JPH01255629A - 連続焼鈍炉における薄鋼板の通板方法 - Google Patents
連続焼鈍炉における薄鋼板の通板方法Info
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- JPH01255629A JPH01255629A JP8464388A JP8464388A JPH01255629A JP H01255629 A JPH01255629 A JP H01255629A JP 8464388 A JP8464388 A JP 8464388A JP 8464388 A JP8464388 A JP 8464388A JP H01255629 A JPH01255629 A JP H01255629A
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Landscapes
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、連続焼鈍炉における薄板鋼帯(以下「薄鋼板
」という)の通板方法に関するものである。
」という)の通板方法に関するものである。
(従来の技術及びその課題)
連続焼鈍炉の操業上の問題点としてヒートバックルの発
生がある。ここにヒートバックルとは高温において鋼板
の降伏応力が小となった状態でハースロールに接触する
際、板幅方向に不均一な張力が作用することにより板表
面に発生するシワのことである。
生がある。ここにヒートバックルとは高温において鋼板
の降伏応力が小となった状態でハースロールに接触する
際、板幅方向に不均一な張力が作用することにより板表
面に発生するシワのことである。
ところで、ヒートバックルの発生の原因としては、■ハ
ースロールのクラウン、■ハースロールの板幅方向の温
度不均一、等が挙げられる。
ースロールのクラウン、■ハースロールの板幅方向の温
度不均一、等が挙げられる。
前記原因の内■のハースロールの板幅方向の温度不均一
は、ハースロールにおいてm鋼板が接触している部分よ
り、接触していない部分の方が高くなるため起こる。そ
こへ後行材として先行材よりも広幅材が来ると薄鋼板の
中央部はハースロールの低温部、端部はハースロールの
高温部と接触することとなり、板幅方向で伸びの差が生
じヒートバックルの原因となるのである。 、従って
、現状はヒートバックルの発生をITVで観察し、目視
で発生が確認されれば、例えば炉温を下げて板温を下げ
る又は張力を下げるといった処置がとられる。
は、ハースロールにおいてm鋼板が接触している部分よ
り、接触していない部分の方が高くなるため起こる。そ
こへ後行材として先行材よりも広幅材が来ると薄鋼板の
中央部はハースロールの低温部、端部はハースロールの
高温部と接触することとなり、板幅方向で伸びの差が生
じヒートバックルの原因となるのである。 、従って
、現状はヒートバックルの発生をITVで観察し、目視
で発生が確認されれば、例えば炉温を下げて板温を下げ
る又は張力を下げるといった処置がとられる。
一方、ヒートバックルを事前に防止する方法としては、
操業のスケジュール作成時に制約を設け、先行材と後行
材の間で極端な板厚・板幅等サイズ変更、加熱最高温度
変更をさけるという消極的な方法は採用されているが、
積極的なヒートバックル事前防止方法は何等実施されて
いないのが実情である。
操業のスケジュール作成時に制約を設け、先行材と後行
材の間で極端な板厚・板幅等サイズ変更、加熱最高温度
変更をさけるという消極的な方法は採用されているが、
積極的なヒートバックル事前防止方法は何等実施されて
いないのが実情である。
本発明は、かかる実情に鑑みて成されたものであり、積
極的にヒートバックルを防止できる薄鋼板の通板方法を
提供せんとするものである。
極的にヒートバックルを防止できる薄鋼板の通板方法を
提供せんとするものである。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために本発明は、ハースロール近傍
におけるロール軸方向に冷却ガスの噴出ノズルを配置す
る。そして前記ハースロールを通過する薄鋼板が狭幅材
から広幅材に移行する場合にのみ、狭幅材に続いて広幅
材の先端部が到達する前において、これら薄鋼板の板幅
差に相当するハースロール表面に冷却ガスを噴出せしめ
、核部とハースロール中央部との温度差が20℃以下に
なるようにするものである。
におけるロール軸方向に冷却ガスの噴出ノズルを配置す
る。そして前記ハースロールを通過する薄鋼板が狭幅材
から広幅材に移行する場合にのみ、狭幅材に続いて広幅
材の先端部が到達する前において、これら薄鋼板の板幅
差に相当するハースロール表面に冷却ガスを噴出せしめ
、核部とハースロール中央部との温度差が20℃以下に
なるようにするものである。
本発明においてハースロールの中央部と端部の温度差が
20℃以下になる迄冷却するのは、該温度差が20℃を
