JPH01249302A - 人造石用製造型枠、その製作法、同型枠による人造石の製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は、自然石様人造石（以下「人造石」という）、
すなわち自然石と同様な表面形状、石肌模様及び色合い
を有する人造石、さらに正確には、同人造石の複数個を
一定単位面積内に寄せ集め配置したモザイク人造石群を
製造する型枠と、その型枠の製造法、さらに該型枠を使
用して行うモザイク人造石群の製造法に関する。

〔従来の技術〕

従来、自然石を使い予め作製した型枠を使用して、所要
の着色剤を配合したコンクリート等の原材料で人造石を
製造することは知られている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、同一の型枠では、当然のことながら同一の大き
さ、形状の製品が画一的に製造されるものであるから、
バラエティ−に富んだ床面とか壁面を構築するには、各
種の型枠を数多く用意し、大きさや形状を異にする多種
類の製品を大量に製造しておかなければならない。

また、人造石で構築する床面や壁面は、全−面として、
その−側方から順次連続的に施工し構築していくことに
なるものである。

本発明の目的は、当該床面あるいは壁面を所要形状例え
ば方形の一定単位面積毎にブロック化して正確に横築し
ていくことができ、しかも、その各単位面積内に大きさ
や形状を異にする数種の人造石を組み合わせて正確に配
置できるとともに、そこに配置する人造石の形状を各単
位面積毎に異なるものにして、バラエティに富む床面あ
るいは壁面を構築することができる、モザイク人造石群
を容易に製造することと、そのモザイク人造石群を簡単
に製造するのに使用する型枠の提供ある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために採用した本発明の構成を実施
例を参考にして述べると、次のとおりである。

まず、モザイク人造石群用製造型枠Ａは、縦横に連続走
行する目地仕切り１０′と、該目地仕切り１０′の少な
くとも数倍の厚さの外周壁１１′及び底壁１２′が可撓
材質体で一体に成形され、これらによって、自然石２〜
９を象った凹処２′〜９′を複数個形成してなる。

この製造型枠Ａの製作は、次のように行う。

有底函体ｌ内に複数個の自然石２〜９を、たがいの間に
所要の目地間隔１０をおくとともに、該有底函体１の周
壁との間に少なくとも上記目地間隔１０の数倍の外周間
隔１１をおいて配置する。

そのあとで、ゴムラテックス液等可撓材質体用の原料ａ
を、各自然石２〜９が完全に埋没し、かつその上側を、
目地間隔ｌＯの数倍の層ｙＪ、１２の原料ａで覆う状態
になるまで充填する。

原料ａの硬化後各自然石２〜９を抜き取る。

上記のようにして製作した製造型枠Ａによるモザイク人
造石群Ｐ、、Ｐ、・・・・・・の製造は、凹処２′〜９
′にモルタル等の人造石川原料すを充填し、脱型に支障
がない程度に硬化したところで、その脱型を行う。

上記において、各凹処２′〜９′への原料すの充填は、
毎回全て同一条件で行い、同じ凹処で成形される製品は
、何時も全く同一の形状になるようにすることも勿論で
きるが、その充填条件を変えることによって、同じ凹処
で形状を微妙に異なる製品を製造できる。

原料すの充填条件としては、各凹処２′〜９′への充填
順序を変えること、あるいは充填量を変えること等があ
る。

〔作用〕

本発明によると、同じ製造型枠Ａを使用しながら、バラ
エティに冨むモザイク人造石群Ｐ、、Ｐ。

・・・・・・を容易に製造することができ、かつ、その
製造型枠も簡単に製作できる。

〔実施例］ 最初に、第１図及び第２図により、本発明モザイク人造
石群用製造型枠Ａを製作する方法を説明する。

１は平面方形の有底函体で、所望の自然石２〜９を、た
がいの間に所要の目地間隔１０をおくとともに、有底函
体ｌの周壁との間に少なくとも上記目地間隔１０の数倍
の外周間隔１１をおいて所望の配置にして収容する。

