JPH01242125A - 排ガス処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は都市ごみ等の焼却炉から発生する燃焼ガス中の
塩化水素等の酸性ガスを除去する排ガス処理装置におい
て、捕集された排ガス中の排出灰を冷却して有効に利用
するようにした排ガス処理装置に関するものである。

〔従来の技術〕

都市ごみ又は産業廃棄物の燃焼排ガス中罠含まわる極め
て濃度の高い塩化水素等の酸性ガスを除去するため、反
応吸収剤である消石灰粉末等を排ガス中に吹込み且つ集
じん装置ｔＫて捕集された集じん捕集灰（この灰の中に
は未反応の消石灰等の未反応吸収剤が含まれている）を
加湿または冷却して再度排″ガス中に吹込むことＫよっ
て、酸性ガス除去率を高め且つ消石灰の反応率を高める
ための方式は、本出願人によってすでに提案されている
（特願昭５９−２３０３１７）。

この方式においては、第２図に示すように、塩化水素含
有排ガスの集じん装置列に至る一連の排ガスダクト５の
集じん装置ｕの上流側に新鮮な粉状吸収剤（例えば消石
灰）２１をライン％に沿って吹込み、反応室ｎで反応さ
せる。一方、集じん装置２４に捕集された未反応粉末吸
収剤は未反応吸収剤吹込ライン２′７に適宜設けた加湿
装置側を経て。

未反応吸収剤の反応室乙の上流に吹込まれる。

なお、余剰の未反応吸収剤はライン四より糸外へ排出さ
れる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記本出願人が提案した装置において、未反応吸収剤の
反応率を高めるためには、集じん装置から排出される集
じん捕集灰（未反応吸収剤を含む）を出来るだけ冷却す
る必要がある。ところが、集じん装置から排出される集
じん捕集灰の温度は。

設備条件によって異なるが、概ね２００〜３００℃と高
く、例えば３００℃の集じん捕集灰を１例えば消石灰の
場合に望ましい必要冷却温度ω℃以下まで冷却すること
は容易でない。しかも、集じん捕集灰は連続供給される
ため、オンラインでの冷却が必要である。

そこで本発明では、この集じん捕集灰をオンラインでし
かも多量の灰を冷却するようにすることを解決しようと
する課題とするものである。

〔課題を解決するための手段〕 本発明は、排ガス中に吸収剤を供給して酸性ガスを除去
する排ガス処理装置において、排ガス中の灰を捕集する
集じん装置、同集じん装置から排出される灰が供給され
同排出灰を冷却する水冷却スクリューを内装した灰冷却
輸送装置、同灰冷却輸送装置から灰が供給される灰定量
供給機、及び同灰定量供給機から供給される灰を排ガス
ダクト又は排ガス反応室へ還送する灰還送装置を備える
ようＫした。

〔作　用〕

集じん装置で捕集された未反応の吸収剤を含む灰は、灰
冷却輸送装置で輸送される間に水冷却スクリューによっ
て所定温度迄冷却され、灰定量供給機及び灰還送装置に
よって所定量づつ排ガスのダクト又は反応室に還送され
る。

このように、未反応の吸収剤を含む灰は、オンラインで
所定温度に冷却された上、所定量づつ排ガス中に還送さ
れ、低温の未反応の吸収剤と排ガスの酸性ガスとの反応
率が高められる。

〔実施例〕

第１図によって本発明の一実施例を説明する。

図示しない反応室又はダクトにおいて消石灰が噴射供給
されて塩化水素、亜硫酸ガス等の酸性ガスが除去された
排ガスＧは集じん装置１に導入されてこへで灰が捕集さ
れる。２は集じん装置１の下部に設けられた灰出しコン
はアで、灰出しシ３−ト３に接続されている。灰出しシ
ュート３は調節ダンパ４を経て集じん捕集灰の利用側シ
ュート５及び排出側シェード６に接続されている。利用
側シュート５は、中空状となっていてその内部が冷却水
Ｗ１によって冷却され伝動プーリ９によって駆動される
水冷却スクリュ−８を内装した灰冷却輸送装Ｗ１７０入
ロ側に開口し、量器冷却輸送装置７の出口側は灰定量供
給機１０に接続されている。

同灰定量供給機１０は攪拌モータ１２で駆動される攪拌
翼１１を備え、その灰切出し部１３はブロワ１４より空
気冷却器１５を通った空気が供給される空気配管１６に
接続され、灰切出し部１３から排出さｈた灰は同空気配
管１６によって排ガスの反応室１７へ輸送されるように
なっている。Ｗ２は、空気冷却器１５へ供給される空気
の冷却水である。

