JPH01249084A - メリーゴーラウンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は階層状に配置された少なくとも２つの同心的な
回転円板と１回転するハブを有する中心のマストと、該
回転円板を懸架するために／＼ブにスポーク状に配置さ
れた放射状のアームとが備えられ、そのさいプラットホ
ーム状回転円板のうち少なくとも１つが折りたたみ又は
取りはずし可能なセグメントを有しているという形式の
輸送可能な動力駆動式メリーゴーラウンドに関するもの
である。

（従来の技術） メリーゴーラウンドを２段式に設計すること、すなわち
、階層状に上下に配置された２つの同心的な回転円板を
備えたメリーゴーラウンドを設計することはすでに公知
である。そのさい回転円板は、オーバーヘッド配置され
た水平の支持アームに掛けて配置されており、その支持
アームは、相応の高さの中央マストの回転式ハブにスポ
ークのように放射状に取り付けられている。２つの回転
円板の２段式配置に応じ、下部の回転円板と上部の回転
円板の間ならびに上部の回転円板とオーバーヘッド配置
された放射状支持アームの間で、頭の自由な動きや上方
の安全間隔のための所要寸法を含め、人間が立ったとき
にどうしても必要な高さを考慮に入れた上で、このよう
な２段式メリーゴーラウンドのしかるべき全高は算出さ
れる。

輸送可能なメリーゴーラウンドを固有の車台に取り付け
、そのために車台縦軸の両側に位置する回転円板セグメ
ントをほぼ垂直な輸送ポジションに折りたためるかある
いは取りはずせるように設計することもすでに公知であ
る。その場合、メリーゴーラウンドの設置場所を変更す
るのに、過度の解体作業を行なわずに、メリーゴーラウ
ンドは、道路輸送の要件にまで幅の減らされた輸送可能
状態にされ、したがって牽引車への連結によって簡単に
輸送できる。

１つの回転円板しか備えていない簡単なメリーゴーラウ
ンドの場合はこのようにして、輸送可能状態ないしは輸
送後の運転可能状態を比較的迅速かつ簡単に作り出すこ
とができる。しかし公知の２段式メリーゴーラウンドの
場合は、全高が大きいので、そのことはうまくいかない
、その大きな全高は、陸橋とかガードの下の通路及び地
下道の地上高を越えており、輸送のさいには、重心が高
すぎる原因になるといえよう、したがって公知の２段式
メリーゴーラウンドの場合には、放射状の支持アームを
完全に取りはずし、かつ、マストと所要の高さで必要な
そのブレーシングを少なくとも部分的に取りはずして、
輸送可能状態を作り出すしか方法はない。したがってメ
リーゴーラウンド設置場所の変更のさいには、いずれに
せよ通例二、三日を要する広範囲な解体、再組立作業は
避けられない。

（発明が解決しようとする課題） 本発明の基礎となっている課題は、２段式メリーゴーラ
ウンド、ないしは、少なくとも２つの階層に配置された
回転円板を有するメリーゴーラウンドを次のように設計
することである。すなわち、メリーゴーラウンド設置場
所の変更のさいに運転状態から輸送状態の確立及び輸送
後の運転状態の再形成のために必要な解体０組立作業が
本質的に少なくなるように上記のメリーゴーラウンドを
設計することができる。

（課題を解決するための手段） すなわち本発明は階層状に配置された少なくとも２つの
同心的な回転円板と、回転するハブを有する中心のマス
トと、該回転円板を懸架するためにハブにスポーク状に
配置された放射状のアームとが備えられ、そのさいプラ
ットホーム状回転円板のうち少なくとも１つが折りたた
み又は取りはずしり能なセグメントを有しているという
形式の輸送可俺な動力駆動式メリーゴーラウンドにおい
て、アームが、運転ポジションでハブから上方へ向く脚
部とそれと接続していて運転ポジションでほぼ水平に位
置する脚部とを有するほぼＬ形に折り曲げられたアーム
として形成されており、それらのアームがそれぞれ垂直
にも水平にも旋回可能な状態でハブと結合されているこ
とを特徴とする、メリーゴーラウンドを提案するもので
ある。

（作　用） 本発明による構造であれば、２段式メリーゴーラウンド
の場合にハブをほぼ上部の回転円板の高さ、つまりほぼ
下部の回転円板の階高に配置することが可能である。さ
らに、Ｌ形に折り曲げられた支持アームは、旋回により
、その運転ポジション（このポジションではほぼ水平な
脚部がほぼ上部の回転円板の階高に延在する）へ垂直に
引き上げることができるし、あるいは、その輸送ポジシ
ョン（このポジションでは、運転ポジションでＬ向きの
脚部がほぼ水平になり、運転ポジションでほぼ水平の脚
部が下向きになる）へ垂直に引き下げることができる。

