JPH01248990A - バッテリ負荷制御装置 - Google Patents

バッテリ負荷制御装置

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Publication number
JPH01248990A
JPH01248990A JP63075582A JP7558288A JPH01248990A JP H01248990 A JPH01248990 A JP H01248990A JP 63075582 A JP63075582 A JP 63075582A JP 7558288 A JP7558288 A JP 7558288A JP H01248990 A JPH01248990 A JP H01248990A
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JP
Japan
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reference voltage
voltage
battery
determined
value
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Pending
Application number
JP63075582A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiaki Hirota
廣田 文昭
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP63075582A priority Critical patent/JPH01248990A/ja
Publication of JPH01248990A publication Critical patent/JPH01248990A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はバッテリ電圧が低下したとき、そのバッテリか
ら電力を供給されて駆動している制御装置の制御状態を
、バッテリの負荷に応じて制御するもので、例えば、自
動車においては、電動式パワーステアリング装置、ウィ
ンドレギュレータ制御装置、サンルーフ制御装置、エア
コン送風制御装置等に使用されるバッテリ負荷制御装置
に関するものである。
[従来の技術] この種のバッテリ負荷制御装置を用いた電動式パワース
テアリング装置に関する技術として、特開昭61−28
5171@公報に掲載の技術がある。
上記公報に掲載の技術は、自動車のハンドルの操舵力を
アシストする電動モータと、そのトルクをタイマを動か
す駆動軸に伝達するクラッチ手段と、上記電動モータに
電力を供給するための電源とを備え、ハンドル操作によ
り駆動されるハンドル軸と上記タイヤ駆動軸との偏差を
検出するトルクセンサの出力信号に応じて上記電動モー
タへの電力供給及びトルク伝達手段とを制御する制御部
を供えた電動式パワーステアリング装置において、上記
制御部はざらに上記電源の給電ラインのいずれかの電圧
を検出する手段を有し、この検出値に応じて上記電動モ
ータへ供給される電流を制限することにより、上記電源
の過放電を防止するものである。また、電動モータへ供
給される電流を制限すると同時にエンジンの回転数を上
昇させることによって、オルタネータの充電能力を増加
させることができる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記電動式パワーステアリング装置においては
、電流制限をマツプ制御によって行なっており、フィー
ドバック制御によって設定電圧になるように電流制限を
行ない、所定の電圧以下に電源電圧が低下すると、すぐ
に、電流遮断を行なうちのである。したがって、所定の
電圧以下に電源電圧が低下する直前にあった電源が、ウ
ィンドレギュレータ制御装置、サンルーフ制御装置、エ
アコン送風制御装置等を動作状態或いはヘッドライトを
点灯にしたために急激に電圧が降下し、電動式パワース
テアリング装置のアシストがなくなり、ドライバーの操
舵に影響を与えるという問題があった。逆に、電動式パ
ワーステアリング装置が電圧降下のためにアシストして
いないとき、ウィンドレギュレータ制御装置、サンルー
フ制御装置、エアコン送風制御装置等の動作を解除或い
はヘッドライトを消灯させると、急激に電圧が上昇  
  ′し、ドライバーの操舵力が急激にアシストされ、
このときにも、操舵に影響を与えるという問題があった
。また、自動車用の電源においては、容母性及び誘導性
の負荷が多く、バッテリ電圧が急変する場合にも、前者
と同様な事態が生ずるという問題があった。
そして、従来の電動式パワーステアリング装置では、電
流制限回路及びマツプ制御を行なっているため、コスト
が高くなるという問題があった。
そこで、本発明は上記問題を解決すべくなされたもので
、バッテリの出力状態を適確に判断し、その出力電圧に
応じて出力電流値を制限できる安価なバッテリ負荷制御
装置の提供を第一の課題とするものである。更に、極端
に出力電圧が低下した場合にはバッテリ電圧の回復を図
ることができるバッテリ負荷制御装置の提供を第二の課
題とするものである。
[課題を解決するための手段] 第一の発明にかかるバッテリ負荷制御装置は、第一の基
準電圧を記憶する基準電圧記憶手段と、バッテリの電圧
が第一の基準電圧よりも高いか否かを判断する第一の比
較手段によって、バッテリの電圧が第一の基準電圧より
も高いと判断されている時には前記基準電圧記憶手段に
記憶された第一の基準電圧を引き上げ、バッテリの電圧
が第一の基準電圧よりも低いと判断されている時には前
記基準電圧記憶手段に記憶された第一の基準電圧を引き
下げる更新設定手段を具備し、前記基準電圧記憶手段に
記憶された第一の基準電圧に基づいて負荷電流の許容値
を定める許容値設定手段により、電流制限手段で前記負
荷電流の許容値に基づいて負荷に供給する電流を制限す
るものである。
第二の発明にかかるバッテリ負荷制御1lII装置は、
第一の発明の構成に、更に、バッテリの電圧が予め設定
された第二の基準電圧よりも高いか否かを判断する第二
の比較手段を具備し、前記第二の比較手段によってバッ
