JPH01254758A - 低誘電率複合材料 - Google Patents

低誘電率複合材料

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JPH01254758A
JPH01254758A JP63082076A JP8207688A JPH01254758A JP H01254758 A JPH01254758 A JP H01254758A JP 63082076 A JP63082076 A JP 63082076A JP 8207688 A JP8207688 A JP 8207688A JP H01254758 A JPH01254758 A JP H01254758A
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low dielectric
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fibrous
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喜昭 佐藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の111用分野〕 この発明は、微小中空球体により電気的特性等を向上仕
しめた低誘電率複合材料に係り、特に機械的特性及び耐
、す性を向上させた低誘電率複合材料に関する。
〔従来の技術〕
四フッ化エチレン樹脂(以下PTFEと称す)は、その
優れた電気的特性、耐熱性、耐薬品性に基づき、種々の
用途に広く用いられているが、例えば電気絶縁材料とし
て使用する場合には、電気的特性等をより向上させるた
め、多孔質化させて使用することが検討されている。
多孔質P T FEの製造方法については、溶融時にお
けるP ’I” F Eの粘度が軽しく高いために、不
活性ガスの吹込みによる物理的発泡、あるいは発泡剤に
よる化学発泡等の一般の熱可塑性樹脂らしくは他のフッ
素系樹脂において行イつれている方法を適用することが
できず、特殊な方法が採られている。その方法としては
、例えば、PTFEに抽出や溶解によって除去される物
質を混和して加圧成形した後、これらの物質を除去する
方法(特公昭35−13043号)、I) T F E
の微粉末に液体潤滑剤を添加し、これを押出し、圧延な
どのツI断力が加イつる条件下で成形した後液体潤滑剤
を除去し、次いで延伸した後焼成する方法(特公昭42
−13560号、特公昭56〜!7216号、及び特公
昭57−30057号)、P i’ F Eの未焼成成
形体を、例えばハロゲン化炭化水素、石、11]系炭化
水素、アルコール、ケトンなどのPT FEを濡らし得
る液体中で延伸させた後、焼成する方法などがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
11り記のごとく、多孔質P T P Eの製造方法と
して踵lJの方法が提案されているか、いずれの方法に
おいてらiすられる多孔質体は、連続気孔性のらのとな
る。このf二め、フィルター等に使用すると好適である
が、例えばテープ状、ソート状などに成形して電線、プ
リント基板等の絶縁体として使用した場合に、耐湿性が
悪く、しかも気孔率の1−譬に伴い、このtrffi 
M的強度、特に圧縮に対する強度か急激に低下するばか
りか、寸法安定性も大幅に低下し、電気的特性が不安定
になり、さらに引張強度汝び引裂強度ら低下して扱いに
くいという問題点かあった。
それに加え、これら従来の製造方法に共通する欠点とし
て、気孔径、気孔率の調整か極めて錐しく、作業性が悪
いという欠点がある。
そこで、本出願人は、これらの問題点を解決するlコめ
、特願昭62−214604号として微小中空球体を繊
維質化したPTPE内に分散せしめた複合材料を提案し
ている。かかる構成とすることにより、問題点の大部分
は解決され実用上の問題点はほとんどなくなったが、微
小中空球体の配合量を特に高めたとき、従来の連続気孔
