JPH0124424Y2 - - Google Patents
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- JPH0124424Y2 JPH0124424Y2 JP1983169227U JP16922783U JPH0124424Y2 JP H0124424 Y2 JPH0124424 Y2 JP H0124424Y2 JP 1983169227 U JP1983169227 U JP 1983169227U JP 16922783 U JP16922783 U JP 16922783U JP H0124424 Y2 JPH0124424 Y2 JP H0124424Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は複列自動調心ころ軸受の改良に関す
る。
る。
従来は第1図および第2図に示すように、外輪
1と内輪2との間に金属性の保持器3を二個配設
し、この保持器3は軸方向に離れて位置する二つ
の環状部4,5が円周方向に離れて位置する複数
の柱6によつて連結されて一体である。前記隣り
合う二つの柱6と二つの環状部4,5とに囲まれ
たポケツト11に球面ころを配設し、またポケツ
ト11を形成する柱の側面13は、第3図に示す
ように軸受の軸心と球面ころの軸心とを含む平面
15に対して直角な、かつころの軸心を含む平面
16より軸受内側の部分に、球面ころの転動面1
7に接する凹曲面の接触部18を有している。ま
た、柱の側面13は軸受の軸心と球面ころの軸心
とを含む平面15に対して直角な、かつ球面ころ
の軸心を含む平面16より軸受外側の部分に、半
円筒状の円筒面19を有している。
1と内輪2との間に金属性の保持器3を二個配設
し、この保持器3は軸方向に離れて位置する二つ
の環状部4,5が円周方向に離れて位置する複数
の柱6によつて連結されて一体である。前記隣り
合う二つの柱6と二つの環状部4,5とに囲まれ
たポケツト11に球面ころを配設し、またポケツ
ト11を形成する柱の側面13は、第3図に示す
ように軸受の軸心と球面ころの軸心とを含む平面
15に対して直角な、かつころの軸心を含む平面
16より軸受内側の部分に、球面ころの転動面1
7に接する凹曲面の接触部18を有している。ま
た、柱の側面13は軸受の軸心と球面ころの軸心
とを含む平面15に対して直角な、かつ球面ころ
の軸心を含む平面16より軸受外側の部分に、半
円筒状の円筒面19を有している。
従つて、保持器3が重力によつて内輪2に接し
た場合、即ち第3図に示す保持器3が球面ころ1
2に対して下方に移動した場合は、球面ころ12
と柱の側面13との間の円周方向すきまが大きく
なつて球面ころ12は傾きやすくなり、球面ころ
12にスキユーが生じやすい。また、柱の外周面
と隣りの柱の外周面との間隔Aは球面ころ12の
対向する個所の直径より大きいので、柱の外周面
21の円周方向の幅寸法が短かく、柱6の剛性が
弱い。さらに、ポケツト11内に配設した球面こ
ろ12は軸受の組立時に円筒面19を通つてポケ
ツト11内から外方に脱落するので軸受の組立が
困難であり、また軸受の組立の自動化が困難であ
る。
た場合、即ち第3図に示す保持器3が球面ころ1
2に対して下方に移動した場合は、球面ころ12
と柱の側面13との間の円周方向すきまが大きく
なつて球面ころ12は傾きやすくなり、球面ころ
12にスキユーが生じやすい。また、柱の外周面
と隣りの柱の外周面との間隔Aは球面ころ12の
対向する個所の直径より大きいので、柱の外周面
21の円周方向の幅寸法が短かく、柱6の剛性が
弱い。さらに、ポケツト11内に配設した球面こ
ろ12は軸受の組立時に円筒面19を通つてポケ
ツト11内から外方に脱落するので軸受の組立が
困難であり、また軸受の組立の自動化が困難であ
る。
この考案は上述した事情を背景にして、球面こ
ろのスキユーを防止し、柱の剛性が強く、そして
組立が容易な複列自動調心ころ軸受を提供するこ
とを目的とする。
ろのスキユーを防止し、柱の剛性が強く、そして
組立が容易な複列自動調心ころ軸受を提供するこ
とを目的とする。
この考案の基本的な構成は、外輪は球面の外輪
軌道を有し、内輪は内輪軌道を二列有し、前記外
輪と内輪との間に保持器を配設し、該保持器は軸
方向に離れて位置する二つの環状部が円周方向に
離れて位置する複数の柱によつて連結されて一体
であり、隣り合う二つの柱と二つの環状部とに囲
まれたポケツトに球面ころを配設した複列自動調
心ころ軸受が前提となる。
軌道を有し、内輪は内輪軌道を二列有し、前記外
輪と内輪との間に保持器を配設し、該保持器は軸
方向に離れて位置する二つの環状部が円周方向に
離れて位置する複数の柱によつて連結されて一体
であり、隣り合う二つの柱と二つの環状部とに囲
まれたポケツトに球面ころを配設した複列自動調
心ころ軸受が前提となる。
かかるころ軸受において、前記保持器は合成樹
