JPH01250801A

JPH01250801A - 溝幅検査装置

Info

Publication number: JPH01250801A
Application number: JP7904088A
Authority: JP
Inventors: Toshio Ishiyama; 石山　俊夫
Original assignee: Mitsubishi Metal Corp
Current assignee: Mitsubishi Metal Corp
Priority date: 1988-03-31
Filing date: 1988-03-31
Publication date: 1989-10-05
Anticipated expiration: 2012-08-06
Also published as: JP2638050B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、例えば、ベーンポンプのロータのような焼結
品の溝幅を検査する溝幅検査装置に関する。

〔従来の技術〕

一般に、例えば、ベーンポンプのロータの外周に形成さ
れた複数の溝には、ベーンが出没自在に嵌め込まれて使
用され、ロータがカムリング内を回転するにつれて、ロ
ータの溝からベーンが円滑に出没することが要求されて
いる。このため、ロータの溝が所定の幅に形成されてい
るか否かを検査する必要がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、従来、上記ロータの溝の幅の検査は、検査員
がゲージを用いて行なっていたため、作業性が悪く、測
定に時間がかかるという問題があった。

本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、ベーンポンプのロータのような焼結品
の溝幅の検査を円滑にかつ迅速に行なうことができて、
省力化、自動化を図ることができると共に、検査の信頼
性を向上させることができる溝幅検査装置を提供するこ
とにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、第１の発明は、焼結品の溝
に挿入するゲージ体をゲージ支持体に設け、このゲージ
支持体をその長手方向に移動自在に可動体に設け、かつ
上記ゲージ支持体と可動体との間に、このゲージ支持体
を前方に付勢する付勢部材を設けると共に、上記可動体
に、この可動体を上記ゲージ支持体の長手方向に沿って
移動させる移動機構を設けたものである。

また、第２の発明は、焼結品の溝に挿入するゲージ体を
ゲージ支持体に設け、このゲージ支持体をその長手方向
に所定範囲内において移動自在に可動体に設け、かつ上
記ゲージ支持体と可動体との間に、このゲージ支持体を
後方に引き戻す弾発部材を設けると共に、上記可動体に
、この可動体を上記ゲージ支持体の長手方向に沿って移
動させる移動機構を設けたものである。

〔作　用〕

第１の発明にあっては、移動機構によって、可動体を焼
結品の溝に向かって移動させ、ゲージ支持体を介してゲ
ージ体を焼結品の溝に挿入させる。

この場合、焼結品の溝内にパリ等があってゲージ体の挿
入が阻止されると、ゲージ体はゲージ支持体とともに、
付勢部材に抗して停止状態となり、可動体だけが前進し
て、ゲージ体は焼結品の溝内−に挿入されない。

また、第２の発明にあっては、移動機構によって、可動
体を焼結品の溝に向かって前進させ、この可動体の前進
に伴いゲージ体をゲージ支持体とともに前進させて、ゲ
ージ体を焼結品の溝内に強制的に挿入させる。次いで、
移動機構によつτ、可動体を引き戻し、弾発部材によっ
てゲージ支持体を介してゲージ体を焼結品の溝から引き
扱く。

この場合、焼結品の溝が所定値より小さい場合には、弾
発部材の付勢力によってゲージ体を焼結品の溝から引き
抜くことができず、ゲージ体は焼結品の溝内に残る。

（実施例〕以下、第１図ないし第７図に基づいて本発明の詳細な説
明する。

第１図ないし第５図は本発明の溝幅検査装置の第１実施
例を示すもので、これらの図において符号１は板状の超
硬製のゲージ体である。そして、このゲージ体１は、ゲ
ージ支持体２の先端の口字状の支持部３に取付けられて
いる。すなわち、上記ゲージ体１は、上記支持部３の上
下一対の先端部にそれぞれ形成された縦溝４に嵌め込ま
れて一対の固定部材５によって固定されたものであり、
このゲージ体１に対向して前方側には、複数の溝を備え
たベーンポンプ用のロータ６を載置するための回転テー
ブル７が配置されている。また、上記ゲージ支持体２は
、上記支持部３が大径部８の先端に嵌め込まれて取付ボ
ルト９によって固定され、この大径部８の基端に大径部
８より小径のバネ＠着部１０が形成され、かつこのバネ
装着部１Ｏの基端にバネ装着部１０より小径の小径部１
１が形成されると共に、上記大径部８に係止ネジ１２が
ねじ込まれる一方、小径部１１に検出突起１３が取付け
られたものである。そして、上記ゲージ支持体２の大径
部８及びバネ装着部１０の外周には、中空状の＋ｉＪ動
体１４が遊嵌されており、この可動体１４とバネ装着部
１０との間であって、可動体１４の基端部と大径部８と
の間にはコイルバネ（付勢部材）１５が装着されている
。さらに、上記可動部１４には、上記ゲージ支持体２の
係止ネジ１２と係合する長孔１６が形成されており、こ
の長孔１６内を係止ネジ１２が移動できる範囲だけ、上
記ゲージ支持体２が可動体１４に対して移動し得るよう
になっている。そして、上記可動体１４は、複数本（第
２図において５本）並んで可動プレート１７上に配置さ
れており、この可動プレート１７はエアシリンダ１８の
ピストンロンドの先端に回動自在に取付けられている。