テリの電圧が第二の基準電圧よりも低いと判断された時
には、前記許容値設定手段によって設定される負荷電流
の許容値を設定値に保持するものである。・ 第三の発明にかかるバッテリ負荷制御装置は、第一の発
明の第一の比較手段が、更に、所定時間毎にバッテリの
電圧と第一の基準電圧を比較し、バッテリの電圧が第一
の基準電圧よりも高いか否かを判断する第一のサンプリ
ング手段と、前記第一のサンプリング手段の判断結果を
所定回数分記憶する第一の記憶手段とを具備し、前記第
一の記憶手段に記憶された判断結果から、バッテリの電
圧が第一の基準電圧よりも低いと判断された回数を数え
、前記回数が所定回数未満の時にはバッテリの電圧が第
一の基準電圧よりも高いと判断し、前記回数が所定回数
以上の時にはバッテリの電圧が第一の基準電圧よりも低
いと判断するものである。
第四の発明にかかるバッテリ負荷制御l装置は、第二の
発明の第二の比較手段が、更に、所定時間毎にバッテリ
の電圧と第二の基準電圧を比較し、バッテリの電圧が第
二の基準電圧よりも高いか否かを判断する第二のサンプ
リング手段と、前記第二のサンプリング手段の判断結果
を所定回数分配4aする第二の記憶手段とを具備し、前
記第二の記憶手段に記′laされた判断結果から、バッ
テリの電圧が第二の基準電圧よりも低いと判断された回
数を数え、前記回数が所定回数未満の時にはバッテリの
電圧が第二の基準電圧よりも高いと判断し、前記回数が
所定回数以上の時にはバッテリの電圧が第二の基準電圧
よりも低いと判断するものである。
第五の発明にかかるバッテリ負荷制御装置は、第二の発
明の許容値保持手段が、更に、所定の時間が経過したか
否かを判断するタイマ手段を具備し、前記許容値設定手
段によって設定される負荷電流の許容値が前記タイマ手
段によって定められる所定時間の間、設定値に保持され
るものである。
[作用] 第一の発明においては、基準電圧記憶手段に第一の基準
電圧を記憶し、第一の比較手段でバッテリの電圧が第一
の基準電圧よりも高いか否かを判断する。更新設定手段
によって前記第一の比較手段によって゛バッテリの電圧
が第一の基準電圧よりも高いと判断されている時、前記
基準電圧記憶手段に記憶された第一の基準電圧を引き上
げ、また、バッテリの電圧が第一の基準電圧よりも低い
と判断されている時、前記基準電圧記憶手段に記憶され
た第一の基準電圧を引き下げる。そして、許容値設定手
段によって、前記基準電圧記憶手段に記憶された第一の
基準電圧に基づいて負荷電流の許容値を定め、電流制限
手段で前記負荷電流の許容値に基づいて負荷に供給する
電流を所定の、値に制限する。したがって、第一の基準
電圧の変更毎による複数回の電圧判断でもって、負荷に
供給する電流を所定の値に制限でき、バッテリの出力状
態を適確に判断し、その出力電圧に応じて出力電流値を
制限できる。
第二の発明においては、第一の発明に対して、第二の比
較手段及び許容値保持手段を付加し、第二の比較手段に
よってバッテリの電圧が予め設定された第二の基準電圧
よりも高いか否かを判断し、前記第二の比較手段によっ
てバッテリの電圧が第二の基準電圧よりも低いと判断さ
れた時、上記許容値設定手段によって設定される負荷電
流の許容値を、許容値保持手段で所定の設定値に保持す
るものである。したがって、第二の基準電圧の設定によ
り、負荷電流の許容値を所定値に減少させる場合の応答
性を高めることができる。
第三の発明において、第一の発明の上記第一の比較手段
は、第一のサンプリング手段及び第一の記憶手段及び第
一の判断手段を付加し、第一のサンプリング手段によっ
て所定時間毎にバッテリの電圧と第一の基準電圧を比較
し、バッテリの電圧が第一の基準電圧よりも高いか否か
を判断する。
そして、第一の記憶手段にその第一のサンプリング手段
の判断結果を所定回数分記憶する。第一の記憶手段に記
憶した判断結果を用いて、バッテリの電圧が第一の基準
電圧よりも低いと判断された回数を数え、前記回数が所
定回数未満の時にはバッテリの電圧が第一の基準電圧よ
りも高いと判断し、前記回数が所定回数以上の時にはバ
ッテリの電圧が第一の基準電圧よりも低いと判断するも
のである。したがって、第一の基準電圧の変更毎による
電圧の判断に加えて、サンプリング数の判断結果によっ
て、バッテリの電圧が判断できるからその信頼性を高く
することができる。
第四の発明において、第二の発明の上記第二の比較手段
は、第二のサンプリング手段及び第二の記憶手段及び第
二の判断手段を付加し、第二のサンプリング手段で所定
時間毎にバッテリの電圧と第二の基準電圧を比較し、バ
ッテリの電圧が第二の基準電圧よりも高いか否かを判断
する。そして、前記第二のサンプリング手段の判断結果
を所定回数分記憶する第二の記憶手段に記憶された判断
結果から、第二の判断手段によってバッテリの電圧が第
二の基準電圧よりも低いと判断された1回数を数え、前
記回数が所定回数未満の時にはバッテリの電圧が第二の
基準電圧よりも高いと判断し、前記回数が所定回数以上
の時にはバッテリの電圧が第二の基準電圧よりも低いと
判断する。したがって、負荷電流の許容値を所定値に減
少させる際、頻度処理により第二の基準電圧との比較結
果を得るものであるから、バッテリ電圧と第二の基準電
圧との比較結果の信頼性を高くして、負荷電流の許容値
を所定値に減少させる場合の応答性を高めることができ
る。
第五の発明において、第二の発明の上記許容値保持手段
は、所定の時間が経過したか否かを判断するタイマ手段
を備えるものであり、前記許容値設定手段によって設定
される負荷電流の許容値が前記タイマ手段によって定め
られる所定時間の間、設定値に保持されるものであるか
ら、バッテリEの回復を待って、所定時間後に再使用が
可能となる。
[実施例] 第1図は本発明の実施例のバッテリ負荷制御装置を具備
する電動式パワーステアリング装置の電子制御手段の回
路構成図、また、第2図は上記実施例のバッテリ負荷制
御装置を具備する電動式パワーステアリング装置の概要
を示す説明図でおる。
第2図において、ステアリングホイール1が固着された
第1ステアリングシヤフト2には、第1ユニバーザルジ
ヨイント4で第2ステアリングシヤフト5が接続されて
いる。第2ステアリングシヤフト5には、第2ユニバー
サルジヨイント6でロッド7が接続されている。このロ