本実施例では、集じん装＠１で捕集さねた灰、すなわち
集じん捕集灰は、集じん装置の下部に設けた灰出しコン
ベア２によって、灰出しシェード３へ送らねる。灰は、
灰出しシュートの中間部に設けられた排出灰の調節ダン
パー４によって、再利用する灰と系外へ排出する灰Ａと
に分けらねる。

再利用する灰は集じん捕集灰の利用側シュート５へ、系
外へ排出する灰は集じん捕集灰排出側シュート６へ送ら
れる。再利用する灰は集じん捕集灰の冷却輸送装置７へ
送られる。集じん捕集灰の冷却輸送装置７には灰の冷却
と灰の輸送を行う水冷却スクリュ−８が内装され、この
水冷却スクリュー８は空中になっており冷却水Ｗ１が連
続供給され、冷却水Ｗ１によっ七集じん捕集灰は同スク
リ、−８によって輸送される間に所定の温度迄冷却され
る。この集じん捕集灰の冷却輸送装置７で冷却された灰
は、つぎに定量供給機１０へ送られ、灰切出し部１３か
ら所定量、連続的に切出さねる。冷却器定量供給機１０
には攪拌翼１１が内装され供給機内の灰の均一化が図ら
れている。

切出さねた冷却器は、ブロア１４にて発生させ、空気冷
却器Ｉ５を通して冷却した空気配管１６を通る空気によ
り反応室１７の方へ送られ、塩化水素等の酸性ガス除去
用吸収剤として再度利用される。

本実施例では、上に説明したようＫ、集じん装＃１で捕
集さハた未反応の吸収剤を含む灰は、灰冷却輸送装置７
内で水冷却スクリ：Ｌ−８によって所定温度迄冷却さワ
ル。このように冷却された灰は、灰定量供給機１０によ
って所定量づつ空気配管１６に供給され、空気冷却器１
５によって冷却さねたファン１４で発生する空気によっ
て更に冷却されて空気配管１６内を通って反応室１７に
十分に冷却された状態で還送される。

従って、未吸収剤を含む所定量の灰は、オンラインで十
分に冷却された上反応室に導入され、排ガス中の塩化水
素等の酸性ガスと高い反応率で反応してこかを除去する
ことができる。

実験例： 排ガス量３０００ＯＮｍ３７ｈ規模の都市ごみ焼却炉排
ガス処理装置として第１図に示す構造の装置を使用した
。電気集じん装置より排出される集じん捕集灰は４００
ｋｇ／ｈ　　で約３００℃の高温である。この灰のうち
から１５０ｋｇ／ｈ分を再利用法として使用し。

残り２ｓｏｌｖ／ｈを系外へ排出した。約３００℃の集
じん捕集灰は灰冷却輸送装置で１２０℃まで下がり、更
に冷却された輸送空気によって反応室へ噴射される直前
で関℃まで下がった。

その結果、未反応吸収剤（消石灰）の反応率が上がり、
塩化水素除去率は約１５％増大し集じん捕集灰の有効利
用ができることが判明した。

〔発明の効果〕

本発明は以上説明したよ５に、高温で排出される未反応
吸収剤を含む集じん捕集灰をオンラインで十分に冷却し
、その上で排ガス中に還送することＫよって、未反応吸
収剤の反応率を上げることができ、集じん捕集灰の有効
利用を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の説明図、第２図は従来方式
としての特願昭５９−２３０３１７号に係る方式の基本
フロー説明図である。 １・・・集じん装置、　　　２・・・灰出しシュート。 ７・・・灰輸送冷却装置、８・・・水冷却スクリエー。 １０・・・灰定量供給機、１３・・・灰切出し部。 １４・・・ブロワ、１５・・・空気冷却器。 １６・・・空気配管、１７・・・反応室代理人　弁理士
　　坂　間　　　暁 外２名 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 排ガス中に吸収剤を供給して酸性ガスを除去する排ガス
   処理装置において、排ガス中の灰を捕集する集じん装置
   、同集じん装置から排出される灰が供給され同排出灰を
   冷却する水冷却スクリューを内装した灰冷却輸送装置、
   同灰冷却輸送装置から灰が供給される灰定量供給機及び
   同灰定量供給機から供給される灰を排ガスダクト又は排
   ガス反応室に還送する灰還送装置を備えたことを特徴と
   する排ガス処理装置。