JPH01250006A - 引張試験装置 - Google Patents

引張試験装置

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JPH01250006A
JPH01250006A JP7448988A JP7448988A JPH01250006A JP H01250006 A JPH01250006 A JP H01250006A JP 7448988 A JP7448988 A JP 7448988A JP 7448988 A JP7448988 A JP 7448988A JP H01250006 A JPH01250006 A JP H01250006A
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健八 三橋
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中山 正平
Akira Yamada
晃 山田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、テレビジョンカメラ、ラインセンサーカメ
ラ、レーザースキャナーカメラなどの走査装置を複数台
利用して材料の引張特性を測定する引張試験装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
ゴム、樹脂、繊維などの材料の弾性率、伸長応力、或い
は破断時の伸びなどの引張特性を測定する引張試験装置
は、上記材料からなる試験片の両端をそれぞれチャック
で把持し、一方のチャックを移動させて試験片を引っ張
り、伸長変形を与えるように構成されている。このよう
な引張試験装置により、例えば100%伸長時の弾性率
を測定するには、試験担当者が肉眼で試験片が伸長する
様子を常時観察しながら100%に伸長した時点を確認
しなければならない。
このため測定作業には試験担当者の高いP練が必要であ
り、その熟練度が低い場合には測定エラーを発生するこ
とがあった。
本発明者等は、このような試験担当者の熟練度等に依存
して発生する測定エラーの問題を解消するため、試験片
に光学特性の異なる測定マークを施し、それをテレビジ
ョンカメラ(以下、単にTVカメラという)などの走査
装置を利用して自動的に測定する引張試験装置を、特公
昭56−19882号公報、特公昭56−18086号
公報などによって既に提案している。
一方、ゴムなどのように破断するまでに5〜10倍にも
大変形する材料では、その大変形したときの伸びの特性
だけでなく、低伸長域での微小な変形のときの特性も調
べることが必要な場合がある。しかし、このような微小
変形時の引張特性の測定にはますます熟練度が必要とさ
れるため、上記TVカメラを利用した引張試験装置は、
この微小変形の測定に好適といえる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した従来提案のTVカメラを利用す
る引張試験装置では、TVカメラを試験片に近づければ
微小な伸長変化を精度良く読取れるが、−台のTVカメ
ラでは限界があり、また逆に大きな伸長域はTVカメラ
の視野から外れてしまうため測定することができず、遠
ざけた場合の読み取り精度が低下するという問題があっ
た。
即ち、−度の測定操作で微小変形時の測定と大変形時の
測定との両方を同時に行えないという不便があり、作業
能率が上がらないという問題があった。
このような問題は、TVカメラの場合だけでなり、走査
装置としてラインセンサーカメラやレーザースキャナー
カメラを使用する場合にも同様であった。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、かかる従来の問題点に着目して案出された
もので、その第1の目的とするところは、大きな伸長変
形を測定できるようにしながら、微小な伸長変形も高精
度に測定することができる引張試験装置を提供するもの
である。
また、この発明の第2の目的とするところは、大きな伸
