JPH01257084A - リボン・カートリツジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明はプリンタのリボン・カートリッジに関し、特に
リボンが密に充填される収納室に、リボンがピンチ・ロ
ーラで押込まれ、収納室の他の箇所から引出されて使用
されるようなリボン・カートリッジに関する。リボンは
その収納室内で、通常はジグザグ試になっている。

Ｂ、従来技術 従来、収納室即ち第１室にリボンを押込んだり詰込んだ
りするのに挟持ローラ即ちピンチ・ローラを用い、その
収納室に向かう側で、該ローラに引剥し部材即ちストッ
パ部材を設け、これによってリボンがローラに巻付いた
すせずに収納室に入るよう確保するものがある。下記に
列挙する従来技術は、そのようなリボン詰込みカートリ
ッジに於けるピンチ・ローラであって、ストリッパ部材
を設けたものである。即ち米国特許第４５３８９３１号
（特に第１０図）、同第４５３４６６７号、同第４４０
５２４７号、同第４２３２９７６号、同第４２２９１１
２号、同第４１３１３７２号、同第４１３０３６７号、
同第４０５３０４２号、同第３９９４３８３号、同第３
９８９１３２号、同第３９７４９０６号である。

また従来、リボンの移動を制限するダム（堰）を用いた
ものもある。その例を下記に列挙する。

即ち上記にも記した米国特許第４２３２９７６号及び同
第３９８９１３２号であり、そのほかに同第３８１４２
３１号もある。米国特許第４６１６９４２号及び同第４
３８８００６号は１個のダムで画成された出口室即ち第
２室を示す。リボンは出口室から１個の出ロスロットｔ
′通じて一筋のリボンとして出て行く。本発明では、ピ
ンチ・ローラの力のかかる方向に存在する壁部材の近く
に出口室乃至第２室を有するが、前述の米国特許第４３
８８００６号では、力のかかる方向が、壁部材に向かう
というよりも、ダムに向かうものである。

前述の米国特許第４６１６９４２号は、カートリッジ中
に３個のローラを有し、ピンチ・ローラからの力のかか
る方向がダムに隣接する壁に向かう。本発明はそのよう
な構成を有しているが、その出口スロットはその壁部か
ら遠い出口室の側にあり、そのダムはその壁部に直角で
あって、その構成は本発明のと基本的には反対である。

更に、その米国特許第の駆動ローラは、リボンを詰めた
収納室に境を接しているが、本発明の駆動ローラはピン
チ・ローラよりもリボンを詰めた収納室から遠い側にあ
る。

挟持ローラの駆動方向が出口スロットに向かうような詰
込みカートリッジ構成は一般的である。

米国特許第４６４５３６３号、同第４６２３２７４号、
同第４４６５３８８号及び同第４３２５６４５号はその
ような例である。英国のＫ　ｅｎｎｅｔｈＭａｓｏｎ　
　Ｐｕｂｌｉｃａｔｉｏｎｓ　　［、、、ｔｄ、の１９
８７年８月の第２８０号のｒｃａｒｔｒｉｄｇｅ　　Ｒ
ｉｂｂｏｎ　　Ｒｅ５ｔｒａｉｎｔＳ　ｙｓｔｅｍ　（
カートリッジ・リボン拘束システム）」と題するｒ　Ｒ
ｅ５ｅａｒｃｈ　　Ｄ　１ｓｅｌｏｓｕｒｅ　（リサー
チ・ディスクロージャ）」の論文第２８０５８号には、
詰込みリボン・カートリッジ中の上部及び下部の突起に
向かうピンチ・ローラを示す。

実施例の構成は一度だけ使用されるリボンを担持し、ス
プールからスプールへとリボンが給送されるカートリッ
ジ用のプリンタ機構で動作するリボン詰込みカートリッ
ジを提供する。この点で、上述の米国特許第４１３１３
７２号は一般的な興味を引くかもしれない。それが織物
リボン・カートリッジを示し、該カートリッジが、他の
種のリボンをもつカートリッジをも駆動する機構をもつ
プリンタによって駆動されるからである。