さらに、支持アームはそれぞれ水平にも旋回できる状態
でハブと結合されており、したがって支持アームは、車
台縦軸とほぼ平行な輸送ポジションへ旋回させることが
できる。そのように旋回させれば、例えば、支持アーム
の半数が車台縦軸に関して後方を向き、別の半数が前方
を向く。

要するに、本発明による構造の場合には、運転ポジショ
ンから輸送ポジションへの移行のさいに、支持アームを
取りはずす必要がなく、しかるべきロック装置を解放し
たのち、支持アームを単に水上旋回によって車台縦軸と
ほぼ平行なポジションに移し、次に垂直に倒して、輸送
ポジションにするのである。輸送ポジションから運転ポ
ジションへの移行は相応に行なわれる。そのさいマスト
自体においては、支持アームを索具で支えるのに通常用
いられる垂直のマストミニ反部は別として、組立作業は
必要ない、垂直のマスト延長部は従来の２段式メリーゴ
ーラウンドの場合にもあるが、面倒な作業をもたらすも
のではない０本発明による構造の場合には、メリーゴー
ラウンドの駆動力をハブと共に伝達する本来のマスト部
分の全高が比較的小さいので、陸橋とかガードの下の通
路及び地下道で困難は生じない。

本発明をさらに発展させた有利な実施態様が請求項２な
いしｌＯに記載されている。

（実施例） 次に本発明の実施例を添付図面に概略的に示し、かつ簡
潔に説明することにする。

図面では、本発明の設計アイデアをより明確に示すこと
ができるように、重要でない公知の細部はすべて省略さ
れている。

第１図は、運転状態にあるメリーゴーラウンドの側面図
である。メリーゴーラウンドはしかるべき支柱２を備え
た車体１の上に泡り付けられている。車台１の上には、
回転駆動させられるマスト４を備えたメリーゴーラウン
ド駆動装置３が取り付けられており、該マスト４はハブ
５を備えている。この２段式メリーゴーラウンドは、中
心を同じくする２つの回転円板、すなわち、下部の回転
円板６と上部の回転円板７を有しており、この２つの回
転円板６，７は、ブレーシングや階段などによって連結
が可能であり、−緒に支持アーム８に掛けて配置されて
いる。支持アーム８は、はぼＬ形に折り曲げられた構造
になっており、それぞれ、ハブ５と結合される上向きの
脚部８ａと、はぼ水平に延在する脚部８ｂとを有してい
る。ハブ５にスポークのように放射状に配置された支持
アーム８を介して、メリーゴーラウンドの運転のさいに
、該支持アームに吊り下げられた回転円板６と７が一緒
に回転させられる。

運転ポジションで支持アーム８は、はぼ水平の脚部８ｂ
と心合わせになっているほぼ水平のタイバー９によって
互いに固定され、かつ索具によって上部すなわちマスト
延長部４ａの先端とつながれ、固定されている。

支持アーム８はそれぞれ、垂直にも水平にも旋回可能な
状態で、ハブ５と結合されている。したがってメリーゴ
ーラウンドの輸送のためにこれら支持アーム８は、車台
縦軸にほぼ平行に旋回させて下方に倒した輸送ポジショ
ンに移動させることができる。この輸送ポジションは第
１図と第２図にそれぞれ一点鎖線で示されている。その
さい第１図からは、支持アームが輸送ポジションで下方
に倒されている様子が見て取れるし、第２図からは、巾
に例として示した６つのスポーク状の支持アーム８のう
ちの３つが、矢印１ａによって示されている車台縦軸及
び牽引方向に対して、後向きの位置へ、他の３つが前向
きの位置へそれぞれ水平に旋回されている様子が見て取
れる。

ハブ５における支持アーム８の取り付けは例えば、詳し
くは示されていない継手アセンブリ１０を介して行なわ
れる。該継手アセンブリはハブ５と共に、垂直回転軸を
もつ回転継手を形成し、かつ、該継手アセンブリには支
持アーム８が、水平回転軸をもつヒンジ継手を介してピ
ボット支持されている。一方における継手アセンブリ１
０とハブ５及び他方における継手アセンブリ１０と支持
アーム８はそれぞれ、当該継手を支持アーム８の運転ポ
ジションにロックするために、ボルトと共に相互突き合
わせフランジ部分を有することが可能である。そのよう
なボルトは第２図に単に例として１１で示されている。

