JPH01256419A - 穀粒揚送用スクリューコンベア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばコンバインやハーベスタ等に用いられ
る穀粒揚送用スクリューコンベアに関し、詳しくは、縦
軸芯周りに駆動回動する回動軸の外周に、連続状の螺旋
羽根を延設してある穀粒揚送用スクリューコンベアに関
する。

〔従来の技術〕

従来における上記スクリューコンベアでは、一般に前記
螺旋羽根の表面は、滑らかな曲面に形成してあった（例
えば実開昭６１−７５４１９号公報参照）。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが上記従来の構造においては、止揚搬送するべき
穀粒の量が多い場合には、上記縦送りスクリューコンベ
アにより効率よく揚送できるのであるが、穀粒量の少な
い場合や大豆等の大径粒の穀粒を揚送する場合などでは
、搬送途中にある穀粒が螺旋羽根表面をすべり落ちよう
とするので、搬送効率が低下するという欠点があった。

しかも、搬送を一時中断した時において、搬送途中にあ
る穀粒のほとんどがスクリューコンベアの下部にまとま
って滞留し、作業を再開すると、滞留した穀粒の中で螺
旋羽根が回転を開始することによって螺旋羽根により穀
粒がスクリューケース内面に強くこすりつけられて損傷
することもあった。

本発明の目的は、穀粒の搬送効率を向上するとともに、
穀粒の損傷を未然に防止できる穀粒揚送用スクリューコ
ンベアを提供する点にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の特徴は、冒記構成の全稈投入型コンバインにお
いて、前記螺旋羽根の上部面に、前記回動軸の径方向に
沿う穀粒すべり落ち防止用の段部を形成してある点にあ
り、その作用・効果は次の通りである。

〔作　用〕

つまり、回動軸とともに回転する螺旋羽根により上方途
中位置まて上湯搬送された穀粒が、例えば穀粒量が少な
いために下方にすべり落ちようとすると、前記段部に引
掛かり、落下が防止される。又、回転動作を一時中断さ
せても、穀粒が下方に下がりスクリューコンベア下部に
まとまって滞留することが少なくなる。

〔発明の効果〕

従って、本発明によれば、穀粒量が少量の場合であって
も、穀粒がすべり落ちようとして、穀粒の止揚動作を阻
害することが少なく、搬送効率が低下するのを抑制する
ことができる。

しかも、回転を中断した場合であっても、穀粒が下部に
滞留することが少なくなるので、再度回転させたときに
も穀粒に損傷を与えることはほとんどないのである。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例のいくつかを図面に基づいて説明
する。

第１図及び第２図は本発明に係る穀粒揚送用スクリュー
コンベアの第１の実施例を示し、コンバインにおけるグ
レンタンクへの供給用もしくはグレンタンクからの搬出
用に用いられる。

このスクリューコンベア（１）は、回動駆動される回動
軸部（８）と、この回動軸部（８）の外周に、上下方向
に沿って連続状に、軸径方向外方側に突出する状態で延
設した螺旋羽根部（９）とを備えて構成してある。

この縦送りスクリューコンベア（１）は、第２図に示す
ような合成樹脂材料によって一体成形したスクリュー単
位体（１０）を回動支軸（１１）に沿って連続的に、複
数、外嵌装着して一体的に回動可能に構成してある。

又、第１図及び第２図に示すように、前記螺旋羽根部（
９）の上部面（９ａ）に、所定ピッチをもって、前記回
動軸部（８）の径方向に沿う穀粒ずべり落ち防止用の段
部（１２）としての複数の係止突条を一体的に形成して
ある。

このように構成することで、穀粒のすべり落ちを防止し
て、効率のよい穀粒上湯搬送を行うことができる。

又、前記螺旋羽根部（９）の外周端縁を断面形状が略円
形となるよう膨出形成して、大豆等の大径穀粒がコンベ
ア周壁（１３）と前記羽根部（９）の端縁との間に挾み
込まれ損傷を与えることがないよう構成してある。

〔別実施例〕

■　前記縦送りスクリューコンベア（１）を、以下の如
く構成するものであってもよい。

つまり、第３図に示すように、上下方向に一体的に延設
した回動軸＜８）の外周部に、その半周領域に亘る螺旋
状の羽根単位体（１４）を、その上下端部が一部重複す
る状態で連続状に固定延設するよう構成し、各羽根単位
体（１４）の重複部分において、穀粒すべて落ち防止用
の段部（１２）を構成するものでもよい。

■　第４図に示すように、上記羽根単位体（１４）の上
方側端部を下方に向けて屈折成形して前記段部（１２）
を構成してもよい。

■　又、前記各羽根単位体（１４）の重複部分に板材を
介在させて段部（１２）を形成してもよい。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る穀粒揚送用スクリューコンベアの実
施例を示し、第１図は縦断側面図、第２図はスクリュー
単位体の斜視図、第３図は別実施例の縦断側面図、第４
図は他の別実施例の縦断側面図である。 （８）・・・・・・回動軸、（９）・・・・・・螺旋羽
根、（９ａ）・・・・・・上部面、（１２）・・・・・
・段部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 縦軸芯周りに駆動回動する回動軸（８）の外周に、連続
   状の螺旋羽根（９）を延設してある穀粒揚送用スクリュ
   ーコンベアであって、前記螺旋羽根（９）の上部面（９
   ａ）に、前記回動軸（８）の径方向に沿う穀粒すべり落
   ち防止用の段部（１２）を形成してある穀粒揚送用スク
   リューコンベア。