長変形と小さな伸長変形とを1回の測定操作だけで高精
度に測定することができる引張試験装置を提供するもの
である。
〔発明の構成2作用〕 この発明は上記目的を達成するため、試験片としてその
地色と光学特性が異なる色の測定マークを施したものを
使用し、そして試験片の近傍には、試験片に付した測定
マークと同一の明るさを有する標準明るさ板と、試験片
の地色と同じ暗さを有する標準暗さ板とを配設して、測
定マークの判断を容易にするようにすると共に、またズ
ームレンズ等を使用した場合には、視野の拡大範囲を判
断し易いように標準長さ板を配設している。
前記試験片の両端をチャックで把持し、一方のチャック
を移動させて前記試験片に引張荷重を与えながら前記測
定マークの引張方向の変化を走査装置で走査するように
し、がっその測定マークの地色との光学特性の違いから
出力される電気信号により上記試験片の引張特性を測定
するようにした引張試験装置をベースとするものである
このような引張試験装置において、上記走査装置として
少な(とも複数台を併設し、その1台は上記試験片の伸
長域全体を全視野とする走査装置し、他の走査装置の複
数台は、試験片の引張方向上手側に付された測定マーク
と、引張方向下手側に付された測定マークとを走査する
局部領域走査装置で構成するものである。
そして、局部領域走査装置は、上記の伸長域全体を全視
野とする走査装置が有する素子数よりも多い素子数を有
し、そして試験片の低伸張域のみを個別に視野とする走
査装置にするものである。
上記低伸長域を全視野とする局部領域走査装置が有する
分解能は、上述のような構成によって、上記伸長域全体
を全視野とする走査装置のそれに比べて高精度なものに
なるので、この低伸長域を全視野とする走査装置によっ
て材料の微小な伸長変化を高精度で測定することが可能
になる。また同時に大きな伸長変化は上記伸長域全体を
全視野とする走査装置によって高精度に測定可能になる
本発明に使用される走査装置としては、工業用や放送用
等に使用されている既知のTVカメラ(撮像管)、ライ
ンセンサーカメラ(ソリッドステイト線走査素子を用い
た光電変換カメラ)或いはレーザースキャナーカメラ(
レーザースキャナーと受光器を組み合わせて光源側が線
走査するカメラ)などが使用される。
これらの走査装置において、低伸長域を全視野とする局
部領域走査装置は、その素子数が伸長域全体を全視野と
する走査装置の素子数よりも多いものが使用される。
例えばTVカメラの場合には、後者の走査装置を有効走
査線数512本のカメラにするのに対し、前者を有効走
査線数1024本のカメラにし、ラインセンサーカメラ
の場合には、後者を有効画素数512個のカメラにする
のに対し、前者を有効画素数4096個のカメラにし、
またレーザースキャナーカメラの場合には、後者を振動
速度1/100秒/走査のカメラにするのに対し、前者
を振動速度1/15,000秒/走査のカメラにしてそ
れぞれ利用する。
また、低伸長域を全視野とする走査装置を、伸長域全体
を全視野とする走査装置よりも拡大走査させる能力を有
するようにするには、再操作装置とも素子数は同じであ
ってよいが、その拡大走査させる方のカメラにズームレ
ンズを付けるようにすればよい。
一方、試験片にはJ I S (Japanese I
ndustrial 5tandard)で規定される
ような引張試験片が使用され、第3図(a)にその−例
を例示した。試験片Sの表面には測定マークとして、長
手方向(引張力向)に離れた2個所に二つの標線Q。
Qが付されている。この標線、Qの色は試験片Sの地色
と光学特性が異なるようにしである。
特に標線Qの明度の方を地色のそれよりも高くなるよう
にしてお(ことが好ましい。例えば、試験片Sの地色に
黒色または暗い色を選び、標線Qに白色または明るい色
を選ぶようにする。
二つの標線Q、 Q間の距離りは、JISでは20mm
、 25mm、40mn+の3種類が規定されており、
これらから選ぶように定められている。
また、試験片に施す標線としては、第4図(a)に示す
ように、上記2個所の標線Q、 Q間の距離りに相当す