さらにまた、このエアシリンダ１８は、基台１９上に上
下方向に揺動自在に設置されており、かつ上記基台１９
上に平行に配置された一対のスライドレール２０には、
上記可動プレート１７の下面に取付けた可動部２１が摺
動自在に嵌め込まれている。

そして、上記エアシリンダ１８のピストンロッドを前後
させることにより、上記可動プレート１７の可動部２１
がスライドレール２０に沿って移動して、可動プレート
１７が回転テーブル７に対して接近、離反するようにな
っている。

また、上記検出突起１３の移動通路には、該検出突起１
３の移動を検出するセンサ２２が設けられている。

上記のように構成された溝幅検査装置を用いて、ベーン
ポンプ川ロータ６の溝幅を検査する場合には、まず、各
回転テーブル７上にロータ６を載置した状態に４３いて
、エアシリンダ１８のピストン［−１ツドを前進させる
。これにより、このピストンロッドの先端に取付けられ
た可動プレート１７が、その下面の可動部２１がスライ
ドレール２０に沿って移動することによって、回転テー
ブル７側に接近するから、これに伴って、可動プレート
１７上の各可動体１４は、上記各回転テーブル７に接近
りる。このため、可動体１４内に遊嵌されたゲージ支持
体２は、コイルバネ１５によって前方側に付勢された状
態で可動体１４とともに前進し、ゲージ支持体２の先端
の支持部３に取付けられたゲージ体１はロータ６の検査
しようとする溝に向かって移動する。

そして、ゲージ体１が上記ロータ６の溝に達すると共に
、溝の幅が適正で、溝内にパリ等の障害が少ない場合に
は、上記コイルバネ１５の前方への付勢力によって上記
ゲージ体１がロータ６の溝内に進入する。また、上記コ
イルバネ１５の付勢力よりも溝内のパリ等の障害が大き
い場合、あるいは溝幅が極端に狭い場合には、ゲージ体
１はロータ６の溝内に円滑に進入できず、従って、可動
体１４の前進につれて、この可動体１４に対して、ゲー
ジ体１（ゲージ支持体２）が上記コイルバネ１５の付勢
力に抗して相対的に後退していく。そして、所定距離ゲ
ージ支持体２が可動体１４に対して後退すると、小径部
１１に取付けた検出突起１３がセンサ２２に検出され、
このセンサ２２が検出信号を出力することにより、当該
ロータ６の溝の異常が作業員に報知される。

このようにして、ロータ６の一つの溝の検査が終了する
と、エアシリンダ１８のピストンロッドを後退させ、各
可動体１４を可動プレート１７とともに後退させる。こ
れにより、可動体１４の後退につれて、ゲージ支持体２
の大径部８の係止ネジ１２が可動体１４の長孔１６の前
端側に接触することにより、ゲージ支持体２は可動体１
４とともに後退を開始し、ゲージ体１はロータ６の溝内
から引き抜かれる。次いで、各回転テーブル７を所定角
度回転して、次の溝の検査を行なう。そして、ロータ６
の全ての溝の検査が完了すると、検査済のロータ６の代
わりに新しいロータ６を各回転テーブル７上に載置して
再び溝の検査を再開する。

次に、第６図と第７図に基づいて本発明の第２実施例を
説明する。なお、本実施例において上記第１実施例と同
様の部分については同符号を付けて説明を省略する。

図中符号３０は板状の超硬製のゲージ体であり、このゲ
ージ体３０のロータ６に対向する面には、ゲージ体３０
をロータ６の溝に進入し易くするための上下一対のＶ字
状の切欠部３１がそれぞれ形成されている。そして、上
記ゲージ体３０の上下面にはそれぞれＵ字溝３２が形成
されており、このゲージ体３０は、支持部３３の上下一
対の先端部にそれぞれ形成された縦溝３４に嵌め込まれ
て、一対の固定部材３５をゲージ体３０の両Ｕ字溝３２
に挿通することにより固定されたものである。