つまり継手アセンブリ１０とハブ５の間のボルトである
。支持アーム８を運転ポジションあるいはまた輸送ポジ
ションにロックするには当然別のロック手段でも可能で
ある。

マスト４が伸縮マストの構造になっているので、マスト
延長部４ａは入れ子犬引き出し、引き入れが可能であり
、したがってマストは、マスト延長部４ａを引き入れた
輸送ポジションではハブ５から上に対して突出しない。

特に第３図に示されているように、２つの回転円板６と
７は、車台縦軸の両側に配置された折りたたみ可能なセ
グメント６ａ、６ｂないし７ａ。

７ｂを有しており、そのさい、Ｌ部の回転円板７のセグ
メント７ａ、７ｂは下方へ、下部の回転円板６のセグメ
ント６ａ　、６ｂは一ヒ方へ、それぞれほぼ垂直の輸送
ポジションに折りたたみが可能である。その様子は第３
図に示されている。第１図の側面図には、輸送ポジショ
ンにそれぞれ上下に折りたたまれたセグメントが一点鎖
線で示されている。

支持アーム８を車台縦軸に対し平行に旋回させて下方に
倒し、かつ、回転円板のセグメントを下方ないし上方に
折りたたんだ輸送状態では、メリーゴーラウンドの幅は
道路輸送にとって許容しうる輻でしかないし、高さは約
３メートルの範囲内の高さでしかない、したがってメリ
ーゴーラウンドは牽引車で牽引でき、陸橋とかガードの
下の通路及び地下道を通り抜ける輸送も難なく回旋であ
る。輸送状態のさいに重台上で回転円板を支えるのに必
要な手段は、図面を簡略にするために示されていない。

同じ設計原則に基づいて、２つ以上の回転円板を有する
メリーゴーラウンド、例えば、中階として配置される新
たな第３の回転円板を備えたメリーゴーラウンドも建造
することができる。

上述の設計原則に基づく３段式メリーゴーラウンドは次
のようにも建造できる。すなわち、アーム８の下に２つ
の回転円板が配置されている第１図〜第３図のメリーゴ
ーラウンドにおいて、第３の回転円板を、運転ポジショ
ンに移動させられたアーム８の上に設置するというよう
にも建造できる。その構造は第４図に示されている。

その構造では、運転ポジションに移動させられたアーム
８の水平脚部８ｂの上に第３の回転円板１２が置かれて
いる。この第３回転円板１２は、輸送のために取りはず
せる２つか又は３つの要素から成るのが機能的であり、
その下に位置する第２の回転円板すなわち下部回転円板
７との連絡は、半径方向内側の範囲にある１つないしは
２つの螺旋階段によって行なわれる。そのさい螺旋階段
１３は、まとまりのある構造体として作られているのが
機能的であり、それは、メリーゴーラウンドの組み立て
のさいに第２の回転円板と第３の回転円板の間に簡単に
掛けられ、メリーゴーラウンドの解体のさいに再び増り
はイされる。

第３の回転円板１２は安全上の理由から、壁支え柱８ｃ
に保持された境界壁１４を備えている。

その壁支え柱８ｃは、アーム８の水平脚部８ｂの半径方
向外側の端部に折りたたみ可能にピボット支持されてお
り、かつ、第４図の運転ボジシ盲ンと、アーム８の水平
脚部８ｂと突き合わせになる輸送ポジションとの間で折
りたたみができる。

そのさい第４図に一点鎖線で示されているように壁支え
柱８ｃは、簡単に支点を中心として当該アーム８の水平
脚部８ｂへ旋回できる真直棒（第４図の左側に描かれて
いる）として形成されているか、あるいは、輸送ポジシ
ョンで折りたたまれる２つの関節連結された部分から成
るベルクランク構造（第４図の右側に描かれている）で
あることが可能である。

いうまでもなくこの３段式メリーゴーラウンドの場合に
マスト延長部４ａは相応に長く作られており、境界壁１
４及び壁支え柱８ｃ間の索具と共にテント張り屋根の小
屋組として用いられる。

（発明の効果） 上述の構成からなる本発明のメリーゴーラウンドによれ
ば次のような効果を奏するものである。

すなわち、従来の２段式メリーゴーラウンド構造よりも
、本発明によるメリーゴーラウンド構造はメリーゴーラ
ウンド設置場所の変更をはるかに迅速に可能にする。な
ぜならば、輸送可能状態の確立及び運転可能状態の再形
成に要する解体−組立の手間を考えれば、本発明による
メリーゴーラウンドの場合、従来の２段式メリーゴーラ
ウンド構造に比べ、所要時間が二、三日短かくなるし、
したがってメリーゴーラウンドの運転時間と輸送・再組
立時間の比率、ひいてはメリーゴーラウドの運転収益が
木質的に改善されうる。