本発明の実施例のカートリッジは、現存するスプール方
式のリボン・カートリッジ（米国特許第４５２３８６８
号参照）と同じ寸法及び略同じ形試のカートリッジであ
る。このカートリッジの駆動ローラは、そのような現存
するカートリッジの駆動ローラのある位置に位置づけら
れるから、このカートリッジは現存するカートリッジの
リボン給送機構と互換性がある。

Ｃ１発明が解決しようとする問題点 従来のリボン・カートリッジでは、詰込めるリボンの貯
蔵量を出来るだけ大きくし、一方でそのように詰込まれ
たリボンが引出し易く、しかも出口から出るときループ
状にならずに一筋のリボンとなって出るような構成のも
のはなかった。

リボンを詰込む力のかかる方向（２個の詰込みローラの
軸を結ぶ線と直角なリボン送込み方向）に、出口ではな
く壁部を設ければリボンの貯蔵量を大きくすることがで
きるが、前述の米国特許第４６１６９４２号に開示した
リボン・カートリッジのように、その力のかかる方向と
出口とが離れ過ぎてしまうと、その間の詰込みリボンの
圧力によりリボンが出口から引出しにくい。

従って本発明の目的は、リボンの貯蔵量が大きくても一
筋のリボンを引出し易いよう改良したリボン・カートリ
ッジを提供することである。

本発明の他の目的は、２個のピンチ・ローラによるリボ
ンの詰込み方向を、プリンタ側の駆動軸の位置に拘らず
自由に設計できるようなリボン・カートリッジを提供す
ることにある。

Ｄ８問題点を解決する手段 本発明の詰込み式のカートリッジは、出口室の一方の側
を画成する１個のダムを設けたリボン貯蔵室である第１
室と、挾持ローラ即ちピンチ・ローラの力のかかる方向
に対向する壁部ど、その壁部に直ぐ隣接したダムと、そ
の壁部の近くの側に、出口室即ち第２室中で設けた出口
スロットとを含む。これによって多量のリボンを貯蔵で
き、リボンも引出し易くなる。第２室の出口スロットを
も設けたためループ状のままリボンが出ることもない。

２個のピンチ・ローラのほかに駆動用の第３のローラを
ピンチ・ローより遠い側に位置づけた構成では、リボン
の貯蔵量を犠牲にせずに、ピンチ・ローラによる力の方
向を任意に変えることができる。実施例の構成では、カ
ートリッジの角部に駆動ローラを設け、所望の力の方向
を与えることができ、しかも本出願人の米国特許第４５
２３８６８号に開示するスプール式のリボン・カートリ
ッジともども同じプリンタに対し、互換性のある詰込み
式のリボン・カートリッジを提供できる。

リボンを詰込む力のかかる方向の壁部をダムや出口に向
かって鈍角にし略直線上にした構成では、リボンを一層
滑かに引出し易くしている。

Ｅ、実施例 第１図は、本発明の実施例のリボン・カートリッジ１で
あって、上壁即ち上部カバー３（殆ど図示せず）及びこ
れに平行な底壁即ち底部カバー５と、これらとともに殆
ど閉じたカートリッジ１を形成する平行な側壁７とを含
んだものを示す。

内壁９は、従来からの織物リボン１３が密に押込められ
詰込まれた収納室１１を形成するため１癖３及び 壁３及び底壁５間に延びる。カートリッジ１はリボン・
ガイド・アーム１５を有し、そこからリボン１３が収納
室１１を出、反対側のもう１つのリボン・ガイド・アー
ム１７を経て再びカートリッジ１に入り、ガイド・アー
ム１７中のガイド・ボスト１９に接触し、そして収納室
１１の外側のガイド・ボスト２１に接触する。リボン１
３とほぼ同じ幅の板ばね２３が、ガイド・アーム１５内
の中空の矩形のボスト２５のノツチ中に位置づけられる
。この結果、板ばね２３の平らな面がリボン１３をアー
ム１５内の平坦な面２７に押しつけ、これによって従来
から知られているようにリボン１３が出るときの摩擦抗
力を与える。アーム１５及び１７は、ブラケット２８に
より結合され、物理的な安定性をたかぬる。