なお、上記縦溝３４の奥側は円形状に広がった構成とさ
れている。また、上記支持部３３は、取付ボルト３６に
よって支持本体３７の先端に固定され、かつ支持本体３
７の基端には棒状体３８が取付けられていると共に、支
持本体３７の下面に摺動部３９が固定されている。そし
て、これらの支持部３３と取付ボルト３６と支持本体３
７と棒状体３８と摺動部３９とによってゲージ支持体４
０が構成されている。

さらに、上記ゲージ支持体４０の摺動部３９は、可動プ
レート４１上に適宜間隔をあけて並設された複数個のガ
イド部材４２に摺動自在にそれぞれ嵌合されている。そ
して、各ガイド部材４２の両側方には、前後−組ずつの
ストッパ４３．４４が配置されており、上記各摺動部３
つは各ストッパ４３．４４間の範囲内でガイド部材４２
に沿って移動し得るようになっている。また、上記可動
プレート４１の基端側に設置されたＬ字状のブラケット
４５にはねじ部材４６が螺着されており、このねじ部材
４６と上記棒状体３８の基端との間には、−［記ゲージ
支持体４０を引き戻すためのスプリング（弾発部材）４
７が連結されている。′そして、上記ゲージ支持体４０
の移動通路には、ゲージ支持体４０の移動を検出するセ
ンサ４８が設けられている。さらにまた、可動プレート
４１は、第１図と第２図に示す第１実施例と同様に基台
上に設置したスライドレールに沿ってエアシリンダによ
り前後に移動するように構成されでいる。

上記のように構成された本発明の第２実施例の溝幅検査
装置を用いてロータ６の溝幅を検査する場合には、上記
第１実施例と同様に、各ゲージ体３０の前方側にそれぞ
れ対向配置されている回転テーブル上にロータ６を各々
載置した状態において、エフシリンダのピストンロンド
を前進させる。

これにより、このピストンロンドの先端に取付けられた
可動プレート４１が、基台上のスライドレールに沿って
移動することによって、回転テーブル側に接近する。こ
れに伴って、可動プレート４１の各ガイド部材４２に嵌
合された各ゲージ支持体４０の摺動部３９は各ガイド部
材４２の両側に設けられた後側のストッパ４４に係止し
た状態で、回転テーブル側に前進し、これらのゲージ支
持体４０の先端のゲージ体３０も各回転テーブル上のロ
ータ６の溝に向かって接近する。

そして、ゲージ体３０が上記Ｏ−夕６の溝に達すると、
万一、溝内にパリ等が存在して、溝幅が狭くなっている
場合でも、これらのゲージ体３０は、上記エアシリンダ
の押圧力により、ロータ６の溝内に強制的に押し込まれ
て、上記パリ等の障害を排除する。

次いで、上記エアシリンダのピストンロッドを後退させ
ると、これに伴って可動プレート４１が上記回転テーブ
ル側から離れていく。この場合、上記ゲージ支持体４０
は、ゲージ体３０がロータ６の溝に嵌め込まれているた
め、停止状態にあり、上記可動プレート４１が後退する
につれて、可動プレート４１上のねじ部材４６とゲージ
支持体４０の棒状体３８の基端との間に配置されたスプ
リング４７が引き伸ばされていく。そして、このスプリ
ング４７の付勢力が、ロータ６の溝に嵌め□込まれたゲ
ージ体３０と該溝との摩擦力に打ち勝つと、ゲージ体３
０は、ゲージ支持体４０とともに引き戻されてロータ６
の溝から引き抜かれるから、このゲージ支持体４０の移
動をセンサ４８によって検知することにより、Ｌｌ−夕
６の溝幅が所定範囲内にあることが作業員に報知される
。

また、ロータ６の溝幅が狭い場合には、ゲージ体３０を
ロータ６の溝内から引き抜くことができず、ゲージ体３
０がロータ６の溝内に残るから、ロー９６の溝の良、不
良の判定を容易に行なうことができる。