脂製であり;前記ポケツトを形成する柱の側面
は、軸受の軸心と球面ころの軸心とを含む平面に
対して直角な、かつ球面ころの軸心を含む平面よ
り軸受内側の部分と軸受外側の部分とに、球面こ
ろの転動面に則した曲率の円弧を軸方向および半
径方向に有する凹曲面をそれぞれ有し;前記保持
器は、ある柱の外周面とその隣りの柱の外周面と
の間隔が球面ころの対向する個所の直径より短い
部分と、ある柱の内周面とその隣りの柱の内周面
との間隔が球面ころの対向する個所の直径より短
い部分とをそれぞれ有し;前記ポケツトを形成す
る柱の側面と環状部との境界部に半径方向のみぞ
を設け;前記柱の外周面と柱の内周面との少なく
とも一方が軸方向のみぞを有するようにしたので
ある。
脂製であり;前記ポケツトを形成する柱の側面
は、軸受の軸心と球面ころの軸心とを含む平面に
対して直角な、かつ球面ころの軸心を含む平面よ
り軸受内側の部分と軸受外側の部分とに、球面こ
ろの転動面に則した曲率の円弧を軸方向および半
径方向に有する凹曲面をそれぞれ有し;前記保持
器は、ある柱の外周面とその隣りの柱の外周面と
の間隔が球面ころの対向する個所の直径より短い
部分と、ある柱の内周面とその隣りの柱の内周面
との間隔が球面ころの対向する個所の直径より短
い部分とをそれぞれ有し;前記ポケツトを形成す
る柱の側面と環状部との境界部に半径方向のみぞ
を設け;前記柱の外周面と柱の内周面との少なく
とも一方が軸方向のみぞを有するようにしたので
ある。
次に、この考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
る。
第4図は複列自動調心ころ軸受であるが、外輪
31は球面の外輪軌道32を有し、また内輪33
は軸方向に離れて位置する二列の内輪軌道34を
有している。前記外輪31と内輪33との間に合
成樹脂製の保持器41を二個配設し、これらの二
個の保持器41は軸受の軸心と直角な平面に対し
て面対称となつている。
31は球面の外輪軌道32を有し、また内輪33
は軸方向に離れて位置する二列の内輪軌道34を
有している。前記外輪31と内輪33との間に合
成樹脂製の保持器41を二個配設し、これらの二
個の保持器41は軸受の軸心と直角な平面に対し
て面対称となつている。
前記保持器41は第5図に示すように軸方向に
離れて位置する二つの環状部42,43が円周方
向に等間隔に離れて位置する複数の柱44によつ
て連結されており、二つの環状部42,43と複
数の柱44とは一体である。前記隣り合う二つの
柱44と二つの環状部42,43とに囲まれたポ
ケツト45に球面ころ47を配設し、またポケツ
ト45を形成する柱の側面51は、軸受の軸心と
球面ころの軸心とを含む平面53に対して直角
な、かつ球面ころの軸心を含む平面54より軸受
内側の部分と軸受外側の部分とに、球面ころの転
動面55に則した曲率の円弧を軸方向および半径
方向に有する凹曲面57,58とそれぞれ有して
いる。前記柱の側面51と球面ころ47とは面接
触するので柱の側面51と球面ころ47の接触面
積が多く、柱の側面51と球面ころ47との接触
面圧が低いので柱44の摩耗が少い。
離れて位置する二つの環状部42,43が円周方
向に等間隔に離れて位置する複数の柱44によつ
て連結されており、二つの環状部42,43と複
数の柱44とは一体である。前記隣り合う二つの
柱44と二つの環状部42,43とに囲まれたポ
ケツト45に球面ころ47を配設し、またポケツ
ト45を形成する柱の側面51は、軸受の軸心と
球面ころの軸心とを含む平面53に対して直角
な、かつ球面ころの軸心を含む平面54より軸受
内側の部分と軸受外側の部分とに、球面ころの転
動面55に則した曲率の円弧を軸方向および半径
方向に有する凹曲面57,58とそれぞれ有して
いる。前記柱の側面51と球面ころ47とは面接
触するので柱の側面51と球面ころ47の接触面
積が多く、柱の側面51と球面ころ47との接触
面圧が低いので柱44の摩耗が少い。
保持器41はある柱の外周面とその隣りの柱の
外周面との間隔Bおよびある柱の内周面とその隣
りの柱の内周面との間隔Cはいずれも球面ころ4
7の対向する個所の直径より短い部分を有する。
従つて、柱の外周面61の円周方向の幅寸法およ
び柱の内周面62の円周方向の幅寸法はいずれも
長いので柱44の剛性が強く、また球面ころ47
はポケツト45内からの脱落を防止されているの
で軸受の組立および軸受の組立の自動化が容易で
ある。
外周面との間隔Bおよびある柱の内周面とその隣
りの柱の内周面との間隔Cはいずれも球面ころ4
7の対向する個所の直径より短い部分を有する。
従つて、柱の外周面61の円周方向の幅寸法およ
び柱の内周面62の円周方向の幅寸法はいずれも
長いので柱44の剛性が強く、また球面ころ47
はポケツト45内からの脱落を防止されているの
で軸受の組立および軸受の組立の自動化が容易で
ある。
前記柱の側面51と環状部42,43との境界
部におけるる半径方向の外周面には第5図および