ッド7は減速機構9の図示しないピニオンギアを有する
出力軸に結合されている。前記出力軸のピニオンギアは
、タイロッド10に固着されたラック11と噛合ってい
る。タイロッド10は車輪12のステアリングナックル
アーム16に結合されている。前記車輪12の車軸には
ショックアブソーバ13が結合されており、このショッ
クアブソーバ13のサスペンションアッパーサポート1
4に車体が結合されている。コイルスプリング15はサ
スペンションアッパーサポート14と車軸の間に介在せ
しめた撮動緩衝用である。また、18はロワーサスペン
ションアーム、19はスタビライザーバーである。前記
ロッド7の上端は第2ユニバーサルジヨイント6を介し
て第2ステアリングシヤフト5に結合されている。
したがって、ステアリングホイール1が回転すると、第
1ステアリングシヤフト2、第1ユニバーザルジヨイン
ト4、第2ステアリングシャフト5及び第2ユニバーサ
ルジョイン1−〇、ロッド7を介して、出力軸が回転駆
動され、これにより出力軸に形成されたピニオンギアと
噛合うラックかに駆動されて、車軸12の向きが変更さ
れる。
また、モータ8の出力軸と減速機構9の入力軸の間には
、クラッチ機構CLが配設されている。
前記クラッチ機構OLが結合した状態では、モータ8が
附勢されると、出力軸に形成されたピニオンギアと噛合
うラック11が駆動されて、車輪12の向きが変更され
ようにアシストされる。このようにして、ステアリング
ホイール1の回転及びモータ8の正逆転附勢のいずれに
よっても車輪の向きが変更される。
しかし、クラッチ機構CLが解放された状態では、モー
タ8の出力軸とクラッチ1fflicLの出力軸との間
にエネルギーの伝達は行なわれなくなるから、外的に加
えられたステアリングホイール1の回転によってのみ車
輪の向きが変更される。
一方、前記ロッド7が回転すると減速機構9に内蔵した
図示しないスリーブと出力軸が回転し、出力軸側の負荷
が大きいとロッド7が捩れる。この捩れ量は、スリーブ
とホイールの回転角度のずれとなり、ステアリングホイ
ール1に加えられる操舵1〜ルクはロッド7の捩れに対
応し、前記捩れ量に対応してホイールが上方または下方
に変位し、それを歪検出素子からなるトルクセンサTR
が接合されている弾性板の変位として、トルク検出信号
として出力される。
更に、出力軸には操舵角センサSSが接続されている。
この操舵角センサSSは公知の回転角度センサからなる
もので、出力軸の回動角度と操舵角度との間に所定の関
係を持たせたものである。
上記のように構成されたバッテリ負荷制御装置を具備す
る電動式パワーステアリング装置を駆動制御する電子制
御手段は第1図のようになる。
電子制御手段を具備する制御回路を構成するマイクロコ
ンピュータCPUは1チツプマイクロコンピユータから
なるもので、公知のようにROM及びRAM及びタイマ
、カウンタ等を内蔵している。前記マイクロコンピュー
タCPtJには、定電圧回路CCから電力を供給する。
前記マイクロコンピュータCPtJの入力には、車速に
応じて回転する永久磁石MG及びリードスイッチLS及
び抵抗R6からなる車速センサSPのパルス数出力が波
形整形回路WSで波形整形した後入力されている。また
、電圧検出回路AVはバッテリE及びイグニッションス
イッチIGを介して供給された電圧を判断するもので、
この出力はマルチプレクサを内蔵するA/D変換回路A
Dを介して入力されている。前記電圧検出回路AVは抵
抗R7,R8及びツェナーダイオードZD及びオペアン
プOPから構成されている。
上記歪検出素子の抵抗rl、r2及び固定抵抗r3.r
4からなるトルクセンサTRの出力は、増幅器AMP1
及び比例・積分・微分制御定数を補償する制御補償回路
PIDを介してマルチプレクサを内蔵するA/D変換回
路ADを介して、マイクロコンピュータCPUに入力さ
れている。また、前記歪検出素子からなるトルクセンサ
TRの出力は、センサ異常検出回路SAを介して入力さ
れている。
ポテンショメータPMからなる操舵角センサSSの出力
はマルチプレクサを内蔵するA/D変挽回路ADを介し
て、マイクロコンピュータCPUに入力されている。ま
た、前記A/D変換回路ADにはモータ8の駆動電流は
、電流検出抵抗R5の電圧降下として検出し、増幅器A
MP2を介して入力されている。
また、マイクロコンピュータCPUには、セレクトレバ
ーの位置がパーキング位置にあることを検出するパーキ
ングポジションスイッチSW1、パーキングブレーキに
よる制動状態を検出するパーキングブレーキスイツヂS
W2、駐車状態からイグニッションスイッチIGをオン
としたときにステアリングホイールコの位置を中立位置
に復帰させるモード設定スイッチSW3、モータ8の異
常温度上昇を検出するモータ温度センサMS、出力トラ
ンジスタの安常温度上昇を検出するトランジスタ温度セ
ンサTSの動作を入力している。
一方、マイクロコンピュータCPUの出力は、リレード
ライブ回路DR3を介してリレーRYに接続されている
。したがって、マイクロコンピュータCPUのリレー出
力が“1″のとき、ツレ−RYを励磁して、その接点r
yを閉じる。また、“0″のとき、リレーRYを非励磁
としてその接点ryを開くことができる。
したがって、リレーRYを非励磁とすれば、その接点r
yを開き、俊述する左信号及び右信号及びPWM信号に
関係なくモータ8の回転を停止状態とすることができ、
フェールセーフ対応を持たせることができる。
また、マイクロコンピュータCPUの出力は、クラッチ
ドライブ回路DR5を介してクラッチ機構CLのコイル
に接続されており、マイクロコンピュータCPUのリレ
ー出力が“1″のとき、クラッチ機構CLを結合状態に
、“091のとき解放状態となる。
トランジスタQ1及びベース抵抗R1はスイッチング回
路を構成し、マイクロコンピュータCPUの左信号の“
1″はドライブ回路DRIを介してトランジスタQ1が
オンとなり、また、左信号のO″によりトランジスタQ
1がオフとなる。
同様に、トランジスタQ2及びベース抵抗R2はスイッ
チング回路を構成し、マイクロコンピュータCPUの右
信号の“1″はドライブ回路DR1を介してトランジス
タQ2がオンとなり、また、右信号の“Oteによりト
ランジスタQ2がオフとなる。
