JPH0125104Y2 - - Google Patents

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JPH0125104Y2
JPH0125104Y2 JP1982021738U JP2173882U JPH0125104Y2 JP H0125104 Y2 JPH0125104 Y2 JP H0125104Y2 JP 1982021738 U JP1982021738 U JP 1982021738U JP 2173882 U JP2173882 U JP 2173882U JP H0125104 Y2 JPH0125104 Y2 JP H0125104Y2
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braking
lock
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signal
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JP1982021738U
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【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、制動時において車輪がロツクするの
を抑制するためのアンチロツク制動装置に関す
る。
(2) 従来の技術 走行中の車両において、その車両の車輪に対し
て急制動を行うと、車輪は路面に対する摩擦回転
機能が正常でなくなり、いわゆるロツク状態とな
る可能性が生じる。このため従来より、制動力が
大き過ぎて車輪がロツクしそうになると、一時的
に制動力を抑制し、その結果車輪のロツクの可能
性が解消すると、再び制動力を回復させる、いわ
ゆるアンチロツク制動装置が開発されている。
そしてかかるアンチロツク制動装置としては、
車輪ブレーキに接続されるアンチロツク制御油圧
系に、作動時には該車輪ブレーキの制動油圧の増
加を抑制する制御弁と、前記制動油圧が大き過ぎ
る時に該制御弁に作動指令信号を出力するアンチ
ロツク制御装置とを備える構造のものがよく知ら
れている。
(3) 考案が解決しようとする問題点 上記従来のアンチロツク制動装置においては、
上記アンチロツク制御装置の作動条件を制動時の
車速の高低によつて特に変えてはおらず、通常は
高速走行下での制動時に最適のアンチロツク効果
が得られるように上記作動条件が決められている
が、一般に車輪のロツクは低速走行下の制動時の
方が高速走行下の制動時よりも急速に発生し易い
ので、上記従来のアンチロツク制動装置では、低
速走行下での制動時において、アンチロツク制御
装置が制御弁に対する作動指令信号を出力する以
前すなわちアンチロツク作動が開始される以前に
車輪がロツクしてしまう惧れがある。
本考案は上記に鑑み提案されたもので、低速走
行状態で制動する際にはその制動当初より制動油
圧の増加を効果的に抑えて、低速走行時にも車輪
のロツクを効果的に防止できるようにしたアンチ
ロツク制動装置を提供することを目的とする。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案は、車輪ブレ
ーキに接続されるアンチロツク制御油圧系に、作
動時には該車輪ブレーキの制動油圧の増加を抑制
する制御弁と、前記制動油圧が大き過ぎる時に該
制御弁に作動指令信号を出力するアンチロツク制
御装置とを備えてなる、アンチロツク制動装置に
おいて、車速が所定値に満たない低速走行状態を
検出するための低速走行検出手段と、車輪ブレー
キが作動状態にあることを検出するための制動検
出手段と、前記アンチロツク制御装置が前記作動
指令信号を出力しない条件下でも、前記両検出手
段の出力信号を同時に受けると前記制御弁に作動
指令信号を断続的に出力する補助制御装置とを有
することを特徴とする。
(2) 作用 上記構成によれば、低速走行状態での制動時に
は、アンチロツク制御装置が制御弁に作動指令信
号を未だ出力していない制動開始当初より、制御
弁を断続的に作動させて制動油圧の増加を断続的
に抑えることができるから、低速走行条件下にお
いても制動開始当初より車輪ロツクの発生を効果
的に防止することができる。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明する。図面には、車輪ブレーキに接続されるア
ンチロツク制御油圧系に組込まれてその制動油圧
系の排圧制御弁を制御するためのアンチロツク制
御装置Aの一例が示されている。前記アンチロツ