超えるとヒートバックルが発生することを本発明者は実
験によって知見したからである。
20℃以下になる迄冷却するのは、該温度差が20℃を
超えるとヒートバックルが発生することを本発明者は実
験によって知見したからである。
(実 施 例)
以下本発明を添付図面に示す一実施例に基づいて説明す
る。
る。
図面において、1は連続焼鈍炉内に配設されたハースロ
ールであり、このハースロール1の近傍におけるロール
軸方向にN2ガス等の不活性冷却ガスを噴出せしめる噴
出ノズル2が例えば4個配設されている。この噴出ノズ
ル2は冷却ガスの噴出幅が変更可能なものを使用するこ
とは勿論である。
ールであり、このハースロール1の近傍におけるロール
軸方向にN2ガス等の不活性冷却ガスを噴出せしめる噴
出ノズル2が例えば4個配設されている。この噴出ノズ
ル2は冷却ガスの噴出幅が変更可能なものを使用するこ
とは勿論である。
しかして、かかる噴出ノズル2をハースロール1の近傍
に配設した状態下において、次の如く薄鋼板を通板させ
るのである。
に配設した状態下において、次の如く薄鋼板を通板させ
るのである。
狭幅の先行材3の板幅をa、広幅の後行材4の板幅をb
とする(a<b)。
とする(a<b)。
先行材3がハースロール1を通過している時は、ハース
ロール1の先行材3と接触している部分はラジアントチ
ューブ等の加熱体からの輻射熱から遮断されている。こ
れに対して、ハースロール1のそれ以外の部分(両端部
)では輻射熱にさらされている為、同一ハースロール1
のバレル方向で温度の不均一が生じる。この結果、先行
材3に続く広幅の後行材4がハースロール1と接触すれ
ば先行材3が通過した場所に相当するaの部分とそれ以
外のCの部分で温度差が生じる。
ロール1の先行材3と接触している部分はラジアントチ
ューブ等の加熱体からの輻射熱から遮断されている。こ
れに対して、ハースロール1のそれ以外の部分(両端部
)では輻射熱にさらされている為、同一ハースロール1
のバレル方向で温度の不均一が生じる。この結果、先行
材3に続く広幅の後行材4がハースロール1と接触すれ
ば先行材3が通過した場所に相当するaの部分とそれ以
外のCの部分で温度差が生じる。
従って本発明ではこれを防止するため、先行材に続いて
、後行材4の先端部がハースロールlに到着する迄の間
(この時間は後述する幅検出器と、これからハースロー
ル1迄の距離及び搬送速度によって求められる)に先行
材3と後行材4の幅の差に相当するハースロール1の部
分を噴出ノズル2から噴射する冷却ガスにより冷却し、
ハースロール1の中央部における先行材3との接触部と
、後行材4の幅と前記接触部との重複部以外のはみ出し
た部分の温度差を20℃以下とするのである。
、後行材4の先端部がハースロールlに到着する迄の間
(この時間は後述する幅検出器と、これからハースロー
ル1迄の距離及び搬送速度によって求められる)に先行
材3と後行材4の幅の差に相当するハースロール1の部
分を噴出ノズル2から噴射する冷却ガスにより冷却し、
ハースロール1の中央部における先行材3との接触部と
、後行材4の幅と前記接触部との重複部以外のはみ出し
た部分の温度差を20℃以下とするのである。
従って、噴出ノズル2から噴出する冷却ガスの温度及び
噴出量は、必然的に決定される。
噴出量は、必然的に決定される。
ところで、本発明方法にあっては先行材3と後行材4の
幅を検出する必要があるが、この幅の検出は連続焼鈍炉
の直前に予め設置されている例えば投光器と受光器等に
よる幅検出器を使用して行えばよい。なお、本発明者の
実験によればヒートバックルは先行材3と後行材4の幅
の差が50M@以上の場合に発生することがわかった。
幅を検出する必要があるが、この幅の検出は連続焼鈍炉
の直前に予め設置されている例えば投光器と受光器等に
よる幅検出器を使用して行えばよい。なお、本発明者の
実験によればヒートバックルは先行材3と後行材4の幅
の差が50M@以上の場合に発生することがわかった。
ちなみに、炉内温度が1000℃の連続焼鈍炉に板幅が
1400mmの先行材(低炭素鋼)3に続いて板幅が1
600mmの後行材(低炭素鋼)4を通板するに際し、
先行材3に続いて、後行材4の先端部が到着する迄の間
(3分間)、ハースロール(材質:セラミソク溶射耐熱
ロール、ロール径:φ800in)の端部に夫々30℃
のN2ガスを5ONm37min噴出したところハース
ロール1の温度差は10℃になった。
1400mmの先行材(低炭素鋼)3に続いて板幅が1
600mmの後行材(低炭素鋼)4を通板するに際し、
先行材3に続いて、後行材4の先端部が到着する迄の間
(3分間)、ハースロール(材質:セラミソク溶射耐熱
ロール、ロール径:φ800in)の端部に夫々30℃
のN2ガスを5ONm37min噴出したところハース
ロール1の温度差は10℃になった。
この結果ハースロール1に接触する後行材4も板幅方向
の温度差によるヒートバックルが起こらなかった。また
、板幅方向温度差に起因する耳波等平坦不良も発生しな