第7図に示すように断面が円弧状になつている半
径方向のみぞ65がそれぞれ設けられ、この半径
方向のみぞ65は保持器41の射出成形時、ポケ
ツト45への球面ころ47の挿入時および軸受の
作働時等に、柱の側面51と環状部42,43と
の境界部に加わる応力集中を緩和して保持器41
の破壊および側面51の形状の乱れをそれぞれ防
止する。
部におけるる半径方向の外周面には第5図および
第7図に示すように断面が円弧状になつている半
径方向のみぞ65がそれぞれ設けられ、この半径
方向のみぞ65は保持器41の射出成形時、ポケ
ツト45への球面ころ47の挿入時および軸受の
作働時等に、柱の側面51と環状部42,43と
の境界部に加わる応力集中を緩和して保持器41
の破壊および側面51の形状の乱れをそれぞれ防
止する。
前記柱の外周面61の円周方向の中央部には軸
方向のみぞ67が設けられている。この軸方向の
みぞ67は保持器41の射出成形時およびポケツ
ト45への球面ころ47の挿入時に柱の外周面6
1の円周方向の両端部を弾性変形しやすくさせる
ので、柱の側面51の形状の乱れおよび保持器4
1の破壊をそれぞれ防止するのに有効である。
方向のみぞ67が設けられている。この軸方向の
みぞ67は保持器41の射出成形時およびポケツ
ト45への球面ころ47の挿入時に柱の外周面6
1の円周方向の両端部を弾性変形しやすくさせる
ので、柱の側面51の形状の乱れおよび保持器4
1の破壊をそれぞれ防止するのに有効である。
前記柱の側面51の軸方向の中央部には半径方
向のみぞ状の凹部71が設けられ、この凹部71
内にはグリース等の潤滑剤が保持される。前記凹
部71内の潤滑剤はポケツト45内へ流出するの
で軸受の潤滑性能が向上する。また、保持器41
の加工精度および変形等により、柱の側面51の
軸方向の円弧の曲率半径が球面ころの転動面55
の軸方向の円弧の曲率半径より大きくなつても、
球面ころ47は柱の側面51の軸方向の二ケ所以
上に接するので球面ころ47は柱の側面51に安
定に支持される。前記凹部71は保持器41の射
出成形時およびポケツト45への球面ころ47の
挿入時に、柱の側面51と環状部42,43との
境界部に加わる力を軽減する。
向のみぞ状の凹部71が設けられ、この凹部71
内にはグリース等の潤滑剤が保持される。前記凹
部71内の潤滑剤はポケツト45内へ流出するの
で軸受の潤滑性能が向上する。また、保持器41
の加工精度および変形等により、柱の側面51の
軸方向の円弧の曲率半径が球面ころの転動面55
の軸方向の円弧の曲率半径より大きくなつても、
球面ころ47は柱の側面51の軸方向の二ケ所以
上に接するので球面ころ47は柱の側面51に安
定に支持される。前記凹部71は保持器41の射
出成形時およびポケツト45への球面ころ47の
挿入時に、柱の側面51と環状部42,43との
境界部に加わる力を軽減する。
前記軸受の側面側の環状部43の柱の内周面6
2より内周の部分75の軸受内側の側面73は軸
受の軸心と直角な平面になつており、この内周の
部分75と球面ころ47との間のすきまは、軸受
の側面側の環状部の柱の内周面と柱の外周面との
間の部分78と球面ころ47との間のすきまより
大きくなつている。従つて、保持器41の射出成
形時の変形、軸受の作動時の遠心力による変形、
および軸受の作動時の温度上昇による変形等によ
つて内周の部分75は軸受内側へそる傾向がある
が、上記内周の部分75は軸受の作動時に球面こ
ろ47の端面を拘束しない。
2より内周の部分75の軸受内側の側面73は軸
受の軸心と直角な平面になつており、この内周の
部分75と球面ころ47との間のすきまは、軸受
の側面側の環状部の柱の内周面と柱の外周面との
間の部分78と球面ころ47との間のすきまより
大きくなつている。従つて、保持器41の射出成
形時の変形、軸受の作動時の遠心力による変形、
および軸受の作動時の温度上昇による変形等によ
つて内周の部分75は軸受内側へそる傾向がある
が、上記内周の部分75は軸受の作動時に球面こ
ろ47の端面を拘束しない。
前記軸受の側面側の環状部の柱の内周面より内
周の部分75と球面ころ47との間のすきまには
グリース等の潤滑剤が保持され、このすきま内の
潤滑剤はポケツト45に流出するので球面ころ4
7の軸受外側の端面と転動面55との境界部のエ
ツジによ内へ油膜切れ等が防止される。前記軸受
の側面側の環状部43の内周面は保持器の案内面
81であり、この案内面81は内輪33の保持器
案内面によつて案内される。
周の部分75と球面ころ47との間のすきまには
グリース等の潤滑剤が保持され、このすきま内の
潤滑剤はポケツト45に流出するので球面ころ4
7の軸受外側の端面と転動面55との境界部のエ
ツジによ内へ油膜切れ等が防止される。前記軸受
の側面側の環状部43の内周面は保持器の案内面
81であり、この案内面81は内輪33の保持器
案内面によつて案内される。
前記保持器41は合成樹脂の射出成形によつて