る部分全体を塗り込んだ標識領域Q°を施した試験片S
゛を使用してもよい。この例の試験片S°の場合には、
標識領域Q′の両エツジ部の境界ラインが標線に相当す
ることになる。
前述した走査装置は、このような試験片SまたはS′を
長手方向に伸長させながら、標線Q。
Qや標識領域Q゛等の測定マークによって定められた距
離りの変化を走査して測定する。
第3図(a)、 (b)は、この走査装置による測定の
方法を原理図で示している。
なお、この測定作業を容易にするため、試験片Sの近傍
には、試験片に付した測定マークと同一の明るさを有す
る標準明るさ板と、試験片の地色と同じ暗さを有する標
準暗さ板と、更に標準長さ板とを配設することが必要と
なる。
第3図(al、 (b)に示すように、引張荷重を加え
つつある試験片Sを、例えば走査装置としてTVカメラ
で逼像するとき、そのTVカメラの走査線H3の方向を
試験片Sの引張力向と直交するように走査させると、そ
の出力信号は、第3図(blに示すように標線Q、 Q
に対応する部分P。+POが他の部分に比べて高レベル
の信号になって現れる。
従ってこの出力信号のうち、一定レベル21以上の信号
のみを処理回路で取り出し、上記標線Q、 Qの間隔り
に対応した時間間隔の信号だけを取り出すようにすれば
、その信号から標線間距離りを求めることができる。
第4図(a)、 (b)、 (C)の例は、走査装置の
走査線H3が試験片S″の引張方向と同方向になるよう
に線走査する場合の原理を示している。この場合には、
第4図(b)のように標識領域Q′に対応するP、の部
分が他の部分に比べて高レベルの出力信号になって現れ
る。従って、第3図の場合と同様に、P、の出力部分か
ら一定レベルE8以上の信号だけを処理回路で取出すよ
うにすれば、標識領域Q゛の両端部間の距離りを求める
ことができる。このようにして出力信号が得られること
はレーザースキャナーカメラの場合にも同様である。
これに対し、ラインセンサーカメラの場合には、出力信
号が第4図(e)のようになって現れ、標識領域Q°の
走査時間Tに対応した素子数の数のパルス状出力信号と
して得られる。
この発明の引張試験装置では、伸長域全体を全視野とす
る走査装置は、試験片の大きな伸長域での引張特性を測
定するようにし、低伸長域を全視野とする局部領域走査
装置は、試験片が初期の微小な伸長状態にあるときの引
張特性を測定するようにしている。
走査装置の分解能βは、それが全視野とする走査範囲H
と素子数Aとの比(H/A)によって表されるので、上
記低伸長域を全視野とする走査装置は、伸長域全体を全
視野とする走査装置に比べて走査範囲Hが狭く、かつ素
子数が多くなっているため、その分解能は非常に高いも
のになっている。また、拡大走査を行う走査装置の場合
も、素子数は伸長域全体を全視野とする走査装置と同じ
であっても、全視野の走査範囲が狭いため同様に高い分
解能を有するものになっている。従って、上記低伸長域
を全視野とする走査装置によれば、試験片の微小伸長時
の引張特性を高精度に測定することができる。
上述した低伸長域を全視野とする走査装置は、2台のカ
メラによって試験片上の二つの標線を同時に個別に見る
ようにし、詳細を第1図及び第2図の実施例で後述する
ように、試験片上の二つの標線のそれぞれに別に設けた
基板の基準線を対比させるようにし、これら標線をそれ
ぞれ2台のカメラを使用して独立に見るのである。
このように標線毎に1台のカメラで独立に見るようにし
たことにより、後述するように一層高精度の測定を行う
ことが可能になる。
この発明の引張試験装置では、試験片を引張りながら伸
長させる過程において、上記低伸長域を全視野とする局
部領域走査装置が測定を行う時と、伸長域全体を全視野
とする走査装置が測定を行う時とでは、試験片の引張速
度を異ならせることが好ましい。
即ち、低伸長域を全視野とする局部領域走査装置が測定
するときは、試験片の引張速度を低速度にし、試験片が
予め設定した伸長率を越えて、伸長域全体を全視野とす
る走査装置が測定を行うときは、上記速度よりも大きな
通常速度で引張るように切り換えるのである。