そのあと、有底函体ｌ内に、ゴムラテックス液等可撓材
質体を形成することになる原料ａを、自然石２〜９が完
全に埋没し、その上側を、上記外周間隔１１と少なくと
も同じ層厚１２の原料ａで覆う状態になるまで充填し、
その硬化を待つ。

この場合、各自然石２〜９が有底函体１の底面との間に
形成している隙間に石膏あるいはモルタル１３を充填し
ておいて、自然石２〜９が移動しないように固定し、か
つまた、その隙間に原料ａが流れ込んでしまうのを防止
する。

原料ａの硬化後、それを有底函体１から取り出し、かつ
自然石２〜９を抜き取ることによって、本発明製造型枠
Ａを得ることができる。

上記自然石２〜９の抜き取りは、原料ａがゴムラテフク
ス液等であって可撓材質体であるから、該自然石２〜９
の外面に大小あるいは微細な凹凸や突出部分があってそ
こに原料ａが食い込んでいても、容易に行うことができ
るものである。

第３図及び第４図は、上記のようにして製作した本発明
製造型枠Ａの平面図と縦断面図で、それは、自然石２〜
９の抜き取り跡に、当該自然石２〜９にそれぞれ完全に
一致する形状の回込２′〜９′が形成されている。

すなわち、本発明製造型枠Ａは、縦横に連続走行する目
地仕切り１０′と、該目地仕切り１０′の数（６の厚さ
の外周壁１１′と、同しく目地仕切り１０′の数倍の厚
さの底壁１２′とが一体となり、その内方に、上記回込
２′〜９′を区画形成しているものである。

この製造型枠Ａを使用してする本発明モザイク人造石群
の製造法は、製造型枠Ａを所要の保持枠体（図示してい
ない）に収容しあるいは収容することなく適宜の基台上
に乗載設置して、回込２′〜９′に原料すを充填し、そ
れが脱型ができる程度に硬化したところで、その脱型を
行う。

そのあと、水中養生あるいは蒸気養生をして完全に硬化
させるとともに、金属酸化物等の顔料で調製した着色剤
を吹きつけて表面着色を行う。

これによって、所期の製品を簡単に得ることができるも
のである。

しかし、上記原ｔ４ｂの充填条件を変えることによって
、同し回込２′〜９′から得られる各製品の形状を微妙
に変化させることができるもので、本発明製造法は、こ
のことに重点がある。

原料すとしては、例えば、次の成分のモルタルを用いる
。

セメント　　　　２５〜２０％ 細　　　砂　　　　２５〜３０％ 軽　　　石　　　　２５〜３０％ 石　　　膏　　　　２５〜２０％ なお、これにはさらに所要の流動剤を混入し、かつ、充
填時にバイブレーションを与えると、各回込２′〜９′
の内面の微細な凹凸部分まで完全に充填でき、それに忠
実な製品表面を得ることができる。

第５図に示すように、第一番目として回込３′に原料す
を充填すると、周りの目地仕切り１０′が空の回込２’
、５’及び６′の方に膨らみ、第二番目に回込２′に原
料すを充填すると、その周りの目地仕切り１０′が空の
回込４’、５’の方に膨らみ、また、第三番目に回込４
′に原料すを充填すると、その周りの目地仕切り１０’
は空の回込５’、７’、８’の方に少し脹らむというよ
うに、目地仕切り１０′を空の回込の方に順次湾曲変形
させながら、各回込に原料すを充填し、所要の硬化度に
なった時それを脱型する。

その製品２１〜９１を、製造型枠Ａの回込２′〜９′の
配置に合わせ目地間隔１０．をおいて配置することによ
り第７図のモザイク人造石群Ｐ１を構成できる。

また、第６図に示すように、第一番目として回込７′に
原料すを充填すると、周りの目地仕切り１０′が空の回
込４’、８’及び９′の方に膨らみ・、第二番目に回込
９′に原料すを充填すると、周りの目地仕切り１０′が
空の回込５’、６’及び８′の方に膨らみ、また、第三
番目に回込８′に原料すを充填すると、周りの目地仕切
り１０′は空の回込４’、５’の方に少し脹らむという
ように、目地仕切りｌＯ′を空の回込の方に順次湾曲変
形させながら、各回込に原料すを充填し、所要の硬度に
なった時それを脱型する。

