JPH0125697Y2 - - Google Patents

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JPH0125697Y2
JPH0125697Y2 JP17360184U JP17360184U JPH0125697Y2 JP H0125697 Y2 JPH0125697 Y2 JP H0125697Y2 JP 17360184 U JP17360184 U JP 17360184U JP 17360184 U JP17360184 U JP 17360184U JP H0125697 Y2 JPH0125697 Y2 JP H0125697Y2
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JP
Japan
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rotating body
shaped rotating
side disc
rotary compressor
driven
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JP17360184U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電磁クラツチ、例えば、ロータの回転
数に応じて吐出量が変化する容量可変型回転圧縮
機に用いられるオンオフ型の摩擦式電磁クラツチ
に関する。
(従来技術) 一般に従来の摩擦式の電磁クラツチとしては、
例えば、第2図に示すものがある。この電磁クラ
ツチは、車両の回転圧縮機に用いられるものであ
り、圧縮機本体から突出した回転軸1にはスリー
ブ2が遊貫されており、このスリーブ2が圧縮機
本体に固定されている、このスリーブ2にはベア
リング3を介して駆動側の円板状回転体(以下、
プーリという)4が回転自在に取付られており、
このプーリ4がベルト等を介して機関の動力によ
り回転駆動される。回転軸1の端部には取付ボス
5がボルト6により固着されており、この取付ボ
ス5には従動側の円板状回転体(以下、摩擦板と
いう)7が上記プーリ4と所定間隙を隔てて相対
向するよう支持されている。また、スリーブ2に
は界磁コイル9が固着され、この界磁コイル9の
電磁力により摩擦板7が吸引されてプーリ4に接
続され、機関の動力が圧縮機に伝達される。な
お、図中10のはリード線を示している。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の電磁クラツチにおい
ては、摩擦板を吸引する界磁コイルの容量が一定
の大きさに形成された構造となつていたため、例
えば、ロータの回転数に伴つて吐出量が可変され
る容量可変型の回転圧縮機に用いられる場合にお
いて、吐出量が低減される小容量運転時には、電
磁クラツチの結合力、すなわち、界磁コイルの吸
引力が少なくてすむにもかかわらず、最大容量時
に設定された吸引力で吸引される。そのため、小
容量運転時には、必要以上の電力を消費すること
となり、オルタネータの負荷が大きくなるという
不具合があつた。
因みに、通常の回転圧縮機では、冷媒ガスの吐
出量および吐出圧が、ロータの回転数に比例して
増加する構造となつているため、ロータの低速回
転時に必要な冷房能力を確保できるようにその吐
出量を設定しておくと、高速回転時には第3図の
特性l1で示すように、必要以上に吐出量が増大し
て吐出圧も著しく上昇してしまい、車室内が冷え
すぎるだけでなく、圧縮機での消費トルクが増大
してしまう。これを防止するために高速回転時に
吐出量が低減される容量可変型の回転圧縮機があ
る。この容量可変型の回転圧縮機は、ロータが高
速回転数になると、それぞれの作動室、または一
部の作動室への冷媒ガスの吸入量を制限しこれに
伴つて吐出量を低減することにより、高速回転時
での冷えすぎを防止している。例えば、ロータが
所定回転数をこえると、一部の作動室とこれに対
応する吸入室とを連通する連通路を開閉バルブに
より開通する一方、冷房装置から冷媒ガスを導入
する上記吸入室の入口空口部を開閉バルブにより
閉止し、この吸入室内の冷媒ガスを作動室を通じ
て再び吸入室へ環流させることにより、第3図中
の特性l2で示すように、所定回転数をこえると吐
出量が略半減され、これに伴つて回転トルクも低
減される構造となつている。
(考案の目的) そこで、本考案は、ロータの回転数に応じて回
転トルクが変化する容量可変型の回転圧縮機に用
いる場合には、摩擦板を吸引駆動する界磁コイル
を少なくとも2個に分割し、この回転圧縮機の吐
出量の大きさに応じて、この分割した界磁コイル
の双方もしくは一方に通電することにより、消費
電力を低減することを目的とするものである。
(問題点の解決手段) 本考案の電磁クラツチは、ロータの回転数に応
じて吐出量が変化する容量可変型の回転圧縮機の
回転軸に一体回転可能に固着された従動側の円板
状回転体と、この従動側の円板状回転体と所定の
間隙を隔てて対向配置され前記回転軸に回転自在
に遊貫された駆動側の円板状回転体と、この駆動
側の円板状回転体に前記従動側の円板状回転体を
通電に伴う電磁力により離接する界磁コイルとを
備えた電磁クラツチにおいて、前記界磁コイルを
少なくとも2分割し、前記回転圧縮機の容量に応
じてこの分割した界磁コイルの双方もしくは一方
に通電することをその構成とするものである。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を第1図に基づいて説
明する。本実施例に適用される容量可変型の回転
圧縮機は、例えば、ロータの回転数が所定の回転
数noをこえる高速回転数になると、一部の作動
室とこれに対応する吸入室とを連通する連通路を
開閉バルブにより開通するとともに、冷房装置が
ら冷媒ガスを導入する上記吸入室の入口開口部を
開閉バルブにより閉止し、この吸入室内の冷媒ガ
スを作動室を通じて環流する構成であり、所定の
回転数noをこえると、第3図の特性l2で示すよう
に、吐出量が半減され回転トルクが低減される構
造である。
本実施例の電磁クラツチは、このような回転圧
縮機本体から突出した回転軸21に連結されてい
る。すなわち、突出した回転軸21には、圧縮機