そして、トランジスタQ3及びベース抵抗R3はスイッ
チング回路を構成し、マイクロコンピュータCPUのP
WM信号の“1″でドライブ回路DR2を介してトラン
ジスタQ3がオンとなり、また、PWM信号の“O゛′
によりトランジスタQ3がオフとなる。同様に、トラン
ジスタQ4及びベース抵抗R4はスイッチング回路を構
成し、マイクロコンピュータCPUのPWM信号の“1
″はドライブ回路DR2を介してトランジスタQ4がオ
ンとなり、また、PWM信号のit Oopによりトラ
ンジスタQ4がオフとなる。
したがって、モータ8はトランジスタQ1が左信号の“
1′′によりオン状態となると、または、トランジスタ
Q2右信号の“1″によりオン状態となると、マイクロ
コンピュータCPUのPWM信号に応じて左回転または
右回転する。
なお、ダイオードD1からダイオードD4は1−ランジ
スタQ1からトランジスタQ4の破壊を防止するフライ
ホイール用である。
また、マイクロコンピュータCPtJの出力は、LED
ドライブ回路DR4に入力され、ステアリングホイール
1の回動による操舵角の変位を検出する操舵角センサS
Sの出力により表示する操舵角表示手段DPを構成する
右回動表示幻LEDR1中間位置表示灯LEDN、左回
動表示灯LEDL。
及びその操舵角度を表示するLEDnに接続されている
このように構成された本実施例のバッテリ負荷側611
装置を具漏した電動式パワーステアリング装置のマイク
ロコンピュータCPUは、次のようにプログラム制御さ
れるものである。第3図は上記実施例の電動式パワース
テアリング装置の制御を行なうメインプログラムのフロ
ーチャートである。
また、第4図は前記メインプログラムの「バッテリ電圧
処理ルーチン」のフローチャート、第5図は前記メイン
プログラムを実行する「タイマ割込ルーチン」のフロー
チャートである。
まず、イグニッションスイッチIGのオンでこのプログ
ラムをスタートさせ、ステップS1でカウンタ、タイマ
、RAM及び各出力ボートを初期設定する。即ち、バッ
テリ異常フラグBFをO(降ろす) ” 、3m5ec
用タイ?T1をクリア、また、’IQminu用タイマ
T2をクリア、そして、モータ電流許容値IFBの設定
用のカウンタCIFBをモータ電流許容最大値IFIの
対応値IFICに設定、車速の格納用メモリMspをク
リア、トルクの格納用メモリMStをクリア、頻度カウ
ンタCBT、第一基準低下回数用カウンタCVM、第二
基準低下回数用カウンタCVL等をクリアする。
ステップS2で車速センサSPから車速データを入力し
、現在車速を算出する「車速入力処理ルーチン」をコー
ルし、車速を算出してメモリMSE)にストアする。ス
テップS3で操舵角センサSSの出力をマルチプレクサ
を内蔵するA/D変換回路ADを介して入力し、それを
、操舵角表示手段DPで右回動表示灯LEDRまたは中
間位置表示灯LEDNまたは左回動表示灯LEDL及び
その操舵角度をLEDnで表示する表示信号とする。
また、ステップS4でモータ8のモータ電流IHを検出
し、ステップS5でタイマT1が3 m5ec経過した
か判定し、前記タイマT1が3 m5ec経過するまで
、ステップS2からステップS5のルーチンの処理を継
続する。タイマT1が3 m5ec経過すると、ステッ
プ$6でバッテリ異常フラグBFが1(立っている)″
であるか判定する。バッテリ異常フラグBFが“0°′
のとき、ステップS10で「バッテリ電圧処理ルーチン
」をコールし、その処理を終えるとステップS2の処理
に戻る。
即ち、タイマT1に設定した3 m5ec毎に頻度処理
するタイミングを得る。
ステップS6でバッテリ異常フラグBFが“1″である
と判定すると、ステップS7でモータ電流許容値IFB
の設定用の電流許容値カウンタCIFBを計数ダウンさ
せ、モータ電流許容値IFBを所定の電流値に低下させ
る。このとき、モータ電流許容値IFBの設定用の電流
許容値カウンタCIFBを低下させる所定の電流値はゼ
ロまたはゼロ以上の任意の値とすることができる。そし
て、ステップS8でタイマT2が’IQminu経過し
たが判定し、タイマT2が10m1nU経過するまで、
ステップS2からステップS8のルーチンの処理を継続
する。タイマT2が10m+nu経過すると、ステップ
S9でバッテリ異常フラグBFを“′0″とし、ステッ
プS2の処理に戻る。即ち、ステップS6からステップ
S9のルーチンでは、バッテリ異常フラグBFが“1′
°であると判定すると、モータ電流許容値IFBの設定
用の電流許容値カウンタCIFBを計数ダウンさせて所
定の電流値に低下させ、タイマT2で10分(minu
)経過するまでその状態を維持することで、バッテリE
の回復を待って、再度、バッテリEから負荷に電力を供
給するものである。
ステップ310で「バッテリ電圧処理ルーチン」がコー
ルされると、第4図のプログラムの処理に入る。
まず、ステップ321で電圧検出回路AVからA/D変
換回路ADを介してバッテリ電圧VBをパノノする。そ
して、ステップ322で計測頻度を計数する頻度カウン
タCBTが100以上か判定し、頻度カウンタCBTが
100未満のとき、ステップ823でバッテリ電圧VB
が第一の基準電圧VBTより大であるか判断する。バッ
テリ電圧VBが第一の基準電圧VBTより大のとき、ス
テップ327でタイマT1をクリアし、計測頻度を削数
する頻度カウンタCBTを「1」インクリメントしてこ
のルーチンを脱する。
ステップ323でバッテリ電圧VBが第一の基準電圧V
BT以下のとき、ステップ324で第一の基準電圧VB
T以下の頻度を計測する第一基準低下回数用カウンタC
VMを「1」インクリメントし、ステップ325でバッ
テリ電圧VBが第二の基準電圧VLより大でおるか判断
する。バッテリ電圧VBが第二の基準電圧VLより大の
とき、ステップ327で前者と同様に、タイマT1をク
リアし、計測頻度を引数する頻度カウンタCBTを「1
」インクリメントしてこのルーチンを脱する。
ステップ325でバッテリ電圧VBが第二の基準電圧V
L以下のとき、ステップ326で第二の基準電圧VL以
下の頻度を胴側する第二基準低下回数用カウンタCVL
を「1」インクリメントし、ステップ327でタイマT
1をクリアし、計測頻度を引数する頻度カウンタCBT
を「1」インクリメントしてこのルーチンを脱する。
