JPH01256979A - 無墜落高所作業方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本願発明は配電線電柱９通信線柱、送電線鉄塔等の高所
で作業するに際し、常時作ｉｔ習と構造物との間を連結
し、絶対に墜落災害が生じない工法に関するものである
。

（従来の技術および問題点） 従来の電柱又、鉄塔等の高所作業においては、作業位置
迄の間に垂ｊ！８１１！！ロープ又はワイヤーを設け、
安全器を嵌着して、腰部の安全ベルトとの間を連結して
昇降を行い、作業位置では安全ベルトのロープ又は補助
ロープで構造物との間を連結して作業を行うものであっ
た。よって垂直移動時と作業時との切替え時において無
防備となることもあり、墜落の危険性も潜んでいるもの
であった。よって送電鉄塔等においては、垂直移動用と
上部に到達後の横移動用に連続したレールを設置し、同
一の安全器によって作業位置への移動を可能とづる方法
も用いられていた。しかし作業位置は横移動のレール設
置場所より離れた位置となることも見られ、やはり安全
ベルトと構造物との間をロープで連結する切Ｕえの際に
は無防備状態が発生するものであった。

（問題点を解決するための手段） よって本Ｗ４発明では垂直用の母線の上端位置近辺に巻
取式の補助索を設置しておき、作業位置迄補助索が追随
して伸びることにより、従来行っていたロープの掛は替
えをなくして対処するものである。

垂直用の母線に嵌着した安全器と安全ベルトとの連結は
、所定形状のロックレバ−と対応する嵌入孔を持つ連結
本体で行い、他のロックレバ−を嵌入しない限り安全器
と接続したロックレバ−は外せない苅構を採用する。

よって垂直母線に嵌着した安全器によって昇柱中の墜落
を防止された作業者は上部に至って、先に設置された巻
取式補助索のロックレバ−を挿し込むことによって、安
全器のロックレバ−を解除し、同時に補助索との連結を
行い、任意の作業位置へと移動し、その移動の際に万が
一墜落が生じれば巻取式補助索がロックされ、作業者の
墜落を閉止するものである。

（実施例） 本願発明の一実施例を示すと、電柱上部の腕金に、地上
より伸縮杆を操作してＰＡ綱を設置し、該親綱に墜落を
防止する機構の安全器を嵌着づ゛る。安全器に（，１作
業者の安全帯にｇｉ着した連結本体のレバー挿入孔と対
応する形状のロックレバ−３を短尺のロープを介して粘
性する。

安全帯Δに装着した連結本体１は、２つのレバー挿入孔
２を持ち、片方の挿入孔にロックレバ−３が挿入されれ
ば、他方の挿入孔２に他のロックレバ−３を挿入しない
限り、結合状態が解除されない機構を備えるものである
。安全器Ｓのロックレバ−３を安全帯Ａの連結本体１と
連結して電柱を昇降する作業者は昇柱に追随する安全器
Ｓによって万が−の墜落を防止されているものである。

電柱上部に昇り着くと、近辺の上位置に常設的に配置さ
れた、巻取式補助索Ｂのロックレバ−３を連結本体１の
他方の挿入孔２へ差し込み、連結を行うと同時に安全器
Ｓとの連結を解除する。

巻取式補助索Ｂは第４図に示すよう、アルミ鋳造による
カプセルの中に所定長のワイヤーを巻き込み、ワイヤー
のドラムには遠心クラッチによるロック装置を有するも
のである。

よって墜落が生じた際には遠心クラッチによるロックが
作動し、地上への落下を阻止するものである。

垂直母線Ｃ直上の補助索Ｂによって連結された作業者は
、更に上方の作業位置へと移動するのであるが、この際
補助索のワイヤーは常時、弱いバネにより巻き取り方向
の力が加えられている為、作業者の移動に伴ってカプセ
ル内へ収納されていくものである。