このような引張速度の変化により、−層高精度の読み取
りが可能になる。
上記低伸長域の引張速度としては、試験片の種類にもよ
るが、0.5〜501/分の範囲にし、また上記低伸長
域を越えた伸長域における引張速度としては50〜50
0mm/分の範囲にすることが好ましい。また、上述の
ように引張速度を切換えるときの境界域としては、試験
片の伸長率が10〜500%の範囲であるときを選ぶこ
とが好ましい。また、この引張速度の切り換えは、少な
くとも2台設置した走査装置と連動させるようにし、か
つ自動的に行うようにすることが好ましい。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を、第1図及び第2図を参照し
ながら説明する。
第1図において、1aは試験片Sの上端を把持する上部
チャックであり、1bは試験片Sの下端を把持する下部
チャックである。
前記、試験片Sの近傍には、第2図に示すように試験片
Sに付した標線Q(測定マーク)と同一の明るさを有す
る標準明るさ板Xと、試験片Sの地色と同じ暗さを有す
−る標準暗さ板Yと、更に標準長さ板Zとが配設され、
光学特性の相違を明確にして測定作業を容易にしている
なお、標準長さ板Zは、後述するTVカメラのレンズが
可動ズームの場合には、試験片Sの伸張に合わせて視野
H(走査範囲)が順次拡大し、視野Hの範囲が異なるこ
とから目盛りを付した標準長さ板2が必要となる。
なお、標準長さ板Zは必ずしも設ける必要はなく、TV
カメラの数と位置が固定状態の場合には、標準長さ板2
に刻設された目盛りの数に対応するTVカメラの走査線
の数を定数として予め制御装置に設定し、これにより制
御することも可能である。
前記上部チャック1aは、一定位置に静止するように設
置され、かつその上端側に引張荷重を検出するロードセ
ル2を連結している。このロードセル2が検出した引張
荷重は、増幅器12を介して中央演算部9に入力される
ようになっている。一方、下部チャック1bはギヤボッ
クス3を介してモータ4に連結されている。下部チャッ
クlbはこのモータ4の駆動により上下移動して上記試
験片Sに引張荷重を与えるようになっている。モータ4
はモータ制御部13を介して上記中央演算部9の指令に
よって駆動され、引張速度を変えられるようになってい
る。
これら上部チャック1aと下部チャック1bとからなる
引張機構は、冷却コイル5を内蔵した恒温槽6の中に収
納されている。恒温槽6の側面には二重ガラスの透視部
7が設けられ、この透視部7を介して外側から内部を目
視できるようになっている。二重ガラスの透視部7の空
間部8には乾燥した熱風が通され、ガラス面に露結によ
るくもりが発生しないようにしである。
この恒温槽6は、低温下での材料特性を測定するための
ものであり、常温条件での材料特性を測定するものにつ
いては必ずしも必要とするものではない。
上記透視部7の外側には、内部の引張機構を臨むように
3台のTVカメラtoa、10b。
11が第1.第2の走査装置として設置され、試験片S
に対し、2台のTVカメラ10a、1obが低伸長域を
全視野とする局部領域走査装置として設けられ、上部側
のTVカメラ10aは試験片Sの上部側の標線Q(測定
マーク)を、また下部側のTVカメラlObは下部側の
標線Qをそれぞれ独立に見るようにしである。また、2
台のTVカメラ10a、10bの全視野は、それぞれが
臨んでいる標線Qを含むように極めて狭い領域Hになっ
ている。
なお、TVカメラの台数は、上記の3台に限定されず、
更に台数を増やして全視野を分割してそれぞれの領域を
分割測定すれば、更に高精度の測定が可能となる。
一方、TVカメラ11は、試験片の伸長域全体を全視野
としている。
なお、TVカメラ11は、上記のように試験片の伸長域
全体を全視野とても良いし、また試験片Sの伸張に合わ
せて視野を拡大してゆく方法をある。
この視野を拡大してゆく方法としては、例えば第1図に
示すように、TVカメラ11のレンズをズームレンズl
laとし、このズームレンズllaをモータMの回転に
より自動的に動かすようにしても良い。