【図面の簡単な説明】

添付図面中、第１図は、メリーゴーラウンドの側面図、
第２図は、放射状の支持アームを有するハブの平面図、
第３図は、輸送状態にされたメリーゴーラウンドの正面
図で、第４図は、第１図のメリーゴーラウンドの上部を
改造して第３回転円板を設けたメリーゴーラウンド（３
段式メリーゴーラウンド）の側面図である。 ｌ・・・車台　　　　　　　　４・・・マスト５・・・
ハブ　　　　　　６．７・・・回転円板８・・・アーム
　　　　　８ａ、８ｂ・・・脚部９・・・タイバー　　
　　　　１１・・・ボルト１２・・・第３の回転円板

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　階層状に配置された少なくとも２つの同心的な回転
   円板６、７と、回転するハブ５を有する中心のマスト４
   と、該回転円板を懸架するためにハブ５にスポーク状に
   配置された放射状のアーム８とが備えられ、そのさいプ ラットホーム状の回転円板６、７のうちの少なくとも１
   つが折りたたみ又は取りはずし可能なセグメントを有し
   ているという形式の輸送可能な動力駆動式メリーゴーラ
   ウンドにおいて、アーム８が、運転ポジションでハブ５
   から上方へ向く脚部８ａとそれと接続していて運転ポジ
   ションでほぼ水平に位置する脚部８ｂとを有するほぼＬ
   形に折り曲げられたアームとして形成されており、それ
   らのアーム８がそれぞれ垂直にも水平にも旋回可能な状
   態でハブ５と結合されていることを特徴とする、メリー
   ゴーラウンド。 ２　メリーゴーラウンドが車台１に取り付けられている
   ことを特徴とする、請求項１記載のメリーゴーラウンド
   。 ３　マスト４が、アーム８を運転ポジションに索具で支
   えるために引き出し可能な上部４ａを有している伸縮マ
   ストとして形成されていることを特徴とする、請求項１
   又は２記載のメリーゴーラウンド。 ４　アーム８のほぼ水平な脚部８ｂがタイバー９によっ
   て同様にほぼ水平に相互連結固定できることを特徴とす
   る、請求項１ないし３のうちの１項記載のメリーゴーラ
   ウンド。 ５　ハブ５とアーム８の間に配置された水平回転継手及
   び垂直回転継手がそれぞれ、該アームをその運転ポジシ
   ョンにロックするため に、ボルト１１又は他のロック手段と共に、共働的フラ
   ンジ部分を有していることを特徴とする、請求項１ない
   し４項のうちの１項記載のメリーゴーラウンド。 ６　下部の回転円板６において車台縦軸の両側に位置す
   るセグメント６ａ、６ｂが上方へ、上部の回転円板７に
   おいて車台縦軸の両側に位置するセグメント７ａ、７ｂ
   が下方へ、それぞれ輸送ポジションに折りたたみできる
   ことを特徴とする、請求項１ないし５項のうちの１項記
   載の２段式メリーゴーラウンド。 ７　ハブ５がほぼ上部の回転円板７の高さに配置されて
   おり、かつ、上方に向く脚部８ａの長さがほぼ上部の回
   転円板７の半径に相当することを特徴とする、請求項６
   記載のメリーゴーラウンド。 ８　第３の回転円板１２が、運転ポジションにあるアー
   ム８の水平脚部８ｂの上に取りはずし可能に設置できる
   ことを特徴とする、請求項１ないし７項のうちの１項記
   載の３段式メリーゴーラウンド。 ９　アーム８の水平脚部８ｂの外側自由端部に壁支え柱
   ８ｃがピボット支持されており、この壁支え柱８ｃが、
   水平脚部８ｂに突き合わせになる輸送ポジションと、そ
   れに対しほぼ直角に引き上げられて第３の回転円板１２
   の安全用境界壁１４を保持するための運転ポジションと
   の間で、折りたたみができることを特徴とする、請求項
   ８記載のメリーゴーラウンド。 １０　壁支え柱８ｃが、２つの関節連結された部分から
   成るベルクランク構造であって、輸送ポジションで折り
   たたまれており、運転ポジションで伸ばされていること
   を特徴とする、請求項９記載のメリーゴーラウンド。