ク制御油圧系は、図示はされていないが例えば車
輪ブレーキの制動油圧に対抗して制動力を抑制す
るよう作用するアンチロツク制御油圧室と、この
制御油圧室内に制御用圧油を導入するための導圧
制御弁と、制御油圧室内より制御用圧油を排出す
るための排圧制御弁とを備えており、制動力が大
き過ぎて車輪がロツクしそうになると、それまで
開状態に置かれていた排圧制御弁の電磁作動器に
通電されることにより排圧制御弁が閉状態に切り
換えられ、それでもなお制動力が大き過ぎた場合
には、更にそれまで閉状態に置かれていた導圧制
御弁の電磁作動器に通電されることにより導圧制
御弁が開状態に切り換えられて、アンチロツク制
御が行われるようになつている。
次に前記アンチロツク制御装置Aについて具体
的に説明すると、信号入力部1には、予め選択さ
れた車輪の周速度と第1の基準車輪周速度との比
較信号が入力され、また信号入力部2には、予め
選択された車輪の加速度と基準車輪減速度との比
較信号が入力され、これら信号入力部1,2に入
力された信号はそれぞれOR回路8及びAND回路
9に送られる。信号入力部3には、予め選択され
た車輪の周速度と車体速度との比較信号が入力さ
れ、この信号入力部3に入力された信号はAND
回路10及びAND回路11に送られる。信号入
力部4には、予め選択された車輪の加速度と第1
の基準車輪加速度との比較信号が入力され、この
信号入力部4に入力された信号はOR回路8及び
AND回路12に送られる。信号入力部5には、
予め選択された車輪の周速度と第2の基準車輪周
速度との比較信号が入力され、この信号入力部5
に入力された信号はAND回路12に送られる。
AND回路12の出力信号はOR回路8に送られ
る。そして、信号入力部6には、予め選択された
車輪の加速度と第2の基準車輪加速度との比較信
号が入力され、この信号入力部6に入力された信
号はNOT回路13を経てAND回路11に送られ
る。以上の各信号入力部1ないし6の入力信号
は、従来周知のアンチロツク制御油圧系において
も用いられているものである。前記OR回路8の
出力信号はAND回路11に送られ、該AND回路
11の出力信号は、前記排圧制御弁の電磁作動器
14に送られて該弁を閉弁作動させることができ
る。
而してアンチロツク制御装置Aは以上の回路構
成を有しているので、制動時に制動力が大き過ぎ
て車輪がロツクしそうになると、信号入力部1な
いし6の入力信号に基づいて排圧制御弁の電磁作
動器14に通電され、その結果、車輪の制動力が
抑制されてアンチロツク制御が行われるようにな
つている。尚、かかる制御は従来周知である。
また前記アンチロツク制御装置Aには、特に低
速走行状態での制動時における車輪ロツクを効果
的に防止するための補助制御装置Bが付設されて
いる。この補助制御装置Bは、制動操作が行われ
るとブレーキ操作部近傍の図示しない制動スイツ
チ等の制動検出手段より直ちに制動信号が入力さ
れる信号入力部7と、車速が設定車速例えば20
Km/hに満たない低速走行状態でのみ、図示しな
い低速走行検出手段より低車速信号が入力される
信号入力部16とを有している。そして信号入力
部7,16に入力された信号は、それぞれAND
回路17に送られると共に、信号入力部7に入力
された信号はAND回路10にも送られる。AND
回路9,17の出力信号はNOR回路18に送ら
れると共に、AND回路17の出力信号はタイマ
ー19にも送られ、このタイマー19及びAND
回路10の各出力信号はOR回路20に送られ
る。NOR回路18及びOR回路20の各出力信号
はそれぞれフリツプフロツプ回路15に送られ、
このフリツプフロツプ回路15の出力信号は発進
回路22を介してOR回路8に送られる。
而して前記補助制御装置Bは、以上のような回
路構成を有しているので、車速が設定車速にみた
ない低速走行状態で制動操作が行われると、
AND回路17が出力信号を発し、このAND回路
17の出力信号がNOR回路18及びタイマー1
9に送られる。そして、NOR回路18のローレ
ベル信号がフリツプフロツプ回路15に送られる
ことにより、フリツプフロツプ回路15は断続的
な駆動信号を発する発進回路22を駆動する。そ
の結果、アンチロツク制御装置Aが排圧制御弁の
電磁作動器14に作動信号を未だ出力していない
制動開始当初より、OR回路8には発進回路22
から出力信号が断続的に印加されるので、電磁作
動器14が断続的に通電されて排圧制御弁を断続
的に閉弁作動させ、制動油圧の増加を断続的に抑
制することができ、従つて制動開始後短時間の間
にロツクを生じ易い低速走行下においても、車輪
ロツクの発生を効果的に抑えることができる。
尚、前記タイマー19の設定時間が経過すると、