その製品２□〜９□を、製造型枠Ａの回込２′〜９′の
配置に合わせ目地間隔１０□をおいて配置することによ
り第７図のモザイク人造石群Ｐ２を構成できる。

上記したところから明らかように、原料すを充填する凹
部２′〜９′の順序を変えることによって、目地仕切り
１０′に加わる圧力等の差異により、同じ製造型枠Ａの
同じ凹部２′〜９′で成形される製品側々の外形を変化
させることができるものであり、また、製品側々の外形
は、目地仕切り１０′の変形によって種々に変化するが
、外周壁１１′と底壁１２′は、目地仕切り１０′の数
倍の厚さにしてあり、原料すの充填条件如何によって変
形することのないようにしである。

したがって、製造型枠Ａの凹部２′〜９′によって、−
度に製造される製品群すなわちモザイク人造石群Ｐ＋、
Ｐｇは、それを構成する製品側々の形状をその製造毎に
変化させても、当該製造型枠Ａがその外周壁１１’で区
画する一定単位面積内に収まり、それをはみ出すような
ことはない。

換言すると、製造型枠Ａを使用して、繰り返し製造した
多数のモザイク人造石群Ｐ＋、Ｐｇ・・・・・・は、い
ずれも規定寸法たる同−単位面積内に所定の目地間隔１
０＋、１０ｚ・・・・・・を保持しながら、整然と配置
できることになるものである（第７図参照）。

また、原料す中には軽石が２５〜３０％混入しているの
で、各製品は軽量であり、壁面等を構築する際に、普通
モルタルによって張りつけ施工でき、かつ、その時下地
もしくは軸組に大きな強度負担を与えない。

さらに、製品２Ｉ〜９．．２ｔ〜９ｔ・・・・・・ノ外
形の変化の度合いは、原料すの充填量あるいは流動性の
調整、さらには充填時に与えるバイブレーションの強弱
等によっても変えることができること明らかである。

〔発明の効果〕

以上詳述したところから明らかなように、本発明製造型
枠は、可撓材質体で、縦横に連続走行する目地仕切りと
、該目地仕切りの少なくとも数倍の厚さの外周壁及び底
壁が一体をなし、自然石を象った凹部を複数個形成して
なる。

したがって、上記各凹部に人造石川原料を充填し、それ
が脱型ができる程度に硬化した時に、その脱型を行うこ
とによって、所期のモザイク人造石群を容易に製造する
ことができる。

上記の脱型は、製造型枠が可撓材質体であるから、当該
凹処の形状が複雑なあるいは微細な凹凸を有するもので
あっても、極く簡単に行うことが可能である。

また上記において、各凹部への原料の充填条件を変える
と、すなわち充填順序、充填量等を変えることによって
、各凹部で成形される製品の形状をその都度微妙に変え
ることができる。

すなわち、例えば、実施例で説明したように、原料すを
充填する凹部２′〜９′の順序を変えることによって、
目地仕切り１０’に加わる圧力等の差異により、同じ製
造型枠Ａの同じ凹部２′〜９′で成形される製品側々の
外形を変化させることができるものであ。

このように、各製品の外形は、目地仕切りの変形によっ
て種々に変化するが、外周壁と底壁は、目地仕切りの数
倍の厚さにしてあり、原料の充填条件如何によって変形
することのないようにしであるから、製造型枠の凹部に
よって、−度に製造される製品群すなわちモザイク人造
石群Ｐ、、Ｐ。

は、それを構成する製品側々の形状をその製造毎に変化
させても、当該製造型枠Ａがその外周壁で区画する一定
単位面積内に収まり、それをはみ出すようなことはない
。

換言すると、製造型枠Ａを使用して、繰り返し製造した
多数のモザイク人造石群Ｐ＋、Ｐｚ・・・・・・は、い
ずれも規定寸法たる同−単位面積内に所定の目地間隔１
０＋、１０ｚ・・・・・・を保持しながら、整然と配置
できることになるものである。