駆動ローラ２９（第２図）は、リボン１３の手動給送の
ため上部フランジ３１（第２図には一部、想像線で示す
）を有する。ローラ２９の歯３３は、ローラ３５の歯３
７と係合することによって、ピンチ・ローラ３５を駆動
する。ピンチ・ローラ３９の歯４１は、歯３７を係合す
る。ピンチ・ローラ３５及び３９は同一部品である。歯
３３．３７及び４１はその断面が全て同じ標準的なイン
ボリュート歯形を有する。インボリュート歯は、突出す
る端部を有しないが、リボンを折畳む働らきがある。こ
のインボリュートの歯形は、良く知られているように、
係合する歯相互間に一定の速度及び一定の力をあたえる
。

リボン１３はローラ３５及び３９間の互いに係合する歯
３７及び４１間で挾持される。ローラ３５の歯３７は駆
動ローラ２９の歯３３と係合し、ローラ３９及び２９は
互いに隔っていて、ローラ３５及びローラ３９間でリボ
ン１３が挾持されるところまで、リボン１３　ｅ［４１
の面が案内することのできるようにする。

第３図に分り易く示すように、駆動ローラ２９は、カー
トリッジ１の底壁５から延び出すシリンダ試の張出部４
１を有する。カートリッジ１をプリンタに導入して使用
するため、プリンタの駆動部材４５を受けるのに適した
畝４３を、張出し部４１の内部に設ける。畝４３は、張
出部４１の内部の釉に沿ってその下端から延びる、互い
に離隔した複数の畝である。張出部４１及びその駆動部
材４５と協働する部分は、このカートリッジを互換性に
するという設定目的では、現存する主題のプリンタやカ
ートリッジの部分に合うように構成する。

第４図に示すように、ローラ３５及び３９は、夫々歯３
７．４１をもたない中央領域４０ａ、４０ｂを有する。

また板ばね９は、その中央領域４０ａ、４０ｂを占める
離隔した接合部４７及び４９を形成する。接合部４７お
よび４９は、夫々のローラ３５．３９の廻りにリボン１
３が巻きつけられないようにするストリッパ部材である
。このようなストリッパ部材は全体として従来から存在
する。カートリッジ１の製造中、接合部４９は、収納室
１１の中に撓められ、これによってローラ２９及び３５
が第２図に示すカートリッジ中の位置に置かれた後にロ
ーラ３９を位置づけるための空間をその組立ての際に与
える。底壁５中の開孔５０ａ及び５０ｂが、夫々接合部
４７及び４９の下にあって、夫々接合部４７及び４９を
製造する鋳造時の手入れ用の開孔をあたえるが、カート
リッジ１の動作に際しては特別の慟らきはない。

第２図に示すとおり、リボン１３とほぼ同じ幅の板ばね
５１は、その一端が壁部７の内側のＬ字状の張出部５３
に、またその他端が壁部７の内側のＬ字状の張出部５３
に保持される。板ばね５１の張出部５７は、ローラ３５
の中央領域４０ａ（歯のない領域）に嵌合し、ローラ３
５をローラ３９に向けてしっかりと偏倚するよう撓めら
れる。

第２図及び第３図に示すように、底壁５には長方形乃至
長円形の張出部５９が形成され、ローラ３５の底部のシ
ャフト６１（第３図）に嵌合し、これを受ける。張出部
５９の長軸はローラ３５がローラ２９にほぼ正接して移
動できるような方向に延びており、これによってリボン
１３が曲げなどで膨らむためにローラ３５が移動する際
も歯３３が歯３７と係合したままになる。通常の厚さに
リボンが戻るとき、ローラ３５はばね部材５７により所
定の位置にもどる。（ローラ３５が張出部５９に沿って
移動する際ローラが傾かないよう物理的な支持を与える
ため、上部カバー３には、図示しないが真直ぐに垂下っ
た畝を張出部５９と平行に設け、駆動ローラ２９に対向
するローラ３５の軸の上部が係合できるようになってい
る。）同様に、底壁５（第３図）の丸い張出部６２がロ
ーラ３９の底部側の軸６３を緩く受け、また底部カバー
５からのびる垂直な軸６４がローラ３９の中に丁度嵌合
するようにしている。こうしてローラ３９は回転できる
が、全体として並進移動しないようにしている。