製造され、第9図に示すようにポケツト内に位置
する金型82をラジアル方向外方に抜いて製造す
る。この場合、柱の外周面61の円周方向の両端
部は幾分弾性変形し、またポケツト45への球面
ころ47の挿入時に柱の外周面61の円周方向の
両端部は幾分弾性変形する。
製造され、第9図に示すようにポケツト内に位置
する金型82をラジアル方向外方に抜いて製造す
る。この場合、柱の外周面61の円周方向の両端
部は幾分弾性変形し、またポケツト45への球面
ころ47の挿入時に柱の外周面61の円周方向の
両端部は幾分弾性変形する。
前記二列の内輪軌道34の間に浮き案内輪86
が配設され、内輪33に嵌合している。前記浮き
案内輪86は内輪33に案内され、球面ころ47
の軸受内側の端面と保持器41とを案内する。
が配設され、内輪33に嵌合している。前記浮き
案内輪86は内輪33に案内され、球面ころ47
の軸受内側の端面と保持器41とを案内する。
第10図は保持器の参考例であるが、柱の側面
51は球面ころ47の軸心と直角な平面による断
面が二次曲線となつている。なお、第10図に示
す参考例の他の個所は第4図ないし第8図に示す
実施例と同様に構成されている。
51は球面ころ47の軸心と直角な平面による断
面が二次曲線となつている。なお、第10図に示
す参考例の他の個所は第4図ないし第8図に示す
実施例と同様に構成されている。
第11図は保持器の参考例であるが、柱の側面
51と環状部42,43との境界部には半径方向
の外周側と内周側とに半径方向のみぞ65がそれ
ぞれ設けられている。
51と環状部42,43との境界部には半径方向
の外周側と内周側とに半径方向のみぞ65がそれ
ぞれ設けられている。
また柱の内周面62の円周方向の中央部にも軸
方向のみぞ67が形成されている。さらに柱の側
面51の軸方向の中央部より両側の部分は、第1
2図に示すように軸受の軸心と球面ころの軸心と
を含む平面53に対して直角な、かつ球面ころの
軸心と含む平面54より軸受内側の部分と軸受外
側の部分とに、軸受の作動時に球面ころの転動面
55に接する平面状部98,99をそれぞれ有し
ている。なお、図示の実施例の他の個所は第4図
ないし第8図に示す実施例と同様に構成されてい
る。
方向のみぞ67が形成されている。さらに柱の側
面51の軸方向の中央部より両側の部分は、第1
2図に示すように軸受の軸心と球面ころの軸心と
を含む平面53に対して直角な、かつ球面ころの
軸心と含む平面54より軸受内側の部分と軸受外
側の部分とに、軸受の作動時に球面ころの転動面
55に接する平面状部98,99をそれぞれ有し
ている。なお、図示の実施例の他の個所は第4図
ないし第8図に示す実施例と同様に構成されてい
る。
第13図ないし第18図はこの考案の他の実施
例を示す複列自動調心ころ軸受であるが、第13
図では軸受の側面側の環状部43の外周面と外輪
31に設けたシール面93とが接触または非接触
の密封部を構成する。また、保持器の案内面81
と内輪33の保持器案内面とは密封部を構成する
ので軸受内の潤滑剤は密封され、軸受幅が長くな
く、部品点数が多くなく、そしてコストアツプの
少ない密封性能を有するころ軸受となつている。
また、軸受外径、軸受内径、および幅を変えない
標準タイプの国際的互換性のある密封形自動調心
ころ軸受となつている。
例を示す複列自動調心ころ軸受であるが、第13
図では軸受の側面側の環状部43の外周面と外輪
31に設けたシール面93とが接触または非接触
の密封部を構成する。また、保持器の案内面81
と内輪33の保持器案内面とは密封部を構成する
ので軸受内の潤滑剤は密封され、軸受幅が長くな
く、部品点数が多くなく、そしてコストアツプの
少ない密封性能を有するころ軸受となつている。
また、軸受外径、軸受内径、および幅を変えない
標準タイプの国際的互換性のある密封形自動調心
ころ軸受となつている。
第14図では軸受の側面側の環状部43の外周
面は保持器の案内面81であり、この案内面81
は外輪31の保持器案内面によつて案内される。
また、二列の球面ころ47の間に浮き案内輪86
が配設され、この浮き案内輪86は外輪31に嵌
合している。前記浮き案内輪86は外輪31に案
内され、また浮き案内輪86は球面ころ47の軸
受内側の端面と、保持器41とを案内する。
面は保持器の案内面81であり、この案内面81
は外輪31の保持器案内面によつて案内される。
また、二列の球面ころ47の間に浮き案内輪86
が配設され、この浮き案内輪86は外輪31に嵌
合している。前記浮き案内輪86は外輪31に案
内され、また浮き案内輪86は球面ころ47の軸
受内側の端面と、保持器41とを案内する。
第15図では軸受内側の環状部42の外周面は
保持器の案内面92であり、この案内面92は外
輪31の保持器案内面によつて案内される。
保持器の案内面92であり、この案内面92は外
輪31の保持器案内面によつて案内される。
第16図では軸受の両側面側の一対の環状部4
