JPH012534A - フォンダンおよびその製造法 - Google Patents

フォンダンおよびその製造法

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JPH012534A
JPH012534A JP63-35808A JP3580888A JPH012534A JP H012534 A JPH012534 A JP H012534A JP 3580888 A JP3580888 A JP 3580888A JP H012534 A JPH012534 A JP H012534A
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JP
Japan
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fondant
sugar
lactitol
mixture
manufacturing
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JP63-35808A
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JPS642534A (en
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松本 廣治
恵子 安田
武 豊田
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武田薬品工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ラクチトールを用いたフォンダンおよびその
製造法に関する。
従来の技術 フォンダンとは摺り蜜のことで、砂糖に、少量の水を加
え、沸とうさせて溶解し、怠詰めて濃厚な糖液をつくり
、この糖液を水分のある状態でよく摺り合わせて微細結
晶化させてつくるもので、極めて小さい砂糖の結晶のま
わりをシロップで包みこんだような特有の組織からでき
ており、洋菓子のデコレーションや和菓子の砂糖衣とし
て用いられている。
このようにフォンダンは菓子類に甘味を付与するだけで
なく、外観を美しく仕上げるための菓子の仕上げ材料と
しても重要な役目をもっている。
一方、フォンダンは上述のように砂糖を材料とするため
に、砂糖の過剰摂取が問題になる今日では、これに代る
新しい原料素材が要望されている。
このような目的で、砂糖の代りにグルコースおよび/ま
たは乳糖と、ジペプチド甘味料を用いたフォンダンの製
造法(特開昭57−141249号参照)や、砂糖の一
部をデキストリンでおきかえるフォンダンの製造法(特
開昭61−242544号参照)が知られている。
発明が解決しようとする課題 上記のように、従来の砂糖を用いる方法や、あるいは砂
糖をグルコース、乳糖、デキストリンなどで代替する方
法では、該素材が砂糖と粒質が異なリ、砂糖を用いた場
合に比べて結晶性が悪く、また、カロリーあるいは甘味
強度の点から低カロリーや甘味を自由に調整できるフォ
ンダンを簡単に得ることは困難である。
他方、低カロリー甘味料としてはマルチトールや還元で
ん粉分解物などが知られているが、いずれも結晶性が悪
く、しかも吸湿性がありこれらの甘味材料を用いてフォ
ンダンをつくるのは極めて困難である。
課題を解決するための手段 本発明者らは、上記のような事情に鑑み、砂糖に代るフ
ォンダン用原料について種々検討した結果、ラクチトー
ルを用いたフォンダン及びその製造法を発明した。
すなわち本発明は、 (1)ラクチトールを含有してなるフォンダン、および (2)ラクチトールまたはラクチトールを主体とする甘
味料と、水とを約100〜120℃まで加熱し、次いで
冷却しながら摺り合わせることを特徴とするフォンダン
の製造法に関する。
ラクチトールは乳糖のグルコース部分が水素添加によっ
てソルビトールに還元されたもので化合物乞は4−β−
D−ガラクトピラノシルーD−ソルビトールであり、カ
ロリーは砂糖の約1/2以下、甘味は約1/3でしかも
砂糖と粒質が殆ど同様である。
ラクチトールには、固状のものとして無水ラクチトール
(分子量、344)とン種の結晶ラクチトール(−水和
物:分子量、362.二水和物:分子量。
380)の合計3種が、また液状のものとして水分含量
的20〜40%(W/W)のものがあり、本発明におい
てはいずれのラクチトールも用いることができる。
該ラクチトールの甘味度は、いずれのものにおいても砂
糖の約30〜40%と低甘味であるため、ラクチトール
単独であるいは他の糖アルコール類あるいは高甘味度甘
味料を適宜組み合わせて、甘味度を自由に調整できる利
点がある。
該糖アルコールとしては、たとえばソルビトール、マニ
トール、キシリトール、マルチトール等が挙げられ、ま
た還元澱粉分解物のような糖アルコールの混合物であっ
てもよく、なかでもマルチトールが好ましい。
該高甘味度甘味料としては、天然甘味料(例、ステビオ
サイド、レバウデイオサイド、α−グリコジルステビオ
サイド、グリチルリチン、ソーマチン等)および、合成
甘味料(例、アスパルテーム、サッカリン、アセスルフ
ァム−に等)が挙げられ、なかでもα−グリコジルステ
ビオサイドおよびアスパルテームが好ましい。
本発明のフォンダンにおけるラクチトール、糖アルコー
ルおよび高甘味度甘味料の三成分の重量組成比は、約1
00:0:0〜100:100:10゜好ましくは約1
00:0:O〜100:50:3である。
本発明のフォンダンには、上記三成分の他に、フレーバ
ー剤(例、果実系フレーバー、バニラフレーバー、ビー
ナツツフレーバー等)、洋酒類、水飴。
酸、転化糖などを適宜添加併用してもよい。水飴。
転化糖、酸は結晶形成を阻害する機能があるため、比較
的柔らかい物性のフォンダンを形成する。
また、該フォンダンには砂糖を添加併用してもよいが、
カロリー面からみて、少量であることが好ましい。
