JPH01256966A - 香料の揮散方法 - Google Patents

香料の揮散方法

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Publication number
JPH01256966A
JPH01256966A JP63086752A JP8675288A JPH01256966A JP H01256966 A JPH01256966 A JP H01256966A JP 63086752 A JP63086752 A JP 63086752A JP 8675288 A JP8675288 A JP 8675288A JP H01256966 A JPH01256966 A JP H01256966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
note
groups
perfume
fragrance
base
Prior art date
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Pending
Application number
JP63086752A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Saegusa
克己 三枝
Takayuki Mori
孝之 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
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Publication of JPH01256966A publication Critical patent/JPH01256966A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は香料の揮散方法、更に詳しくは、調合香料を得
るに際し、複数の香料成分を長時間一定の香調で揮散さ
せる方法に関する。
〔従来の技術〕
香料は多種多様の香料成分の混合物から成っている。従
って、従来の調合香料は、各香料成分が広い範囲に分布
した蒸気圧を有するため、香料を揮散させた場合に蒸気
圧の高い成分、即ち揮散しやすい成分は短時間に消失し
、経時的にみて次第に揮散成分の組成が変化し、香調が
変わって行くという欠点を有している。
斯かる香調の変化を避けるためKは、蒸気圧が同じくら
いの香料成分を組み合わせて用いれば良いが、この方法
では香料成分の徨類が限られてしまい、嗜好性の良い調
合香料を得ることはできない。
一方、蒸気圧の非常に異なる香料成分を配合して成る、
香料を出来る限り一定の香調で揮散させる方法として、
香料成分を揮散度に従ってトップノート、ミドルノート
、ベースノートの3つのグループに分け、各グループの
揮散速度を揮散面積によシ調整する方法が知られている
(%公開58−50740号)。
しかしながら、この方法は3つのグループ分けをし、そ
れぞれのグループについて異なる揮散面積を与えねばな
らないので、揮散容器が複雑化するという欠点を有して
いる。
更に1同公報には、香料成分を2つのグループに分けて
も良い旨が記載されているが、この場合はトップノート
からなるグループとミドルノート及びペースノートから
なるグループとするか、あるいはトップノート及びミド
ルノートからなるグループとベースノートからなるグル
ープに分けることになシ、この方法では香調の変化をさ
けるという目的を達成することは出来ない。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで、揮散容器を単純化するため、2つのグループ分
けで済み、かつ揮散面積が両グループにおいてほぼ同じ
でろっても、一定の香y4が得られる香料の揮散方法の
開発が望まれていた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意研究を行なっ
た結果、トッゾノートとベースノートの双方に、両者に
共通するミドルノートを含ませればよいことを見い出し
1本発明を完成した。
すなわち、本発明はトッゾノート、ミドルノート及びペ
ースノートからなる香料を2つのグループに分け、当該
グループ毎に所定の揮散面積を付与せしめて香料を揮散
させる方法において、2つのグルーfをトッゾノート及
びミドルノートからなるグループとミドルノート及びペ
ースノートからなるグループとし、かつミドルノートの
香料成分を両グループに共通せしめることを特徴とする
香料の揮散方法を提供するものである。
香料は、気化した有香分子が鼻腔にはいって嗅神経を刺
激することによって、においを感するという観点から、
揮発度にしたがって分類すると次の3つに分類される(
「香料の化学」赤星亮−著9日本化学会編)。
(1)トップノート:揮発度が高く、におい紙につけて
おくと2時間以内に揮散して、あとににおいが残らない
もので、調合香料のにおいの第一印象をよくするために
必要なものである。蒸気圧はおおむね15μsy+Hg
(25C)以上のものである。
斯かる香料としては、例えばリモネン、フェニルエチル
アルコール、リナロール、チル?ネオール、シネオール
、アセトフェノン、酢酸ペンシル、シトロネロール、ベ
ンシルアセテート、ターピネオール等が挙げられる。
(2)  ミドルノート:中程度の揮発度を有し、にお