ステップ322で計測頻度を計数する頻度カウンタCB
Tが100以上であると判定すると、ステップ32Bで
第二基準低下回数用カウンタC■Lが60を越えている
か判断し、第二基準低下回数用カウンタCVLが60を
越えたとき、ステップS34でバッテリ異常フラグBF
を“1パとし、ステップ335でタイマT1をクリアし
、更に、頻度カウンタCBT、第一基準低下回数用カウ
ンタCVM、第二基準低下回数用カウンタCVLをクリ
アし、更に、第一の基準電圧VBTに第二の基i%雷電
圧[を設定する。
即ち、このルーチンでは、3 X 100m5ec毎に
バッテリ電圧VBが第二の基準電圧VLを60を越える
頻度で低下していることが判定されると、バッテリ異常
フラグBFを“1″とする。
また、ステップ822でh1測頻度を計数する頻度カウ
ンタCBTが100以上であり、ステップ32Bで第二
基準低下回数用カウンタCVLが60以下であると、ス
テップ329で第一基準低下回数用カウンタCVMが5
5を越えているか判断し、第一基準低下回数用カウンタ
CVMが55を越えたとき、ステップ336でモータ電
流許容値IFBの設定用の電流許容値カウンタCIFB
が5より大きいか判定し、電流許容値カウンタCIFB
が5より大きいとき、ステップ337で第一の基準電圧
VBTをraJ低下させ、電流許容値カウンタCIFB
を「5」デクリメントし、ステップ339でタイマT1
をクリアし、更に、頻度カウンタCBT、第一基準低下
回数用カウンタCVM、第二基準低下回数用カウンタC
VLをクリアし、このルーチンを脱する。また、電流許
容値カウンタCIFBが5以下のとき、ステップ838
でバッテリ異常フラグBFを“1″とする。
そして、ステップ339の処理を行ない、このルーチン
を脱する。即ち、このルーチンではバッテリ電圧VBが
第一の基準電圧VBTを55を越える頻度で低下してい
ることが判定されると、計測頻度を計数する頻度カウン
タCBTの100毎に第一の基準電圧VB丁をraJ低
下させ、第一の基準電圧VBTが下限になったとき、バ
ッテリ異常フラグBFを“1°゛とする。
そして、頻度カウンタCBTが100以上、第二基準低
下回数用カウンタCVLが60以下、第一m準低下回数
用カウンタCVMが55以下のとき、ステップ330で
第一の基準電圧VBTがバッテリEの正常な上限電圧V
Mを越えているか判定し、第一の基準電圧VBTがバッ
テリEの正常な上限電圧VMを越えているとき、ステッ
プS33で第6図の閾値−許容電流値特性から、モータ
電流許容値IFBの設定用の電流許容値カウンタCIF
Bに最大値であり、初期値であるIFIGを設定し、ス
テップS32でタイマT1をクリアし、更に、頻度カウ
ンタCBT、第一基準低下回数用カウンタCVM、第二
基準低下回数用カウンタCVLをクリアし、このルーチ
ンを脱する。
また、ステップ330で第一の基準電圧VBTがバッテ
リEの正常な上限電圧VM以下のとき、ステップ331
で第一の基準電圧VBTをraJ上昇させ、電流許容値
カウンタCIFBを「5」インクリメントし、ステップ
332でタイマT1をクリアし、更に、頻度カウンタC
BT、第一基準低下回数用カウンタCVM、第二基準低
下回数用カウンタCVLをクリアし、二のJレーチン′
を脱する。
即ち、このルーチンではバッテリ電圧VBが第一の基準
電圧VBTを55を越える頻度で低下していないことが
判定されると、計測頻度を計数する頻度カウンタCBT
の100毎に第一の基準電圧VBTをraJ上昇させ、
第一の基準電圧VB丁が上限になったとき、モータ電流
許容値の設定用の電流許容値カウンタCIFBに最大値
であり、初期値であるIFICを設定し、電流制限を解
除する。
また、メインプログラムを実行中に1 m5ec毎にタ
イマ割込みを行ない、「タイマ割込ルーチン」を処理す
る。
まず、ステップ341でタイマT1を「1」インクリメ
ントし、ステップ342でトルクセンサTRの出力を増
幅器AMP1、比例・積分・微分制御定数を補償する制
御補償回路PID、マルチプレクサを内蔵するA/D変
換回路ADを介して入力し、そのときのトルクセン+l
TRの出力をメモリMstにストアする。ステップ34
3で「左右方向判別処理ルーチン」をコールし、メモリ
MstにストアしたトルクセンサTRの出力を用いて、
モータ8の回転方向を判別し、モータ8に供給するデユ
ーティ比信号の電流方向を決定する。ステップ344で
IrPWM出力処理ルーチン」をコールし、メモリMs
tにストアしたトルクセン4J T Rの出力を用いて
、モータ8に供給するPWM信号、即ち、デユーティ比
信号の出力を算出する。
そして、ステップS45で電流許容値カウンタCIFB
で設定したモータ電流許容値IFBより、実際に流れて
いるモータ電流I)1が低いか判定し、モータ電流許容
値IFBよりモータ電流1)1が低いとき、ステップ3
47でデユーティ比補正値りに「+d」をセットし、モ
ータ電流I)fがモータ電流許容値IFB以上のとき、
ステップ346でデユーティ比補正値りに「−d」をセ
ットし、ステップ348で出力すべきlrPWM出力処
理ルーチン」で計算したデユーティ比にデユーティ比補
正値りを加算する。ステップ349でfPWM出力処理
ルーチン」で計算したデユーティ比にデユーティ比補正
(aDを加算した結果がゼロより大なとき、ステップS
51でLEDドライブ回路DR4を介して、操舵角表示
手段DPで右回動表示灯LEDRまたは中間位置表示灯
LEDNまたは左回動表示灯LEDL及びその操舵角度
をLEDnで点滅表示し、モータ8の電流が制限されて
いることを明示する。次に、ステップ352でPWM信
号及び左右方向信号を出力して、このルーチンを脱する
。また、ステップ349でFPWM出力処理ルーチン」
で削算したデユーティ比にデユーティ比補正値りを加算
した結果がゼロ以下のとき、ステップ850で操舵角表
示手段DPの表示出力を停止することで電動式パワース
テアリング機能の停止を明示し、同時に、PWM信号及
び左右方向信号の出力を停止して、このルーチンを脱す
る。
したがって、この実施例のようにバッテリ負荷制御装置
を自動車の電動式パワーステアリング装置として使用し
た場合には、電源のバッテリEが負荷の性状によって安
定しておらず、所定の電圧を中心にふらつくことが多い