次に、本発明のフォンダンの製造法について説明する。
該フォンダンは、ラクチトール、糖アルコール。
高甘味度甘味料および前記の添加物をあらかじめ混合し
たものに、該混合物の約20〜60%(w/豐)にあた
る水を加えて、加熱溶解し煮つめた後、冷却しながら全
体をよく摺り合わせ、全体が空気を抱きこんで白く、粘
性を増して硬化する状態にまで攪拌混合することにより
得られる。
最終加熱温度は一般に約100〜120℃、好ましくは
約105〜112℃であり、またその時の混合物溶液濃
度は、一般に約50〜85%(w/豐)、好ましくは約
65〜80%(W/v)である。
冷却しながら攪拌を開始する温度は、砂糖を使用する場
合が約40℃以下に冷却してから攪拌を始めるのに対し
て、本発明では約り00℃〜約30℃、好ましくは約5
0〜30℃であり、攪拌は煮つめ終了直後に開始しても
、また約40℃以下に冷却した後に開始しても肌目のす
ぐれたフォンダンが得られる。
及敷升 次に、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
実施例1 結晶ラクチトールニ水和物1000gに水を500滅の
割合で加えたもの6個を準備し、それぞれ加熱溶解した
のち、それぞれ3個づつを濃度78%(v/w)(煮つ
め温度約110℃)および80%(W/W)(煮つめ温
度約112℃)まで煮詰めたのち放冷し、それぞれ所定
の温度(80℃、50℃。
および40℃)に達すると直ちに摺り合わせを行ないラ
クチトールを原料としたフォンダン6個を得た。
対照として、砂糖1000gに水を500gの割合で加
えたものを加熱溶解しラクチトールと同様の条件で同様
の濃度まで濃縮したのち、各80℃。
50℃、40℃まで冷却し、直ちに摺り合わせを行って
フォンダン6個を得た。
上記で得られた各フォンダンについて硬さと結晶の肌目
について官能評価を行なった。
結果は第1表に示すように砂糖の場合は濃度が78%で
はフォンダンを形成しないが、ラクチトールの場合は7
8%でもフォンダンを形成し、攪拌時の温度にかかわら
ず同じ品質のものが得られた。
(以下余白) 第  i  表 実施例2 結晶ラクチトールニ水和物996gとアスパルテームの
粉末4gに水500−を加え、加熱溶解したのち、濃度
76%(W/W)まで濃縮して(煮つめ温度約108℃
)、40℃まで放冷後、攪拌混合してフォンダンを得た
得られたフォンダンは色が白く、肌目が細かくなめらか
なテクスチャーをしていた。またフォンダン中のアスパ
ルテーム含量を定量した結果、アスパルテームの分解は
少なく残存率98.9%であった。
アスパルテームの分析方法:高速液体クロマトグラフィ
ーによる。
カラム:0DS(内径4II1m、長さ15c+n、充
填剤粒径3μ、エルマ社製) 移動相:pH2,5,0,005M  NazHP04
20%メタノール溶液 送液jl:1d/min 検 出:UV 210nm。
実施例3 結晶ラクチトール−水和物600g、粉末マルチトール
(東和化成(株))398gおよびα−グリコシールス
テビア(出隅国策バルブ(m))2gに水500旙を加
え、加熱溶解し、濃度80%(v/w)まで濃縮(煮つ
め温度約112℃)した後、50℃まで放冷後、攪拌混
合してフォンダンを得た。
得られたフォンダンは色が白く、なめらかなテクスチャ
ーをし、良好な甘味をしていた。
実施例4 結晶ラクチトールニ水和物1000gに水を400−を
加え、加熱溶解したのち農度78%(W/W)(煮つめ
温度的11θ℃)まで濃縮し、その浸水あめ(日本コー
ンスターチ(株)製、コーンシラツブR75)200g
およびレモンフレーバー(長谷用香料(株)製、レモン
エツセンスTS55180)2dを加え、混合した。そ
の後40℃まで冷却後、よく摺り合せてフォンダンを得
た。
このフォンダンは色が白く、なめらかなテクスチャーを
し、良好なレモンフレーバーおよび甘味を有していた。
魚匪Δ処果 本発明のフレーバーは、砂糖の代わりにラクチトールを
用いることにより、低カロリーで呈味性がすぐれている
また、その製造工程において加熱温度が砂糖を用いる場
合よりも一般に約5〜10℃低く、揮発性の香料等を添
加する場合、蒸散しにくく、攪拌開始温度も限定されな
いので製造が容易である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ラクチトールを含有してなるフォンダン。
  2. (2)糖アルコールおよび/または高甘味度甘味料をさ
    らに含有してなる請求項1記載のフォンダン。
  3. (3)ラクチトールまたはラクチトールを主体とする甘
    味料と、水とを約100〜120℃まで加熱し、次いで
    冷却しながら摺り合わせることを特徴とするフォンダン
    の製造法。
JP63-35808A 1987-02-19 1988-02-18 フォンダンおよびその製造法 Pending JPH012534A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-35808A JPH012534A (ja) 1987-02-19 1988-02-18 フォンダンおよびその製造法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62-37584 1987-02-19
JP3758487 1987-02-19
JP63-35808A JPH012534A (ja) 1987-02-19 1988-02-18 フォンダンおよびその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS642534A JPS642534A (en) 1989-01-06
JPH012534A true JPH012534A (ja) 1989-01-06

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