性の多孔質P T F Eはど大幅ではないらのの、機
械的強度及び耐湿性の低下がみられ、その改善が望まれ
ていた。この発明は、これらの問題点に鑑み気孔率を高
めたときに機械的強度が良好に保持され、安定した電気
的特性を維持し、しかも気孔率等の調整及び成形加工が
容易で耐湿性ら良好な、PTPEを用いる多孔質構造の
低誘電率複合材料の提供をその目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記従来技術の問題点を解決するため、この発明によれ
ば、絶縁材料からなる微小中空球体を分散保持する繊維
質四フッ化エチレン樹脂基材の少なくとも表面部に低誘
電率高分子材料を含浸せしめてなる低誘電率複合材料を
構成する。
本発明におけろ繊維質四フッ化エチレン樹脂とは、圧延
等の剪断力が加わる条件下で未焼成のPT F E粒子
を成形加工したときに形成される微細な繊維状組織をも
った樹脂である。
また、本発明で使用する微小中空球体としては、カラス
、プラスチック、ゴムなどの絶縁材料からなり、好まし
くは粒径が1〜300μmの中空球体で、中でも二酸化
ケイ素の含Nff1が80%以七のガラス製の中空球体
が好適である。その中空部には、例えばN2、CO7な
どの気体か封入されているため、低比重で低誘電率とな
っている。ここで微小中空球体の配合量については特に
限定され才、その材質あるいは複合材料の使用目的など
により適宜選択されるが、例えば電気絶縁材料として使
用する場合には、配合効果等の面から、通常?Mh14
科中に50〜95重…%程度配合することか好ましい。
また、これら微小中空球体の表面をカップリング剤であ
らかじめ処理しておいてらよ05゜ ざらにまた、繊推質四フッ化エチレン樹脂基材に含浸4
−る低誘電率高分子材料としては、低誘電率のプラスデ
ックまたはゴムであって、溶剤に溶けるもの、常温で液
状を呈し加熱あるいは硬化剤によって便化するもの、ま
たは加熱により溶融して低粘度の液状になるものなど、
液状となり、基材中に染み込んでその後固化するものが
使用される。
〔作用〕
この発明によれば、PTPEのクリープ特性により多用
の微小中空球体を包持でき、且つ上記のごとく、内部に
N2、CO7などの気体を封入したガラス、プラスチッ
ク等の絶縁材料からなる低誘電率の微小中空球体を、繊
維質四フッ化エチレン樹暗中に分散してなる基材の少な
くとも表面部に低誘電率高分子材料を含浸せしめてなる
ものであるから、表面部が無孔状態で、しかも含浸した
低誘電率高分子材料により補強された独立気孔性の多孔
質構造の四フッ化エチレン樹脂組成物となり、そのため
極めて低誘電率で機械的強度が強(、耐1り性に優れた
複合材料となる。
ここで、繊維質四フッ化エチレン樹脂の原料となるI)
 ’I’ F E微粉末は、未焼成の状態においては、
押出工程でグイから押し出される時やロールで圧延され
る時や撹拌を受(十た時のように、剪断力を受けると微
細な繊維状組織となり、液体潤滑剤を含む樹脂はさらに
容易に繊維質化し、塑性度j[ニを起こす性質があるの
で、圧延、押出等により簡単に成形することができる。
かかる成形物は、iii記成形成形工程いてPTFE粒
子が配向して繊維質化され、これらは絡み合って内部に
空隙を存する繊維状組織となっている。この繊維質化し
たPTFEは、未焼成の状態であってもある程度機械的
強度を備えている。この場合、多量の微小中空球体を添
加しても、未焼成の状態では各PTFE粉末が完全には
一体化していないから、塑性変形する性質は残り、この
ため圧延、押出等による成形が可能であり、しかも繊維
質化したPTFEにより機械的強度の大きな低下を生ず
ることがない。
それに対して、例えば四フッ化エチレンー六フッ化プロ
ピレン共重合体樹脂等の溶融による成形が可能な他のフ
ッ素系樹脂では、微小中空球体を添加すると、溶融粘度
が急激に上昇して流動性が低下するので、成形加工性の
面から、配合量の上限は多くてら10wt%程度である
本発明は、未焼成のP i’ F E微粉末が多量の微