が、上記実施例では3 m5ec毎に100回バッテリ
電圧VBを判断し、そのときの第一の基準電圧VBTよ
り高いときの頻度または第一の基準電圧VBTより低い
ときの頻度から第一の基準電圧VBTとの比較結果を得
るものであるから、バッテリ電圧VBと第一の基準電圧
VBTとの比較を、その信頼性を高くして行なうことが
できる。
また、バッテリ電圧VBと第一の基準電圧VB丁を比較
して、そのときの第一の基準電圧VBTより高いときの
頻度または第一の基準電圧VBTより低いときの頻度か
ら、第一の基準電圧VBTを上昇または下降するもので
あるから、通常の使用状態のバッテリEでは、その出力
不足に応じて電動式パワーステアリング装置のデユーテ
ィ比を変更できるので、バッテリEの出力不足が、即、
アシストの急変となって現われないから、ステアリング
ホイール1を操舵するドライバーに操舵力の急変となっ
t伝わることがなくなり、操舵フィーリングを良くする
とともに、安全性を高めることができる。
そして、−旦、バッテリEが所定の出力を維持すること
ができなくなった場合でも、10分間負荷を軽減するこ
とによって、その能力を復元させるものであるから、こ
の間に、充電が進行すれば或いはオルタネータの能力に
より、電動式パワーステアリング装置に十分電力を供給
できるようになったかを判断するものであるから、自動
車用として積載されているバッテリEの属性に合致した
判断ができる。また、急激にバッテリEの出力が第二の
基準電圧VLより低下した場合にも同様に、]O分間負
荷を軽減することによって、その能力を復元させること
ができる。
更に、上記実施例ではバッテリEが所定の出力を維持す
ることができなくなり、負荷の電流を制限して制御して
いるとき、負荷の電流を遮断または所定の値に低下させ
ているとき、バッテリEの出力が何等制限されていない
ときを表示手段DSで表示できるから、ドライバーは表
示手段DSでバッテリEの状態を判断することができる
更にまた、モータ8の出力をPWM信号としていること
から、そのデユーティ比の変化で出力を制限できるので
、本発明を実施する場合には、ソフトウェアのみで対応
が可能である。
このように、上記実施例は、ステアリングホイール1に
加えられた操舵トルクを検出するトルクセンサTRと、
前記操舵トルクを補充すべく回転するモータ8及びその
モータ8の回転を減速させ、その回転を第1ステアリン
グシヤフト2及び第2ステアリングシヤフト5に伝達す
る減速機構9と、前記減速機構9との間に介在させたク
ラッチ機構C[と、前記操舵トルクに応じてモータ8を
駆動制御する電動式パワーステアリング装置を構成して
いる。そこに、バッテリ負荷制御装置として、無負荷時
のバッテリEの出力電圧より低く、負荷時のバッテリE
の出力電圧を頻度処理し、その頻度数によってバッテリ
Eの出力電圧の高低を判断するとともに、その頻度数に
よってその基準電圧の高低を変化させる第一の基準電圧
VBTと、前記第一の基準電圧VBT以下にあって、負
荷時のバッテリEの出力電圧VBを頻度処理し、その頻
度数によってバッテリEの出力電圧の高低を判断する第
二の基準電圧VLと、負荷時のバッテリEの出力電圧の
頻度数が前記第一の基準電圧VBTより低いと判断した
とき、負荷電流の許容値を順次減少し、前記頻度数が前
記第一の基準電圧VB丁より高いと判断したとき、負荷
電流の許容値を順次増加し、前記第一の基準電圧VBT
が所定の下限電圧に達したとき、または、前記頻度数が
前記第二の基準電圧VLより低いと判断したとき、負荷
電流の許容値を所定値に減少させ、所定時間経過後に前
記電流許容値の制限を解除するマイクロコンピュータC
PUで形成した許容負荷電流制御手段からなるものであ
る。
なお、上記実施例では、第一の基準電圧VBTが所定の
下限電圧に達したとき、または、頻度数が第二の基準電
圧VLより低いと判断したとき、負荷電流の許容値を所
定値に減少させ、所定時間経過後に前記電流許容値の制
限を解除するものであったが、例えば、ステップS8及
びステップS9の処理を飛ばして、以降、負荷電流の許
容値を所定値に減少させた状態を維持させることもでき
る。
上記実施例は、第一の基準電圧VBTを記憶する基準電
圧記憶手段と、バッテリEの出力電圧が第一の基準電圧
VBTよりも高いか否かを判断する第一の比較手段と、
前記第一の比較手段によってバッテリEの電圧が第一の
基準電圧VBTよりも高いと判断されている時には前記
基準電圧記憶手段に記憶された第一の基準電圧VBTを
引き上げ、バッテリEの電圧が第一の基準電圧VBTよ
りも低いと判断されている時には前記基準電圧記憶手段
に記憶された第一の基準電圧VBTを引き下げる更新設
定手段と、前記基準電圧記憶手段に記憶された第一の基
準電圧VBHに基づいて負荷電流の許容値を定める許容
値設定手段と、前記負荷電流の許容値に基づいて負荷に
供給する電流を制限する電流制限手段で発明を構成する
ことができ、これを第一の発明とすることができる。
この発明においては、第一の基準電圧VBTの変更毎に
よる復数回の電圧判断でもって、バッテリEの出力状態
を判断するものであるからその判断の信頼性を高めるこ
とができ、また、その基準電圧記憶手段に記憶された第
一の基準電圧VBTに基づいて負荷電流の許容値を定め
るものであるから、バッテリEの電圧に応じて電流制限
手段で負荷に供給する電流を制限でき、バッテリEの出
力電圧の低下が制御系に与える影響を少なくした状態で
使用でき、バッテリEの出力の回復を期待することがで
きる。
したがって、冬期に自動車のエンジンを始動させ、バッ
テリEの出力電圧が低下していても、そのために特定の
装置を使用不能とするものではなく、バッテリEの電圧
に応じて電流制限手段で負荷に供給する電流を制限する
ことにより、運転継続によって、通常のバッテリEの使
用状態とすることができる。
また、上記第一の発明に対して、更に、バッテリEの電
圧が予め設定された第二の基準電圧VLよりも高いか否
かを判断する第二の比較手段と、該第二の比較手段によ
ってバッテリEの電圧が第二の基準電圧VLよりも低い
と判断された時には前記許容値設定手段によって設定さ
れる負荷電流の許容値を設定値に保持する許容値保持手
段とを備えるバッテリ負荷制御装置を第二の発明とする
ことができる。
この発明においては、第一の発明の特徴を具備し、更に