視野の拡大速度は、ズームレンズllaのモータMの回
転速度によるが、これは試験片Sの引張開始時間または
引張試験機のモータMと同期させても良い。
また、上記のように第3のTVカメラ11のレンズを、
ズームレンズllaとし、このズームレンズllaをモ
ータMの回転により自動的に動かすようにすることによ
り、通常域の大きな伸張率、即ち20〜600χについ
ても、±0.6χの高精度で読み取ることが出来るよう
になる。
前記TVカメラ10a、10bは、TVカメラ11と走
査線数が同じカメラである場合には、ズームレンズを装
着して拡大走査できるようにするか、またはこれらTV
左カメラ0a、10bを、その走査線数をTVカメラ1
1のそれよりも多いものにする。更に、これらにズーム
レンズを併用して測定精度をさらに向上させるようにす
ることもできる。
また、前記上部チャック1aと下部チャック1bに把持
された試験片Sの近傍には、位置基準板20a、20b
が配置され、この位置基準板20a、20bは機枠側に
固定されて移動しないようにしである。この位置基準板
20a。
20bにはそれぞれ基準線q、qが印され、それぞれ試
験片S上の二つの標線Q、Qに対応するようにしである
なお、位置基準板20a、20bは、この実施例では2
枚の位置基準板20a、20bに分割されたものである
が、1枚の板だけから構成してあってもよい。
上記の局部領域走査装置を構成するTV左カメラ0a、
10bは、第3図に示すように、前者のカメラ10aは
試験片Sの上部側標線Qと位置基準板20aの基準線q
の間の距離すの変化を測定し、また後者のカメラ10b
は下部側標線Qと位置基準板20bの基準線qの間の距
離Cの変化を測定するようにしである。
これらの測定によって試験片の伸長率を求めるには、次
のような計算式に基づいて行われる。
即ち、上記試験片Sが微小伸長すると、上部側標線Qは
長さαの伸長による移動を行い、下部側標線Qは長さβ
の伸長による移動を行う。
上記二つの基準線q、q間の距離をaとすれば、初期の
標線Q、 Q間の長さLoは、L、=a−b−c であり、また伸長変形後の長さLIは、1、、=a−b
−α−C+β であるから、伸長率εは ε=(LI  LO) /L6 =(β−α)/(a−b−c) の式によって算出されることになる。
従って、上記上下部2個所ずつの標線Qと基準線qとの
間の変形量α、βを読み取ることにより、上記式により
中央演算部9で伸長率εが演算され、プリンター16に
出力することができるのである。
即ち、それぞれのカメラ10a、10bは、試験片Sの
標線Q、 Q間の距離りを、例えば第3図(a)、 (
blに示した電気信号として検出し、それを映像回路1
4で処理して中央演算部9へ入力するようにしている。
また、映像回路14で処理された出力信号は、モニター
表示部15によってモニタリングできるようになってい
る。16は測定結果を出力するプリンター、17は測定
に必要なデータを入力するキーボードである。
なお、第3図に示す実施例では、上部側の標線Qに対す
る基準線qを上方側に位置させ、下部側の標準線Qに対
する基準線qを下方側に位置させるようにしたが、この
上下の相対関係はこの実施例に限定されることなく任意
であってよい。
上述した引張試験装置におけるTVカメラlOa、10
bは、その全視野を試験片Sの標線Q、 Q間の距離り
に拘束されることなく設定することができる。すなわち
、JISで規定される標線Q、 Q間の最小距離20m
mよりも短い長さにも任意に設定することができる。そ
のため全視野を可及的に小さくすることができるため、
これらTV左カメラ0a、10bの測定精度を著しく向
上させることができる。例えば、TV左カメラ0a、1
0bの有効走査線数を400本とし、ズームレンズを使
用して全視野を最小標線間距離20mmよりも短い15
III11に設定したとする。このときのTV左カメラ
0a、10bの分解能lは、 j2=H/A=15/400=0.0375+nmとな
る。したがって、TV左カメラ0a、10bの測定精度
は、標線間距離りが20mmの試験片に対しては±0.