3が柱44と軸受内側の環状部42とを介して連
結されて一体となつている。
3が柱44と軸受内側の環状部42とを介して連
結されて一体となつている。
第17図では二列の球面ころ47の間に配設し
た浮き案内輪86が外輪31に嵌合し、この外輪
31が浮き案内輪86を案内する。そして、浮き
案内輪86は球面ころ47の軸受内側の端面と保
持器41とを案内する。
た浮き案内輪86が外輪31に嵌合し、この外輪
31が浮き案内輪86を案内する。そして、浮き
案内輪86は球面ころ47の軸受内側の端面と保
持器41とを案内する。
第18図では軸受内側の環状部42が内輪33
に嵌合し、この内輪33が保持器41を案内す
る。
に嵌合し、この内輪33が保持器41を案内す
る。
なお、保持器41と内輪33との間の半径方向
すきまLおよび保持器41と外輪31との間の半
径方向すきまMをいずれも、第19図に示す柱の
側面51と球面ころ47との間の半径方向すきま
Nより大きくすると、保持器41は軌道輪31,
33に接しないで球面ころ47に案内され、保持
器41が熱収縮または熱膨張等によつて軌道輪3
1,33と一体になるロツク現象が碧止される。
すきまLおよび保持器41と外輪31との間の半
径方向すきまMをいずれも、第19図に示す柱の
側面51と球面ころ47との間の半径方向すきま
Nより大きくすると、保持器41は軌道輪31,
33に接しないで球面ころ47に案内され、保持
器41が熱収縮または熱膨張等によつて軌道輪3
1,33と一体になるロツク現象が碧止される。
20図に示したのは参考例を示す単列自動調心
ころ軸受であるが、内輪33は単列の内輪軌道3
4を有している。また、外輪31と内輪33との
間に合成樹脂製の保持器41が一個配設され、こ
の保持器41は第21図に示すように軸方向に離
れて位置する二つの環状部42,43が円周方向
に離れて位置する複数の柱44によつて連結され
て一体である。前記隣り合う二つの柱44と二つ
の環状部42,43とに囲まれたポケツト45に
球面ころ47を配設し、またポケツト45を形成
する柱の側面51は、第22図に示すように軸受
の軸心と球面ころの軸心とを含む平面43に対し
て直角で、かつ球面ころの軸心を含む平面54よ
り軸受内側の部分と軸受外側の部分とに、球面こ
ろの転動面55に則した曲率の円弧を軸方向およ
び半径方向に有する凹曲面57,58をそれぞれ
有している。前記柱の外周面と隣りの柱の外周面
との間隔Bおよび柱の内周面と隣りの柱の内周面
との間隔Cはいずれも球面ころ47の対向する個
所の直径より短かく、また柱の側面51と環状部
42,43との境界部には半径方向のみぞ65が
それぞれ設けられている。前記柱の外周面61の
円周方向の中央部には軸方向のみぞ67が設けら
れ、また柱の側面51の軸方向の中央部には凹部
71が設けられている。
ころ軸受であるが、内輪33は単列の内輪軌道3
4を有している。また、外輪31と内輪33との
間に合成樹脂製の保持器41が一個配設され、こ
の保持器41は第21図に示すように軸方向に離
れて位置する二つの環状部42,43が円周方向
に離れて位置する複数の柱44によつて連結され
て一体である。前記隣り合う二つの柱44と二つ
の環状部42,43とに囲まれたポケツト45に
球面ころ47を配設し、またポケツト45を形成
する柱の側面51は、第22図に示すように軸受
の軸心と球面ころの軸心とを含む平面43に対し
て直角で、かつ球面ころの軸心を含む平面54よ
り軸受内側の部分と軸受外側の部分とに、球面こ
ろの転動面55に則した曲率の円弧を軸方向およ
び半径方向に有する凹曲面57,58をそれぞれ
有している。前記柱の外周面と隣りの柱の外周面
との間隔Bおよび柱の内周面と隣りの柱の内周面
との間隔Cはいずれも球面ころ47の対向する個
所の直径より短かく、また柱の側面51と環状部
42,43との境界部には半径方向のみぞ65が
それぞれ設けられている。前記柱の外周面61の
円周方向の中央部には軸方向のみぞ67が設けら
れ、また柱の側面51の軸方向の中央部には凹部
71が設けられている。
なお、柱の側面51と環状部42,43との境
界部は半径方向の外周部と内周部との少なくとも
一方に半径方向のみぞ65を有していれば良い。
さらに、柱の外周面61と柱の内周面62との少
なくとも一方が軸方向のみぞ67を有していれば
良い。なお、柱の内周面62が軸方向のみぞを有
すると、ポケツト内の金型82をラジアル方向の
内方に抜くことができる。
界部は半径方向の外周部と内周部との少なくとも
一方に半径方向のみぞ65を有していれば良い。
さらに、柱の外周面61と柱の内周面62との少
なくとも一方が軸方向のみぞ67を有していれば
良い。なお、柱の内周面62が軸方向のみぞを有
すると、ポケツト内の金型82をラジアル方向の
内方に抜くことができる。
また、保持器41は、柱の外周面と隣りの柱の
外周面との間隔Bが球面ころ47の対向する個所
の直径より長い部分を有しても良く、また柱の内