小中空球体を含んでいてム容易に繊Q(ff質化して塑
性変形をし、しかしその成形品が適度な機械的強度をM
する性質に着目し、繊維質化したPTFEの各繊維間の
空所等で低誘電率の微小中空球体を保持することにより
、低誘電率化を図り、さらにこの微小中空球体と空隙と
を含む繊維質四フッ化エチレン樹脂からなる基材の少な
くとも表面部に、液状を呈する低誘電率高分子材料を含
浸して該低誘電率高分子材料を固化することにより、耐
湿性及び機械的強度を向上させるものである。   −
即ち、未焼成のPTFE微粉末と微小中空球体との混和
物を、押出し圧延などの剪断力が加わる条件下で成形す
ると、P T P Eは繊維状組織を形成し、微小中空
球体はI) ’I’ P Eの各繊1(1間の空所等に
分散し担持される。そして、焼成すると、微小中空球体
がPTFEの繊ut間等に担持された状態で両考が一体
化し、独立気孔性の多孔質P ’r FE基材となる。
この基材には空隙が残っているので、少なくともその表
面部に液状の低誘電率高分子材料を含浸し、硬化あるい
は乾燥などにより該低誘電率高分子材料を固化すると、
低誘電率高分子材料が結着材となって微小中空球体と繊
維質化したPTFE、及び繊維質化したPTFE同志を
強固に結合一体化すると共に、基材中の空隙を埋めてそ
の含浸部分を無孔状態にする。この低誘電率高分子材料
の含浸け、基材中の微小中空球体の比率を高めたときに
、繊維質化したPTFEの保持力低下を補うため、特に
有効である。なお、機械的強度の低い使用条件等にあっ
ては、未焼成あるいは不完全焼成の状態であっても使用
できる。
したがって、低誘電率高分子材料を含浸しても微小中空
球体の内部は中空状のまま保持されるので低誘電率の複
合材料となり、また微小中空球体の粒径、配合量を選択
することにより、所望の誘電率に簡単に設定することが
できろ。さらに、独立気孔性の多孔質構造であるから、
連続気孔性のものに比べて圧縮等による外力に対してつ
ぶれ、変形などの発生が少なく、しかも低誘電率高分子
材料が基材中の空隙に入り込んで結着材及び充填材とし
て作用するので、例えばフィルム状、ノート状などに成
形した場合に、その引張強度、引裂強度専の機械的強度
か増し、寸法安定性ら向−トする。このため、例えば電
線、ケーブル、プリントJI(仮愚の絶縁体として使用
′4−れば、電気的特性か良好で、l″iつ上記外力に
対して安定した性能を保持する乙のが得られ、高性能化
に大きく寄与すると」(に、基材の表面部が低誘電率高
分子材料で塞がれるので耐湿性も大幅に向上する。この
場合、繊イイL質化させた未焼成のI) i’ I” 
E成形品をさらに完全に焼成すると、機械的強度は一層
向上する。
また、カップリング剤で微小中空球体を処理した場合に
は、微小中空球体の表面に現油性が付与されるので、マ
トリクス樹脂である繊維質四フッ化エチレン樹脂との親
和性が増し、機械的強度の向にに効果がある。
〔実施例〕
以F、μ体例を6って本発明による低誘電率複合材料に
一層いて詳しく説明する。
実験例 l ・ト均粒径が25μmのガラス製微小中空球体(富士デ
ヴイソン化学社製1−1 101)70市r11部と四
フッ化エチレン樹脂微粉末(三井デュポンフロロケミカ
ル社製テフロン6J)30重量部とを混合した後、成形
加工性を樹脂に与え、樹脂の繊維質化を容易にするため
の液体潤滑剤としてツルベントナフサ(出光石油化学社
製 IP−1620)を加え、室温下に12時間放置し
た。
次に、」二足混和物を撹拌して多少繊維質化したしのを
、さらにロールで圧延することにより繊維質化を促進し
、厚さ0.15mmのンート状に成形した。そして、こ
のノート状物から液体潤滑剤を加熱除去した後、370
℃で3分間の焼成を行ない、繊維質四フッ化エチレン樹
脂基材を得た。そして、低誘電率高分子材料としてエポ
キシ樹脂(三井石油化学T業製EPO1l!lK′3R
301M8080%ME K溶液)を用い、これに硬化
剤を加えた樹脂液をLi E Kで希釈し、この樹脂液