したがって、当該床面あるいは壁面を所要形状例えば方
形の一定単位面積毎に正確に構築していくことができ、
しかも、その各単位面積内に大きさや形状を異にする数
種の人造石を組み合わせて正確に配置できるとともに、
そこに配置する人造石の外形を各単位面積毎に異なるも
のにして、バラエティに冨む床面あるいは壁面を構築す
ることができる。

また、上記製造型枠は、有底函体内に、複数個の自然石
を、所要のパターンで配置し、ゴムラテックス液等可撓
材質体用の原料を、各自然石が完全に埋没し、その上側
を、目地間隔の数倍の層厚の原料で覆う状態になるまで
充填し、その硬化後各自然石を抜き取ることによって、
而単にしかも正確に製作することができる。

【図面の簡単な説明】

図面第１図は本発明製造型枠を製作するのに有底函体に
自然石を配置した状態の平面図、第２図はその函体にゴ
ムラテックス液を充填した状態の断面図、第３図は製作
した製造型枠の平面図、第４図は同上のＩ−１線断面図
、第５図及び第６図は本発明製造法の実施状況を説明す
るもので、上記製造型枠の各開始に原料を順序を変えて
充填した状態の平面図、第７図は上記により製造した二
種のモザイク人造石群を併列配置した平面図である。 １０′・・・・・・目地仕切り、１１′・・・・・・外
周壁、１２・・・・・・底壁、２〜９・・・・・・自然
石、２′〜９′・・・・・・開始、Ａ・・・・・モザイ
ク人造石川製造型枠、１・・・・・・有底函体、１０・
・・・・・目地間隔、１１・・・・・・外周間隔、１２
・・・・・・層厚、ａ・・・・・・ゴムラテックス液原
料、ｂ・・・・・・人造石川原料、Ｐｉ、Ｐｚ・・・・
・・モザイク人造石群、２１〜９１．２□〜９□・・・
・・・製品。 オフ圓 第２図 ２　　　Ｑ ｌ　　（ 士３凹 ３’　　　　６’　　　　８’９’ （１・ｊ １−４図 ７０’　　　　　７０’ ／　　　　　　　　　　／ （！１ ７２′５′４′ 汁５図 へ　１．７１ １０’４　　　　／３’ オ６図 ７７’　　　／ｆ；、’　１に）’ ン鴎・７″０・鳥・ ′ｌ＋７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、可撓材質体で、縦横に連続走行する目地仕切りと、
   該目地仕切りの少なくとも数倍の厚さの外周壁及び底壁
   が一体をなし、自然石を象った凹処を複数個形成してい
   ることを特徴とするモザイク人造石群用製造型枠。 ２、有底函体内に、複数個の自然石を、たがいの間に所
   要の目地間隔をおくとともに、該有底函体の周壁との間
   に少なくとも上記目地間隔の数倍の外周間隔をおいて配
   置したのち、ゴムラテックス液等可撓材質体用の原料を
   、上記各自然石が完全に埋没し、その上側を、上記目地
   間隔の数倍の層厚の原料で覆う状態になるまで充填し、
   その硬化後上記各自然石を抜き取ることを特徴とするモ
   ザイク人造石群用製造型枠の製作法。 ３、請求項１記載のモザイク人造石群用製造型枠の各凹
   処に人造石用原料を充填し、それが脱型ができる程度に
   硬化したところで、その脱型を行うことを特徴とするモ
   ザイク人造石群の製造法。 ４、各凹処への原料の充填条件を変えることを特徴とす
   る請求項３記載のモザイク人造石群の製造法。 ５、各凹処への原料の充填順序を変えることを特徴とす
   る請求項４記載のモザイク人造石群の製造法。 ６、各凹処への原料の充填量を変えることを特徴とする
   モザイク人造石群の製造法。