OR回路20がハイレベル信号を発し、フリツプ
フロツプ回路15の出力をリセツトすることによ
り、発進回路22による断続信号の発生を停止さ
せる。
また車速が設定車速以上の高速走行状態で制動
操作を行う時には、前記入力信号部16には信号
が入力されないのでAND回路17が出力せず、
NOR回路18はハイレベル信号を出力し続ける
ため、フリツプフロツプ回路15が発進回路22
を駆動することはなく、従つてその制動開始当初
においても発進回路22からは電磁作動器14を
断続作動させる作動信号が出力されることはない
ので、制動力が無用に抑制される惧れはない。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、車輪ブレーキに
接続されるアンチロツク制御油圧系に、作動時に
は該車輪ブレーキの制動油圧の増加を抑制する制
御弁と、前記制動油圧が大き過ぎる時に該制御弁
に作動指令信号を出力するアンチロツク制御装置
とを備えてなる、アンチロツク制動装置におい
て、車速が所定値に満たない低速走行状態を検出
するための低速走行検出手段と、車輪ブレーキが
作動状態にあることを検出するための制御検出手
段と、前記アンチロツク制御装置が前記作動指令
信号を出力しない条件下でも、前記両検出手段の
出力信号を同時に受けると前記制御弁に作動指令
信号を断続的に出力する補助制御装置とを有する
ので、低速走行状態での制動時には、アンチロツ
ク制御装置が制御弁に作動指令信号を未だ出力し
ていない制動開始当初より、制御弁を断続的に作
動させて制動油圧の増加を断続的に抑えることが
でき、従つて制動開始後短時間の間にロツクを生
じ易い低速走行下においても、高速走行下と同
様、車輪ロツクの発生を極めて効果的に抑えるこ
とができる。しかも低速制動時においては、制御
弁に作動指令信号を断続的に出力し得る補助制御
装置を検出の比較的容易な前記二信号に基づいて
単に制御すればよく、アンチロツク制御装置自体
の制御態様(例えばスリツプ率など)を車速の高
低に応じて特別に変更する必要はないから、それ
だけ制御も容易でコストダウンに寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すアンチロツク制
御装置の回路図である。 A……アンチロツク制御装置、B……補助制御
装置、14……制御弁としての排圧制御弁の電磁
作動器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車輪ブレーキに接続されるアンチロツク制御油
    圧系に、作動時には該車輪ブレーキの制動油圧の
    増加を抑制する制御弁と、前記制動油圧が大き過
    ぎる時に該制御弁に作動指令信号を出力するアン
    チロツク制御装置とを備えてなる、アンチロツク
    制動装置において、車速が所定値に満たない低速
    走行状態を検出するための低速走行検出手段と、
    車輪ブレーキが作動状態にあることを検出するた
    めの制動検出手段と、前記アンチロツク制御装置
    が前記作動指令信号を出力しない条件下でも、前
    記両検出手段の出力信号を同時に受けると前記制
    御弁に作動指令信号を断続的に出力する補助制御
    装置とを有することを特徴とする、アンチロツク
    制動装置。
JP2173882U 1982-02-18 1982-02-18 アンチロツク制動装置 Granted JPS5830564U (ja)

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JP2173882U JPS5830564U (ja) 1982-02-18 1982-02-18 アンチロツク制動装置

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JPS5830564U JPS5830564U (ja) 1983-02-28
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5515381A (en) * 1978-07-21 1980-02-02 Honda Motor Co Ltd Anti-skid brake apparatus

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5515381A (en) * 1978-07-21 1980-02-02 Honda Motor Co Ltd Anti-skid brake apparatus

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