に前記繊維質四フッ化エヂレン樹脂基材を含浸した。次
いで、このエポキシ樹脂含浸基材を加熱して溶液を除去
すると共に、エポキシ樹脂の反応を進めて硬化させ、本
発明による低誘電率複合材料を得た。
かくして得られるンート状複合付料は、その誘電率が2
.8となり、従来の連続気孔性のPTFEンートにエポ
キシ樹脂を含浸した場合の誘電率に比べて誘電率が低(
、また同じ比率で微小中空球体を繊維質四フッ化エチレ
ン樹脂に分散しただけのものに比べると、その引張強度
及び引裂強度は約75%向上した。さらに、水に含浸し
た後の体積固有抵抗率及び誘電率について測定したとこ
ろ、エポキシ樹脂を含浸しないものにおいては浸漬前と
浸漬後とでこれら電気的特性に変化が見られたが、本願
発明による複合材料では全く変化が見られず耐湿性も大
幅に向−トしている。したがって、従来の連続気孔性の
多孔質PTFEシートに見られる気孔のつぶれや寸法変
化等がなくなり、電気的特性の安定性も著しく向上し、
耐湿性ら向」ニするので、するので、電気絶縁材料とし
て好適である。
また、微小中空球体をあらかじめカップリング剤により
表面処理した場合には、処理しないものに比へて誘電率
は多少高くなるものの、微小中空球体の表面がカップリ
ング剤により親油性となっているため、マトリクス樹脂
である繊維質PTFrEとの結合度が増し、機械的特性
は上回るものとなった。
なお、カップリング剤としては、シランカップリング剤
以外に、例えばヂタネートカップリング剤などの使用が
可能であり、微小中空球体の材質、低誘電率複合材料の
使用目的等により、その種類及び使用量は選択されるが
、低誘電率化を追求する場合には、カップリング剤の使
用量はできるだけ少ないほうが好ましく、場合によって
は全く使用しなくともよい。
本発明において微小中空球体としては、例えばガラス、
シラス、プラスチック、ゴム等の絶縁性を(Tする各種
は料からなるしのをは独らしくは組み合イつせて使用す
ることができろが、これら各種微小中空球体の中でも、
酸処理等により二酸化ケイ素の含存1を80%以上に高
めたガラス製の微小中空球体は、誘電率か1.2と極め
て低いfこめ好適である。なお、プラスデックまたはゴ
ム等の高分子材料からなるしのとしては、焼成時の加熱
をち慮して、例えばポリイミド系樹脂、フッ素系ゴム等
の耐熱性の良好なものが使われるが、焼成しない場合に
はポリエチレン、ポリスチレン等の耐熱性がそれほど高
くない樹脂からなるものの使用ら可能である。これら微
小中空球体の粒径並びに配合量は、複合材料の使用目的
、微小中空球体の材質等に応じて適宜選択されるが、粒
径としては1〜300μmのらのが好ましく採用され、
また配合量は、配合効果、得られる物の機械的強度なと
の面から50〜95%程度が好ましく採用される。
次に、PTFEを繊維質化するための成形方法について
幾つか例を挙げて説明する。未焼成のPT I” Eは
、へ′I断力を受けると微細な繊維質組織となる性質が
あり、液体潤滑剤を混ぜると樹脂はさらに容易に繊組:
質化する。本発明においては、この繊Xf質化が重要な
点の−・っであって、繊維質化さU゛でマトリクス樹脂
であるP ′I’ F Eの機械的強度を向上させろこ
とにより、多積の微小中空球体の安定保持を可能にずろ
。従って、微小中空球体を含む未焼成のI) T F 
Eは使用目的により、r記に示す押出または圧延、ある
いは両者を組み合わせた方法などで成形する必要がある
(a)押出によるロッド、チューブ、ノート等の成形 これは、ラム式押出機を用いて公知の方法で行なうこと
ができる。一般には、微小中空球体と未焼成PTFE微
粉末と液体潤滑剤からなる混和物の押出機への供給を容
易にし、成形品を均一にするためにあらかじめ上記混和
物を圧縮成形した後、押出機に供給する。なお、あらか
じめ押出、圧延、流体中での撹拌等で多少繊維質化した
乙のをさらに押出成形してもよい。
(b)圧延によるシート、フィルムの成形液体潤滑剤と
微小中空球体を含むPTFE混和物を、粉体状らしくは
あらかじめ圧縮成形した状態でロール間を通してシート