このようにして、各ロータ６の一つの溝幅の検査が終了
したら、上記第１実施例と同様にして各回転テーブルを
所定角度回転させて次の溝の検査を行なう。そして、当
該ロータ６の全ての溝の検査が完了すると、検査済のロ
ータ６の代わりに新しいロータ６を各回転テーブル上に
載置して再び溝の検査を再開する。

（発明の効果）以上説明したように、第１の発明は、焼結品の溝に挿入
するゲージ体をゲージ支持体に設け、このゲージ支持体
をその長手方向に移動自在に可動体に設け、かつ上記ゲ
ージ支持体と可動体との間に、このゲージ支持体を前方
に付勢する付勢部材を設けると共に、上記可動体に、こ
の可動体を上記ゲージ支持体の長手方向に沿って移動さ
せる移動機構を設けたものであるから、移動機構によっ
て、可動体を焼結品の溝に向かって移動させ、ゲージ支
持体を介してゲージ体を焼結品の溝に挿入させることに
より、ゲージ体が焼結品の溝に挿入された場合に良品と
判定し、かつ焼結品の溝内にパリ等があってゲージ体が
付勢部材の付勢力に抗して停止して焼結品の溝内に挿入
されない場合に不良品と判定することによって、ベーン
ポンプのロータのような焼結品の溝幅の検査を円滑にか
つ迅速に行なうことができて、省力化、自動化を図るこ
とができると共に、検査の信頼性を向上させることがで
きる。

また、第２の発明は、焼結品の溝に挿入するゲージ体を
ゲージ支持体に設け、このゲージ支持体をその長手方向
に所定範囲内において移動自在に可動体に設け、かつ上
記ゲージ支持体と可動体との間に、このゲージ支持体を
後方に引き戻す弾発部材を設けると共に、上記可動体に
、この可動体を上記ゲージ支持体の長手方向に沿って移
動させる移動機構を設けたものであるから、移動機構に
よって可動体を焼結品の溝に向かって前進させ、この可
動体の前進に伴いゲージ体をゲージ支持体とともに前進
させて、ゲージ体を焼結品の溝内に強制的に挿入さゼる
ことにより、焼結品の溝内に存在しているパリ等の障害
をスムーズに排除できると共に、移動機構によって、可
動体を引き戻し、弾発部材によってゲージ支持体を介し
てゲージ体を焼結品の溝から引き抜くことにより、ゲー
ジ体が焼結品の溝から引き抜かれた場合に良品と判定し
、かつ焼結品の溝が所定値より小さく、弾発部材の付勢
力によってゲージ体を焼結品の溝から引き抜けない場合
に不良品と判定することによって、溝幅の検査を円滑に
かつ迅速に行なうことができて、省力化、自動化を図る
ことができる上に、検査の信頼性を−Ｔ、／ｌ　Ｑめる
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は本発明の第１実施例を示すもので
、第１図は正面図、第２図は平面図、第３図ないし第５
図はゲージ支持体部の一例を示すもので、第３図は平面
図、第４図は正面図、第５図は側面図、第６図と第７図
は本発明の第２実施例を示すもので、第６図は正面図、
第７図は平面図である。１・・・・・・ゲージ体、２・・・・・・ゲージ支持体、６・・・・・・ロータ（焼結品）、１４・・・・・・可動体、１５・・・・・・コイルバネ（付勢部材）、１８・・・
・・・エアシリンダ（移動機構）、３０・・・・・・ゲ
ージ体、４０・・・・・・ゲージ支持体、４２・・・・・・ガイド部材（可動体）、４３．４４・
・・・・・ストッパ、４７・・・・・・スプリング（弾発部材）。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　焼結品の溝に挿入するゲージ体がゲージ支持体
に設けられ、このゲージ支持体がその長手方向に移動自
在に可動体に設けられ、かつ上記ゲージ支持体と可動体
との間に、このゲージ支持体を前方に付勢する付勢部材
が設けられると共に、上記可動体に、この可動体を上記
ゲージ支持体の長手方向に沿って移動させる移動機構が
設けられたことを特徴とする溝幅検査装置。
（２）　焼結品の溝に挿入するゲージ体がゲージ支持体
に設けられ、このゲージ支持体がその長手方向に所定範
囲内において移動自在に可動体に設けられ、かつ上記ゲ
ージ支持体と可動体との間に、このゲージ支持体を後方
に引き戻す弾発部材が設けられると共に、上記可動体に
、この可動体を上記ゲージ支持体の長手方向に沿って移
動させる移動機構が設けられたことを特徴とする溝幅検
査装置。