粘着素子の作用を説明する図である。 ２……制輪子本体、３……溝、３ａ，３ｂ……
傾斜面、６……増粘着素子、８……車輪。
Claims (1)
- 鉄道車両の車輪踏面と接触して車輪の制動を行
う鉄道車両用制輪子において、車輪踏面と接触す
る制輪子本体に略直交する略Ｖ字状の溝を形成
し、先端面が車輪踏面に接触する増粘着素子を、
前記溝の底部にホルダーを介して車輪回転方向に
回転自在に取付けたことを特徴とする鉄道車両用
制輪子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17352882U JPS5978166U (ja) | 1982-11-18 | 1982-11-18 | 鉄道車両用制輪子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17352882U JPS5978166U (ja) | 1982-11-18 | 1982-11-18 | 鉄道車両用制輪子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5978166U JPS5978166U (ja) | 1984-05-26 |
| JPH0125789Y2 true JPH0125789Y2 (ja) | 1989-08-02 |
Family
ID=30377999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17352882U Granted JPS5978166U (ja) | 1982-11-18 | 1982-11-18 | 鉄道車両用制輪子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5978166U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5022175A (ja) * | 1973-06-30 | 1975-03-10 |
-
1982
- 1982-11-18 JP JP17352882U patent/JPS5978166U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5022175A (ja) * | 1973-06-30 | 1975-03-10 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5978166U (ja) | 1984-05-26 |
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