状に成形する。この場合らあらかじめ撹拌によって多少
繊維質化したしのをさらに圧縮することら可能である。
通常、−回の圧延ではP T FEの繊維質化が充分で
はなく、微小中空球体を担持ずろI) 1’ FEの引
張強度か小さいので、圧延を繰り返して繊維質化を高め
ることが好ましい。この場合、あらかしめ圧縮したノー
トを重ね合わせてさらに圧延を行なうことができる。ま
た、一方向に圧延したシートより二方向以」二、例えば
幅方向と長さ方向のように直角に交わる二方向に圧延さ
れたシートの方が強度的に優れていて、品質も良いもの
が得られるので、用途に応じて圧延回数、圧延方向を増
すことが望ましい。かかる方法によって得られるシート
状物は、焼成した場合には方向性のないものとなり、寸
法安定性を増すため、例えばプリント基板における絶縁
体として使用すると反りの発生がなく好適である。
(C)押出しと圧延との組み合わせによる成形(a)に
示したように押出成形されたロッド、ノート等をさらに
ロール間を通して圧延する。この場合、圧延方向は押出
方向と同一でし、また違っていてもよく、数回圧延する
こともちちろん可能である。
これらの成彩は、すべてI) T F Eの融点である
327°C以下、好ましくは室温付近で行なわれる。
かかる成形方法により所定の形状に成形されたPT F
 E混和物は、液体潤滑剤を加熱除去した後焼成され、
繊維質四フッ化エチレン樹脂基材となる。
なお、使用目的によっては、不完全焼1戊らしくは未焼
成のままであってもよい。
本発明において繊椎質四フッ化エチレン樹脂括材に含浸
する低誘電率高分子材料としては、エポキシ樹脂以外に
例えばポリイミド系樹脂、その他の熱硬化性樹脂、ある
いは熱可塑性樹脂、さらにシリコーンゴム、ポリオレフ
ィン系エラストマーなど、誘雷率の低い樹脂らしくはゴ
ムが用いられ、これらは一般的には適当な溶剤に溶かし
た状態で使用されるが、特に溶剤を加えなくとも、常温
では液状であって加熱らしくは硬化剤により化学的に反
応して硬化するようなもの、あるいは加熱により溶融し
て低粘度の液状になるらのなど、液状となり、基材中に
染み込んでその後固化するらのが使用される。この場合
、液状の低誘電率高分子材料の13度は、基材の表面部
のみを含浸する場合には多少高くてもよいが、基材の内
部まで完全に含浸さUろ場合には内部に移行しやすいよ
うに幾分低めに調整する。また、低誘電率高分子材料の
種類によってら同じ濃度で粘度が異なるから、その11
順、使用条件等により適宜選択する。
繊惟質四フッ化エチレン樹脂基材に液状の低誘電率高分
子材料を含浸さ仕る方法は、例えばパターコート法、ロ
ールコータ−法、浸漬法、刷毛塗り法など、基材の形状
、液の種類等により種々の方法を採用することができる
ところで、従来の多孔質PTFE材料では、接i″1゛
、メノギ等を行なう場合に接着性、濡れ性を改冴−1−
るjこめ、例えば金属ナトリウムのアンモニア溶液やテ
トラヒドロフラン−ナフタレン溶液等にL/′1表面憔
理が必要であるが、この発明による低、秀電率復合材料
においては、特に微小中空球体の配合量を高めた場合に
、これらの表面処理が不要になるという効果がある。こ
れは、F2方法によって形成される微細な繊維間の空所
等を多量の微小中空球体が占め、繊維質P T r” 
Eは主として、個々の微小中空球体の結着剤としての役
割を果し、成彩後の複合材料の表面には多くの微小中空
球体が露出し、しかも基材の表面部には低誘電率高分子
材料の層が存在するので、四フブ化エチレン樹脂の非粘
着性が大幅に低下し、これにより表面に接着性と濡れ性
が出現したものと考えられる。
〔発明の効果〕
以り説明したように、この発明によれば、低誘電率の微
小中空球体を繊維質四フッ化エヂレン樹脂中に分散して
なる基材の少なくとら表面部に低誘電率高分子材料を含
浸せしめてなるものであるから、低誘電率で、しかもあ
らかじめ微小中空球体の粒径、配合量等を選択すること
により、所望の誘電率に設定することができ、また基H
の表面部が無孔状態になるので耐湿性が大幅に向−トし