本体に固定されるスリーブ22が遊貫されてお
り、このスリーブ22に駆動側の円板状回転体
(以下、プーリという)23がベアリング24を
介して支持されている。つまり、回転軸21はプ
ーリ23の軸孔を遊貫している。このプーリ23
はベルト等を介して機関に連結され、この機関の
動力により回転駆動される。また、回転軸21の
端部にはフランジ部25aを有する取付ハブ25
がボルト26により固着されている。この取付ハ
ブ25のフランジ部25aには、板バネ(ストラ
ツプ)27を介して従動側の円板状回転体(以
下、摩擦板という)28が、回転軸21の軸方向
に変位可能に連結されており、この摩擦板28と
プーリ23とは所定間隙を隔てて相対向するよう
配設されている。また、上記スリーブ22には2
つに分割された界磁コイル29aと29bが取付
けられており、各々、リード線30a又は30b
を通じて通電される。これらの界磁コイル29a
と29bを合わせた総容量は、回転圧縮機の最大
容量(最大吐出量)の回転トルクに対応するよう
設定されており、界磁コイル29aと29bの
各々の容量は略等しく形成されている。これは、
回転圧縮機の特性が所定回転数をこえると、吐出
量が半減して回転トルクが略半分に減少するの
で、これに対応して吸引力を半減できるよう従来
の界磁コイルを略等価に2分割したものである。
また、界磁コイル29aと29bはリード線3
0a又は30bを介して図外の制御回路に接続さ
れており、この制御回路により通電が行なわれ
る。そして、ロータの低速回転時、すなわち、回
転圧縮機の吐出量が大きい運転時には、双方の界
磁コイル29aと29bとに通電され、大きい吸
引力によつて摩擦板28がプーリ23に連結され
る。これに対し、ロータが所定回転数noをこえ
る高速回転時、すなわち、回転圧縮機の吐出量が
半減される運転時には、一方の界磁コイル29a
にのみ通電され、略半分の吸引力によつて摩擦板
28がプーリ23に確実に連結される。
したがつて、本実施例では、所定回転数noを
こえる高速回転時には、半減する回転圧縮機の吐
出量に応じて一方の界磁コイルにのみ通電される
ので、吸引力を適正に保持した状態で界磁コイル
の消費電力を低減することができる。
なお、本実施例においては回転圧縮機の容量が
2段階に可変されるため、これに対応して界磁コ
イルを分割した場合を説明したが、これに限ら
ず、回転圧縮機の容量が数段階に変化する場合に
は、この段階数に合わせて界磁コイルを数個に分
割すればよい。
(考案の効果) 以上、説明したように本考案によれば、従動側
の円板状回転体を吸引して駆動側の円板状回転体
に連結する界磁コイルを少なくとも2分割し、容
量可変型の回転圧縮機の吐出容量に応じて分割し
た界磁コイルの双方もしくは一方に通電すること
により、界磁コイルによる不用な消費電力を低減
することができ、その結果、オルタネータの負担
を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る電磁クラツチ
を示す縦断面図、第2図は従来の電磁クラツチを
場す縦断面図、第3図は容量可変型回転圧縮機の
吐出量を示す特性図である。 21……回転軸、23……駆動側の円板状回転
体(プーリ)、28……従動速の円板状回転体
(摩擦板)、29a,29b……界磁コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロータの回転数に応じて吐出量が変化する容量
    可変型の回転圧縮機の回転軸に一体回転可能に固
    着された従動側の円板状回転体と、この従動側の
    円板状回転体と所定の間隙を隔てて対向配置され
    前記回転軸に回転自在に遊貫された駆動側の円板
    状回転体と、この駆動側の円板状回転体に前記従
    動側の円板状回転体を通電に伴う電磁力により離
    接する界磁コイルとを備えた電磁クラツチにおい
    て、前記界磁コイルを少なくとも2分割し、前記
    回転圧縮機の吐容量に応じてこの分割した界磁コ
    イルの双方もしくは一方に通電することを特徴と
    する電磁クラツチ。
JP17360184U 1984-11-15 1984-11-15 Expired JPH0125697Y2 (ja)

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JP17360184U JPH0125697Y2 (ja) 1984-11-15 1984-11-15

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JP17360184U JPH0125697Y2 (ja) 1984-11-15 1984-11-15

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JPS6187234U JPS6187234U (ja) 1986-06-07
JPH0125697Y2 true JPH0125697Y2 (ja) 1989-08-01

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JP17360184U Expired JPH0125697Y2 (ja) 1984-11-15 1984-11-15

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005282640A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Kubota Tekkosho:Kk 電磁式カップリング

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5147753B2 (ja) * 2009-02-18 2013-02-20 株式会社日立製作所 電磁ブレーキ
JP5118090B2 (ja) * 2009-03-18 2013-01-16 株式会社日立製作所 電磁ブレーキ

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JPS6187234U (ja) 1986-06-07

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