JPH0124524Y2 - - Google Patents

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JPH0124524Y2
JPH0124524Y2 JP1982186737U JP18673782U JPH0124524Y2 JP H0124524 Y2 JPH0124524 Y2 JP H0124524Y2 JP 1982186737 U JP1982186737 U JP 1982186737U JP 18673782 U JP18673782 U JP 18673782U JP H0124524 Y2 JPH0124524 Y2 JP H0124524Y2
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JP
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engine
compressor
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refrigerant
outside temperature
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JP1982186737U
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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、回転数を制御することのできるエン
ジンを利用して複数気筒から成る圧縮機を駆動す
る方式を採用したヒートポンプ装置に関するもの
である。
[従来技術とその問題点] 一般に、圧縮機をガスエンジンのような内燃機
関で駆動すべく構成した空冷ヒートポンプシステ
ムは、圧縮機をモータにより駆動すべくしたもの
と比較して、負荷に対する回転数制御が極めて容
易であるため、エンジンの回転数制御と圧縮機の
気筒数制御とを組み合わせて使用している。
このように、エンジンの回転数制御と圧縮機の
気筒数制御とを組み合わせたシステムに於いて、
暖房運転時で、外気温度が高い暖房中間期に於い
ては、冷媒の吸入圧力相当飽和温度が上昇するた
め、圧縮機の駆動必要動力が増大する。このた
め、もし低回転域において圧縮機の駆動必要動力
がエンジンの最大出力を上回ることがあると、エ
ンストをしてしまう危険がある。そこで、従来
は、定格設計値での圧縮機の駆動必要動力よりも
20〜30%程度大きい出力のエンジンを組み合わせ
てシステムを構成している。
以上のようなことから、従来のエンジン駆動空
冷ヒートポンプシステムに於いては、空調負荷の
大きい暖房期(厳寒期)においては、エンジンは
70〜80%の負荷率で運転するため、エンジン効率
が低く、最適運転ではないことから省エネタイプ
とは云い難い。
[本考案の目的] 本考案は、斯かる点に鑑みて提案されるもの
で、エンジンの駆動出力を定格設計値での圧縮機
の駆動必要動力に近いものに合わせても暖房中間
期においてエンストを起さないヒートポンプ装置
を提案するのが目的である。
[本考案の構成及びその作用] 本考案は、上記目的を達成する技術手段とし
て、次の如き構成のヒートポンプ装置を提案す
る。
負荷変動により回転数制御される一台のエンジ
ンと、前記エンジンにより駆動される複数気筒か
ら成り、かつこの気筒の運転数を制御できる一台
の圧縮機と、外気温又は前記圧縮機の冷媒吸入圧
力検出センサーと、前記センサーで検出された検
出値が設定値の時に前記圧縮機に対して気筒数の
運転制御信号を出す制御器と、から成るエンジン
駆動空冷ヒートポンプ装置。
上記装置は、外気温が高く、暖房負荷が減少し
てエンジンの回転数が減少した際に運転中の気筒
数を減少方向に制御するものである。
[実施例及びその作用] 以下実施例図に基づいて本考案を詳記すると、
1は回転数制御可能なガスエンジン、2はガスエ
ンジン1により駆動される複数の気筒から成る圧
縮機にして、運転気筒数は制御可能である。3は
燃料供給路、4は空気供給路5に取り付けられた
エアークリーナ、6は冷媒回路にして、R−1
2,R−22等のフロンガスが通過する。7は冷
媒回路6に取り付けた四方電磁弁にして、冷、暖