、このため電気絶縁材料としての使用に好適な複合材t
1となる。
さらに、独ケ気孔性の多孔質tM造で、低誘電率高分子
材料十か基材の空隙に入り込んで結着材及び充填材とし
て作用するから、特に誘電率を下げるため微小中空球体
の配合量を高めた場合に、従来の同種材料である連続気
孔性の多孔質口フッ化エヂレン樹脂のように簡単につぶ
れることはなく、また低誘電率高分子材料を含浸しない
ままの乙のに比へて引張強度、引裂強度、寸法安定性等
の機械的特性ら良好であるので、電気的特性の変化がな
くなり極めて都合がよい。
また、微小中空球体及び低誘電率高分子材料によって四
フッ化エヂレン樹脂の非粘着性か低下してJ、l 1表
面に接着性、濡れ性が現れるので、例えばプリント基板
の絶縁体として使用した場合に、スルーホール部を特に
表面処理しなくとらメツキか可能になるという効果らあ
り、さらにプリント基板用材料としてドリル加工したと
きにスミアの発生か低減し、作業能率の向上にら大きく
寄与する。
なお、この発明は上記実施例に限定される乙のではなく
、例えば微小中空球体の配合量及び粒径、あるいは低誘
電率高分子材料の種類及び含浸方法を変更するなど、こ
の発明の技術思想内での種々の変更はもちろん可能であ
る。
特許出願人  株式会社 潤 工 社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶縁材料からなる微小中空球体を分散保持する繊
    維質四フッ化エチレン樹脂基材の少なくとも表面部に低
    誘電率高分子材料を含浸せしめてなる低誘電率複合材料
JP63082076A 1988-04-01 1988-04-01 低誘電率複合材料 Granted JPH01254758A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63082076A JPH01254758A (ja) 1988-04-01 1988-04-01 低誘電率複合材料
KR1019890004332A KR930010679B1 (ko) 1988-04-01 1989-03-31 전송선로

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63082076A JPH01254758A (ja) 1988-04-01 1988-04-01 低誘電率複合材料

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Publication Number Publication Date
JPH01254758A true JPH01254758A (ja) 1989-10-11
JPH032455B2 JPH032455B2 (ja) 1991-01-16

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ID=13764378

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JP63082076A Granted JPH01254758A (ja) 1988-04-01 1988-04-01 低誘電率複合材料

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09255837A (ja) * 1995-12-15 1997-09-30 W L Gore & Assoc Inc 導電性ポリテトラフルオロエチレン物品
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WO2008111393A1 (ja) * 2007-03-13 2008-09-18 Kaneka Corporation 中空シリコーン系微粒子と有機高分子とからなる樹脂組成物および層間絶縁膜

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