JPH0124853Y2 - - Google Patents

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JPH0124853Y2
JPH0124853Y2 JP9781281U JP9781281U JPH0124853Y2 JP H0124853 Y2 JPH0124853 Y2 JP H0124853Y2 JP 9781281 U JP9781281 U JP 9781281U JP 9781281 U JP9781281 U JP 9781281U JP H0124853 Y2 JPH0124853 Y2 JP H0124853Y2
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JP
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positive electrode
air
battery
button
case
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JP9781281U
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JPS585281U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はボタン型空気電池の改良に関し、電池
封口時に、電池の発電要素によつて、多孔質のフ
ツ素樹脂膜が押しつぶされ電池が窒息することな
いよう防止することを目的とした空気電池を提供
するものである。
従来ボタン型空気電池を構成する場合、第1図
で説明すると、正極ケース1の空気取入孔1aを
有した底部に空気拡散紙2を載置し、その上に多
孔質のフツ素樹脂膜3、空気活性化の触媒層4、
セパレータ5の順に載置する。
また、陰極側は封口板6の周縁部にあらかじめ
封口リング7を嵌合しておき、内部に亜鉛粉末8
を充填し、さらに、アルカリ電解液を添加する。
そして、各発電要素の充填された正極ケース1
内に、封口リング7が嵌合された封口板6を挿入
し、金型によつてケース周辺部を加圧し内方へ折
曲げることによりボタン型空気電池は完成され
る。
ボタン型空気電池は、一般的にアルカリ水溶液
を電解液として使用するが、アルカリ電解液は非
常に漏液し易いこともよく知られている。
そのため、耐漏液性のすぐれたボタン型空気電
池を構成するためには、ケース1と封口リング7
と封口板6との3者を強く密着させなければなら
ない。この3者を強く密着させるためには、ケー
ス1の周辺壁部の高さt1を低く押さえることがよ
く知られている。
しかし、t1を低くする場合は、電池の各発電要
素の密着も強くなり、多孔質なフツ素樹脂膜3を
押しつぶしてしまい、空気の拡散する間隙を消滅
させてしまう結果となる。
また、電池の発電要素中特に亜鉛粉末8やアル
カリ電解液量を減少させて、電池各発電要素の密
着を緩和させた場合は、電池の内部抵抗が増加
し、好ましい結果を得ることは不可能である。
そこで本考案者らは、ボタン型空気電池の封口
時に電池発電要素が強く密着した場合でも、押し
つぶされて電池が窒息することの無い、多孔質の
フツ素樹脂膜3を考案し、これを提供するもので
ある。
以下、その詳細につき説明する。
ボタン型空気電池に使用するフツ素樹脂膜3
は、乳化重合によつて製造されるポリテトラフル
オロエチレン(PTFE)のデイパージヨンから分
離、造粒されたフツ素樹脂粉末をシート状に予備
成形し、所定の厚さに圧延されたフツ素樹脂膜3
を使用しているが、第2図で示す如く厚さ5〜10
mmで長方形に予備成形されたフツ素樹脂膜9に対
して、例えば60〜100メツシユで線径0.1mmの樹脂
又は金属からなる網状芯材10を重ねて、一対の
ロール11,12で肉厚0.2〜0.3mm程度の厚さま
で圧延する。これにより網状芯材の一部13が外
表面を部分的に形成する。第3図に示されるよう
な網状芯材入りフツ素樹脂膜を構成することが可
能である。
フツ素樹脂膜中の網状芯材はこれが樹脂の場合
は、耐薬品性がすぐれており、かつ硬質のポリプ
ロピレン、ポリスルホン等が良く、又金属の場合
は、耐アルカリ性にすぐれるニツケル、又は鉄に
ニツケルメツキされた材料が良好である。
次に、前述した網状芯材10からなる支持体を
内蔵したフツ素樹脂膜3′を使用したボタン型空
気電池の実施例について述べる。
鉄にニツケルメツキされかつ空気取入孔1aを
有する正極ケース1の底部に、ガス通気性の高い
セルロースを主体とした空気拡散紙2を載置す
る。
そしてこの拡散紙2の上に第3図で示される網
状芯材10からなる支持体を有するフツ素樹脂膜
3′を所定の形状に打ち抜いて第1図のフツ素樹
脂膜3に代えて載置する。
そして空気活性化のための正極触媒層4は、60
〜100メツシユで厚さで0.2〜0.3mmのニツケルネ
ツトに、若干の結着剤と共に活性炭を充填して製
造し、金型で所定の形状に切断する。
またセパレータ5には、耐アルカリ性にすぐれ
た微孔質で厚さ30ミクロン程度のポリプロピレン
膜を使用する。
封口リング7が周縁部に嵌合された封口板6に
は、100メツシユ程度の粒度の亜鉛粉末を充填し、
さらに水酸化カリウムの水溶液をアルカリ電解液
として注入し、正極ケース1に嵌合する。
そして最後に封口金型によつて、正極ケース1
の周辺部を内方へ折り曲げ、封口リング7を狭圧
することによつて、ボタン型空気電池が完成す
る。
この時、第3図に示されるフツ素樹脂膜3′は、
網状芯材10の部分的に外表面へ露出した部分1
3の効果で、電池発電要素によつて、押しつぶさ
れることがなく、良好な通気性を維持し放電性能
を得ることが可能である。
本考案による金属又は樹脂で構成された網状支
持体を内蔵した多孔質フツ素樹脂膜を触媒層の空
気取入側片面に配置することにより、正極ケース
の周辺壁部の高さt1を低く押えてもフツ素樹脂膜
の多孔性は保たれ、かつ内部抵抗の少さな放電性
能に優れた空気電池を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図はボタン型空気電池の部分断面図、第2
図は網状芯材入りフツ素樹脂膜の製造法を示す
図、第3図は本考案のボタン型空気電池に用いた
網状芯材入りフツ素樹脂膜の断面図である。 2……空気拡散紙、3,3′……多孔質フツ素
樹脂膜、9……フツ素樹脂膜、10……網状芯
材、11,12……圧延ロール、13……フツ素
樹脂膜の外表面を部分的に形成する芯材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気取入孔1aを底部に有した正極ケース1
    と、絶縁封口リング7と、封口板6とで形成され
    る容器内に、正極ケース内底部側から順に、空気
    拡散紙2と、多孔質のフツ素樹脂膜3と、円周部
    で前記正極ケース1に電気的に接続した空気触媒
    層4と、セパレータ5と、負極亜鉛8とを配置し
    たボタン型の空気電池であつて、前記多孔質のフ
    ツ素樹脂膜3は、外表面に部分的に露出した金属
    または樹脂よりなる網状芯材10を内蔵している
    空気電池。
JP9781281U 1981-07-01 1981-07-01 空気電池 Granted JPS585281U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9781281U JPS585281U (ja) 1981-07-01 1981-07-01 空気電池

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JP9781281U JPS585281U (ja) 1981-07-01 1981-07-01 空気電池

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Publication Number Publication Date
JPS585281U JPS585281U (ja) 1983-01-13
JPH0124853Y2 true JPH0124853Y2 (ja) 1989-07-26

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ID=29892592

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JP9781281U Granted JPS585281U (ja) 1981-07-01 1981-07-01 空気電池

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JPS585281U (ja) 1983-01-13

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