作業位置に達すれば、その上方に設置された新たな補助
索のロックレバ−３を′ａ枯本体１に差し込んで、先の
補助索Ｂとの連結を解除し、安全帯Ｓのロープを電柱に
Ｕ字状に巻回するか、又はワイヤーグリップを使用して
電柱間に張設して作業を行うものであるが、この作業の
間は、補助索Ｂと安全帯ロープによる２重の墜落防止手
段が講じられることとなる。

これは作業者は常に同姿勢で作業を行うものではなく、
その位置を変える際には安全帯のロープを適当な位置に
巻回し直すものであり、その際の無防備状態を無くす為
、補助索Ｂは常に連結状態としておくものである。

以上のように常に何らかの！！！落防止手段を講じて作
業を行うことにより、高所よりの墜落を防１トするもの
である。本実施例においては電柱作業における構成、方
法を述べたが、その他、送電鉄塔２通信鉄塔等あらゆる
作業を要する高層物において同様の構成、作業方法を用
いることは可能である。又垂直母線にレール、常設のワ
イヤーロープ等を用いることも同効果である。

又巻取式補助索に常時巻取方向のバネに抗して、希望位
置で補助索の長さを固定するロック機構を用いることは
、作業者との間が一定な場合、つまり作業位置が固定さ
れている際には作業者に微弱といえども引ぎ力が加わら
ず、違和感が無く作業が行え、より効果のある方法とい
える。

又、常設することを考慮してカプセルより突出するロッ
クレバ−はステンレス製とすること、又風雨にさらさな
い様、カプセル下端にフードを設けること等、不使用時
の防護をすること、又、ワイヤーに変えて細幅織ベルト
、アラミド繊維製のロープ等を用いることも同効束を有
するものである。また、遠心クラッチによるロック装置
はロープ類の最大長さを制限しておけば必ずしも設ける
必要はない。

（発明の効果） 新設の鉄塔、電柱等については、組み立て又は建柱時に
予め必要と思われる位置に巻取式補助索を単数又は複数
取付けておき、また既設の鉄塔電柱等においては、作業
者の移動個所及び作業個所に適当な数の巻取補助索を常
設しておいて、作業者は高所で移動中及び作業中は順次
巻取式補助索を掛けかえながら移動又は作業を行うこと
により完全に無防備状態がなくなり墜落災害は発生しな
い。使用が終った補助索についてはカプセル内に巻取り
収納させておけば良い。

また鉄塔とか電柱に限らず、工場内外、その他の建造物
等の高所作業を必要とする場所に設置することも可能で
ある。このように巻取式補助索を構造物の高所必要個所
に配設しておいて、仮設及び常設の昇降安全器と併用す
ることにより、作業者は高所にいる間は無胴綱状態にな
り得ない為に墜落の危険は完全に防止することができる
。作業者が地上へ降り立った時に現場監督者がマスター
キーを用いてロック装置から外して作業者を解放する。

以上のように本願発明を用いることにより、高所での作
業において常時何らかの型で構造物と作業者の間が接続
されている為、作業者の不注意による墜落は絶対にあり
得ないものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明概要説明図、 第２図はその連結本体とロックレバ−の斜視図、第３図
は作業者が腰部に装着する安全帯の一部拡大正面図、 第４図は巻取式補助索の一部切欠した側面図。 図中の符号 Ａ・・・安全帯　　　　Ｂ・・・巻取式補助索Ｃ・・・
垂直母線　　　Ｓ・・・安全器１・・・連結本体　　　
２・・・挿入孔３・・・ロックレバ−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 配電柱、送電鉄塔等、その高所において作業する施設物
   に、地上又は立設地点の下部より、常設的、又は仮設的
   に索状物、あるいはレール等による垂直母線を設け、該
   垂直母線には所定形状のロックレバーを連結した墜落防
   止用安全器を嵌着し、垂直母線の上端部近辺には、合成
   繊維ロープ、ワイヤーロープ、合成繊維ベルト等を巻き
   取り、繰り出し自在にしてその先端に同じくロックレバ
   ーを結着した巻取式補助索を単数又は複数設置し、作業
   者のベルトには、前記ロックレバーと対応して、常時い
   ずれかのロックレバーとの連結を行う連結本体を設けた
   ことを特徴とする無墜落高所作業方法。