房サイクルの切り替え用である。8は冷媒−空気
(外気)熱交換器(室外蒸発機)、9は膨張弁、1
0は冷媒−水熱交換器にして、冷媒の蒸発潜熱又
は凝縮潜熱を利用して冷水又は温水を作るもので
ある。11はエンジン冷却水熱交換器、12はエ
ンジン1の水冷排気マニホールド、13はエンジ
ン1の排気ガス熱交換器にして、前記エンジン冷
却水熱交換器11、水冷排気マニホールド12及
び排気ガス熱交換器13はエンジン冷却水回路1
6に対してシリーズに配置(接続)されている。
14は放熱器、15は冷却水ポンプ、17は消
音器、18は排気ガス出口、19はエアバンドリ
ングユニツト、20,21はヘツダーである。図
中符号26〜31はバルブ、32は冷温水回路で
ある。
33は圧縮機2に対して気筒数減又は気筒数増
の制御信号を発信する制御器にして、この制御器
33は外気温を外気温検出センサー34により検
出し、この外気温が設定温度(例えば13℃)を超
えたときに送信回路35を介して圧縮機2に対し
て気筒数減(例えば4気筒→3気筒)の制御信号
を送る。又、外気温が13℃より低くなつたときに
は、気筒数増(例えば3気筒→4気筒)の制御信
号を送る構成である。
36は圧縮機2に入る冷媒の吸入圧力検出セン
サーにして、この冷媒吸入圧力検出センサー36
により検出された圧力が、設定圧力を超えると
き、前記制御器33は圧縮機2に対して気筒数減
の制御信号を送り、設定圧力以下のときに気筒数
増の制御信号を送るものである。37は冷媒吸入
圧力検出センサー36と制御器33間を結ぶ回路
である。
なお、実施例図に於いては、外気温検出センサ
ー34による場合と、冷媒吸入圧力検出センサー
36による場合とを一緒に記載したが、外気温が
高くなるとこれにつれて吸入圧力も高まるもので
あるから、この検出手段は何れか一方を取り付け
ればその目的を十分に達成することができる。
38は手動式の気筒数切替スイツチにして、こ
の切替スイツチ38は、制御器33とは切り離
し、独立して、手動により圧縮機2の気筒数を減
又は増すことができるものである。
次に、上記実施例についてその作用を説明する
と、暖房運転の場合には、ガスエンジン1を始動
すると、圧縮機2が運転を開始し、この圧縮機2
で圧縮され、高温、高圧となつた冷媒(フロンガ
ス)は四方電磁弁7を経て冷媒−水熱交換器10
に至り、冷媒は凝縮し、その潜熱を水に与えて温
水が作られる。冷媒−水熱交換器10を出た温水
は、ヘツダー21に於いて冷却水ポンプ15、冷
却水熱交換器11、水冷排気マニホールド12、
排気ガス熱交換器13、エンジン冷却水回路16
を順次通過した温水と合流し、エアハンドリング
ユニツト19に至り、暖房効果を生じる。エアハ
ンドリングユニツト19からの戻りの温水は、ヘ
ツダー20において、一方は冷媒−水熱交換器
に、他方は冷却水ポンプ15に導かれる。暖房負
荷が大きいときは、冷却水ポンプ15を出た戻り
の温水は、冷却水熱交換器11、水冷排気マニホ
ールド12、排気ガス熱交換器13を順次通過す
る。水冷排気マニホールド12は、各シリンダよ
り排出される排気ガスを一ケ所に集合させて、排
気ガスを排気ガス熱交換器13、消音器17に誘
導させる。
本考案装置に於ける暖房運転は以上の如きもの
であるが、外気温が高くなると冷媒−空気熱交換
器8における蒸発効率が高くなり、圧縮機2に戻
る冷媒の圧力も高くなる。又、外気温が高くなる
と暖房負荷は小さくなるため、ガスエンジン1の
回転数はそれにつれて低下する。この結果、ガス
エンジン1は低回転域(低出力域)運転となり、
その場合に外気温が高くなつた分圧縮機2に於け
る冷媒吸入圧力が高くなる。この結果、暖房負荷
とは関係なく圧縮機2の駆動必要動力が上昇し、
ガスエンジン1の出力を上回り、所謂エンストを
起す必要が生じる。本考案はこのような際には、
暖房負荷は小さいのであるから、圧縮機2の気筒
数を減じても構わないので、これを自動的に行う
ものである。即ち、外気温が大体13℃前後を超え
ると、蒸発温度が高くなり、エンジンの所要動力
も上昇する。又、外気温が13℃程度になると、暖
房をしないと寒さを感じるが、強くしたのでは暑
過ぎるという程度になる。上記のような問題は一
曰のうちでは夜と昼に於いて起こることがあり、
又、季節的には所謂中間期に於いて多くなる。こ