周面と隣りの柱の内周面との間隔Cが球面ころ4
7の対向する個所の直径より長い部分を有しても
良い。さらに、環状部42,43の柱の内周面6
2より内周の部分が軸受内側へそる傾向がある時
は、環状部42,43の柱の内周面62より内周
の部分と球面ころ47との間のすきまを、環状部
42,43の柱の内周面62と柱の外周面61と
の間の部分と、球面ころ47との間のすきまより
大きくすると、環状部42,43の柱の内周面6
2より内周の部分は軸受の作動時に球面ころ47
の端面を拘束しない。
外周面との間隔Bが球面ころ47の対向する個所
の直径より長い部分を有しても良く、また柱の内
周面と隣りの柱の内周面との間隔Cが球面ころ4
7の対向する個所の直径より長い部分を有しても
良い。さらに、環状部42,43の柱の内周面6
2より内周の部分が軸受内側へそる傾向がある時
は、環状部42,43の柱の内周面62より内周
の部分と球面ころ47との間のすきまを、環状部
42,43の柱の内周面62と柱の外周面61と
の間の部分と、球面ころ47との間のすきまより
大きくすると、環状部42,43の柱の内周面6
2より内周の部分は軸受の作動時に球面ころ47
の端面を拘束しない。
なお、環状部42,43の柱の外周面61より
外周の部分が軸受内側へそる傾向がある時は、環
状部42,43の柱の外周面61より外周の部分
と球面ころ47との間のすきまを、環状部42,
43の柱の内周面62と柱の外周面61との間の
部分と、球面ころ47との間のすきまより大きく
すると、環状部42,43の柱の外周面61より
外周の部分は軸受の作業時に球面ころ47の端面
を拘束しない。
外周の部分が軸受内側へそる傾向がある時は、環
状部42,43の柱の外周面61より外周の部分
と球面ころ47との間のすきまを、環状部42,
43の柱の内周面62と柱の外周面61との間の
部分と、球面ころ47との間のすきまより大きく
すると、環状部42,43の柱の外周面61より
外周の部分は軸受の作業時に球面ころ47の端面
を拘束しない。
また、球面ころの転動面55と柱の側面51と
の間の円周方向すきまを球面ころ47の端面と環
状部42,43との間の軸方向すきまより小さく
すると、球面ころの転動面55が柱の側面51に
案内されるので、球面ころの転動面55と柱の側
面51との間の円周方向すきまを小さくすること
が球面ころ47のスキユーの防止に有効となる。
また、保持器41の温度変化による寸法変化を抑
えるためおよび保持器41の剛性を高めるために
は、合成樹脂にガラス繊維および炭素繊維等の充
填材を加えると良い。この場合は、半径方向のみ
ぞ65および軸方向のみぞ67が柱44の弾性変
形に特に有効である。
の間の円周方向すきまを球面ころ47の端面と環
状部42,43との間の軸方向すきまより小さく
すると、球面ころの転動面55が柱の側面51に
案内されるので、球面ころの転動面55と柱の側
面51との間の円周方向すきまを小さくすること
が球面ころ47のスキユーの防止に有効となる。
また、保持器41の温度変化による寸法変化を抑
えるためおよび保持器41の剛性を高めるために
は、合成樹脂にガラス繊維および炭素繊維等の充
填材を加えると良い。この場合は、半径方向のみ
ぞ65および軸方向のみぞ67が柱44の弾性変
形に特に有効である。
この考案の複列自動調心ころ軸受によると、保
持器は合成樹脂製であり、ポケツトを形成する柱
の側面は、軸受の軸心と球面ころの軸心とを含む
平面に対して直角な、かつ球面ころの軸心を含ん
でいる平面より軸受内側と軸受外側とに、球面こ
ろの転動面に則した曲率の円弧を軸方向および半
径方向に有する凹曲面をそれぞれ有するので、柱
の側面は球面ころと面接触すると共に柱の側面と
球面ころとの接触面積が多く、接触面圧が小さい
ので柱の摩耗が少ない。
持器は合成樹脂製であり、ポケツトを形成する柱
の側面は、軸受の軸心と球面ころの軸心とを含む
平面に対して直角な、かつ球面ころの軸心を含ん
でいる平面より軸受内側と軸受外側とに、球面こ
ろの転動面に則した曲率の円弧を軸方向および半
径方向に有する凹曲面をそれぞれ有するので、柱
の側面は球面ころと面接触すると共に柱の側面と
球面ころとの接触面積が多く、接触面圧が小さい
ので柱の摩耗が少ない。
また、保持器は、柱の外周面と隣りの柱の外周
面との間隔が球面ころの対向する個所の直径より
短い部分と、柱の内周面と隣りの柱の内周面との
間隔が球面ころの対向する個所の直径より短い部
分とをそれぞれ有するので、保持器が球面ころに
対してラジアル方向に移動しても球面ころと柱の
側面との間の円周方向すきまが大きくならず、球
面ころは柱の側面に安定に支持されて傾きにくい
ので球面ころのスキユーが防止される。
面との間隔が球面ころの対向する個所の直径より
短い部分と、柱の内周面と隣りの柱の内周面との
間隔が球面ころの対向する個所の直径より短い部
分とをそれぞれ有するので、保持器が球面ころに