この好適な実施例では、ローラ８５及び３９が同一であ
り、夫々対称である。従って組立挿入の際、その上下を
気にする必要がない。

収納室１１は、はぼ卵形となるよう壁部９によって画成
される。上壁３及び底壁５は、以下で説明するようなダ
ムを形成するためそれらの各々に設けられた畝を除けば
、平坦であり、それらの平坦面が収納室１１に向い合っ
ている。収納室１１の高さは８．６ｍｍであり、リボン
１３の高さは７．９４ｍｍであって、収容室１１内で公
称０．６６ｍｍのすきまを残している。

想像線６５（第１図）で示すように、ピンチ・ローラ３
５及び８９からの力がかかる方向は壁部９ａに向かう方
向である。壁部９ａが真直ぐであり、そこに対してピン
チ・ローラ３５及び３９が向かい合う場合、力の方向綿
６５及び壁部９ａの間に約１２５度の時計廻り方向の角
度を形成する。

力の方向線６５から反時計廻り方向に約５度の角度のと
ころに壁部９ａの端部があり、壁部９ａの端部に直ぐ隣
接して、約１．１ｍｍの高さの小さな畝６７が底壁５に
設けられる。上部カバー３には畝６７に対面する約１．
１ｍｍの高さの同様な下向きの畝が設けられ、畝６７と
ともにダムを形成する。このダムはリボン１８の高さよ
り小さい約１．５４ｍｍの開孔を残しており、リボン１
８は一寸撓むことにより容易にそのダムを乗越えること
ができる。このようなダムは基本的には従来からある。

畝６７は壁部９ａから外向きに僅かだけ変位しているが
、真直ぐな線でカートリッジ１の側方に延び、壁部９ａ
により画成される線のほぼ延長線上に延びている。

壁部９ａの直後には、壁部９ａにほぼ直角で小さいスロ
ット７１の一方の側に連なる壁部６９がある。スロット
７１の幅は一筋のリボン１３だけが出られるような幅で
ある。スロット７１の他の例は、カートリッジ１の端部
から延びる壁部７３によって画成される。壁部６９及び
７３は上壁殴び底壁５の間に延びる。壁部７３．６９．
７ａ（壁部６９の反対側の壁部）及び畝６７を有するダ
ムが小部屋７４を形成する。この小部屋７４は、収納室
１１から入れられた緩く詰込まれたリボン１３を含む。

従ってスロット７１は、壁部６９の直ぐ隣りにあり、壁
部９ａの近くの小部屋７４の側にある。小部屋７４中の
一筋のリボン１３がスロット７１を通して引出される。

リボン１３はスロット７１から表面２７へ何の防げもな
く延び、ばね２３によりその表面２７に対し保持される
。

尚、スロット７１は壁部９ａに近い側にあり、力の方向
線６５に対し、ピンチ・ローラ３５．３９間の挾持部及
びスロット７１を結ぶ線の為す角度は、壁部の端部まで
が５度あるので、最低５度である。

動作に際し、カートリッジ１はプリンタに装着され、プ
リンタが駆動ローラ２９を（上から見て）反時計廻り方
向に回し、リボン１３を給送する。

リボン１３はピンチ・ローラ３５及び３９間に保持され
、ローラ３５はローラ２９によって駆動される。この結
果、リボン１３は収納室１１の中に押し込められ、詰込
まれる。収納室１１にはリボン１３が、不規則に折畳ま
れた態様で密に充填される。