、負荷電流の許容値を所定値に減少させることができる
から、負荷電流の許容値を所定値に減少させる場合の応
答性を高めることができる。
そして、上記第一の発明に対して、更に、所定時間毎に
バッテリEの電圧と第一の基準電圧VBTを比較1ノ、
バッテリEの電圧が第一の基準電圧VBTよりも高いか
否かを判断する第一のサンプリング手段と、該第一のサ
ンプリング手段の判断結果を所定回数分記憶する第一の
記憶手段と、該第一の記憶手段に記憶された判断結果か
ら、バッテリEの電圧が第一の基準電圧VBTよりも低
いと判断された回数を数え、該回数が所定回数未満の時
にはバッテリEの電圧が第一の基準電圧VB丁よりも高
いと判断し、該回数が所定回数以上の時にはバッテリE
の電圧が第一の基準電圧VBTよりも低いと判断する第
一の判断手段で第三の発明を構成することができる。
この発明においては、バッテリEが負荷の性状によって
所定の電圧を中心にふらついても、頻度処理により第一
の基準電圧VBTとの比較結果を得るものであるから、
バッテリ電圧VBと第一の基準電圧VBTとの比較結果
の信頼性を高くして行なうことができる。また、第一の
基準電圧VB丁が頻度処理毎にその値を変更するもので
あるから、負荷を急変させることがない。特に、電動式
パワーステアリング装置として使用した場合の安全性を
高めることができる。
更に、上記第二の発明の構成と、所定時間毎にバッテリ
Eの電圧と第二の基準電圧VLを比較し、バッテリEの
電圧が第二の基準電圧VLよりも高いか否かを判断する
第二のサンプリング手段と、該第二のサンプリング手段
の判断結果を所定回数分記憶する第二の記憶手段と、該
第二の記憶手段に記憶された判断結果から、バッテリE
の電圧が第二の基準電圧VLよりも低いと判断された回
数を数え、該回数が所定回数未満の時にはバッテリEの
電圧が第二の基準電圧VLよりも高いと判断し、該回数
が所定回数以上の時にはバッテリEの電圧が第二の基準
電圧VLよりも低いと判断する第二の判断手段で、第四
の発明を構成することができる。
この発明においては、負荷電流の許容値を所定値に減少
させる際、バッテリEが負荷の性状によって所定の電圧
を中心にふらついても、頻度処理により第二の基準電圧
VLとの比較結果を得るものであるから、バッテリ電圧
VBと第二の基準電圧VLとの比較結果の信頼性を高く
して、負荷電流の許容値を所定値に減少させる場合の応
答性を高めることができる。
更にまた、上記第二の発明の構成と、所定の時間が経過
したか否かを判断するタイマ手段とを備え、前記許容値
設定手段によって設定される負荷電流の許容値が前記タ
イマ手段によって定められる所定時間の間、設定値に保
持される構成を第五の発明とすることができる。
・ この発明においては、バッテリEの回復を待つて、
所定時間後に再使用が可能となる。
[発明の効果] 以上のように、第一の発明のバッテリ負荷制御装置は、
第一の基準電圧を記憶する基準電圧記憶手段と、バッテ
リの電圧が第一の基準電圧よりも高いか否かを判断する
第一の比較手段によって、バッテリの電圧が第一の基準
電圧よりも高いと判断されている時、また、前記基準電
圧記憶手段に記憶された第一の基準電圧を引き上げ、バ
ッテリの電圧が第一の基準電圧よりも低いと判断されて
いる時、前記基準電圧記憶手段に記憶された第一の基準
電圧を引き下げる更新設定手段と、前記基準電圧記憶手
段に記憶された第一の基準電圧に基づいて負荷電流の許
容値を定める許容値設定手段を具備し、電流制限手段で
前記負荷電流の許容値に基づいて負荷に供給する電流を
制限するものである。
したがって、更新設定手段で更新する第一の基準電圧の
変更毎による複数回のi圧判断でもって、負荷に供給す
る電流を所定の値に制限できるから、バッテリの出力状
態を適確に判断し、その出力電圧に応じてバッテリの出
力電流値を制限できる。
このとき、更新設定手段で更新する第一の基準電圧を格
納するメモリを付加することによりバッテリの出力状態
を適確に判断できるから、この装置の制御部をマイクロ
コンピュータで構成した場合には、その価格に影響を与
えるものではない。
第二の発明のバッテリ負荷制御装置は、第一の発明の構
成に加えて第二の比較手段及び許容値保持手段を具備し
、第二の比較手段でバッテリの電圧が予め設定された第
二の基準電圧よりも高いか否かを判断し、許容値保持手
段で前記第二の比較手段によってバッテリの電圧が第二
の基準電圧よりも低いと判断された時、前記許容値設定
手段によって設定される負荷電流の許容値を設定値に保
持するものである。
したがって、第一の発明の効果に加えて、第二の基準電
圧の設定により、負荷電流の許容値を所定値に減少させ
る場合の応答性を高めることができる。
第三の発明のバッテリ負荷制御装置は、第一の発明の構
成に加えて第一のサンプリング手段及び第一の記憶手段
及び第一の判断手段を具備し、第一のサンプリング手段
で所定時間毎にバッテリの電圧と第一の基準電圧を比較
してバッテリの電圧を判断し、その第一のサンプリング
手段の判断結果を第一の記憶手段に所定回数分記憶する
。そして、その第一の記憶手段に記憶された判断結果か
ら、第一の判断手段でバッテリの電圧が第一の基準電圧
よりも低いと判断された回数を数え、該回数が所定回数
未満の時にはバッテリの電圧が第一の基準電圧よりも高
いと判断し、該回数が所定回数以上の時にはバッテリの
電圧が第一の基準電圧よりも低いと判断するものである
したがって、第一の基準電圧の変更毎による電圧の判断
に加えて、サンプリング数の判断結果によって、バッテ
リの電圧が判断できるから、第一の発明よりも、更に、
その信頼性を高くすることができる。
第四の発明のバッテリ負荷制御装置は、第二の発明の構
成に加えて、第二のサンプリング手段及び第二の記憶手
段及び第二の判断手段を付加したものであり、第二のサ
ンプリング手段によって、所定時間毎にバッテリの電圧
と第二の基準電圧を比較し、その判断結果を第二の記憶
手段に所定回数分記憶し、第二の判断手段によって、第
二の記憶手段に記憶された判断結果から、バッテリの電
圧が第二の基準電圧よりも低いと判断された回数を数え
、該回数が所定回数未満の時にはバッテリの電圧が第二
の基準電圧よりも高いと判断し、該回数が所定回数以上
の時にはバッテリの電圧が第二の基準電圧よりも低いと