のように、外気温により冷媒吸入圧力或いは暖房
負荷に変動が生じた場合に、この変動に応じて圧
縮機2の気筒数を増、減し、これによりガスエン
ジン1の出力が低回転域(低出力域)の場合で
も、常に駆動必要動力をエンジン出力が上回るよ
うにしたのが本考案であり、外気温検出センサー
34により検出した外気温が、13℃を超えた場合
に、制御器33が圧縮機2に対して気筒数減の信
号を送り、逆に外気温が13℃以下となつた場合に
は気筒数増(元に戻す)信号を送る。この作用は
冷媒吸入圧力検出センサー36により冷媒吸入圧
力を検出して制御する場合も同じである。即ち、
冷媒吸入圧力は外気温が高くなると蒸発温度が高
くなるため上昇する。この圧力上昇が、圧縮機2
の駆動必要動力を高めるので、これがエンジン出
力を上回らない点を設定圧力となし、圧縮機2の
気筒数制御を行うものである。
なお、上記は自動制御の例であるが、手動によ
り圧縮機2の気筒数をあらかじめ減じておき、こ
れによりエンストの危険を回避することもでき
る。これが手動切替スイツチ38であり、操作者
は外気温が高くなつた場合、或いは暖房中間期に
入つた場合に予め手動切替スイツチ38を切り替
えておくことになる。
[本考案の効果] 本考案は以上のように、外気温により圧縮機2
の気筒数を変更し、これによりエンジン出力が常
に圧縮機2の駆動必要動力を上回るように構成し
たので、エンジン出力を定格設計値で圧縮機の駆
動必要動力に近いものを選択しても決してエンス
トを起す心配はない。
次に、厳寒期のように、暖房負荷が大きい場合
にはエンジンを定格点近傍(100%の負荷率)で
運転することができる。
よつて、本考案によれば、従来よりも20〜30%
の低出力(小型)のエンジンを利用できるので、
燃料の消費は少なく、省エネ化が図れる。実験に
よると、従来と比較して、本考案を実施した場合
には7〜10%の燃料費の節約ができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案を実施したエンジン駆動空冷ヒート
ポンプ装置の系統図である。 1……ガスエンジン、2……圧縮機、8……冷
媒−空気熱交換器、10……冷媒−水熱交換器、
14……放熱器、33……制御器、34……外気
温検出センサー、36……吸入圧力検出センサ
ー、38……手動切替スイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 負荷変動により回転数制御されるエンジンと、
    前記エンジンにより駆動される複数気筒から成
    り、かつこの気筒の運転数を制御できる一台の圧
    縮機と、蒸発器(室外機)を外気中に設置したこ
    とを特徴とするエンジン駆動空冷ヒートポンプ装
    置において、 外気温又は前記圧縮機の冷媒吸入圧力検出セン
    サーを設け、このセンサーで検出された検出値が
    設定値を超えたときに前記圧縮機の運転気筒数を
    減少させ、設定値以下となつたときに圧縮機の運
    転気筒数を増加させる制御器を設けたことを特徴
    とするエンジン駆動空冷ヒートポンプ装置。
JP18673782U 1982-12-10 1982-12-10 エンジン駆動空冷ヒ−トポンプ装置 Granted JPS5991571U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5849864A (ja) * 1981-09-18 1983-03-24 株式会社クボタ 圧縮式ヒ−トポンプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57144285U (ja) * 1981-03-05 1982-09-10

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JPS5849864A (ja) * 1981-09-18 1983-03-24 株式会社クボタ 圧縮式ヒ−トポンプ

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JPS5991571U (ja) 1984-06-21

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