18%、25+nmの試験片に対しては±0.15%、
40mmの試験片に対しては±0.09%になり、TV
カメラの測定精度を一段と高精度のものになる。
上述したように、この発明による引張試験装置は、上部
側の標%iQと、下部側の標線Qとをそれぞれ独立した
局部領域のTVカメラ10a。
10bで見るようにすることで、TVカメラの全視野を
縮小することが出来、従って、JISで規定されている
標線間距離の最小が20++nの場合であっても、この
寸法以上に全視野を縮小して測定することが可能となり
、従来の測定精度の限界を打破して高精度の測定を可能
とすることが出来るのである。
〔発明の効果〕
この発明は、上記のように走査装置を、試験片の伸長域
全体を全視野とする第1の走査装置と、低伸長域を全視
野とする第2の走査装置との少な(とも複数の走査装置
とで構成すると共に、前記第2の走査装置は、前記試験
片の引張方向上手側に付された測定マークと、引張方向
下手側に付された測定マークとを走査する局部領域走査
装置の少なくとも2台から構成され、前記試験片の近傍
に、前記測定マークと同じ明るさの標準明るさ板と、試
験片の地色と同じ暗さの標準暗さ板と、標準長さ板とを
配設し、前記標準長さ板に、前記二つの測定マークのそ
れぞれと対比させる基準線を設けたことにより、低伸長
域の微小な伸びを高精度に測定すると共に、通常の大き
な伸びについても問題なく測定することができ、具体的
には低伸長域の微小な伸長率(0,2〜20%)につい
ては±0. 2%以内の高精度まで読み取ることができ
るようになり、また通常域の大きな伸長率(20〜60
0%)については±1%以内の精度で測定することがで
きるようになる。しかも、これらの再伸長域の測定を1
回の測定操作によって同時に行うことができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例による引張試験装置を示す概
略図、第2図は第1図の装置に装着された試験片の部分
を拡大して示す正面図、第3図(a)、第3図(blは
、それぞれ走査装置を使用した引張試験装置の原理を示
す説明図、第4図(a)、第4図(b)、及び第4図(
C)は、それぞれ走査装置を使用した引張試験装置の原
理の他の例を示す説明図である。 la、1b・−・上下チ+7り、10a、10b・・・
第2の走査装置(TVカメラ二局部領域走査装置)、1
1・・・第1の走査装置(TVカメラ)、20a、20
b・・・位置基準板、S・・・試験片、Q・・・測定マ
ーク(標線)、q・・・基準線。 代理人 弁理士 小 川 信 −

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、地色と光学特性が異なる色の測定マークを少なくと
    も一つ施した試験片の両端をチャックで把持し、一方の
    チャックを移動させることにより前記試験片に引張荷重
    を加えながら前記測定マークの引張方向の変化を走査装
    置で走査し、前記測定マークの地色との光学特性の違い
    により出力される電気信号により前記試験片の引張特性
    を測定するようにした引張試験装置において、前記走査
    装置は、前記試験片の伸長域全体を全視野とする第1の
    走査装置と、低伸長域を全視野とする第2の走査装置と
    の少なくとも複数の走査装置からなり、前記第2の走査
    装置は、前記試験片の引張方向上手側に付された測定マ
    ークと、引張方向下手側に付された測定マークとを走査
    する局部領域走査装置から構成され、前記試験片の近傍
    に、前記二つの測定マークのそれぞれと対比させる基準
    線を設けた基準板を配設したことを特徴とする引張試験
    装置。 2、前記試験片の引張速度を可変にし、この引張速度を
    前記低伸長域を全視野とする第2の走査装置を作動させ
    るとき低速度にし、前記伸長域全体を全視野とする第1
    の走査装置に切り換えて作動させるとき、前記速度より
    速くするようにした請求項1に記載の引張試験装置。 3、前記第1、第2の走査装置がテレビジョンカメラ、
    ラインセンサーカメラ、レーザースキャナーカメラのい
    ずれかである請求項1に記載の引張試験装置。
JP63074489A 1987-04-27 1988-03-30 引張試験装置 Expired - Lifetime JP2532272B2 (ja)

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