かった。
の温度差によるヒートバックルが起こらなかった。また
、板幅方向温度差に起因する耳波等平坦不良も発生しな
かった。
なお、冷却ガスを噴射しない従来方法の場合には、ハー
スロール1の中央部と両端部の温度差は30℃であり、
ヒートバックルが発生した。
スロール1の中央部と両端部の温度差は30℃であり、
ヒートバックルが発生した。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明は連続焼鈍炉の加熱・均熱
帯に薄鋼板を通板する方法において、ハースロール近傍
におけるロール軸方向に冷却ガスの噴出ノズルを配置し
、前記ハースロールを通過する薄鋼板が狭幅材から広幅
材に移行する場合にのみ、狭幅材の通過後広幅材の到達
前において、これら薄鋼板の板幅差に相当するハースロ
ール表面に冷却ガスを噴出せしめ、核部とハースロール
中央部との温度差が20℃以下になるようにするもので
ある為、狭幅材から広幅材へ極端なサイズ変更してもヒ
ートバックルの発生が防止され、スケジュールフリー化
が実現する。また、耳波等の平坦不良も解消出来る。
帯に薄鋼板を通板する方法において、ハースロール近傍
におけるロール軸方向に冷却ガスの噴出ノズルを配置し
、前記ハースロールを通過する薄鋼板が狭幅材から広幅
材に移行する場合にのみ、狭幅材の通過後広幅材の到達
前において、これら薄鋼板の板幅差に相当するハースロ
ール表面に冷却ガスを噴出せしめ、核部とハースロール
中央部との温度差が20℃以下になるようにするもので
ある為、狭幅材から広幅材へ極端なサイズ変更してもヒ
ートバックルの発生が防止され、スケジュールフリー化
が実現する。また、耳波等の平坦不良も解消出来る。
第1図は本発明方法の説明図であり、(イ)は正面図、
(ロ)は側面図である。 1はハースロール、2は噴出ノズル、3は先行材、4は
後行材。
(ロ)は側面図である。 1はハースロール、2は噴出ノズル、3は先行材、4は
後行材。
Claims (1)
- (1)連続焼鈍炉の加熱・均熱帯に薄鋼板を通板する方
法において、ハースロール近傍におけるロール軸方向に
冷却ガスの噴出ノズルを配置し、前記ハースロールを通
過する薄鋼板が狭幅材から広幅材に移行する場合にのみ
、狭幅材の通過後広幅材の到達前において、これら薄鋼
板の板幅差に相当するハースロール表面に冷却ガスを噴
出せしめ、該部とハースロール中央部との温度差が20
℃以下になるようにすることを特徴とする連続焼鈍炉に
おける薄鋼板の通板方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8464388A JPH01255629A (ja) | 1988-04-05 | 1988-04-05 | 連続焼鈍炉における薄鋼板の通板方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8464388A JPH01255629A (ja) | 1988-04-05 | 1988-04-05 | 連続焼鈍炉における薄鋼板の通板方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01255629A true JPH01255629A (ja) | 1989-10-12 |
Family
ID=13836377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8464388A Pending JPH01255629A (ja) | 1988-04-05 | 1988-04-05 | 連続焼鈍炉における薄鋼板の通板方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01255629A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6369660B1 (ja) * | 2017-02-02 | 2018-08-08 | Jfeスチール株式会社 | 連続焼鈍炉 |
-
1988
- 1988-04-05 JP JP8464388A patent/JPH01255629A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6369660B1 (ja) * | 2017-02-02 | 2018-08-08 | Jfeスチール株式会社 | 連続焼鈍炉 |
WO2018142918A1 (ja) * | 2017-02-02 | 2018-08-09 | Jfeスチール株式会社 | 連続焼鈍炉 |
KR20190096422A (ko) * | 2017-02-02 | 2019-08-19 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 연속 소둔로 |
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