対してラジアル方向に移動しても球面ころと柱の
側面との間の円周方向すきまが大きくならず、球
面ころは柱の側面に安定に支持されて傾きにくい
ので球面ころのスキユーが防止される。
さらに、柱の外周面および柱の内周面はいずれ
も円周方向の幅寸法が長いので、柱の剛性が強
く、球面ころはポケツト内からの脱落を防止され
ているので、軸受の組立および軸受の組立の自動
化が容易である。また、ポケツトを形成する柱の
側面と環状部との境界部に半径方向のみぞを設け
たので、保持器の射出成形時、ポケツトへの球面
ころの挿入時および軸受の作動時等に、柱の側面
と環状部との境界部に加わる応力集中が緩和さ
れ、保持器の波壊および柱の側面の形状の乱れが
それぞれ防止される。
も円周方向の幅寸法が長いので、柱の剛性が強
く、球面ころはポケツト内からの脱落を防止され
ているので、軸受の組立および軸受の組立の自動
化が容易である。また、ポケツトを形成する柱の
側面と環状部との境界部に半径方向のみぞを設け
たので、保持器の射出成形時、ポケツトへの球面
ころの挿入時および軸受の作動時等に、柱の側面
と環状部との境界部に加わる応力集中が緩和さ
れ、保持器の波壊および柱の側面の形状の乱れが
それぞれ防止される。
また、柱の外周面と柱の内周面との少なくとも
一方が軸方向のみぞを有するので保持器の射出成
形時およびポケツトへの球面ころの挿入時に柱の
外周面または柱の内周面の円周方向の両端部を弾
性変形しやすくさせるので柱の側面の形状の乱れ
および保持器の破壊をそれぞれ防止できるという
効果を有する。
一方が軸方向のみぞを有するので保持器の射出成
形時およびポケツトへの球面ころの挿入時に柱の
外周面または柱の内周面の円周方向の両端部を弾
性変形しやすくさせるので柱の側面の形状の乱れ
および保持器の破壊をそれぞれ防止できるという
効果を有する。
第1図は従来の複列自動調心ころ軸受の断面
図、第2図は第1図に示す保持器の平面図、第3
図は第2図のU−Uの断面拡大図である。第4図
はこの考案の一実施例を示す複列自動調心ころ軸
受の断面図、第5図は第4図に示す保持器の平面
図、第6図は第5図のV−Vの断面拡大図、第7
図は第5図のW−Wの断面拡大図、第8図は第5
図のX−Xの断面拡大図、第9図はポケツト内の
金型を抜く時の説明図、第10図は保持器の参考
例を示す断面拡大図、第11図は参考例を示す保
持器の平面図、第12図は第11図のY−Yの断
面拡大図、第13図、第14図、第15図、第1
6図、第17図および第18図はこの考案の他の
実施例を示す複列自動調心ころ軸受の断面図、第
19図は柱の側面と球面ころとの間の半径方向す
きまの説明図、第20図は参考例を示す単列自動
調心ころ軸受の断面図、第21図は第20図に示
す保持器の平面図、第22図は第21図のZ−Z
の断面拡大図である。 [主要部分の符号の説明]、31は外輪、32は
外輪軌道、33は内輪、34は内輪軌道、41は
保持器、42,43は環状部、44は柱、45は
ポケツト、47は球面ころ、51は柱の側面、5
3は軸受の軸心と球面ころの軸心とを含む平面、
54は球面ころの軸心を含んでいる平面、55は
球面ころの転動面、57,58は凹曲面、61は
柱の外周面、62は柱の内周面、65は半径方向
のみぞ、67は軸方向のみぞ、Bは柱の外周面と
隣りの柱の外周面との間隔、Cは柱の内周面と隣
りの柱の内周面との間隔である。
図、第2図は第1図に示す保持器の平面図、第3
図は第2図のU−Uの断面拡大図である。第4図
はこの考案の一実施例を示す複列自動調心ころ軸
受の断面図、第5図は第4図に示す保持器の平面
図、第6図は第5図のV−Vの断面拡大図、第7
図は第5図のW−Wの断面拡大図、第8図は第5
図のX−Xの断面拡大図、第9図はポケツト内の
金型を抜く時の説明図、第10図は保持器の参考
例を示す断面拡大図、第11図は参考例を示す保
持器の平面図、第12図は第11図のY−Yの断
面拡大図、第13図、第14図、第15図、第1
6図、第17図および第18図はこの考案の他の
実施例を示す複列自動調心ころ軸受の断面図、第
19図は柱の側面と球面ころとの間の半径方向す
きまの説明図、第20図は参考例を示す単列自動
調心ころ軸受の断面図、第21図は第20図に示
す保持器の平面図、第22図は第21図のZ−Z
の断面拡大図である。 [主要部分の符号の説明]、31は外輪、32は
外輪軌道、33は内輪、34は内輪軌道、41は
保持器、42,43は環状部、44は柱、45は
ポケツト、47は球面ころ、51は柱の側面、5
3は軸受の軸心と球面ころの軸心とを含む平面、
54は球面ころの軸心を含んでいる平面、55は
球面ころの転動面、57,58は凹曲面、61は
柱の外周面、62は柱の内周面、65は半径方向
のみぞ、67は軸方向のみぞ、Bは柱の外周面と
隣りの柱の外周面との間隔、Cは柱の内周面と隣
りの柱の内周面との間隔である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 外輪は球面の外輪軌道を有し、内輪は内輪軌