壁部９ａの付近に位置づけられている畝６７により形成
されたダムは、小部屋７４にリボン１３を制御しつつ繰
出す慟らきがある。小部屋７４のスロット７１からはリ
ボン１３が滑らかに出て行く。アーム１５及び１７間の
領域で印刷するのにリボン１３が使用されるようアーム
１５がら出て行く。一般にリボン１３は連続となるよう
端部同志が結合され、リボン１３中のインクがなくなる
まで繰返し使用される。

この構成は駆動ローラ２９およびピンチ・ローラ３９の
両方の廻りをリボン１３が案内され、カートリッジ１内
の所定の位置に案内されるようにする。ローラ３５はリ
ボン１３の曲げ及び他の高い領域を収容するよう自由に
並進移動できる。

Ｆ８発明の効果 本発明のリボン・カートリッジは、多量のリボンを詰込
むことができ、しかもループを作らずに滑らかに軽くリ
ボンを引出せる効果がある。

駆動用の第３のローラを２個のピンチ・ローラのほかに
設けることによって、リボンを詰込む方向を設計し易く
、プリンタの駆動軸位置に拘束されにくいリボン・カー
トリッジを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、プリンタで使用するよう装着されることにな
るカートリッジの平面図であり、カバーの大部分を破断
して示したものである。第２図は、第１図の駆動ローラ
領域及びピンチ・ローラ領域の拡大図であり、その上部
カバーを除いた図である。第３図は、駆動ローラ及びピ
ンチ・ローラの領域を底の方から見た斜視図である。第
４図はピンチ・ローラに向かって見た斜視図である。 １・・・・リボン・カートリッジ、３・・・・上部カバ
ー、５・・・・底部カバー、７・・・・側壁、９ａ・・
・・壁部、１１・・・・収納室（第１室）、１３・・・
・リボン、１５．１７・・・・リボン・ガイド・アーム
、２３・・・・板ばね、２９・・・・駆動ローラ、３５
．３９・・・・ピンチ・ローラ、６７・・・・ダム、６
９・・・・力の方向線、７１・・・・出口スロット、７
４・・・・小部屋（第２室）。 ６５−　　力め小かる方間 ６７−　・−ター＾ ７１−ｍ−とロスロット ７４−・−、Ｌ部屋 ２９−−−−一駈′ｉｆｌローラ ３５．３９−一一＋　し−ラ ２、　　ロ０゛３

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）２個のピンチ・ローラと、上記２個のピンチ・ロ
   ーラによつて、カートリッジに詰込まれるプリンタ用リ
   ボンと、上記リボンが詰込まれる第１室と、上記２個の
   ピンチ・ローラの詰込む力の方向に対向する、上記第１
   室中の壁部と、上記カートリッジ中で上記第１室から上
   記２個のピンチ・ローラより遠い側に位置付けられ、上
   記２個のピンチ・ローラのうちの１つに駆動力を伝える
   よう係合された第３のローラと、出口スロットを有する
   第２室と、上記第１室中で上記壁部に隣り合う開口と、
   上記リボンが上記第１室を出て、上記第２室中に上記第
   １室中ほど詰込まれない態様で保持され、そして上記第
   ２室から上記出口スロットを介して一筋のリボンとして
   出て行けるよう上記開口に設けられたダムと、上記出口
   スロットが上記第２室中で上記第１室の上記壁部に近い
   側に設けられたこととより成るリボン・カートリッジ。
2. （２）２個のピンチ・ローラと、上記２個のピンチ・ロ
   ーラでリボンを詰込む力の方向に対向する壁部を有する
   第１室と、上記第１室の壁部に隣接する側の近くに設け
   た出口、及び上記出口につながつた第２室に出て行くリ
   ボンに抵抗を与え、上記第１室中よりも詰込まない態様
   で上記第２室に一旦貯えられたリボンが上記第２室の出
   口から一筋のリボンとして出て行くようリボンに作用す
   るダムを有する上記第２室と、上記詰込む力の方向線と
   、上記第１室の出口に近い側の壁部とが鋭角を成すよう
   な略直線上に上記第１室の壁部があり、且つ上記第１室
   の壁部の略延長線上に上記ダムが位置づけられているこ
   ととより成るリボン・カートリッジ。