JPH0124872B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0124872B2
JPH0124872B2 JP3982985A JP3982985A JPH0124872B2 JP H0124872 B2 JPH0124872 B2 JP H0124872B2 JP 3982985 A JP3982985 A JP 3982985A JP 3982985 A JP3982985 A JP 3982985A JP H0124872 B2 JPH0124872 B2 JP H0124872B2
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JP
Japan
Prior art keywords
electrodeposited
layer
ceramic cement
thin film
film layer
Prior art date
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Expired
Application number
JP3982985A
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English (en)
Other versions
JPS61199091A (ja
Inventor
Keiji Aihara
Hirotoshi Uchida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
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Publication date
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Publication of JPS61199091A publication Critical patent/JPS61199091A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 「対象技術分野」 この発明は電鋳型およびその製造方法に関す
る。
「従来装置およびその問題点」 従来、表面に凹部を有する母型から電鋳型を製
造するばあい、通常の電流密度で電着を行うと、
第2図に示すように、局部的、とくに凸部2に電
着層が厚く形成され、そのために凹部3における
電着層の成長が阻害される。したがつてその電鋳
工程における電流密度を通常の電流密度より低く
設定しているが、反面電着層の形成に多くの日数
を要する欠点がある。また電流密度を低くしても
なお凹凸部2,3の電着層が不均一となることは
避けられず、このため電鋳工程の後に機械加工を
施す必要があり、いきおい多くの日時を必要とす
る。
また電着層の不均一を補正する目的で、第3図
に示すように補助電極8を用いることもなされて
いるが、歯型などの複雑な凹凸形状を有する電鋳
型の製造においては母型を回転させて電着を行う
ため、補助電極の作成ならびに取付装置にかえつ
て多くの時間を費す欠点がある。
「目的」 この発明は歯型のように複雑な凹凸部を有する
電鋳型の製造において、電着層の形成が遅い凹部
にも高速で電着を施すことを目的とするものであ
る。
「実施例」 以下図によつてこの発明の一実施例について説
明する。
すなわち第1図において電鋳型の母型1はたと
えばギア等の歯型用のもので、その表面には複数
の凸部2および凹部3が形成されている。そして
その母型1の表面にはまず厚さが0.2〜1mmの電
着薄膜層4が形成され、その厚さは母型1の形状
あるいはその大きさで異なり、またその電着薄膜
層4を形成するばあい、母型1が電気メツキを施
すことが可能な形状であるならば、電気メツキの
方が能率的に有利であるが、電気メツキを施すこ
とが困難なばあい、あるいはそのメツキ工程に比
較的長い時間を要するものにあつては無電解メツ
キにより形成することができる。次に電着薄膜層
4の表面において凹部3内にはセラミツクセメン
ト5が充填され、これによつて母型1の表面はほ
ぼ均一に整形される。ここでセラミツクセメント
5の主剤は二価の金属酸化物たとえば酸化マグネ
シウム(MgO)や酸化亜鉛(ZnO)あるいは酸
化銅(CuO)に金属粉末たとえばニツケル、銅、
アルミニウム等の粉末を重量比にして5〜50%混
合することにより組成される。そして二価の金属
酸化物は常温硬化性を有するため、とくに母型1
の材質がプラスチツクのように高温加熱に適さな
いものに行うばあいには有利である。またセラミ
ツクセメント5中に混入される金属粉末は熱伝導
性が高く、かつ導電性を有するため、活性化を容
易にするとともに、セラミツクセメント5の熱膨
張をこの表面に施されるメツキ層に近づける効果
を有する。次に凹部3に充填したセラミツクセメ
ント5を硬化させるが、この際セラミツクセメン
トに導電性を与えるために、その表面を塩化パラ
ジウム(Pdcl2)、塩化錫(Sncl2)等で表面を活
性化し、その表面に厚さが約0.01〜0.1mm程度の
メツキ層6を形成する。なおこのメツキ層は無電
解メツキにより行うことが望ましい。そしてこの
メツキ層を形成した状態においては母型1の表面
には凹凸がなくなるため、次にスルフアミン酸ニ
ツケル浴のような高電流の流せるメツキ浴を使用
して電着加工を行うことによりその表面に電着層
7を形成する。これによつて表面の均一な電鋳母
型が完成する。
「効果」 この発明は上述のように母型の凹部内に二価の
金属酸化物に金属粉末を重量比にして5〜50%混
合したセラミツクセメントを充填するとともに、
このセラミツクセメントの表面に電着層を施すよ
うにしているので、導電性がよく、かつセラミツ
クセメントとこの表面に施されるメツキ層との熱
膨張をたがいに近づけることができ、したがつて
電鋳時間が著るしく短縮される。とくにこの発明
によるとその工程時間は従来の3分の1ないし2
分の1に短縮することができる。また従来のよう
に電鋳加工の後、別に機械加工を行う必要もない
ため、電鋳設備の回転性が良く、しかも電気代お
よびメツキ薬品の節約と相まつて電鋳加工能率が
大幅に向上する利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明における電鋳加工方法の一実
施例を示す正断面図、第2図および第3図は従来
の加工方法を示す正断面図である。 1……母型、2……凸部、3……凹部、4……
電着薄膜層、5……セラミツクセメント、6……
メツキ層、7……電着層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 凹凸部を有する母型の表面に電着薄膜層を形
    成し、この電着薄膜層の表面において、上記凹部
    内に二価の金属酸化物に金属粉末を重量比にして
    5〜50%混合したセラミツクセメントを充填し、
    かつこのセラミツクセメントの表面を活性化し、
    さらにこのセラミツクセメントの表面に電着層を
    施すことを特徴とする電鋳型の製造方法。 2 凹凸部を有する母型の表面に電着薄膜層を形
    成し、この電着薄膜層の表面において、上記凹部
    内に二価の金属酸化物に金属粉末を重量比にして
    5〜50%混合したセラミツクセメントからなる充
    填剤を充填し、かつこの充填剤の表面に電着層を
    施すことを特徴とする電鋳型。
JP60039829A 1985-02-28 1985-02-28 電鋳型およびその製造方法 Granted JPS61199091A (ja)

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JPS61199091A JPS61199091A (ja) 1986-09-03
JPH0124872B2 true JPH0124872B2 (ja) 1989-05-15

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49110864U (ja) * 1973-01-17 1974-09-21

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Publication number Publication date
JPS61199091A (ja) 1986-09-03

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