道を二列有し、前記外輪と内輪との間に保持器
を配設し、該保持器は軸方向に離れて位置する
二つの環状部が円周方向に離れて位置する複数
の柱によつて連結されて一体であり、該隣り合
う二つの柱と二つの環状部とに囲まれたポケツ
トに球面ころを配設した複列自動調心ころ軸受
において、 前記保持器は合成樹脂製であり、前記ポケツ
トを形成する柱の側面は、軸受の軸心と球面こ
ろの軸心とを含む平面に対して直角な、かつ球
面ころの軸心を含む平面より軸受内側の部分と
軸受外側の部分とに、球面ころの転動面に即し
た曲率の円弧を軸方向および半径方向に有する
凹曲面をそれぞれ有し、 前記保持器は、ある柱の外周面とその隣りの
柱の外周面との間隔が球面ころの対向する個所
の直径より短かい部分と、ある柱の内周面とそ
の隣りの柱の内周面との間隔が球面ころの対向
する個所の直径より短かい部分とをそれぞれ有
し、 さらに前記ポケツトを形成する柱の側面と環
状部との境界部に半径方向のみぞを設け、 前記柱の外周面と柱の内周面との少なくとも
一方が軸方向のみぞを有することを特徴とする
複列自動調心ころ軸受。 2 前記柱の側面の軸方向の中央部が凹部を有す
る実用新案登録請求の範囲第1項記載の複列自
動調心ころ軸受。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16922783U JPS6077815U (ja) | 1983-11-02 | 1983-11-02 | 複列自動調心ころ軸受 |
CA000445049A CA1228886A (en) | 1983-01-21 | 1984-01-11 | Roller bearing |
FR8400827A FR2539829B1 (fr) | 1983-01-21 | 1984-01-19 | Roulement a rouleaux a rotule dans lequel une cage est disposee entre une bague exterieure et une bague interieure |
DE19843401767 DE3401767A1 (de) | 1983-01-21 | 1984-01-19 | Rollenlager |
US06/815,286 US4629339A (en) | 1983-01-21 | 1985-12-27 | Roller bearing |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16922783U JPS6077815U (ja) | 1983-11-02 | 1983-11-02 | 複列自動調心ころ軸受 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6077815U JPS6077815U (ja) | 1985-05-30 |
JPH0124424Y2 true JPH0124424Y2 (ja) | 1989-07-25 |
Family
ID=30369753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16922783U Granted JPS6077815U (ja) | 1983-01-21 | 1983-11-02 | 複列自動調心ころ軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6077815U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5127387U (ja) * | 1974-08-20 | 1976-02-27 | ||
JPS57197137A (en) * | 1981-04-25 | 1982-12-03 | Schaeffler Ohg Industriewerk | Device for manufacturing holder |
-
1983
- 1983-11-02 JP JP16922783U patent/JPS6077815U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5127387U (ja) * | 1974-08-20 | 1976-02-27 | ||
JPS57197137A (en) * | 1981-04-25 | 1982-12-03 | Schaeffler Ohg Industriewerk | Device for manufacturing holder |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6077815U (ja) | 1985-05-30 |
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