判断するものである。
したがって、負荷電流の許容値を所定値に減少させる際
、頻度処理により第二の基準電圧との比較結果を得て行
なうものであるから、バッテリ電圧と第二の基準電圧と
の比較結果の信頼性を高くして、負荷電流の許容値を所
定値に減少させる場合の応答性を高めることができる。
第五の発明のバッテリ負荷制御装置は、第二の発明の構
成に加えて、前記許容値保持手段は、更に、所定の時間
が経過したか否かを判断するタイマ手段を描え、前記許
容値設定手段によって設定される負荷電流の許容値が前
記タイマ手段によって定められる所定時間の間、設定値
に保持するものである。
したがって、出力電圧が低下した場合でもバッテリ電圧
の回復を待って、所定時間後に再使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のバッテリ負荷制御装置を具備
する電動式パワーステアリング装置の電子制御手段の回
路構成図、第2図は前記実施例のバッテリ負荷制御l装
置を具備する電動式パワーステアリング装置の概要を示
す説明図、第3図は前記実施例のバッテリ負荷制tat
+装置を具備する電動式パワーステアリング装置の制御
を行なうメインプログラムのフローチャート、第4図は
前記メインプログラムの「バッテリ電圧処理ルーチン」
のフローチャ・−1・、第5図は前記メインプログラム
を実行する「タイマ割込ルーチン」のフローチャー1・
、第6図は上記実施例で用いる閾値−許容電流値特性図
である。 図において、 cpu :マイクロコンピュータ、 IFB:モータ電流許容値、 IFI :モータ電流許容最大値、 CBT:頻度カウンタ、 CVM:第一基準低下回数用カウンタ、CVL:第二基
準低下回数用カウンタ、である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は、同一または相当
部分を示す。 特許出願人 アイシン精機株式会社

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第一の基準電圧を記憶する基準電圧記憶手段と、 バッテリの電圧が第一の基準電圧よりも高いか否かを判
    断する第一の比較手段と、 該第一の比較手段によってバッテリの電圧が第一の基準
    電圧よりも高いと判断されている時には前記基準電圧記
    憶手段に記憶された第一の基準電圧を引き上げ、バッテ
    リの電圧が第一の基準電圧よりも低いと判断されている
    時には前記基準電圧記憶手段に記憶された第一の基準電
    圧を引き下げる更新設定手段と、 前記基準電圧記憶手段に記憶された第一の基準電圧に基
    づいて負荷電流の許容値を定める許容値設定手段と、 前記負荷電流の許容値に基づいて負荷に供給する電流を
    制限する電流制限手段と、 を備えるバッテリ負荷制御装置。
  2. (2)前記バッテリ負荷制御装置は、更に、バッテリの
    電圧が予め設定された第二の基準電圧よりも高いか否か
    を判断する第二の比較手段と、該第二の比較手段によつ
    てバッテリの電圧が第二の基準電圧よりも低いと判断さ
    れた時には前記許容値設定手段によつて設定される負荷
    電流の許容値を設定値に保持する許容値保持手段と、を
    備える請求項1記載のバッテリ負荷制御装置。
  3. (3)前記第一の比較手段は、更に、 所定時間毎にバッテリの電圧と第一の基準電圧を比較し
    、バッテリの電圧が第一の基準電圧よりも高いか否かを
    判断する第一のサンプリング手段と、 該第一のサンプリング手段の判断結果を所定回数分記憶
    する第一の記憶手段と、 該第一の記憶手段に記憶された判断結果から、バッテリ
    の電圧が第一の基準電圧よりも低いと判断された回数を
    数え、該回数が所定回数未満の時にはバッテリの電圧が
    第一の基準電圧よりも高いと判断し、該回数が所定回数
    以上の時にはバッテリの電圧が第一の基準電圧よりも低
    いと判断する第一の判断手段と、 を備える請求項1記載のバッテリ負荷制御装置。
  4. (4)前記第二の比較手段は、更に、 所定時間毎にバッテリの電圧と第二の基準電圧を比較し
    、バッテリの電圧が第二の基準電圧よりも高いか否かを
    判断する第二のサンプリング手段と、 該第二のサンプリング手段の判断結果を所定回数分記憶
    する第二の記憶手段と、 該第二の記憶手段に記憶された判断結果から、バッテリ
    の電圧が第二の基準電圧よりも低いと判断された回数を
    数え、該回数が所定回数未満の時にはバッテリの電圧が
    第二の基準電圧よりも高いと判断し、該回数が所定回数
    以上の時にはバッテリの電圧が第二の基準電圧よりも低
    いと判断する第二の判断手段と、 を備える請求項2記載のバッテリ負荷制御装置。
  5. (5)前記許容値保持手段は、更に、 所定の時間が経過したか否かを判断するタイマ手段を備
    え、前記許容値設定手段によって設定される負荷電流の
    許容値が前記タイマ手段によつて定められる所定時間の
    間、設定値に保持される請求項2記載のバッテリ負荷制
    御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008084755A1 (ja) * 2007-01-10 2008-07-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 操舵装置
US7984786B2 (en) 2005-10-21 2011-07-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electric power steering device

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WO2008084755A1 (ja) * 2007-01-10 2008-07-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 操舵装置
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