い紙につけておくと2〜6時間においが持続する程度の
もの。調合香料のにおいの特徴を示す重要な部分をなす
。蒸気圧はおおむね10〜14μrnag (25℃)
のものである。
斯かる香料としては、例えばアニスアルデヒド、インド
ール、アセトアニソール、シンナミルアセテート、フェ
ニルゾロビルフェニルアセテート、アミルベンゾエイド
、アニシルアセテート、ゲラニルアセテート、フェニル
プロピルアルデヒド、へりオトロピン、ゾヤスミン(a
bsolute )、オイゲノール等が挙げられる。
(3)ベースノート:揮発度が低く保留性に富んだもの
で、6時間以上におい紙ににおいが残るもの。調合香料
のにおいの特徴を示す部分である。蒸気圧はおおむね1
0μmHg (25℃)未満のものである。
斯かる香料としては、例えばシンナミックアルコール、
ヒドロキシシトロネロール、オクチルアルデヒド、フェ
ニルエチルフェニルアセテート、ベンゾフェノン、リナ
リルフェニルアセテート、アシルシンナミックアルデヒ
ド、インオイゲノール、フェニルアセチックアルデヒド
等が挙げられる。
本発BAは、トップノートおよびベースノートそれぞれ
に対して共通の香料成分t−Vするミドルノートを調合
し、2つのグループ分けをすることにより行なわれる。
斯くすれば、トップノートとベースノートとの蒸気分圧
の差によシ、ミドルノールの揮散に時間差が生じ、香シ
のキー成分であるミドルノートをより、長時間一定に揮
散させることが出来、結果として、はぼ一定の香調が長
期間得られるようになる。
トップノートおよびベースノートへのミドルノートの調
合量は、特に限定されないが、ミドルノートの約1/3
〜2/3量をトップノートに調合し、残りをベースノー
トに調合することが好ましい。ミドルノートの調合量は
香料成分の種類によっても異なるが、上記の範囲をはず
れると、2つのグループの揮散面積をほぼ同じとした場
合に、一定の香調が得られなくなる。
2つのグループに所定の揮散面積を付与するには、適当
な表面積を有する担体に保持する方法が簡便で好ましい
結果が得られる。ここに担体として利用出来るものとし
ては、液体を保持し得るものでろればその素材の如何を
問わないが、例えば紙、不織布、織物、発泡体、珪酸塩
等が入手容易性並びに経済性の点で好ましい。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて、本発明を更に説明する。
実施例1 下記第1表に示す組成のライラックの香料−を調合した
。尚第1表中のA成分はトップノート、B成分はミドル
ノート、C成分はベースノートをそれぞれ示す。
配合1の香料20tを直径5511深さL5−の?リプ
ロピレン製の円筒器体に入れ、トイレの床に放置したと
ころ、10日口癖ら明らかにミドルノートの香シが失な
われ、香調が変化してきていることが確認された。
次に、特公昭58−50740号公報記載の揮散方法に
基づき、配合1のA−)−8成分14tを直径33、深
さ25画の?リデロビレン製の円筒器体に入れたものと
、配合lのC成分6fを直径5tx、深さ0.5 ca
tの?リグロビレン製の円筒器体に入れたもの2つを束
ねてトイレの床に放置したところ、20日口癖ら・朋ら
かに香調の変化が認められた。
同様に、配合1のA成分、12fを直径23、深さ5e
xの?リプロピレン製の円筒器体に入れたものと、配合
1のB+C成分8tを直径5画、深さ0.7 cmの?
リゾロぎレン製の円Iff器体に入れたもの2つを束ね
てトイレの床に放置したところ、やはシ20口癖から明
らかに香調の変化が認められた。
一方、配合2の&成分13t1!:b成分7tを直径5
511深さ10の破りゾロピレン製の円筒器体にそれぞ
れ入れ、2つ束ねてトイレの床に放置したところ、30
日目金経過しても、ライラックの香シを保持しておシ、
香調の変化は殆んど認められなかった。
以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、トップノート、ミドルノート及びベースノートから
    なる香料を2つのグループに分け、当該グループ毎に所
    定の揮散面積を付与せしめて香料を揮散させる方法にお
    いて、2つのグループをトップノート及びミドルノート
    からなるグループとミドルノート及びベースノートから
    なるグループとし、かつミドルノートの香料成分を両グ
    ループに共通せしめることを特徴とする香料の揮散方法
JP63086752A 1988-04-08 1988-04-08 香料の揮散方法 Pending JPH01256966A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012012710A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Kao Corp ナノファイバシート
JP2014136084A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Tokyo Giken:Kk 芳香具,芳香具の製造方法,及び芳香装置
JP2016524643A (ja) * 2013-06-06 2016-08-18 レキット ベンキサー (ブランズ) リミテッド フレグランス組成物

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